ざんねんな賞事典

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日本

今年の漢字

  1. 毎年12月中旬に発表される一年を象徴する漢字を一文字で発表するというイベント。
  2. 一般投票によって得票数が高い一字が今年の漢字として選ばれるわけだが、一般の人が今年の出来事からイメージする漢字一字を投票するという特性上・・・
    • 一度選ばれた漢字が複数回選ばれる(2000年・2012年・2016年の「金」、2004年・2018年の「災」)
    • ニュースなどで強く印象に残った字が選ばれる(1998年の和歌山毒物カレー事件から「毒」、2003年阪神タイガースの優勝から「虎」、2014年の消費税増税から「税」、2015年の安保法案可決から「安」、2017年の北朝鮮関係のニュースが多く報道されたことから「北」。「金」が選ばれた3回はいずれもオリンピックで日本選手が金メダルを多く取った。「災」が選ばれた年は台風・大雨・地震などの災害だけでなく不祥事も頻発した。)
      • 「金」が選ばれた年はいずれも夏季オリンピックのあった年。冬季は関係ない。
      • 1998年は長野冬季オリンピックがあったのにも関わらずそれが反映されなかった。
      • 全体として上半期(1~6月)よりも下半期(7~12月)に起こった出来事の方が「今年の漢字」に反映されやすい。
      • また、21世紀最初の年である2001年はアメリカ同時多発テロから「戦」、2005年は愛知万博から「愛」、2008年はリーマンショックから「変」が選ばれた。
      • その一方で2016年は震度7を観測した熊本地震があったものの、「災」や「震」などその地震に関連する漢字が選ばれなかった(2016年は前述の通り「金」)。
  3. 選考委員が決める新語・流行語大賞とは違い一般人からの投票で決めるという以上、選考結果に文句を言いづらい。特に1位の得票率が低いような年はそれだけ漢字一字で表せる出来事が多かったということになるわけで。
    • それ故必ずしも世相を表していないと感じることも多い。
    • 実は応募状況では団体応募が4割以上を占めている。団体応募の際の応募用紙は小中学校に配られるワークシートに付属されているため、実質投票者数の4割が小中学生になっている。
      • すなわち「小中学生が思いつき、かつ、手書きで応募できる漢字」であることが上位になりやすい・・・ということなんだろうか。

新語・流行語大賞

  1. 毎年12月1日に発表される話題に上った新語・流行語を選び、顕彰する賞だが、「本当にこの言葉流行ったの?」と言う言葉もしばしば。
    • 逆にマイナスな言葉も選ばれる事もある。
      • 「保育園落ちた日本死ね」がトップ10に入って大炎上。
        • 「日本」に「死ね」と、あまりに刺さるような内容だったのも一因(日本人は個人への「死ね」は常用しているが、日本に対する「死ね」に対しては怒りを隠せないようだ)。本文は待機児童とそれに対する予算配分の問題を訴えた至極まともな内容なのだが…。
        • その後、自民党の政治家がテレビ番組に出演していたが、「日本死ね」という言葉だけ非難して本文で述べられていた問題については言及なし(というか、その問題にフォーカスしようとしても「日本死ね」という言葉だけに執着していた)、というのもまたざんねんなところ。
        • 「日本を殺す気か?」という表現なら、状況は変わっていたのだろうか。
      • 政権批判とも思われる言葉がノミネートされることも多くその都度炎上する。
      • まさに2つ上のそれがトップ10に入った際に、大賞の「神ってる」に引っ掛けて「偏ってる」と皮肉ったラジオパーソナリティがいたな…
        • 審査委員に左寄りの人が多いので、政権批判というか反○民なだけという説も。
        • 主催する自由国民社自体が左寄りかと。
        • 近年はスポーツ関連に偏ってるような…。
        • 別の主催者が、もうひとつの流行大賞でも作れば、上手く(左右で)対立できるのかもしれない。
    • 翌年になるともう忘れられてる…。
  2. 大賞が選ばれても受賞者が不明の場合、受賞者辞退する事もある。(2014年の集団的自衛権ではこのケースだった)
    • 「大迫半端ないって」も大迫勇也や滝川第二でもなく受賞者辞退扱いに。
    • 受賞者を授賞式に呼べるかどうかで大賞になるかが決まると言われているらしい。
      • 「スーパーボランティア」では尾畠さんが授賞式を辞退。
  3. 何故か世間的には流行ったのに候補除外するケースもある。
    • 「ありのままで」は「アナと雪の女王」を見た選考委員が誰もいなかったため除外されたという話がある。
    • また、選考時期の関係か10月以降に流行したものも候補に入らないようであり、「逃げ恥」もそのために候補には入らなかった。
    • 2018年に「平成最後」がノミネートすらされなかったのは謎。2019年に取っておくため?
      • 2019年、令和はノミネートされたけど平成最後は無視されましたね…。
    • 1995年に至ってはワイドショーで多くの時間を割いて取り上げたであろう某宗教団体に関するワードがトップテンにすら入らないという異常事態に。
  4. 流行語大賞のトップ10に選ばれたお笑い芸人は翌年以降人気が落ちるというジンクスがある。

