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==船舶の噂==
{{Pathnav|試験|パソコン検定}}
#渡し船は意外にしぶとく残ることがある。
#*公営が多いので無料もしくは安価な運賃。
#*有名なところでは大阪市の渡船(無料)、尾道と向島を結ぶ渡船(有料だが安価。船によっては車もOK)。
#**並行して橋がかかって代替廃止というパターンもあるが、その橋が不便なので残る事例も。
#***富山県営渡船と大阪市渡船木津川航路が代表例。
#*中には手漕ぎのものもあったり。
#**最近は徐々にエンジン付きに変わりつつある。
#逆に最新鋭のテクノスーパーライナーはなかなか運行できず。
#*なっちゃんRenaも...
#**手頃サイズに直した「あかね」がようやく定着。新幹線効果もあったか。
#***しかし一時的な新幹線効果だけでは長く持たず・・
#JAFのメリットを一番感じられるのは、意外にもフェリーに乗った時かも。
#*ただ、最近はJAF割引をやめるところも出てきている。
#運航の可否が気象条件に左右されやすいこともあり、短距離のフェリー航路を中心として橋やトンネルなどの他の交通手段に役目を譲りつつある。
#内航海運船は恐ろしく長生きすることがある。横浜港をクルーズしている船は別府大阪間の元クルーズ客船で1959年に建造されたもの。
#*「ロイヤルウィング」で、[[商船三井#関西汽船|関西汽船]]の「くれない丸」。
#高速値下げで高速バスや鉄道以上に打撃を受けた路線が多し。
#*いろんな所で航路廃止の噂が出て、その一部は現実に……
#**近距離の倍には公営化も行われている。その逆に公営から新設会社に変わることも。
#*むしろコストの低いRORO船航路との海同士の競合で散っていったフェリーもあったり。
#*LCCも影響したり。
#*2000年代の10年間は「冬の時代」だったが、ドライバー不足と新造船ブームで、この荒波を生き残った航路たちは2010年代に軒並み復調。
#フェリーの出航の時に、色とりどりの紙テープを投げたりする。紙テープを用意してないからってトイレのロールペーパー失敬して投げちゃダメ。
#*「持ち出し禁止」とかトイレに注意書きしてあるフェリーもあった記憶が。
#南極観測船宗谷はいまだ船舶法の適用ある船舶(舫いを解けばただちに出航可能)
#フェリーにはドライバー専用室というのがあり、一般旅客は入れない。
#*子どもの頃、「気性が荒いトラックドライバーが普通のお客さんに悪さするのから隔離するための部屋」と思っていたが、違うらしい。
#*子どもの騒ぎ声や、おしゃべり、酒盛りでうるさい一般の旅客からドライバーを保護するための部屋らしい。
#**↑とは逆だったw
#*このドライバールームは一人用個室が多く、最大のリピーターであるドライバー「様」を優遇させているらしい(船によっては浴室も個別)。
#*船によっては「S寝台」とか「2等個室」とかいう名でドライバーの乗らない余った個室を売り出している。普通の寝台より若干高い。
#**更に最近では、同じ設備を一般客室内に導入するパターンもある。
#*ドライバー専用サロンとか、ドライバー専用浴室というのもある。サロンは束の間の宴会場で、まあ当然飲んだりも…。
#高速バス(路線バス)とコラボするフェリーが増加。クルマ族バイク族のみに頼らず徒歩客もできるだけ取り入れようと企業努力。航空も見習え!!
#*[[航空会社#LCCの噂|LCC]]の中には元ツアーバスと提携する所もあらわれはじめてはいる。
#村を結ぶ離島路線だと、週1便なんてこともある。
#*究極は小笠原やトカラなど。3日に1便とかしか来なかったり、ドック期間中は数週間休業していたり。
#近年は、格安弾丸プラン(0泊3日=現地0泊船中2泊)を実施するフェリーが登場。物流会社以外の一般旅客を取り入れようとする企業努力。
#*2011年2月以降、[[商船三井#フェリーさんふらわあ|フェリーさんふらわあ]]は1万円から利用可能な弾丸フェリーを実施している。
#**徒歩では勿論、バイク、マイカー用のプランもある。
#**フェリーさんふらわあ傘下の旅行会社、さんふらわあトラベルで弾丸フェリーを用いたツアーも実施されている。
#設備簡素化が目立つ航路もあるが、一部大型船では「スイートルーム」とかもある。多分その辺のホテルのスイートに泊まるより確実に安いし、ルームサービスは船会社によるが客室設備は船の方が良いパターンも。
#今でも社名に「汽船」を冠しているところも多い。


==独立項目==
== 試験区分一覧 ==
*[[北海道の交通#ハートランドフェリー|ハートランドフェリー]]
*ITパスポート試験
*[[青森の交通#シィライン|シィライン]]
*情報セキュリティマネジメント試験
*[[SHKライン]](阪九フェリー・関釜フェリー・東京九州フェリー・日本クルーズ客船)
*基本情報技術者試験(旧・第二種情報処理技術者試験)
**[[新日本海フェリー]]
*応用情報技術者試験(旧・ソフトウェア開発技術者試験、第一種情報処理技術者試験)
**[[王子製紙#オーシャン東九フェリー|オーシャン東九フェリー]]
*高度情報処理技術者試験
*[[東京湾フェリー]]
**ネットワークスペシャリスト試験(旧・テクニカルエンジニア試験ネットワーク部門、オンライン情報処理技術者試験)
*[[東海汽船]]
**データベーススペシャリスト試験(旧・テクニカルエンジニア試験データベース部門)
**[[小笠原海運]]
**エンベデッドシステムスペシャリスト試験旧・テクニカルエンジニア試験エンベデッドシステム部門、マイコン応用システムエンジニア試験)
*[[佐渡の交通#佐渡汽船|佐渡汽船]]
**情報処理安全確保支援士試験(旧・情報セキュリティスペシャリスト試験、テクニカルエンジニア試験情報セキュリティ部門)
*[[島根の交通#隠岐汽船|隠岐汽船]]
**システムアーキテクト試験(旧・アプリケーションエンジニア試験、特種情報処理技術者試験)
*[[商船三井]](商船三井フェリー・フェリーさんふらわあ・名門大洋フェリー・商船三井客船)
**プロジェクトマネージャ試験
*[[両備ホールディングス#津エアポートライン|津エアポートライン]]
**ITストラテジスト試験(旧・システムアナリスト試験)
*[[南海フェリー]](和歌山~徳島)
**ITサービスマネージャ試験(旧・テクニカルエンジニア試験システム管理部門、システム運用管理エンジニア試験)
*[[兵庫の交通#淡路ジェノバライン|淡路ジェノバライン]]
**システム監査技術者試験(旧・情報処理システム監査技術者試験)
*[[ジャンボフェリー]](神戸~小豆島~高松)
*[[宇高航路]]
*[[瀬戸内海汽船]](防予フェリー・周防大島 松山フェリー)
*[[伊予鉄道#海運部門の噂|石崎汽船・ 松山・小倉フェリー・中島汽船]]
*[[オレンジフェリー]]
*[[広島電鉄#宮島松大汽船|宮島松大汽船]]
*[[西日本旅客鉄道/広島支社#宮島航路の噂|宮島連絡船]]
*[[高知の交通#宿毛フェリー|宿毛フェリー]]
*[[宮崎の交通#宮崎カーフェリー|宮崎カーフェリー]]
*[[日本郵船]](郵船クルーズ)
*[[ウォルト・ディズニー・カンパニー#ディズニー・クルーズラインの噂|ディズニー・クルーズライン]]
*[[韓国の有名企業#海運業]]


==北海道・日本海の船舶==
=== 過去の試験区分 ===
#各会社とも夏になるとハイシーズン料金を設定しここぞとばかりに稼ぐ。
*初級システムアドミニストレータ試験
#本州~[[北海道]]便は、どの航路もハイシーズンにはバイクがぎっしり。
*情報セキュリティアドミニストレータ試験
#2016年3月の[[北海道新幹線]]の開業以降、[[青森市|青森]]~北海道便は、青春18きっぷの利用可能時期に[[青春18きっぷファン|青春18きっぷ利用者]]の渡道手段として有効活用されるようになる。
*上級システムアドミニストレータ試験
*プロダクションエンジニア試験


===津軽海峡フェリー===
== 情報処理技術者試験の噂 ==
[[画像:津軽海峡フェリー_ばあゆ.jpg|thumb|200px|タコにカーデッキドアを持ち上げられる「ばあゆ」]]
#一応国家試験ではあるが、合格しても独占業務(特定の資格を持ってないと出来ない特別な仕事)は特に無いため、厳密な意味での国家資格(免許)ではない。
#東日本フェリーの青函航路を引き継ぐ形で発足。
#*ただしエンジニア系の公務員だと、情報処理技術者の有資格者しか採用しないケースがとても多い。
#*旧称は道南自動車フェリーで、同航路を独自に運航していたが、東日本フェリーとの棲み分けもあり貨物主体の航路だった。
#国家試験なので、他のIT資格に比べて受験料が安いのが魅力。更新制度も(一部の区分を除いて)無い。
#2010年運行開始のブルードルフィンには犬の遊び場が作られている。
#*ただし特定企業の製品についての問題が出題できないため、実務ではあまり役に立たないという意見もある。
#*東日本フェリーのヘンテコな船名の名づけ方は継承されなかった。
#*スキルレベル3以上の区分は2021年(令和3年)度秋期から、スキルレベル2以下の区分は2022年(令和4年)度春期から受験料が値上げされる予定である。学生や若手社員にとっては大きな痛手である。しかしそれでも民間企業の認定資格(所謂ベンダー資格)に比べたら全然安い。
#**「ブルーマーメイド」といっても、[[wikipedia:ja:ハイスクール・フリート|海を守る女]]とは関係なし。
#「技術者」という名前であるが、開発側の人間だけでなく、一般利用者向けの区分もある。
#**現行船は全て「ブルー○○」で統一されている。
#*具体的にはITパスポート試験と、情報セキュリティマネジメント試験。昔は初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)なんてのもあった。
#*東日本時代「ほるす」、パンスター時代「パンスターハニー」、津軽海峡時代「ブルードルフィン」と来て2代目ブルードルフィン登場であわやお払い箱となるも、「ブルードルフィン2」として再就航する数奇な運命。
#理系の試験と思われがちだが、マネジメントや経営戦略、法務などのビジネス系の問題も多い。
#**逆に東日本フェリー移籍組と新造船就航による路線変更の煽りを受け、簡素設備で旧・道南自動車フェリー時代からの生え抜き「えさん2000」が弾き出され引退した。ブルードルフィン2の方が実は先輩なのに。
#*エンジニアでもある程度勉強しないと受からないのはこのため。逆に文系なら得点源。
#**2020年頃就航の新造船計画もあるので、ここで命運が尽きることになるだろうか。
#*ビジネス系の問題が多いのは、経産省系の試験だからなのだろうか?
#[[函館市|函館]]-[[青森/下北#大間町の噂|大間]]航路は航行時間が短いので船旅が苦手な人にはオススメかも。
#最近はセキュリティの問題が多い。
#*「ばあゆ」という日本離れした名前の船が運航されている。
#*高校数学の問題も多い。ただし流石に大学受験よりは簡単。
#**現在は就航地の地名に由来した「大函丸」が運航されています。
#午前科目は4択マークシートであり、過去問の使い回しが多いことで有名。
#*ちなみに、函館-大間航路は北海道~本州の航路では最も距離や航行時間が短い。
#*ただし午後科目は長文問題で毎回テーマが変わるため、午前を丸暗記で突破したような人は地獄を見ることになる。
#*付けられた愛称が「ノスタルジック航路」。<del>古いってか…</del>
#*ITパスポートは過去問からあまり出ないため、人によっては基本情報技術者の午前より難しいともっぱらの噂。
#**1964年からの日本初の外洋型フェリー航路のようで。
#受験料が安いためか、当日欠席者も多い。
#高速船ナッチャンWorldは夏季限定運行。
#*業界の特性上、突発業務で受験できなくなったという人も多い。
#*フルスピードのときの風圧がすごい。後方デッキに行くと吹き飛ばされそうになる。
#試験そのものよりも、朝早く起きて会場に行くのが最難関の試験。
#*冬は運行してないが東日本大震災の時に臨時運行し、持ち前の健脚で支援物資を運んだ。
#年2回実施される上に試験区分がとても多いため、情報処理技術者試験を恒例行事としているITエンジニアも少なくない。
#*トラックを載せてはいけないらしいが戦車は載せてもいいらしい。
#*例年だと春(4月)と秋(10月)に実施される。
#*2013年以降は夏期運航もなくなり、防衛省借り上げの高速輸送船の仕事がメインに。
#合格者の認定は[[日本の省庁#経済産業省|経済産業省]]が行うが、試験そのものは[[独立行政法人]]情報処理推進機構(IPA)が実施している。
#**外は船尾にランプウェイを取り付け、中は椅子席を取っ払い折りたたみマットレスを用意する等の大改造。
#各区分ごとに4段階のスキルレベル(難易度)が設定されている。最も難易度の低いITパスポート試験(iパス)はレベル1。基本情報技術者試験(FE)と情報セキュリティマネジメント試験(SG)はレベル2。応用情報技術者試験(AP)はレベル3。
#**2018年からは観光船としてチャーターで遊覧運航を時たま行う予定だが、一般向けではない改造をされた中途半端な装備で受け入れられるのか・・??
#*スキルレベル4の試験区分はかなり多くの種類があり、「高度情報処理技術者試験」と総称される。
#***イベント時の遊覧運航程度はできたが、紋別市主導の北海道周遊最長7日間のロングコース計画は客が集まらず中止に。
#*ちなみにFEとSGは表向きは同じスキルレベル2なのだが、実際の難易度ではFEの方が明らかに高い。そのため、SGは実質レベル1.5とか言われたりもするらしい。
#*スキルレベルの最高ランクは7であるらしいが、どうやら5以上はもはや試験で測定できるレベルではなく、実務経験で判定されるそうだ。経験豊富な多国籍IT企業の社員が該当するのだろうか。
#iパス以外は午後科目で長文問題が課されるため、しばしば「現代文の試験」と呼ばれることもある。
#あらゆる国家試験の中でも合格証書が豪華であることで有名。
#*経済産業大臣の名前入り。
#免許資格ではないため、一度合格した区分を再度受験することも可能である。
#レベルが低い区分から順番に受験しなければならないというルールは無いため、極論を言ってしまえばITの初心者がいきなりレベル4の区分を受験しても構わない。実際に合格できるかどうかは別として。
#*受験者の年齢も問われないため、小学生でも受験できる。
#[[警察官|警察]][[自衛隊]]では情報処理技術者試験の合格者は意外と重宝される。
#情報処理技術者試験の合格を単位として振り替えることのできる大学も多い。([[東京の私立大学/あ~さ行#産業能率大学|産業能率大学]]など)
#*また、商業高校や工業高校で在学中に情報処理技術者試験に合格すると推薦・AO入試に出願できる大学もある。
#ITという変化の激しい領域を取り扱っている試験なので、一度合格したからといって知識のアップデートを行わないでいると、過去に勉強した内容はすぐに陳腐化してしまう。
#*3年前の知識はもう時代遅れ。取ってから5年以上経った資格に関しては(履歴書に書けるということ以外では)もはや使い道が無い、とも言われる。
#2002年(平成14年)度秋から電卓の持ち込みが禁止になった。
#秋の試験は例年、[[宅地建物取引士試験]]と日程が被ってしまうのがお約束。
#*春にも実施される区分はまだ良いが、秋にしか実施されない区分(スキルレベル4の一部)を受験する予定の人は注意が必要。
#工業高校のジュニアマイスター顕彰制度では、応用情報または高度試験の合格者には最高ランクの30ポイントが、基本情報は20ポイントが、ITパスポートとセキュマネは12ポイントが付与される。
#*加点ポイントが意外と大きく、ITパスポートですら第二種電気工事士(7ポイント)や危険物取扱者の乙種第4類(4ポイント)より高得点である。基本情報は電工一種や危険物甲種などと同じランク、応用情報に至っては第三種電気主任技術者(電験3種)と同じランクに位置付けられている。
#基本情報と応用情報は午前と午後を合わせて試験時間300分(5時間)である。また、午前、午後それぞれ150分(2時間30分)ずつである。ただし、基本情報の午前は講習による免除制度がある(後述)。
#*高度は午前1が50分、午前2が40分、午後1が90分(1時間30分)、午後2が120分(2時間)で、合計の試験時間は300分である。ただし、午前1のみ科目合格制度がある(後述)。
#*セキュマネは午前と午後を合わせて試験時間180分(3時間)である。午前、午後それぞれ90分(1時間30分)ずつである。基本情報などより短い。
#弁理士試験や技術士試験などといった他の国家試験と同様に、合格者は官報及び公式サイトに公表される。
#実は[[運転免許証|自動車運転免許の試験]]を除けば、最も年間の受験者数が多い国家試験である。
#*しかしこれは沢山の試験区分があるからである。単一の試験区分として見るなら、最も受験者数が多い基本情報ですら、[[宅地建物取引士試験|宅建士試験]]や危険物取扱者の乙種第4類の試験より少ない。
#表計算の問題では、構文の構造はほぼ同じだが、国家試験であるためExcelをそのまま問題として出すことはできず、実際のExcelとは異なる命令文になっている。
#*命令文は日本語で書かれている。例えばExcelのAND, COUNT, MAXはそれぞれ論理積、個数、最大と書かれている。一覧は問題冊子および公式サイトにあるので確認のこと。


