ベタな漫画単行本の法則

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ベタな漫画単行本の法則[編集 | ソースを編集]

  1. 価格は週刊で400~500円、月刊で500~700円、月刊大判で700円以上。
    • 収録話数が多いときに値段が上がるのは仕方ないが、ページ数が少ないのに値段が変わらないのは納得がいかない。
  2. 発売間隔は週刊で2、3ヶ月に1冊、月刊で半年に1冊。
    • もちろん休載などでストックが溜まらない場合はこの限りではない。
    • アニメ化中に一気に刊行することもある。
      • 最新巻を買ったら、先月買った雑誌の話が早々と収録されていた、なんてこともある。
      • 「この続きが次号で読めます」と帯に書いてあったり。
      • 1巻2巻同時発売もよくある。
  3. 表紙は基本的に統一感がある。
    • たまに買いづらい表紙がある。レジに持って行きにくい…
      • 某マンガでは、カバーには着衣の女の子が出ているのに、カバーを外した表紙ではヌードになっていた。カバーを外して渡されるレンタルショップで借りる時、気まずいことこの上なかった。
    • 背表紙も統一されていたりする。
    • 1980年代~90年代頃の昔に発行されていた、講談社の単行本は[KC][KC][KC]…と味気なく、ちょっとトラウマすら覚えた。
      • 逆に統一されてない単行本レーベルの例だと、「ドラゴンクエスト 天空物語」の「GAG→GFC→STC→GFC」がある。
    • 少女漫画の単行本は今でも背表紙が統一されていることが多い。
    • 表紙にもお遊びが入っていることがある。
      • 次の巻と横に並べたら絵がつながるとか、最終巻と第1巻の構図がそっくりだとか。
    • 作者が体力限界状態で出した際には、雑誌掲載時の扉や別のタイミングで書き下ろしたカラー口絵がそのまま表紙に流用される(例:る〇うに〇心)。
  4. 本誌掲載時と微妙に違っている。
    • 誤植を直したり加筆修正を加えたり。
      • 雑誌での連載時は正しい台詞だったのに、単行本でなぜか誤植になってしまうことも。
      • 広告が入っているページには長いコマが挿入されたり、オマケが入ったりする(特に少女漫画)。
    • 誤植はともかく、絵に関しては読者が忘れているような箇所が修整されている。
      • 人気もなく打ち切られたものは修正すらされない(例:椎名高志の一番湯のカナタ)
    • 連載誌でやってこそのネタであり単行本に載せると意味が通じなくなるセリフが差し替えられている。
    • 大人の事情で表現が改変される場合もある。
    • コラボレーション企画だったのがなかったことにされている(コラボが行われたのが1コマだけだった場合)。
  5. 過去の読み切りが掲載される。掲載号を持っていなかった読者にとっては嬉しい限りである。
  6. イラストカット、キャラクタープロフィール、おまけ漫画などが書き下ろされる。
    • 表紙をめくったところにもあるかもしれないので要チェック。
    • ゲスト投稿で単行本発売を祝われることもある。
    • 「このキャラクターは○○に登場する××がモデルで、あまりマンネリにならないよう△△の要素を入れて~」などと、キャラクター創作秘話が描かれたりすることもある。
      • 作中では微塵も本筋に関係ないようなどうでもいい趣向・血液型・来歴などが描き下ろされることもある。
    • 鉛筆ラフで作品の裏話(たいていギャグ)が挟まれる。
  7. 著者近影に自画像が載っている。
    • まえがきに「お買い上げありがとうございます」あとがきに「スペシャルサンクス」と「次巻でお会いしましょう」。
  8. 読者投稿ページがある。
    • イラストコーナー、作者への質問が殆ど。
      • 「作者よりうまい絵を送ってこないでください(笑)」などとコメントが着くこともある。
        • 異常に耽美系だったり、超萌え風のイラストを送ってくる奴がいる傍ら、ちびっ子が頑張って描いたような微笑ましいイラストが掲載されたりして和む。
        • 「載せろ!!」などとキャラに言わせるイラストを送ってくるバカまでいる。
  9. 通常版とは別に限定版も発売される。
    • 小冊子から始まりドラマCD、DVD(OVAと呼んだりOADと呼んだり)、フィギュアが特典として付いてくる。
      • もっと豪華なものだと、DVD→ブルーレイになることも。
  10. アニメ・同人ショップで買うと、ミニ色紙などの特典がもらえる。
    • ジャンプ作品につくことはそんなに無い。
    • 店舗によって違う場合、複数買いをすることもある。
  11. ジャンプとコロコロでは必ず目次の前に登場人物紹介。
  12. 作品によっては単行本に収録されない扉絵がある。
    • 毎回凝った扉絵を書いている漫画家の場合、巻末にまとめて掲載されていたりする。
    • ごく一部の単行本の場合、口絵部分以外にもカラー(4色刷り)のページが挿入されることもある。講談社は特に多い。
      • 「せっかくのカラーだからな!」などとメタ発言していることもある。
  13. アニメ化決定の発表後に発行した場合、地方の民放はもとより、BSですら放送しないにもかかわらず、「アニメ化決定!」「絶賛放送中!」などと銘打った帯がつけられる。
    • 発売の対象となる地域のことなど、完全にそっちのけ。

