もしロシアの全民族自治区・共和国が独立したら

ロシアの国土は虫食い状態
  1. 当然ロシア本国vs民族共和国連合の戦いが勃発する。
    • ユーゴスラビアみたいなことが起こる。
    • 共和国内のロシア人が大変な目に遭うのは確実。
      • 民族共和国はロシア本国と闘うどころか国内ロシア人勢力との内戦に陥る。
  2. 中国は東シベリアの民族共和国を支援して紛争に介入。
    • チベットやウイグルなどに波及する危険があるのでむしろロシア政府を支援するのでは。
    • 外満州の領有権を主張するようになる。
    • 中華民国(台湾)が清朝時代を根拠に再びトゥバ共和国領有を主張。
  3. イランもコーカサスの民族共和国を支援して紛争に介入。
    • しかし国内のアゼルバイジャン人やクルド人、バルーチ人の独立運動が活発化しそれどころではなくなる。
    • イラン北部~ロシア南部地域の国境線が民族紛争で度々引きなおされる。下手するとソマリア化。
  4. 中央アジア諸国も中央シベリア、西シベリアの民族共和国を支援して紛争に介入。
    • 東トルキスタンも便乗してチベットと連携、西トルキスタン諸国の協力を得て、独立。「チベトルキスタン共和国連邦」成立。
    • イスラム教中心の東トルキスタンとチベット仏教を支柱としたチベットの独立運動は結び付かないのでは。
      • そもそも現在のダライ・ラマは中国から完全に独立する気などない。
  5. 混乱に乗じて自衛隊が樺太&千島を頂く。
    • しかし樺太のマフィアとロシア系住民が結託して反乱が起こる。
      • サンフランシスコ講和条約で日本は南樺太・中千島・北千島の領有権を放棄しているのでせいぜい「北方領土」を回復するくらいが限界かと。
        • もしこんな大規模に独立するような事態があったらロシア政府の統治能力はおそらく崩壊している。だから日本への併合要請があってもおかしくない(実際に併合するかは不明だが)。
          • ロシア方式であれば、樺太人民共和国と千島人民共和国が建国される。
        • ポーツマス条約の有効性を主張する可能性もある。
      • ついでに一時期松前藩領だったカムチャツカ半島も頂く。
        • しかし半島北部はコリャーク(元自治管区だけど)として独立。
    • さりげなくフィンランドバルト三国、さらにはトルコまでもが旧領の奪回を始める。
      • カレリア共和国はフィンランドと協定を結び合邦。
        • そして、ロシアの飛び地となるコラ半島の領有を主張する。
      • バルト三国国境周辺はロシア中枢に近いから全土で紛争中でもロシアは主力を投入するだろう。
      • トルコはカフカス地域の混沌とした民族紛争に辟易して手を引く。
    • ついでにカリーニングラードもどさくさにまぎれて独立。
  6. 国が増えすぎて誰も覚えられなくなる。
    • …と思いきやそれでも覚えてしまう強者が出てくる。
  7. カルムイキヤは欧州唯一の仏教国家を堂々とアピール出来るようになる。
    • カルムイキアが欧州になるのか微妙なところ。民族・歴史・文化から言っても明らかにアジア勢だし、あの辺のカフカス諸国を欧州にしたらグルジア・アルメニア・アゼル三国やトルコの定義も変わってきそう。
      • その国より東にあるカザフスタンはEUに加盟できるらしいので問題ないかと。
    • 独立運動が中国にも波及していた場合、チベットと友好関係を結ぶだろう(チベット仏教が優勢なので)。
  8. WCの欧州予選が大変なことになる
    • アジア予選も大変なことに…
    • 一般的にFIFAワールドカップは「W杯」と略されるはず。
    • あれ、欧州予選に追加される国って少なくないか。ほとんどアジア予選だぞ。
  9. アメリカがカムチャッカ、アリューシャン、その周り(千島、樺太は日本領)を併合して事実上の日本のおとなりになる。
    • まあサイパンは南洋諸島の隣だけど、あそこは日本の植民地だもんね。
      • サイパンもかつての「南洋諸島」の一部である。
    • それ以前に今のアメリカが19世紀ばりの露骨な侵略による領土拡大を行うようには思えない。
    • チュクチにはアメリカの傀儡政権が誕生し、チュクチをめぐってアメリカとロシアの関係が険悪になる。
  10. 「ロシア地方」という新しい括りが生まれる。
  11. ヨーロッパロシア、カフカス、西シベリアにイスラム教国が大量出現し、アルカーイダの活動が活発化する。
    • 西シベリアの国々は中央アジア諸国(旧ソ連構成国でもある)との結びつきを強める。
  12. 一気に26もの国ができるため、国が覚えきれなくなる。
    • 実際ソ連崩壊の時もこうやって揶揄されたんだろうか。
  13. 中国がもつ国境で接している国数の記録がさらに上昇する。
    • あるいはロシアに破られる。
    • おそらくロシアが大差をつけて世界一になる。
      • 海上国境ノーカウントでもロシアは39ヶ国と国境を接する。
    • 中国と新たに国境を接するのは意外にも2国だけと少ない(アルタイ共和国とユダヤ国だけ)。
  14. 緑ウクライナ、極東共和国、ロシア内戦の国とかも独立、ロシア内陸共和国
  15. 面積についてはロシアがいまだに世界一。だと思う。だれか調べて。
    • ロシアの残り面積は995万4500平方キロ、カナダは998万4670平方キロということでロシアは世界2位に後退する模様。
    • だがカナダでもケベックの独立運動がありケベックが独立した場合カナダの面積は844万2994平方キロなのでロシアはまた一位となる。
  16. どさくさにまぎれてカリーニングラードが独立。バルト三国の一員となる。
    • もしかしたら、ドイツと越境合併するかも。
      • 第2次大戦後にドイツ人は全て追放されたのでそれはない。
        • ドイツの極右民族派を中心に東プロイセン(カリーニングラード)返還運動が激化するのは間違いない。
    • 間違いなくEU加盟を試みる。
  17. ユダヤ自治州も独立するが、ユダヤ教の人から抗議活動が行われる。
    • イスラエルが移転…するか?