====東日本フェリー====
== 各試験区分の噂 ==
#[[福岡市/博多区|博多]][[上越市|直江津]]~[[室蘭市|室蘭]]の北前船航路の復活を待ち望むヲタが、未だにいる。
=== ITパスポート試験 ===
#2008年11月末で稼ぎ頭だった津軽海峡航路からすべて撤退。[[金沢市|金沢]][[釜山]]の国際航路と他社フェリーへの船舶賃貸のみに。大丈夫か?
#ITパスポート試験は国家試験の中では比較的簡単な部類に入るが、それでも合格率は例年50%行くか行かないか程度。民間検定を含めた一般ユーザー向けのコンピュータの資格の中ではむしろ難易度が高い部類に入る。
#色々あって現在は津軽海峡フェリーが青函間の運航業務を引き継いでいる。
#*特に高校生の合格率は40%を下回る。ビジネス系の問題で苦戦する子が多いため。
#北欧・ギリシャ・インドなどの神話由来の船名が特徴的。
#*まあ内容が浅いとはいえ、範囲は広いからね、、、、、
#*1960・70年代は第○(数字)××(青函、青蘭など航路名)丸といったネーミングが中心だった。
#*一般ユーザー側(事務職など)ならITパスポート程度でも十分評価対象になり得る。履歴書にも堂々と書ける。だがIT業界ではやや弱い資格。
#室蘭・苫小牧~大洗の「へすていあ」と傘下の九越フェリー博多~直江津~室蘭「れいんぼうべる」→「ニューれいんぼうべる」が2015年に[[wikipedia:ja:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか|ダンまち]]の影響で一部オタから再注目。
#**というかエンジニア志望の場合はITパスポートを履歴書に書いたらむしろマイナス評価になる可能性すらある。エンジニア志望なら最低でも基本情報技術者の資格が欲しいところ(本音は応用以上)。
#*なお別船名となって初代べるは[[宮崎の交通#宮崎カーフェリー|宮崎]]を経てギリシャへ、残りのニューべる・へすていあは[[商船三井#商船三井フェリー|三井]]へ・・。
#*[[パソコン検定#情報検定|情報検定]](J検)の情報活用試験は1級でも合格率が50%以上、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)に至っては合格率80%だから、アマチュア向けのパソコンの資格としてはむしろ難関の部類に入る。
#*へすていあは三井に移りSFふらのになってから「青い紐」がつくという逆転現象が・・
#ITパスポート試験のイメージキャラクターは「上峰亜衣」ちゃん。大手商社に勤務する女の子である。
#青函航路の高速化はうまく行った試しがなし。
#一時期、ITパスポート試験の受験者に初音ミクのクリアファイルが配布されていたことがあった。
#*ジェットフォイル・国産ウォータージェット型カーフェリーを経て、豪州製ウォータージェット型カーフェリーを豪快に2隻も投入しこれが命取りに。
#ITパスポート試験は国家資格としては初めて、CBT方式(会場のパソコン上で受験するタイプの試験)に移行した試験として有名。
#*1960年代の創業当初はホバークラフトでの高速航送を図る将来構想があったり・・。
#*ペーパー試験だった頃に比べて受験のチャンスが増えた反面、他の区分の午前科目のような過去問の使い回しが無くなったために難易度はむしろ上昇したとも言われている。
#倒産後閑古鳥が鳴いていた室蘭港だったが、2018年の夏になってようやく川崎近海汽船による新航路が実現。
#*現在は基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験もCBTに移行している。
#*このためその日のうちに結果がわかる。
#*体が不自由な受験者向けに、年2回のペーパー試験も残してある。
#昔はこの試験区分は無く、代わりに一般ユーザー向けの区分として初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)なんてのもあった。ただし初級シスアドは午前と午後の2部構成であり、合格率も30%程度しかないため、ITパスポートよりは難易度が高かったと言われている。
#*ちなみに本来のシステムアドミニストレータは「システムの運用管理の責任者」という意味であり、ユーザーを指す言葉ではない。
#パソコンの操作スキルを証明する資格としては使えないため、アピールするためには[[Microsoft Office Specialist|MOS]]などと一緒に取得することが推奨される。
#一般ユーザー向けの試験だけあって技術系の問題の難易度は控えめ。むしろストラテジが鬼門。
#*ストラテジに限れば基本情報の午前よりもiパスの方が難しいという意見も多い。
#文系の大学生ならば、[[運転免許証|自動車の運転免許]]やTOEIC、[[日商簿記検定]]などと並び取っておきたい資格の一つである。
#*勿論、文系でもエンジニア志望の場合は基本情報技術者(FE)の資格が欲しいところ。
#ここに合格できれば基本情報技術者試験で4割程度得点できるとか。つまり、ここで勉強したことが使えるということである。
#合格するだけならそれほど難しくないが、高得点を狙うのはかなり大変である。この試験で9割以上得点するのは、高度試験のうちどれか1個の区分に合格するより大変といわれている。
#*時々、一度iパスに合格しているにもかかわらず、満点(1000点)合格を狙って何度もiパスを受験する人がいるらしい。
#この試験で7割5分以上得点すると、ITコーディネータという資格試験の科目免除が使える。
#意外にもIT企業勤務の人間よりも、そうでない人間の方が合格率が高い。
#*これは非IT系の人間はちゃんと勉強してから受験する場合が多いため。逆にIT系の人間はノー勉で特攻して撃沈するケースが多いものと思われる。
#採点方法が少し特殊である(項目応答理論)。問題数は全部で100問、満点は1000点だが、単純に1問あたりの配点が10点というわけではない。
#ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野それぞれ足切りがあるため、どれかが極端に苦手だと、総合得点がボーダーラインを超えていても不合格になってしまう。
#問題数が多い割には制限時間はたった120分しかない。[[ベタなセンター試験の法則|大学入試センター試験]]の悪夢を思い出す人も多いのではないだろうか。
#採点されないダミー問題が8問出題される。したがって、実際に評価対象になるのは92問である。
#分野別の内訳はストラテジ系が35問、マネジメント系が20問、テクノロジ系が45問という感じである。
#*基本情報の午前に比べてストラテジとマネジメントの出題比率が高い。このため学生より社会人に有利である。
#希望する試験会場に空席さえあれば、前日の午前中までは予約することができる。試験も毎月実施される上に時間帯まで指定できるので受験しやすい。


===青函フェリー===
=== 情報セキュリティマネジメント試験 ===
#津軽海峡フェリーと比べて地味な感がある。
#最近始まった情報セキュリティマネジメント試験は表向きは基本情報と同じ階級とされているが、数学や開発に関する問題が少ないため、実際の難易度は基本情報よりだいぶ低い。
#*救いは料金が安いことか。
#*初回の合格率は80%以上であり、国家試験とは思えないほど合格率が高かった。運転免許でもここまで高くない。
#**しかしながら、どの船も案内所は無く、船室は2等のみで、自販機も飲み物とカップ麺のみと簡素。
#**最近は合格率50%程度に落ち着いてはいるが、それでも十分高い。
#***まさに海のLCCである。
#*ただし開発系の問題が少ない分、マネジメントに関する問題が強化されている。また、基本情報と違って午前免除が無いのと、午後の問題文がめちゃくちゃ長いため、人によってはむしろ基本情報より苦戦する場合もある。
#*寝台を無料開放してるので便利。
#*歴史が浅い試験だからか、午前は過去問の使い回しがあまり無く、午前免除制度も無いため、基本情報とはまた違ったベクトルの難しさがあるイメージ。
#*で、函館での津軽海峡フェリーとの港の場所が違う。
#一度だけ午後のボーダーラインが引き下げられたことがある。本来は60点が合格基準点だったのが、2019年秋の試験のみ46点に引き下げられた。
#*それもそのはず、元貨物フェリーである。
#*アマチュア向けの試験にしてはあまりにも問題が難し過ぎて、そのままの基準だと(最低レベルとはいえ一応プロレベルの)基本情報と同じくらいにまで合格率が下がってしまうため、特例で基準点を下げることとなった。
#船舶名には歴代の寝台列車の愛称が冠されている。
#昔は一般ユーザー向けのセキュリティに関する区分として情報セキュリティアドミニストレータ試験(セキュアド)なんてのもあった。ただし難易度は今のセキュマネよりもずっと高かったとか。
#*はやぶさとあさかぜである。
#*セキュアドは年1回しか試験がなく、午後が記述式だったため。
#実は、2社共同で運航されており、上記の船舶名の前者が共栄運輸で、後者が北日本海運である。
#出題範囲が狭く、経営戦略に関する問題があまり出ないため、人によってはITパスポートより簡単らしい。
#*2020年には共栄運輸の親会社が北日本海運を買収し一元化。
#受験者数は同じ階級である基本情報の半分にも満たない。
#元日は休むという恒例行事がある。
#*エンジニアを目指す人間はこの試験は受けずに、基本情報を受験するケースが多いため。
#*ただし2016年だけは津軽海峡線が終日運休になったので、振替で運航することに。
#**ただしアルゴリズムが苦手な人の場合は、セキュマネに合格してから(基本情報をスルーして)応用情報に進むケースもある。
#*また、知名度的にも同じユーザー向けの区分であるITパスポートと比べるとかなりマイナーである。
#基本情報とは対照的に、受験者・合格者は30代以上が多い。逆に20代以下の若者はほとんどいない。
#*オジサンが多いイメージである。モノがインターネットに接続できるようになったIoT時代、プロダクト製品にネットワーク対応が求められるようになったため、改めて勉強に取り組むことになった中年層の技術者が多いのだと思われる。
#情報セキュリティスペシャリスト試験と名前が似ているが、難易度は全く比較にならない。
#出題範囲が狭い分、セキュリティ分野に限定すれば基本情報より難しい。「セキュリティに限ればスキルレベル2.5」と揶揄する人もいる。


