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もし日本が戦後しばらくして権威主義化していたら/教育

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もし日本が戦後しばらくして権威主義化していたら > 教育

  1. 史実のような教育の著しい腐敗は回避できたか、あっても微かで泡沫のもので済んだ。
    • 歴史教育において自虐史観が長きにわたり浸透することはなかった。
    • 道徳教育が史実より力を入れられ、史実の事件や社会問題の一部は最初からなかったかあっても史実ほど深刻化せずに済んだだろう。
    • 右派や左派を問わず、過激で危険な政治思想に染まる国民は史実より遥かに少なくて済んだに違いない。
      • ヘイトスピーチや暴力的な政治団体は史実より早くからタブー視され、法律で規制されるようになるのも史実より早かった。
      • 一方で民主化運動において自身の思想ゆえに少々過激な思想に染まりそうした行動に出る国民はいたに違いない。
        • 全体からすれば僅かな過激派政治団体のメンバーは史実より相当不自由な境遇にあっただろう。
    • 大学が史実のように左翼の牙城と化すことは当然なかった。
      • 学生運動が活発にならなかったため、その反動として史実のように苛烈な管理教育が行われることはなかった。
        • 管理教育そのものは否定されないので、学校によっては今も管理教育が残っている(主に生徒の学力レベルが比較的低い職業科高校で)
    • 高校進学時における地元集中運動も存在しなかった。
      • 高校入試は完全な自由競争になり、行きたくもない高校に進学させられることもなかった。
        • 高校浪人も史実ほど珍しくなくなる。
      • 1970~80年代に必要以上に高校が増設されることもなく、その分21世紀に入って統廃合で閉校する高校も少なかった。
        • 気がつけば自分の母校がなくなっていた、というケースは余程のことがない限り存在しない。
    • 今でも教師は絶対的権威を持っており、PTAは刃向かうことはできなかった。
      • 従ってPTAの力は現実ほど強くなかった。
        • PTAが教師と野合する事例は史実より多い。
      • いまだに暴力教師が蔓延している。
      • 今でも給食を残すと怒られたり無理やり食べさせられたりしていた。
      • ただし指導方針があまりにも悪質だと判断された場合に厳しい処分が下されるのは史実通り。
      • というかそういう暴力教師はそもそも教職として不適格と看做されるだろうけど……
      • 体罰は今も容認されていただろう。
        • 但し、体罰もその範疇を超えて虐待の域に達した場合は、史実以上に非難され、処分も史実より相当重くなるのは間違いない。
        • 民主化以降は、体罰に対する風当たりも史実と同じ程度に厳しくなっている。
    • 学校内におけるいじめや校内暴力について教師は史実よりもっと厳しい処分を下していた。
      • 少年法が改正された結果、小中学生でもいじめの主犯格や非行少年少女は普通に留置所や刑務所に収監されるようになる。
        • 少年犯罪でも加害者の実名が公表されていた。
      • 当然学校ぐるみでのいじめ隠蔽など起きようもない。万一起きようものなら校長以下全職員が懲戒解雇。
        • 隠蔽に関与した教師の悪質さ次第では、その教師も逮捕されただろう。
  2. 大学進学率は史実ほど上がらず、現在も高卒は史実より厚遇されている。
    • 大学は今でもエリートが行くところ。受験戦争も史実ほど激しいはずがない。
      • 今でも貧乏な家庭の子供の多くは高校卒業後直ちに就職するのが一般的。
        • 奨学金の返済が社会問題になることはなく、学歴格差が所得格差にほとんどそのまま反映されることもない。
      • 中卒で就職する子供は今も一定数いるが、定時制職業学校への通学を前提とするデュアルシステム制になっていた。
      • また史実と違い、いわゆる「受験少年院」はほとんど存在しない。
      • 高専(主に男子)や短大(主に女子)へ進学する生徒の比率はは今も史実より高い。
    • 大学が史実のように乱立することもなく、大学のレジャーランド化は今も起きていない。
      • 日本の大学はアメリカ同様「入るのは簡単だが出るのは難しい」と言われるようになっていた。
        • どこの大学でも講義のレベルが史実より上がるので、留年や中退が史実ほど珍しくなくなる。
        • 全学部生のうち、理系は3割程度が、文系でも2割近くが留年を経験していた。また、中退率も史実より多少上がっていた。
        • 大学を中退した学生が専門学校に進学し直すパターンが史実より増える。
      • その代わり大学の学費は国公立・私立を問わず史実より大幅に安いか、完全に無償化されている。
        • 少なくとも私立大学の学費は高くても国公立大の2倍程度に収まっていた。
    • それでも医学部は全都道府県に新設される。ただし学生運動が活発じゃないのなら最初から○○大学医学部として設置される。
    • 学部・学科の新設も史実ほど進まない。また史実のカタカナ学部学科はもっとまともな名前の学部学科になっていた。
    • 大卒者は史実以上に優遇されることになるが、新規採用者における大卒者の割合が史実より大幅に低いので、さほど問題になることはなかった。
      • また、大学院卒業者は史実以上に更に優遇され、博士号が「取っても食えない」と自嘲気味に言われることもなかった。
      • 理系の博士号取得者は様々なメーカー企業や官公庁・軍から破格の待遇で重用された。
      • また、文系の博士も学術界や実業界で史実以上に活躍していた。
  3. 一方、日本人のノーベル賞受賞者は史実より若干少なかったかも知れない。
    • 化学賞、物理学賞の日本人受賞者は史実ほどは多くなかった。
    • 逆に文学賞の日本人受賞者は史実より多かった。
