天部
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天部[編集 | ソースを編集]
- 語源はインドのテーヴァから。
- ペルシャではダエーワ(大悪魔)となりギリシャ語にはダイモーンとなる。アガトダイモーンで守護神、カゴダイモーンで悪霊である。英語に伝わって「デーモン」となった。したがってここでもヒンズー教とゾロアスター教は善悪反転している。
- 「~天」と最後に「天」の名称がなくても天部に属する仏様はいます。特に天部八部衆。以下記載する。
- 天、竜、夜叉、乾闥婆、阿修羅、迦楼羅、緊那羅、摩睺羅伽
- 天部の逸話は「ファンタジー」・「スペースオペラ」と割り切ると、正直楽しい。
独立項目(天部)[編集 | ソースを編集]
阿修羅[編集 | ソースを編集]
- 一種の邪神ではあるが、悪魔と呼んで良いものかどうか。
- 日本の荒御魂と同じように、神様の一面という性格が強いような気がする。
- と、言うわけで悪魔のページから仏のページに移設いたしました。
- 断じて男爵ではない。王である。
- 三面六臂。
- 転じて、ものすごく忙しくたくさんの仕事をこなす時の比喩となる。「――のように働く」
- 出自は、ゾロアスター教の神アフラマヅダーから。
- ペルシャ(イラン)ではアフラ、ミスラとなり、インド側では悪鬼の代表アスラとなった。
- 仏教に帰依したときに天部八部衆の1柱となった。
- ペルシャ(イラン)ではアフラ、ミスラとなり、インド側では悪鬼の代表アスラとなった。
- 阿修羅王の1柱ヴィローチャナ、マハーバリは高確率で大日如来とのこと。
- つまり、密教では悪鬼とされたはずの神々を復権させた。復権どころか主神の地位に戻っている。
- 中期密教以降の時代、インドでは仏教は迫害されていたため悪鬼とされた夜叉や阿修羅を守護神に取り込んだのであった。
- つまり、密教では悪鬼とされたはずの神々を復権させた。復権どころか主神の地位に戻っている。
- 実は降三世夜叉明王や勝三世夜叉明王は「夜叉」と付いているが本当は夜叉族ではなくシュムバ、ニシュムバという阿修羅の兄弟王が出自である。
- 降三世明王像はなかなか仏教に帰依しない大自在天(シヴァ)と妻のウマを踏み殺しているという異彩を放つ仏像である。ヒンズー教の説話とは180度異なっているのだ。
- なお、降三世は密教の曼荼羅において降三世会という世界の中心をも守る存在である。その時のお姿はなんと童子である。
- 降三世夜叉明王や勝三世夜叉明王は仏に帰依しない仏敵と戦うときの大日如来の憤怒態なので、大日如来=阿修羅王説を裏付ける結果にもなってる。
- なお、降三世は密教の曼荼羅において降三世会という世界の中心をも守る存在である。その時のお姿はなんと童子である。
- 降三世明王像はなかなか仏教に帰依しない大自在天(シヴァ)と妻のウマを踏み殺しているという異彩を放つ仏像である。ヒンズー教の説話とは180度異なっているのだ。
- 日本における阿修羅像の代表はなんといっても「天平のアイドル」とも言われる興福寺の阿修羅像
- 三面六臂=阿修羅のイメージはほぼこの仏像のため
- しかし、阿修羅像は三面六臂とは限らない。なお、インドのアスラは三面六臂では表現しない。
- 興福寺の阿修羅像はもはや日本の仏像の代表格の1つである。
- しかし、阿修羅像は三面六臂とは限らない。なお、インドのアスラは三面六臂では表現しない。
- 三面六臂=阿修羅のイメージはほぼこの仏像のため
- 実は御法戦闘の神のみにあらず。禁酒の神でもある。
- ヒンズー教では不死になる「ソーマ」を飲ませてもらえなかったから、禁酒の神にもなったらしい。
- 4大阿修羅王がいる。
- インドの神ヴァルナはすべてのアスラを率いる王だったがヒンズー教が発展していくにつれてアスラ族の神格をもはずされ水の神となり水天として日本に伝わった。
- 同じくミスラは中国、日本には弥勒菩薩として伝わった。
- 修羅界の主であり、この部分が「悪鬼」のイメージを完全脱却できないといわれている。
- 大威徳夜叉明王も「夜叉」とついているが阿修羅族の出自である。マヒシャースラアスラ王である。
- 三面六臂の阿修羅像は本来太陽と月を掲げ持つ。この意味は24時間365日お釈迦様を守りますという意味と、宇宙の全てを動かすという宇宙仏という意味を持つ。
- だからこそ4大阿修羅王の1つラーフラ阿修羅王は日蝕、月蝕を起す。
- やっぱり阿修羅はゾロアスター教の光明神にして宇宙の最高神、アフラマツダーなのである。だからこそ大日如来との関連性が深いとの噂が絶えない。
- この学説は「女神転生」に使われたって本当?
