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== | ==独立項目== | ||
*[[資格試験]] | |||
**[[資格試験/技術系]] | |||
**[[資格試験/法学・経済・不動産系]] | |||
**[[情報処理技術者試験]] | |||
**[[日商簿記検定]] | |||
**[[宅地建物取引士試験]] | |||
**[[危険物取扱者試験]] | |||
**[[衛生管理者試験]] | |||
**[[ファイナンシャル・プランニング技能検定]] | |||
**[[司法試験]] | |||
# | *[[パソコン検定]] | ||
#*[[ | **[[情報処理技術者試験]] | ||
***[[ITパスポート試験]] | |||
***[[基本情報技術者試験]] | |||
***[[高度情報処理技術者試験]] | |||
**[[Microsoft Office Specialist]] | |||
# | *[[簿記検定]] | ||
#* | **[[公認会計士#公認会計士試験の噂|公認会計士試験]] | ||
#** | **[[資格試験#税理士試験|税理士試験]] | ||
#*** | **[[日商簿記検定]] | ||
# | *[[英語検定]] | ||
# | **[[実用英語技能検定]] | ||
#*[[ | **[[TOEIC]] | ||
#* | **[[資格試験#全国通訳案内士試験|全国通訳案内士試験]] | ||
# | |||
#* | ==入学試験== | ||
#** | *各種学校の入学試験に関しては、[[:カテゴリ:都道府県別の学業|こちら]]からお願いします。 | ||
#* | |||
#* | === 大学入学共通テスト === | ||
# | #2020年度から導入された。初回実施は2021年1月。 | ||
# | #記述式解答の問題が復活した。 | ||
#* | #*まずは国数のみ。ただし、マーク式問題のように点数をつけず、また合算もしない。段階評価が別につく。 | ||
# | #**国語は通常のマーク式の大問×4はそのままで、その前に記述式(各問50-100文字)しかない現代文評論読解の大問が付いた。 | ||
#* | #**数学は一部問題が短答記述式になった(ひらがな表記の解答欄がそれ)。途中経過は記述しない。ただし、評価基準が厳格になっている。例えば線の傾きを議論したいときは、「傾きがきつい/ゆるい」といった主観的な単語では不十分で、「この点における微分係数がこのくらいの大きさだから…」と客観的かつ定量的に書く必要がある。 | ||
#** | #*記述問題も自己採点ができるようになっている。試験終了後採点基準が公開され、それをもとに行う。 | ||
#* | #2024年度の試験を最後に<del>[[数学]]をまともに履修しない商業高校生のための逃げ道である</del>[[簿記]]・会計が廃止される予定である。 | ||
#* | #*ちなみに共通テストの簿記の問題の難易度は[[日商簿記検定]]2級よりやや低く、日商簿記3級よりは高いという感じ。 | ||
# | #*工業数理基礎がとっくの昔に廃止されているため、職業系の学科の出身者向けの<del>逃げ道</del>救済措置は情報関係基礎に一本化される。 | ||
#* | #**情報関係基礎の問題の難易度は[[基本情報技術者試験]]よりやや低く、[[ITパスポート試験]]よりは高いと言われている。 | ||
# | |||
#* | === 大学入試センター試験 === | ||
#** | #共通一次試験が失敗したので、その代わりに作ったテスト。 | ||
#* | #*大きな違いは私大でも参加できることである。 | ||
# | #なんやかんやで共通一次よりは3倍長く持った。 | ||
#* | #現役生の場合、在籍している学校から距離が近い所に会場が選ばれる。 | ||
#* | #各教科間毎にかなり長い(40分程度)休憩時間がある。 | ||
#** | #*あれは何でなんだろう? | ||
#*** | #希望をすれば成績表が送られてくるが、4月になってからである。 | ||
#*** | #*その為自己採点が必須になってしまっている。 | ||
#** | #まさに平成を駆け抜けた試験といえる。 | ||
#* | #*ただし1回だけ令和に開催された事がある。 | ||
#*/ | #ほぼすべての大学で英語が必須のため、ほぼ全員(約50万人)が外国語、それも英語を受験する。しかし、それ以外の言語は50人いるかいないか。 | ||
#** | #*そして平均点はそれ以外の言語の方が高い傾向にある。 | ||
# | #国立受験の場合は5教科7科目(国語全分野・数学ⅠAⅡB・英語筆記+リスニング・地歴公民と理科の一方を2つ、もう一方を1つ)が一般的。 | ||
#* | #地歴公民と理科は、解答した科目と「その順番」も記録される。1番目に解答した科目が重点的に評価される場合が多い(特に私立)ので、得意科目を1番目に解答する。 | ||
