「NHK大河ドラマ/2010年代前半」の版間の差分

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#「功名が辻」や「その時、歴史が動いた」で再利用されてる。
#「功名が辻」や「その時、歴史が動いた」で再利用されてる。
#*あの関ヶ原の戦いの完成度を見るとしばらくはこれを越えるものは出ないんじゃないかと思える。
#*あの関ヶ原の戦いの完成度を見るとしばらくはこれを越えるものは出ないんじゃないかと思える。
#**NHKの歴史系教養番組でリサイクルされまくっている。
#**2009年の「天地人」でも関ヶ原のシーンは大いに再利用されていた。
#**2009年の「天地人」でも関ヶ原のシーンは大いに再利用されていた。
#メインキャストの平均年齢が高かった。
#メインキャストの平均年齢が高かった。

2010年1月17日 (日) 18:47時点における版

NHK/NHK/番組

全体の傾向

  1. 後半になると登場人物の多くが退場してクレジットが淋しいことに。
  2. 基本的にクレジットは縦書きだが、2006年の『功名が辻』以降横書きが多くなってる。
  3. 津川雅彦と西田敏行は一緒に出る事が多い。
  4. 脇役では石田太郎や寺田農、森田順平などが常連。
  5. メインキャストに選ばれる有名俳優との抱き合わせ、バーター出演も多い。
  6. 各々の有力事務所や梨園の枠がある。
  7. 他の人物の逸話が主人公の手柄に「吸収」されることが多い。
  8. 歴史の「結果」を知っている後世の人間が脚本を手がけている為、主人公が歴史の推移を知悉している慧眼な人物として書かれることが多い。
  9. 物語、ドラマという性質上、程度の差はあれど主役となる人物はそれなりに美化される。
  10. 「史実と違う!」と文句を付けてくるクレーマーが毎年いる。
  11. 『花の乱』や『北条時宗』の不振もあってか、題材となるのは殆ど戦国と幕末。
  12. 大人の事情により朝鮮出兵で活躍した人物(島津義弘、鍋島直茂)が題材に選ばれるのは絶望的。

1970年代以前の作品

花の生涯(1963)

  1. 第1作目の大河ドラマの主人公が、幕末史上最大の悪役だったということは、意外に知られていない。歴史の悪役を見直す姿勢は、この時から始まっていた。
  2. 第1話の全編と、桜田門外の変の回の一部だけが現存する。NHKの「TV放送開始○○年記念」の時期に、キネコ版を放映することがある。

赤穂浪士(1964)

  1. 討ち入りの回の視聴率記録はおそらく不滅の金字塔。
  2. 内容はよく分からんが、とりあえず芥川也寸志作のオープニングテーマは神曲。
    • あのリズム良くピシーッと鳴る音は、「板鞭(いたむち)」という楽器を使ったもの。

樅ノ木は残った(1970)

  1. なんと独眼竜政宗よりも古くから放送された、仙台を舞台としたドラマ。

風と雲と虹と(1976)

  1. 現在まで発表された中で一番古い時代を扱っている作品。
  2. 初回から最終回まで全編視聴可能な作品としても現在最古である。

花神(1977)

  1. 司馬遼太郎ファンには人気だったが。
  2. 例年、年末に前後編で放送される総集編が、この作品だけは翌年3月に5日間放送された。おかげで、それ以前の他の作品より長いビデオが現存して入手可能。

黄金の日日(1978)

  1. 初回から最終回まで全編視聴可能な最古の作品の一つ。
  2. 大河ドラマとしては初めて海外ロケを行った。
  3. 1965年の「太閤記」にて織田信長、豊臣秀吉を演じた高橋幸治、緒方拳両氏が同じ役で再出演した。
  4. あまり言われないが、出演俳優の面々を見る限り、歴代屈指の豪華さだと思う。
  5. 主人公の助佐衛門が商人という事もあって文治派武将とのつながりが深かったため、武断派が悪役で描かれている数少ない作品。

草燃える(1979)

  1. マツケン義時の変貌っぷりに怖さすら覚える。
    • 弁慶を演じた時より演技が上手いのが泣ける。
  2. 合戦シーンが今よりグロテスク。
  3. これを見た後だと、岩下志麻の義姫(政宗母)がどうしても北条政子に見えてしまう。
  4. 視聴者の提供によってやっと全編がそろった

1980年代の作品

獅子の時代(1980)

  1. 幕末から明治にかけて、会津藩士,薩摩藩士,江戸の没落旗本の娘、という架空の3人を主人公にした、山田太一のドラマ。つまり、原作小説も、特定の実在のモデルも無い。
  2. 上記の3人がフランスのパリ万博に出展したので、侍姿でリヨン駅に到着した場面から始まるという、かなり異色な展開の大河ドラマだった。
  3. 途中から脚本家の意図しない方向へ話がねじ曲がり、山田太一は「もうNHKの仕事はしない!」と叫んだとか。

おんな太閤記(1981)

  1. 女性の視点から戦国時代を取り上げた金字塔的作品。
    • あえて淀殿を主人公にしなかった点が高評価。
  2. 「おかか」と言っても、決して鰹節の意味ではない。
  3. 西田敏行演じる秀吉が、何故か400年もあとに作詞・作曲された歌を歌っている。
    • ヒント:いやがる朝日姫を説得して家康に押し付ける時に…
  4. そして20年以上の時を経てテレ東が…、

峠の群像(1982)