- やっぱり阿修羅はゾロアスター教の光明神にして宇宙の最高神、アフラマツダーなのである。だからこそ大日如来との関連性が深いとの噂が絶えない。
- だからこそ4大阿修羅王の1つラーフラ阿修羅王は日蝕、月蝕を起す。
- あの興福寺の阿修羅像のモデルは光明皇后という噂がもっぱらの評判。
- ちなみに光明皇后は興福寺のみならず東大寺まで設立してるから、なおのことヴィローチャナ・マハーバリ=大日如来説が強まる(奈良の大仏は大日如来です)。
- 少年のように見える、いや少女だと論争がいつも起きるのは光明皇后をモデルに男性にも見えるようにしたから、ということになる。
- 正面が仏の教えに出会った嬉しさ、左の顔は唇をかみ後悔している姿、右がこの世の凄惨な姿を見て悲しんでる姿とも言われる。精神的成長にも読みとれ左→右→正面という順に思春期特有の葛藤と克服と成長を描いているともされている。
- 元祖「仏像萌え表現」とも言われ、「とても戦闘の神としての阿修羅が表現されたとはとても言えない」のは確実とのこと。
- 暗闇の中、下から上に阿修羅像をライトで照らすとあのいつも見るおだやかな正面の顔がとてつもない冷酷な顔に変わる。人間が本気で相手を殺すときはああいいう表現になるのでは。やっぱり御法戦闘の神「阿修羅」なのだ。
- 元祖「仏像萌え表現」とも言われ、「とても戦闘の神としての阿修羅が表現されたとはとても言えない」のは確実とのこと。
- 正面が仏の教えに出会った嬉しさ、左の顔は唇をかみ後悔している姿、右がこの世の凄惨な姿を見て悲しんでる姿とも言われる。精神的成長にも読みとれ左→右→正面という順に思春期特有の葛藤と克服と成長を描いているともされている。
- 少年のように見える、いや少女だと論争がいつも起きるのは光明皇后をモデルに男性にも見えるようにしたから、ということになる。
- 正直有り得ない。そもそも仏像にモデルがいるなんていう想定自体、近代以降の産物。
- 興福寺の阿修羅像が高く評価されたのは明治以降で、江戸時代にはちっとも有名ではなかった。そのような説もごく最近に唱えられ、しかも根拠薄弱すぎる。
- 同時に作成された仏像たちは、総じて子供の顔をしている。この数年前に皇后は、愛する男児を僅か1歳で亡くしていることを考えれば、失った我が子の冥福を祈ってこのような造形になったと考えたほうが妥当。
- モデルじゃないのか・・・。
- ちなみに光明皇后は興福寺のみならず東大寺まで設立してるから、なおのことヴィローチャナ・マハーバリ=大日如来説が強まる(奈良の大仏は大日如来です)。
- 掲示板の名前
- 古代古墳時代に使われた石材運搬用具の名前。帝釈天に踏みつけられた阿修羅から名を取って「修羅」になった。でもそんな仏像も絵も実はない。それどころかインド神話のインドラは何度も阿修羅側の神々に敗北している。要は「偏見」だな。
- もちろん古墳時代には仏教はまだ伝わってないので、後世に出土した石材運搬用具の名前を「修羅」とつけたのだとか。
