京都の言葉

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一般[編集]

  1. 一見「普及している京都の言葉」に見えて、実は特定の家系や業界でしか使っていない言葉というケースがしばしばあるので注意。
    • それがどこまで普及するかは、その家系や業界が外とどれだけ付き合いを持っているかに依る。
    • そのような言葉を、素人があたかも一般用語であるかのように使ってハマると、後でネタにされる。

名詞[編集]

  • 「ろーじ」=「路地」
  • 「どんつき」=「つきあたり」
  • 「べべ」=「着物」
  • 「おこぼ」=「ぽっくり/こっぽり(下駄)」
  • 「うち」=「わたし(女性のみ)」
  • 「げんじ」=「くわがたむし」
  • 「あぶらむし」=「ごきぶり」
  • 「にぬき」=「ゆでたまご」
  • 「かしわ」=「鶏肉」
  • 「まむし」=「鰻の蒲焼き」
  • 「たぬき」=「お揚げさん入りあんかけ蕎麦(←諸説あり)」
    • 「たぬき」が指すものは京都と大阪ですら違うので、注文時に勘違いを起こしやすい
  • 「お揚げ」「お揚げさん」=「油揚げ、揚げ豆腐」
  • 「お焼き」=「焼き豆腐」
  • 「おとふ」=「豆腐」
  • 「おしょゆ」=「醤油」
    • 「おしょゆぅ」の方が正確かな。アクセントは「ゆ」に置く。
  • 「おうす」=「薄茶」
  • 「おまん」=「饅頭(食)」
  • 「ぐじ」=「甘鯛」
  • 「きずし」=「酢鯖」
  • 「おぶ/ぶぶ」=「お茶」
  • 「どぼづけ」=「ぬか漬け(特に夏に重石を乗せずにつくるもの)」
  • 「おばんざい」=「日常の食事のおかず」
  • 「ごはんたべ」=「外食にいくこと(花街の言葉)」
  • 「ぼん」=「ぼうや/男の子」
    • 例:「ぼんはいくつ?」=「ぼうやは何歳なの?」
  • 「ぼん/ぼんぼん」=「お坊ちゃん(多くは揶揄をこめて)」
  • 「ええし」=「金持ち/良家」
    • 例:「ええしのぼんやからなあ。」=「いい家のお坊ちゃんだからねえ。」
      • 「英氏(えいし)」が転じてです。
        • 普通に違いますが…。
  • 「でぼちん」=「おでこ/額」
  • 「でんぼ」=「おでき/腫れ物」
  • 「めいぼ」=「ものもらい(病)」
  • 「おそそ」=「女性器」
  • 「おいど」=「お尻」
  • 「おっしょはん」=「お師匠さん」
    • 例:京舞のおっしょはんがおでっさんのおいどを物差しで叩きながら「おそそ、お締め!」
    • 例:男「え、ここか」 女「あ、あかんて、そこおいどやし」 男「ほなら、こっちか。ここやろ。ねぶったるわ。ここ何て言うんや。言うてみ。」 女「おそ…  もう、いけずやわあ。うちそんなん、よう言わん。」
  • 「おでっさん」=「お弟子さん」
    • 外来語に丁寧の「お」は付かないので、「おデッサン(美術)」は間違い。
  • 「おじゅっさん」=「ご住職」
    • 「おてらさん」とも言う
  • 「おしゃも」←「しゃもじ」=「杓子」
  • 「おたま」=「玉杓子」
  • 「もん」=「物、者」
    • 例:「食べもん」=「食べ物」
    • 例:「笑いもん」=「笑い者」
    • 例外:「どらえもん」=「ドラえもん」≠「ドラえ者」
  • 「とこ」=「所」
  • 「ねき」=「すぐそば」
  • 「祗園さん」=「八坂神社」
    • 例:「祗園さんのねきに、お店あるやろ。」「ああ、石段のとこやな。」
  • 「おにっさん」=「西本願寺」
  • 「おひがっさん」=「東本願寺」
  • 「ひっちょう」=「七条」
  • 「はっちょう」=「八条」
  • 「炊いたん」=「煮たもの」「煮物」
    • 例:「今日ご飯何?」「おあげとおなすの炊いたんや」
    • 同様に「焼いたん」「揚げたん」などもよく使う
  • 「なんば」=「とうもろこし」
  • 「おくどはん」=「かまど」
  • 「おっさん」=「和尚さん」
    • 「オッサン」と違い、「お」の部分にアクセントがある
  • 「ちゃいちゃい」=「風呂」「銭湯」