  1. 伊丹十三が演じる吉良上野介は、けっこう「いい殿様」でした。
  2. 初回オープニングのエピソードは、高田馬場の仇討を目撃した飛脚(愛川欣也)が大坂の近松門左衛門の所まで走るもの。ところが、彼より噂の方が早く、しかも話が派手になって近松に届いていた。

徳川家康(1983)

  1. 初回のオープニングは発砲シーンだったと記憶している。
    • いま思うと「長篠の合戦」か?
  2. 主人公と言う事もあってか、悪者として描かれる傾向の強い家康が善良なイメージで描かれている作品。
    • 対照的に、家康の嫡男を死に追いやった、信長の怖さを思い知らされたのもこの作品。
    • 淀君も、従来の激烈な描写が少なくて丸いイメージで描かれていた。
  3. あらゆる大河ドラマの家康の中ではこの家康(滝田栄)がベストキャスティング、とNHKは自画自賛。しかし視聴者サイドでは、この信長(役所広司)がベストキャスティングという意見がかなり多い。
    • 滝田栄にタヌキ親父の役は合わないからな…。新たな家康像を作り出した点は評価してもいいと思う。
  4. 家康は息子秀忠に将軍職を譲った後、秀忠のことを「将軍家」と呼んでいた。

山河燃ゆ(1984)

  1. 近代三部作その一。
  2. 戦争物と設定も中々ヘビー。
  3. 話もかなりヘビー。
    • 主人公が最後自殺するし。
    • まだ小学生だったので、東京裁判の「Guilty or Not Guilty?」「Death by hanging」という言葉の意味を知らずに見ていた。
  4. 松本幸四郎と西田敏行が兄弟役といういろんな意味ですごいキャスティング。
  5. 三船敏郎がクリーニング屋のオヤジというのも、なかなか渋いセッティング。
  6. 「母なる国アメリカ。父なる国日本」というキャッチが、日系人のジレンマを見事に表現。
  7. 沢田研二は死に際までキザだった。「今日はアンラッキーだ・ぜ…」
    • 現代なら「ルー語」扱いだ

春の波濤(1985)

  1. おっぺけぺ、おっぺけぺ
    • おっぺけぺっぽ、ぺっぽっぽー
  2. 明治村ブーム。
    • ロケに使用した為。
  3. ここの関係者は多少とも複雑だっただろう。
    • Wiki界では別の意味でお笑いのタネ。但し「ここ」の関係者ではない。

いのち(1986)

  1. 何気に配役陣は豪華絢爛。
  2. 歴代の大河ドラマの中ではあまりにも浮く設定。
    • 朝ドラをちょっとシリアスにして日曜の夜にやったようなもんだ。
      • なんせ脚本家があのヒトだし。
    • このような設定の話は二度とやらんだろうな。実際やってないし。
  3. 多くの人はこれではなく、水曜にやってた武蔵坊弁慶を大河ドラマに含めたいと願っている。
  4. 岩田剛造の死因が、ドラマのストーリー本と、実際に放送された内容とで異なる。

独眼竜政宗(1987)

  1. 無論、歴代最高の大河ドラマだ。
    • 仙台人、非仙台人関係なく。(仙台は伊達政宗を崇拝する人が非常に多い)
    • 最上義光(配役:原田芳雄)を悪役にされた山形県民からは大不評。個人的には、あれはあれで存在感があって良かったと思うけど。
      • このドラマのおかげで仙台への観光客が増えた…って俺もそうなんだが(笑)
  2. そろそろリバイバルをしてくれないかなぁ・・・。
    • 「武田信玄」から20年近く経って山本勘助を主役にした「風林火山」を扱ったように2010年は片倉小十郎を主役にしては?
      • ちなみに片倉小十郎を主役にした小説はある。
    • 直江兼継と上杉景勝を主人公にした「天地人」にも、政宗公は兼継と景勝のライバルの一人として登場するので、当然ながら、片倉小十郎も登場するはずであるが。
      • メインはあくまでも上杉家、謙信の教えがどのように影響していくのかがテーマ…、だったかな?
        • むしろあの時代の東日本を扱うなら坂東太郎・佐竹義重公を扱ってもらいたい…地味?
  3. 流行語:「梵天丸もかくありたい」
    • 某食品会社のCMでも使われたフレーズ。
    • 渡辺謙が「AVテレビもでっかくありたい」と言っていたCMもあった。
  4. 岩下志麻(政宗母)が、初登場時(伊達家への輿入れのとき)は十代の設定だったことを覚えている人は少ない。
    • そういや「葵徳川三代」のときも二十代のお江の方を演じていたなあ。
    • 岩下志麻は次男びいきで有名な鬼母を両方演じた訳ですね。
  5. 津川=家康は、やはりはまり役だと思う。
    • そういや「葵徳川三代」のときも津川は爪をかみながら(ry
  6. 大滝秀治氏=虎哉宗乙のイメージは抜けない。
  7. 少年期の政宗(藤次郎)を演じた嶋英二氏曰く「愛姫との結婚シーンは同級生にからかわれた」のだとか…、
    • その「愛姫」も世界的なレーサーの妻となり、同氏にとっては自慢の種か?
    • 放送と同時期(さすがに政宗が成人した後だが)の「オレたちひょうきん族」に、嶋英二本人が出演して独眼竜政宗のパロディをやったことがある。
  8. 脚本を担当していたジェームス三木が、同じ年に放送されていた「超人機メタルダー」の主題歌とエンディングの作詞をしていたことを知っている人はかなりの通である。
  9. 秀吉役の勝新太郎が「政宗と秀吉が出会うまで、(政宗役の)渡辺謙とは会わない」と主張して、小田原の対面シーンが初対面だった話は有名。
  10. 本放送から約20年の時を経てWOWOWで全編再放送されていた。
  11. 今思えば、政宗=渡辺謙・秀吉=勝新太郎・鬼庭良直=いかりや長介・徳川家康=津川雅彦・お東の方=岩下志麻・伊達成実=三浦友和・片倉小十郎=西郷輝彦…ってキャスティングは豪華絢爛だろうと思う。
    • チョイ役の真田広之(松平忠輝)ですら、4年後に主役になった。
      • そして五郎八姫も…、
    • 愛姫=桜田淳子は?
  12. 伊達政宗の娘が22年後、その妻を演じている。
  13. 梵天丸を演じた子役は現在日本舞踊家。

