質量
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グラム(g)
- 日常生活にはなくてはならない単位。
- CGS単位系における基本要素の一つ。
- 元々は蒸留水1ccの重さだったが、現在は国際キログラム原器の重さの1/1000と定義されている。
- 従ってkgが大もとで、グラムの方が補助単位ということになる。
- 実際、蒸留水の重さはピッタリ1 gになることはなく、わずかに1 gを下回っている。
- 漢字表記は「瓦」。別に瓦1枚の重さというわけではない。
- なんでキログラムをグラムに、グラムをミリグラムに、トンをキログラムにしなかったのか疑問に思うことがある。
- あるいはキログラムをグラーブに、グラムをミリグラーブにしなかったのか(下記参照)。
- キロが標準の単位なんて重さくらいだろうな。
- ミリグラムなんて小さすぎてほとんど使わない。
キログラム(kg)
- いまだにキログラム原器を使っている。
- やっとお役御免になりました。
- キログラム原器に汚れが付くことによる誤差が無視できなくなったため、こういう心配のない磁力を用いた新たな定義ができた。
- grave(グラーブ)になる予定だった。
- その1000分の1がグラムと呼ばれていたが、グラムを基準にしたたためグラムでは原器がつくれないという理由で1000倍重いのを作ったらキログラムと呼ばれるようになった。
トン(t)
- キログラムの1000倍。
- メガグラムでいいはずだが、使っている奴はいない。
- 接頭語の「メガ」制定前から使われていた単位のため。
- メガグラムでいいはずだが、使っている奴はいない。
- 「T」は磁束密度の単位「テスラ」なので小文字が正しい。
- ヤード・ポンド法の単位からの借用なのだが、なぜか英米で大きく数値が異なる(英=約1016.05kg、米=約907.18kg)。
- 船舶については、重さではなく体積のことを言っていることもあるので注意。
- おいらの船は300トン♪
ピコグラム(pg)
- 1グラムの1兆分の1。
- ダイオキシン類などの有害化学物質の測定によく用いられる。
貫
- 尺貫法の基本単位の一つ。
- 元々は通貨の単位だったが、転じて貨幣の重さを意味するようになった。
- 時代によって、結構まちまちな重さだったが、明治以降1貫=3.75kgと定められた。
- 百貫デブって375㎏もあんのか…。
- 商取引に使うと処罰される。
- 寿司の数え方にも使うが、もちろん寿司1貫が3.75kgのわけはない。
- 室町時代や戦国時代には武士の知行高の単位としても使われた。
- 江戸時代には時代劇などでおなじみの石にとって代わられた。
ポンド(lb)
- 古くは古代メソポタミアで使われていた単位というから、かなり昔からある。
- 通貨単位にもポンドがあるが、あっちは「貫」とは逆で、先に重さの単位があって、その重さの貨幣の価値を定義したもの。
- 単位記号はあっちが「£」で、重さのポンドは「lb」
- ポンドはオランダ語読み。英語ではパウンド(pound)になる。
- パウンドケーキは1ポンドの重さがあることから…ではない。
- 4種類の材料を1ポンドずつ使って作るらしい。なので実際は4パウンドケーキ。
- パウンドケーキは1ポンドの重さがあることから…ではない。
- アメリカのエレベーターの重量制限はこれで表記される。
カラット(ct)
- 宝石の重量単位。ダイヤモンドの表示でおなじみ。
- 1ct=0.2g
- たった1ct=0.2g=砂利より小さいダイヤが、何万~何十万円もするとかと思うと、正直納得いかない。
- 1ctのダイヤは直径約6.6mmするらしい。
- 金の純度を示す単位もカラットだが、こちらはcaratではなくkarat(記号はkt)。
- 18金とかいう「金」はkaratの略語。
匁(もんめ、mom)
- 尺貫法の単位だが、真珠の取引においては国際的に通用する。
- 養殖真珠の産業化に初めて成功したのが日本であったため。
- 日本では、銀貨の単位としても用いられた。