- 阿修羅は案外悪鬼というよりもヒーロー物の主人公になるほうがアニメ・ゲームでは断然多い。たとえば「シュラト」とか。阿修羅像のイメージも強くヒロインとして登場するアニメも多い。
- 三十三間堂の阿修羅は怒りの姿で「阿修羅」の語から来る意味では「らしい」阿修羅なのだが、実は法隆寺の阿修羅像もかなり別格だ。
- まるで「仏様」それも如来のような仏像を表現している。6本の腕もほそい。これは完璧に少年像で見た感じ・・・これはよーく見ると「やんちゃっ子」に近い。ちゃんと三面六臂になってる。
韋駄天[編集 | ソースを編集]
- 帝釈天配下の最速の神。
- 自分のことをこう自称する奴は大概大したことないヤツである。
- 漫画『ザ・ドラえもんズスペシャル』では鬼神とされ世界を滅ぼす妖怪の帝王・百鬼王に仕える幹部扱いだった。おいおい。
- その足の速さを生かして、子供を守ったり泥棒を捕まえたりする便利屋。
- 弁天と一緒にガチムチのホモだらけの世界で戦ったことがあるらしい。
- 横浜DeNAの梶谷隆幸。
閻魔大王(夜摩天)[編集 | ソースを編集]
- 神(←誰?)が最初に作った人間。だから最初の死の世界の住人となり、管理を任された。
- 双子の妹がいるらしい。
- うそつきの舌を引っこ抜くのが大好きなドS。
- 最近は部下の鬼の方がもっとドSになって、桃太郎の配下の犬猿雉と一緒に罪人を苦しめているらしい。
- 桃太郎は天国に就職しました。
- 最近は部下の鬼の方がもっとドSになって、桃太郎の配下の犬猿雉と一緒に罪人を苦しめているらしい。
- 冥界の王だが、裁判は第三審と最終審判のみ行う。
- 地蔵菩薩の化身ともされる。
- 創作物ではたぶん一番多く登場する仏様。
- 西遊記では孫悟空に「おめーなんかにどとくんな!」と絶縁状を叩きつけた。
- その名を受け継いだ宇宙人の青年とかはまだしも、セルやフリーザを地獄に送った時にはさぞ苦労したことでしょう。彼より強い界王より強いのだから。
- 巨乳の死神と一緒に地獄で暮らしている。
- 杓が返ってこないので罪人が溢れかえっている。
- だから小野篁さんが呼ばれて手伝わされていたのか?
- 西遊記では孫悟空に「おめーなんかにどとくんな!」と絶縁状を叩きつけた。
- ラスボスにされていることも多い気がする。ゲームの桃太郎伝説とか。
- 彼の後ろの浄玻璃(じょうはり)には生前の行いが写る。また、罪の重さを量る秤も持っている。
- 江戸時代の小説「小夜時雨」では襲名性になっていた。
火天[編集 | ソースを編集]
- ひてんじゃない。「かてん」。
- インドの神アグニが出自
- 烏枢沙摩(うすさま)明王と火天に分かれた模様。
迦楼羅天[編集 | ソースを編集]
- 通称ガルーダ。龍をも喰らう鳥の神。
- 仏を守護する八部衆に選ばれている。帝釈天あたりと同じランク。
- 最大サイズまで巨大化すると翼開長1334万㎞(太陽直径の10倍)にもなる。
- あんな顔なのに笛を吹く趣味がある。
- 烏天狗の祖先。
- 異次元からやってきて、ジェットイカロスとグレート合体。
- 中国では「金翅鳥」と呼ばれている。鳳凰とかぶってないか?