動詞[編集]

  • 「笑かす(わらかす)」=「笑わせる」
  • 「しまう/なおす」=「かたづける」
  • 「ほかす」=「捨てる」
  • 「ねぶる」=「舐める」
  • 「おいない」=「来なさい」
    • 例:「ちょっとこっち、おいない。」=「ちょっとこっちへ来なさい。」
  • 「よばれる」=「ごちそうになる」
  • 「淅す(かす)」=「(お米を)とぐ」
    • 「かする」とも
  • 「よそう」=「(食べ物を碗などに)いれる/つぐ」
    • 例:「おかずもできたし、ご飯よそといてくれる?」=「おかずもできたし、ご飯をお茶碗についでおいてくれる?」
  • 「匂ぐ」=「(匂いを)嗅ぐ」
  • 「去ぬ(いぬ)」=「帰る」
    • 例:「日の暮れなってきたし、そろそろいのか」
  • 「あだける」=「落ちる」

形容詞/形容動詞/副詞[編集]

  • 「いけず」=「いじわる(いわゆる「意地悪」とは少し違うが)」
  • 「えげつない」=「ひどい」
  • 「しんどい」=「疲れた/つらい」
  • らい」=「疲れた/つらい」(アクセントの位置で意味が変わる)
  • 「えい」=「たいへん/ものすごい」
    • 例:「この坂、えらいなぁ」=「この坂、ものすごく疲れるなぁ」
      • かつてはどちらも「らい」。「えい」は近年の発音(大阪の若手芸人の発音?)=つまり京都弁ではない。
      • 標準語のアクセントかも。
      • 今でもほとんどの人は後者を「らい」と発音すると思うけどな。ただし前者の表現は「しんどい」と言う事の方が多い。
  • 「せわしない」=「落ち着きのない」
    • 例:「さっきから貧乏ゆすりばっかりして、せわしないなあ」
  • 「どんくさい/どん」=「動作がにぶい、不器用だ。手際が悪い。」
    • 例:「あんた、どんくさいな。」=「あなた、不器用だね。」
    • 例:「えらいどんなことですんまへんなあ。」=「たいへん手際の悪いことで申し訳ありません。」
  • 「かなん」=「いやだ/困る」
    • 例:「あんた、また汚して来たん。もう、かなんなあ。」=「また汚して来たの。もう困るわあ。」
  • 「あかん」=「だめだ」
    • 国語辞典によると「埒が明かん」の短縮形であるとのこと。
  • 「ほんま」=「本当」
  • 「しょうもない」=「くだらない、つまらない」
  • 「はんなり」=上品で明るい様
    • 例:「はんなりしたええ柄どすな」=「上品で明るい良い柄ですね」
  • 「まったり」=とろりとまろやかで濃い味覚
    • 例:「まったりしてますなあ」=「とろりと濃い味ですね」
  • 「えづくろしい」=下品で派手。不快なほどごちゃごちゃしている。
    • 例:「なんやそのえづくろしいかっこは」=「何ですか、その下品で派手な服装は。」
  • 「辛気くさい(しんきくさい)」=「うっとうしい/じれったい」
    • 例:「もう、のろのろと。何してんの。辛気くさいなあ。」
  • 「じゃまくさい」=「面倒くさい」
    • 例:「ちゃんとなおしといてや。」「じゃまくさいなあ。」=「きちんと片付けておいてね。」「面倒くさいなあ。」
  • 「もっさい」=「質の悪い/趣味の悪い/安物の」
    • 「なんやお前の車、またエンストしてんのか。もっさいの。」
  • 「むさい」=「小汚い」
  • 「安けない」=「安っぽい」
  • 「怪体な(けったいな)」=「妙な/変な」
    • 例:「ほら見てみ。けったいな人が安けないべべ着てるで。」=「見てご覧。変わった人がいかにも安っぽい着物を着ているよ。」
  • 「ぬくい/ぬくたい」=「暖かい」
    • 「風邪ひいたん? ぬくぅして寝ぇや。」=「風邪ひいたの? あったかくして寝なよ。」
  • 「てれこ」=「反対/逆/入れ違い」
    • 例:「なんやちょうど出かけはりましたか。てれこになってしまいましたな。」
  • 「あんじょう」=「上手に/うまく」
  • 「いっこも」=「全く/ちっとも」
  • 「せんど/せんぐり/せんぞ」=「何度も」
  • 「じゅんさいな」=「いいかげんな」
  • 「かいらしい」=「かわいらしい/かわいい」
  • 「ええ」=「良い」
  • 「たいない」=「頼りない」
  • 「うっとしい」=「鬱陶しい」
  • 形容詞の語幹のみで「感動」「詠嘆」を表す。
    • 例:「おおさぶ!」=「ああ寒い!」(「さむい」は「さぶい」と発音する)
      • この場合、「さぶい」は「ぶい」だが、「さぶ!」は「さ」とアクセントの位置が変わる。
  • 形容詞の連用形は「う」の音便形になる。
    • 「良う」=「良く」
      • 例:「良う食べるなあ」=「良く食べるね」
    • 音便化された上に「う」が省略されることもある。
      • 例:「わりとたことるなあ」=「割と高く(たこう)取るなあ」(結構高い値段だなあ)
  • 「おぼこい」=「幼稚な」「未熟な」
  • 「きぎゃりい」=「気分が悪い」

