もしチェザーレ・ボルジアがイタリアを統一していたら

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チェーザレ・ボルジア

  1. ボルジア朝イタリア王国が誕生し、絶対王政化する。
  2. コルシカ島はイタリア領のままとなり、ナポレオンはイタリアの軍人となる。
    • ナポレオンは「チェザーレ・ボルジアの再来」と呼ばれ、ヨーロッパを征服する。
      • ムッソリーニも「チェザーレ・ボルジア」の再来とされた。
  3. マキャヴェッリはチェザーレ・ボルジアの腹心として活躍。
    • 「君主論」「政略論」などを書いている暇はなかったため、マキャベリズムという言葉も生まれていない。
    • いやむしろ、チェーザレの侵攻に対して巧みな外交手腕と戦術を駆使して対抗し、最後までフィレンツェ共和制と命運を共にする、とかどうよ?
      • あのチェーザレに「かの共和制の現実は腐敗し堕落しきっていた。しかし、かの共和制の理想は一人の驚嘆すべき智将を産み落とし、我がイタリア制覇を10年遅らさせしめた」と嘆息させた、とかいう逸話が残る。
    • レオナルド・ダ・ヴィンチも、チェーザレに従事した近代インフラや要塞建築術の理論的先駆者として歴史に名を残す。芸術的評価は二の次。
  4. イタリア軍は強くなっているはず。
  5. ローマ教皇は一切の権限を奪われて権威だけの存在に祭り上げられる。
    • いや、チェーザレの最も大きな後ろ盾は父のローマ教皇としての権威だから、彼の意志はともかく、少なくとも彼の生きている間は無理だと思われる。
    • 枢機卿をボルジア家で独占し、コンクラーベを実質無効化。イタリア国王がローマ教皇を兼任する形式にした。
      • これに反発する、神聖ローマ帝国やフランス王国が対立教皇を擁立。カトリックの大分裂が再び。
  6. ヴェネツィアも併合したなら、クレタやクロアチアの沿海部(ダルマティア)もイタリア領。
    • オーストリア・ハンガリー帝国は、海に出られない。
    • ただ、当時のヴェネツィアの強大さや、周辺各国(スペイン、フランス、ドイツ、トルコ)に隙を与えられないことを考えると、チェーザレ・ボルジアの時代にヴェネツィア併合はできず、安定した外交関係を結ぶ可能性が高いでしょう。
      • トルコと手を結んで、ヴェネツィアに東西双方から圧力をかけて外交的譲歩を引き出す、って芸当は出来る気がするんだが。まぁ後ろ盾がカトリックだしなぁ・・・
  7. 16世紀にはアンドレア・ドーリアが強力なイタリア海軍を作り、地中海の制海権を握る。
    • イタリア海軍はイスラムの海賊を壊滅させ、北アフリカの主要都市はイタリア領となる。
    • イタリア軍は史実より強く「ヘタリア」は存在しなかった。
    • イタリアもスペインやポルトガルと同様に大航海時代の雄となり、アメリカ大陸やオーストラリアを植民地にしていた。
      • コロンブスはイタリア国王になったボルジアの命を受けて西回りインド航路を発見し、西インド諸島に辿り着き、その地域をイタリアの植民地にしていた。