NHK大河ドラマ/1990年代
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翔ぶが如く(1990)[編集 | ソースを編集]
- 西田=西郷隆盛、鹿賀=大久保利通はこの上ないはまり役。
- 対して、小林稔侍=岩倉具視、小倉=伊藤博文はミスキャスト…、多分。
- 伊藤のお調子者っぽいところがよく出ていたと思うが。
- 加山雄三の島津斉彬はお見事。気概と気品があり思慮深げでいかにも名君っぽい。
- 対して、小林稔侍=岩倉具視、小倉=伊藤博文はミスキャスト…、多分。
- 視聴率は伸び悩んだ。
- 「当たらない」といわれていた幕末ものの中では、比較的視聴率が良かった。
- …というか、前3作品の戦国大河の視聴率が良すぎて大河黄金時代だったので。それらに比べたら翔ぶが如くの視聴率はあまり良くない。しかし、歴代ドラマの視聴率で比較してみたら上位な方である。
- この作品が印象深いと高橋英樹=島津久光になってしまう。
- まさか篤姫で高橋さんがあの役をやるとは思わなかった。
- 鹿児島県の観光、商工の連中が「胡座をかいた」要因。
- 篤姫=富司純子は初登場の設定が10代だったため、富司さん本人が「かなり無理をした」との旨のことを語っていた。
- 第2部後半は原作の政争+戦記描写をすっぱりカットして、西郷と大久保の愛憎劇一本に絞られている。これはこれで面白いが司馬の原作を使う意味がネームバリュー以外にあったのかどうか・・・。
- 完全オリジナルの第1部は薩摩視点版「龍馬がゆく」。
- 原作は前半が「大警視川路利良の苦悩」、後半が「西郷最後の250日間」。再構成ものとしては良く出来た脚本だと思う。
- 明治六年の政変については、教科書で取り上げられている定説で語られ、毛利敏彦の『明治六年政変』で語られている「西郷の主張はむしろ『遣韓論』というべきものであった」説は採用されなかった。
- 28年後の大河では『遣韓論』で描かれている。
太平記(1991)[編集 | ソースを編集]
- 大河ファンからは政宗と並んで伝説化されている作品の一つ。
- あの難解な時代をよくここまでまとめたと思う。
- 但し、九州人からは不評(多々良浜を端折ったため)。
- 唯一ゴクミの北畠顕家役だけは失敗だったと思っている。
- あと金八先生の楠木正成役もこの辺から大ブーイング(個人的には好きだが)。
- 金八先生は楠木正成役を振られてかなり悩んだらしい。司馬遼太郎に「正成は気のええ河内のオッサンやったと思うよ」と力づけられて受けることを決意したとか。
- 湊川の回の参内シーンが圧巻すぎる。武田正成も凄いが、正成の正論を公家の旧体質丸出しの体面論で突き放す坊門清忠(演:藤木孝)の憎たらしさといったら…。
- いや、10代の女の子が演じる戦国武将なんてそうそう見れない。
- あと金八先生の楠木正成役もこの辺から大ブーイング(個人的には好きだが)。
- 完全版を待ち望んでいる。
- 2008年、ようやく完全版DVDが発売。売り切れる前に買おう!