助詞/助動詞/間投詞など[編集]

  • 「(名詞/形容動詞)+や。」=「〜だ。」
    • 例:「きれいやなあ。」=「きれいだね。」
  • 「(名詞/形容動詞)+どす。」=「〜です。」
    • 例:「どすどすけどどうどす?」=「短刀ですけれど、いかがですか?」
  • 「(形容動詞の語幹)+おす。」=形容詞の丁寧形
    • 例:「美しおす」=「美しうございます」
  • 「おす」=「あります」
    • 例:「おすおす?/おす。」=「お酢あります?/はいあります。」
  • 「(五段、下一段、カ変の一部、サ変の一部の動詞の未然形)+へん。」=「〜しない。」
    • 例:「笑わへん。」=「笑わない。」
    • 例:「せぇへん。」=「しない。」
  • 「(上一段、カ変、サ変の一部の動詞の連用形)+ひん。」=「〜しない。」
    • 例:「起きひん。」=「起きない。」
    • 例:「しぃひん。」=「しない。」
    • 例:「来ぃひん。」=「来ない。」
  • 「(動詞の連用形)+まへん。」=「〜しません。」
    • 例:「笑いまへん。」=「笑いません。」
  • 「おへん」=「ありません」
  • 「(動詞の未然形)+しまへん。」=「〜しません。」
    • 例:「笑わしまへん。」=「笑いません。」
  • 「(動詞の連用形)+よし。」=「〜したらいいよ。 〜したらどう?」
    • 例:「ご飯食べよし。」=「ご飯食べたらどう?」
  • 「お+(動詞の連用形)+やす。」=「〜なさい。」
    • 例:「お食べやす」=「お食べなさい」
    • 例:「おやすみやす」=「おやすみなさい」
    • 例:「おかえりやす」=「おかえりなさい」
    • 例:「お越しやす/お出でやす」=「いらっしゃいませ」
  • 「おやかまっさんどした」=「お騒がせ致しました」
  • 「おまっとうさん」=「お待たせしました」
  • 「へえ」=「はい」
    • 例:「へえ、そうどす。」=「はい、そうです。」
  • 「ほな」=「それでは」
  • 「さいなら」=「さようなら」
    • 例:「ほな、さいなら」=「では、さようなら」
  • 「おおきに」=「ありがとう」
    • 「たいへんありがとう」の「たいへん」が京都(近畿圏?)では「おおきに」となり、後ろの「ありがとう」が省略された形。
  • 「はばかりさん」=「ごくろうさま/お世話様でした」
    • 「おおきにはばかりさんどした。」=「ありがとう、お手間かけました。」
  • 「かんにん」=「ごめん」
    • 「堪忍して」=「許して」が短縮された形。「かんにんな/かんにんえ」だと「ごめんね」となる。「ごめんね」も使うけど「め」にアクセントがくる。



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