===シルバーフェリー===
=== 基本情報技術者試験 ===
[[画像:SilverPrincess.JPG|thumb|200px|「シルバープリンセス」([[八戸市|八戸]]港にて)]]
#基本情報技術者試験は新人のプログラマーや情報系の大学生には「とりあえず取っておけ」と言う資格の一つ。
#苫小牧~[[八戸市|八戸]]を結んでいる。道央圏~本州発着の航路では最も短い。なのに、最長8時間半ぐらいはかかる。
#*情報系の学科の出身者が多いが、最近では文系学部出身の受験者も少なくない。
#*そのため、距離が短いにもかかわらず船室は1等から2等、さらには寝台まであって、長距離フェリー並みに豪華である。
#*基本という名前ではあるが、それでも合格率は20%程度しかなく、難関国家資格の一つ。
#**しかしながら、船内での食事は全て自販機によるものである。
#**曲がりなりにも情報系の大学の1~2年次で学習するような内容が出題されるから、国公立大学や早慶上理GMARCH関関同立クラスの難関私立大学に通っているような学生でも、舐めてあまり勉強しないで受験すると普通に落ちてしまう程度には難しい。
#***以前は有人レストラン付きの船舶も就航していた。
#**高校生でこれに合格できたら新聞に名前が載るレベル。
#*アイスホッケータウンを結ぶ航路。双方のトップチーム(苫小牧の王子イーグルス、八戸の東北フリーブレイズ)も遠征で愛用。
#**基本情報技術者試験の難易度を公的検定試験で換算するなら2級クラスだと言われることが多い。
#**最寄りの空港(新千歳と三沢)を結ぶ航空路がないためだが。
#***表計算が無かった頃の合格率は10%台だった。公的検定の1級ほどの難易度ではないにせよ、2級よりは難しいと言われることが多かった。
#運営しているのは会社の社名は「川崎近海汽船」で、本社は東京らしい。
#*ただしIT業界では入社3年目までに基本情報を取得できなければ、資質を疑われてしまうことも、、、、、
#*この川崎というのは「川崎重工業」と同じ意味合いであり、神奈川県川崎市とは一切関係ない。
#*一応プロ向けの試験なんで、アマチュア向けのセンター試験の情報関係基礎よりは難易度が高い。
#2015年春、室蘭~岩手宮古航路の2018年就航に向け検討を開始。
#基本情報技術者試験の午後はアルゴリズムとプログラミングが必須問題であり、難易度も高く配点も大きい。
#*長距離ドライバーに必要な8時間休憩+待機拘束時間2時間の10時間程度で結べる距離で需要を喚起するようだが・・
#*ただしマークシートなので適当に選んでも数問程度は正解できるのがまだ救いか。
#*2018年6月についに就航へ、まずは最古参の3代目シルバークイーンを苫小牧八戸航路から左遷させ投入し業績が良ければ新造船も検討。
#*プログラミングはC言語、Java、Python、アセンブラ、表計算ソフトの中から1つ選択して解答する。Pythonは最近追加。昔はCOBOLがあったが廃止された。
#*旅客需要こそ悪くないものの、三陸沿岸道路未完成でトラック需要が伸びず4ヶ月で室蘭発便の八戸寄港や週1便減便と先行きは難しい。
#**実は試験に出題される言語のチョイスは時代の流れに合わせて変えられている。Pythonを追加する代わりにCOBOLを廃止したのも時代の流れ。ちなみに昔の第二種情報処理技術者試験にはALGOL、PL/I、FORTRANもあった。
#*結局八戸までの需要が強く2020年3月で宮古港を休止し室蘭 - 八戸のみに・・三陸沿岸道がうまく行けば再開できるか・・
#**Pythonは構文が非常に単純(JavaのclassやC言語のmain関数が不要など)だが、新しい分過去問演習がしにくそう。
#**国「トラックドライバーには8時間の休憩を入れてね。フェリーの乗船時間は含められるけど2時間は業務時間として計上するように。」→フェリー開設後「あ、2時間の業務時間は含めなくていいよ。」
#*アセンブラはCASLという架空の言語が出題される。
#**構文が単純であり、覚えることも少ないため、人によっては表計算より簡単という噂も。
#*表計算は簡単と思われがちだが、マクロ(アルゴリズム)の問題があり、問題文も長いため、意外と難易度が高い。
#*実はプログラマー向けの唯一の国家資格である。応用情報などでは必須問題じゃないため。
#*セキュリティも必須解答だが、こちらは難易度があまり高くないため心配ない。
#基本情報技術者試験には午前免除制度がある。特定の学校に通っている人は修了試験に合格すれば、一定期間、午前科目が免除される(午後のみ受験でOK)という仕組みである。
#*自動車の運転免許で例えるならば、実技は教習所で修了して、試験会場では学科だけ受ける、みたいな感じである。
#*社会人でも利用できなくはないが、講座の受講料は結構高い。
#*ただし午前免除にはデメリットもある。修了試験を丸暗記で突破した人は午後の長文問題で苦戦する可能性が高い。また、午前免除を使って基本情報技術者試験に合格した人は応用情報でかなり苦労するらしい。
#*この認定講座、ほとんどは情報処理系の専門学校で実施されている。だから多くの情報系の専門学校では学生に積極的に基本情報を受験させる。
#**俺が通っていた専門学校では情報系の学科の学生は全員強制受験だった。そのためやる気のない者も相当受けさせられている。
#***うちの専門学校(2年制)では卒業までに基本情報に合格できたのは(俺含め)クラスの上位3割以内の人間だけだった。卒業までに3回受験できることを考慮すれば、1回あたりの合格率で言えば全国平均よりも低い。
#*一部の大学(主に情報系や経営学部など)でも認定講座が開設されている場合がある他、稀に工業高校や商業高校でも認定講座を受講することができる場合がある。
#昔は第二種情報処理技術者試験と呼ばれていた。
#実は表計算は元々は基本情報技術者試験には出題されておらず、初級シスアドという昔あった別の試験区分から移行してきた分野である。
#2009年以降はストラテジと呼ばれるビジネス系の分野が午前で出題されるようになり、多くのエンジニアを泣かせることになった。また、午後の選択問題でもストラテジが出題されるようになった。
#*これも元々は初級シスアドで重点分野となっていた。
#**このため、現役のエンジニアやプログラマーの場合はむしろ午後より苦戦するとのこと。
#*ただしこのストラテジと表計算のおかげで、文系でも比較的合格しやすい試験になった、とも言える。
#中途でIT業界を狙う場合はこの資格がほぼ必須と思って良い。
#*大手企業だと新卒であっても入社前にこの資格の取得を義務付けている場合がある。
#*公的機関(官公庁、警察、自衛隊など)の情報系の部署だと、この試験またはより上位の区分に合格していることを採用条件として課している場合が多い。
#ITパスポートは参考書が1冊で済むが、この試験だとそうもいかない。午前巻・午後(アルゴリズム)巻・午後(プログラミング)巻の最低3冊になるとか。
#*表計算、CASL、C言語についてはだいたいどこの書店でも販売されているが、Javaのテキストは百貨店か大型ショッピングモールにでも行かないとなかなか手に入らない。
#*「参考書の著者は誰が良い(わかりやすい)か」がしばしば議論される。
#CBTになってからは合格率が50%を超えるようになった。しかし、ペーパー時代に比べて、やる気のない者(記念受験者)が敬遠するようになったという側面もあるため、必ずしもペーパー時代より簡単になったとは言い切れない。
#社会人の合格率は低いが、意外にも学生の合格率は実はそれほど低くない。ITパスポートとは対照的である。
#*学生はちゃんと勉強してから受験するケースが多いが、社会人は忙しくて勉強時間が確保できないまま特攻してしまうケースが多いというのが理由。
#*また、社会人に有利、学生に不利なマネジメント系やストラテジ系の出題比率が(ITパスポートに比べて)低いのも理由。
#一応、名刺にも保有資格として記載できる資格ではある。
#*ただし本当にギリギリのライン。
#情報処理技術者試験の中で最も受験者数が多い区分である。また、受験者・合格者は20代が多く、平均年齢も全区分の中で最も若い。
#*先述の通り、学生や若手社員がとりあえず受けるというケースが多いからである。
#プログラミングをテーマとした唯一の国家試験であるため、既に基本情報やより上位の区分(応用情報、高度)に合格した人でもリピーターとして基本情報を受ける場合がある。
#*免許資格ではなく、実質的には検定試験であるため、合格者の再受験は全く問題ない。
#基本情報の午後のアルゴリズムとプログラミング(表計算を含む)は、応用情報や高度の合格者でも満点を取れる人はほとんどいないと言われるほどの鬼門である。この2つの分野に限ればスキルレベル3.5とすら言われているくらいである。
#難易度的には決して簡単と言えるようなものではないのだが、その割に社会的評価は芳しくないため、これを取って満足してしまうのは勿体ない。これを取ったらできれば応用情報や高度まで頑張ってもらいたいものだ。


==太平洋側の船舶==
=== 応用情報技術者試験 ===
#基本的に旅客航路不毛地帯。繁盛しているのは[[東京/伊豆諸島|伊豆諸島]]・[[三重|伊勢]][[愛知|湾]]だけ。
#応用情報技術者試験は午前免除が無く、午後が記述式である。
#*基本的に外海が多いから、波の状態で左右されやすいという事情があるようです。
#*ただし応用情報技術者試験の午後はセキュリティ以外は全部選択問題。例えばアルゴリズムを回避して、ビジネスに関する問題で固めるという攻略法もあるため、文系ならむしろ基本情報より簡単説もある。
#*航路を要する区間が少ないと言うことでもある。
#**実際、基本を飛ばしていきなり応用を受けて合格する人もいる。
#*昔のソフトウェア開発技術者試験では午後のアルゴリズムが必須だった。しかも記述式。
#**ソフ開は午前、午後1、午後2の3部構成であり、特に午後2は複雑なアルゴリズムやSQLが出題されていたため、難易度が非常に高かった。
#*午後が記述式であるため、基本情報などと違って神頼みが通用せず、完全な実力勝負・真剣勝負になる。
#最初は第一種情報処理技術者試験という名前で、21世紀に入ってからソフトウェア開発技術者試験に改称、2009年に応用情報技術者試験に名前が変わった。
#これに合格すると弁理士国家試験や中小企業診断士試験の科目免除の特典を受けることができる。
#この試験に合格すると、文系の超難関国立大学である[[一橋大学]]の商学部、社会学部の推薦・AO入試の出願資格が得られる。実際に合格できるかどうかは別として。
#基本情報との難易度の差は実はそれほど大きくないのだが、社会的評価はだいぶ差があるため、比較的コスパが良い資格であると言える。
#人件費削減のためか、午前で足切りを喰らうと、午後は自動的に0点になる。というか採点すらされなくなってしまう。
#他の区分は基本情報はプログラマーのための資格、高度試験は各分野の専門家のための資格というように立ち位置がはっきりしているのだが、応用情報は午後がセキュリティ以外は全部選択問題であるため、立ち位置がはっきりしない試験と言われてしまうことが少なくない。
#*昔の第一種やソフ開の頃はゴリゴリの開発系の試験だったのだが、今の応用情報は運用系のエンジニアや一般ユーザーも受けに来る。
#これに合格すると、高度試験の午前1の受験が2年間免除される。
#これに合格できるかどうかがITエンジニアとして一人前と認められるかどうかの評価基準といわれることが多い。
#*基本情報はあくまで「上司の指示に従えるレベル」、応用情報が「ほとんどの業務を一人でこなせるレベル」という違いである。


