もしあの鉄道路線が開業していなかったら/近畿

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2009年11月14日 (土) 15:13時点における>借音バカによる版
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阪神電気鉄道は大阪・神戸という2都市間を初めて電車で結んだ私鉄です。阪神の計画時、同区間には既に官営の東海道本線が存在しており、並行路線となることから鉄道敷設法に基づく路線の敷設免許は下りる見込がなかったため、同社は路面電車に対する敷設許可を定めた軌道法に基づいて内務省から許可を得、現在の本線の敷設に至りました。

ではもし、阪神に内務省からの敷設許可が下りず、同社線が開業しなかったら?

  1. もちろん阪神に続く、京阪電気鉄道京浜電気鉄道箕面有馬電気軌道大阪電気軌道などといった路線も開業しない。
    • 全ての都市で東京近郊と同じく、近距離輸送の主体が国鉄となる。
      • 私鉄はあくまで国鉄を補う存在。出来るだけ国鉄と並行しないように敷設される。
    • 沿線開発や副業を鉄道事業者が積極的に行うという発想は、生まれなかったかもしれない。
    • 鉄道のサービス水準は平均的に見て、現在よりもかなり劣るものとなった。
    • 私鉄自体殆ど無く、戦時中に全路線が国有化されてしまったかもしれない。
  2. 関西の鉄道も全て1067mm軌間となっていた。
    • 1435mm期間や1372mm軌間は路面電車に限られるものとなった。
  3. 東海道本線は複々線はおろか、3複線になっていたかもしれない。
    • 関西本線や福知山線なども都市近郊区間は早期に電化された。
    • 大正初期に関西でも国鉄の電化が始められた。
  4. 戦後関西圏のマイカー普及率が現実より高くなっていた。
    • モータリゼーションの進展により一部の私鉄路線が廃止に追い込まれた。
  5. 京阪神大都市圏の衰退が現実より早まり、東京一極集中がさらに進んでいた。
  6. 戦後の高度成長期に人口が急増した際、阪神間に新たな鉄道が建設される。