もし情報処理技術者試験が○○だったら
飛び級受験が禁止されたら
- IT初心者からベテランまで全ての層が最初にITパスポート試験から受験することになる。
- なので受験者数が最も多い区分は必然的にITパスポート試験になる。
- 必ずITパスポート、基本情報、応用情報、高度の順番で受けなければならなくなるため、高度区分を1個取るまで最短でも1年以上かかる計算になる。
- もっとも、現実でも基本情報や応用情報を飛ばしていきなり高度を取る人はほとんどいないため、史実とそんなに変わらない気もするが…。
- 2016年(平成28年)以降は(応用情報を受ける前に)基本情報と情報セキュリティマネジメント試験の両方に合格しなければならなくなるため、高度を1個取るまで最速でも1年半以上かかることに…。
- 高度試験の午前1は廃止。その代わり、午前2の試験時間、問題数が拡大する。
- 基本情報はアルゴリズムとプログラミングが必須であるため、この2分野が苦手な人はいつまで経っても応用情報や高度区分が取れなくなってしまう場合がある。
- 逃げ道と言われる表計算にもマクロがあるし…。
受験料がベンダー資格並みに高かったら
- 合格率が今より跳ね上がる。
- というのも本気で勉強してから受験する者が明らかに増えるから。
- 当然ながら、受験者数は史実より大幅に少なくなる。
- 史実以上に「実務で役に立たない資格」と言われそう…。
- 当日バックレる者は皆無になる。
- もしかしたら学生だけ割引制度があるかも?
全区分、年1回のみの実施になったら
- 受験者のプレッシャーが高くなる。
- ある区分に不合格だった場合、その区分に再挑戦するまで1年は待たなくてはならなくなる。
- スキルレベルが奇数の試験(iパス、応用)が春期、偶数の試験(基本、セキュマネ、高度)が秋期みたいな感じになりそう(あるいはその逆)。
- 宅建士とのダブルライセンスを狙うのがますます難しくなる。
完全な技術者向けの試験になったら
- ITパスポートと情報セキュリティマネジメントは廃止。
- マネジメントやストラテジは高度試験のみで出題されるようになる。
- 基本情報や応用情報ではテクノロジのみが出題されるようになる。
- 基本情報の表計算は当然ながら廃止。
学歴や実務経験による受験資格の制限があったら
- もし自動車整備士国家試験や調理師国家試験のように厳しい受験資格が課せられたら、どうなっていたでしょうか…?
- 学歴要件はともかく、会社に実務経験を証明してもらうのは結構難しいと思う…。
- 情報系の大学やコンピュータ系の専門学校の人気が高まる。
- 情報処理技術者試験の受験資格を得るために情報系の学校に行く者が増える。
- 情報系の学科出身でない場合、一定年数以上の実務経験が必要になる。
- 自動車整備士国家試験で例えるならば、基本情報は「高校の情報科を卒業するか、ITパスポート合格後の1年以上の実務経験」が、応用情報は「情報系の短期大学または専門学校を卒業するか、基本情報合格後の3年以上の実務経験」、そして高度試験は「4年制大学の情報系学科を卒業するか、応用情報合格後の3年以上の実務経験」が受験資格になりそう。
- アマチュア向けの試験であるITパスポートのみ受験資格なしで誰でも受験できる感じになると思う。(ファイナンシャル・プランニング技能検定の3級がそんな感じだった。)
- 基本情報のプログラミングの問題は、(表計算とCASLを除いて)実際に実務経験のある言語でしか解けなくなる。
認定団体が経済産業省以外だったら
- 中央省庁だった場合、その認定省庁の大臣の名前が合格証書に刻まれていた。
- 情報処理推進機構(IPA)もその省庁の所管組織になっていた。
- 弁理士国家試験や中小企業診断士試験の科目免除は無かったかもしれない…。
総務省
- 応用情報または高度試験の合格者は行政書士試験の「情報通信・個人情報保護」が満点扱いになっていた。
- 応用情報、ネットワークスペシャリスト、情報処理安全確保支援士(情報セキュリティスペシャリスト)のいずれかの合格者は、工事担任者試験の技術科目が免除になっていた。
厚生労働省
- 午前のストラテジで労務に関する問題が史実よりもっと出題されるようになっていた。
- もしかしたらITパスポートの合格者は衛生管理者試験の関係法令科目(有害業務以外)が免除になっていたかも?