# | #*新課程では理科の「Ⅱ」に相当する科目も受けられるようになった。そのかわり基礎科目は2科目必要になった。 | ||
# | #英語以外の外国語と理科総合(新課程では科学と人間生活?)、地歴Aは受け付けてくれる大学がほとんどない。あと、東大とかだと倫理政経以外の公民もダメ。 | ||
#*[[ | #合計マーク数は毎年変わるが英語だけは固定。筆記55個(もっと言うと最後の5個はすべて合ってないと加点されない)、リスニング25個。 | ||
#** | #*マーク欄は、数学以外は1,2,3...で数学だけア,イ,ウ...。 | ||
#* | #解答用紙のマーク欄は多めに取っており、ほぼ確実に余るが、リスニングだけは毎年過不足なく使い切る。 | ||
# | |||
#* | === 共通一次試験 === | ||
# | #競争緩和目的で国公立大学向けに導入した試験だが、結果として余計競争が激化してしまった。 | ||
#* | #結局10年程でセンター試験に代わってしまった。 | ||
#** | |||
# | ===シンガポールGCE/PSLE=== | ||
#* | #各国で入学資格審査として行われている学科試験・GCEをシンガポールにローカライズしたものである。 | ||
#*ただし、PSLEはシンガポール独自である。 | |||
#GCEはN,O,Aの3レベルがある。それぞれNormal, Ordinary, Advancedの頭文字である。また、PSLEはPrimary School Leaving Examinationの略である。 | |||
#*Aは大学入試、Oは高校入試、Nは高校入試の予備試験のようなものである。また、PSLEは小学校卒業試験と訳されるが、中学入試に近い。 | |||
#出身学校ごとに異なる問題となる。 | |||
#PSLEは全員が受験する。この結果に応じて中高一貫特進コース(Integrated Program)、選抜コース(Express)、普通科(Normal)、職業科(Technical)に振り分けられる。[[もし日本がシンガポールのような教育制度だったら|詳しくははこちら]]。 | |||
#*上位6割が俗にエリートコースといわれるIPもしくはExpressに振り分けられるが、毎年数%はPSLEに合格できず小学校留年もしくは専門学校を経由しての就職を余儀なくされる。 | |||
#*なお、学校独自の選考で成績の良い科目を上位クラスで受講できたり、試験により次年度から上位クラスへ転籍ができたりする(Normalは1,2年次・Technicalは1年次のみ)。 | |||
#**一部のTechnicalはこのような制度がない。 | |||
#*私立学校はIPとExpressしか用意しておらず合格基準点も高めになっている。また、[[wikipedia:NUS High School of Math and Science|シンガポール国立大学附属中等教育学校]]は別途選考があるらしい。 | |||
#GCE-NはNormalとTechnicalの生徒が受験する。結果に応じて職業科高校(ITE)・高等専門学校(Polytechnic)・就職または普通科5年次(後期中等教育準備コース)に振り分けられる。 | |||
#*職業科高校・高等専門学校へ振り分けられることが特別プログラム扱いされているようだ。それぞれDPP, PFPプログラムという。 | |||
#GCE-OはExpress4年次とNormal5年次の生徒が受験する。結果に応じて普通科高校(Junior College)・ITE, Polytechnicまたは就職へ振り分けられる。 | |||
#GCE-AはJunior Collegeの生徒も受験する。彼らは大学入学はほぼ保証されているが、学科などで希望があれば競争になる。 | |||
#*Polytechnicの学生も大学編入試験がある。また、ITEの生徒はPolytechnic編入試験が別途ある。 | |||
==模擬試験== | |||
*[[ベネッセコーポレーション#進研模試の噂|進研模試]] | |||
=== 河合塾模試 === | |||
#恐らく進研模試に次ぐ規模を誇ると思われる全国規模の高校生向け模試。 | |||
#進研と比べると問題の難易度は難しい。 | |||
#*そのため、本当の実力を調べるためにも1度くらいこの模試受けた方がいいと言われている。 | |||
=== 北辰テスト === | |||
#[[埼玉]]ローカルの中学生向けの模試。 | |||
#*これを全国区だと思っている埼玉県民は結構いるらしい。 | |||
#これの成績で私立の合否が決まる事があるらしい。(いわゆる「確約」) | |||
#*都市<!--首都圏限定?-->の私立高校は公立のすべり止めのために受験者のほぼ全員を合格させるパターンはよくあることだが、ここまで極端なのは珍しいと思われる。 | |||