ベタな漫画単行本の別刷版の法則[編集 | ソースを編集]

  1. 人気が高い作品、もしくは作者の知名度が高く購入増が見込める作品の場合は、通常版とは別に文庫版や完全版が刊行されることもある。
    • あまりに古い作品の場合は通常版が絶版になった後で発売される(古いTV番組のコミカライズなど)。
  2. 最近では電子書籍という便利なものがあるので、通常版が絶版になっても読めるようになっているケースも。
  3. ページ数の都合上、上記のお便りコーナーなどがカットされる。

ベタな文庫版の法則[編集 | ソースを編集]

  1. 収録ページ数が通常コミックスより多い。
    • そのため通常コミックスの2/3くらいの巻数になり、本棚にも財布にも優しい。
  2. 中には最初から文庫版しか出さない漫画のもある(レディコミとか)。
  3. 手塚治虫級じゃない限り、文庫版のファンブックはまず出ない(子供向けのコロタン文庫とかケイブンシャの奴とかは除く)。
  4. たまにまだ連載中なのに刊行されることがある。
  5. セリフの多い漫画だと読みづらい。
  6. 文庫版になると、少年漫画ではついていた漢字のルビ(ふりがな)が削除される。
    • 通常の漢字はまだいいとしても、固有名詞(特に架空の人名、地名)のルビまで削除するのは勘弁してほしい。

ベタな完全版の法則[編集 | ソースを編集]

  1. サイズがでかい。
    • 紙質も上がり、書き下ろしイラストなどが追加される。
      • 表紙も連載完結後に書き下ろされるため、全然中身と絵が違う、なんてことも。
    • ただ、通常コミックスサイズの完全版もある。
  2. こちらも文庫版同様収録ページ数が多くなっていることがある。
  3. 完全版と言っておきながら、古い漫画の場合は原稿散逸や大人の事情などで未収録が相次いでいるようなのもある。
  4. 単行本化が打ち切られた作品がこちらで補完されることもある。
  5. 大人の事情で、版元が連載誌と関係ない出版社だったりすることもある。
    • 一番多いのは「作者が出版社を移籍した」というもの。

ベタなコンビニコミックスの法則[編集 | ソースを編集]

  1. 文字通り、書店よりもコンビニで買うことが多い。
    • が、どこのコンビニでも置いてあるかと言えばそうでもない。
  2. 専用の棚に並べられてる。
    • 雑誌コーナーの近くが多い。
  3. 一話完結型の作品の場合、複数の巻から寄せ集められることもある。
    • こち亀は完全に月刊化している。
    • 「感動編」「冒険編」「恋愛編」など、時系列をバラバラにして題材通りに纏めたものもある。
  4. ページ数・価格が一定でない。
    • 同一シリーズですら揃わない。
      • 特に長編漫画の場合は、薄いのと厚いのが極端に差がある(最悪1.5倍くらいになる)。
    • 途中に広告が入ってたりカバーがついてなかったりするのを除けば、漫画単行本を買うより若干お買い得。
  5. 連載当時に読んでいた作品がコンビニコミックス化すると「もうそんなに時間が経つのか」と思う。
  6. なぜか全巻揃わない。
    • と思ったら不意打ちのごとく再版される。
    • 重版されるたびに細かく仕様が変わる。(例:作者の最近の連載漫画の広告を出版社問わず掲載。)
  7. 作品にまつわるコラムが収録されることもある。
  8. 実写化に合わせて発売された時は、主演俳優が表紙を飾る。
  9. エッチ漫画が雑な白抜きを入れられて、無数の作者のアンソロジー本として出されることもある。
    • なぜかローソンはこれがやたら多い、しかも封すらされていない。いいのか?
  10. 古本屋で投げ売りされる。
  11. 描き下ろしだとヤクザ、事件、雑談ものは鉄板。
    • タイトルは「あなたの知らない闇社会」「本当にあった○○な話」
    • 実在の事件、架空の事件両方が扱われるものの、内容は突っ込みどころの塊。
      • 無名な事件だと事実であることの証明なのか、被害者のモザイク入り顔写真とインタビューが載ることがあるがどう見ても怪しい

関連項目[編集 | ソースを編集]