日本商工会議所
- 全国各地の商工会議所が試験会場になるため、史実より会場が大幅に増えていた。
- 日商簿記検定2級の合格者は基本情報の午前のストラテジと午後の「マネジメント・ストラテジ」が満点扱いに、日商簿記1級の合格者は応用情報の午前および午後のストラテジが満点扱いになっていた。
廃止されたら
- 情報処理推進機構(IPA)の仕事が減る。
- 代わりに文部科学省の認定資格である情報検定(J検)の株、難易度が上がる。
- J検1級が史実の高度試験、J検準1級が史実の応用情報、J検2級が史実の基本情報、J検準2級が史実のセキュマネ、J検3級が史実のITパスポートみたいな扱いになっていた。
- 英検、J検、日商簿記が日本三大検定と呼ばれるように…。
- 日本がますますIT後進国と呼ばれる羽目に…。
もしITパスポート試験が○○だったら
分野毎の足切り制度が無かったら
- 総合得点さえボーダーラインを超えてしまえば合格できるので、テクノロジとマネジメントが満点であれば、ストラテジは0点でも合格できるようになる。
- 苦手分野を完全に捨てても合格できる試験になる。バランス良く勉強する必要がなくなる。
午後科目があったら
- 基本情報からアルゴリズムを除外したような内容になる。勿論、表計算はマクロ無し。
- アルゴリズムの問題が無い代わりに、表計算、ストラテジ、セキュリティが必須問題になりそう。
- というかそのまんま初級システムアドミニストレータ試験(シスアド)じゃね?
「中問」が廃止されなかったら
- 令和3年現在、各設問はジャンルごとに整理された順番で出題されるもののこれらは全てテーマ的に独立しています。しかし平成27年秋期試験までは最後の12問が「中問」と称して4問ずつ同一テーマを扱い、かつ3ジャンルのうち複数が含まれる問題群となっていました。もしこの出題形式がそのまま残っていたら?
- 人によっては見慣れないあるいは苦手なテーマで出題されることがあるので、合格率が下がる可能性がある(特に学生)。
- 最悪受験者の属性ごとに採点の仕方を変えることになるか(最も虚偽申告に対する対策が必要になってくるが)。
- 各中問内のジャンルの構成によって大きく合格率や難易度が変わる。
記述式設問があったら
- 当試験がすべての社会人を対象としているため、さすがに論文式は出さない。
- せいぜい重要単語を答えさせる短答式か、常識レベルの情報リテラシーを短文で書かせる程度だと思う。
- それでも記述式になるのはごく一部の設問のみで、大半は択一式になる。
- 上記の「中問」と組み合わさって出題されるか。
ペーパーテスト形式が残っていたら
- 現在当試験はCBTで行っており、ペーパーテストは身体障害などでCBTでの受験が困難な人向けの特別措置として残っています。しかしこの形式がまだ一般的だったら?
- おそらく英検と同じくCBT-ペーパーテスト併用となるか。
- 現在は日商簿記検定(1級を除く)もネット試験とペーパー試験を併用していますよね。
- ちなみに英検は1級はCBTではないです。
- CBTはほぼ毎週受験可能・ペーパーテストは年数回開催、と言った感じになるか。
廃止されたら
- 情報検定(J検)とMOSが(初心者向けのIT資格として)代わりのポジションになりそう。
- スキルレベル1が空白になる。
- もしくはセキュマネがレベル1扱いになる。
- マスコットキャラクターである上峰亜衣ちゃんの存在が抹消されることに…。
もし情報セキュリティマネジメント試験が○○だったら
高度情報処理技術者試験に含まれていたら
- 当然、午後は記述式になる。
- しかも午後は2分割される。
- 流石に論文は課されないと思うけど…。
- しかも午後は2分割される。
- 史実と異なり、この区分と情報処理安全確保支援士(情報セキュリティスペシャリスト)試験は年1回のみの実施となる。
- 支援士試験が春期、セキュマネが秋期実施みたいな感じになりそう(あるいはその逆)。
- セキュマネはマネジメント寄りのセキュリティの試験、逆に支援士はますます技術寄りの試験になりそう。
- 支援士試験が春期、セキュマネが秋期実施みたいな感じになりそう(あるいはその逆)。
- 合格率は10%台。基本情報より難しい試験になっていた。
- 試験名称が「情報セキュリティマネージャ」みたいな感じになっているかも?
