もし北海道最大の都市が函館のままだったら

2014年12月29日 (月) 21:43時点における>ウルトラマンによる版
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北海道最大の都市といえば、現在は札幌市ですが、かつては函館市でした。もし北海道最大の都市が現在も函館だったら、どうなっていたか予想しましょう。

  1. 函館はとっくに政令指定都市になっていた。
    • 史実の福岡市と同格かそれ以上の都市規模だった。
    • 一方、札幌は90年代に入ってから政令指定都市に移行。史実の千葉市くらいの都市規模だった。
      • いや札幌はあまり発展せず、せいぜい小樽と同規模の都市になっていた。
        • 平成の大合併の特例で何とかして政令指定都市になっていたと思う。その為に石狩市江別市北広島市辺りが札幌市に呑み込まれていたかもしれない。
        • 地理的条件を考えれば、人口面では札幌が優位になると思う。
  2. 1964年時点で青函トンネルが開通。1982年に北海道新幹線道南地域まで開業していた。
    • 新幹線は函館駅に乗り入れていた。そのため、新函館北斗駅は計画されなかった。
      • 新駅が開業したとしても、名前は「新函館」
        • そもそも北斗市自体が存在しないはず。昭和40年代に函館市に編入されている可能性が高い。
          • 時期的には亀田市編入辺りの時期か。
      • 位置的に函館への乗り入れは難しいだろうから新駅はできている。ただ、もう少し函館市中心部寄りの位置になっていただろう。
    • 史実で青函トンネルが開業する頃には青函道路トンネルか道路橋の津軽海峡大橋が開通している。
      • 道路トンネルは危険物搭載云々の問題があるから史実同様夢のまた夢だろう。ただ、カーフェリーに関しては史実以上の需要がある可能性大。
    • 現実にも着工から開通まで27年かかっているのだから、やっぱり史実通りの時期になると思う。
  3. 2010年時点で北海道新幹線は札幌駅まで全線開業していた。
    • なお、東北新幹線東京方面から札幌に行く場合、函館駅でのスイッチバックが必須だった。
  4. 札幌は史実通り、政治と教育の中心なので、北海道庁と北大本部は札幌のまま。
    • 北大水産学部は教育学部や理工学部を併設し「函館大学」として独立していた。
      • 史実の函館大学(私立)は「渡島大学」か「道南大学」となっていた。
    • 高等裁判所も札幌のまま。
  5. 旭川はあまり発展できず、史実の帯広釧路クラスの都市規模だった。
  6. 函館の高速道路網が史実より遥かに発展していた。
    • 道央道は南線の全線開業が優先され、函館新道との直接接続も実現していた。この為七飯ICと七飯藤代ICのどちらかが存在しない。
  7. 対岸の青森市ももっと発展していた。人口50万人くらいにはなっていた。
    • 史実の新潟市静岡市のように、大規模合併で政令指定都市になっていたかもしれない。
  8. 北海道は函館と札幌の二極体制になっていた。
    • それに旭川を加えた3大都市体制になっていただろう。
      • 九州に例えると函館=福岡、札幌=熊本、旭川=鹿児島、みたいな感じになっていたかも。
  9. 新千歳空港は建設されなかった。代わりに、函館空港がもっと発展していた。
  10. 函館は現在も人口増加が続いていた。
    • 一方、札幌の人口増加は史実ほど顕著ではなかった。
    • また、北海道全体の過疎化・人口減少は史実通り。
  11. 北海道の人口の重心がかなり南寄りになっていた。
  12. 北海道の特急列車は現在も函館中心。
    • 宗谷、オホーツク、おおぞらが函館発着になるため北海道の特急には食堂車が連結されていた。
  13. テレビ局の道東の中継局設置はあまり進んでいない。
    • 下手したら道東のテレビ視聴は全世帯ケーブル加入で代替していた。
    • アナログ終了の時点では旭川にすら到達しなかったりして。
  14. 函館市を発着する私鉄が存在した。
    • 但し現在では廃止になっている可能性も否定できない。戸井線のルートをなぞっていれば函館空港までは残っていそうだけど。
  15. 現在でも函館を中心とした鉄道ダイヤが組まれている。
    • おおとりは今でも健在。
      • とは言っても、おおぞらと紛らわしいとかの理由で「オホーツク」に改名されている可能性は有り得る。
    • 函館~札幌近郊 (せいぜい岩見沢くらい) は交流電化、旭川方面は非電化。
    • おおぞら・とかちは、石勝線開通後は札幌をスルー。
      • 札幌発の列車も残るとは思うが、間違いなく列車名が異なっていた。
    • それでも山線(長万部~小樽)は非電化。
  16. 道央・道東・道北から函館まではかなり遠いので、北海道内の交通事情改善のため北海道新幹線の計画が旭川まで延伸されていた。
    • 新幹線開通後は旭川駅が新幹線と在来線の乗換駅となっている。
  17. 寝台特急「日本海」は廃止まで函館発着だった。
    • 利用客も現実より多く、場合によっては廃止を免れていたかも。
      • その場合、車両は「サンライズエクスプレス」の交直流版電車に置き換えられている。
  18. 交通量が増えるので函館市電が惜しげもなく全廃されていたかもしれない。
  19. 西武百貨店は函館から撤退しなかった。
  20. 江差線木古内以西が廃線になることはなかった。
    • それどころか、江差線残存区間が三セク化することも無さそう。
    • 松前線が存続している可能性は高そう。逆に札沼線が怪しくなってくる。
      • 松前線が残っているとすれば、海峡線に知内駅は作られなかった。
  21. 苫小牧が史実ほどに発展することはなかった。
    • 代わりに室蘭が史実の旭川並に発展していた。
  22. 倶知安は史実の帯広並に発展。市制施行により「倶知安市」となっていた。
  23. 江差は史実の室蘭並に発展。市制施行により「江差市」となっていた。
    • 江差は山を越える必要があるから厳しいと思う。その代わりに木古内市(木古内+知内)が出来ていたかもしれない。
  24. 函館に地下鉄が走っていた。
    • 地理的形状から地下鉄を走らせるのは難しいと思う。一方で札幌も東豊線が建設される事はなかっただろう。
  25. JR北海道の経営状態が史実より遥かに良好だった。
  26. 函館本線は全線複線になっていた。