もし日本の高度経済成長が20年遅れて起きていたら

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  1. 少なくとも1970年代前半までの国民生活のレベルは低かった。
  2. 高度経済成長が始まるのは1970年代後半となっていた。
  3. 東京オリンピックは1984年に、大阪万博は1990年に開催。
    • 東海道新幹線も1984年に開業していた。
      • 山陽新幹線は1992~1995年に開業するが、全通直前に阪神・淡路大震災で被災してしまう。
        • あるいは震災復旧後に全通していた。
    • 東京五輪のサッカー競技では原博実、金田喜稔、奥寺康彦、木村和司、加藤久、松木安太郎らが活躍。
    • 1988年夏季五輪の開催地はソウルでも名古屋でもない。
  4. 1990年前後はバブル景気と重なったため、想像もできないほどの好景気となっていた。
    • しかしバブル崩壊によるダメージは現実以上に大きかった。
    • 1985年の時点において日本がまだ先進国になれていない以上、この年のプラザ合意はなく、バブル景気自体がなかったのでは?。
      • もし高度経済成長が20年遅れてバブル景気はなかった場合、高度経済成長の終焉は1997年のアジア通貨危機もしくは2001年のアメリカ同時多発テロ事件に端を発するアフガン戦争とイラク戦争辺りの時期になっていただろう。
  5. テレビは史実と同じ1950年代前半に開発されていたが、前述の通り国民生活のレベルが低かったことから、本格的に普及するのは1970年代中盤以後となる。
    • 東京タワーは1978年に完成。
    • カラーテレビの本格普及は平成に入ってからだった。
    • テレビゲームの普及は21世紀にずれ込む。
  6. 鉄道は1980年代まで蒸気機関車が主役だった。
    • C63が実用化されていたでしょう。
    • 2011年時点でも非冷房の鉄道車両は少なくない。
    • 路面電車は史実ほど廃止されず、欧米で見直される潮流を受けて1980〜90年代に多くがLRTに発展していた。
  7. 少子高齢化が早まった。
    • しかし昭和の間は出生率はまだ高かった。平成に入ってから急激に低下。
      • その分、丙午である1966年の落ち込みは史実以上に大きかった。また、出生率が1966年を下回るようになるのは21世紀に入ってから。
    • 貧しいままの場合は、原則的に出生率が高いままなので、少子化もなかったのでは?。
      • 少子化があったとしても令和改元に近くなってからだし、仮に少子化があったとしても史実のように深刻化する前に収束していたと思われる。
  8. ウォークマンは1989年あたりで1号機登場。
  9. 史実の某隣国と同じような経過をたどっている。
  10. オイルショックの影響が史実より小さかったかもしれない。
  11. 日本での航空機利用は1990年代になってようやく一般化した。
    • それまでは需要が小さかったのでJALの国際線はB747SPが主力だった。
    • B747SRも登場しなかった。
      • その分B747-400Dが現実より多く製造された。
  12. 小学校の給食は1980年代まで脱脂粉乳中心の不味いものであった。牛乳に切り替わって内容も味も良くなるのは平成に入ってからで、米飯給食の実施は21世紀に入ってからであった。
  13. 1980年代までは中学校を卒業後すぐに就職する者も多かった。大学進学が一般化するのは平成に入ってからであった。
    • 女子高生の文化もなかった。制服はセーラー服が主流でジャンパースカートも勿論健在。
    • 大学がレジャーランドと呼ばれることもなかっただろう。
      • 女子大生ブームというのもなかった。女子が4年制大学に行くようになるのは2000年代後半以降。
    • 学園ドラマも中学校が主体。高校? 何それおいしいの?
    • 国公立大学の入学試験は1996年まで「一期校」「二期校」の区別があった。1997年に共通一次試験が導入され、2006年に大学入試センター試験に移行した。国立大学の独立行政法人化もなく、国公立大学の授業料の大幅値上げもなかった。
    • 私立大学は1980年代前半までは数も少なく上流階級(元皇族・旧華族など)か有産階級(地主・庄屋・豪農・資本家など)の子弟しか入ることができなかった。なかには入学にあたって有力者の紹介や推薦を必要としたところもあった。
    • 大学の数が増加するのは1986年以降で、その頃から大学進学者が増加するようになった。大学進学への経済的障壁がなくなって、一般庶民の家庭にも大学進学に手が届くようになったのは1990年代以降。
  14. 都市と地方の格差が史実とは比べられないほどひどくなっていた可能性が高い。
    • 史実では60年代の高度経済成長で都市部の生活水準が著しく向上し、80年代後半のバブル経済で地方の生活水準も潤ったという流れがあるため。
  15. 海外旅行が大衆化するのは21世紀に入ってからであった。
  16. 2000円札に対応する自動販売機が現実より多かった。
  17. プロ野球は史実より後年まで三大都市圏偏重となっていた。
    • 巨人の連続日本一は10年以上続いた
      • 東京ドームの竣工は早くて2000年前後
    • 近鉄と阪急は現在も球団を所有し続けている。
    • 日本ハムの北海道移転は21世紀中盤辺りにまでずれ込む。
    • 西武の球界参入は史実と変わらず。但し黄金期の到来は史実より最低でも10年は遅れる。
      • 西武ライオンズ球場は現在もドーム化されていない。
      • 一方、ライオンズが首都圏に移転した後の福岡には現在まで本拠地を置く球団はない。
        • 20世紀末期になってロッテが移転してきた可能性はある。
  18. 中国で国民党が共産党に勝っていたらこうなっていたかも。
  19. 1970年代のフォークソングブームはなかったか、あってももっと小規模だった。
    • その後のニューミュージックブームも史実ほどではなかった。
  20. 1980年代のアイドルブームとバンドブームもなかった。
    • 1990年代のビーイング旋風も起きなかった。
  21. これが現実化していたかもしれない。
  22. これも現実のものとなったかも知れない。