日本レコード大賞

  1. 選考基準が恣意的。
    • そのためか、日本歌謡大賞を復活させるべきという意見までも出ている。
  2. カバー曲もノミネートされるが、何が何でも受賞されない。
    • 2018年はDA PUMP『U.S.A.』が話題になったにも関わらず、評価すらされず、受賞できなかった。
    • 更に遡ると、1979年の西城秀樹は「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」がヒットしたが、この規定により金賞にノミネートされたのは「勇気があれば」という曲だったという例がある。
  3. レコードからCD・携帯音楽プレーヤーに進化しても「日本レコード大賞」。
    • そもそも音楽ソフトそのものがレコードですから(レコードショップだってそう)。
  4. 事務所による買収疑惑がある。
    • その分、乃木坂46による買収疑惑も出て槍玉に挙げられた。
    • それ以前にLDHによる買収疑惑もあった。
      • 2013年はAKB48『恋するフォーチュンクッキー』が大ヒットしたにも関わらず、このせいで受賞できなかった。
  5. 皮肉にも日本の芸能界を牛耳ってると言われるイケメン男性が多数所属する芸能事務所は受賞拒否しているのでそれ以外の事務所が大きな顔をできる数少ない機会となっている。

エランドール新人賞

  1. 日本映画テレビプロデューサー協会が「一年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優」に対し贈る賞。
    • 第1回受賞者に石原裕次郎や高倉健が選ばれるなど、それなりに意味合いのある賞なのだが…
  2. 選考基準は一応明確になっているが、デビューからの年数で「新人」を定義していない。
    • そのため、一般的な新人の定義に合わないような受賞者が登場する(2019年の田中圭や2018年の高橋一生、ムロツヨシなど)ことがある。

世界

モンドセレクション

  1. ベルギーに本部がある団体の賞なのに、もらいたがるのは日本の企業ばかりである。
  2. しかも審査対象の半分ぐらいは金賞以上がもらえるので、価値はほとんどない。
  3. 日本では誰もが知っているが本場ベルギー人はこれ自体知らない人がほとんど。
  4. 実際は「この賞が欲しい」と企業が申請して参加費用を払って審査が通ればもらえるものらしい。

ゴールデングローブ賞

  1. ハリウッド外国人映画記者協会が選定する映画とテレビの賞だが現在ではアカデミー賞の前哨戦としてしか認識されない。
    • 過去の受賞記録を見るとアカデミー賞と異なる作品が受賞していることも意外とあるのだが…。
  2. テレビ部門はプライムタイムの番組しか対象にならないためエミー賞よりずっと範囲が狭い。

孔子平和賞

  1. 中国民主化運動に貢献した劉暁波にノーベル平和賞が贈られたことに怒った中国政府の命を受けた団体が作った賞。
    • 劉の受賞から2か月くらいで急遽でっち上げられた賞だという。
  2. 受賞者が自分の手でトロフィーを受け取ったことがほとんどない。
    • プーチン大統領(ロシア)が選出された第2回では無関係のベラルーシ人の留学生が受け取っていた。
  3. 孔子の名前が使われたことに対しては「孔子の名を汚す」として中国大陸でも批判の声が上がった。
  4. 結局主催者の「孔子国際平和研究センター」なる香港の団体が活動を停止したため2017年をもってひっそりと終了した。

ドイツ芸術科学国家賞

  1. 上記の孔子平和賞の大先輩にあたる。
    • 反ナチの記者がノーベル平和賞を授与されたことに腹を立てたヒトラーが作らせた。
  2. 受賞者には後に戦争犯罪に関与した人物も多い。
  3. 第2次大戦勃発により1937年と38年だけの授与に終わってしまった。
    • 人数にしてもたったの9人だけ。

