もし日本がハワイを併合していたら

全編編集

  1. ハワイはおおいに発展していた。
    • 一方で沖縄の観光客が現実より少なかったかも。
      • プロ野球も沖縄よりハワイでキャンプを行う球団が多かったかもしれない。
  2. ハワイに日本人が大量移民。
    • 特に同期で進出されていたブラジルや満州への移民団が挙って移住されていた。
      • 全くの新規開拓で出身地が異なる移民同士の共同生活より、満州で見られたような地域一団での開拓となり、数々の日本本土由来の土地柄や人名が元となった地名が多く散見された。
  3. 史実とあんまり変わらないんじゃない?
    • いや、英語の看板だらけなのが日本語の看板だらけになる。
  4. 「トップをねらえ!」で、日本はアラスカかカリフォルニアを自国領土にしていた。
    • むしろグアム・サイパン島・西サモアだと思われ。
  5. 日本の都道府県の一部となる。
    • 併合の時期によっては小笠原みたいに東京の所有になるかも。
      • でもハワイ州は沖縄位の人口があるぞ。
      • 東京のものにならず以下の通り羽合(布哇)県になった場合、沖縄のように「関東・羽合地方」とかになっていた。
  6. 県名は「羽合県」
    • 史実の琉球→沖縄を見ると「はわい」という読みにならないのでは?
    • 戦前なので「布哇県」なのでは?
    • 南洋諸島の委任統治領と併せて「南洋県」→もちろん県庁所在地は花瑠瑠市(ホノルル市・政令指定都市になる)
    • 台湾総督府と同様、入植地ないし新領土としての独自行政が置かれることであろう。
      • 布哇銀行やは布哇郵送局、布哇放送局に布哇総督府警察などが整備されていた。
    • 諸島は「南東諸島」
    • 県旗にはユニオンジャックを除く、現在と同様の白、赤、青が交わる色に、ネイティブ・ハワイアン旗のシンボル(3つの黄色いブルメリアの葉)が用いられていた。
      • 県歌はホイホイ節の替え歌が使用されていた。
  7. 地名が軒並み日本風に改められた。
    • 例:ダイヤモンドヘッド→金剛岳、チャイナタウン→唐人町、プリンスビル→王子町、ハレイワ→晴岩、カハラ→河原町など。
      • 他にもマウントククイ→駒久井岳、エワ→江波、パール・シティ→珠ノ浦町、ワイキキ→清水町(湧き出る清らかな水)、ヒロ→広、ワイパフ→追分(オアフ島の3方向への分岐地)、ヌアヌ・パンチボール→祇園町(祇園由来の神を祀った寺院が密集していることから)などなど。
まとめてみた
原名 改名 由来・改名経緯
ダイヤモンド・ヘッド 金剛岳/こんごうたけ 光沢があるの意訳
マウント・ククイ 駒久井岳/くくいたけ 当て字
チャイナタウン 湊町/みなとちょう 港に面していることから
ヌアヌ・パンチボール 祇園町/ぎおんちょう 祇園神を祀る寺院が集う場所から
プリンスビル 王子町/おうじまち 直訳
ダウンタウン 栄町/さかえまち 意訳
ワイキキ 清水町/しみずちょう 直訳、清らかな水の土地であることから
カハラ 河原町/かわらちょう 当て字、川はだに面していることと掛けて
ヒロ 当て字、広島県の広と掛けて
エワ 江波 当て字、同じく軍港のある広島県の江波と掛けて
パール・シティ 珠ノ浦町/すのうらちょう パール/珠の浜辺に面している町から意訳
ワイパフ 追分/おいわけ
ハレイワ 晴岩 当て字
ヨコハマ 横浜 地形が真横に面した地形のため、あるいは神奈川県横浜市からの由来である可能性あり。
ホノカア 穂花/ほのか 当て字
ナナクリ 七栗 当て字
カラオア 熊本 この町における日系人の多くが、熊本出身の移民とし、集ったことから。
カウナカカイ 追浜/おっぱま
キヘイ 喜平 当て字
オオカラ 大柄 当て字
ププケア 風吹浜/ふぶきはま 当て字
カワイハエ 川井瀬/かわいせ 当て字
モリイー 守井 当て字
ハイク 拝狗 当て字
ワイメア 赤穂/あかほ
ショア 昭和/しょうわ 当て字
ハマクア 浜川/はまかわ 当て字
ハラウラ 原浦 当て字
マカハ 眞川/まがわ 当て字
J.B.P.H.H 山本町/やまもとちょう 山本五十六に由来。
マノア 奥沢/おくさわ 沢の奥地から
カカアコ 東郷町/とうごうちょう 東郷平八郎に由来。
ニノレ 丹嶺 当て字
カネオヘ 金尾/かねお 当て字
モカプ 藻ヶ部/もかべ 当て字
ハナウマ 端生/はなうま 当て字 
ヤシノジマ 椰子島/やしのじま 日系移民によりハワイの情趣から採った三角州が由来 - ヒロ
ハワイ・アイランド 布哇島/はわいとう 当て字
マウイ・アイランド 舞生島/まういとう 当て字
カホオラウェ・アイランド 鹿堀島/かほらとう 当て字
ラナイ・アイランド 羅内島/らないとう 当て字
モロカイ・アイランド 諸海島/もろかいじま 当て字
オアフ・アイランド 尾虻島/おあぶじま 当て字
カウアイ・アイランド 河合島/かわいじま 当て字
ニイハウ・アイランド 新羽生島/にいはぶじま 当て字

