もしあの作物の原産地が別の地域だったら
穀物編集
ジャガイモ編集
- チベット高原
- チベットの主食としてヤクのステーキと並んでチベット料理を代表する食べ物になっていた。
- チベット料理のバリエーションが少し豊かになる。
- 中国や日本への伝来が早まり、13世紀までに伝来している。
- 和名は「チベットイモ」になっていた。
- 「チベット」は明治時代に英語経由でできた呼称なのでそれはない。
- 「カライモ」(唐芋)、「ダイトウイモ」(大唐芋)、「コウライイモ」(高麗芋)のどれかになっていたと思われる。
- シルクロード経由で中央アジアやアラブにも伝来しその地の食文化を一変させていた。
- ヨーロッパにも伝わってた。
- 日本の山間部でも栽培され、当該地域の人口は史実の倍くらいあったかもしれない。
- 北海道開拓も江戸時代から始まっていた。
- スカンジナビア半島
- 古くからノルマン人の食料として使われてきた。
- ヴァイキングは干した芋を船に積んで航海に乗り出した。
- ローマ帝国などヨーロッパの南部では一時期まで「野蛮人の食べ物」として嫌われていた。
- ロシアやイギリスなどでも古くから栽培された。
- 初めてジャガイモを食した日本人は大黒屋幸太夫だったかもしれない。
- 確実に北欧神話にも登場していた。
- 和名はどう言う名前になってたのだろうか?
- 「韃靼いも」か「サガレンイモ」かな?おそらくシベリア・樺太経由で伝わるだろうから。
- 内地よりも先に北海道で定着していたら「エゾイモ」と呼ばれていたかも。
- 日本列島
- 縄文時代の時から重要な食材だった。
- シルクロードを経由してヨーロッパにも伝わってた。
- フライドポテトもその頃からあった。
トウモロコシ編集
- 中国大陸
- 中国では古代トウから主食にされていた。
- 日本へは7世紀までに伝来していた。
- 原産地は華南か華中の平野部。
- 南部で米食がそこまで盛んにならなかった。
- 麺料理の発達もそこまで進まなかった。
- 東南アジアでも主食として広く利用されていた。
- 「トウ」も「モロコシ」も昔の中国の呼び名なのでなるほどと納得する人が増えていた。
- 漢字表記の「玉蜀黍」の「蜀」も中国の王朝名・地名。
- インド亜大陸
- インドでは古代より主食にされていた。
- 日本へは9世紀までに伝来していた。
- 和名は「テンジクムギ」あたりか。
- 同じような時期にイスラム圏にも広まっていた。
- 仏典にも登場していた。
- 中央アジア
- 中央アジアでは古代から主食にされていた。
- ウズベキスタンあたりの料理には欠かせない存在になっていた。
- カザフスタンの料理でも欠かせない存在になってた。
- 中国には漢代くらいに伝来。
- 日本へは遣唐使が持ち出していた。
サツマイモ編集
- 鹿児島県
- 名実共に「薩摩芋」になっていた。
- 海外でも「Japanese Potato」と呼ばれていた。
- 中国大陸
- 「唐芋」という呼び方が一般的になっていた。
- 日本でも早い段階で栽培されていた。
野菜編集
唐辛子編集
- インド亜大陸
- 当然、中国や日本への伝来が早まった。
- 中国には隋代に、日本には奈良時代に伝来していた。
- 大航海時代に西洋人が追い求めたスパイスにも加わっていた。
- マルコ・ポーロの『東方見聞録』には「炎のような実」として記載されていた。
- 体を温める作用があるためモンゴル人など北方の民族にも珍重された。
- その結果北方の民族の間で唐辛子が広まる。
- カレーは最初から辛い食べ物だった。
- アフリカ東部
- 人類発祥の地の一つが原産ということで「最古の栽培作物ではないか」という説もある。
- ウガリは辛い味付けをされることが多い。
- イスラム圏での使用開始時期がかなり早まる。
- その一方でヨーロッパへの伝来は史実とほぼ同じ時期に落ち着く。
- イスラム圏で食べられてる味付けが辛めになってた。
- 日本列島
- 日本料理の味付けが辛めになってた。
- 中国にも早いうちから伝来してた
- シルクロードを通って中東やヨーロッパにも伝わってた。
- 朝鮮半島に伝来した時期も早まってた。
- 今の様なキムチが出来たのも早い時期だった。
- ひょっとしたらキムチの様な漬物が日本で作られてたのかもしれない。
