もし天皇陛下が特定政党への支持を表明されたら

　現在の日本の法制度、社会制度及び、公人もしくは一個人としての天皇陛下のご気性から考えても、憲法上国民統合の象徴とされている天皇陛下ご自身が特定の政党に対する支持を表明するということはます考えられないのだが、そこは考えずに妄想してみる。

全般

1. 当然影響力は大きい。いわゆる無党派層の半分くらいはこの陛下の”鶴の一声”に影響されるのではなかろうか。
2. さすがにマスコミは陛下が支持された政党をバッシングすることはない。

民主党を支持したら

1. （あるとしたら）現時点ではこれが最も可能性が高い。現在の天皇制の維持、次代への継承は現在の天皇陛下にとっても重大命題のはずであり、そのために必要となれば、皇族の長としてこういう判断をすることも十分考えられる。
2. 民主党以外の政党（共産党を除く）にとっては致命的なダメージとなる。次の総選挙では議席確保どころか候補者擁立すら不可能になる政党も出てくるだろう。
   • 次の総選挙では民主党と共産党の二大政党体制となっている可能性が高い。

自民党を支持したら

1. 次の総選挙で苦戦するのは変わりない。
2. あまりプラスにはならないかもしれない。まさか陛下を街頭演説に出すわけにもいかないし。
   • いや、メディアによるバッシングは殆ど無くなるので、かなりプラスになるし、総選挙でも善戦するだろう。

公明党を支持したら

1. ”（こんなことはまずありえないが）池田大作への皇位禅譲”の可能性を取りざたするマスコミが出てくる。

幸福実現党を支持したら

1. ”（こんなことはまずありえないが）大川隆法への皇位禅譲”の可能性を取りざたするマスコミが出てくる。

悪党党を支持したら

1. TVタックルの視聴率がうなぎ登り。
   • 出演する議員の政党が徐々に偏ってくる。

共産党を支持したら

1. 日本はあっさり共産主義国家になる。
2. 天皇制の是非を問う投票が行われ、立憲君主制共産国家が誕生。
3. こんな事態になったら共産党首脳部はかなり困るのではなかろうか？まさか”天皇だから”という理由で排除するわけにもいかないし･･････
   • この原因の根本的原因が自民党と希望の党に陛下が失望された場合だろう。
4. こんなことになったら、与党側が天皇の言説を批判するという異例の展開になりそう。
5. 当の共産党が当惑する展開になる。「どんな方であれ支持して頂けるのはありがたい」など微妙な言い回しをしながら、旧来の支持者を繋ぎ止めつつ、保守層の取り込みをはかる。
6. いざとなればやるだろうね。今後揺り戻しで日本が極端に左傾化した場合とか。
   • 権力者というのは権力を維持するためならなんでもするもの。
     • ｢自社さ連立」だってそれ以前なら考えられなかったことだろうし。相容れないと思われていてもくっつく可能性はある。
       • スペイン王室が王室主導で民主化を行った例もある。フランコ死後もファランヘ党体制が続いていたら暴力革命が起きて自らの地位も危なかったかもしれないことを考えると、かえって地位の維持に成功したといえる。
         • 社会保守派の多くが王室の行動に関わらず無条件の畏敬の念を持っており、そう簡単なことで離反しないと考えられる場合、リベラル派を説得するためにアピールすることで支持層を増やすことは自身の権力維持のために非常に合理的である。

陛下が政党を旗揚げしたら

1. 陛下はあくまでも総裁の立場となるが、立候補はしない。
   • 一部の人に「戦前の日本の再現だ!!」と批判されるものの、政治家が「陛下は象徴としての総裁である。」と切り返す。
2. 連立政権で与党と協力する可能性が高い。
   • 与党と敵対した場合、ほぼ完全に与党は陛下の意に反する首相や法律を通すことができなくなる。（任命行為や公布を意図的に行わない。公布は30日以内に行分ければならないが公布できなかった場合どうなるのかは書かれていない。）
     • そうなった場合、意に沿わない天皇を「退位」させて、政権寄りの新たな天皇が「内閣の助言と承認に基づいて」国事行為を行う。
       • ただし退位させる法律は天皇が拒否する可能性も否定できないので別の皇族を摂政に任命して国事行為を行うことも考えられる。
3. 党(天皇)の考えと所属議員の考えが著しく乖離してる政党が出来上がるきがする。

スマイル党を支持したら

1. 政見放送がどこの党もバライティ一色になる。
2. しかしいくら天皇が味方したからといって政権は取れない。

借力党を支持したら

1. 一部の人からChakuwikiが「右翼サイト」扱いされる。