もしGHQによる日本語のローマ字化計画が実行されていたら
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ポツダム宣言を受諾した日本を占領したGHQは、日本の軍国主義を改め、日本の民主化を推進するという名目で、国語教育における漢字の学習を廃止し、最終的に日本語をローマ字で表記するようにするという計画があった(参考:連合国軍最高司令官総司令部#日本語のローマ字化計画と断念、ローマ字論#アメリカ教育使節団報告)。当然この計画は実行されることなく今に至るのだが、もしこの計画が実行されていたらどうなっていたかを、段階ごとに考えてみよう。
もし当用漢字(常用漢字)以外の漢字の使用が禁止されていたら[編集 | ソースを編集]
- 人名や地名によく用いられる漢字はさすがに禁止できないため、当用漢字(常用漢字)が大幅に増えていた。
- 1954年の「当用漢字補正案」で追加が予定されていた「補正漢字」や、1951年に人名用漢字に指定された漢字は当初から当用漢字→常用漢字となっていた。
- 1968年に教育漢字に追加された115字は当初から教育漢字に指定され、教育漢字の字数は当初から996字となっていた。
- いわゆる「はしご高」や「立の崎」を苗字に使っている場合、苗字の変更を余儀なくされた。
- しかしそのおかげで、携帯などで表示できないという問題は起こらなかった。
- 同じ読みでも表記が微妙に異なるものは統一され、書くときや入力するときに悩むことが減っていた。
- 「わたなべ」の表記は「渡辺」か「渡部」に統一されていた。
- 「さいとう」の表記は「斉藤」に統一されていた。
- 人名以外でまず見かけない異体字は普通に用いられる文字に統一されていた。
- 例. 「眞」→「真」
- 「廣」→「広」
- 「澤」→「沢」
- むしろそこは「嶋」→「島」。上記3つは「異体字」ではなく「旧字体」。
- あと「渕」と「淵」もどちらかに統一されていた。
- 「舘」も「館」に統一されていた。
- 例. 「眞」→「真」
- 「草なぎ」は「草薙」となり、携帯などに配慮して「草なぎ」と表記されることはなかった。
- 魚へんの漢字を列挙した湯のみをお寿司屋さんや雑貨屋で見かけることはなかった。
- 熊本県の某進学校は「黌」へのこだわりを捨てざるを得なかった。
- 「Qさま!!」や「ネプリーグ」では漢字の問題はすぐネタ切れを起こしていた。
- TBSで放送された戦争を扱ったドラマのタイトルは普通に「帰国」になっていた。
- 駅名の場合はかな書きされる場合が多くなっていた。
- 例:「椥辻(京都市営地下鉄東西線)→なぎつじ」
- 蛯原友里の「蛯原」も「海老原」になっていたかもしれない。
もしかんじのしようがきんしされていたら[編集 | ソースを編集]
- さいたましがばかにされることはなかった。
- さいたまていこくはそんざいしない。
- じちたいめいのちょうふくをさけるためにことなるかんじをつかうというしゅほうがつかえないため、あたまにきゅうこくめいをつけたじちたいがふえていた。
- ex. いばらきけん ひたちかしまし
- とくしまけん あわみよしし、あいちけん みかわみよしし
- ごうせいちめいもれんしょうがちゅうしんに。 ex.ふくおかけん ふくまつやざきし
- ex. いばらきけん ひたちかしまし
- みなみセントレアしはこんらんもなくじつげんし、おおくのひはんてきないけんがでることもなかった。
- かかみがはらしのひょうきがしんとうするため、よみかたやかきかたでこんらんがおこることはなかった。
- にほんごでもちいられるもじのかずがげきげんするため、Linuxなどでもちいられるフリーのにほんごフォントのかいはつがさかんになっていた。
- かんじをへんかんするひつようがないため、MS-IMEやATOKがかいはつされることはなかった。
- ジャストシステムは、おもなせいひんはいちたろうでATOKはそんざいしないので、Microsoft Officeがシェアをのばしたのちにどこかのきぎょうにばいしゅうされていた(げんじつでいうところのIBMにばいしゅうされたロータスみたいに)。
- ちゅうがっこうやこうこうのこくごのじゅぎょうでかんぶんがおしえられることはなかった。
- だいがくのだいにがいこくごでちゅうごくごをりしゅうするひとはひじょうにすくなかった。
- 「ハ」「カ」「タ」「ニ」「エ」「ロ」がかんじかカタカナかわからなくなることはなかった。
- どうおんいぎごのくべつができずけっかてきにたいりょうのごいをうしなうため、にほんごがじっしつてきにほうかいしていたかのうせいも。
- かんこくのかんじはいしもどうじきにおきていたかもしれない。
- べんぎじょう「ヰ、ゐ」「ヱ、ゑ」がいまでもつかわれている。
Moshi Nihongo ga Alphabet de Hyokisareru Koto ni Natte Itara[編集 | ソースを編集]
- Wasei Eigo ga Tsukurareru Koto wa Hotondo Nakatta.