歓喜天[編集 | ソースを編集]
- 出自はガネーシャ。
- はっきりいってエロい絵です。抱き合ってる。
- 子づくりの神。子孫繁栄
鬼子母神[編集 | ソースを編集]
- たくさんの子供のために人間の子供たちを攫って食わせ続けていた邪神。
- お釈迦様に子供を隠されて泣き狂い「それがお前に子を奪われた親たちの苦しみだ」と諭され、仏教に帰依し子供たちの守護神となることを決めた。
- この逸話はブッダの半生を描いたあのお方の漫画で現代風にリファインされた。アトムも出るよ。
- お釈迦様に子供を隠されて泣き狂い「それがお前に子を奪われた親たちの苦しみだ」と諭され、仏教に帰依し子供たちの守護神となることを決めた。
- 旦那は毘沙門天配下。
- 西遊記に出てくる鉄扇公主(羅刹女)のモデル。息子の紅孩児を観世音菩薩に帰依させた悟空にマジ切れしたのも、彼女の母性愛の強さゆえか。
- 恐れ入り谷の…。
- 関西では「入谷」ってどこやねん、となる。その手は桑名の焼きハマグリ、ならまだ分かってもらえるんけれど。
- 雑司が谷もお忘れなく。
- 弁財天と吉祥天の母親。
- 手に吉祥果を持つ。名前からしても納得。
- 「~天」と名称に入りませんがもちろん仏教に帰依してからは天部です。というか鬼女(ヤクシニー)から天女扱いに変貌。
- 夫はパンチーカ(般闍迦)夜叉将軍。
- 夫の般闍迦の上司毘沙門天(夜叉王)と愛娘吉祥天がめでたくゴールイン。
吉祥天[編集 | ソースを編集]
- 弁財天の妹で毘沙門天の夫。
- 実はもともと闇を司る神だった。
- インド大反乱の首謀者であるラクシュミー・バーイーの名は彼女からつけられた。
- 母親は鬼子母神だったので甘やかされて育った。
- 姿にだまされちゃダメ。実は毘沙門天の脇待になることも。女戦士でもある。やっぱ夜叉族の子ですよ。甘やかされたのは事実だが。
緊那羅[編集 | ソースを編集]
- 八部鬼衆(のちの天部八部衆)の中では温和。毘沙門天に仕える楽士。インドではキンナラ(男)、キンナリー(女)。漢訳すると「人非人」。
- キンナリーは半人半鳥で天女扱い。
- 男の緊那羅は美声。
- なぜか興福寺の天部八部衆では武装してる(ただし、左腕がかけている)。
乾闥婆[編集 | ソースを編集]
- 八部鬼衆(のちの天部八部衆)の中では温和。帝釈天(インドラ)に仕える楽士。神酒ソーマも守る。
- お香を食べ、肉や酒は一切口にしない。
- インドではガンダルヴァ。実は飛天。
- 天部八部衆の一員であることを象徴すべく、日本では獅子の頭の形を持つ兜をかぶる。
- 医術と安産の神
黒闇天[編集 | ソースを編集]
- 吉祥天の妹であり、不幸を呼ぶ闇の女神。
- つまり幸せと不幸せはコインの表と裏、ということ。
- 閻魔大王の妻らしい。
- え、つまり閻魔さんて弁天さんの義弟なの?
- 実際は内縁の妻というか愛人と言うか、そういう関係だそうだ。
- え、つまり閻魔さんて弁天さんの義弟なの?