      • 少なくとも史実の楯の会事件を起こさず天寿を全うした(もしくは2018年現在も存命の)三島由紀夫は確実に受賞していた。
    • 経済学賞の日本人受賞者は現在に至るまで出ていないのは史実と同じ。
    • 佐藤栄作の平和賞受賞はなかっただろう。
    • 安倍晋太郎が民主制復古を成し遂げていたら、東洋と西洋の融和に対する貢献とセットで平和賞を受賞していたかもしれない。
  4. ゆとり教育は民主化後の今に至るまで一貫して行われない。
    • またゆとり教育を成立させるに至るきっかけとなった詰め込み教育も史実ほどには進まない。
    • 2010年代の小中高のカリキュラムは理系科目に限ればほぼ史実と変わらないか、少しだけ多くなっていた。
  5. 権威主義復古の直後に教育勅語と修身科の授業が復活し、民主化後の今も時代に即した内容の修正を経て続いている。
    • 修身の授業を通じて、国家への忠誠や軍人に対する崇敬が今も教えられている。
      • 戦後活躍した科学者や実業家も、本人の没後5年くらいしてから修身の教科書に入るようになっていた。
    • 2000年代以降はネットリテラシーについても部分的ではあるが教えられている。
      • ネットの普及が史実よりかなり早いので、ソ連崩壊後からネットリテラシー教育が始まっているだろう。
  6. 社会科の授業において、小学校5年生頃から共産主義やナチズム、無政府主義の脅威と危険性を入念に教えるようになっていた。
    • 現在は共産主義やナチズムよりも、カルト宗教やポリティカル・コレクトネスに重点が置かれるようになっている。
    • 行き過ぎた自由主義や個人主義に対する危険性も教えられるようになっているだろう。
  7. 中学受験や小学校受験は大都市中心部であっても史実ほど一般的にならない。
    • 結果として都市中心部の公立中学校が荒廃することもなかった。
    • また、SAPIXやena、浜学園などの中学受験を対象とする進学塾は史実ほど成長できなかったか、高校以上の受験を対象とする塾に鞍替えしていた。
    • 日能研や四谷大塚はそもそも誕生すらしなかったかもしれない。
      • 誕生するとしても民主化以降なのは確実視されるだろう。
  8. 特別支援教育の在り方も史実と相当違った。
    • 盲学校と聾学校の存在は史実と変わらず。
    • 養護学校に通う対象は史実よりかなり狭かった。
      • 養護学校に通うのは基本的に重度身体障害者と重度知的障害者のみ。
        • 重度疾患者と病弱者も養護学校に通うが、専ら身体疾患ばかりの傾向にある。
      • 軽度身体障害者と経度知的障害者は一般校に通うのが大半。
      • 精神障害者はよほどの重度障害である場合を除き一般校であり、高校に関しては体調の回復を待ってから進学するのが常識。
      • 発達障害者や学習障害者は一般校一択。
      • 養護学校の義務化は平成に入ってからだった。
        • 昭和のあいだは就学免除、就学猶予、就学禁止が一貫していた。
  9. 学校の校則は平均して史実より厳しい。
    • 国公立の学校では史実より制服文化が根付いている。また私立学校では一部を除いて制服を着用するのが一般的。
      • 幼稚園から制服を着用するのは最早当然。
      • 小学校で児童に制服を着用させる自治体は史実より相当多い。
      • 私立の小学校は大半が制服を着用する。
      • 中学校や高校の制服着用は史実以上に当然のものに。
        • 制服はあるけど着なくていい学校は史実以上に少ない。
        • 私服制服なんてほぼ考えられない。
          • 被服系の高等専門学校では授業の一環として制作しそれをそのまま着用するところが大半。
            • 被服家の高専ではこの制服のデザインと着用が必修になってるかも
      • 盲学校や聾学校でも制服を着用するのが一般的。
      • 養護学校でも制服を着用するのが最早常識。制服のない養護学校の方がよっぽど珍しい。
      • ブランド制服なんてあり得るわけがない。
      • 独特のデザインの制服もほとんどなかった。
      • 制服のデザインも未だに昭和の延長線上にある地味なものばかりで、お洒落な制服と言えば一部のエリート校ばかりだった。
        • むしろそういう「変わった制服」は中堅レベルかそれ以下の学校にしかなかった。それも民主化後の話。
      • 史実で私服校だったエリート校の一部は未だに制服校だった。
    • 校則違反で男子生徒が丸坊主やスポーツ刈りになる事例も史実より多い。
    • 無条件で男子生徒は丸坊主やスポーツ刈りも史実よりは多い。
      • これらの傾向が都市部より地方に多いのは現実通り。
      • ただし民主化後この傾向は現実と同様に廃れていくのは不可避だろう。
    • 女子高生の茶髪、細眉普及は史実より遅かった。
      • 茶髪に限らず染髪は地毛でもない限りは令和初期の現在もほぼタブー視されている。
        • 2000年代中盤にもなったら流石に茶髪くらいは容認されるような気がするけど……。
      • ルーズソックスも史実より遅かったか場合によってはなかった。
      • 史実の所謂JK文化は現実より遅れて、かつ現実より少数の生徒に普及する程度に留まっていた。
      • もしくは、現実世界におけるこのような文化の担い手は、中学卒業後すぐに就職して社会人として活動していた。そのためこれらのファッションやライフスタイルは「JK文化」ではなく「10代女子の文化」として捉えられるようになっていた。
    • 女子高生のミニスカートは史実よりむしろ早まっていた。
    • スケバン(超ロングスカート・パーマ)からそのまま黒髪・ハイソックスに移行していた。
      • スケバン刑事の存在は史実と変わらず、むしろ史実より流行っていた。
    • 三つ折りソックスも未だに健在で珍しくない。



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