===太平洋フェリー===
=== 高度情報処理技術者試験 ===
#[[名古屋市|名古屋]]~[[仙台市|仙台]]~苫小牧を約1日半かけて行く。時間はかかるが、船内でいろいろ趣向を凝らした企画を行っているためか、人気は高い。
#応用情報技術者試験の更に上の階級で、高度情報処理技術者試験というのもある。一つの区分では無く、複数の区分の総称である。
#*フェリーの人気ランキングでは上位を占めている存在らしい。
#*主に技術の専門家向けの区分と、管理職向けの区分がある。
#**それも20年以上連続で「フェリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。
#**後者は論文試験もあり、難易度が非常に高い。
#**名古屋苫小牧航路は日本一船舶航路距離が長いらしい。
#***論文が課される区分:システムアーキテクト、プロジェクトマネージャ、ITストラテジスト(旧システムアナリスト)、ITサービスマネージャ(旧システム運用管理エンジニア)、システム監査技術者
#***仙台にも寄港する。
#*高度の各区分は原則として、4月と10月のどちらか年1回しか実施されない。(基本情報などは年2回実施)
#***本州~沖縄航路が旅客廃止されて以降の話である。
#*ちなみに基本情報と応用情報の差よりも、応用情報と高度の差の方が遥かに大きいらしい。
#*以前、夏休み期間に'''無料で'''伊勢湾クルーズなんてのをやっていた。
#*高度情報処理技術者試験の各区分は専門分野に特化した試験であり、出題範囲は応用情報までと比べて狭いが、その分、モノ凄く深い内容まで突っ込まれる。
#*大型のステージラウンジが存在する。他はエントランスとかでやる催しものや映画などもここで上演・上映。
#*後述のセキュリティスペシャリストを除いて、どの区分も受験者は少ない。特に組み込みシステムみたいな特殊な分野だと尚更。
#朝食付きプランがあるのはありがたい。
#午前1、午前2、午後1、午後2の4部構成である。
#格安に「船旅」の醍醐味が味わえる路線。
#*時々、午前1で不合格になってしまう人を見かける。出題内容自体は浅いが範囲がとても広いため。厳密には専門分野の知識を測定するのは午前2以降となる。
#*飛行機に対抗して早割を始めたので尚更。
#*午前1で落ちるのはマジで勿体ないので絶対に避けるべき。ただし午前1は科目合格(免除)制度もあるため、午前1だけ受けて途中で帰る、なんて作戦もアリ。
#*吉田拓郎の「落陽」を聞きながらだとなおよし。
#**応用情報の合格者も高度の午前1が免除される特典がある。
#実は[[名古屋鉄道|名鉄]]グループである。
#**午前1の免除制度の有効期間は2年間である。期限が切れてしまったら、もう一度午前1から受験しなおさなければならない。
#*同グループの[[愛知のバス#名鉄バス|名鉄バス]]から[[宮城の交通#宮城交通|宮城交通]]へ譲渡される際には間違いなく使われる。
#意外にもアルゴリズムに特化した高度区分は現在は存在しない。
#大浴場が24時間営業なのはありがたい。
#*昔はプロダクションエンジニアという区分があったが、21世紀に入る前に廃止された。
#*ただし、入港30分前までである。
#かつてはユーザー向けの高度区分も存在した。情報セキュリティアドミニストレータ(セキュアド)と上級システムアドミニストレータ(上級シスアド)だ。
#船内の決済でクレジットカードが使える([[VISA]] / [[マスターカード|MasterCard]])。しかもオフライン決済なので今や珍しい「インプリンタ」を利用。
#*セキュアドは難易度を大幅に下げて、情報セキュリティマネジメント(セキュマネ)として事実上復活している。
#*だが、2016年4月以降は契約会社の要請により使えなくなったようです。
#*上級シスアドは論文課題があったため、ユーザー向けとは思えないくらい非常に難易度の高い試験だったとか。
#「いしかり」「きそ」は2000年代に相次いで新造船に。だが「きたかみ」は30年近く先代の船を使っている。2019年ようやく代替予定。
#かつては一部の区分(システムアナリスト、プロジェクトマネージャ、システム監査技術者、上級シスアド)がスキルレベル5に指定されていたが、現在はスキルレベル4に統一されている。
#*もっとも、「きたかみ」は平成初期の太平洋フェリーの遺産とも言える色んな設備が残っているので、今のうちに記録がてら乗ってみてもいいかも。
#専門学校生でネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリストに合格できる奴はほとんどが通信制大学とのダブルスクールをしている奴。2年制の専門学校なら学年トップでも応用情報かセキュリティスペシャリストが関の山である。
#**「大型の和室」とか「ミーティングルーム(宴会場?)」とか何に使っていたんだって設備が残存する。繁忙期に2等の501号室・502号室を選んで乗ばこの禁断の部屋に入ることが出来る。
#*新造船は苫小牧~仙台航路専門でスイートルームやホールを廃して実用主義的に・・。
#夕食バイキングにはステーキが出る。食べ放題。


===伊勢湾フェリー===
==== ネットワークスペシャリスト試験 ====
[[画像:Isewan ferry.JPG|thumb|220px|菅島沖を行く伊勢湾フェリー]]
#昔はオンライン情報処理技術者試験と呼ばれていた。高度の中では比較的歴史の長い区分である。
#[[三重/志摩#鳥羽市の噂|鳥羽]]と[[愛知/東三河#田原市の噂|伊良湖岬]]を結ぶフェリーだが、一時期鳥羽-師崎や鳥羽-[[常滑市|常滑]]も結んでいた。
#業界ではしばしばネスペと略される。
#*今は「伊良湖で伊勢航路と鳥羽航路を乗り継いでください」なんて方法で結んでる。
#*テクニカルエンジニア時代はテクネと呼ばれることもあった。
#[[名古屋鉄道|名鉄]]と[[近畿日本鉄道|近鉄]]の折半で出資している。
#覚えることがとても多いため、しばしば「論文課題が無い区分としては最難関」と言われる。
#*現在は撤退。かつて伊勢湾海戦と言われる程、名鉄と近鉄で縄張り争いをやったものだが。
#*実際、ネットワークセキュリティに関する問題は、情報処理安全確保支援士試験のそれより難易度が高いそうだ。
#フェリーでは珍しく、JAFの割引がない。あってもおかしくないと思うのだが...
#テクニカルエンジニア時代は1ランク下のソフトウェア開発技術者を飛ばしてテクネを受験する人も少なくなかったとか。
#[[新名神高速道路|新名神]]開通で、人気が落ちた?
#*インフラ系のエンジニアの場合、アルゴリズムやSQLが苦手だとソフ開にはなかなか合格できないため、ソフ開を飛ばした方が対策しやすかったと言われている。
#*[[静岡]]県以東~近畿の短絡路になるんで、シーズンは結構混む。
#インフラ系のエンジニアなら電気通信主任技術者や工事担任者と並び取っておきたい資格の一つ。
#*2010年9月限りでの廃止が発表されてしまった。
#*シスコシステムズの認定資格もね。
#*どうも、廃止撤回の公算が強そう。
#*自治体が出資して残るらしいね。
#船はあんまし大きくない。
#東名の浜松西から海の眺めが良い浜名バイパスを通る、そこまではいいのだが……
#*豊橋市から伊良湖までの国道42号(約45km)があまりにも退屈。伊良湖ビューホテルまでの間、同じ景色が1時間以上延々と続く。
#実写版「宇宙戦艦ヤマト」のロケが行われた。
#*車両甲板がそのまま格納庫に見立てられた。
#**内部を知っていると、吹き出しそうになる。甲板にはあまり手をいれず、そのまま使用していた。
#*2週間のロケ期間中、船1隻と桟橋をまるごと借りっぱなしに出来る、というのがロケ場所に選ばれた理由らしい。
#豊橋-三河田原のバス・鉄道と組み合わせた乗車券もある。


===エスパルスドリームフェリー===
==== データベーススペシャリスト試験 ====
#社名だけではピンと来ないかもしれないが、元の名は駿河湾フェリーと言ったらだいたいわかるのが多いのでは?
#高度区分の一つ、データベーススペシャリスト試験は技術的な知識よりも国語力の勝負と言われることが多い。
#*なんか[[清水エスパルス|サッカーチーム]]が運航してるみたい…
#民間資格のオラクルマスターとは出題傾向が異なるため、オラクル持ちでも合格するのは簡単ではない。
#*2019年に経営不振から県や周辺市町村による三セク運営に移行し、鈴与傘下の「富士山清水港クルーズ」に譲渡。
#*でも実務で役に立つのはオラクルマスターの方だと思う。
#現在は清水と土肥を結ぶ。
#2019年(平成31年)度春期の午後2に出題されたパン屋の問題がかなりの強敵であったことで有名。
#*以前は田子の浦-土肥を結んでいた。
#オラクルマスターと違って飛び級受験が認められているから、時々、基本情報や応用情報を飛ばしてデータベーススペシャリスト試験に挑戦する人もいる。
#海から富士山が見える事が売りだが、なんとそれを生かして県道223号に認定された。
#ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の津崎平匡はこの試験に合格しているという設定である。
#昼に限り、予約すれば船弁が買えるらしい。評判はどうなんだろう?
#*アニメ『ハイスクール・フリート』(はいふり)の納沙幸子ちゃんもね。
#国家試験なので、[[パソコン検定#ORACLE MASTER|オラクルマスター]]のような特定のデータベース製品に特有の機能やSQLは出題されない。


===シャトル・ハイウェイライン===
==== エンベデッドシステムスペシャリスト試験 ====
#さんふらわあ払い下げのボロ船で横須賀-大分に挑戦し3年でボロ負け。
#組み込みシステムに特化した区分で、おそらく情報処理技術者試験の中で最もマイナーな区分。
#*当初プランでは所要時間18時間足らずの超高速船を入れる計画だったが、結局21時間強のタイムに・・
#*受験者数は情報処理技術者試験の全区分の中で最も少ない。
#*九越フェリーを早々と追われたれいんぼうべる形を高速船までの繋ぎとして使う計画もあったが折り合わず。
#*他の区分のテキストはあっても、エンベデッドのテキストは売っていないなんて本屋も多いのでは?
#横須賀だけに、船内レストランの海軍カレーが特徴的だったとか・・
#情報処理技術者試験としては珍しく、電子回路や電気の知識が要求される区分。
#倒産から10数年後、[[SHKライン#東京九州フェリーの噂|SHKラインの横須賀-北九州航路]]計画発表でこの徒花を再度思い出す船オタがちらほら。
#*そのため、受験者のほとんどは大学の工学部や高等専門学校(高専)、工業高校などの出身者である。
#*モータの知識も必要だったりする。そのため、高校レベルの物理学、数学の知識も使う。
#出題テーマが非常に幅広く、ドローンや自動車の自動運転システムなどの他、観光案内用ロボットやコインパーキングなどがテーマになったこともある。
#昔はマイコン応用システムエンジニア試験と呼ばれていた。


==関西・瀬戸内海の船舶==
==== 情報処理安全確保支援士試験 ====
*[[愛媛の交通#愛媛のフェリー]](愛媛県内航路)
#情報処理安全確保支援士は情報処理技術者の中で唯一の登録制の国家資格(免許)。
#[[瀬戸内海|瀬戸内]]航路はまだまだ元気。ただ本四架橋の影響がじわじわと出てる…。
#*元々は情報セキュリティスペシャリスト試験という高度の区分の一つだった。高度の中で唯一、年2回実施されていたということで人気が高かった。
#*ただ橋が高いので、フェリーに戻るトラックも増えてる。
#*資格の維持費が高い割に独占業務が少ない、更新制度がある、などの理由で、試験に合格しても登録しない人も多いらしい。
#*今度は高速1,000円で大打撃。
#応用情報に合格した人が次に受ける試験は、ほとんどの場合これ。
#**阪神・四国航路は3社4系統まで減ってしまった。淡路もフェリーが消えて自転車や原付で渡れなくなってしまった。
#*他のスペシャリスト区分に比べて覚えることが少ない上に、年2回試験が実施されることから、高度の中では最も簡単と言われることが多い。しかしそれでも基本情報や応用情報と比べるとだいぶ難易度は高め。
#*橋の影響のない離島便を強化している所も。ジャンボフェリーが[[香川/小豆島|小豆島]]経由になったり。
#*2年制の専門学校だと学年トップでもこの試験に合格するのが関の山。他のレベル4の試験はダブルスクールをしているような奴じゃなければほぼ受からない。
#関西~[[北九州市/門司区|新門司]]・[[別府市|別府]]航路は競争が激しい。
#**うちの専門学校(2年制)でセキュリティスペシャリストまで取った人のうちの1人は地元の国立大学を中退して専門学校に入学してきた。やはり基礎学力が高い人は資格試験にも強いのだろう。
#*この区間の夜行高速バスが少ないのは、他ならぬフェリーの影響。格安の都市間輸送機関として他の交通機関に挑むような本気具合。
#情報セキュリティスペシャリスト試験の前身はテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験。この頃は年1回しか実施されなかった上に問題の難易度も支援士やセキスペ時代より高かった。
#**双方エリアの旅行会社や大学生協などでも「安い」「横になれる」「風呂付」と派手にアピールしている。
#*当時はテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)がエンジニア向けのセキュリティの試験、情報セキュリティアドミニストレータがユーザー向けのセキュリティの試験と言われていた。
#**それでも最近は安くて速いLCCの台頭で、ただ安いだけという理由で2等を利用していたような層がLCCに転移しつつある。LCCは値段の面でもフェリー2等を利用するのと大差ないし、圧倒的な速さという点では比べ物にならない。
#高度試験の中で最も簡単な区分なので、しばしばレベル3.5の試験と揶揄される。
#*一方、特等船室や1等船室のライバルは新幹線や大手航空会社の航空機である。新幹線や大手航空を利用して現地でレンタカーを借りるよりも、マイカーも一緒に船に乗っけて移動する方がいいというファミリー層も少なくない。
#高度の中で唯一、セキュアプログラミングに関する問題が出題される。出題されるのはC++、Java、ECMAScriptのいずれかで、基本情報と違って受験者が自分の好きな言語を選ぶことができない。
#*山口組が九州進出の足掛かりを別府に定めたのは、この航路を利用したもの。
#*ただしセキュアプログラミングの問題自体は(記述式であることを除けば)基本情報のアルゴリズムやプログラミングの問題より簡単らしい。
#**今ではまずもって考えられないが、船の中で一般客向けに賭場を営業していた。
#*昔はPerlが出題されることもあった。
#途中フェリーを使う高速バスが存在する。
#*幸いにも選択問題であるため、回避することも可能。むしろ未経験者は手を出さない方が無難。
#*広島←→別府だったが、2017年1月に無くなった。
#情報セキュリティマネジメント試験と名前が似ているが、難易度は全く比較にならない。
#鉄道連絡船が未だに残っている。


