イタリア語

イタリア語の噂編集

  1. 日本語をローマ字で書くとイタリア語になるという誤解をした人は多いはず。
    • 植田まさしの4コマ漫画「まさし君」にも載っていた。大木先輩が、ローマに住むガールフレンドに日本語のローマ字で手紙を出してた。
    • 田沢はトレンドの最先端をいっていた。
    • ローマ字はラテン文字の別名だが、ここでいう「ローマ」は古代ローマのこと。元々古代ローマで発祥した文字なのでこう呼ぶ。
  2. フランスの小学校では1年の段階で外国語の授業にイタリア語を習う。同じラテン系で簡単だからか?
    • 国としてもいつかは学ばなきゃならんけど英語独語を学ばせるのにはやっぱ抵抗あんじゃないの?
  3. ローマ字読みで普通に通じる。
    • 基本的に発音における例外が少ない上に日本人のローマ字発音にも少し近いので、ローマ字読みとは違う発音だけ覚えてしまえばどうにかなるらしい。
      • 表記と発音が違うというケースがほぼ無いのでディスクレシアも発覚しにくいとの事。

歴史と言語学の噂編集

  1. ”Z”の音が独特
    • ドイツ語も同じ[ts]の音。元のラテン語や古代ギリシャ語では[dz](「づ」の子音)だったものが地域により別々に変化したらしい。
      • 俗ラテン語ではしばしば摩擦音の[z]で発音され、これがフランス語を通じて、西はポルトガル、北はイギリスオランダに広がった。
      • なお、スペイン語はもっと特殊(英語のthの清音と同じ)。なお、[s]で発音されることもある。この発音の乱れについてはその項目も参考のこと。
  2. ラテン語発祥の地であるため、中世においては長らくラテン語が書き言葉として通用していた。
    • 但し口頭ではイタリア式に訛る。カトリック教会(特にバチカン)で使用されているのはイタリア式ラテン語。
      • 「柔らかいc」を[t∫](「チ」)と発音するのがバチカン式。"Ecce Homo"(この人(=イエス)を見よ!)は本来のラテン語では「エッケホモ」だが、バチカン式では「エッチェホモ」になる。
        • hは発音しないので「オモ」となる。
    • そのため独自の書き言葉としての成立はかなり遅れた。
    • なお、同じラテン語起源でもフランスでは現代フランス語とはかなり異なるものの一応独自の書き言葉(古フランス語)がかなり早期に成立し、一時はイギリスでも支配層を中心に使用されていた。
  3. 標準語(書き言葉)はフィレンツェを中心とするトスカーナ方言に基づく。この地域の言葉にはなんと非印欧系のエトルリア語の基層の影響が見られるとか。
    • なお、音声言語としての標準語はローマ市内の言葉。但し、土着の方言ではなく、前記フィレンツェ弁をローマ古来の発音で読んだものに由来する。
      • なんとなく日本の共通語(あるいは「東京方言」)と在来関東方言の関係を彷彿とさせる。
    • ローマ近在から南側に残る在来方言はむしろナポリの言葉に近い。こちらはギリシャ語の影響があるものの、ローマが都市国家だった時代から同系の言葉を話し続けてきた地域である。
      • よく単語の頭に「ン」が付いて東北弁みたいな感じ。
    • 元祖がマイナーな存在に甘んじ、かつての辺境・異民族との混交を経た言葉が大勢力になる(スペイン語・ポルトガル語・フランス語・そしてトスカーナ弁)。
      • 「甘んずる」の使い方がおかしい。
    • ゲルマン語の場合も元祖は北欧語であり、マイナーな存在。雑多な要素をもつ英語やドイツ語が繁栄している。
      • さらにイギリス英語に対するアメリカ英語、本国スペイン語に対する中南米スペイン語…、本国ポルトガル語に対するブラジルポルトガル語(さらにポルトガル語そのものもよりマイナーなスペインのガリシア方言から派生)
    • スラブ語だってロシアは最果てのはずだった…
    • 言葉の歴史は皮肉と逆説に満ちている。
  4. 基本的に母音が重ならなければちゃんと発音できるヨーロッパの良心的言語だがポケモンはポキモン、サケはサキになってしまう謎。
    • sakeの複数がsakiなんじゃ?w
      • sakeでサキって発音するんだぜイタリア人って。Sacheなら知らんけど
      • 欧州言語は本当にeが言えない。ラテン語の時代からe→iへの変化が見られてるくらい
        • 変化はそうだけど、欧米のeって発音上弱くなっちゃうのがあるのね。んで彼らの弱いeはiに聞こえる。日本人の耳だけじゃなくて現地人もそう聞こえるくらい
          • イタリア人です。これは完全なうそだ。イタリア人はsakeとpokemonちゃんと発音できるよ.sakiと発音するイタリア人なんていない。そもそもイタリア語でeはえと発音する。
  5. 欧州言語では珍しく促音がある。
  6. 基本的に発音だけなら日本人には易しい。ただしchiとかはイタリア発音に慣れないとチとかいいそうになる。
    • chi なんかより gli のほうがよほど発音が難しい。
      • 向こうの人ですらスペイン語同様ヤ行[j]になってしまう。
  7. 地域によってアクセントや訛りがかなり違う。なのでちょっと話をしただけでも「君は〇〇出身でしょ?」と分かるらしい。
    • さらに言えば方言の数がやたらと多い。地方や県どころか街単位で方言があるし。
  8. 欧州系言語の例によって男性・女性名詞がある。しかし、ドイツ語のように辞書を見ないと分からないわけではない。語尾が-oなら(libro, treno, ragazzoなど)なら男性、-aなら(biglietteria, musica, uscitaなど)なら女性名詞。また、中性名詞もない。
    • もちろん-e(studente, professore, ingegnereなど)は辞書を見るまで分からず、複数形で変化しないもの(bici, cinema, fotoなど)もあるが、より簡単である。
      • 語尾で男性形・女性形が分かれるので、例えば "Bravo!" と女性に向かって言うのは間違い。
    • 英語と比べてあまり使わないため、原形が目立たない。
  9. 逆に欧米系言語では珍しく主語(特に一人称代名詞)をよく省略する。ただし、動詞の形で誰が主語なのかがわかる。
  10. ドイツ語と同じく、二人称が普通のものと敬称に分かれている(tu, Loro)。
    • LoroではなくLeiでは?
  11. これまた珍しく形容詞が名詞の後に来る場合が多いが、たまに前にも来る。
    • さらに前に来るか後ろに来るかで意味が変わるものもある。