- 陣内孝則氏の佐々木判官はいい味が出ていた。
- 鶴太郎=高時とともに腹黒さがたまらない。
- 見るからにバサラ大名だからな。
- 大トリは「後醍醐天皇 片岡孝夫」(現:仁左衛門)これだけは譲れない。
- 同意。他に何ら言葉は要らない。
- 小学生の頃、藤夜叉(宮沢りえ)がどういう位置付けの人間なのか分からなかった。
- 大人になって改めて見て「はは~ん♪」と納得。
- ましらの石(柳葉敏郎)の位置付けは大人になってもよく分からない。
- 完全版発売決定。とりあえず観るべし。
- 原田泰造が不憫だ。
- 動いたらいけない難しい役だと思う。
- 榎木孝明の日野俊基は適役。
- 先頃、時代劇専門チャンネルで完結。18年ぶりに堪能いたしました。
- この作品を元にしたメガドライブ用のゲームがあるが、難易度がハンパなく高い。
- 北条高時がちょっとトラウマ。
- 当時の放送を見て、高時の口癖「しんどいの~ぅ」が未だに耳に残っているのはオレだけと思っていい。
- オープニングの音楽がいい。
- 新田義貞が途中から別人に…。
- もともと萩原健一だったが、病気の為に根津甚八にチェンジ。
信長 KING OF ZIPANGU(1992)[編集 | ソースを編集]
- 緒形直人版信長は完全に笑い者
- 信長と秀吉の外見のイメージが180度ひっくり返ってしまっていた。信長は貫禄に欠け、秀吉は外見が二枚目すぎた。
- が、信長の肖像画にはどの役者よりもいちばん似ているような気がする。
- それを思うと、このちょうど10年後に出てきた信長は完全に邪道だった。
- が、信長の肖像画にはどの役者よりもいちばん似ているような気がする。
- 信長と秀吉の外見のイメージが180度ひっくり返ってしまっていた。信長は貫禄に欠け、秀吉は外見が二枚目すぎた。
- 平幹二郎氏が演じる加納随天は、えらく不気味な存在だった。
- 「武田信玄」での信虎とは違う印象を見せてくれた。
- 「アテブレーベ・オブリガード」。
- 配役発表の際一番笑ったのはマイケル富岡の光秀だが、意外に無難にこなした。
- 的場浩二の池田恒興のみはまり役。
- 雛形あきこが本名名義で出ていたことはあまり知られていない。
- 足利義輝役は元祖「悔しいです!」の人。
- 逆主人公補正が激しい。(他と比べて)
- 正直、OP曲が変だと思う。
- 秀吉の正室、ねね役で中山美穂が出ていた。
- 今の所彼女が出演した唯一の大河ドラマ。
琉球の風(1993.1~6)[編集 | ソースを編集]
- 放映期間が、大河ドラマとしては、異例の半年。
- 歌詞付きの主題歌。
- 谷村新司氏「階~きざはし~」
- 前作で秀吉を演じた仲村トオルが一瞬だけ登場。
- 亀井茲矩という武将が、秀吉に対し「琉球守」という前代未聞の官位をねだった史実があるので、冒頭にちょっとだけ秀吉が出た。このために役者を雇うのは大変なので、前作の撮影中にワンカットだけ撮っておいたらしい。
- ガレッジセール結成前の川田広樹が出てたことはあまり知られていない。
- 視聴率があまり上がらず、担当者は「やっぱり沖縄ものは受けないんだなあ」と述懐した。話がつまらなかったからだとは思っていないらしい。
- どうせ陳舜臣の作品をやるんなら「旋風に告げよ」「風よ雲よ」あたりをまとめて鄭氏と日本の関わりを描いて貰いたかった。一応日本人が主人公なんだし。
- 「放送期間6か月」は放送開始前に既に決まっていた事であるが、結果的に視聴率は低迷したが「視聴率が低迷したので6か月で打ち切りになった」と未だに思い込んでいる人がいる。
- しかし、琉球の風の視聴率低迷が原因で「短期間放送路線」は2年間で止めている。
- 主役及び重要な登場人物が架空の人物ってのも…。
- それって何の獅子の時代?まあ、時代背景が明治維新と琉球征伐では知名度が違うわけだが。
炎立つ(1993.7~1994.3)[編集 | ソースを編集]
- 病を克服した渡辺謙が出演。
- 「独眼竜政宗」同様、北大路欣也が彼の父親役を務める予定だったが、北大路は降板、渡瀬恒彦に変更された。
- 「水戸黄門」を彷彿とさせる西村晃と里見浩太郎の共演も実現。
- 原作より脚本が先行。
- 原作では義経が見逃されることになっている。
- 藤原経清の代で「吉次」を使ってしまったため、義経を奥州に導いた本来の「金売り吉次」は「橘似」なる変な同音の名前(しかも女)にされてしまった。なんなんだ。
花の乱(1994.4~12)[編集 | ソースを編集]
- 最低視聴率作品として黒歴史化したいファンと、ハマった人に分かれる作品。
- 元々馴染みの薄く分かりにくい時代を、ますます分かりにくくしてるとしか思えない背景説明の不親切さと、富子と森侍者が入れ替わったというトンデモ設定…初め2回で視聴者が離れたのも無理はない。
- 最低視聴率記録が更新されるので、ちとほっとできるか。
- 放送当時の評価は散々だったこの作品だが、近年再評価されている気がする。近年は戦国と幕末大河ばかりでこの時代を扱った大河ドラマがレアだからか、もしくは近年の江~姫たちの戦国~や花燃ゆといった駄作のおかげだろうか。
- 日野富子役は、松たか子がずっとやっていればよかったのにと思っている。
- 富子が松から三田に化けた時のガッカリ感は一生忘れないだろう。
- 松たか子の10年後が三田佳子…無理があった。
- せんだみつおの人生が本人出演で凝縮されてたドラマ。
- 一休さんのイメージのギャップに苦しんだ人も多かろう。
- いや、あれは一休の実像に近いので正しい。
- 3年後に没することになった、萬屋錦之介の山名宗全は圧巻。
- 大御所萬錦と対等に渡り合う野村萬斎=細川勝元も凄い。他にも世捨て人なのに存在感を放つ市川團十郎=義政や、怪しい事この上ない奥田瑛二=一休など役者陣については文句のつけようがない。
- ラストシーンが不条理で夢オチっぽい。この頃の市川森一のシナリオはみんなそう。
- 「私が愛したウルトラセブン」も「ゴールデンボーイズ」も。大河でやるなよ。
- 後の大妖怪・酒呑童子が登場人物の1人として出てくる大河ドラマも今作くらいのものだろう。
- しかも主人公(富子)の父親である。
- 2009年、完全版DVDが発売!