- 今の様なキムチが出来たのも早い時期だった。
トマト編集
- インド亜大陸
- 上記の唐辛子同様に、中国や日本への伝来が早まった。
- 上記の唐辛子同様に、中国には隋代に、日本には奈良時代に伝来していた。
- 日本では和名の「トウガキ」(唐柿)で定着していた。
- 北アフリカ
- この植物を初めて食用にしたのは古代エジプト。
- 太陽神ラーと結び付けられていてもおかしくなさそう。
- 古代のうちに地中海世界全体に伝わっていた。
- トマトソースのピザはローマ帝国時代からあった。
- ギリシャやトルコでもトマトを使った料理が広まってた。
- 強精剤扱いされることなど皆無だった。
- 毒があると誤解されることもなかった。
香辛料編集
コリアンダー(パクチー)編集
- 朝鮮半島
- 英語での綴りは「koreander」、ハングル表記は「박쥐」になっていた。
- ビビンバや冷麺にもパクチーが入ってた。
コショウ編集
- 日本列島
- 胡椒は日本の調味料と言う事になってた。
- 中国にも海を渡って伝来してた。
- 中国の食文化が変化してた。
- コショウを使った煎餅も普及してた。
- というか「胡椒」という名前ではなく、「野はじかみ」のような名前になっていた。
- 朝鮮半島
- 韓国料理には欠かせない調味料になってた。
- キムチにもコショウが使われてた。
果物編集
バナナ編集
- 南アメリカ
- ブラジルなどでは主食になってる。
- ヨーロッパ人が来る前から食べられてた。
- 恐らくアマゾン川周辺が原産地になってる。
- 野生のバナナを食べる動物もいた。
- アフリカ
- やはり主食になってる。
- 大量のバナナがアフリカで生産されてた。
- イスラム圏にも伝来しローマ帝国の拡大に伴いヨーロッパにも伝わる。
- 沖縄
- 沖縄県の名物となってた。
- 日本で食べられてるバナナが台湾バナナの様な味になってた可能性がある。
- 琉球王国の頃から食べられてた。
- 台湾
- バナナと言えば台湾バナナと言う事になってた。
- フィリピン産のバナナの摂取量が減る。
- ヨーロッパで最初にバナナが伝わった国はオランダになってた。
リンゴ編集
- 韓国
- 「りんごジュース」は韓国の国民的な飲料になってた。
- 韓国の主要な生産物になってた。
- 日本にも古い時代に伝わってた。
- 百済が日本に伝えた感じになってた。
- 韓国の「バナナ牛乳」の派生版として「リンゴ牛乳」があったのかもしれない。
- 韓国料理にもリンゴを用いたメニューがいくつかあった。
- 少なくともキムチになっているのは確実だろう。
- リンゴの品種名もいくつかは韓国風になっていた。
モモ編集
- インド亜大陸
- 桃を使ったインドカレーがあった。
- インドの主要な果物になってた。
イチゴ編集
- アナトリア半島を含む中東の各地
- イチゴを使ったデザートがトルコ料理の定番になってた。
- 品種名がアラビア語由来のイチゴの品種があった。
- 砂漠以外の所でも育つ場合、砂漠でも育つ果物として有名になる。
嗜好品編集
茶編集
- アラビア半島
- アラブを代表する飲み物になってた。
- 日本や中国へはシルクロードを通って伝わってた。
- 奈良時代の時に飲まれたのかもしれない。
- イランでも飲まれてた。
- 地中海沿岸
- イタリアや北アフリカでも紅茶が大量に摂取されてた。
- アジアへはシルクロードを通って伝来。
- 中央アジアや中国や日本に伝わった。
コーヒー編集
- 中国大陸
- 烏龍茶やプーアル茶と同様に中国を代表する飲み物だった。
- 中華料理店でも定番のメニューになってた。
- 日本に伝来した時期も早まってた。
- フィリピン
- フィリピン人は大量のカフェインを摂取する事になる。
- フィリピンは世界一のコーヒー大国になってた。
タバコ編集
- 日本列島
- 日本人の肺がんリスクが高まってた。
- たばこの吸い過ぎで死ぬ人が古代から日本に居た。
- 中国にも早い時期に伝来。
- ロシア
- ロシア人がはタバコを吸ってるイメージだった。
- ロシア人の肺がんリスクの高まってた。
- 肺がんによる死者がロシアで増えてた。
- 水タバコなどもロシア発祥だった。
カカオ編集
- イギリス
- チョコレートはイギリスのお菓子と言う事になってた。
- カカオ畑はイギリスの名物になってた。