武田信玄(1988)

  1. 中井貴一氏が主演だが、同氏はこれ以降、大河では主人公に敵対する役が多い。
    • よく言えば知将、悪く言えば謀略家の役どころがはまってますね。
  2. 流行語:「今宵はここまでにいたしとうございます」
    • 確か流行語大賞になった。
  3. 歴代最高視聴率を記録した。
    • 前年の独眼竜正宗で戦国ものの下地ならしをし、トップクラスの人気を誇る戦国大名が満を持して出てきたのだから、恵まれた状況だったと思われる。
    • その前がいのちとかだし。
    • 平均最高は政宗、最高回は赤穂浪士なのであしからず。一応。
  4. バラエティ番組とかで歴史系のネタが出ると、これのOPテーマ曲が必ず流れる。
  5. お館様はカピバラよりもこっちの方が格好いい。
    • 山本勘助が西田敏行だったため、これに慣れてるとお館様とは逆の意味で風林火山に面食らう。
    • 諏訪御寮人が南野陽子って、今考えてもすごい配役だ。
    • 個人的には亀信玄より、こちらのやせっぽち信玄の方がイメージに合わないような…。
    • 信玄が最後まで剃髪しなかったからなあ。したらしたで水島上等兵と言われていたのだろうか。
    • 農民役演じた渡辺正行の汚れっぷりはハンパない。汚れが芸風とはいえそこまでするか?というくらいの汚れっぷり。
  6. プロローグに出てくる素人の服装やメイクにバブル期の匂いを感じる。
  7. 八重の不気味さはガチだ。
    • 史料での三条夫人のネガティブ面を一手に引き受けたために、ああいう強烈な役になった。
  8. 信長は完全に悪役。
    • いつも串刺しの肉を食い、必要以上に信玄を恐れる臆病で野蛮な人物として描かれていた。
      • おそらく歴代信長でワースト3に入る。今の石橋凌氏は名優になっただけに、あれは黒歴史に近い。
    • 今見返してみると、主人公美化が結構露骨。足利義昭が無能な麿キャラなのもなぁ。
  9. 信長の野望」で武田家の武将の能力値が異常に高いのは間違いなくこのドラマが原因。
    • 戦国群雄伝でシステムメニューからゲームを終了させると、「今宵はここまでにいたしとうございます」と出た。影響されていたことは明らか。
  10. OPのナパーム弾が炸裂する中を騎馬隊が疾走するシーンは壮観。メイキングを見たが、かなり危険な撮影だった。

春日局(1989)

  1. 「お局様」という流行語を生み出した作品。
    • 当時該当していた古参OLたちはイヤだっただろうな…。
  2. 出演者の1人だった高橋良明の急逝は極めて残念。
    • 彼の死後の取り扱いについては黒歴史だ。
  3. 大坂志郎氏にとっては最後の大河だった。
  4. ひょうきん族の
  5. これも脚本はあのヒト。
    • 「いくさはイヤじゃ」「ありがたいと思わなければ」というセリフが何回流れたことか。
    • 永井路子がすかさず「異議あり春日局」なる文章を発表したのには笑った。
  6. 2009年8月、遂にお局様が…、ご冥福をお祈りします。

番外編・NHK新大型時代劇(1984-1986)

宮本武蔵(1984-1985)

  1. この作品がドラマ初主演となった役所広司は、挿入歌「独行道」も歌っている。
    • 「独行道」が最初に流れたのは、鎖鎌の使い手の宍戸梅軒との対決を描いた「必殺鎖鎌」の回である。
      • もっとも、歌入りで流れたのは2~3回だけで、あとは、トランペットのインストゥルメンタルバージョンだけであった。
    • 役所氏の歌入り版の「独行道」は、残念ながら、現在に至るまで、シングル盤としては発売されていません。
    • 挿入歌「独行道」が最初に流れた「必殺鎖鎌」の回は、確か、第20話だったはず。
      • ちなみに、宍戸梅軒を演じたのは、黒沢年男氏であった。
  2. 基本的に吉川英治の原作を忠実にドラマ化しているが、杉山義法氏による脚本は、部分的にストーリーをアレンジしているところがある。しかし、2003年の大河ドラマ版よりは、原作の持ち味を生かしたアレンジになっていたと思う。
  3. 市川海老蔵(当時は新之助)主演の大河ドラマ版が放送された2003年当時、大河ドラマ版の内容の醜さを嘆き、役所版武蔵の再放送を嘆願した人も多かったはず。
  4. 最終回のラストは、巌流島での小次郎との決闘を終えて見事に勝利した武蔵が、夕日で黄金色に照らされた海を小舟に乗って、お通さん(演:古手川祐子さん)が待っている海岸へと向かうシーンで終わっていました。

真田太平記(1985-1986)

