岩手の偉人伝
宮沢賢治
- 著作をまじめに読んでもいない人が多いのに、宮沢賢治に依存している。
- さすがに、この状況はマズイと思ったのか、アニメ化された賢治原作の童話をしょっちゅう公民館などで上映しているが、そもそもが低予算なので全てショボイ。
- 賢治原作アニメでは、大手が興行目的で作った「銀河鉄道の夜」がマニアに好評。しかし「主人公が猫」なので、フツーの県民は見る気を無くしてしまう。
- 賢治の作と知らなくとも、詩「永訣の朝」を読ませると泣き始める。
- 「永訣の朝」を朗読していて泣き崩れた女性教員が授業を放棄する事もしばしば。
- 「あめゆじゆとてちてけんじや」をはっきり発音されたくない。
- ↑以前、静岡に住んでいたとき、頼まれて「永訣の朝」を正調花巻弁で朗読したら、「すごい!」と驚かれて困ったことがある。
- まじめに読まなくてもたいていは小学校や中学校の国語の教科書に掲載されているので、何かの作品は読んでいる。
- そして、小学生は「雨ニモ負ケズ」を暗唱させられることもしばしば。
- 最近「ヒデリ」(日照り)か「ヒドリ」(日取=日雇い)かで論争も。
- 宮沢賢治を代表するように空想に耽る人が多い。
- 「銀河」や「イーハトーブ」を施設など建造物の名称につけるのが好き。
- 目先を変えて「あ、良いな。」という名称の施設ができました。
- 悲しいことに発想がラブホテルのアイネと全く一緒である。誰か気付いて止めなかったものか。恥ずかしい。
石川啄木
- 宮沢賢治に比べ「貧乏人」こと石川啄木の評判はヨロシクない。
- 文壇史上1、2を争う逆ギレ系借金王だからか?
- 石川啄木の作品では泣いたことが無いので仕方がない。
- しかし、国語の教科書に出てくる人物の中では5本の指に入る美少年。
新渡戸稲造
- お札にまでなったのに「新渡戸稲造って誰?」状態。☆
- 何をした人なのか誰も知らない。
- どう読むのかもおぼつかない。
- それ以前に岩手の関係者なのかすら知られていない。
- 実は、彼の胸像が盛岡市役所の敷地の片隅に人知れず立っている。
- 「さりげなく立っている」と言うべきとの意見も。
- 実は、彼の胸像が盛岡市役所の敷地の片隅に人知れず立っている。
- むしろバスカードの人として学生たちに愛されている。
米内光政
- 焼肉屋
- 本当は関西人が先祖なのだが、ご本人は安倍貞任の末裔だと信じていた。
- アメリカとの戦争に最後まで反対したが、結局戦争を阻止できなかった。
- 杉原千畝の本当の親分はこの人。
- 戦後、日本軍を平和的に武装解除し、将兵の帰国に尽力した。
- 自分では戦争犯罪人として逮捕されると思っていた。ところが何時まで待ってもGHQが逮捕に来ないので自首したところ、逆にVIP待遇で迎えらた。
鈴木善幸
- 新幹線を盛岡まで延ばしてくれた人。
- 結構最近まで生きていた。
- もともと社会党に所属していた。沿岸の貧困をなんとかしたい思ったのが政治に関わるようになった理由だからだ。
- 国連総会で世界から貧困をなくすために最大の努力をしたいと演説し、日本の総理大臣としては唯一世界中から絶賛された人でもある。でも肝心の日本人がこのことを全然知らないため、日本はその努力を未だにしていない。
その他
- 明治・大正・昭和を駆け抜けた柔道の神様「三船十段」の出身地が何処か分からない。
- 久慈市民だけはかろうじて知っているらしい。
- 剣聖と言われた千葉周作が高田の出身なのに、地元では誰も知らない。
- 岩手出身の偉人を掲載する岩手日報社「岩手の先人100人」。最初に挙げられる人物は俘囚の大酋長安倍頼良。
- 安倍頼良の三男宗任の末裔が安倍晋三。しかしかなり疑わしい。
- 米内光政のご先祖は大阪出身だが、何故か本人は安倍貞任の末裔だと信じていた。
- 新自由主義を先取りして有名になった加藤寛を偉人にあげる岩手県民はいない。
- 水沢では後藤新平を偉人あつかいするが、麻薬の件は良いのかと首を捻る。
- 高野長英は偉人に数えられるが、正直なところ偉くなりそこねた人の間違いではないだろうか?
- アテルイも同じ。偉いとは思うが、結局は敗者。
- 一関駅には大槻玄沢、大槻磐渓、大槻文彦の大槻三賢人の銅像がたっている。でも福岡に金田一京助の像が立っているとは聞かない。
- 心ある岩手県民にとって本当に偉大な人は楢山佐渡なのだが、それは内緒。
- 清衡、基衡、秀衡の藤原三代が偉いのは文句はあるまい。
- それに比べて南部の殿様は・・・