宇宙の終焉

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ビッグクランチ[編集 | ソースを編集]

  1. しばらく前まで、宇宙の最期の姿として有力だった説。
  2. 宇宙の膨張が限界に達し、逆に収縮に転じて、ついに超巨大ブラックホールとなり、特異点に潰れて終わり。
  3. 要するにビッグバンの反対で、そのシンメトリーな姿が美しかったせいか、わりと人気のある説だった。
  4. チョコレートの商標名にありそうな気がするのは私だけ?
    • いや、俺も。ってこの名前初めて聞いたけど。
      • サクサクしてて美味しそうだ。
  5. ビッグクランチで縮まった宇宙が特異点で完全にエネルギー化されて再度ビックバンが起こるという説もある。

ブラックホールだらけ[編集 | ソースを編集]

  1. 膨張が減速しつつも、収縮することなく永遠にふくらみ続けるという宇宙像における終焉説。
  2. 最終的にすべての星が燃え尽き、ブラックホール化。そこらじゅう穴ぼこだらけの死滅した空間が残る。
    • 「すべての星が燃え尽き、ブラックホール化」? それは有り得ない。ブラックホールになれる恒星は太陽の30倍以上の質量を持つ星のみ。それより軽い星は中性子星になったり白色矮星になったりする。ちなみに太陽の最期は白色矮星。
  3. 虚無的な考え方の人には人気があった。
  4. ブラックホールだらけになったとき互いが干渉するんだろうか?
    • ブラックホール同士が合体して最終的に一つのブラックホールになるのでは?
    • この説だとブラックホール同士の相対位置が離れ続けてゆくので、干渉はしないし、合体して巨大ブラックホールにもならない。静かなままはてしなく拡がってゆくだけ。

陽子崩壊→ブラックホール蒸発[編集 | ソースを編集]

  1. 上と異なり宇宙の膨張が加速し続けるものの、下記ビッグリップには至らないケースの終焉説。
  2. 宇宙の膨張速度がブラックホールが星間物質を吸い込む速度を上回り、やがて全てのブラックホールが孤立してしまう。
  3. やがて1033年後には宇宙空間全ての中性子、陽子が素粒子レベルに崩壊。
    • この時点で惑星や黒色矮星(白色矮星の成れの果て)、中性子星等は全て消滅。宇宙は素粒子とブラックホールのみに。
  4. その後、食料(星間物質)を絶たれたブラックホールは徐々に質量を減らし、最後には蒸発してしまう。まずは比較的低質量のブラックホールが蒸発していく。
    • その辺の詳しいメカニズムについては頭の固い百科事典で調べるか、あるいは直接ググってみてください
      • 不確定性原理によって生成される粒子-反粒子対がシュワルツシルト限界の至近距離で発生した場合に、その片方だけブラックホールに吸い込まれると、もう片方がブラックホールの質量を持ち去ってしまうという説だったっけ。気の長い話だが、充分に長い時間をかければ全部持ち去られて蒸発してしまうというわけ。
  5. 10100年後には銀河中心核クラスのブラックホールも全て蒸発。素粒子濃度がとてつもなく薄められた暗黒空間となって宇宙終了というもの。
    • ちなみにこの時点での宇宙の大きさは現在の101090倍という、一見して訳の分からない数値になっているらしい。
    • ちなみにその素粒子も理論上蒸発するので最終的には何もなくなる。てか何もない宇宙って何?

ビッグリップ[編集 | ソースを編集]

  1. 宇宙の膨張が、限界に近づくどころか加速していることが判明した2000年前後から有力になってきた説。
  2. 宇宙の際限ない膨張と共に、星々も相互に離れてゆき、最終的には原子~素粒子レベルで引き裂かれて、何もかも散り散りになって終わり。
    • エントロピーが極大になる「宇宙の熱的死」と同じと考えて良いのだろうか?
  3. いくら膨張してもちっとも薄まらない「暗黒エネルギー」の存在があり、それを考えるとこの説は成り立たない、とする人も居る。
  4. でっかいクチビルではない。綴りが違うぞ。
    • 「切り裂きジャック」のほうね。

バブル宇宙[編集 | ソースを編集]

  1. ビッグリップの修正案。
  2. 宇宙の膨張と共に、あちこちに「泡」が発生し、その中では膨張の減速が始まる、という説。
  3. だんだん泡が多くなって、ついに宇宙全体を覆い尽くすと、宇宙全体の膨張も減速し、やがては「ビッククランチ」か「ブラックホールだらけ」につながるだろうというわけ。
    • ぼこぼこになった宇宙そのもので終わるわけではないんだ
      • バブルは確実に破綻するものなんだ・・・

赤ちゃん宇宙[編集 | ソースを編集]

  1. 宇宙の膨張と共に「泡」が発生するのはバブル宇宙と同じだが、その泡の内部では別の宇宙が生まれているとする説。こちらの宇宙からは内部の様子はわからない。
    • ってことは今 我々のいる宇宙も外側の宇宙の内部の泡で生まれたものかも、ってことか。
      • その通り。泡が生まれる(=相転移)時がその泡の中でのピッグバンにあたる。
  2. いわば、宇宙が子供を産んだようなもの。なんとなく希望が持てる終末ですね。
    • でも新しく生まれた宇宙に今の宇宙が潰される様な気がする。
      • 新しい宇宙は別の時空でひろがってゆくので、潰されはしない。それに、今の宇宙にとっては終焉という話だから、潰されても別に構わない。
  3. この説は最初に宇宙を生み出す『虚無のエネルギー』を説明するために考え出されたんだろうか?
  4. ブレーンワールド説とは異なるんだろうか。