#*正確にはあるコースの入学権を押さえておくもの。なお、入学試験は受験するが、結果があまりにひどい場合は合格取り消しになることがある。 | |||
#埼玉メインだが、東京の高校も合格判定が出せる。 | |||
#テストによっては内申点を自己申告して一緒に判定を出すものもあるが、このテストは非対応である。 | |||
=== Vもぎ === | |||
#こちらは[[東京]]・[[千葉]]ローカルの中学生向け模試。 | |||
#*よく考えるとこの2都県の組み合わせは珍しい気がする。 | |||
#どちらかというと公立高校向けという印象が強い。 | |||
#運営しているのは進学研究会という会社。 | |||
#*別にベネッセと関係があるわけではない。 | |||
#合格判定がかなり簡易的らしい。 | |||
=== Wもぎ === | |||
#Vもぎと似ている名前だが、別に関係がある訳ではない。 | |||
#こっちは東京・[[神奈川]]ローカル。 | |||
==語学検定(英語以外)== | |||
=== 日本語検定 === | |||
#ぱっと見外国人向けに見えるが..。 | |||
#*1級はマジで日本人でも分からない問題だらけだったりする。 | |||
#*外国人向けのものは「日本語能力試験」と「日本留学試験」。 | |||
#キャラクターが[[東京/杉並区|杉並区]]のそれと似ている気がする。 | |||
=== 漢語水平考試 === | |||
#中国政府が認定する国際的な中国語の検定試験。 | |||
#*日本の実用中検や中国語検定の各級もこれに換算して表現されることも。 | |||
#数字が大きくなるほど難しくなり最高は6級。 | |||
#中国製ということもありリスニングの説明なども中国語しかない。 | |||
#NHKの「テレビで中国語」に出ていた段文凝先生が日本でのイメージキャラクターを務めていたこともある。 | |||
== ビジネス系検定(簿記・情報系を除く) == | |||
=== 環境社会検定試験 === | |||
#通称「eco検定」。東京商工会議所の認定資格。 | |||
#自然環境についての基礎知識や、環境問題についての知識が問われる。 | |||
#この試験の合格者は「エコピープル」と呼ばれる。 | |||
#教養の試験というイメージが強いが、商工会議所の認定資格というだけあって、環境保全活動に力を入れている企業の場合、エコピープルの評価が上がる可能性がある。 | |||
#*ただし、あくまで業務独占資格や国家資格の類ではないので、過度な期待は禁物である。 | |||
#他の商工会議所系の検定試験(日商簿記など)と違って、級の設定が無い。 | |||
=== 品質管理検定 === | |||
#別名「QC検定」。その名の通り、品質管理(Quality Control)に関する知識を問う検定試験。 | |||
#*「品質工学」と呼ばれる分野の学問に関する知識が問われる検定試験である。 | |||
#まだまだ知名度が低い民間資格だが、合格者は工業系の職場では意外と評価される。 | |||
#*企業によっては昇進の条件としてQC検定2級合格を課している場合もある。 | |||
#*企業の品質管理部門に配属されたら、QC検定の資格を取らされるかどうかは別として、QC検定で出題されるような知識の習得を嫌でも要求される。 | |||
#目安としては2級以上が管理職レベル、3級が中堅社員レベル、4級が新社会人・学生レベルと言われている。 | |||
#*社会人向けの試験だけあって、3級でも難易度は結構高い。 | |||
#1級は論述問題もあって、非常に合格難易度が高い。 | |||
#*1級の合格率は10%を下回る。かなりの難関だ。 | |||
#*1級受験者のうち論述問題以外に合格した人は準1級に認定される。 | |||
#高校レベルの数学・統計学の知識が要求される問題がある。 | |||
#*工場のライン設計を行う際に不良率がいくらになるかとか、不良発生により将来の返品率がどのくらいになるかとか、分析を行う際に統計学を取り扱うことになる。 | |||
#*QC検定3級の出題範囲として[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%81%E8%B3%AA%E7%AE%A1%E7%90%86#QC%E4%B8%83%E3%81%A4%E9%81%93%E5%85%B7 QC7つ道具]が登場するが、業務においてはグラフとチェックシート以外は使うことは少ない。 | |||
#*3級でもそこそこ難しいが、2級になると検定や推定、分散分析などの大学レベルの知識が要求される。 | |||
#**はっきり言って、同じ2級同士で比較するなら、QC2級は英検2級や日商簿記2級より難しいと思う…。英検2級や日商簿記2級は所詮高校レベルだからね…。 | |||
#受験者は製造業の関係者や理工系の学生が多いが、百貨店やホテルなどのサービス業や文系の学生の受験者も時々いる。 | |||