  1. 中村梅之助の家康は、「独眼竜政宗」や「葵 徳川三代」で津川雅彦が演じた家康以上に”神の領域”のハマり役だと思う。
    • 梅之助の実の息子である中村梅雀も、このドラマで二代将軍・秀忠を演じ、家康役の梅之助との親子共演を果たした。
      • 梅雀は、それから21年後の大河ドラマ「功名が辻」の最終回でも、秀忠役を演じた。
  2. やはり、真田幸村役の草刈正雄が最高。彼を超える幸村役は、もう、出てこないかもしれない。
  3. さすが、この年のギャラクシー賞を獲得した傑作テレビドラマ。戦国真田氏を描いたドラマの最高傑作なのもうなずける。
  4. 真田十勇士がひとりも出てこないのでがっかりした視聴者も居たようだ。
    • 真田十勇士そのものは登場しなかったが、向井佐助や姉山甚八などといった、真田十勇士を彷彿とさせる名前の真田忍者(草の者)は登場した。
      • ちなみに、向井佐助を演じたのは、1997年の大河ドラマ「毛利元就」で主演した、歌舞伎俳優の中村橋之助。

武蔵坊弁慶(1986)

  1. 翌年1月からの「独眼竜政宗」で、本家の大河ドラマが時代劇路線に戻ることになったため、4月から12月までの約9ケ月間の放送で終了してしまった作品。
  2. 最終回での、中村吉右衛門扮する主人公の弁慶の立往生シーンは、バックに吉右衛門の声で朗読される妻の玉虫と娘の小玉虫宛の手紙と相まって、本当に泣けました。
    • 弁慶の娘・小玉虫を演じたのは、高橋かおりさんで、この時は、まだ、小学校5年生でしたね。
  3. 加藤茶(ザ・ドリフターズ)がシリアスな役で出演していた。
    • 岡安由美子も出演していました。確か、役名は、"ほくろ"でしたね。

1990年代の作品

翔ぶが如く(1990)

  1. 西田=西郷隆盛、鹿賀=大久保利通はこの上ないはまり役。
    • 対して、小林稔侍=岩倉具視、小倉=伊藤博文はミスキャスト…、多分。
      • 伊藤のお調子者っぽいところがよく出ていたと思うが。
  2. 視聴率は伸び悩んだ。
    • 「当たらない」といわれていた幕末ものの中では、比較的視聴率が良かった。
  3. この作品が印象深いと高橋英樹=島津久光になってしまう。
    • まさか篤姫で高橋さんがあの役をやるとは思わなかった。
  4. 鹿児島県の観光、商工の連中が「胡座をかいた」要因。
  5. 篤姫=富司純子は初登場の設定が10代だったため、富司さん本人が「かなり無理をした」との旨のことを語っていた。
  6. 第2部後半は原作の政争+戦記描写をすっぱりカットして、西郷と大久保の愛憎劇一本に絞られている。これはこれで面白いが司馬の原作を使う意味がネームバリュー以外にあったのかどうか・・・。

太平記(1991)

  1. 大河ファンからは政宗と並んで伝説化されている作品の一つ。
    • あの難解な時代をよくここまでまとめたと思う。
    • 但し、九州人からは不評(多々良浜を端折ったため)。
  2. 唯一ゴクミの北畠顕家役だけは失敗だったと思っている。
    • あと金八先生の楠木正成役もこの辺から大ブーイング(個人的には好きだが)。
      • 金八先生は楠木正成役を振られてかなり悩んだらしい。司馬遼太郎に「正成は気のええ河内のオッサンやったと思うよ」と力づけられて受けることを決意したとか。
      • 湊川の回の参内シーンが圧巻すぎる。武田正成も凄いが、正成の正論を公家の旧体質丸出しの体面論で突き放す坊門清忠(演:藤木孝)の憎たらしさといったら…。
  3. 完全版を待ち望んでいる。
  4. 陣内孝則氏の佐々木判官はいい味が出ていた。
    • 鶴太郎=高時とともに腹黒さがたまらない。
  5. 大トリは「後醍醐天皇 片岡孝夫」(現:仁左衛門)これだけは譲れない。
    • 同意。他に何ら言葉は要らない。
  6. 小学生の頃、藤夜叉(宮沢りえ)がどういう位置付けの人間なのか分からなかった。
    • 大人になって改めて見て「はは~ん♪」と納得。
    • ましらの石(柳葉敏郎)の位置付けは大人になってもよく分からない。
  7. 完全版発売決定。とりあえず観るべし。
  8. 原田泰造が不憫だ。
    • 動いたらいけない難しい役だと思う。
  9. 榎木孝明の日野俊基は適役。
  10. 先頃、時代劇専門チャンネルで完結。18年ぶりに堪能いたしました。
  11. この作品を元にしたメガドライブ用のゲームがあるが、難易度がハンパなく高い。
  12. 北条高時がちょっとトラウマ。

信長 KING OF ZIPANGU(1992)

  1. 緒形直人版信長は完全に笑い者
    • 信長と秀吉の外見のイメージが180度ひっくり返ってしまっていた。信長は貫禄に欠け、秀吉は外見が二枚目すぎた。
      • が、信長の肖像画にはどの役者よりもいちばん似ているような気がする。
  2. 平幹二郎氏が演じる加納随天は、えらく不気味な存在だった。
    • 「武田信玄」での信虎とは違う印象を見せてくれた。
  3. 「アテブレーベ・オブリガード」。
  4. 配役発表の際一番笑ったのはマイケル富岡の光秀だが、意外に無難にこなした。
  5. 的場浩二の池田恒興のみはまり役。
  6. 雛形あきこが本名名義で出ていたことはあまり知られていない。