===スオーナダフェリー===
==== システムアーキテクト試験 ====
#高速バス路線の一部となっている航路があるのはここ。
#1993年までは特種情報処理技術者試験、1994年から2008年まではアプリケーションエンジニア試験と呼ばれていた。
#*別府ゆけむり号([[広島市/中区#バスセンターの噂|広島バスセンター]] - 別府北浜)の[[周南市#徳山|徳山]] - [[大分/国東#国東市の噂|竹田津]]間。
#実は高度の中で最古の区分である。
#*2017年1月にて路線廃止。残念。
#昔は受験資格に年齢制限(25歳以上)があった。これは他の論文区分も同じである(区分によっては27歳以上)。
#徳山のフェリー乗り場は[[山口の駅/周防#徳山駅の噂|徳山駅]]新幹線口のすぐ近くでとても便利な所なんだが、竹田津は(ry
#*現在は年齢制限は存在しない。しかしそれでも実務経験のない学生や、経験の浅い若手社員が合格するのはほぼ不可能。
#2船体制を1船に変更したため整備時は運休となる。
#特種、アプリケーション時代は午前、午後1、午後2の3部構成だった。2001年から2008年までは午前はシステムアナリスト試験やプロジェクトマネージャ試験との共通問題が出題されていた。
#*ソフトウェア開発技術者試験の合格者はアナリスト、プロマネ、アプリケーションの午前が2年間免除される特典があった。
#論文系の区分の中で最も簡単なので、受験者はこの区分が論文系で最初に挑戦する区分となる場合が多い。
#アーキテクトとは設計者という意味。その名の通り、主に開発・設計部門のリーダーが受験する。


==九州・沖縄の船舶==
==== プロジェクトマネージャ試験 ====
*[[福岡市]]・[[北九州市]]の渡船は→[[福岡の交通#船舶]]を参照してください。
#1994年から試験が実施されているが、一度も試験名称が変更されていない区分である。
*[[長崎]]県発着の航路は→[[長崎の交通#船舶]]を参照してください。
#2008年まではスキルレベル5だった。
*[[熊本]]県発着の航路は→[[熊本の交通#船舶]]を参照してください。
#*ヒエラルキー的にはシステムアーキテクト(旧アプリケーションエンジニア)よりは格上、ITストラテジスト(旧システムアナリスト)よりはやや格下という位置付けである。
*[[鹿児島]]県発着の航路は→[[鹿児島の交通#船舶]]を参照してください。
#その名の通り、プロジェクトマネジメントに特化した試験である。ITストラテジスト同様、技術要素は控えめ。
*[[沖縄]]県発着の航路は→[[沖縄ぬ交通#沖縄の船舶の噂]]を参照してください。
#[[太平洋]]、瀬戸内海航路のほかにも離島航路が多い。
#*[[長崎/壱岐|壱岐]]、[[長崎/対馬|対馬]]、[[長崎/五島|五島]]、[[鹿児島/熊毛#種子島の噂|種子島]]、[[鹿児島/熊毛#屋久島の噂|屋久島]]など。
#**離島航路は車両航送料金がむちゃくちゃ高い。
#**高波による欠航も多い。
#*離島から更に別の離島、いわゆる「離島の離島」に向かう航路も多い。
#**有名な所では[[石垣島]]から[[沖縄/八重山|西表島、波照間島、小浜島]]などに向かう航路が該当。
#***石垣の一部航路は一時期トリプルトラック競合になっていた。ただし新規参入の石垣島ドリーム観光は2018年4月に運行を休止している。


===マリックスライン===
==== ITストラテジスト試験 ====
#二代目クイーンコーラルは使いづらく、厄介払いで[[韓国]]へ売却されたが、[[鳥取]]県が待ち望んでいた「環日本海航路」に就航。
#その名の通り、ストラテジの専門家のための試験である。
#かつての照国郵船からの引き受け船「照国丸」は、[[日本郵船]]の戦前の欧州航路豪華客船と被っていた。名前だけ。
#*技術的な要素が控えめな代わりに、経営戦略や企業活動についてかなり深い知識が要求される。
#「クイーンコーラルプラス」は沖縄航路、というか南国方面航路で唯一大浴場を常設している(他はシャワールームばかり)。
#昔はシステムアナリスト試験と呼ばれていた。
#一般的には情報処理系の最難関資格といわれる。
#*しかしそうでもないという人もいる。文系の人にとってはネットワークや組み込みなどのスペシャリスト系試験の方が難しいらしい。
#*正直、技術士の情報工学部門の方が難しいと思う。
#IT資格の最難関と言われることが多いが、システムアナリスト時代と比べるとだいぶ難易度は下がっている。
#*合格率もアナリスト時代は1桁台だったが、ITストラテジストになってからは10%を超える。
#この試験の合格者は、厚生労働大臣によって高度な専門知識を持つ労働者であると認められる。IT系の資格ではITストラテジスト(旧システムアナリスト)と技術士だけが高度専門職扱いである。
#*すなわち、弁護士、公認会計士、不動産鑑定士、医師、一級建築士、技術士、博士号、アクチュアリーなどと同じ扱いになる。


===マルエーフェリー===
== 関連項目 ==
#旧大島運輸
*[[資格試験]]
#*本社は名前の通り[[奄美大島]]にある。[[鹿児島市|鹿児島]]でも[[那覇市|那覇]]でもない。
*[[資格試験/技術系]]
#マリックス同様、奄美の島々には島民の足
*[[パソコン検定]]
#*飛行機もあることはある。
*[[Microsoft Office Specialist]]
#*東京・大阪へも就航。
*[[IT]]
#**同路線乗船者:暇人、船舶ヲタ、バックパッカー、飛行機より船のほうが環境にやさしいと主張する一部エコロジストetc
*[[システムエンジニア]]
#**下記の東京航路の旅客撤退に引き続き、2017年には阪神航路も旅客撤退・・
*[[偽情報処理技術者試験の特徴]]
#**阪神航路は徳之島や与論へも寄港していたが、真夜中に停泊して10分で引き上げていた。当然その時間帯の交通手段は無く、深夜の離島の港に一人、取り残される孤独感は凄まじいものがあった。
#新造船3代目あけぼのが意外とでかいらしい。
#*ありあけの代わりに東京航路へ就航させればいい。
#2009年11月・・・・・・この月をこの船会社は永遠に忘れないであろう。
#*10日、沖縄に行こうとしていた千葉の外人講師殺害事件の犯人を通報、逮捕へ。
#*それから3日後、東京路線「ありあけ」が熊野灘で転覆、座礁、全員救助されたが乗客わずか7名とは・・・・・・
#**赤本、ジャンプなどが海の藻屑に・・・・・・
#**東京直行便はとうとう飛行機オンリーに。
#**倒産した有村産業から「クルーズフェリー飛龍21」を傭船して再開するらしい・・・事実か?
#***事実でした。(傭船ではなく、買取でしたが)「飛龍21」東京航路、復活です。
#***飛龍21投入から4年、LCC航空の台頭や船舶自体の老朽化もあり東京航路の旅客輸送は廃止に・・
#***更に3年後、阪神航路もRO-RO化。本州から沖縄までのフェリー直行便は断絶した(鹿児島航路は残っている)。
#***ちなみに創業者は有村産業と同じ有村さん。というか同じ島(与論島)の親戚同士らしい。有村商事はマルエーの系列。
#「マルエー」とはいっても[[ダイエー]]グループ内にあったスーパーとは関係ない。
#韓国で沈没事故を起こしたセウォル号も元はここで使用していた船舶。そのせいか「ありあけ」の事故が再クローズアップされ、救助されたことから比較事例としても使われた。変なところでばかり話題になるなあ。


===国道九四フェリー===
{{デフォルトソート:しようほうしよりきしゆつしやしけん}}
#四国側の国道整備のおかげで、今や四国九州間のメインルートになった。
[[カテゴリ:試験]]
#*車両、人ともにまあまあ乗っている。四国側の国道の新線が全通したのでだいぶ速くなった。
#*下手すれば平日でも積み残しが出る。
#*軽自動車では7000円程度。陸路ではかなりの大回りを強いられることを考えたら、高くはない。
#**陸路ではどれだけ大回りなのかというと(八幡浜起点で)八幡浜→今治→尾道→下関→北九州→大分というとんでもない長旅になる。
#*旅客運賃も短縮効果を考えたらそこまで高くはないのだが、問題は四国側のバスが1日6往復だけなこと。ただしそのうち3往復は松山市駅まで行く。
#**なお松山市駅までは3時間かかる。
#*佐賀関側のバス便がかなり良いのとは対照的。
#**佐賀関港からちょっとだけ歩いた先のバス停から、JR大分駅方面の便が30~60分ペースで走っている。
#***土日祝は数がかなり減るものの、1時間に1本はある。
#*上記のとおり、愛媛県側のバスが無さすぎ。公共交通での旅行にて豊後水道を超える場合、よほどこの航路にこだわる旅程である場合を除き、八幡浜港を使う便にしたほうがいい。
#豊予海峡の潮の流れが激しいせいでよく酔う。
#近鉄グループ。
#乗船中にワンセグで20chに合わせると、向きによって[[南海放送]]と[[山口のメディア#山口放送|山口放送]]を交互に受信する現象が起こる。なお、どちらも日テレ系。
 
==日本発着の国際航路==
#太平洋線で最後に残ったのは[[南米]]路線。
#*廃止は昭和48年。北米航路の13年あと。当然ながら移民関係の利用が多い。
#*両方の船が保存されていたが、南米航路の「ぶらじる丸」は[[中華人民共和国|中国]]に売られてしまった。(鉄屑としてだが、拾われて観光施設になっている。)
#韓国・中国航路が中心。
#*日本への観光利用で使われるほか、行商で使う人がいる便も。
#大日本帝国時代の国鉄連絡船の残滓を感じる航路もある。
#*[[稚内市|稚]][[樺太|泊]]とか[[下関市|関]][[釜山|釜]]とか……
#市販の時刻表にも載っていないほどマイナーな航路もいくつかある。
#*相手国の会社の運行便に多い。対馬発着の釜山航路とか…
 
===パンスターライン===
#大阪と韓国釜山を結ぶ航路。
#*瀬戸内海を全区間通る安価な航路。
#短期間だけ神戸港にも寄港した。
#*東日本フェリーと手を組んで金沢航路を試みた時代も。
 
===ビートル・コビー===
*[[九州旅客鉄道/路線別#JR九州高速船の噂|JR九州高速船]]もごらんください。
#[[福岡市|福岡]]と釜山を密接にした航路。
#*今や「ビートル族」という用語まで生んでいる。
#ちゅら海水族館ができたので「まーりん」を返せ!
#ビートルはだいたいどこかの中古
 
==クルーズ客船==
#ジャンボジェットが空の旅を手軽にしたように、10万総トン以上の巨大船でクルーズ旅行が手軽に。
#*{{極小|世界から遅れをとる}}日本の主要港は巨大船用のスペースを空けたり新ターミナルを作ったりと受け入れに大わらわ。
#*古くからの愛好家は優美さがない四角い船体に「ティッシュ箱」と陰口をしたり。
#日本近海のクルーズに入る際には、カボタージュの関係で中国や台湾や韓国への寄港を抱き合わせ。
 
===カーニバル・クルーズ===
#超大型船で安いクルーズを行うスタイルのパイオニア。
#買収を繰り返し世界最大級のクルーズグループに。
#*しかしカーニバル本体は日本だと寄港歴がなく影が薄い・・
====キュナード・ライン====
#「クイーン・メリー2」は大き過ぎて[[横浜市|横浜港]]に入らなかったらしい。
#タイタニックの会社「ホワイト・スター・ライン」と後に合併した。
====コスタ・クルーズ====
#海の上のイタリア。
#家族連れの子供料金無料サービスでお得。
#コンコルディア事故は禁句。
#日本海クルーズが定番化も、対北朝鮮情勢もあり太平洋側クルーズも増やしていたり。
 
====プリンセス・クルーズ====
#日本ではダイヤモンドプリンセス号の日本近海周遊が定番化。
#*三菱長崎での姉妹船火災で船名を変更された。
#*サンプリンセス号で小樽発着極東ロシア方面の定期運航の試みもあったが長続きしなかった。
#**日本では冴えなかったサンプリンセス号が、2019年にはJTBの世界一周船に・・
#**世界一周を機に大規模修繕もしていい補佐役となるはずが、まさか[[#ピースボート|更に安い世界一周船]]に堕ちるとは・・
 
===クリスタル・クルーズ===
#日本郵船系列から始まった中型船クルーズ。
#クリスタルハーモニーが飛鳥IIとして日本の親会社に里帰り。
#傘下にはヨーロッパのリバークルーズやチャーター航空会社も。
#ノルウェージャンクルーズが匙を投げたかつてアメリカが誇った大西洋客船ユナイテッドステーツ号の取得を検討したが、結局ぼろすぎて匙を投げた。
 
===ザ・ワールド===
#浮かぶマンションがごとき客船の世界で、実際にマンション形式で運用されている唯一の大型客船。
#*富豪たちが住まい、船客自治会の意思で世界各地を周遊。
 