=== 診療報酬請求事務能力認定試験 === | |||
#医療事務の資格の中で唯一の公的資格(国家資格ではない)。厚生労働省の認定資格である。 | |||
#*これ以外の医療事務の資格は全て民間資格。 | |||
#合格率は30%くらいで、医療事務の資格の中では最難関にあたる。 | |||
#*実務経験者から見ても難しい試験であるともっぱらの噂。 | |||
#*というかむしろ他が合格率が高すぎる。 | |||
#主に医療事務系の短大生や専門学校生が受験するが、学生でこれに合格できたらそこそこ優秀。 | |||
#*最近では医療経営・医療情報系の大学生の受験者もいる他、医療事務の最難関資格というだけあって実務経験者も受けに来る。 | |||
#医科部門または歯科部門を選択して受験する。 | |||
#この試験の合格者に対して資格手当を支給する病院も多い。 | |||
=== 秘書技能検定試験 === | |||
#数あるビジネス系検定の中でも[[日商簿記検定]]と並んで知名度、人気が高い。 | |||
#秘書検定という名前ではあるが、実際には全ての社会人に必要な一般常識やビジネスマナーなどについて問われる試験である。 | |||
#受験者は女性が多いが、ときどき男性もいる。 | |||
#試験は筆記と面接が課される。 | |||
#レベルは1級、準1級、2級、3級がある。 | |||
#文部科学省のお墨付きである。 | |||
#人気が高い資格ではあるが、正直これだけだと転職活動ではさほど有利にはならない。[[日商簿記検定|日商簿記]]やTOEIC、[[情報処理技術者試験#ITパスポート試験|ITパスポート]]などと組み合わせると良いかも。 | |||
#*高卒の新卒の就職なら準1級以上に合格していれば結構強いが、大卒者が秘書検定を履歴書に書いてもインパクトは薄い。 | |||
#合格率は1級でも30%程度であり、英検や日商簿記など他の検定試験と比べると難易度はやや低めである。 | |||
=== 統計検定 === | |||
#その名の通り、統計学に特化した公的検定試験である。 | |||
#内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省、厚生労働省が後援しているらしい。 | |||
#1級、準1級、2級、3級、4級の他、統計調査士、専門統計調査士なんてのもある。 | |||
#2級でも大学レベルの知識が要求されるため、難易度はかなり高い。 | |||
#*統計検定2級は数学検定準1級(高校3年生レベル)より難しいと言われている。 | |||
#イメージキャラクターは「とうけいあかり」ちゃん。看護師をモチーフとした女の子のキャラクターである。 | |||
#*フローレンス・ナイチンゲールが看護師というだけでなく統計学者の肩書きを持っていたことが由来である。 | |||
=== ビジネス実務法務検定試験 === | |||
#東京[[商工会議所]]の認定資格。通称ビジ法(ビジほう)。 | |||
#仕事で役に立つ法律の知識やコンプライアンス(法令遵守)意識を身に付けることを目的としている。 | |||
#3級と2級はマークシート形式、1級は論述式である。 | |||
#*1級は必須問題2問と選択問題2問の合計4問を解く。 | |||
#*1級の受験資格は既に2級に合格していることが前提条件である。 | |||
#2級は[[宅地建物取引士試験|宅建士試験]]の前哨戦として受験する人が多い。 | |||
#*1級は行政書士試験と同じくらいの難易度と言われているが、その割に取るメリットは薄い。 | |||
#3級と2級は70%以上の得点率で合格が認められる。 | |||
#1級のボーダーラインは(200点満点中)140点以上だが、これに加えて各問題毎に足切りが設定されている。 | |||
#*総得点が110点以上だった場合と、総得点が140点以上だったが足切りに引っ掛かってしまった場合は「準1級」に認定される。 | |||
#資格そのものの価値は高くないが、ビジ法で学んだ法律の知識は仕事で役に立つと言われている。 | |||
=== 法学検定 === | |||
#国家試験ではないが、日弁連法務研究財団が実施している検定試験であり、知名度はそこそこ高い。 | |||
#*日弁連法務研究財団は、日本弁護士連合会(日弁連)が中心となって設立した公益財団法人である。 | |||
#ベーシック(初級)、スタンダード(中級)、アドバンスト(上級)がある。 | |||
#*目安としては初級が大学法学部の1〜2年生レベル、中級が法学部3〜4年生レベル。上級は行政書士試験より難しいと言われている。 | |||
#*かつては上級よりさらに上に法学既修者試験というのもあった。 | |||
#上級に合格すると、法科大学院の入学試験で多少は有利になるかも? | |||
=== メンタルヘルス・マネジメント検定 === | |||
#大阪商工会議所が主催する、産業精神保健に関する検定試験。 | |||