琉球の風(1993.1~6)

  1. 放映期間が、大河ドラマとしては、異例の半年。
  2. 歌詞付きの主題歌。
    • 谷村新司氏「階~きざはし~」
  3. 前作で秀吉を演じた仲村トオルが一瞬だけ登場。
    • 亀井茲矩という武将が、秀吉に対し「琉球守」という前代未聞の官位をねだった史実があるので、冒頭にちょっとだけ秀吉が出た。このために役者を雇うのは大変なので、前作の撮影中にワンカットだけ撮っておいたらしい。
  4. ガレッジセール結成前の川田広樹が出てたことはあまり知られていない。
  5. 視聴率があまり上がらず、担当者は「やっぱり沖縄ものは受けないんだなあ」と述懐した。話がつまらなかったからだとは思っていないらしい。
    • どうせ陳舜臣の作品をやるんなら「旋風に告げよ」「風よ雲よ」あたりをまとめて鄭氏と日本の関わりを描いて貰いたかった。一応日本人が主人公なんだし。

炎立つ(1993.7~1994.3)

  1. 病を克服した渡辺謙氏が出演。
    • 「独眼竜政宗」同様、北大路欣也氏が彼の父親役を務める予定だったが、北大路氏は降板、渡瀬恒彦氏に変更された。
  2. 「水戸黄門」を彷彿とさせる西村晃氏と里見浩太郎氏の共演も実現。
  3. 原作より脚本が先行。
    • 原作では義経が見逃されることになっている。
  4. 藤原経清の代で「吉次」を使ってしまったため、義経を奥州に導いた本来の「金売り吉次」は「橘似」なる変な同音の名前(しかも女)にされてしまった。なんなんだ。

花の乱(1994.4~12)

  1. 最低視聴率作品として黒歴史化したいファンと、ハマった人に分かれる作品。
    • 元々馴染みの薄く分かりにくい時代を、ますます分かりにくくしてるとしか思えない背景説明の不親切さと、富子と森侍者が入れ替わったというトンデモ設定…初め2回で視聴者が離れたのも無理はない。
  2. 日野富子役は、松たか子がずっとやっていればよかったのにと思っている。
    • 富子が松から三田に化けた時のガッカリ感は一生忘れないだろう。
    • 松たか子の10年後が三田佳子…無理があった。
  3. せんだみつおの人生が本人出演で凝縮されてたドラマ。
  4. 一休さんのイメージのギャップに苦しんだ人も多かろう。
  5. 3年後に没することになった、萬屋錦之介の山名宗全は圧巻。
  6. ラストシーンが不条理で夢オチっぽい。この頃の市川森一のシナリオはみんなそう。
    • 「私が愛したウルトラセブン」も「ゴールデンボーイズ」も。大河でやるなよ。

八代将軍吉宗(1995)

  1. 時期を合わせて『暴れん坊将軍』を放送してきたテレ朝が嫌いだ。
    • 西田敏行という超実力派をもってしても、吉宗=マツケンのイメージはあまりにも強すぎた。
    • 一方、放送日時がずれていたため、両徳川吉宗を比較して楽しんでいた時代劇ファンもちらほら。
  2. 少年時代に疱瘡を患い、顔面の包帯を取ったら顔が西田敏行に変わっていたという演出には賛否両論。
    • いや、それを逃したら交代の機を逸してしまう。
  3. 吉良邸討ち入りのシーンで大石内蔵助が出て来ない。
    • 江守徹氏曰く、「元禄太平記」の映像を使い回したかららしい。
      • 「元禄太平記」での大石と本作品の近松門左衛門は、共に江守氏が演じていた。
  4. 吉宗公の父君がどうしても虎哉宗乙和尚に見えてしまった。

秀吉(1996)

  1. 1990年代では最大のヒット作。
  2. 秀吉の×××××が見えていたという噂がある。
    • 噂ではなく実際に映っていたらしい。
  3. この作品以降、竹中=秀吉とともに渡=信長という図式も成立。
    • 渡氏は舞台でも信長を演じた。
  4. 半兵衛と官兵衛は老けすぎでないかい?
    • 織田信行も。
  5. お市の方が頼近美津子というのはあんまりではないかと思う。
  6. 視聴率こそ良かったが、肝心のドラマの内容はいまいち。特に後半になるほど酷い。
  7. 大政所=市原悦子ははまり役
  8. この作品で、羽柴秀長(秀吉の弟)を知った人も少なくない。
    • 「おんな太閤記」で中村雅俊がやっていたので、そこで知った。
    • 原作で堺屋太一がわざわざ、かなりの紙数を費やして異父弟説を否定する考証をおこなっているのに、ドラマではあっさり異父弟にされていた。
  9. 安国寺恵瓊の毛利元就宛の書状の内容を、信長も秀吉も知っているのはなぜだろう……
    • この点に限らず、「この時点でこの人物がこんなことを知っているわけはね~だろ!」という脚本上の無理が多い。同じ脚本家による「利家とまつ」も同様。
  10. 玉置浩二の声が別人としか思えない。

毛利元就(1997)