イグノーベル賞

  1. 「世界で最も権威がある残念な賞」といえばおそらくこれだと思う。
  2. 徹頭徹尾ノーベル賞のパロディに徹しているが肝心の授賞式会場がアメリカのハーバード大学。
    • どうせならスウェーデンと何らかの関係がある場所にしてほしかった。
  3. 受賞記念スピーチの時間が1分しか与えられない。
    • 時間経過により女の子が登場し、「つまらないからやめろ」(棒読み)と連呼する。やめてもよいが、女の子を手なずけて時間延長することもできる。
  4. 受賞者が多いイギリスの役人から「まじめな科学研究を笑いものにするな」と本気で抗議されたことがある。
    • もちろんその抗議による影響は一切なかった。
  5. 日本人の受賞者もたくさんいるが多くはWikipediaに記事がないくらいの地味な人ばかり。
    • 足の臭いの研究、牛のうんこからバニラの匂い成分を抽出した(当日特製バニラアイスが振舞われたが、うんこ由来の匂い成分は入れていないらしい)、たまごっち…などいくつかある。
  6. 開会式で一斉に紙飛行機を投げる。そして、それを掃除するのは本家ノーベル賞の受賞者。

ノーベル賞

  1. 後になって誕生した経済学賞はノーベル財団に認められていない。
    • 研究書でも一切言及されていないのを見たことがある。
  2. 数学賞が存在しないのはノーベルがとある数学者と険悪な関係にあったかららしい。
    • 後にはその数学者がノーベルの恋人を奪ったという俗説すら誕生した。
  3. 平和賞以外では定員が3人と決まっている。
    • 対象の研究にどれほど多くの人が関わったとしても増員は一切認められない。
  4. 第1回授賞式にはおなじみのメダルの製作が間に合わなかった。
  5. 賞が決まった時点で存命でなければ受賞不可。
    • そのせいでマハトマ・ガンジーは平和賞を受賞し損ねたとされている。
    • イグノーベル賞が故人の受賞も認めているのとは対照的。
  6. 受賞者が後にどのようなことをしても剥奪されることはない。
    • 現在では絶対的なタブーとされているロボトミー手術の考案者が医学生理学賞を受賞したこともある。
    • 平和賞では佐藤栄作やアウンサンスーチーに対して撤回や剥奪を求める意見が出ている。
    • 経済学賞では、金融論で受賞した人2名を役員に招聘したヘッジファンドがそれから1年持たずに経営破綻した実例がある。
  7. 賞が北欧のものということで偏向を指摘されることもある。
    • 全体的に白人ばかり受賞する傾向があるということは昔から噂されている。
      • これにより取り損ねたとされる人物には日本人も多い。
      • 戦前(日本で言う大正時代)に人工癌の研究で日本の医学者が医学賞の候補になったが、受賞したのはデンマークの医学者で理由は同じ人工癌の研究だった。だが、後年、デンマークの医学者の研究は誤りで、日本の医学者のほうが正しかったことが判明された。しかし、誤りでも取り消すことはできない。
      • ペスト菌の研究で北里柴三郎は第1回の医学賞の候補だったが、受賞を逃した。
        • 当時は複数受賞の考えはなかったためこうなった。
      • 日本人がノーベル賞を受賞したのは、第2次世界大戦後になってからだ。
    • 平和賞は授与するノルウェー政府の政治的アピールに使われているとの指摘も多い。
    • 経済学賞の受賞者は特に欧米に偏っており、アジアに属する国の国籍を持つ受賞者はこれまでに3名しかいない。
      • しかもそのうち2名はアメリカとの二重国籍者であり、純然たるアジア人の受賞者はアマルティア・セン(インド)だけである。
  8. 過去にヒトラーやスターリンに平和賞を授与しそうになったこともある。

ブルネル賞

  1. 鉄道関連(車両、駅舎など)の優れたデザインに与えられる世界的に権威のある賞だが日本の鉄道ファンにはあまり知られていない。
    • 水戸岡デザインの車両など日本のものも多く受賞しているが…。
  2. 2014年の第12回を最後に突然休止された。
    • 賞を創設したワトフォード会議のHPを見ても何があったか一切記されていない。