#*簡単に言うと、労働者の精神疾患の予防を目的として実施されている試験である。 | |||
#他の多くの検定と異なり、区分は「〜級」ではなく「〜種」という言い方をする。 | |||
#*1種が人事労務管理担当者、経営幹部レベル、2種が中間管理職レベル、3種が新入社員を含めた一般社員レベルとされている。 | |||
#基本的にマークシート方式だが、1種のみ論述問題もある。 | |||
=== ビジネス能力検定試験 === | |||
#一般財団法人職業教育・キャリア教育財団(旧財団法人専修学校教育振興会)が実施する、社会人に必要な仕事の能力を客観的に評価する文部科学省後援の検定試験。 | |||
#*ちなみにこの団体は[[パソコン検定#情報検定|情報検定]]を主催している団体でもある。 | |||
#*受験者は主に専門学校生が多いが、一部の大学や企業でもこの試験の受験が推奨されている場合がある。 | |||
#2013年(平成25年)度から正式名称が'''ビジネス能力検定ジョブパス'''に変わった。 | |||
#*ちなみに略称は'''B検'''。 | |||
#1級、2級、3級がある。 | |||
#*目安としては、1級が中堅社員レベル、2級が入社3年以内の新人社員レベル、3級が学生および入社1年目の新入社員レベルとされている。 | |||
#出題範囲はビジネスマナーやコミュニケーション、仕事の基本、ビジネス文書などで、中学校の公民や高校の現代社会・政治経済で学習するような内容も含まれる。 | |||
#*1級はさらにマネジメント能力やリーダーシップについても問われる。 | |||
#正しい或いは正しくないものを選ぶ知識問題、会社内で起きた失敗の出来事において誰が何をしたかを書かれた記録を読んで主人公がこの時何をするのが最も適切だったか等を選ぶケース問題、新聞記事を読んでその記事内容から正しい或いは正しくないものを選ぶ新聞問題、示された表やグラフの資料から、正しい或いは正しくないものを選ぶデータ問題などがある。 | |||
#かつては1級には面接試験があった。 | |||
#2級以下は多肢選択式。 | |||
#*1級のみ記述・論述問題がある。 | |||
#**かつては2級にも記述・論述問題があった。 | |||
#かつては2級以上で電卓の使用が認められていたが、現在は1級のみ認められている。 | |||
#あらゆる検定試験の中でも難易度が低い部類である。 | |||
#*ジョブパスに変わってから難易度が大幅に下がった。 | |||
#*2級の合格率は70%を超えており、3級に至っては80%を超えている。 | |||
#*1級だけは合格率が格段に低くなるが、それでも30〜40%程度はあり、社会人4年目以降の中堅社員なら普通に勉強すれば受かるレベルである。とはいえ、学生や社会人3年目までの新人社員にとってはなかなか難易度は高いと思うが…。 | |||
#正直、秘書検定などに比べてかなり知名度は低い…。 | |||
#どの級にも受験制限は特に無いが、2級合格者が1年以内に1級を受ける場合は受験料が大幅に安くなる。 | |||
=== ビジネス・キャリア検定試験 === | |||
#'''ビジキャリ'''とも呼ばれる、厚生労働省所管の特別民間法人である中央職業能力開発協会(JAVADA)が実施している公的試験だが、国家資格ではない。 | |||
#*なおJAVADAは各種国家技能検定に関与している団体でもある。 | |||
#**また、[[パソコン検定]]の一つであるコンピュータサービス技能評価試験(CS試験)もJAVADAが実施している。 | |||
#「人事・人材開発・労務管理」「経理・財務管理」「営業・マーケティング」「生産管理」「企業法務・総務」「ロジスティクス」「経営情報システム」「経営情報システム」の8つの部門があり、その中でさらに複数の区分がある。 | |||
#*そのため、企業にとっては職業能力の評価基準として使いやすく、労働者にとっては職務遂行能力の証明として使いやすい。 | |||
#*ビジキャリ検定は事務系の職業についての職務を全て網羅し、各区分毎に、それぞれの職務に必要な専門的知識について、単に専門知識を知っているか否かではなく、「実務に応用できるか」という視点から行われる。 | |||
#1級、2級、3級がある。 | |||
#*生産管理とロジスティクスの2部門に関しては3級の下にベーシック級もある。 | |||
#*レベルの目安としては1級は社会人経験10年以上で企業の部長を目指している人、2級は社会人経験5年以上で企業の課長を目指している人、3級は社会人経験3年以上で企業の係長を目指している人、ベーシック級は学生や新入・新人社員を想定している。 | |||
#解答形式は1級のみ論述式で、それ以外の級は多肢選択式(2級は5択、3級は4択、ベーシック級は2択)である。 | |||
#*1級は大問が3問出題され、試験時間150分。2級および3級は問題数全40問で試験時間110分、ベーシック級は全70問で60分。 | |||
