幸運なアニメ・漫画事典
アニメ
- 宇宙戦艦ヤマト
- 当初は同時間帯に放送されていた「アルプスの少女ハイジ→フランダースの犬」や「猿の軍団」などの影響もあって視聴率は苦戦。そのため半年で放送打ち切りに。
- しかし後の再放送などで改めて注目され、社会現象とも言える大ブームとなった。
- 今まで子供向け中心だったアニメ作品に中・高校生~大人までの幅広い視聴者が存在していたことを広く示すことになった。
- その後のガンダムやエヴァといった、アニメブームの先駆けとなった作品とも言える。
- 戦車の作画が間に合わず、5話終了後と10話終了後に総集編を入れラスト2話を3ヶ月放送延期。
- しかしそのおかげで人気が長く継続。
- 唯一放送を落として延期が許されたアニメと言える。
- 2015年11月に劇場版が公開されるも、テレビシリーズから2年半のブランクがあって、さらにその間にラブライブ!が大ヒットしたため、初週の興行収入は伸び悩み。
- しかし右肩上がりで観客動員が伸び人気が復活。最終的に興行収入24億円を記録した。
- 大洗町が全力でタイアップ。らき☆すたと並んでアニメ観光地の成功例としても挙げられる。
- 当初大洗町役場や商工会は製作時のロケ地資料提供くらいしか協力していなかったが、ファンが足を運ぶようになってからもてなす態勢をしっかり整えて、ファンの心をつかめた。
- らき☆すたと同様、本放送がある程度進んでから盛り上げたから聖地巡礼の勝ち組になった。
- 当初大洗町役場や商工会は製作時のロケ地資料提供くらいしか協力していなかったが、ファンが足を運ぶようになってからもてなす態勢をしっかり整えて、ファンの心をつかめた。
- かいけつゾロリ
- 当初は1年で放送終了予定だったが、大ヒットしたため継続が決定した。
- 2007年に最終回を迎えたと思いきや、13年の時を経て2020年より新シリーズが放送開始。
- ちなみに原作である絵本も息の長い作品だが、元々は派生作品だったりする。
- カウボーイビバップ
- 当初は放送枠が決まらなくて放送予定だった別アニメの穴埋めとして全26話の半分の12話と総集編に凝縮しての放送となった。
- 放送開始直前のポケモンショックや当時の社会情勢からくる規制により一部描写がカットされた。地上波版の最終回は総集編でありつつもこれらの規制に対し登場人物が苦言を呈すというものであった。
- 地上波終了の1クール後にWOWOWで全26話が放送され人気に火が付く。
- 海外でも評価が高く、国によってはあのガンダムを凌ぐ知名度があるほど。
- ガンダムビルドダイバーズRe:Rise
- 「ガンダムビルドシリーズ」の4作目。前作『ビルドダイバーズ』の続編だが、これまでビルドシリーズを放送してきたテレビ東京系での放送ではなく「YouTubeのガンダム公式チャンネルで毎週無料配信」という、ガンダムの新作ではこれまでに無かったネット配信メインでの放送となった。
- しかも、ネットでの公式無料配信によくある「第1話は常時無料。それ以降は最新話のみ一定期間無料とし、前の話は有料化or削除」の様な形ではなく「常時全話無料配信」という太っ腹な形式。
- しかし、当初はこの放送形式が「テレ東から追い出された」「落ちぶれた」等と批判を受けた。
- 放送開始されてからもしばらくはイマイチ受けずに批判も多く、プラモも投げ売り状態。このサイトでもざんねんなアニメ作品事典に記載されるなど完全に失敗作扱いされていた。
- 特に批判を浴びたのがストーリー。コメディ要素多めのお祭り作品だったこれまでのビルドシリーズと異なり、お祭り要素を抑えてガンダム本編の様なシリアス方面に舵を切ったが「シリアス路線は本編でやってほしい」「ガンプラアニメである意味が無い」という意見が多かった。
- 1クール目はやや盛り上がりに欠ける展開の為、その点も批判を受けた。また、「暗い主人公はビルドシリーズらしくない」「主要キャラの一人がウザイ」などキャラクター面での批判もあった。
- 特に批判を浴びたのがストーリー。コメディ要素多めのお祭り作品だったこれまでのビルドシリーズと異なり、お祭り要素を抑えてガンダム本編の様なシリアス方面に舵を切ったが「シリアス路線は本編でやってほしい」「ガンプラアニメである意味が無い」という意見が多かった。