単語の噂編集

  1. 「カカ」はうんこという意味。
    • ちなみに「カツオ」はチ○コと言う意味で、「磯野カツオ」と言うと「私はチ○コです。」となる。
      • 英語の"I'm~" が "Io sono~"→「イオ・ソーノ」である。
    • また、「チカラ」は蝉を意味する。
    • 逆にunpoはうんこではなく、「少し」(副詞)。音楽記号“un poco”との関連性がありそう(表記も意味もほぼ同じ)。
  2. 音楽用語は基本的にイタリア語だが、日常語である場合も多く、もとの意味を知るとびっくりすることも。
    • 茂木大輔(『のだめカンタービレ』の音楽監修をした人)は現地でタクシーに乗った際、運転手に "Forte!" と言われてドアを強く引いて閉めたところ即座に「イタリア語のわかる人」と認められたそうだ。
      • 言うまでもなく、「強く」という意味の「フォルテ」である。
  3. 食堂は「タヴェルナ」(Taverna)と、何だか日本語で「食べるな」と言われているみたいだ。
    • ちなみにこの漫画にも「レストラン『タベルナ』」が登場するが、後者の意味だと思う者多し。
    • ギリシャ語でも同様にタヴェルナという。
  4. 「ノヴィータ」(novita)は野比のび太…ではなく「新しい」という意味。