#*ボーダーラインは満点の6割程度である。(ベーシック級のみ7割程度) | |||
#**ただし1級は大問ごとに足切り(満点の3割)がある。 | |||
== | ===家庭料理技能検定=== | ||
# | #家庭料理に関する栄養学および調理学の知識と技術を認定する、文部科学省後援の検定試験。 | ||
#*厚生労働省、農林水産省も後援している。 | |||
#[[埼玉の学業#女子栄養大学|女子栄養大学]]などを運営する学校法人香川栄養学園が試験を実施している。 | |||
#階級は1級、準1級、2級、3級、4級、5級の6段階がある。 | |||
#一次試験の他、3級以上では二次試験も課される。 | |||
#*一次試験では食生活、栄養学、調理学、食品衛生について幅広い知識が要求される。 | |||
#*二次試験では調理技術に関する実技課題が出題される。 | |||
#あくまで国家資格ではないため、調理師や栄養士などに比べて社会的評価は微妙。 | |||
#* | |||
# | |||
# | |||
# | |||
# | |||
#* | |||
#* | |||
# | |||
== | ==その他の検定== | ||
=== 日本漢字能力検定 === | |||
# | #通称「漢検」または「漢字検定」。 | ||
# | #多分検定試験といったらほとんどの人が最初に思い付く試験だと思う。 | ||
# | #京都の祇園に関連した博物館がある。 | ||
#* | #*毎年12月12日前後に清水寺で行われるイベントとも関係がある。 | ||
#「Qさま!!」で最も名前がよく出る検定。 | |||
# | #かつて理事長・副理事長が会計を私的流用したり理事長のファミリー企業に横流ししたりとやりたい放題をして世間を騒がせた。 | ||
#*その他にも別の理事長が突然解任されたりと結構ここの組織はゴタゴタしている。 | |||
#*「文部科学省後援」(昔の文部科学省認定)が取り消されたのもこれが理由と言われている。 | |||
#合格点は満点の8割と、比較的高い。 | |||
#準1級と1級はどこかの書籍から文章が引用され、その中で用いられている語句の読み書きに関する問題が出る。 | |||
#人気こそ高いが、英検や[[日商簿記検定|日商簿記]]などと違って、しばしば「就職活動で役に立たない資格」の代表格として名前を挙げられてしまうことが多い。大学受験で優遇されることもほぼ無い。 | |||
#*あくまで趣味の資格と割り切って受けると気が楽かも。 | |||
# | |||
#* | |||
#* | |||
# | |||
# | |||
# | |||
#* | |||
== | === 実用数学技能検定 === | ||
*[[ | #通称「数検」または「数学検定」 | ||
**[[ | #漢検や英検と比べると地味な気がする。 | ||
**[[ | #*試験会場も上記2つと比べると遠いところに指定されることが多いし。 | ||
#*Chakuwikiのユーザーバベルにもないし...。 | |||
#[[出版社/さ・た行#数研出版|チャート式でおなじみの出版社]]とは関係ないらしい。 | |||
#*読みは似てるけど字が違う。 | |||
#二部構成であり、1次が基礎。2次が文章題に分かれている。 | |||
#*同日開催。1次試験の結果によらず2次試験も受ける。 | |||
#*2次は電卓が使用できる。 | |||
#検定系の試験としては珍しく、途中退出が可能。<!--他にもあるのかな?--> | |||
#理科の先生に受検を勧められたことがある。 | |||
#高校までは学習指導要領にて内容が決まっているため、準1級までは一から知識をつけられる詳しい参考書(問題集ではない)があるのだが、大学はそれがなくなり範囲も広くなるため1級に関してはそういったものはほとんどない。 | |||
#幼稚園児レベルが用意され「かず・かたち検定」と呼ばれている。こちらはシルバースターと高難易度のゴールドスターに分かれている。 | |||
#合格率は10級(小学2年生相当)までは9割以上、6級(小学6年生相当)まででも8割以上となっている。しかしそこから急激に下がり、3級(中学3年生相当)で6割、そこから級を1つ上げるごとに10%ずつ減少し、1級(大学相当)では1割程度となる。 | |||
#漢字検定・英語検定と同様、一番受験者が多いのは3級。高校受験で加点や推薦の対象となるためである。 | |||
#個人受験(一般受験者)と団体受験(通常そこに所属する人のみ受験可能)に分かれているのが一般的だが、それに加え「提携会場受験」なるものがある。個人受験と異なり当日の運営を会場側に委託するため受験料が1,500円ほど安くなり、また実施日程も多い。 | |||
=== 世界遺産検定 === | |||
#鈴木亮平が1級を取っているアレ。 | |||
#意外と持っていると色々と役に立つ検定だったりする。 | |||
#*その証拠に、学校でポスターが貼ってあったり、大学生協で取り扱っていたりする。 | |||