- しかし、1クール目の中盤頃から少しずつ評価が上がり始め、2クール目からはストーリーが盛り上がるにつれて絶賛一色と言っていい程に一気に評価が回復した。
- 最終回の生配信は同時接続数6万超えという、30分アニメの配信としては異例の数を記録した。
- 批判されていたシリアスなストーリーも「戦闘を録画して共有し対策を練る」「歴代ガンダム作品をよく知らず、強い機体の表面だけをなぞってコピーした結果予想外の欠陥が生まれたライバル機」VS「歴代ガンダム作品に詳しいのでその欠陥に気付き的確に弱点を付く主人公勢」などビルドシリーズらしさを盛り込みつつもシリアス路線を貫き、最後の最後で遂にビルド要素全開のお祭り路線に回帰。それまで徹底してシリアス路線を貫いて来たからこそ、よりビルド要素が映える作りになっている。
- ガンプラだからこそ出来る主人公機の最終形態は称賛を持って迎えられ「ガンプラである必要が無い」という批判を完全に払拭した。
- 同じく批判が多かったキャラクター面も、主要キャラ達の過去や挫折、そこからの再起、成長が丁寧に描かれ、特に批判が多かった主要キャラの一人は一転してトップクラスの人気キャラにまで躍り出た。
- 前作の根幹と密接にリンクした主人公の過去や前作キャラの登場など、1クール目では控えめだった前作との繋がりが一気に明かされた事で「無印とRe:Rise、両方合わせて全50話の『ビルドダイバーズ』という一つの作品」という評価も現れ、前作の評価も向上した。
- 作品が好評の為当然プラモも売れた。ステイホームの影響で「家で出来る趣味」としてプラモデルが注目されていた事も手伝い、かつてのガンプラブームを思わせる品切れ続出が相次いだ。
- 特に2クール目から登場した主人公機のバリエーション3機は、3つとも1話しか登場していないにも拘らず売り切れが続出した。
- 主人公やヒロイン、ライバルなど多くのキャラと密接にリンクした主題歌も好評。特に前作と合わせて計4曲を担当したスピラ・スピカは「『ダイバーズ』と言えばこのユニット」という評価を不動のものにした。
- 当初批判されていたYouTubeでの配信という形式も、終わってみれば「いつでも何度でも見返せるし、新規勢や復帰勢も追いつきやすい」という本作一番の強みとして機能した。落ちぶれたどころか完全に逆転の一手である。
- 盛り上がりに欠けたと言われる序盤も完結した今では「1クール目は丸々13話掛けた丁寧なプロローグ」という評価で固まっており、その様な構成に出来たのはやはりこの放送形式だからこそと言える。
- 機動戦士ガンダム
- スーパーロボット全盛期に「軍隊の1小隊の活躍から見た戦記」という、どう考えても子供ウケしそうにないテーマで放送。視聴率は大惨敗し、児童向けの絵本やおもちゃなども売れずに打ち切りが決まる。
- しかしアニメファン全体の高年齢化もあり、小学校高学年~大人までのファンには再放送やプラモの発売で爆発的な再ブームを巻き起こす。
- その結果、劇場アニメ三部作は長蛇の列ができるほどのヒットを巻き起こし、今やガンダムは全ロボットアニメの中で最もヒットしたシリーズとなった。
- キャッ党忍伝てやんでえ
- タツノコプロのオリジナルアニメ。人気が高いにも関わらず長年ソフト化されず、海外で番組販売した際に映像を紛失された説まで囁かれていた。
- 2012年に無事全編DVD化。新作フィギュアも発売された。
- キルミーベイベー
- BD/DVD1巻の売り上げはわずか686枚の大爆死。
- 4巻1,014枚、6巻734枚と右肩上がりし、累平993枚に終わる。
- 歴代のきらら原作アニメで当時ワースト2の大爆死で、このまま忘れ去られるはずだった…。
- しかし放送終了後にTwitterのフォロワーが伸びるなどネットで拡散。ニコ生の一挙放送でも好評を博した。
- 放送1年半後の2013年10月にOVAを発売し初動7,319枚、累計9,564枚の売り上げ。2013年12月に発売したBD BOXは初動4,055枚売れた。
- yahoo!のトップニュースで「敗者復活を遂げたアニメ」としてこのような記事が載るほどに。
- chakuwikiのこの項目に書かれていたことが現実化したような形に。
- だが2期のアニメ化はかなわず。
- さらに声優の1人が薬物で逮捕されてしまう。
- 尚、きららファンタジアで逮捕された声優が演じたキャラは代役が当てられている。
- やはり最後はざんねんなアニメか?
