もしGHQによって日本の公用語を英語に変えさせられていたら/純日本語訳版

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  1. 進駐軍が撤退したのち、再び日本語は公用語のひとつに戻る。然れどもアルフアベツト表記並びに英単語混じり。
    • 例壱:ツデイの天気イン東京わ晴れデス。
    • 例弐:ユアカンパニーズリポーターわトレインでゴーバツクしました。
      • この手の表現は既にEngrishとして存在する。というか、日本人が英語を使おうとしたときのデフォ。
    • 新聞などでの片仮名英語表記がより英語に近くなる。
    • ということは、ルー語ばかりってこと。
    • 英語以外を由来とする外来語が、英語由来の言葉に置き換えられる(パン→ブレッド等)。
  2. 吉本興業、ナベプロ、ジヤニーズ事務所、米国に本格進出。
  3. 長嶋茂雄が金田一春彦のやうな存在になつてゐた。
  4. 原則日本語は使用禁止。冷戦終結後徐々に許可されるも、全部アルフアベツトで、英米人に読み易い羅馬字になる。
    • 原文ではローマ字ではないが、英語ですらない謎の記述がされている。
  5. 国際コミユニケイシヨン英験、第二言語用英験、国聯英検、剣橋英検等ありとあらゆる英語の検定試験が無くなつてゐる。
    • トエフルはアメリカの大学に留学したい人のためのテストなので、何も日本人だけを対象にしている訳ではなく、我々の母語がどうなっていようとやっぱり存座していたと思う。
  6. 病院が比律賓人看護婦で溢れる。
    • 比律賓人訛りが一般人に普及する。エリイトは之を馬鹿にする。階級ヂスクリミネイシヨン(差別)発生。
  7. 「田中ヰリアム」「山本リンダ」等、英語圏のやうな名前が子供達に名付けられる。
  8. 漫画並びに活動漫画の題名が見た目につまらなくなる。
  9. 21世紀に入ると印度人が次々と移住してきて、各地に印度街が出現!!
    • 印度系住民と比律賓系住民の人口が600万を突破、印度人と比律賓人の対立が問題になる。
  10. 日本の人々がもっと早くから海外旅行に行くようになっていた。
    • 成田エアポートは1960年代にオープンしていた。
  11. 10年後、アメリカの52番目の州にされていた。
  12. 知識人が欧米に移住し、今のフィリピンのような発展途上国になっていた。
    • 日本人が外国へ出稼ぎに出ていた。
    • 東京はマニラよりはむしろ香港に近い形に。現実と比べ、より高く、かつ、より多くの高層ビルが林立していただろう。
  13. 通貨もGHQによってアメリカ合衆国ドルに変えさせられる。
  14. 実際に起こっていたら、原文は完全な英語で書かれ、ローマ字や実際のページのような奇妙な混交文では書かれてはいなかっただろう。
    • 混交文は50年代か60年代ごろには見られたかもしれないが、まず今日は見られなかったはず。今の日本の子供たちは、少なくとも香港人と同程度には英語も使いこなせていただろう。
  15. ウィリアム・シェイクスピアの四大悲劇が何十年もの間日本の教育で教えられ、代わりに源氏物語は今の教育カリキュラムでは除外されていただろう。
    • 日本の古典全般が排除されるという訳ではなく、いくつかは教えられることだろう。但し、全部英訳されたものになっている。源氏は現代人、ことにフェミニストからすれば受け入れられない内容なので、やはり除去される。
      • お察しの通りで、フェミニズムや他の公民権運動、ライツムーブメントは国内でもより強力になっていたであろう。これは、英語が話されることで、英米発の運動が、現実のような言語バリヤーに妨げられずに、直接的に日本に上陸するからである。
  16. 英米同様、革新系勢力も二大政党を成立させるだけの勢力を持ち、自民党は現実程強力ではなかったであろう。
    • そもそも自由民主党はリベラル派ではなく、むしろ保守派なので、保守党と名乗っていたかもしれない。