- 出自はインドラから天界を奪取した阿修羅王マヒシャースラを抹殺すべくテーヴァの神々が口腔から光を発射して生み出したドゥルガー女神である。シヴァの妻パールバーティーと同一視される。マヒシャースラは抹殺されたが仏教ではこれも全く異なる扱いにされる(大威徳明王の項を参照)。
金毘羅[編集 | ソースを編集]
- インドの神クンビーラ(あるいはマカラ)が出自。仏教では宮毘羅(くびら)。実はワニの神でアスラ王ヴァルナや女神ガンガーの乗り物。
- 神仏混合され、金毘羅(こんぴら)権現に。
- クンビーラとクベーラは一切関係ない。だから毘沙門天とも一切関係ない。同じ夜叉神だけあって間違える人多数。
- 金毘羅はいつのまにかすべての天狗を従えるなどどんどん活躍中。十二夜叉神将のリーダー以上の存在に。
- が、金毘信仰は明治期に廃仏毀釈の対象とされ、弾圧された。
- 水運の神
- 香川県に熱狂的な金毘羅信仰があるというが本当か?そのためにことでん(旧高松琴平電鉄)は大正期にはノンストップ電車を走らせたといった伝説など多数あり。弾圧に負けなかった。
- それどころか琴平に向かう路線を走らせる鉄道会社が国鉄以外に3つあった。
四天王[編集 | ソースを編集]
- 多聞天、広目天、持国天、増長天の四名。
- 広目天が西、持国天が東、増長天が西の守護神。
- 北の多聞天さんも書いてあげてよ。
- あの方はすでに毘沙門天の記事があるからいーのだ(byこのページ作った人)。
- 北の多聞天さんも書いてあげてよ。
- 広目天が西、持国天が東、増長天が西の守護神。
- 「増長天がやられたようだぞ」「ククク奴は四天王の中でも最弱…」
- ところで四聖獣はどうなったの?
- 本多忠勝、榊原康政、酒井忠次、井伊直政の徳川四天王が有名。
- 元祖は頼光四天王だと思うが、金太郎さん以外あんまり知られてない。
- 変に有名なのが龍造寺四天王。成松信勝、江里口信常、百武賢兼、円城寺信胤、木下昌直の五人居る。
- マスターガンダム、ガンダムヘブンズソード、グランドガンダム、ウォルターガンダム。
- シャッフル同盟? ざんね~ん、あれはコロニー格闘五天王でした。
水天[編集 | ソースを編集]
- インドの阿修羅族をすべて束ねる王ヴァルナが発祥。
- 宇宙神かつ司法神というすんげえ偉い地位だったがアスラ側の神がやがて悪鬼とインドではされていき、3大神やインドラに地位を奪われたあげく、阿修羅の神格を失い、テーヴァ側の神に属し、人間に天空から水の恵みをもたらすという水神の地位に収まった。
- 死者を裁く役割もヤマ(閻魔)に奪われた。
- 始源神の地位はブラフマー(梵天)に地位を奪われた。
- ペルシャ側に戻るとアフラマツダーと同一視される。
- 始源神の地位はブラフマー(梵天)に地位を奪われた。
- 死者を裁く役割もヤマ(閻魔)に奪われた。
- 宇宙神かつ司法神というすんげえ偉い地位だったがアスラ側の神がやがて悪鬼とインドではされていき、3大神やインドラに地位を奪われたあげく、阿修羅の神格を失い、テーヴァ側の神に属し、人間に天空から水の恵みをもたらすという水神の地位に収まった。
- 日本の神道は仏教同様阿修羅側の神の復興がなされ、神道上の始源神「天御中主神」と同一とされ地位復権をなしとげた。
- 水の神だけあってすべての竜を統べる。竜王格ですらないぐらい偉い神。
- 水天宮はもともと久留米が本社だが江戸時代以降日本橋の水天宮は安産の守り神として有名になり、以降「水天宮」と言えば日本橋の水天宮のほうが有名(安産説話あり)。
- 司法神だけあって怒らせると大変怖い神で水膨れにして人間を殺すが、悔い改めるものには大変やさしい。このため絵は大変温和な表情で描かれる。