八代将軍吉宗(1995)[編集 | ソースを編集]
- 時期を合わせて『暴れん坊将軍』を放送してきたテレ朝が嫌いだ。
- 西田敏行という超実力派をもってしても、吉宗=マツケンのイメージはあまりにも強すぎた。
- 一方、放送日時がずれていたため、両徳川吉宗を比較して楽しんでいた時代劇ファンもちらほら。
- 少年時代に疱瘡を患い、顔面の包帯を取ったら顔が西田敏行に変わっていたという演出には賛否両論。
- いや、それを逃したら交代の機を逸してしまう。
- 吉良邸討ち入りのシーンで大石内蔵助が出て来ない。
- 江守徹氏曰く、「元禄太平記」の映像を使い回したかららしい。
- 「元禄太平記」での大石と本作品の近松門左衛門は、共に江守氏が演じていた。
- 江守徹氏曰く、「元禄太平記」の映像を使い回したかららしい。
- 吉宗公の父君がどうしても虎哉宗乙和尚に見えてしまった。
秀吉(1996)[編集 | ソースを編集]
- 1990年代では最大のヒット作。
- 秀吉の×××××が見えていたという噂がある。
- 噂ではなく実際に映っていたらしい。
- あんま関係ないが、この頃までは下ネタもまあOKだった。「めおとをするのじゃ!」 前作でも吉宗弓の稽古中に奥方の妊娠を告げられて「おお、あれも命中いたした」とか言っていたし。
- 東スポが一面で取り上げていたような・・・。
- 噂ではなく実際に映っていたらしい。
- この作品以降、竹中=秀吉とともに渡=信長という図式も成立。
- 渡氏は舞台でも信長を演じた。
- 渡さんはかつて裏番組で大暴れしていたなぁ。
- もっと前だと大河の主役を病気のために降板している。
- 渡さんはかつて裏番組で大暴れしていたなぁ。
- なんと18年後に再び竹中直人の秀吉が。
- 渡氏は舞台でも信長を演じた。
- 半兵衛と官兵衛は老けすぎでないかい?
- 織田信行も。
- お市の方が頼近美津子というのはあんまりではないかと思う。
- 視聴率こそ良かったが、肝心のドラマの内容はいまいち。特に後半になるほど酷い。
- 石川五右衛門の処刑の次の回で最終回。秀吉の臨終の場面はおろか秀次切腹などの晩年の暗部は描かれず。
- 秀吉の臨終の場面は18年後で描かれました。
- そもそも秀吉を主役にすると、前半の輝かしい出世物語は見ていて面白いが、出世した後秀吉が黒い権力者になっていく展開は見ていてつまらなくなるのは仕方ない気はする。
- 石川五右衛門の処刑の次の回で最終回。秀吉の臨終の場面はおろか秀次切腹などの晩年の暗部は描かれず。
- 大政所=市原悦子ははまり役
- この作品で、羽柴秀長(秀吉の弟)を知った人も少なくない。
- 「おんな太閤記」で中村雅俊がやっていたので、そこで知った。
- 原作で堺屋太一がわざわざ、かなりの紙数を費やして異父弟説を否定する考証をおこなっているのに、ドラマではあっさり異父弟にされていた。
- 歴史的にも決して小さくはない役割を果たした秀長を大きく扱ったのは、この作品ぐらいだろう。
- 安国寺恵瓊の毛利元就宛の書状の内容を、信長も秀吉も知っているのはなぜだろう……
- この点に限らず、「この時点でこの人物がこんなことを知っているわけはね~だろ!」という脚本上の無理が多い。同じ脚本家による「利家とまつ」も同様。
- 玉置浩二の声が別人としか思えない。
- DVD化マダー?