  1. 本作で義理の親子であった吉川興経(義父)=京本政樹、吉川元春(義理の息子)=松重豊が10年後の朝ドラ「ちりとてちん」にて兄弟役(兄:和田正典=松重豊、弟:和田小次郎=京本政樹)で再共演した事には驚いた。
  2. ホームドラマ臭いストーリーは賛否両論。
    • 脚本が横綱審議委員のあのオバハンだからなぁ・・・。
    • 一方で「名将は悪徳と背中合わせに生きている」「謀多きは勝ち少なきは負ける」「人生は双六」など、戦国のシビアさを反映した台詞も多い。
  3. まだ幼少の元就=森田剛にも違和感があった。
    • もうちょっと子役を長く使って欲しかった。
    • ラストで毛利輝元として出てきたから許してあげては?
  4. 戦国時代にあるまじきセリフを連発したことでも有名。
    • 「殿!チャンスでございます!」
    • 「兄上、飲みが足りませんぞ」
    • 「兄上、何をまとめに入っているのでござるか」
  5. 主人公のいまわの際にタイトルの映像の意図をしゃべらせたことにはあきれている。
  6. 脚本家が榎木孝明のファンだったらしく、榎木氏の演じる役はやたらと優遇されている。死に際には無双までやってのけた。

徳川慶喜(1998)

  1. モックンが主人公徳川慶喜を好演していた。
  2. 佐々木すみ江扮する瀧山にはインパクトがあった。
    • 「篤姫」での幼少期の主人公の養育役よりもこちらの印象が強い。

元禄繚乱(1999)

  1. 吉良上野介が悪とはいえない忠臣蔵、近年のトレンドなのだろうか。
    • 忠臣蔵はともかく、実際の上野介は名君として通っている。
  2. キャスティングが微妙に「四十七人の刺客」と重なって・・・?
  3. 徳川綱吉は狂気を全面に押し出した人物として描かれる。ショーケンの熱演もあって恐怖すら感じるほど。

2000年代の作品

葵徳川三代(2000)

  1. 20世紀最後の大河で鉄板ネタを持ってきた。
  2. 津川雅彦が再び家康で登場。
    • 同じ役?というくらいキャラが違ったけど。
  3. 家康が爪をかんで吐き出す姿に「食事中に爪をかむ姿を見るのは不快」と抗議が来たが、津川は「行儀のことを言うのなら、まずテレビを見ながら食事するのをやめたらどうです」と反論した。
  4. 最初のほうに予算をつぎ込んでしまった関係上、後半はかなり悲惨だった。
  5. 鉄板ネタゆえ無難な感じで視聴率はあまり伸びなかったらしいが人気取りばっかりで中身のない今の大河にうんざりしてる人にはもってこいの大河。
    • でも助さんと格さんが女性になってたのはどうかと思うぞ。
  6. 「功名が辻」や「その時、歴史が動いた」で再利用されてる。
    • あの関ヶ原の戦いの完成度を見るとしばらくはこれを越えるものは出ないんじゃないかと思える。
      • NHKの歴史系教養番組でリサイクルされまくっている。
      • 2009年の「天地人」でも関ヶ原のシーンは大いに再利用されていた。
  7. メインキャストの平均年齢が高かった。
    • あれが二十歳の秀忠と言われてもなあ。
  8. ちゃんと東北弁の伊達政宗はこのドラマが唯一ではあるまいか。
  9. 最終回で天海大僧正が「あと100年は生きる」みたいなことを言っていた。が、演じた金田龍之介氏は…。
  10. 折衷期ゆえに、昔ながらの大河と21世紀の大河両方のテイスト。

北条時宗(2001)

  1. 21世紀最初、40作目という節目の作品。
  2. 歴史で習う割りに中々映像化されなかった蒙古襲来を扱ったという意欲作。
  3. でも別な意味で黒歴史。
    • まさか主役がこの後あんなことになろうとは。
  4. 赤マフラーも黒歴史。
    • 渡部篤郎の演技も、実は兄の時輔は生きていたという展開も悪くは無い。でも赤マフラーの印象が強すぎて…
  5. 北村一輝に斬り殺された、ともさかりえが妙に可哀相で・・・
  6. 渡辺謙の巨大な存在感と、渡部篤郎のアクの強さに、主役が完全に食われた感がある。
    • 北条時頼や時輔はもとより、北条実時や平頼綱、日蓮や宗尊親王、そして謝国明に元皇帝クビライ等々脇の人達の印象が主役以上に強かったと思えてならない。
    • 「花の乱」の一休に続いて坊さん役(日蓮)を演じた奥田瑛二は、「無頼な坊さん役」のイメージ定着か?
  7. 平頼綱役の北村一輝、マロ様こと宗尊親王役の吹越満など、脇役の怪演のインパクトが強い作品。
  8. はじめて見た時、いきなりOPで「あああああああああああああああ」という声がして驚いた。
  9. 宮迫とピーターの好演技に驚いた。
  10. 史実では病死した人物が暗殺されたり、戦死したりしている。他の大河、時代劇でもしばしば見られるがこの大河ではそれが顕著。

利家とまつ~加賀百万石物語~(2002)

  1. 反町隆史の台詞といえば「で、あるか…」の印象が濃い。
    • 松嶋菜々子が家臣の妻であることに違和感を感じた。
  2. ここでは視聴率・観光関連含め神扱い。
    • 当然、越前真宗討伐の時の地獄絵図は伏せられている。
  3. 前田慶次郎のあまりにヘタレた扱いに憤慨した視聴者多数。
  4. 利家より15歳くらい若かったはずの上杉景勝の、このドラマでの老けっぷりはなんなんだ。
    • 景勝役の俳優はいかにも時代劇って感じの人とは言えなぁ…
  5. 歴史の重要な場面にまつを出し過ぎ!
  6. 信長が最後まで肖像画のような頭にならなかったのはなじぇ?
  7. 合戦シーンがあるのは序盤だけ。予算と女性への配慮か、後半はほぼ室内劇で歴史が進む。
  8. 利家よりもまつが目立つため、「まつと利家」と揶揄されることも。