- さらに声優の1人が薬物で逮捕されてしまう。
- クレヨンしんちゃん
- 開始当初は「子どもに見せたくない番組」の上位に入る作品であったが、徐々に評価が変わって「幼児の本音を表す国民的漫画(アニメ)」となっていった。
- 春日部市からしんちゃんが特別住民登録されるほどの存在に。
- SSSS.GRIDMAN
- 原作特撮もヒットせず、円谷プロからウルトラマンアニメ化NGの妥協案であった。
- ポニーキャニオンとしてもゴリ押しはなかったがヒット。
- ジョジョの奇妙な冒険
- 発表時は過去の遺物扱いも見られた。
- 売り上げも好調で5部アニメ化までこぎつけた。
- それいけ!アンパンマン
- やなせ先生は終活ムードだった。
- 2クール、関東ローカルの予定も全国放送へ。
- 楽しいムーミン一家
- 1990年から1991年にかけてテレビ東京にて放送された。
- 1991年1月、湾岸戦争開戦間近となり、NHKはじめ他のすべての局が報道特番やってる中で、テレビ東京は当作品をそのまま放送。
- しかし、これが18%近い高視聴率(関東地区)をたたき出し「編成の勝利だ!」と大騒ぎ。これがきっかけで、いわゆる「テレ東伝説」が世間一般に知られるようになる。
- テレ東は、これを受けて、後日「大入袋」を出したそうな。
- ちなみにこの「ムーミン事件」は、当時フジテレビ「北野ファンクラブ」でビートたけし・高田文夫両名のネタにされていた。
- しかし、これが18%近い高視聴率(関東地区)をたたき出し「編成の勝利だ!」と大騒ぎ。これがきっかけで、いわゆる「テレ東伝説」が世間一般に知られるようになる。
- チャージマン研!
- 放送当時はそこまで人気が出なかったが、21世紀になって一変。
- 舞台化するほどの人気アニメに。
- その背景には2000年代後半以降におけるインターネット上のブームが大きく影響している。
- 舞台化するほどの人気アニメに。
- ツヨシしっかりしなさい
- 日本テレビでドラマ化されたが主演が変更され、視聴率も伸び悩んだ。
- 元々は高橋良明主演で企画されていたが、バイク事故で死亡したため、森且行に変更された。
- 原作とは違い、父親は同居(下の名前も原作と異なる)で原作にはいない三女がいたりした。
- 放送枠も廃枠に追い込まれた。
- その後『ちびまる子ちゃん』の放送休止を受けてつなぎ番組としてフジテレビでアニメ化。こちらは一転して高視聴率番組となった。
- こちらは原作にほぼ忠実であった。
- 過度な暴言・体罰シーンが目立つが、今思えば槍玉に挙げられるものであるが、当時としては特に問題にならなかった。
- ゲームソフトである『対戦ぱずるだま』シリーズにもラインナップ化された。
- BanG Dream!
- 1期放送当時はけものフレンズに話題をさらわれる。
- ガルパのヒット、上記のけものフレンズのトラブルにも救われた。
- 美男高校地球防衛部LOVE!