政治・経済編集

政治編集

  1. 日本が関わり始めたのが明治に入ってからなので「日本固有の領土」とみなされずサンフランシスコ講和条約の第2条で放棄する羽目になった。
  2. ウェーク島やジョンストン島も日本領になっていた。
    • ウェーク島が「大鳥島」に改称される時期がかなり早まっていた。
    • 戦前には大日本航空が「横浜~南鳥島~大鳥島~ジョンストン島~ホノルル」のルートで飛行艇を飛ばしていた。
    • ミッドウェー諸島も日本領に。
  3. プエルトリコが合衆国50番目の州となっていた。
  4. アラスカはロシア領になっていた。
    • そして地政学的な問題が解消し、北方領土の一部が日本に返還される。
  5. アメリカのフィリピン進出はなく、アジアで日本とアメリカは利害衝突しなかった。
  6. 日本の最高峰がマウナ・ケア山になっていた。
  7. 日本の最東端はハワイ島に。
  8. 革新政党が強い土地柄になる。

経済編集

  1. ハワイの経営が国家財政の負担になる。
    • 観光業が盛んならそれほど酷い事にはなってなさそうだけど。
  2. 日本の排他的経済水域がもの凄い事になっていた。
  3. 東急ハーブェストなどの高級ホテルが本土から数多く抜けを貫いている。
  4. ここでもヒルトンがワイキキ(清水町)にはあった。

教育編集

  1. 国立の「布哇大学」ができている。
    • 現実の「琉球大学」のような立場になっていたか。
    • 他にもいくつかの私立大学が開校している。
      • また史実同様、東海大や慶大のキャンパスも設置されている。
    • 国立布哇大学はマノア校、マッキンリー高校とリーワード・コミュニティ大学辺りにキャンパスがある。

軍事編集

  1. ハワイに軍事基地が置かれる。
    • 戦後米軍基地となるが、近年になり新基地を建設するか否かで県を二分する議論に。
  2. 島嶼防衛や米との地政学的脅威から、陸軍は1個師団を配置。第二次大戦付近は2個師団の増強と、海上機動旅団の発足などがあったことであろう。
    • なお海軍も、制海権確保と米との安全保障上の観点から史実通り、真珠湾に海軍基地が設置。なお広域に渡る防衛戦にあたり、穂乃瑠(ホノルル)鎮守府も置かれるであろう。
  3. 2000年代初頭辺りの統合幕僚長には、現世では日系二世であり、イラク戦争の最高指揮官にあらせられた新関健氏が就任していた。
  4. アメリカに近いため、太平洋戦争中は戦況が有利に進む。
    • いや、ハワイの維持のため余計国力がすり減る。アメリカに近いと言っても大西洋くらい離れてるぞ。
      • 真珠湾攻撃ではなく太平洋での艦隊戦で日米開戦。
    • 現在は距離の近さを活かし、「アメリカ(西海岸)から5時間で行ける日本」という触れ込みで人気の観光地に。
  5. アメリカへの本土空襲も可能になるのか?
    • 史実で潜水艦の艦載機で爆撃したろ。長距離爆撃機による空襲は航続距離が足りないので無理。
  6. 太平洋戦争はミッドウェー島への奇襲攻撃で始まっていた。
  7. 多分沖縄同様血みどろの決戦が行われ、アメリカに占領される。
    • 返還されるかどうかは分からないけど。
  8. 戦後の日米関係が史実に近いものだった場合、オアフ島かハワイ島は日本本土が陥落したりと有事の際の臨時首都としての機能を持たせた都市開発がされていた。