    • 実は史実でユダヤ自治州の人口のうちユダヤ人の人口はきわめて少ない。1%程度。
      • でも独立したら増える可能性はある。
  18. 周辺諸国が旧領奪回を名目にこっそり侵攻を開始する。
    • 中国あたりが間違いなくやりそう。
      • しかしその中国でも独立運動が勃発し…
  19. ロシアとウドムルト共和国が、「チャイコフスキーがどちらの国の作曲家か」を巡って揉める。
    • チャイコフスキーが生まれたのは、現在のウドムルト共和国なので。
  20. もし独立できたとしてもロシアの顔色を窺わないといけない国が多くなりそう。
    • アディゲ、コミなんてロシアしか接していないし。
      • 自治管区も独立したならコミはネネチア等と接してるからレソト状態ではない。
    • モルドビア、チュバシ、マリ・エル、ウドムルト、タタールスタン、バシコルトスタンの6か国はロシア領内部にあるので6か国間以外の移動ではロシアを跨ぐ必要がある。
  21. 中国やスペインといった国内に独立運動を抱えた国はいつ自国に波及するか気が気でない。
    • 中国の一部とカフカス諸国には確実に波及する。
  22. ウクライナやモルドバといった旧ソ連の国々でも確実に独立運動が激化する。
    • と言うか今こうなるとしたらウクライナの分裂問題がきっかけになっている。
    • 「第二のソ連崩壊」となる。
  23. サハ共和国の首都はおそらく改名される。
  24. 間違いなく「21世紀最大の内戦の一つ」とされる。
  25. 混乱の中、ロシアが保有していた核兵器の何割かが紛失してしまう。
  26. 内戦勃発とともに国際線の航空機がシベリア上空を飛べなくなる。
    • 日本とヨーロッパを結ぶアンカレジ経由の路線が復活する。
  27. 全国家が国連に加盟できるか非常に怪しい。
  28. ウラル山脈以東は極東共和国になる。
    • 西シベリアはシベリア共和国に、東シベリアは極東共和国になりそう。
  29. こうなったら自治管区も独立してしまう。
    • 実際、独立を主張する自治管区も出てくるだろうね。
  30. ロシアの領域がモスクワ市周辺まで縮小してしまう。
  31. 世界各国で独立運動が勃発し世界で一番広大な国がアメリカになってしまう。
    • 世界の国の数が1000以上になる。
      • スペインとかは全部の州が独立しそうだし、アメリカの州も全部独立しそう。
  32. ブリヤートやトゥバはモンゴルへの合流を試みるかもしれない。
    • 合流に成功したら、200万平方キロ近い広大な面積になる。
  33. クリミアも一応ロシア支配下で「共和国」となっているので独立するが、間違いなくウクライナが「回収」しにやってくる。
    • ウクライナ合流を支持するウクライナ人勢力、ロシア復帰を主張するロシア人勢力、独立を主張するクリミア・タタール人勢力で三つ巴の内戦に。もしかするとトルコあたりも介入するかも。
  34. ソ連崩壊のどさくさで全部独立していた場合、ウズベキスタン西部(カラカルパクスタン)・アゼルバイジャンからナヒチェヴァン、ナゴルノカラバフ・ジョージアからアブハジアと南オセチアとアジャリアが独立してしまったかも。
  35. モルドバが2つ出現する
    • 新しく独立した方を「モルドビア」と呼ぶことで区別する。
  36. パイプラインが破壊される。
  37. しばらくしてロシア版EUの創設が検討されるが、ウラル山脈以西の国々は本家EUの加盟を試みる。
    • 一方、極東共和国(緑ウクライナ)やサハ共和国などは日中韓蒙などとともに北東アジア経済協力機構を作り、アジア太平洋志向を強める。
  38. ネネチアがノヴァヤゼムリャをどさくさに紛れて奪う。
  39. シベリアも独立してしまう。
  40. ウクライナ侵攻が失敗すればこうなりかねない。
  41. プーチンが×××××すればこうなるかも。