- 2012年、ついに完全版、総集編DVD発売決定!
- 処刑直前の五右衛門、何でちゃっかり野次馬の中に?
- とかいう以前にあれは処刑って言うのだろうか。
毛利元就(1997)[編集 | ソースを編集]
- 本作で義理の親子であった吉川興経(義父)=京本政樹、吉川元春(義理の息子)=松重豊が10年後の朝ドラ「ちりとてちん」にて兄弟役(兄:和田正典=松重豊、弟:和田小次郎=京本政樹)で再共演した事には驚いた。
- ホームドラマ臭いストーリーは賛否両論。
- 脚本が横綱審議委員のあのオバハンだからなぁ・・・。
- 一方で「名将は悪徳と背中合わせに生きている」「謀多きは勝ち少なきは負ける」「人生は双六」など、戦国のシビアさを反映した台詞も多い。
- まだ幼少の元就=森田剛にも違和感があった。
- もうちょっと子役を長く使って欲しかった。
- ラストで毛利輝元として出てきたから許してあげては?
- 戦国時代にあるまじきセリフを連発したことでも有名。
- 「殿!チャンスでございます!」
- 「兄上、飲みが足りませんぞ」
- 「兄上、何をまとめに入っているのでござるか」
- 主人公のいまわの際にタイトルの映像の意図をしゃべらせたことにはあきれている。
- 脚本家が榎木孝明のファンだったらしく、榎木氏の演じる役はやたらと優遇されている。死に際には無双までやってのけた。
- 戦国時代の大河ドラマなのに三英傑が全く登場しないのはこの作品くらい。
- 緒形拳が演じる尼子経久の圧倒的貫禄は主演を完全に喰っていた。
- 緒形拳は太閤記で主人公の秀吉をやった人物。前年の大河ドラマ秀吉で出演して欲しかったが、彼に適するような良い役がなかったから仕方なかったのかなと。
- 最終回が大河ドラマでもトップクラスの異色回。
徳川慶喜(1998)[編集 | ソースを編集]
- モックンが主人公徳川慶喜を好演していた。
- 佐々木すみ江扮する瀧山にはインパクトがあった。
- 「篤姫」での幼少期の主人公の養育役よりもこちらの印象が強い。
- いまだにDVD化されないのが腹立たしい。
- 新太郎とみよの駆け落ち等本編とほとんど関係ないどうでもいい話が随所に入っている。まあ慶喜の活躍だけではまず1年持たないわけだし仕方ないのではあるけど。
- 晩年の慶喜に関してはほとんど触れられずに物語りは終わった。
- 会話のテンポが非常に独特で、大半の登場人物が噛み合わない話を延々続けるという後にも先にもこれっきりの作風。幕末の空回りっぷりを表現しているのだろうが、そらまあ人を選ぶわなと。
元禄繚乱(1999)[編集 | ソースを編集]
- 吉良上野介が悪とはいえない忠臣蔵、近年のトレンドなのだろうか。
- 忠臣蔵はともかく、実際の上野介は名君として通っている。
- 上野介が本当に名君かどうかは滅茶苦茶怪しいけどな。どっちかというと内匠頭の方が実はわりとダメなやつと分かってきた影響が大きいと思われ。
- 忠臣蔵はともかく、実際の上野介は名君として通っている。
- キャスティングが微妙に「四十七人の刺客」と重なって・・・?
- 徳川綱吉は狂気を全面に押し出した人物として描かれる。ショーケンの熱演もあって恐怖すら感じるほど。
- あまり知られていないが、滝沢秀明や宮崎あおいの初出演作である。
- 更に知られていないが、この作品に町娘(?)役で出演した渋谷琴乃がこの3年前に発表した曲は、PS・SS版「ロックマンX3」の主題歌に起用されていた。
- 忠臣蔵が題材の現状最後の作品、果たして再び大河ドラマで忠臣蔵が描かれる日は来るのだろうか…
- 嫌韓嫌中の昨今では、赤穂事件の大河はやりにくい。
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