- セキュアプログラミングが出題されないのは史実通り。
- 一応ユーザー向けの高度区分という位置付けなのだが、他の高度と同様に午前1が必須になるため、必然的に数学や開発に関する勉強をしなければならなくなる。
- 逆にこの区分だけ特例で午前2だけになる可能性もあるかも?
午前科目免除制度が導入されたら
- 基本情報の代わりにこちらを受ける専門学校生が増える。
もし基本情報技術者試験が○○だったら
午後の擬似言語の問題が無かったら
- その分、ソフトウェア開発(プログラミング)の配点が史実以上に大きくなる。
- 表計算はマクロの配点がさらに大きくなる。
表計算ソフトの問題が無かったら
- プログラミング初心者は必然的にアセンブラ(CASL)で解くことになる。
- CASLの問題が高級言語に比べて簡単過ぎると批判を受けたため、(史実の表計算と同様に)CASLの問題難易度が一気に跳ね上がることに…。
- ますます基本を飛ばして応用やセキュマネに逃げる人が多くなりそう…。
午前科目免除制度が廃止されたら
- 午前と午後の両方をいっぺんに勉強しなければならなくなるため、受験者の負担が重くなる。
- 高校生や専門学校生の合格率が大幅に下がる。
- 「午前が過去問の使い回しが多いこと」「午前に落ちて午後だけ合格という人がほとんどいないこと」を考慮するなら、それほど下がらないという考え方もあるかも…?
- 受験者全員が必ず朝早く起きて会場に行く必要がある。寝坊なんてとてもできない。
もし応用情報技術者試験が○○だったら
午後のアルゴリズムが必須解答だったら
- 応用を飛ばしていきなり高度に行こうとする受験者が増える。
- 記述式であるため、当然ながら基本情報より難易度は高い。
- 「基本情報は理系試験、応用情報は文系試験」なんて言われなくなる。
CBT方式で実施されるようになったら
- 記述問題はキーボードで入力する形式になっていた。
- 午前はともかく、午後は流石に基本情報やセキュマネのように即日採点結果が分かるということは無く、結果の確定には従来通り時間がかかる。
もし高度情報技術者試験が○○だったら
午前1科目が廃止されたら
- 専門分野に関係ない勉強をする必要がなくなるため、受験者の負担がやや軽くなる。
- 引き換えに、「応用情報の合格者であること」が受験資格に追加されそう。
受験資格に年齢制限があったら
- 学生で取れる最高峰の区分が応用情報になる。
- 論文系の区分は合格者のほとんどがベテランのSEであるため、史実とほぼ変わらない。
プログラミングに特化した区分があったら
- 基本情報の午後と異なり、実際にプログラムを作成する実技試験になる。
もし初級システムアドミニストレータ試験が○○だったら
廃止されていなかったら
- 史実では2009年(平成21年)4月の試験を最後に廃止されました。
- IT系の専門学校では開発系のエンジニアを目指す人は基本情報を、運用系または事務職を目指す人は初級シスアドを受験するように指導されていた。
- ビジネス系の専門学校では、日商簿記検定と共に推奨資格と位置付けられていた。
- 基本情報の表計算は未だに無いままだった。
- ITパスポートの評価が史実以上に低くなっていた。
- 2020年(令和2年)度以降は基本情報やセキュマネと同様にCBTに移行していたかも?
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