もし全国四波化計画が○○だったら

実施されなかったら編集

現在TVネットワークは、1986年に旧郵政省(現在の総務省)が打ち出した「民放TV全国四波化方針」により、当時の103社から133社に拡大されましたが、もしこの計画を打ち出していなかったら…

全般編集

  1. 4局化が実現できたのは熊本・鹿児島・長野ぐらいと予測。
    • 3局化すら実現できなかった地域も多数あると思われる。
      • テレビ朝日系列局の平成新局大量開局は無かった。
    • その結果、各地で1局2波や2県1波が進行。
      • 後のテレ東系列局拡大計画も1局2波を念頭に進められた。
        • テレビ北海道(北海道放送傘下)、テレビ東北(仮。東北放送傘下)、テレビ○○静岡(仮。静新SBSグループ傘下)、テレビ中国(仮。中国放送傘下)、テレビ福岡(仮。テレビ西日本傘下)
          • もしかしたらテレビせとうちは後年山陽放送の兄弟会社になったかも知れない。
          • テレ東はMBSと関係があるので、「テレビ福岡」はTNCよりRKB傘下の方が自然かと。
    • 現実にある岡香準広域圏・山陰準広域圏の様な準広域圏が誕生した。
      • 北陸は間違いなく準広域圏になっていた。
      • その場合、MROがJNN、KNBがNNN、T34(現:BBT)がFNNでITCがANNへネットチェンジ。
      • むしろ朝日新聞との関係の深い富山テレビがANNにネットチェンジしていた。
        • 福井も含めた3県1波になったかも。その場合FBCがANN、フジ系列3局は合併。ラジオは岡高地域同様に県域のまま。
    • 青森・岩手・秋田の北東北3県で相互乗り入れ。その場合は、NNNが青森放送、JNNが秋田放送、FNNが秋田テレビ、ANNが岩手放送、TXNがテレビ岩手青森テレビは独立局。
      • それでもTXN系列局が出来るかは微妙。
    • 海で隣接する愛媛・山口、熊本・長崎は大胆に相互乗り入れ。RKKがNNN、tysがANN、RNBがJNNにネットチェンジし、新局はもちろん開設されない。
    • スピルオーバーを利用したエリア外中継局も認可される。
    • 隣接地域視聴を目的とした混信解消の依頼を総合通信局(総務省)が受け付けてくれる。
    • 関西・東海の「政令指定都市を抱えていない」独立局は広域化を果たしたテレビ大阪かテレビ愛知(局名変わるかも)の傘下となり、サブチャンネルでそれぞれの県域放送を行なっていた。
  2. テレビ界の勢力図も大きく変わっていた可能性あり。
  3. 地上デジタルを前に再編も起こっていたであろう。
  4. 平成新局という言葉は生まれなかった。
  5. 今とたいして変わらなかったかも。
    • 系列局などの共同出資で実現。
    • 地上デジタルの今でも、スピルオーバーは大目に見てくれ、隣接県テレビ視聴は普通に行われる。
  6. 「勝手に放送局新設」が現実以上に盛り上がっていた。
  7. 宮崎などが特別視されない。
  8. 地方の地上波では見れない番組をBS放送でたくさんやってくれる。
    • BS放送の視聴率が上がり、通販番組は駆逐される。
    • 場合に依ってはBS=全国、地上波=ローカルの棲み分けが行われていた。
  9. ケーブルテレビの普及率も上がる。
  10. 競争相手が少なくなり各放送局の体力が付くので自社制作番組が盛んになる。
  11. 地デジ化を機に「現行の放送ネットワークを見直すべきだ」という議論が活発になる。
  12. 日本中どこもクロスネット局だらけ。
    • プロ野球中継も、JNNナイター以外は、延長オプションを行使せず、20時54分で飛び降り。
  13. 2時間特番や放送終了の時刻が中途半端の番組は増えなかった。
    • 21時をまたぐ長時間スペシャルも放送されない。(実史上で、21時をまたぐ長時間スペシャルが放送されるようになったのは、1990年代末ころから。)
    • TBSの「音楽の日」は実史通りだが、日テレの「THE MUSIC DAY」は放送されない。
  14. 今でもネット局の紹介ロールがあった。
  15. 学力がやや向上していた。
  16. バブル景気がなかったらである。