#受験料の一部はユネスコに寄付され世界遺産の保護に使われる。 | |||
=== パラオ検定 === | |||
#[[パラオ]]共和国に関する知識を問う検定。こんなんあるんやね。 | |||
#*公式サイトの情報によると「日本でのパラオの知識を広めるために一般財団法人 国際交流機構、一般社団法人 太平洋協会によって運営されている検定試験」とのこと。 | |||
#1級から4級まである。 | |||
#*1級から3級までは有料検定。4級は無料でWEB受験ができる。因みに合格すれば、きちんと合格証がメールでPDFで発行される。 | |||
===ニュース時事能力検定=== | |||
#'''N検'''と呼ばれる、日本ニュース時事能力検定協会の認定試験。 | |||
#その名の通り時事問題がバンバン出題される。 | |||
#一部の新聞社ではN検2級以上の合格者に対して入社試験で優遇措置を行うことがある。 | |||
#*具体的には試験での加点や、時事問題に関する科目の免除などである。 | |||
===歴史能力検定=== | |||
#社会科系の検定試験の代表格である。受験者の歴史に関する知識を測定する目的で実施されている。 | |||
#*かつては地理能力検定というのもあったが、こちらは認定団体が解散したため廃止されてしまった。 | |||
#1級、2級、3級、準3級、4級、5級がある。 | |||
#*3級以上は日本史部門と世界史部門に分かれる。 | |||
#*目安としては1級は大学レベル、2級および3級は高校レベル(2級は大学受験レベル、3級は基礎レベル)、準3級は難関高校(進学校)入試レベル、4級は中学校レベル、5級は小学校レベルである。 | |||
#1級は大学の歴史専攻学科(文学部史学科など)のレベルなので、英検などと同様に非常に難易度が高い。また、論文も課される。 | |||
#2級は大学受験レベルとされているが、記述問題があるため、共通テストの日本史Bや世界史Bよりは難易度がやや高いと言われている。 | |||
#*おそらく国公立大学の二次試験や私立大学の個別試験の歴史科目を想定しているものと思われる。 | |||
#英検や漢字検定、数学検定などと違って、3級が高校基礎レベルになっている。中学生にとっては3級でもかなり難しい。 | |||
#*とはいえ、大学受験を視野に入れるのであれば3級でも少々パンチが足りない。 | |||
#漢字検定などと同様に一度合格した級を再度受験することも可能である。 | |||
#日本史1級に3回以上合格すると'''日本史修士'''の称号が、5回以上合格すると'''日本史博士'''の称号が、10回以上合格すると'''日本史大博士'''の称号が与えられる。ここまで来れば正真正銘の歴史マニアの領域であろう。 | |||
#*ちなみに世界史1級にも同じ制度がある。 | |||
#国家資格では無いし、趣味の資格というイメージが強いが、2級以上の合格者は大学入試(推薦、AO)で優遇措置の対象になるなど、公的なメリットは意外と大きい。 | |||
#*また、日本史2級以上の合格者は、[[資格試験#全国通訳案内士試験|全国通訳案内士試験]]の歴史科目が免除される。 | |||
==その他の試験== | |||
*[[運転免許証]] | |||
=== 高等学校卒業程度認定試験 === | |||
#高校を卒業していない人間が大学や専門学校への入学資格を得る、あるいは就職活動において高卒程度の認定を得るために受ける試験。 | |||
#*既に高校を卒業している者はこの試験を受験すること自体ができない。 | |||
#文部科学省が管轄する試験であり、一応国家試験に含まれる。 | |||
#昔は大学入学資格検定(大検)と呼ばれていた。 | |||
#受験資格が発生するのは16歳になってからである。原付免許と同じ。 | |||
#*また、合格しても資格の効力が発生するのは18歳になってからであり、一部の大学に存在する飛び入学制度の対象にはならない。 | |||
#出題される問題は[[ベタなセンター試験の法則|大学入試センター試験]]よりずっと簡単であり、ボーダーラインも(100点満点中)40~50点程度とだいぶハードルが低い。 | |||
#*しかしそれでも合格率は30%程度しかない。これは根本的に基礎学力が不足している(中学校の内容すら怪しい)受験者が多いことが理由である。 | |||
#実用英検準2級以上の合格者は英語科目が、数学検定2級以上の合格者は数学科目が免除される。 | |||
#*世界史B、日本史Bも、それぞれ歴史能力検定の対応する部門の2級以上合格で免除される。 | |||
#ある意味、普通に高校を卒業するより難しいと思う。出席日数や日頃の行いによる妥協が一切ないから。 | |||
#*逆に言えば、高卒認定試験の合格者は、底辺高校の卒業生よりは学力は高そうだ。 | |||
== 採用試験 == | |||
===公務員試験=== | |||
#国家公務員の試験と地方公務員の試験で分かれているが、試験の出題内容はほぼ同じ。 | |||
