カイギュウ

全体の噂編集

  1. 誰コイツ、という読者も多いと思うが、「ジュゴンやマナティーの仲間」と言えば伝わるか。
  2. 下半身がイルカのような形、手もヒレである。
    • ではアザラシ・アシカ類なのかというと全くそんなことはない。くらい違う。
      • これは比喩表現ではない。アザラシ・アシカは熊とおなじ食肉目、カイギュウは象と同じテティス獣類と呼ばれる草食動物から進化した。
        • そのため水中哺乳類では珍しく草食。
  3. 家族愛が強いらしい。
  4. ウミウシとは関係ない。

現存種の噂編集

ジュゴン編集

  1. 言わずと知れたカイギュウの代表選手。
  2. 人魚のモデルなどとされており、英名も「セイレーン」というおしゃれなもの。
    • 名探偵コナン」では寿魂という縁起のいい当て字が使われていた。
  3. 暖かい海に生息しており、海草をパクパク食べる。かわいい。
    • 2002年には熊本沖の定置網で発見されたがたぶんコイツが北限。
    • 沖縄ではダメ元訴訟としてジュゴンが原告になった裁判がある。マジだぜ。
  4. ポケモンではどこからどう見てもアザラシ。
    • しかも氷タイプ…。
  5. 乳首が胸部分にある珍しい動物。
  6. 鳥羽水族館の名物。

マナティー編集

  1. 淡水でも海水でも生息できる。
    • あんまり沖合にはいない。
  2. ジュゴンとの見分け方は尻尾が丸いか分かれているか。丸い方がマナティー。
  3. エクスポ東日本のマスコット。

ステラーカイギュウの噂編集

  1. 別名ステラーダイカイギュウ。ジュゴン、マナティとは異なり寒い寒い北の海に生息していたカイギュウ。
    • 冷たい海水に耐えるため、ジュゴンやマナティより格段にデブ。それが後の悲劇を招く一因となった。
  2. 体長7m、体重12tにも及ぶ。ゾウアザラシより更にでかい!
  3. 歯がほとんど無く、歯茎で海藻を擦り潰していたらしい。
  4. 1741年デンマーク出身のヴィトゥス・ベーリング(どこかで聞いた名前だろう?)がカムチャッカ半島沖で発見した。
    • この時ベーリングの乗っていた船は最悪の状態で、乗員の大半が死に、残った者も重病にあえいでいた。
    • そこにこんなでかくてノロい生き物が群れを成して見つかったのである。こりゃあラッキー!
      • ステラーダイカイギュウはたった1頭から3tにも及ぶ良質な肉が取れ、更にそれは保存性も高かった。油は燃料として上質であり、革は気密性が高く、さらに母乳も美味かったらしい。
  5. これをロシア本国にベーリングが伝えた結果、カムチャッカの全域からハンターたちがステラーダイカイギュウ狩りで一発当てようというお決まりのパターンとなった。
    • ステラーダイカイギュウは体が大きい(銃の狙いを当てやすい)上にでかすぎて動きが遅く、人間に対する警戒心も無かった。しかも体が大きすぎて捕食者がおらず、まともな戦い方を知らなかった。
      • 敵と遭遇した時はただ海にもぐるだけだったとか。
    • 更にステラーダイカイギュウは仲間意識が強く、傷ついた仲間を助けようとする習性があった。よって一匹モリを打ち込めば向こうから勝手にウヨウヨやってくるわけである。こうなってしまえばハントはシューティングゲームより簡単だった。
  6. …そして、1798年、ステラーダイカイギュウは発見されてからたったの27年で地球上から絶滅した。二度と繰り返してはいけない愚行である…愚行なんだよ。でも地球上のあらゆる場所で繰り返され続けるんだよ…。
  7. 背中に鳥が止まって休んでいることもあったらしい。