系列局別編集

日本テレビ系列編集

  1. CS★日テレ(日本テレビの大半の番組を同時放送していたCSチャンネル)は閉局しなかった。
  2. テレビ金沢長崎国際テレビは開局しなかった。
  3. 非マストバイ局が史実より多かった。

TBS系列編集

  1. 老舗系列局の多いTBSは未だ勢いがある一方テレビ朝日は弱小。
    • ネオバラなどは地方では見れず、ゴールデンにも進出できない。
    • その一方でJNN排他協定に対する怨嗟の声が現実以上に聞こえていた。
      • 下手すればJNN排他協定は廃止されていた。
    • テレビ朝日はテレビ東京並みの規模だった。
      • 昭和終焉時点で12局ネットだったのでそれはない。史実の日テレTBSフジの半分程度の規模だっただろう。
    • クロスネットの系列局が多いので、テレ朝の番組は地方局で重宝されていた。
  2. テレビユー山形チューリップテレビあいテレビは開局しなかった。

フジテレビ系列編集

  1. 岩手めんこいテレビ高知さんさんテレビは開局しなかった。
  2. 山形テレビのネットチェンジはバブル期の副業の失敗が原因のため、史実通りだったかもしれない。

テレビ朝日系列編集

  1. 現在でもテレビ朝日系列の平日昼ワイドショーの時差ネットが続いていた。
  2. テレ朝は「テレ東以上、日テレTBSフジ未満」、と言う位置付けになっていた。
    • 故にCM料金も上記上位3局に比べて低めになっていた。
  3. 全国4局化計画は浮上していたか怪しかった。
    • 平成時代に開局していたのは北陸(広域化が条件)、長野、熊本くらいに留まっていたかも知れない。
      • 史実以上に2局地域のまま、と言う県も多く残されていた。
      • 取材拠点確保のために北東北3県の何処かに開局していたはず。
      • 長野朝日放送熊本朝日放送の開局は史実通り。
    • こうなっていたかも
      • 4局化計画の代わりに全国(最低)3局化計画が打ち出されていた。
  4. 代わりに史実以上に広域圏化していた地域も増えていた可能性もある。
  5. 史実以上にケーブルテレビの区域外送信対象局が増えていた。
  6. 史実でテレビ朝日系列で放送された番組の一部が上位3局のいずれかで放送されていた。
    • 東映との関係を維持出来たかどうか?
      • 逆に東映ブランドを活かして系列外にも積極的に番販していたかも。
  7. ドラクレしんプリキュア戦隊ライダーは史実以上に未だ遅れネット地域が多かった。
  8. =もし「ドラえもん」が大ヒットしていなかったらかもしれない。
  9. テレ東以上に「日本の主要地域を効率よくカバーします」を売りにする路線で行った可能性も。
    • 史実のテレ東番組の一部を放送していた。
  10. FIFAワールドカップの日本戦放映権の抽選には加わらなかったかもしれない。
  11. BS朝日におけるテレ朝番組の放送も(BSテレ東ほどではないものの)史実よりは多かった。
  12. もしかしたら今でも深夜アニメを作り続けていた可能性も。流石にMXほどではないにしても。
  13. テレ東は事実上どこかの第2チャンネルになり、TXNは誕生しなかった。
  14. ひょっとしたらYTSのネットチェンジもなかったか…
    • バブル期の副業の失敗が原因なので、史実通りかもしれない。
    • 史実通りネットチェンジしていた場合、フジ系やTBS系の番組が山形県では一切放送されない事態になっていた。
  15. 青森朝日放送岩手朝日テレビ秋田朝日放送北陸朝日放送山口朝日放送愛媛朝日テレビ長崎文化放送大分朝日放送琉球朝日放送は開局しなかった。
  16. 平日朝の情報番組(史実の「グッド!モーニング」枠)は関東ローカルのままだったかもしれない。