十二神将[編集 | ソースを編集]
- 正式名称十二夜叉神将。だから元人食い鬼(「夜叉」の項目を参照の事)。
- 薬師如来のガードマン。7,000名もの夜叉を従える将軍たち。以下12名を紹介する。
- 毘羯羅(びから)大将 子
- 招杜羅(しょうとら)大将 丑
- 真達羅(しんたら)大将 寅
- いわゆる天部八部衆の緊那羅(きんなら)
- 摩虎羅(まこら)大将 卯
- いわゆる天部八部衆の摩睺羅伽(まごらか)。
- 波夷羅(はいら)大将 辰
- 因達羅(いんだら)大将 巳
- インドラ、つまり帝釈天のこと(「帝釈天」の項を参照のこと)。
- 珊底羅(さんてぃら)大将 午
- 頞儞羅(あにら)大将 未
- 安底羅(あんてぃら)大将 申
- 迷企羅(めきら)大将 酉
- 伐折羅(ばさら)大将 戌
- いわゆる金剛力士。阿形・吽形であまりにも有名。なお、VajraであってBasaraではない。
- もっとも怒髪天を突く奴はこいつ。切手の絵でもおなじみ。
- いわゆる金剛力士。阿形・吽形であまりにも有名。なお、VajraであってBasaraではない。
- 宮毘羅(くびら)大将 亥
- いわゆる「金毘羅(こんびら)さま」。しかも十二夜叉神将のトップに位置する。
- 十二神将は興福寺と新薬師寺の仏像が有名で日本史の教科書でもおなじみ。
- 興福寺東金堂十二神将は確かに素晴らしいが、個人的には興福寺国宝館にある板彫十二神将がイチオシ。厚さ僅か3cmの板に彫られたとは思えない高い技工と、誇張とユーモアに満ちた表現は、まるで棟方志功のよう。
- 新薬師寺の十二神将は塑像で、運搬が極めて困難なため、現地で見るしか無い。春日大社から歩ける距離なので、余裕があれば是非。
- 『東京レイヴンズ』、『桃太郎伝説2』などでけっこうこの12名はアニメ・ゲームでもおなじみ。
大黒天[編集 | ソースを編集]
- 七福神の中でも割と有名な方。
- 『福の神』の代表例。
- 日本神話の大国主命とインドの邪神マハーカーラ(シヴァの化身の一つ)が融合した存在。
- だから兎一匹見捨てないやさしさと、逆らう者を容赦なく切り捨てる冷徹さを持ちあわせている。
- たまにガネーシャを踏んでる。
- 俺は米俵に乗ってるイメージだわ。
- 小槌と袋持ってんだろ?
- 俺は米俵に乗ってるイメージだわ。
- 卑猥な替え歌が有名。
大自在天[編集 | ソースを編集]
- ヒンズー教のシヴァ神。宇宙を破壊するほどの力を秘めている。もうやだこの宗教。
- 名前が似ているが、他化自在天の第六天魔王波旬とはあまり関係ない。
- 色界と呼ばれる世界を管理している。
- 我々が死んですぐ行ける天国は、現世や地獄も含んだ「欲界」最上位の他家自在天まで。その上に住んでいるのがこの方。天国でも誘惑に負けず清らかな心を持った者のみが行ける場所らしい。
- もともとヴィシュヌと同格なので生意気。むしろブラフマーが遜りすぎではあるのだが。
- イシュヴァール人の崇めていたイシュヴァラ神の元ネタ。
- 魔羅のサイズが凄いらしい。
帝釈天[編集 | ソースを編集]
- 仏教を守護する武神。
- 阿修羅界に転生したら毎日このおっさんと戦わされることになるぞ。
- 四天王を統べるのも彼。
- 実は何度も阿修羅族に天界を奪われは天界を追放され、しかも羅刹族の王の息子メーガナーダにも負けて「インドラジット」(「インドラに打ち勝つもの」という意味)を名乗られる屈辱まで持つ。武神というには弱すぎる。
- 本名はインドラ。雷の神様だった。
- わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又…
- 象に乗っている。