武蔵 MUSASHI(2003)

  1. 市川新之助(現:市川海老蔵)のキャスティングで話題に。
  2. 黒澤映画をインスパイアして問題になった。
    • 訴訟には勝ったが、未だDVD化されない。
  3. 後半のグダグダも黒歴史。
  4. ヒロイン・お通役が鼻っ柱が強すぎた…(夜の悪女役のほうがしっくりくる)
    • どうしても歴代のお通役と比較してしまう。

新選組!(2004)

  1. 賛否が真っ二つに分かれる。
    • 前年のよりはマシという見解では衆目一致している。
      • 年齢だけなら、これが一番近いらしい。
  2. 配役を考えると若い人向けで結構、内容もまとまっているのだが肝心の若い人が見てないので視聴率が悪い。
    • 主演にSMAPの香取慎吾を使って、しかもジャニーズ事務所の力で他局でも番組宣伝をやって、あの視聴率じゃねぇ・・・。
    • 「飛ぶが如く」の頃には、幕末ものは当たらないというジンクスがあったが、この頃はどうだったのだろう?
  3. 後半は毎回、隊士の誰かが死ぬので涙腺をやられた。
  4. 徳川慶喜は部屋の消臭を心がけていた。
    • 持ち前の嗅覚を活かして六番隊組長を恐喝するも、異母弟であるメジャーリーガーに殺された。
    • そのメジャーリーガーは眠狂四郎によって成敗された。
  5. テーマソングを歌った人が逮捕されてた。
    • 這い上がって来い!ジョン・健・ヌッツォ
  6. 山城新伍のキャスティング・内容批判にはタジタジ。
  7. 全話、「ある一日の出来事」という設定で統一されている。他にもいろいろ三谷幸喜らしい仕掛けがあったのだが、あんまり認識されていない。
  8. 香取慎吾の近藤勇が、どうみてもSMAP×SMAPのコントを演じているようにしか見えない。
    • そもそも近藤役に香取を起用したのは、「拳が口の中に入る人」という条件をつけたら香取しか居なかっからだという伝説がある。
    • しかし、永倉新八(ぐっさん)などそれ以外の隊士はなかなかの好演技であった。
    • それは香取が主演するドラマすべてのこと。
    • スマスマ内でこの大河ドラマをもじったコントをやりやがった…。脚本はなんと三谷幸喜!
  9. 隊士一人一人のキャラが濃すぎる。
    • それ故賛否両論とも。
  10. (・∀・)ニヤニヤする総長の出世作。

義経(2005)

  1. 本編が始まる前にネタをやった某ドリンクのCMには唖然。
  2. 義仲を説得しようとした時の義経の偽善者っぷりにも唖然。
  3. ホ○プロとオス○ー、どっちがメインヒロインかで揉めた。
    • 後藤真希を起用したのはある意味すごいと思っている。
  4. 小池栄子の北条政子のアクの強さにも賛否両論。
    • どうしても岩下志麻(草燃える)と比較してしまう。
    • 小池栄子は巴御前。北条政子は財前直見だ。
  5. 「勧進帳」はお約束。史実ではこのようなイベントが複数回場所を変えて起きていたのだろうなと推測してみる(伝承の場所自体が複数、なので)。
  6. やっぱりゴシップに影響されて、あの教団のイメージが定着してしまった。沈
  7. 上皇が平氏だった。
  8. 妻夫木聡、永瀬正敏、山下智久、市川由衣、高橋愛を出して欲しかったと思ったりする。
    • 尾上菊之助、緒形直人に父親と同じ役を演じてもらいたかった、と思っている往年のファンも多い。
  9. 五条の大橋の桜吹雪、壇ノ浦の金粉撒き散らし、清盛&知盛の幽霊、静の舞の紅葉乱舞、衣川で御堂が爆発して白馬が昇天と、演出家・黛りんたろうの暴走が激しかった。

功名が辻(2006)

  1. 仲間由紀恵といえば『ごくせん』ではなくこっち。
    • ガメラ3でイリスに襲われてミイラにされた女キャンパー。自分は一生そのイメージが消えないと思う。
    • もしくはトゥルーラブストーリーの主題歌歌ってた人。
  2. 舘ひろし扮する織田信長に戦慄を覚えた者多し。
    • 秀吉ともども結構ハマり役だったな。
      • 柄本明氏の演技の巧さか?
        • 高師直とは違う味が出ていた。
      • 香川照之氏が演じる六平太が秀吉に見えたりもした。
  3. 長澤まさみ演じるくの一「小りん」が結構エロかった。
    • ヤキモチを焼く千代…
  4. よね姫が「ちびまる子ちゃん」に見える。
    • 今は「瞳」に出演中。
  5. 土佐30万石に大出世する話だったが利家とまつの加賀百万石があったので大したことがないように思えた。

風林火山(2007)

