ベタな攻略本の法則

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  1. 発売と同時に刊行される「最速版」と称されるものは、序盤の内容しか攻略していない。
  2. 情報の正確さは、メーカーの協力が得られるかによって差が出る。
  3. 公式で伏せられている内容を載せるために、敢えて許可を取らないことも。
    • 当然、イラストやゲーム画面は使えない。
      • FC版のDQ3やポケモン金銀の非公式本などは公式が伏せている部分も紹介しているが、ゲーム攻略というよりはプレイ日誌みたいな状態と化しているといえる。
  4. 当然だが、中には内容が悪いものも存在する。
    • 薄かったり、読みにくいならまだしも、誤字脱字やひどいと調査不足による嘘情報なんてことも。
      • ここまでくるともはや「読むと逆に迷う」と揶揄される、なんてことも。
        • 絶対に装備を盗めない敵から「盗むことができる」と言い切った某攻略本があったなぁ…。
      • 開発中のゲームをプレイしつつ編集も同時進行なため、仕様の変更に対応し切れないケースも。
      • 初期のポケモンは公式の攻略本でもタイプの相性や技の効果などのミスが多かったなぁ…。
    • 大丈夫?ファミ通の攻略本だよ?」という、宣伝文句をもじったスラングまでできてしまった。
  5. 最近は、ネットの普及なのか需要が低下している。
    • そのためか開発者インタビュー、書き下ろしイラストや開発者しか知り得ないような詳細なデータを掲載し、差別化を図ることも。
      • 特に、ネットゲームやソーシャルゲームだとアップデートで攻略本がすぐに役に立たなくなるため、限定アイテムのシリアルコードを購入特典にする発売方法も見られる。
        • だが、あまりにもマイナーなゲームだと攻略サイトが存在しないか、あっても内容が充実していないこともあるため、攻略本の需要は意外と多かったりする。
        • スマホアプリのように「ダウンロードのみ」のゲームだと、簡単にアップデートできるうえ、ダウンロードコンテンツも出まくるため、「書籍」ではなく「雑誌」の形で発売されることも。
        • 同様の理由で、アーケードゲームでも攻略本が作れない。
  6. ここから先は君の目で確かめてみろ!
    • ここまで来られたキミならばクリアできるはずだ!
    • 特に昔のファミコンのRPGや探偵アドベンチャー。だが一部のRPGは最後の最後までカチッと伝授してくれたものもあった。
      • 逆にアクションやシミュレーションは、最後まで書かれていてもゲーム自体の難易度が鬼すぎる場合、プレイヤーの腕がついていけず結局クリアできない。
      • ドラクエIIIを例に取ると、アレフガルドから先のマップはwii版「I・II・III」の時に初めて攻略本に載った。
  7. 本のタイトルには「攻略」の他、「コンプリート」「指南」「ガイド」といった単語が含まれる。
  8. 巻末はデータ集か用語集。
    • 属性攻撃や状態異常などを考慮して複雑なダメージ計算をしているゲームの場合、これだけで何十ページにもなってしまうこともある。一方で、低年齢層向けのものは単にダメージ=攻撃力-防御力(ダメージ>体力ならば死亡)という単純な式のため比較的量は少ない。
  9. カバーのそでには同じ出版社が出している別ゲームの攻略本情報。
  10. 最近だとゲーム1作につき上下巻、さらには3~4巻に分割されることがある。
  11. たまに下手な攻略本よりも情報を持っているプレイヤーが存在したりする。
  12. 発行元はファミ通、電撃、Vジャンプあたりが多い。
    • デベロッパーが自社作品の攻略本を発行するパターンもある。
      • KADOKAWA(ファミ通、電撃など)やスクウェア・エニックスのように、グループ会社で「ゲームメーカー」と「出版社」をかけ持ちする企業が該当する。
        • スクウェア・エニックスは「最速本はVジャンプ、完全版は自社」が基本。
    • 任天堂作品ならほぼ小学館。
  13. 昔の攻略本(特にファミコン時代の攻略本)は紙質が劣悪なものが多かったんだとか。
  14. 同人誌で攻略本を頒布することも。
    • ポケモンでおなじみのゲームフリークも元々は同人出身。
  15. マップは手書きだったりゲーム画面のツギハギだったりした時期もあった。
    • 最近の作品によくある、3Dが強調されるマップ(平面上で表現しにくいマップ)はCGイラスト。
  16. 5.の資料集以外にも公式ファンサイトの宣伝、(本編とは関係ないが設定を深く理解するための周辺知識として)豆知識コラムなどがついていることも。
    • 例えば逆転裁判の攻略本では、指紋検出による科学捜査や、新司法試験(法科大学院)制度について触れられていた。
  17. 公式攻略本でも載せられないものとして裏ボス(表立ってボスとしているキャラクターよりはるかに強いシークレットキャラ)およびその詳細やシナリオ、またひとまずの目標をクリアした後のシナリオなどが挙げられる。
    • 前者はモンスターハンターでいうところのミラボレアス(当該攻略本では該当ページがないか伏せ字になっていた)、後者はポケモンでいうところの殿堂入り後に相当する。もっとも後者の規制は前者と比べて緩く、完全版で普通に書かれているが。
  18. 攻略とは関係ない行動)を勧めていることも。場合によってはそれをすると主人公が死ぬ可能性があるものもある。
    • 例えばモンスターハンターでは序盤に倒せない強さのモンスターが出るのが通例(出会うのは避けられず、うまく逃げるしかない)だが、攻略本では「実際に攻撃してみて強さを体感してみよう」とあった。
  19. 初めにそのゲームの序盤シナリオや世界観について簡単に触れられている。
    • 次いで簡単な操作方法→各マップ・ステージの解説→資料集(本編に比較的関係あるパラメーター類)→資料集(あまり関係ない原画集やインタビュー)と続く。
      • アクション要素が少ないゲームの場合、最後にまとめてどれを選択すればどのエンディングになるか(orクリアするか)のフローチャート図がある。
  20. 巻末には問い合わせ先があるが、「ゲーム内容についての問い合わせには一切応じられません」とある。
  21. さすがに裏技やチート、未発表コンテンツ(没ネタ含む)やそれを無理やり出す方法は書いていない(書いてあったら訴訟沙汰だが)。
    • インターネットはこれを補完するが、たまに嘘情報がある。動画付きのものが望ましいが、実行は自己責任で。まれに開発元が修復ツールを用意してくれるが、大概は初期化してやり直し(byポケモンの壁埋まり修復ツールでも直せず自滅で何とか戻った人)。