テレビ東京系列編集

  1. テレビ東京系列は未だに九州・北海道へ進出できていなかったかも。
    • よってテレビ東京が日本シリーズの放送権を取ることもなかった。
    • 「TXN」というネットワークは誕生しなかった。
      • 未だにメガTONネットワークを名乗っている。
        • BSジャパンが開局したかは微妙。
  2. テレビ北海道TVQ九州放送の開局は史実通りかもしれない。

全都道府県で4局以上になっていたら編集

  1. 民放3局以下の地域はこの時点でなくなっていた。
    • クロスネットはこの時点で過去のものになっていた。
  2. 経済力の問題から相互乗り入れの地域が増えていた。
    • 北東北3県や北陸3県や宮崎・鹿児島(or大分・宮崎)あたりはしていたかも。
    • 佐賀が一番振り回され、長崎との二県一波にするか、独立エリアを保ち第二局を作るかの何方かで揉め、どっち付かずとなってしまった。
  3. 宮城県や静岡県や広島県にもテレ東系列局が開局していた。

全国で広域圏放送に移行して5局以上になっていたら編集

史実では広域圏・県域の区割りをそのままにして、放送局を新設する事によって全国四波化計画は実施されましたが、もし全国四波化計画が、全国で広域圏放送に移行して5波以上にする計画になっていたら

  1. 既に広域圏放送になっていた関東・中京・近畿や実質的に広域圏放送になっていた北海道は別として、東北・北陸信越・中四国・九州沖縄の広域圏が形成され、山梨は関東、静岡は中京の広域圏に入っていた。
    • この段階でTVAとTVOは広域化していた。
    • UTYはYBSに、SUTとSATVとSDTはSBSに統廃合されていた。
  2. この段階で全国で5局以上見られる様になっていた。
    • この場合もクロスネットは過去のものになっていた。
    • 下にある通り独立局を含めたら6局で見られるようになっていた。
  3. 広域局の配置などは以下の通り。
    • 東北は宮城の3局(mmt・OX・KHB)と岩手の1局(TVI)と福島の1局(FCT)が広域化し、TVIがTXNに、FCTがJNNにネットチェンジし、KFBとTUFはFTVに統廃合され、それ以外の県はラテ兼営局に統廃合されていた。
    • 北陸信越は新潟の2局(NST・TNN(現在のTeNY))と長野の2局(NBS・TSB)と石川の1局(ITC)が広域化し、NBSがJNNに、TSBがANNに、ITCがTXNにネットチェンジし、UXはBSNに統廃合され、富山県と福井県はラテ兼営局に統廃合されていた。
    • 中四国は広島の3局(HTV・HOME・TSS)と岡山の2局(OHK・TSC)が広域化し、TSSはJNNにネットチェンジし、それ以外の県はラテ兼営局に統廃合されていた。
    • 九州沖縄は福岡の3局(TNC・KBC・FBS)と熊本の2局(TKU・KKT)が広域化し、FBSがJNNに、TKUがTXNにネットチェンジし、それ以外の県はラテ兼営局に統廃合されていた。
  4. 広域局の配置が上のようになっても、広域圏放送への移行から10年以内に広域局の集約が行われ、東北は仙台に、北陸信越は新潟に、中四国は広島に、九州は福岡に集約されていた。
  5. 平成新局の数が現実より少なかった。
    • TVhと県域局がない地域に独立局を新設する位で終わっていた。
    • よって茨城県と愛知県と大阪府の独立局が実現していた。
  6. KFB・TUF・UX・KKBは開局してから10年で閉局した短命テレビ局になっていた。
  7. 経営難に苦しむテレビ局が少ないので、キー局の経営も現実より良かった。
  8. この方が総合的に良かった気がする。