- 男性キャラしか登場しない作品に成功例がなかったためバッシングされた。
- 2期、派生作品も制作された。
- 僕のヒーローアカデミア
- 日曜午後五枠で放送、放送枠も後に廃枠。
- 読売テレビのコナン放送前で2期放送、映画化、4期までこぎつける。
- ポケットモンスター(アニメ)
- 当初は1年で終わるつもりで作っていたが、人気が出たので寄り道することに。
- ギネスブック級の放送事故を引き起こす。
- その日の夜から全国でニュース。次の日は新聞の一面を飾り、ワイドショーではフルボッコ状態。
- 翌日から視聴者から放送再開を望む手紙が山のように届く。
- 結果、4か月後に放送再開。今日まで20年以上続く長寿番組となる。
- 星の子ポロン
- 放送当時はそこまで人気が出ず、非常にマイナーなアニメだった。その上2020年現在に至るまで一切のソフト化がされていない。
- そんな中、2016年になって突如インターネット上でブームに。第10回アニメ流行語大賞特別賞として本作のサブタイトルの1つである「バイバイバナナ」が選ばれた。
- MBSで10話放送の翌日、TBSで10話放送の当日に東日本大震災が発生し、関西では11話以降、それ以外の地域では10話以降の放送が中止となり打ち切りも噂された。
- しかしそれによって盛り上がりが加速。4月22日に残り2話or3話の放送が決定すると当日には新聞に掲載されるほどに。
- そして深夜アニメ史上最大級の大ヒットアニメになった。
- アニメファンのオタクは毎年3月11日が来ると東日本大震災とともにまどマギを思い出す
- ラブひな
- テレビ東京系の水曜22時台後半枠というプライムタイムで放送されたものの、この時間帯にアニメは向いてなかったのか視聴率は低迷。結局テレ東水曜22時台後半のアニメ枠は本作限りで終了した。
- そんな中、林原めぐみが歌う主題歌「サクラサク」のCDシングルが大ヒット。DVDも大きな売り上げをみせた。
- 番組の公式ウェブサイトにはテレ東系番組の中でも常にトップ3に入るほどのアクセスを記録し、当時としては異例の週3万アクセスに達したこともあった。
- 2010年8月に発売されたμ'sの1stシングル「僕らのLIVE君とのLIFE」のシングル売り上げは初動434枚という大不振に終わる。
- このプロジェクトが完敗からのスタートと言われる所以の一つである。
- しかも後のブレイクのきっかけとなったアニメ1期放送当時ですら、当時の電撃G'sマガジンは同時期に放送されたビビオペの方に力を入れており、特集もビビオペの1/3程度しか組ませてもらえず、前評判もそれほど高いものではなかった。
- しかしその後はスクフェスのリリースなどもあり、ラブライブの人気は急上昇。G'sマガジン発ではシスプリ以来の大ヒットアニメになった。
- さらに2015年に公開された劇場版も大ヒットを巻き起こし、ラブライブ自体が社会現象とも言える大ブームとなり、続編が作られるほどの人気に。
- 遂にはNHKで全日帯に再放送され、紅白歌合戦にも出場した。
- ルパン三世
- 1971年から72年に放送された第1期は、大人向け作品路線があまり受けず、対象年齢を下げた路線で制作しても低視聴率のまま結局打ち切りとなった。
- しかし第1期の再放送が行われると、夕方であるにもかかわらず局によっては20%以上の視聴率をたたき出した。
- 1977年にキャラクターのデザインや一部の声優などを変えて第2期が開始され、第2期はヒット。現在まで人気を保つようになった。
- ロミオの青い空
- バレーボールワールドカップやプロ野球中継などのために放送休止が頻発しており、視聴率も10%程度と苦戦した。
- しかし少年労働者の困窮と悲哀を謳った原作とは正反対に、本作品は少年少女たちの交流と力強い生き様が活き活きと描かれた事から、放送終了後の口コミや再放送などで人気を集めた。
- 原作となった「黒い兄弟」が復刊されたり、10周年のイベントや数多くの関連書籍の出版が行われるほどに。
漫画
- ウルトラマン超闘士激伝
- ドラゴンボールをパ…もとい参考にしてガシャポンと同時並行で進められていた企画。
- OVA化もされたが、ガシャポンの売り上げ不振もあって打ち切りを喰らってしまう。
- 最終回(第4部)の2話前の話は尺の都合で丸カットされ、ボンボン本誌に絵物語が掲載された。