===ピースボート===
#多分日本で一番宣伝されてるであろう世界一周クルーズ。
#*一応世界一周だけではなくアジアでのショートなコース設定もある。
#*宣伝ポスターを貼り付けるごとに代金が割り引かれる。
#ボロ船だったり相部屋だったりでわけありなお安さ。
#*ソーラーパネルや帆をつけたエコ客船を2020年代に新造するとか。
#**しかし客船発注の予定リストにも見られないほどに計画はうまく行ってない・・
#メジャーな観光地は立ち寄らないが、しかし[[北朝鮮|行きづらいところ]]もまた立ち寄らない。
 
===ロイヤル・カリビアン・インターナショナル===
#6桁総トンの超巨大船が目白押し。
#*20万総トンの大台を初めて作り上げた。
#ドリームワークスとの提携でシュレックやカンフーパンダやペンギンズなどがお出迎え。
#*しかし2019年3月をもって終了のもよう。
#奄美に中国客向けの巨大船用リゾート施設建設を企てるも総スカンをくらった。
 
==日本国外の航路==
===丹東国際航運===
#中国の船舶会社。韓国の仁川港と中国遼寧省の丹東を16時間30分で結ぶ航路。
#*船内で1泊する。そのため横になれる「たたみ」という客室等級がある。
#*韓国を発着するが韓国船は運航しない。なぜならほとんどの区間が[[北朝鮮|北の国]]の西側を通るから。
#**というか、この航路自体が「北朝鮮を迂回するための航路」に思えて仕方がない。
#名古屋から先島諸島を結んだ元クルーズフェリー飛龍が余生を送る。
 
===白ニョン島観光公社===
#韓国の国内航路である。仁川と白ニョン島を5時間で結ぶ。
#白ニョン島から朝鮮半島までは17kmしかないが、193km先にある仁川港を目指している。なぜなら、その間北緯38度線の南側すれすれを航行するから。
#*そのため韓国海軍の護衛艦が必ずついてくる。
#*そこは北朝鮮の領土だから。
 
===RMSセントヘレナ===
#南アフリカのケープタウンと、ナポレオンの流刑地である大西洋の真ん中に浮かぶイギリス領セントヘレナとアセンション島を結ぶ航路。
#*セントヘレナからアフリカ大陸まで最短2000kmかかるため、ケープタウン~セントヘレナで5日、さらにアセンション島に行くには3日を要する。
#*年に何回かだけ本国(イギリス)への直通航路があるが、14日かかる。
#*おそらく世界一航続距離が長い離島航路だと思われる。
#あまりにも不便すぎるので、セントヘレナに空港をつくることに。
#*そのためだけにAtlantic Star Airlinesを新設したほど。ロンドンまで直行便で結ぶ気らしい。
#ついに2017年に空港が開港し、南アフリカのヨハネスブルグと航空機で週1便が結ぶようになった。
#*これにより船便は貨物専用になった。
 
==架空・伝説上の船舶==
===虚舟===
#江戸時代末期に日本に漂着した円盤状の船。箱を抱えた女性が船長だったらしい。
 
===幽霊船===
#幽霊船を避けようとして曲がると座礁する、まっすぐ進んで幽霊船を突っ切ろうとすれば消える。
#一方では幽霊船に移乗したとの伝説・言い伝えも。
#柄杓の底を抜いておけば船は沈まない。
#*底があったとして、柄杓ごときで船が沈むには何日かかるのやら。
 
===宝船===
#七福神が乗ってるやつ。
#正面からの絵しかない。
#*左斜め側からの絵もあるが、それでも重量バランスが悪くなるだろう・・
#舟としては幅が広いと思われ。
#普通に舟に乗っていたら正面から七人の顔は見えないはず。
#帆がむちゃくちゃ張っているので相当な追い風。
#実は船内にはシュークリームやケーキが満載。
#実は船内には188個の金貨がある。
#*緑色のきのこもある。
#*2匹の亀が武器を投げてくる。
 
===ノアの方舟===
#[[トヨタ自動車/車種別/さ~な行#ノア/ヴォクシー/エスクァイア|ミニバン]]。
#自家製の木造船ではすべての生き物のつがいを乗せるどころの話ではない。
#*身も蓋も無い話だが「水生生物は別に載せなくても大丈夫じゃねぇの?」というツッコミもある。
#運ぶね。
#方舟の残骸を探して探検隊が何度も出ているらしい。徳川埋蔵金みたいだ。
#旧約聖書・創世記には、船の設計規格に言及している箇所がある。
#*記述されている通りのサイズで建造すると、箸箱のような外見になる。
 
===宙船===
#*手漕ぎ船?
 
==関連項目==
*[[軍艦]]
**[[海上自衛隊の艦艇]]
**[[大日本帝国海軍の艦艇]]
***[[大日本帝国海軍の戦艦]]
****[[大和 (戦艦)]]
**[[航空母艦]]
*[[客船ファン]]
*[[勝手に航路制定]]
*[[勝手に造船]]
*[[もしあの航路が廃止されていなかったら]]
*[[もしあの船が保存されていたら]]
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{{Template:交通}}
 
[[Category:交通機関|せんはく]]
[[Category:船舶|*]]
[[Category:星座|あるこ]]

2021年8月24日 (火) 20:21時点における版

試験区分一覧

  • ITパスポート試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験
  • 基本情報技術者試験(旧・第二種情報処理技術者試験)
  • 応用情報技術者試験(旧・ソフトウェア開発技術者試験、第一種情報処理技術者試験)
  • 高度情報処理技術者試験
    • ネットワークスペシャリスト試験(旧・テクニカルエンジニア試験ネットワーク部門、オンライン情報処理技術者試験)
    • データベーススペシャリスト試験(旧・テクニカルエンジニア試験データベース部門)
    • エンベデッドシステムスペシャリスト試験旧・テクニカルエンジニア試験エンベデッドシステム部門、マイコン応用システムエンジニア試験)
    • 情報処理安全確保支援士試験(旧・情報セキュリティスペシャリスト試験、テクニカルエンジニア試験情報セキュリティ部門)
    • システムアーキテクト試験(旧・アプリケーションエンジニア試験、特種情報処理技術者試験)
    • プロジェクトマネージャ試験
    • ITストラテジスト試験(旧・システムアナリスト試験)
    • ITサービスマネージャ試験(旧・テクニカルエンジニア試験システム管理部門、システム運用管理エンジニア試験)
    • システム監査技術者試験(旧・情報処理システム監査技術者試験)

過去の試験区分

  • 初級システムアドミニストレータ試験
  • 情報セキュリティアドミニストレータ試験
  • 上級システムアドミニストレータ試験
  • プロダクションエンジニア試験

情報処理技術者試験の噂

  1. 一応国家試験ではあるが、合格しても独占業務(特定の資格を持ってないと出来ない特別な仕事)は特に無いため、厳密な意味での国家資格(免許)ではない。
    • ただしエンジニア系の公務員だと、情報処理技術者の有資格者しか採用しないケースがとても多い。
  2. 国家試験なので、他のIT資格に比べて受験料が安いのが魅力。更新制度も(一部の区分を除いて)無い。
    • ただし特定企業の製品についての問題が出題できないため、実務ではあまり役に立たないという意見もある。
    • スキルレベル3以上の区分は2021年(令和3年)度秋期から、スキルレベル2以下の区分は2022年(令和4年)度春期から受験料が値上げされる予定である。学生や若手社員にとっては大きな痛手である。しかしそれでも民間企業の認定資格(所謂ベンダー資格)に比べたら全然安い。
  3. 「技術者」という名前であるが、開発側の人間だけでなく、一般利用者向けの区分もある。
    • 具体的にはITパスポート試験と、情報セキュリティマネジメント試験。昔は初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)なんてのもあった。
  4. 理系の試験と思われがちだが、マネジメントや経営戦略、法務などのビジネス系の問題も多い。
    • エンジニアでもある程度勉強しないと受からないのはこのため。逆に文系なら得点源。
    • ビジネス系の問題が多いのは、経産省系の試験だからなのだろうか?
  5. 最近はセキュリティの問題が多い。
    • 高校数学の問題も多い。ただし流石に大学受験よりは簡単。
  6. 午前科目は4択マークシートであり、過去問の使い回しが多いことで有名。
    • ただし午後科目は長文問題で毎回テーマが変わるため、午前を丸暗記で突破したような人は地獄を見ることになる。
    • ITパスポートは過去問からあまり出ないため、人によっては基本情報技術者の午前より難しいともっぱらの噂。
  7. 受験料が安いためか、当日欠席者も多い。
    • 業界の特性上、突発業務で受験できなくなったという人も多い。
  8. 試験そのものよりも、朝早く起きて会場に行くのが最難関の試験。
  9. 年2回実施される上に試験区分がとても多いため、情報処理技術者試験を恒例行事としているITエンジニアも少なくない。
    • 例年だと春(4月)と秋(10月)に実施される。
  10. 合格者の認定は経済産業省が行うが、試験そのものは独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している。
  11. 各区分ごとに4段階のスキルレベル(難易度)が設定されている。最も難易度の低いITパスポート試験(iパス)はレベル1。基本情報技術者試験(FE)と情報セキュリティマネジメント試験(SG)はレベル2。応用情報技術者試験(AP)はレベル3。
    • スキルレベル4の試験区分はかなり多くの種類があり、「高度情報処理技術者試験」と総称される。
    • ちなみにFEとSGは表向きは同じスキルレベル2なのだが、実際の難易度ではFEの方が明らかに高い。そのため、SGは実質レベル1.5とか言われたりもするらしい。
    • スキルレベルの最高ランクは7であるらしいが、どうやら5以上はもはや試験で測定できるレベルではなく、実務経験で判定されるそうだ。経験豊富な多国籍IT企業の社員が該当するのだろうか。
  12. iパス以外は午後科目で長文問題が課されるため、しばしば「現代文の試験」と呼ばれることもある。
  13. あらゆる国家試験の中でも合格証書が豪華であることで有名。
    • 経済産業大臣の名前入り。
  14. 免許資格ではないため、一度合格した区分を再度受験することも可能である。
  15. レベルが低い区分から順番に受験しなければならないというルールは無いため、極論を言ってしまえばITの初心者がいきなりレベル4の区分を受験しても構わない。実際に合格できるかどうかは別として。
    • 受験者の年齢も問われないため、小学生でも受験できる。
  16. 警察自衛隊では情報処理技術者試験の合格者は意外と重宝される。
  17. 情報処理技術者試験の合格を単位として振り替えることのできる大学も多い。(産業能率大学など)
    • また、商業高校や工業高校で在学中に情報処理技術者試験に合格すると推薦・AO入試に出願できる大学もある。
  18. ITという変化の激しい領域を取り扱っている試験なので、一度合格したからといって知識のアップデートを行わないでいると、過去に勉強した内容はすぐに陳腐化してしまう。
    • 3年前の知識はもう時代遅れ。取ってから5年以上経った資格に関しては(履歴書に書けるということ以外では)もはや使い道が無い、とも言われる。
  19. 2002年(平成14年)度秋から電卓の持ち込みが禁止になった。
  20. 秋の試験は例年、宅地建物取引士試験と日程が被ってしまうのがお約束。
    • 春にも実施される区分はまだ良いが、秋にしか実施されない区分(スキルレベル4の一部)を受験する予定の人は注意が必要。
  21. 工業高校のジュニアマイスター顕彰制度では、応用情報または高度試験の合格者には最高ランクの30ポイントが、基本情報は20ポイントが、ITパスポートとセキュマネは12ポイントが付与される。
    • 加点ポイントが意外と大きく、ITパスポートですら第二種電気工事士(7ポイント)や危険物取扱者の乙種第4類(4ポイント)より高得点である。基本情報は電工一種や危険物甲種などと同じランク、応用情報に至っては第三種電気主任技術者(電験3種)と同じランクに位置付けられている。
  22. 基本情報と応用情報は午前と午後を合わせて試験時間300分(5時間)である。また、午前、午後それぞれ150分(2時間30分)ずつである。ただし、基本情報の午前は講習による免除制度がある(後述)。
    • 高度は午前1が50分、午前2が40分、午後1が90分(1時間30分)、午後2が120分(2時間)で、合計の試験時間は300分である。ただし、午前1のみ科目合格制度がある(後述)。
    • セキュマネは午前と午後を合わせて試験時間180分(3時間)である。午前、午後それぞれ90分(1時間30分)ずつである。基本情報などより短い。
  23. 弁理士試験や技術士試験などといった他の国家試験と同様に、合格者は官報及び公式サイトに公表される。
  24. 実は自動車運転免許の試験を除けば、最も年間の受験者数が多い国家試験である。
    • しかしこれは沢山の試験区分があるからである。単一の試験区分として見るなら、最も受験者数が多い基本情報ですら、宅建士試験や危険物取扱者の乙種第4類の試験より少ない。
  25. 表計算の問題では、構文の構造はほぼ同じだが、国家試験であるためExcelをそのまま問題として出すことはできず、実際のExcelとは異なる命令文になっている。
    • 命令文は日本語で書かれている。例えばExcelのAND, COUNT, MAXはそれぞれ論理積、個数、最大と書かれている。一覧は問題冊子および公式サイトにあるので確認のこと。