- Gairaigo wa English to Onaji Youni Hyokisarete Ita.
- English language wo "Eigo" to ha Yobanaku Natte Ita.
- YRP Nobi Eki ha Heibon na Sonzai ni Natte Ita.
- Sokoha sunao ni "Yokosuka Research Park Nobi" to iu ekimei ni natte ita to omou.
- Kaomojiha Obei de Tsukawarete Iru " :-) " ya " :-( " no Youna Mono ga Omoni Tsukawarete Ita.
- Ima ha motto tanjun'na ":)" ya ":(" nado ni okikawatteiru. :P
- Teinempi→"TNP" no youna ryakugo ga gekizou shiteita.
- Genjitsu no Vietnamese to similar ni natteiru.
そもそも[編集 | ソースを編集]
- ローマ字化が進められていたとしても、戦後の日本で「民主化」がより進んだとは到底思えないのだが。
- そもそもローマ字化にすることでもたらされる「民主化」がどういうものか、さっぱり分からん。
- 「煩雑で不合理な文字を使っている=野蛮人=非民主的」という、典型的な西洋式独善思考。
- 正しくは「こんな3種類以上の文字を使ってるから複雑でわかりにくく識字率が低いのに違いない。民衆が情報を得られないから軍の暴走を招いたに違いない」、というものすごい勘違いから導入されそうになった。実際は当時世界最高の識字率でGHQが念のために行ったテストでも証明されたために計画撤廃。
- あるいは「日本語をローマ字化してしまえば、日本語の文章の読み書きが困難になり、国民の識字率は低くなり、日本の国力を落とすことができるに違いない。」「一兵卒に至るまで命令書を読んで内容を理解できる軍隊など存在させてはならない。」とGHQは考えたのではないだろうか。
- むしろ子音単体で発音できるようになり日本人の外国語習得能力が上がっただろう。
- ミススペリングも減っていた。西洋以外の外国語を学ぶさいも、たとえばnとngが混同されにくくなっていた。
- むしろ漢字文化のせいで活版印刷が普及しなかったせいで近代に東洋が西洋に遅れをとるはめになってしまった。
- むしろ子音単体で発音できるようになり日本人の外国語習得能力が上がっただろう。
- 因みにGHQに協力してローマ字を普及させようとした日本人がいたが、国語の成績が低くコンプレックスで、典型的な自分が気に食わないから漢字廃止してしまえ! という人物だったそうな。
- しかし、現在でこそ漢字の入力や印刷が便利だったが、タイプライターの時代にはあきらかに漢字は探すのが面倒で不合理だった。また、現在の漢字入力でも、結局ローマ字かボポモフォかかな文字から入力しており、漢字を直接押すわけではない。
- また、看板や標識で印刷がつぶれないように微妙に略字っぽくすることがあることもある。簡体字ならこのてんは解決されるが。
- しかし、現在でこそ漢字の入力や印刷が便利だったが、タイプライターの時代にはあきらかに漢字は探すのが面倒で不合理だった。また、現在の漢字入力でも、結局ローマ字かボポモフォかかな文字から入力しており、漢字を直接押すわけではない。
- 「煩雑で不合理な文字を使っている=野蛮人=非民主的」という、典型的な西洋式独善思考。
- そもそもローマ字化にすることでもたらされる「民主化」がどういうものか、さっぱり分からん。