- 更に単行本も第2部の途中で打ち切られてしまい、単行本派の人はOVAを見ても話が分からない、という悲惨な展開に。
- ところが、21世紀になってから秋田書店が版権を取得し、完全版が刊行。
- 更に廉価版の単行本もきちんと最終回まで収録される形で発行され、WEB上ではウルトラマンメビウスを主人公とした新章まで開始された。
- アニメ『SSSS.GRIDMAN』でも新章が作中作という形で一瞬だけアニメ化されている。
- 更に廉価版の単行本もきちんと最終回まで収録される形で発行され、WEB上ではウルトラマンメビウスを主人公とした新章まで開始された。
- オバケのQ太郎
- 藤子不二雄にとっては最初の大ヒット作であり、アニメ化も3度行われ国民的ブームを巻き起こした。
- 最初のアニメは『ウルトラQ』の次の番組だったので、他局からやっかみも込めて「恐怖のQQタイム」と呼ばれるほど。
- しかしFとAの分業が行われてからは著作権の複雑さ故に単行本販売が差し止められ、20年以上に渡って「みんな知ってるけど、誰も読んだことがない」という文字通りのゴーストのような状態になってしまった。
- ところが藤子・F・不二雄大全集創刊に伴い、著作権問題がクリアされて単行本化が決定。現在では書店に行けば簡単に買えるようになった。
- ただアニメ版はいまだにDVD化されておらず、特に白黒版とカラー第1作『新オバQ』は古すぎてVHSすら出ていない。
- 鬼滅の刃
- 2018年末に発売された13巻目の時点で300万部と売れてるとはいえずジャンプでの扱いも地味であった。
- 2019年4月クールでアニメ化しまさかの大ヒットを飛ばす。それに呼応して単行本の売り上げがアニメ化前の4倍以上にも膨れ上がった。
- どのくらいヤバいかと言えば、「1巻が1か月で売れた数が、同期の『ゆらぎ荘の幽奈さん』が1年かけた総売り上げ数に匹敵する」くらい売れた。
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 1994年に月間少年エースで掲載。3年間の連載を経て完結。
- だが当時のガンダムはGガンダム、ガンダムW、ガンダムXと言ういわゆるアナザーが主力でありあまり注目を集めなかったが……。
- 2000年の「SDガンダムGジェネレーションF」で登場して知名度を高め、続編が刊行されることに。
- なんと2020年9月現在シリーズ合わせて33巻目に突入。
- 最新作ではVガンダムのさらに16年後の時代、つまり宇宙世紀としては最後の時代を描いている。
- 富野由悠季が原作を提供したことが大きかったか。
- なんと2020年9月現在シリーズ合わせて33巻目に突入。
- スーパーロボット大戦でも2010年代以降常連化。他のガンダムゲーでも頻繫に登場できるようになった。
- アニメ化して欲しい完結漫画では上位の常連に入る人気作である(ただ残念ながら主人公級のキャラの声優が一人亡くなってしまったので難しいが……)。
- くそみそテクニック
- 山川純一作品が掲載当初嫌われていた。
- 掲載紙はBLではなくガチのゲイ向けであったため、山川のレディコミ風の作画はウケが悪かったらしい。
- 喩えるなら『りぼん』に「魁!!男塾」を載せるようなものであった。
- 掲載紙はBLではなくガチのゲイ向けであったため、山川のレディコミ風の作画はウケが悪かったらしい。
- ネットに投稿され独特のセリフが受けてミームとなった。
- けいおん!
- 連載開始時はあまりメジャーではなく、売れてるとは言い難い状況だった。
- しかしアニメ化して発行部数がミリオンを達成するレベルの記録的大ヒットを伸ばす。
- 主要キャラが愛用している楽器が飛ぶように売れたり、本作のCDがオリコンチャートを独占するなど、経済効果も凄まじいものに。
- 喧嘩商売
- 『幕張』や『平成義民伝説 代表人』などで色々やらかした木多康昭がヤングマガジン上で連載した格闘技漫画。
- 当初は『代表人』以前の木多作品の流れも多々ありヤンマガの編集長とは連載を打ち切るかどうかで揉めたほどだった。
- それでも、格闘技漫画としての人気を得て延べ5年にわたる長期連載となった。
- 連載終了の4年後に開始された第2部の『喧嘩稼業』は不定期連載になっているため完結するかどうかは難しいところだが…。