各試験区分の噂

ITパスポート試験

  1. ITパスポート試験は国家試験の中では比較的簡単な部類に入るが、それでも合格率は例年50%行くか行かないか程度。民間検定を含めた一般ユーザー向けのコンピュータの資格の中ではむしろ難易度が高い部類に入る。
    • 特に高校生の合格率は40%を下回る。ビジネス系の問題で苦戦する子が多いため。
    • まあ内容が浅いとはいえ、範囲は広いからね、、、、、
    • 一般ユーザー側(事務職など)ならITパスポート程度でも十分評価対象になり得る。履歴書にも堂々と書ける。だがIT業界ではやや弱い資格。
      • というかエンジニア志望の場合はITパスポートを履歴書に書いたらむしろマイナス評価になる可能性すらある。エンジニア志望なら最低でも基本情報技術者の資格が欲しいところ(本音は応用以上)。
    • 情報検定(J検)の情報活用試験は1級でも合格率が50%以上、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)に至っては合格率80%だから、アマチュア向けのパソコンの資格としてはむしろ難関の部類に入る。
  2. ITパスポート試験のイメージキャラクターは「上峰亜衣」ちゃん。大手商社に勤務する女の子である。
  3. 一時期、ITパスポート試験の受験者に初音ミクのクリアファイルが配布されていたことがあった。
  4. ITパスポート試験は国家資格としては初めて、CBT方式(会場のパソコン上で受験するタイプの試験)に移行した試験として有名。
    • ペーパー試験だった頃に比べて受験のチャンスが増えた反面、他の区分の午前科目のような過去問の使い回しが無くなったために難易度はむしろ上昇したとも言われている。
    • 現在は基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験もCBTに移行している。
    • このためその日のうちに結果がわかる。
    • 体が不自由な受験者向けに、年2回のペーパー試験も残してある。
  5. 昔はこの試験区分は無く、代わりに一般ユーザー向けの区分として初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)なんてのもあった。ただし初級シスアドは午前と午後の2部構成であり、合格率も30%程度しかないため、ITパスポートよりは難易度が高かったと言われている。
    • ちなみに本来のシステムアドミニストレータは「システムの運用管理の責任者」という意味であり、ユーザーを指す言葉ではない。
  6. パソコンの操作スキルを証明する資格としては使えないため、アピールするためにはMOSなどと一緒に取得することが推奨される。
  7. 一般ユーザー向けの試験だけあって技術系の問題の難易度は控えめ。むしろストラテジが鬼門。
    • ストラテジに限れば基本情報の午前よりもiパスの方が難しいという意見も多い。
  8. 文系の大学生ならば、自動車の運転免許やTOEIC、日商簿記検定などと並び取っておきたい資格の一つである。
    • 勿論、文系でもエンジニア志望の場合は基本情報技術者(FE)の資格が欲しいところ。
  9. ここに合格できれば基本情報技術者試験で4割程度得点できるとか。つまり、ここで勉強したことが使えるということである。
  10. 合格するだけならそれほど難しくないが、高得点を狙うのはかなり大変である。この試験で9割以上得点するのは、高度試験のうちどれか1個の区分に合格するより大変といわれている。
    • 時々、一度iパスに合格しているにもかかわらず、満点(1000点)合格を狙って何度もiパスを受験する人がいるらしい。
  11. この試験で7割5分以上得点すると、ITコーディネータという資格試験の科目免除が使える。
  12. 意外にもIT企業勤務の人間よりも、そうでない人間の方が合格率が高い。
    • これは非IT系の人間はちゃんと勉強してから受験する場合が多いため。逆にIT系の人間はノー勉で特攻して撃沈するケースが多いものと思われる。
  13. 採点方法が少し特殊である(項目応答理論)。問題数は全部で100問、満点は1000点だが、単純に1問あたりの配点が10点というわけではない。
  14. ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野それぞれ足切りがあるため、どれかが極端に苦手だと、総合得点がボーダーラインを超えていても不合格になってしまう。
  15. 問題数が多い割には制限時間はたった120分しかない。大学入試センター試験の悪夢を思い出す人も多いのではないだろうか。
  16. 採点されないダミー問題が8問出題される。したがって、実際に評価対象になるのは92問である。
  17. 分野別の内訳はストラテジ系が35問、マネジメント系が20問、テクノロジ系が45問という感じである。
    • 基本情報の午前に比べてストラテジとマネジメントの出題比率が高い。このため学生より社会人に有利である。
  18. 希望する試験会場に空席さえあれば、前日の午前中までは予約することができる。試験も毎月実施される上に時間帯まで指定できるので受験しやすい。

情報セキュリティマネジメント試験

  1. 最近始まった情報セキュリティマネジメント試験は表向きは基本情報と同じ階級とされているが、数学や開発に関する問題が少ないため、実際の難易度は基本情報よりだいぶ低い。
    • 初回の合格率は80%以上であり、国家試験とは思えないほど合格率が高かった。運転免許でもここまで高くない。
      • 最近は合格率50%程度に落ち着いてはいるが、それでも十分高い。
    • ただし開発系の問題が少ない分、マネジメントに関する問題が強化されている。また、基本情報と違って午前免除が無いのと、午後の問題文がめちゃくちゃ長いため、人によってはむしろ基本情報より苦戦する場合もある。
    • 歴史が浅い試験だからか、午前は過去問の使い回しがあまり無く、午前免除制度も無いため、基本情報とはまた違ったベクトルの難しさがあるイメージ。
  2. 一度だけ午後のボーダーラインが引き下げられたことがある。本来は60点が合格基準点だったのが、2019年秋の試験のみ46点に引き下げられた。
    • アマチュア向けの試験にしてはあまりにも問題が難し過ぎて、そのままの基準だと(最低レベルとはいえ一応プロレベルの)基本情報と同じくらいにまで合格率が下がってしまうため、特例で基準点を下げることとなった。
  3. 昔は一般ユーザー向けのセキュリティに関する区分として情報セキュリティアドミニストレータ試験(セキュアド)なんてのもあった。ただし難易度は今のセキュマネよりもずっと高かったとか。
    • セキュアドは年1回しか試験がなく、午後が記述式だったため。
  4. 出題範囲が狭く、経営戦略に関する問題があまり出ないため、人によってはITパスポートより簡単らしい。
  5. 受験者数は同じ階級である基本情報の半分にも満たない。
    • エンジニアを目指す人間はこの試験は受けずに、基本情報を受験するケースが多いため。
      • ただしアルゴリズムが苦手な人の場合は、セキュマネに合格してから(基本情報をスルーして)応用情報に進むケースもある。
    • また、知名度的にも同じユーザー向けの区分であるITパスポートと比べるとかなりマイナーである。
  6. 基本情報とは対照的に、受験者・合格者は30代以上が多い。逆に20代以下の若者はほとんどいない。
    • オジサンが多いイメージである。モノがインターネットに接続できるようになったIoT時代、プロダクト製品にネットワーク対応が求められるようになったため、改めて勉強に取り組むことになった中年層の技術者が多いのだと思われる。
  7. 情報セキュリティスペシャリスト試験と名前が似ているが、難易度は全く比較にならない。
  8. 出題範囲が狭い分、セキュリティ分野に限定すれば基本情報より難しい。「セキュリティに限ればスキルレベル2.5」と揶揄する人もいる。

基本情報技術者試験

  1. 基本情報技術者試験は新人のプログラマーや情報系の大学生には「とりあえず取っておけ」と言う資格の一つ。
    • 情報系の学科の出身者が多いが、最近では文系学部出身の受験者も少なくない。
    • 基本という名前ではあるが、それでも合格率は20%程度しかなく、難関国家資格の一つ。
      • 曲がりなりにも情報系の大学の1~2年次で学習するような内容が出題されるから、国公立大学や早慶上理GMARCH関関同立クラスの難関私立大学に通っているような学生でも、舐めてあまり勉強しないで受験すると普通に落ちてしまう程度には難しい。
      • 高校生でこれに合格できたら新聞に名前が載るレベル。
      • 基本情報技術者試験の難易度を公的検定試験で換算するなら2級クラスだと言われることが多い。
        • 表計算が無かった頃の合格率は10%台だった。公的検定の1級ほどの難易度ではないにせよ、2級よりは難しいと言われることが多かった。
    • ただしIT業界では入社3年目までに基本情報を取得できなければ、資質を疑われてしまうことも、、、、、
    • 一応プロ向けの試験なんで、アマチュア向けのセンター試験の情報関係基礎よりは難易度が高い。
  2. 基本情報技術者試験の午後はアルゴリズムとプログラミングが必須問題であり、難易度も高く配点も大きい。
    • ただしマークシートなので適当に選んでも数問程度は正解できるのがまだ救いか。
    • プログラミングはC言語、Java、Python、アセンブラ、表計算ソフトの中から1つ選択して解答する。Pythonは最近追加。昔はCOBOLがあったが廃止された。
      • 実は試験に出題される言語のチョイスは時代の流れに合わせて変えられている。Pythonを追加する代わりにCOBOLを廃止したのも時代の流れ。ちなみに昔の第二種情報処理技術者試験にはALGOL、PL/I、FORTRANもあった。
      • Pythonは構文が非常に単純(JavaのclassやC言語のmain関数が不要など)だが、新しい分過去問演習がしにくそう。
    • アセンブラはCASLという架空の言語が出題される。
      • 構文が単純であり、覚えることも少ないため、人によっては表計算より簡単という噂も。
    • 表計算は簡単と思われがちだが、マクロ(アルゴリズム)の問題があり、問題文も長いため、意外と難易度が高い。
    • 実はプログラマー向けの唯一の国家資格である。応用情報などでは必須問題じゃないため。
    • セキュリティも必須解答だが、こちらは難易度があまり高くないため心配ない。
  3. 基本情報技術者試験には午前免除制度がある。特定の学校に通っている人は修了試験に合格すれば、一定期間、午前科目が免除される(午後のみ受験でOK)という仕組みである。
    • 自動車の運転免許で例えるならば、実技は教習所で修了して、試験会場では学科だけ受ける、みたいな感じである。
    • 社会人でも利用できなくはないが、講座の受講料は結構高い。
    • ただし午前免除にはデメリットもある。修了試験を丸暗記で突破した人は午後の長文問題で苦戦する可能性が高い。また、午前免除を使って基本情報技術者試験に合格した人は応用情報でかなり苦労するらしい。
    • この認定講座、ほとんどは情報処理系の専門学校で実施されている。だから多くの情報系の専門学校では学生に積極的に基本情報を受験させる。
      • 俺が通っていた専門学校では情報系の学科の学生は全員強制受験だった。そのためやる気のない者も相当受けさせられている。
        • うちの専門学校(2年制)では卒業までに基本情報に合格できたのは(俺含め)クラスの上位3割以内の人間だけだった。卒業までに3回受験できることを考慮すれば、1回あたりの合格率で言えば全国平均よりも低い。
    • 一部の大学(主に情報系や経営学部など)でも認定講座が開設されている場合がある他、稀に工業高校や商業高校でも認定講座を受講することができる場合がある。
  4. 昔は第二種情報処理技術者試験と呼ばれていた。
  5. 実は表計算は元々は基本情報技術者試験には出題されておらず、初級シスアドという昔あった別の試験区分から移行してきた分野である。
  6. 2009年以降はストラテジと呼ばれるビジネス系の分野が午前で出題されるようになり、多くのエンジニアを泣かせることになった。また、午後の選択問題でもストラテジが出題されるようになった。
    • これも元々は初級シスアドで重点分野となっていた。
      • このため、現役のエンジニアやプログラマーの場合はむしろ午後より苦戦するとのこと。
    • ただしこのストラテジと表計算のおかげで、文系でも比較的合格しやすい試験になった、とも言える。
  7. 中途でIT業界を狙う場合はこの資格がほぼ必須と思って良い。
    • 大手企業だと新卒であっても入社前にこの資格の取得を義務付けている場合がある。
    • 公的機関(官公庁、警察、自衛隊など)の情報系の部署だと、この試験またはより上位の区分に合格していることを採用条件として課している場合が多い。
  8. ITパスポートは参考書が1冊で済むが、この試験だとそうもいかない。午前巻・午後(アルゴリズム)巻・午後(プログラミング)巻の最低3冊になるとか。
    • 表計算、CASL、C言語についてはだいたいどこの書店でも販売されているが、Javaのテキストは百貨店か大型ショッピングモールにでも行かないとなかなか手に入らない。
    • 「参考書の著者は誰が良い(わかりやすい)か」がしばしば議論される。
  9. CBTになってからは合格率が50%を超えるようになった。しかし、ペーパー時代に比べて、やる気のない者(記念受験者)が敬遠するようになったという側面もあるため、必ずしもペーパー時代より簡単になったとは言い切れない。
  10. 社会人の合格率は低いが、意外にも学生の合格率は実はそれほど低くない。ITパスポートとは対照的である。
    • 学生はちゃんと勉強してから受験するケースが多いが、社会人は忙しくて勉強時間が確保できないまま特攻してしまうケースが多いというのが理由。
    • また、社会人に有利、学生に不利なマネジメント系やストラテジ系の出題比率が(ITパスポートに比べて)低いのも理由。
  11. 一応、名刺にも保有資格として記載できる資格ではある。
    • ただし本当にギリギリのライン。
  12. 情報処理技術者試験の中で最も受験者数が多い区分である。また、受験者・合格者は20代が多く、平均年齢も全区分の中で最も若い。
    • 先述の通り、学生や若手社員がとりあえず受けるというケースが多いからである。
  13. プログラミングをテーマとした唯一の国家試験であるため、既に基本情報やより上位の区分(応用情報、高度)に合格した人でもリピーターとして基本情報を受ける場合がある。
    • 免許資格ではなく、実質的には検定試験であるため、合格者の再受験は全く問題ない。
  14. 基本情報の午後のアルゴリズムとプログラミング(表計算を含む)は、応用情報や高度の合格者でも満点を取れる人はほとんどいないと言われるほどの鬼門である。この2つの分野に限ればスキルレベル3.5とすら言われているくらいである。
  15. 難易度的には決して簡単と言えるようなものではないのだが、その割に社会的評価は芳しくないため、これを取って満足してしまうのは勿体ない。これを取ったらできれば応用情報や高度まで頑張ってもらいたいものだ。

