もしあの文学作品がコケていたら
2013年8月11日 (日) 18:16時点における>中之島線による版 (→日本沈没)
レ・ミゼラブル
小説「レ・ミゼラブル」は作者のヴィクトル・ユーゴーが”これが売れなかったら筆を折る”というくらいの入れ込みようで世に出した作品ですが、売れ行きは上々、そんな心配は全くの杞憂に終わり、今では彼の代表作となっていますが、もしこれが受け入れられなかったら?
- ヴィクトル・ユーゴーは筆を折っていた。(後になって心変わりして復帰していた可能性もあるが。)
- 有名な"世界一短い手紙”の内容は変わっていた。"?"に対する返事は"†(短剣符)"だったかもしれない。
- おそらく返事すら出来なかったんじゃないかと思う。
- 解説:史実では『?』→『!』という手紙のやりとりでした。
- 当然ミュージカルにもなっていない。
- スーザン・ボイルは最初の番組で何を歌っていたのやら、あの歌唱力だから「夢やぶれて」以外の曲でも十分注目されていただろうけど。
- 無論「レ・ミゼラブル 少女コゼット」は存在せず。そのため世界名作劇場がBSフジで復活するという事もなかったかも。
- 当然映画にはならない。
- 日本でアーム・ジョーという人物の話だと誤解される事もない。
源氏物語
- 日本の萌え文化(?)の伝統・文化が変わっていた。
- 古事記や日本書紀からして萌え要素たっぷりだからそれはないと思う。
- 萌え文化は多分江戸時代の春画の影響が一層大きくなってた。
- 二千円札の絵は清少納言?
- 「源氏」といえば誰もが武士の棟梁となった清和源氏を思い浮かべ、光源氏やそのモデルとなった人物を輩出した嵯峨源氏(源融が光源氏のモデルの1人)・仁明源氏(源光が光源氏のモデルの1人)・醍醐源氏(源高明が光源氏のモデルの1人)を思い浮かべる人は殆どいなかった。
日本永代蔵
- 元禄文化の代表は近松門左衛門の一人勝ちに。
- 井原西鶴の代表作は「好色一代男」に。エロ作家なイメージが…
ノルウェイの森
- 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドが村上春樹の代表作となっていた。
日本沈没
- 小松左京の知名度が若干落ちていた。
- 関西以外ではSFファンなどに知られるくらいだった。
- 阪神大震災後の『小松左京の大震災'95』は執筆されなかった。
- パニック物で「地震などによる日本列島の変形・都市の消滅」などが扱われる頻度は落ちていた。
- もちろん映画化もされず。
- 同じ路線の「ノストラダムスの大予言」も制作されなかった。
- 国産パニック映画の歴史に大きく影響していたはず。
- 代わりに『日本アパッチ族』の映画化が実現していたかもしれない。
- 一般的に小松左京の代表作といえば『復活の日』か『首都消失』あたりになっていた。
- 筒井康隆の『日本以外全部沈没』も執筆されなかった。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
- その後のアニメ化や映画化などはなかった。
- 岩崎夏海の知名度はAKBファンでわずかに知られる程度だった。
- 2012年のセンバツの入場曲は変わっていた(映画版が作られないため)
風と共に去りぬ
- マーガレット・ミッチェルは無名のまま生涯を終えたかもしれない。
- この場合、1996年になって『ロスト・レイセン』が出版されることもなかった。
- ひょっとしたら、『風と共に去りぬ』以後も新作をいくつか執筆していたかもしれない(ただし出版されていたかどうかは不明)。
- その後の映画化や舞台化などはなかった。
失楽園(渡辺淳一)
- 社会現象にならなかった。
- 不倫のことを「失楽園」と呼ぶことはなかった。
- その後の映画化やテレビドラマ化などはなかった。
- 『失楽園』といえばジョン・ミルトンの叙事詩。
- 一般的に渡辺淳一の代表作といえば『愛の流刑地』かエッセイ集の『鈍感力』あたりになっていた。
ゼロの使い魔
- ヤマグチノボルは無名のまま生涯を終えていたかもしれない。
- その後のアニメ化はされなかった。