- 聲の形
- 当初は2008年にマガジンSPECIALで掲載される予定だったが、内容の際どさが嫌われ掲載が見送り、一時は『幻の作品』となっていた。
- が、作者の大今良時が2年後に別冊少年マガジンで連載した『マルドゥック・スクランブル』のヒットに伴い、別マガの班長が「どうしても読んでほしい」と講談社法務部・全日本ろうあ連盟・弁護士などと協議を重ね、2011年2月号の別マガで初めて掲載。
- このオリジナル版が進撃の巨人・惡の華などを抑えて読者アンケートで1位を獲得。
- そこから週刊少年マガジンでの定期連載・アニメ映画化まで至った。
- 斉木楠雄のΨ難
- 最初は読み切り漫画として不定期連載されていた。
- 当時作者の麻生周一氏は短期連載や読み切りが多いというイメージだったので当時の読者はこれもすぐに終わると思っただろう。
- が、その後定期連載が決定し、アニメ化、ゲーム化、実写化と名実共にジャンプの看板漫画に。これがきっかけで麻生周一は一躍売れっ子漫画家になった。
- もっとも、ここにも書いてあるようにアニメ化したのは同じ時期に連載された漫画の中で一番最後のほうだったが...。
- サバイバルシリーズ
- 最初は学習漫画としては、下ネタが多くあまり評価は良く無かった。
- さらに主人公がコロコロ変わったり 3巻で物語を終わらせる。などお財布を食うのも評価が良くなかった原因。
- しかし主人公の一人「ジオ」が子供の人気な熱血主人公とSFな内容やリアルな内容を幅広く取り上げたことで子供の心を鷲掴みにした。
- また下ネタも減少していき評価は爆上がり全世界3000万部もの売り上げを果たした
- 当初は昆虫や恐竜などの王道テーマを扱っていたが寄生虫やアレルギーなどマニアックなテーマも取り上げるようになった。
- さらになるべく1巻で物語を終わらせるようにしたり続いても2巻で終わらせる姿勢でお財布にも優しくなった。
- 当初は昆虫や恐竜などの王道テーマを扱っていたが寄生虫やアレルギーなどマニアックなテーマも取り上げるようになった。
- また下ネタも減少していき評価は爆上がり全世界3000万部もの売り上げを果たした
- そして遂に2020年東映アニメーションから人体のサバイバルのアニメ映画化が発表された。さらに2021年も深海のサバイバルとアニメ映画化が発表された
- またスピンオフ作品「大長編サバイバルシリーズ」が発売されたこちらは1テーマごとに3巻以上ある。
- 進撃の巨人
- 最初は集英社に持ち込んだが作風が合わなかった事で断られてしまった。
- その後は講談社に持ち込み現在では別冊少年マガジンの屋台骨となる程の大ヒットを遂げた。
- ドラえもん
- 小学館の全学年誌で連載を始め、子供にはウケたが『オバQ』のような大ブームは起こせずにいた。
- そんな中1973年に始めた日本テレビ版のアニメは、監督が夜逃げして打ち切りという悲惨な末路を迎える。
- この時掲載されたのが「さようならドラえもん」であり、本当に当時はドラえもんは未来の世界に帰って完結するはずだった(71年と72年の『小学四年生』でもドラえもんが未来の世界に帰って終わっているが、これは当時『小学五年生』にドラえもんが掲載されていなかったためらしい)。
- ところが、アニメ終了後に発売されたてんとう虫コミックスは大ヒット。当時は一回掲載されればそれっきりだった「児童漫画」を単行本化するというシステムを生み出し、1億部を記録した。テレビ朝日系で放送された新アニメは国民的な長寿作品となり、今でもドラえもんは世界中の人気者である。
- ドラゴンクエスト ダイの大冒険
- 劇場版が公開され放送延長もありえたほどの人気作品だったが、途中で番組再編に巻き込まれる形で打ち切られた。
- が、2020年に再アニメ化。更に旧作のデータ配信もされた。
- 星のドラゴンクエストやDQMJ3Pなど、外部出演にも恵まれつつある。
- ドラゴンボール
- 当初は「西遊記」の話をモチーフに世界に散らばるドラゴンボールを集める冒険活劇として話が展開。
- 当初はあまり人気がなく、ジャンプの読者アンケートでも最下位に迫る勢いであった。
- 担当の鳥嶋和彦から「主人公が地味だ!」と指摘された鳥山は、以後「強さを追い求める主人公」というテーマにバトル物に路線変更。これをきっかけにドラゴンボールは当時の少年ジャンプの屋台骨となる程の大ヒットを遂げた。