応用情報技術者試験

  1. 応用情報技術者試験は午前免除が無く、午後が記述式である。
    • ただし応用情報技術者試験の午後はセキュリティ以外は全部選択問題。例えばアルゴリズムを回避して、ビジネスに関する問題で固めるという攻略法もあるため、文系ならむしろ基本情報より簡単説もある。
      • 実際、基本を飛ばしていきなり応用を受けて合格する人もいる。
    • 昔のソフトウェア開発技術者試験では午後のアルゴリズムが必須だった。しかも記述式。
      • ソフ開は午前、午後1、午後2の3部構成であり、特に午後2は複雑なアルゴリズムやSQLが出題されていたため、難易度が非常に高かった。
    • 午後が記述式であるため、基本情報などと違って神頼みが通用せず、完全な実力勝負・真剣勝負になる。
  2. 最初は第一種情報処理技術者試験という名前で、21世紀に入ってからソフトウェア開発技術者試験に改称、2009年に応用情報技術者試験に名前が変わった。
  3. これに合格すると弁理士国家試験や中小企業診断士試験の科目免除の特典を受けることができる。
  4. この試験に合格すると、文系の超難関国立大学である一橋大学の商学部、社会学部の推薦・AO入試の出願資格が得られる。実際に合格できるかどうかは別として。
  5. 基本情報との難易度の差は実はそれほど大きくないのだが、社会的評価はだいぶ差があるため、比較的コスパが良い資格であると言える。
  6. 人件費削減のためか、午前で足切りを喰らうと、午後は自動的に0点になる。というか採点すらされなくなってしまう。
  7. 他の区分は基本情報はプログラマーのための資格、高度試験は各分野の専門家のための資格というように立ち位置がはっきりしているのだが、応用情報は午後がセキュリティ以外は全部選択問題であるため、立ち位置がはっきりしない試験と言われてしまうことが少なくない。
    • 昔の第一種やソフ開の頃はゴリゴリの開発系の試験だったのだが、今の応用情報は運用系のエンジニアや一般ユーザーも受けに来る。
  8. これに合格すると、高度試験の午前1の受験が2年間免除される。
  9. これに合格できるかどうかがITエンジニアとして一人前と認められるかどうかの評価基準といわれることが多い。
    • 基本情報はあくまで「上司の指示に従えるレベル」、応用情報が「ほとんどの業務を一人でこなせるレベル」という違いである。

高度情報処理技術者試験

  1. 応用情報技術者試験の更に上の階級で、高度情報処理技術者試験というのもある。一つの区分では無く、複数の区分の総称である。
    • 主に技術の専門家向けの区分と、管理職向けの区分がある。
      • 後者は論文試験もあり、難易度が非常に高い。
        • 論文が課される区分:システムアーキテクト、プロジェクトマネージャ、ITストラテジスト(旧システムアナリスト)、ITサービスマネージャ(旧システム運用管理エンジニア)、システム監査技術者
    • 高度の各区分は原則として、4月と10月のどちらか年1回しか実施されない。(基本情報などは年2回実施)
    • ちなみに基本情報と応用情報の差よりも、応用情報と高度の差の方が遥かに大きいらしい。
    • 高度情報処理技術者試験の各区分は専門分野に特化した試験であり、出題範囲は応用情報までと比べて狭いが、その分、モノ凄く深い内容まで突っ込まれる。
    • 後述のセキュリティスペシャリストを除いて、どの区分も受験者は少ない。特に組み込みシステムみたいな特殊な分野だと尚更。
  2. 午前1、午前2、午後1、午後2の4部構成である。
    • 時々、午前1で不合格になってしまう人を見かける。出題内容自体は浅いが範囲がとても広いため。厳密には専門分野の知識を測定するのは午前2以降となる。
    • 午前1で落ちるのはマジで勿体ないので絶対に避けるべき。ただし午前1は科目合格(免除)制度もあるため、午前1だけ受けて途中で帰る、なんて作戦もアリ。
      • 応用情報の合格者も高度の午前1が免除される特典がある。
      • 午前1の免除制度の有効期間は2年間である。期限が切れてしまったら、もう一度午前1から受験しなおさなければならない。
  3. 意外にもアルゴリズムに特化した高度区分は現在は存在しない。
    • 昔はプロダクションエンジニアという区分があったが、21世紀に入る前に廃止された。
  4. かつてはユーザー向けの高度区分も存在した。情報セキュリティアドミニストレータ(セキュアド)と上級システムアドミニストレータ(上級シスアド)だ。
    • セキュアドは難易度を大幅に下げて、情報セキュリティマネジメント(セキュマネ)として事実上復活している。
    • 上級シスアドは論文課題があったため、ユーザー向けとは思えないくらい非常に難易度の高い試験だったとか。
  5. かつては一部の区分(システムアナリスト、プロジェクトマネージャ、システム監査技術者、上級シスアド)がスキルレベル5に指定されていたが、現在はスキルレベル4に統一されている。
  6. 専門学校生でネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリストに合格できる奴はほとんどが通信制大学とのダブルスクールをしている奴。2年制の専門学校なら学年トップでも応用情報かセキュリティスペシャリストが関の山である。

ネットワークスペシャリスト試験

  1. 昔はオンライン情報処理技術者試験と呼ばれていた。高度の中では比較的歴史の長い区分である。
  2. 業界ではしばしばネスペと略される。
    • テクニカルエンジニア時代はテクネと呼ばれることもあった。
  3. 覚えることがとても多いため、しばしば「論文課題が無い区分としては最難関」と言われる。
    • 実際、ネットワークセキュリティに関する問題は、情報処理安全確保支援士試験のそれより難易度が高いそうだ。
  4. テクニカルエンジニア時代は1ランク下のソフトウェア開発技術者を飛ばしてテクネを受験する人も少なくなかったとか。
    • インフラ系のエンジニアの場合、アルゴリズムやSQLが苦手だとソフ開にはなかなか合格できないため、ソフ開を飛ばした方が対策しやすかったと言われている。
  5. インフラ系のエンジニアなら電気通信主任技術者や工事担任者と並び取っておきたい資格の一つ。
    • シスコシステムズの認定資格もね。

データベーススペシャリスト試験

  1. 高度区分の一つ、データベーススペシャリスト試験は技術的な知識よりも国語力の勝負と言われることが多い。
  2. 民間資格のオラクルマスターとは出題傾向が異なるため、オラクル持ちでも合格するのは簡単ではない。
    • でも実務で役に立つのはオラクルマスターの方だと思う。
  3. 2019年(平成31年)度春期の午後2に出題されたパン屋の問題がかなりの強敵であったことで有名。
  4. オラクルマスターと違って飛び級受験が認められているから、時々、基本情報や応用情報を飛ばしてデータベーススペシャリスト試験に挑戦する人もいる。
  5. ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の津崎平匡はこの試験に合格しているという設定である。
    • アニメ『ハイスクール・フリート』(はいふり)の納沙幸子ちゃんもね。
  6. 国家試験なので、オラクルマスターのような特定のデータベース製品に特有の機能やSQLは出題されない。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

  1. 組み込みシステムに特化した区分で、おそらく情報処理技術者試験の中で最もマイナーな区分。
    • 受験者数は情報処理技術者試験の全区分の中で最も少ない。
    • 他の区分のテキストはあっても、エンベデッドのテキストは売っていないなんて本屋も多いのでは?
  2. 情報処理技術者試験としては珍しく、電子回路や電気の知識が要求される区分。
    • そのため、受験者のほとんどは大学の工学部や高等専門学校(高専)、工業高校などの出身者である。
    • モータの知識も必要だったりする。そのため、高校レベルの物理学、数学の知識も使う。
  3. 出題テーマが非常に幅広く、ドローンや自動車の自動運転システムなどの他、観光案内用ロボットやコインパーキングなどがテーマになったこともある。
  4. 昔はマイコン応用システムエンジニア試験と呼ばれていた。

情報処理安全確保支援士試験

  1. 情報処理安全確保支援士は情報処理技術者の中で唯一の登録制の国家資格(免許)。
    • 元々は情報セキュリティスペシャリスト試験という高度の区分の一つだった。高度の中で唯一、年2回実施されていたということで人気が高かった。
    • 資格の維持費が高い割に独占業務が少ない、更新制度がある、などの理由で、試験に合格しても登録しない人も多いらしい。
  2. 応用情報に合格した人が次に受ける試験は、ほとんどの場合これ。
    • 他のスペシャリスト区分に比べて覚えることが少ない上に、年2回試験が実施されることから、高度の中では最も簡単と言われることが多い。しかしそれでも基本情報や応用情報と比べるとだいぶ難易度は高め。
    • 2年制の専門学校だと学年トップでもこの試験に合格するのが関の山。他のレベル4の試験はダブルスクールをしているような奴じゃなければほぼ受からない。
      • うちの専門学校(2年制)でセキュリティスペシャリストまで取った人のうちの1人は地元の国立大学を中退して専門学校に入学してきた。やはり基礎学力が高い人は資格試験にも強いのだろう。
  3. 情報セキュリティスペシャリスト試験の前身はテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験。この頃は年1回しか実施されなかった上に問題の難易度も支援士やセキスペ時代より高かった。
    • 当時はテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)がエンジニア向けのセキュリティの試験、情報セキュリティアドミニストレータがユーザー向けのセキュリティの試験と言われていた。
  4. 高度試験の中で最も簡単な区分なので、しばしばレベル3.5の試験と揶揄される。
  5. 高度の中で唯一、セキュアプログラミングに関する問題が出題される。出題されるのはC++、Java、ECMAScriptのいずれかで、基本情報と違って受験者が自分の好きな言語を選ぶことができない。
    • ただしセキュアプログラミングの問題自体は(記述式であることを除けば)基本情報のアルゴリズムやプログラミングの問題より簡単らしい。
    • 昔はPerlが出題されることもあった。
    • 幸いにも選択問題であるため、回避することも可能。むしろ未経験者は手を出さない方が無難。
  6. 情報セキュリティマネジメント試験と名前が似ているが、難易度は全く比較にならない。

システムアーキテクト試験

  1. 1993年までは特種情報処理技術者試験、1994年から2008年まではアプリケーションエンジニア試験と呼ばれていた。
  2. 実は高度の中で最古の区分である。
  3. 昔は受験資格に年齢制限(25歳以上)があった。これは他の論文区分も同じである(区分によっては27歳以上)。
    • 現在は年齢制限は存在しない。しかしそれでも実務経験のない学生や、経験の浅い若手社員が合格するのはほぼ不可能。
  4. 特種、アプリケーション時代は午前、午後1、午後2の3部構成だった。2001年から2008年までは午前はシステムアナリスト試験やプロジェクトマネージャ試験との共通問題が出題されていた。
    • ソフトウェア開発技術者試験の合格者はアナリスト、プロマネ、アプリケーションの午前が2年間免除される特典があった。
  5. 論文系の区分の中で最も簡単なので、受験者はこの区分が論文系で最初に挑戦する区分となる場合が多い。
  6. アーキテクトとは設計者という意味。その名の通り、主に開発・設計部門のリーダーが受験する。

プロジェクトマネージャ試験

  1. 1994年から試験が実施されているが、一度も試験名称が変更されていない区分である。
  2. 2008年まではスキルレベル5だった。
    • ヒエラルキー的にはシステムアーキテクト(旧アプリケーションエンジニア)よりは格上、ITストラテジスト(旧システムアナリスト)よりはやや格下という位置付けである。
  3. その名の通り、プロジェクトマネジメントに特化した試験である。ITストラテジスト同様、技術要素は控えめ。

ITストラテジスト試験

  1. その名の通り、ストラテジの専門家のための試験である。
    • 技術的な要素が控えめな代わりに、経営戦略や企業活動についてかなり深い知識が要求される。
  2. 昔はシステムアナリスト試験と呼ばれていた。
  3. 一般的には情報処理系の最難関資格といわれる。
    • しかしそうでもないという人もいる。文系の人にとってはネットワークや組み込みなどのスペシャリスト系試験の方が難しいらしい。
    • 正直、技術士の情報工学部門の方が難しいと思う。
  4. IT資格の最難関と言われることが多いが、システムアナリスト時代と比べるとだいぶ難易度は下がっている。
    • 合格率もアナリスト時代は1桁台だったが、ITストラテジストになってからは10%を超える。
  5. この試験の合格者は、厚生労働大臣によって高度な専門知識を持つ労働者であると認められる。IT系の資格ではITストラテジスト(旧システムアナリスト)と技術士だけが高度専門職扱いである。
    • すなわち、弁護士、公認会計士、不動産鑑定士、医師、一級建築士、技術士、博士号、アクチュアリーなどと同じ扱いになる。

関連項目