茨城の読みは「いばら『ぎ』」 - 呼称問題に決着へ

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【2017年4月26日配信】これは妄想ニュースです。

26日、国語適正化審議会は「茨城の読みは、今後『いばらぎ』とする方向で検討に入る」と発表した。

茨城の正しい読みは「いばらき」と最後の「き」は濁らず、日本人の約2/3が正しい読みを理解しているものの「いばらき」は発音しにくく、実際に遣う際に「いばらぎ」となってしまがちなため、実態に即す狙いがある。また日常会話のなかで「いばらぎ」と発音すると、茨城県出身者を中心に「いばらぎじゃなくていばらきだ」と訂正される事例が数多く報告され、日常会話をする上での支障となっているため、これを防ぐ狙いもある。

ただ茨城の地名は、古くは茨城国造に端を発していて1700年以上の歴史があり、読みについても遅くとも1839年に刊行された『常陸国風土記』のなかで「うばらき」と表記されていて、少なくともこの約180年は“き”は濁らないで表現されていることから、茨城県関係者を中心に論議を呼びそうだ。

なおパソコンやスマートフォンの仮名漢字変換では「いばらき」「いばらぎ」のどちらで入力しても正しく“茨城”と変換される。

同審議会の会長で横浜県立大学の谷口慎二教授は「茨城は正しくは『いばらき』だが、最後のきは茨城弁の発音では“き”と“ぎ”の中間の発音がなされるため、県外の人には『いばらぎ』と聞こえる。これを機に国民みんなで正しい読みを考えてもらう機会になれば」と語っている。

今回の提案は今後識者を中心に議論され、今年11月までには正式に決定される見込み。

記者：真取健