#高卒程度の試験と大卒程度の試験では内容が大きく変わる (大卒程度では専門試験が出題される) 。 | |||
#*一般職募集しかない自治体だと、大卒者でも高卒程度の内容で受けられる。 | |||
#**そして二次(面接)は大卒者(見込み含む)だらけに。 | |||
#**大卒者だと何も対策しなくても下手したらペーパーの一次「は」突破できるかも。 | |||
#*就職氷河期には大卒が高卒と偽って試験を受けるケースが続出した。 | |||
#高卒程度の試験は8月末から9月にかけての週末、特に日曜日を中心に行われることが多い。 | |||
#*9月第3日曜日が一番多いと思う。 | |||
#警察・消防・自衛隊の試験もいちおうここに含まれる。 | |||
#*自衛隊はいろいろと特殊。 | |||
#行政区分を受ける受験生が特に多い。このため専門試験の参考書はこの分野(民法、経済など)のみ充実している。 | |||
#技術区分は倍率が比較的低いが、募集人数も少ない。参考書もほとんどないはず。 | |||
#*業務独占資格が要るものは特に倍率が低い(獣医など)。 | |||
#最終合格しても採用されるとは限らない。国家公務員の場合官庁訪問したり、地方公務員でも採用候補者名簿に載るだけだったりする。 | |||
#*民間企業が定員で厳密に選抜するのに対し、こちらはある基準を超えたものを候補者名簿に載せる形のため。 | |||
#合格から勤務開始まで待ってもらえることも(特に国家公務員は3年間)。 | |||
#受験可能年齢に制限がある場合が多い。大体30歳位が上限。 | |||
====国家公務員==== | |||
#「総合職」と「一般職」に分かれる。 | |||
#行政や法務などよくある区分も用意されているが、あまり見られない区分もある。 | |||
#*具体的には数学・物理・人文科学など。 | |||
#*専門試験を課さない「教養」区分もある。こちらは論文が4時間・解答用紙4枚・設問は2題となる。 | |||
#総合職試験は教養が別々の問題冊子になっているが、一般職は一緒になっている。 | |||
#*日本語・英語の文書読解と数的推理を「知能」、各分野の知識問題を「知識」と呼んでいる。 | |||
#総合職試験は一部分野が統合され出題範囲が広くなっているものもある。 | |||
#*例えば一般職試験での「化学」が総合職試験では「化学・薬学」となる。 | |||
#1次はマークシート式の教養・専門試験(後者は教養区分除く)、論文。2次試験は性格検査と面接となる。 | |||
====省庁大学校==== | |||
#内容としては大学入試とほぼ同じだが、小論文や面接がある。 | |||
#採用試験のため、受験料はかからない。 | |||
====公立学校教員採用試験==== | |||
#ここも教養と専門からなるが、教職関連に特化した内容になる。 | |||
#*具体的には学校教育法、学習指導要領、教育心理学といったもの。 | |||
#*専門試験は志望する教科の内容や学習指導要領などになる。 | |||
#1次でマークシート式の教職教養と専門試験、加えて論文があることが多い。なお論文はマークシート問題で基準を超えた者の答案のみ採点される。 | |||
#2次は指導案作成や面接、模擬授業などがある。 | |||
#都道府県ごとの実施が主だが、[[政令指定都市]]はそれとは別に行う場合が多い。 | |||
#*採用後、転勤の範囲に関わってくる(居住地などである程度は配慮してもらえるが)。例えば札幌市なら市内だけだが、北海道だと北は稚内、東は根室と大移動になることも。また、都道府県によっては離島に飛ばされることもある(意外にも東京が該当)。 | |||
#*ただし、試験問題は共通になる場合が多い(神奈川県と横浜市・相模原市・横須賀市・川崎市)。 | |||
#校種ごとに行われるが、中高は一緒に行われる場合が多い。このため両方の教員免許を保有あるいは取得見込みであることが必要になる。 | |||
#教科ごとに行われる。このため理科は物化生地、社会は地歴公民すべて出題されるのが普通。ただし東京は科目ごとに選考しているらしいが。 | |||
#*募集人数が多い順に英語>国語>数学>理科>社会(高校は地歴>公民)>工業・商業>その他職業科>実技科目>英語以外の外国語といった感じか。 | |||
#管理職・教頭・校長選考は対象者(正規任用勤続数年以上)のうち希望した人に対し別に行われる。 | |||
== | ==関連項目== | ||
*[[ベタなテストの法則]] | |||
*[[ベタな入学試験の法則]] | |||
{{ | {{資格試験・検定試験}} | ||
[[Category:教育|しけんへつ]] | |||
[[Category: | [[Category:試験|*へつ]] | ||
[[Category: | |||
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