オランダ語

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オランダ語の噂[編集 | ソースを編集]

  1. 江戸時代の日本人にとって、これがほぼイコール「西洋の言葉」だった。
    • 吉宗の書輸入解禁以後、日本人はここぞとこの言語で書かれた本を集めまくった。
    • そしてそのまま「蘭学」という言葉に……
    • それゆえ、西洋の人相手ならこの言葉で話せば通じると誤解する人も現れてしまった。
      • 福沢諭吉は4年間オランダ語を勉強しまくったが、横浜の外国人街に溢れていたイギリス人やアメリカ人相手にオランダ語が通用しないことを知り、すぐさま英語に学習言語を切り替えたという。
    • 江戸時代は英語よりもオランダ語は重要だった。蘭語と呼ばれていた。
    • 刈谷勉三はオランダ語を学んでいた。
    • アメリカは幕府との交渉のためオランダ生まれのヒュースケンスを雇い、通訳として派遣した。
      • 通商条約交渉の際の通訳。その後も日本に留まるが、薩摩藩士に襲撃され落命する。
    • 日本人でオランダ語を解する割合は、正直当時から変わってないような気がする。
  2. vの発音が曲者。オランダ語辞典でvは発音記号では/v/だがカタカナでは「フ」って書かれてた。「オランダ語のvはfにちかい」と説明されてて、「そんなのあり?」って思った。
    • ドイツ語のvと同じ発音なのかな?
    • 日本で有名なところだとフィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)。
  3. 京都外大でオランダ語学べる。
    • でもオランダ人はほとんどが英語ぺらぺらだから、フランス語とドイツ語とスペイン語ロシア語よりも需要は低い。
  4. iとjをくっつけたがる。
  5. 母音を伸ばしたがる(例:aa,ee..など)。
  6. ヨーロッパ以外では基本的に用いられないと思いきや、何故か南米にもオランダ語圏が
  7. 一応、北部ベルギー人もオランダ語を母語としている。

オランダ語とドイツ語[編集 | ソースを編集]

  1. オランダ語は元々ドイツ語方言である。
    • いち早くルネサンスを迎えたため自分たちだけで独自の標準語を整備し、後発の標準ドイツ語を田舎者の言葉と軽蔑していたらしい。
    • 宗教の違いも影響した。オランダはカルヴァン派が多く、ルター(ルーテル)のドイツ語訳聖書はお呼びでなかった。一方北ドイツの低地ドイツ語はオランダ語に近似の方言であるが、ルターの聖書を通じて標準ドイツ語を受容していった。
    • オランダの事を英語ではネーデルランドと共にダッチ(Dutch)を使用する事があるがそのダッチとドイツは実は同言語。

オランダ語と英語・北欧語[編集 | ソースを編集]

  1. なお、宿敵イギリスの英語からみて一番近い主要言語はオランダ語である。デンマークから北フランスに至る北海沿岸からブリテン島に渡ってきたのだから当然といえば当然。
  2. オランダは英語力がとても高い。ドイツよりも上手。
    • ほかにもデンマーク、スウェーデン、ノルウェーなどのゲルマン語の国は自国の言語の知名度が低いからドイツとフランスよりも英語を学ぶ意欲が強い。
    • これらゲルマン系マイナー諸言語は、ドイツ語(標準語および中南部方言、いわゆる高地ドイツ語)のような第2次子音推移がないので、基礎語彙の語形が英語により近い分、英語の習得も楽だと思われる。
      • 但し系譜的にはオランダ語以外はやや遠い。中世におけるハンザ同盟による低地ドイツ語(オランダ語に近似、現在では北ドイツの農漁村のマイナー方言)の普及による2次的な収斂と、英語におけるヴァイキングの侵入による2次的な北欧化によって類似度がやや増した部分もありそう。
      • なお、英語はその後フランス語に大幅に影響されたので、文化的語彙についてはラテン系が多くかなり異なる。