ゴールデンラズベリー賞

  1. 現実版「ざんねんな映画辞典」。
    • ざんねんというかがっかりというか、前評判とのギャップがあると受賞しやすい模様。
  2. 上げる内容が「最低○○賞」なので、基本受賞式典に本人は来ない。
    • そんな中、アカデミー主演女優賞を受賞したハル・ベリー氏がラズベリー賞の授賞式に出席し、オスカー像とラジー像を抱えてアカデミー賞受賞した際のスピーチのパロディーを演じ、涙を流した彼女には称賛が与えられた。
    • また、第30回には同年のアカデミー賞の主演女優賞を得たサンドラ・ブロックがとラズベリー賞の最低主演女優賞と最低スクリーンカップル賞をも受賞。アカデミー賞とラズベリー賞の同時受賞を果たし、授賞式に出席した。
  3. 演技だけではなく、映画の内容も評価される。このため、2019年はドナルド・トランプ氏が受賞した。
    • これはマイケル・ムーア氏が監督を務めた「華氏119」の実質的な主演男優と見なされたため。
      • 同じ例として挙げられるのは同じくマイケル・ムーアが監督を務めた「華氏911」。その時にジョージ・W・ブッシュ大統領が最低主演男優賞、ラムズフェルド国防長官が最低助演男優賞を受賞した。
  4. ノミネート、受賞が諸般の事情で取り消されることがある。
    • 第42回は特別賞として「2021年公開映画で見せたブルース・ウィリスの最低演技賞」を設けることにしたが、その公表の4日後にウィリスが失語症を理由に俳優業を引退すると表明したため同賞を撤回している。
      • 第1回の最低主演女優賞にノミネートされたシェリー・デュヴァル(「シャイニング」)は、同映画撮影中にスタンリー・キューブリックから執拗なパワハラを受けていた事が分かっており、上のウィリスへの対応と一緒にノミネートが撤回されている。
    • 第43回の最低主演女優賞にノミネートされたライアン・キーラ・アームストロング(「炎の少女チャーリー」リメイク版)は、すぐにノミネートを撤回。「12歳の子役をノミネートするのはいじめだ」と批判が殺到したため。
      • このため、第43回の同賞は「第43回ラジー賞におけるノミネーションの失敗」としてラジー賞自身が受賞することになった。

ダーウィン賞

  1. 愚かな行為の結果死亡ないし生殖能力の消失により、自ら劣った遺伝子を抹消したことで人類の進化に貢献した人に与えられる皮肉たっぷりの賞。
    • わかりやすく言えば「ざんねんな事をやからし、ざんねんな結果になった、ざんねんな人に贈られる」賞である。
  2. 条件としては子孫を残していない状態で、ユニークでセンセーショナルな行為を、自らの正当な意思で、自ら行った結果、死亡ないし生殖不可の状態になった人が対象となる。
    • もちろん事実であることが前提である。しかし2015年にはフェイクニュースの記事を受賞させてしまったことがある。
  3. どんな人が受賞したのか、一例を挙げると・・・
    • 男らしさを誇示しようとチェーンソーで自らの首を切断。(1996年/ポーランド)
    • 呪術的なローションを2週間使用した後、不死身になったことを確認するため友人に自らを撃たせ死亡。(2001年/ガーナ)
    • 手榴弾を重りに用いた煙突掃除の器具を製作中、爆発して死亡。(2005年/クロアチア)
    • ボトルの中の液体を酒だと思って飲んだらガソリンだったため、慌てて吐き出し服がガソリンまみれになった。口直しのためにタバコに火をつけようとして引火し焼死(2012年/アメリカ)
    • 新しいプロフィール画像を撮影しようと滑走路上で自撮りをしていた二人の女性。着陸する小型機に気付かずにいたため、その翼に頭を強く打たれて死亡。(2017年/メキシコ)
    • 雪に覆われた山を冬山用の装備をせずに登山する様子を生配信していたが頂上目前で足を滑らせて約700メートルを滑落して死亡。(2020年/日本
      • 装備だけでなく、登山時間にも問題があったとか。山頂到着が14時と、それから下山していたのでは日没に間に合わないらしい。滑落していなくても遭難や凍死のリスクがあったとか。
      • 長らく日本人には無縁な賞だったが彼が初の受賞者になってしまった。
      • しかしこの受賞には異論がある。
      • 本人は直腸がんの上司法試験に落ち続けており、自殺願望もあったらしい。
      • また、アクセス数狙いで本人になりすまそうとした人が現れたこともざんねんである。

非公式な賞・内輪ネタ

  • ニュースになるほどでもないが、ある程度有名なもの。

変態番付

  1. 文字通り、「変態」を相撲の番付と同じ名称でランク付けするものである。
  2. 賞というよりかは受賞者がざんねんである。
  3. 主に性的な行動により逮捕された人物を2ちゃんねる上で評価するものである。
    • したがって、逮捕されニュースにならなければ認知されることはほぼない。
    • ただし、殺人など人を傷つけた場合は「破門」として審議対象外となる。
  4. 「取組」つまり、自身がやったことの他、周囲に与えた影響、今までの実績も加味して評価される。
  5. 特に印象の大きいものは四股名が授与される。例えば
    1. 女子高生の上履きをコピー印刷し、それを見て楽しむ。何度もやったため大関から横綱へ昇進。「上履山」
    2. 17年間、少女の唾液を集めた。「燕暮つばくれ
    3. 道路の側溝に三時間も潜み続けてスカートの中身を覗いた。「側溝道」

クソゲーオブザイヤー

  1. 今年発売されたゲームのうち、「クソゲー」と評されるもののトップを競うものである。
  2. これも2ちゃんねる上で審議される。推薦者はゲームと選評をもって書き込む。
  3. ハードごとに審査が分かれている。

関連項目