- 新見-広島間を運行していた国鉄の急行。
茶吉尼天[編集 | ソースを編集]
- 茶吉尼(だきに)天という。インドの夜叉ダーキーニーが出自。
- ダーキーニーは美しい女性の姿を取りながら人間の活き肝が大好物という恐るべき夜叉。大日如来に調服され、半年前に死すべきものを見定めたうえでその者が死んだら食っていいという条件で存在を許された。
- ダーキーニーはだから半年前に人間に対し死の宣告を行う。
- ダーキーニーは美しい女性の姿を取りながら人間の活き肝が大好物という恐るべき夜叉。大日如来に調服され、半年前に死すべきものを見定めたうえでその者が死んだら食っていいという条件で存在を許された。
- ダーキーニーはジャッカルとも結びつけられる。日本にジャッカルはいないので狐とされた。
- 神仏混合の時に稲荷信仰と混ざってしまい、豊穣の神となった。
- 茶吉尼天は白い狐に乗って剣を持つ天女の姿で描かれるのが一般的。
- 宇宙三大傭兵部族の一角。
仁王(金剛力士)[編集 | ソースを編集]
- とにかくムキムキ。
- 阿吽の呼吸で有名。
- 二柱一組なのに、十二神将に入っているのは一柱。なんで?
- ゲイのサディストだから。
- 二柱一組なのに、十二神将に入っているのは一柱。なんで?
- N-1グランプリのアイキャッチ。
- 金剛力士は実は天部です。
毘沙門天[編集 | ソースを編集]
- 四天王の一角で、北方を守る「多聞天」のもう一つの名前。
- 七福神では唯一武装している。
- 手に小さな建物を持っている。
- 通称托塔天王。5より、「托塔李天王」と称されることもある。水滸伝の晁蓋もこの名で呼ばれていた。
- 手に小さな建物を持っている。
- 嫁さんは吉祥天。
- 上杉謙信。
- 毘沙門天を信仰し、その化身たろうとした。旗印は「毘」。
- 中国では李靖大将軍(唐の時代の伝説的な名将)の死後の姿とされた。
- バカ息子が三人もいる。三男は李靖が殺したようなもんだが。
- 次男は現在は観世音菩薩の弟子。
- バカ息子が三人もいる。三男は李靖が殺したようなもんだが。
- インドでは夜叉王クベーラ
- 羅刹王ラーヴァナ(クベーラの異母兄弟!)に破れ、ランカー島を失う。このため一気に南から北の守護神に
- 息子のナラクーバラの方が道教では圧倒的人気でなんと親を押しのけるように哪吒(なた)という有名な神に。道教では毘沙門天(=李靖)の3男にあたる。
- 部下に八大夜叉将軍を持つ。パンチーカ(般闍迦)夜叉将軍が特に有名。夫婦共に子供大好きで子煩悩というのは有名な噂。なぜなら妻は鬼子母神(ハーリティー)だから。夫婦、上司ともに仏教に帰依。
風天[編集 | ソースを編集]
- インドの神ヴァーユが由来。
- 風神雷神の風神とは一切関係ない。
- 煩悩を風で吹き飛ばす。
- 寅さんではない。
弁財天[編集 | ソースを編集]
- 通称弁天。七福神の紅一点。
- まあ初期は吉祥天だったけどな。
- 伎楽を司る女神。全裸で三味線弾くようなアクティブな神様。
- 昔は美人の代名詞だった。
- 便所の神様。
- 高校野球・甲子園の常連、智辯和歌山とか智辯高校はこの神様を信仰。
- ジャンプの野球漫画『スモーキーBB』の弁天高校もそれがモチーフなのかな?
- 高校野球・甲子園の常連、智辯和歌山とか智辯高校はこの神様を信仰。
- きゃる~ん☆
- へきらるら。
摩睺羅伽[編集 | ソースを編集]
- 天部八部衆の1人。ナーガの王として「竜」にあてられる場合がある。興福寺の八部衆なんかがそう。
- 厳密には天部八部衆の竜は八大竜王をあてるのだが。
- 十二神将の摩虎羅の皮膚は白、でも興福寺の摩睺羅伽の皮膚は赤。もちろん同一の存在である。どっちなんだ?