交通編集

  1. ハワイ島やオアフ島に鉄道が建設されていた。
    • ホノルルには絶対モノレールか地下鉄辺りが敷かれていた。
      • もしくは路面電車が敷かれていたかもしれない。
    • 史実でも存在した「オアフ鉄道」が現存している。
      • これが「JR布哇」になっていたりして。
        • JRまでの組織規模にはなっていないものの、布哇県?などの地方自治体による第三セクターが運営されている。
          • ただし鉄道業よりも各島間を結ぶ連絡船業の方がメインになりそう。
  2. 車体側面が筒抜けなワイキキ•トロリーバスは相変わらず健在。
  3. JALANAは飛行距離6,000km以上の「国内線」を持っていた。
    • 現実より航続距離の長い機体を両社は多く持っていた。特にANA。
    • 90年代には羽田空港伊丹空港からホノルル行きのみならず、コナ・カフルイ行きの便が飛んでいた。
    • 一方でUSエアウェイズとかはハワイに就航しなかったかもしれない。
    • ハワイアン航空はスカイチームに加盟せず、ANAかJALの関連会社だった。
    • 航空会社名は「南東航空」
    • 2010年代に入ると本土とハワイを結ぶLCCも就航している。

文化編集

スポーツ編集

  1. ポリネシア系や白人系によりボクシングではミドル級以上の世界王者が誕生していたかもしれない。
  2. 高見山・小錦・曙・武蔵丸は正真正銘の日本人力士。
    • 少なくとも四股名がそのまま本名になることはない。
    • 小錦の問題発言はなかった。
    • 初の外国人関脇・大関・横綱・優勝力士は朝青龍。
      • 力道山は無視ですか?
        • 力道山の場合は優勝時に朝鮮が日本領だった等の事情からカウントされない。
  3. 高校野球では沖縄と並ぶ強豪県になっていた。
  4. アメフトの代わりにラグビーが盛んに行われている。
    • むしろサッカーか野球かと思われ。ラグビーは結局本土のように流行らない。
      • しかしポリネシア系や白人系の選手の活躍により高校ラグビーでは強豪県で日本代表は現在より強かったかもしれない。
    • 戦闘竜は史実より注目されていた。
    • ハワイ巡業の回数はもっと多かった。

観光編集

  1. 「アロハ」が沖縄の「めんそーれ」みたいな立場になっていた。
  2. おそらく1890年頃に併合されていた。
  3. 団塊世代が結婚する1970年代には人気の新婚旅行先になっていた。
  4. ホノルルの出雲大社やオアフ島・カネオヘの平等院がある事に違和感がなくなる。
  5. 戦前に「布哇神宮」が建設されていた。
    • パンチボールクレーター、イオラニ宮殿付近に建てられ、宮殿はどこかに移築されていると思われる。
  6. 食べ物はほぼ確実に美味しくなっていた。

メディア編集

  1. TVはNHKを初め民放も数局造られていた。
    • やはり日テレ系は存在しない。
      • 南西放送が開局できなかったのは別に日本テレビが「島」への進出に消極的だったからではないが…。

その他編集

  1. 独自の方言(羽合方言?)や食文化(羽合料理?)が生まれていた。
    • 方言は広島弁やウチナーヤマトグチ、熊本弁などの出身移民が多い地域からの混合方言が用いられていた。
      • というか、実際にはハワイは広島弁を下敷きとしたクレオールが話されていた(1世や2世が主流)。
  2. 国内で時差が生じる事に。
    • さすがに同じ国内で-19時間の時差という訳にはいかないので、キリバスと共に日付変更線はここだけ大きく東側にとび出ていた(その場合、時差は+3時間くらい)。
      • +5時間では?

関連項目編集