- 1995年に原作が連載終了し、1997年にアニメシリーズが放送終了すると、ドラゴンボールは一度は終わったコンテンツと化してしまったが、21世紀に入ると完全版コミックスの発売・アニメのDVD-BOX・家庭用ゲームソフト「ドラゴンボールZ」の大ヒットによってリバイバルブームが到来。
- その後も「Z」のデジタルリマスター再編集版が放送されたり、久々の劇場版アニメも公開され、さらには「GT」以来となる完全新作のテレビシリーズも放送。こうしてドラゴンボールシリーズは世代を超えて愛されるジャンプ史上最大級の人気作品となった。
- 墓場の鬼太郎
- 少年マガジンの読切で人気を博した水木しげるが、かつて貸本で連載していた『墓場鬼太郎』をリメイクしたホラー漫画。
- 当初は3話だけの短期集中連載でアンケートの結果も悪かったが、熱心な貸本漫画ファンから人気が殺到し再ブレイクを果たす。
- 主人公である鬼太郎は貸本時代は陰険で顔も醜かったのだが、連載に際し可愛げのある顔にして妖怪変化とのバトルを中心に子供向けとして再出発したところ、絶大なヒットとなり、遂にアニメ化まで決定。
- 「墓場」は縁起が悪かったため、『ゲゲゲの鬼太郎』とタイトルが変更。アニメも子供たちに大人気となり、国民的サブカルチャーとなる(10年に一遍放送されている、なんてアニメはこれくらいではなかろうか)。
- そしてこれで水木はベストセラー作家となり『悪魔くん』『河童の三平』といった過去の作品も次々リメイク。
- 当時、食事・入浴・睡眠の時以外は全て仕事机にいたと言われるくらいの超多忙ぶりだったらしい。
- ぶっちゃけて言えば、60年代以降の全ての妖怪を題材とした作品は、ゲゲゲの鬼太郎のヒットあっての作品と言える。SF漫画で言う所のアトム並みの大真祖である。
- マイナーな妖怪に過ぎなかった一反木綿や砂かけ婆などに「姿」と「キャラクター」を与えたのも、全ては水木の手腕によるものである。
- ブラック・ジャック
- これが連載開始した1970年代初頭、手塚治虫は最大の逆境の中にいた。虫プロは借金を背負って倒産し、出す連載は悉く打ち切られ、ヒットしたのは海のトリトンくらいであった。
- そのため掲載した『週刊少年チャンピオン』編集部は手塚の死に水のつもりで5話の集中連載として掲載。掲載号の表紙には主人公が出てこなかった。
- ところがこれが爆発的なヒットとなり、本作は5年間連載され、全25巻という手塚作品屈指のロングヒットとなった。現在でも手塚作品の最高傑作と称する人も数知れない。
- 「神の手を持つ医者」は一人の漫画化の作家生命をも救ったのである。まるで火の壺に身を投じ蘇る不死鳥のように。
- 星の王子さま
- サン・デグジュペリの文学を原作とした漫☆画太郎の作品だが、途中で打ち切られた。
- ...と思われたが打ち切りが撤回され、連載再開が決定。
- ライジングインパクト
- 連載からたった15話で打ち切りになった。
- しかし「なんでやめるんですか」という意見が多かったため、3か月後に突如として第2部が開始となった。(まあ、こっちも打ち切りエンドだったが)
漫画家
- サンカクヘッド
- 嘗てはヒット作に恵まれず自殺する事も考えていた。
- しかし干物妹!うまるちゃんが大ヒットした事で鬱状態から脱却した。
- やなせたかし
- 長い事全くヒット作がなく、テレビ司会者として活躍はしていたため「知名度はあるが何を描いているんだか誰も知らない」という蛭○さん状態になっていた。
- この時、かの有名な「手のひらを太陽に」を作詞している。
- 『アンパンマン』の最初の絵本を出したのはなんと50歳の時。優しいヒーローの姿に子供たちは歓喜し、今や日本中の子供たちが最初に覚えるヒーローとして名高い。
- アンパンマンがばいきんまんをやっつけてしまわないのは、あんパンもまたイースト菌に依存する存在であり、ばいきんまんもアンパンマンがいなければひとりぼっちになってしまうかららしい。飢えこそが最大の悲しみであると、長きにわたる戦争でやなせは確信した。最初に描かれたアンパンマンが、空を飛べるだけのおっさんだったことも、正義とは相手を滅ぼすことで得るものではないと知ったからであった。
- だから、アンパンマンは飛ぶんだ、どこまでも。愛と勇気を、届けに行くために。