摩利支天[編集 | ソースを編集]
- 陽炎の女神。太陽神の眷属。
- 実態のつかめないその姿から、武神へと神格化された。
- 「いい迷惑だよ、あたしゃ女なのに武神だからってことで勝手に男体化されてさあ」
- 別名「ステルス仏」
- イボ痔忍者。
- 現代ではあんまりなじみがないが、時々 山の名前で残っている。甲斐駒ヶ岳の近くとか、乗鞍岳の1つとか、御嶽山とか。
梵天[編集 | ソースを編集]
- 本名ブラフマー。ブッダの師匠。
- 宇宙を作った神であり、実際は大日如来あたりと同列の始祖神。
- ヒンズー三大神の一角だが人気は三柱中最下位。
- 伊達政宗の幼名。
- 長い棒の先にふさふさつけたやつ。
- 耳かき…。
- 長い棒の先にふさふさつけたやつ。
- 帝釈天と同格とされる。
夜叉[編集 | ソースを編集]
- 天部八部衆の1人。元は人食い鬼にして同時に財宝の神であるインドの「ヤクシャ」(男)、「ヤクシニー」(女)が出自。音訳して「薬叉」。
- ヤクシャは水の精霊扱いになる場合もある。
- 重要な夜叉神は天部じゃなくて明王格に格上げされている(「明王」の項を参照の事)。
- 夜叉王クベーラはそのまま仏教に取り込まれるとき毘沙門天となり、夜叉の中では特に別格扱いとなった(ただし天部格)。
- 夜叉王毘沙門天は四天王「多聞天」にもなっている(「毘沙門天」の項目を参照のこと)。
- 十二神将とは「十二夜叉神将」が正式名称であり、もちろん元人食い鬼である。
- 因達羅(いんだら)大将はここ十二夜叉神将の1人に位置する。実は帝釈天(インドラ)とは夜叉扱いでもある。
- 十二夜叉神将は薬師如来を守る(このため十二夜叉神将像が薬師如来像を囲むように置かれる)。これも念のためだが薬師如来は夜叉の女性形「ヤクシニー」とはまったく関係ない。
- 陰陽師が式神としてこき使う十二天将とは関係ない。念のため。
- 因達羅(いんだら)大将はここ十二夜叉神将の1人に位置する。実は帝釈天(インドラ)とは夜叉扱いでもある。
- 重要なクレジットが付かないその他大勢の夜叉がここに属するものと思われる。
羅刹天[編集 | ソースを編集]
- 悪鬼羅刹という言葉の通り、元はインドの人食い鬼ラークシャサ。仏教に帰依してからは西南の方角を守る。
- 日本では「十羅刹女」が有名で、美少女軍団が普賢菩薩を守るという戦闘美少女集団に変貌した(十二単集団で描かれる)。しかも、鬼とは思えぬほどほっそい腕なのに大活躍し、敵を次々なぎ倒す。何と神楽「十羅刹女」では十羅刹女が日本国の危機まで救っちゃう設定なんだとか?
- 戦闘美少女の元祖が「十羅刹女」と言われているがこの噂は本当か?ちなみに「普賢十羅刹女」などは日本独特の絵だそうで。
- 十羅刹女と鬼子母神(夜叉族)はセットで描かれることが多い。
- 戦闘美少女の元祖が「十羅刹女」と言われているがこの噂は本当か?ちなみに「普賢十羅刹女」などは日本独特の絵だそうで。
- 鉄扇公主(羅刹女)で西遊記でも有名。
- というか鉄扇公主は「羅刹女」なのに夜叉族の鬼子母神と実は同一らしい。
- 羅刹は地獄で獄卒の役目も果たす。
- 仏教に帰依してからは夜叉族とともに毘沙門天に仕える。