  1. ガ○トの上杉○信については、下手したら歴代の○信役の中で一番似合わないキャスティングじゃないかと思う。
    • そうか?近年稀に見るはまり役だと思っていたのだが・・・(byあ~いしてぇ~もい~か~い)
      • ただし、はまり役と認めるのは「しゃべらなければ」という条件が付く人は多いと思う。
    • そもそも武田家視点で描かれるわけだから、北方の龍(○信)は得体の知れない(神秘的な)存在としてある訳で、そういう意味では面白いかと思う。
  2. 信玄by亀治郎がカピバラに見える件について・・・
    • そのほうが野性味があっていいという意見。
    • これまでの信玄のイメージぶちこわしだと批判する意見。
      • イメージは壊れたけど面白いではないかという意見。
    • ま、あのやたら大きな前歯2本はどう見てもげっ歯類系にしか見えない。
    • 複数の♀に孕ませるあたりも巨大豚鼠の生態そのまま…
    • ついに最終回直前に亀治郎のお仲間を出演させるという確信犯のウケ狙い粋な演出までやらかした。
    • 一部ではカピバラ様と崇められている。
  3. 今川義元が結構格好良く見えた。
    • 大抵の戦国ものでは信長の引き立て役で公家かぶれの軟弱大名に描かれる事が多かったりするから。
    • しかし伊東甲子太郎ともダブったり…、
    • しかし結局ヒール。
    • 義元・雪斎・寿桂尼による、「今川暗黒会議」がたまらない。
  4. 大河ドラマ常連俳優の緒方拳氏の最後の大河出演作品であった。合掌。
  5. 武者震いがするのう!
  6. 土臭い武田家臣団の中で、田辺誠一氏演じる小山田信有は明らかに浮いていた(身長的な意味でも)。
  7. 千葉真一、ラクダ佐々木蔵之介、佐藤隆太、水川あさみ、貫地谷しほり、真木よう子はこれが初大河。

篤姫(2008)

  1. 山南役の堺雅人と家祥役の堺とのギャップに感嘆。
    • でもストーリー自体は初回だけではまだ「?」。
    • 今度は中村梅雀の演ずる井伊直弼に期待。
  2. 調所広郷を見て思わず「あっ!後白河法皇だ」と思ってしまった。
    • 私はあの癖のある加納随天を連想した。
  3. 島津忠敬(篤姫の兄)と肝付尚五郎(小松帯刀)の顔の違いが最初、わかんなかった。
    • 私は最後まで区別がつかなかった。
  4. 篤姫に主人公らしい風格を感じない。なんというか…素人臭さを感じるのは気のせいか?
  5. 家祥がを追っている姿を見た後に、篤姫が出ると某保険会社のCMがちらつく。
    • そのCMの最新作のアヒルが家定に見えてくる。
    • 鶏が先か卵が先か-ではなく、保険会社が先か篤姫が先か…
    • 一応、起用決定の早いほうを先扱いとし、遅い方を「ウケ狙い」扱いでおk?
    • と思ったが、もしアヒル登場が台本段階で加えられたとあってはやはり大河のほうがウケ狙いだろう。
      • そもそも某CMで「一緒がいいね」とアヒルに抱きつく「篤姫」(笑)。この時点で保険会社もウケ狙い。
    • 家定は生まれ変わったら「鳥になりたい」との台詞があったが、「鳥」は「鳥」でも飛べる鳥になりたいらしい。
      • アヒルを期待していたのに…、
      • 飛べないアヒル=生前の家定の境遇(逃げ出せない)を象徴、と言うわけか…
      • 徳川(笑)
    • ついに某保険会社のCMに「幾島」役の松坂慶子まで登場。ウケ狙いはお互い様…
  6. 一般的には高評価、ただしネットを中心にスイーツ(笑)大河との悪評高し。宮崎あおいの演技と女性作家じゃ当然か。
    • 最終回、宮崎あおいの老けメークに期待していたが、どう見てもいいとこ30代だぜ。
    • 悪評高いのはネットってかスイーツ(笑)の好きなものは何でも嫌う某サイトの住人の間で、というのが正解。
  7. 土佐の殿様の弟が二年たって土佐の浪人になっていた。
  8. 小松帯刀(肝付尚五郎)のヘタレっぷりにはイラつかされている。
    • 薩摩藩の家老として幕末史の重大局面にて辣腕を振るった人物にはとても見えない。
    • 結局の所1年通して描きたかった事は、初恋の人(=篤姫)に対する想いを清算する事だったのだろうか。
    • まあ何はともあれ、西郷や大久保の影に隠れがちだった小松にスポットライトを当てたのはGJと言える。事実上の二枚主役制を取ったことで物語りに厚みが出たのも事実だし。
  9. 脇役欄を見て、素晴らしきヒィッツカラルドや野原銀之助を連想した人も多いはず。
  10. 幕末における重大事件の描写が非常にあっさりしたものか事件そのものがスルーされている場合もあった。
    • 主人公の絡む余地が無いにしてもちょっと・・・、と思える所があった。
  11. 家定が煎餅を踏みつけるシーンが面白かった。
    • 西郷の「殿!申し訳ございもはん!殿!殿!」と叫ぶシーンも印象的だった。
  12. 岩倉具視が正直、「太平記」の北条高時にしか見えなかった。

天地人(2009)

  1. 主人公・直江兼続を妻夫木聡氏が演じる。
    • 問題なのは石田三成(小栗旬)だ。
  2. 上杉景勝は北村一輝氏、同氏の場合、「時宗」で演じた刺客など堅い役は想像つかない。
  3. 小早川秀秋=上地雄輔って…、小早川毅彦の間違え?
    • 真田幸村=城田優ってのも彼らが苦笑しそうだ。
      • 「なぜ大河ドラマにハーフを起用するんだ…」と思いきや、案外いける。あれを見極めたプロデューサーはすごい。
        • 「信長 KING OF ZIPANG」の光秀(マイケル富岡)という前例があるんだが……
  4. 予告を見ると、早くもgdgd大河の典型「主人公の極端な美化」が見受けられてちょっと心配になる。
    • ネガティブに言うと、「天下人になりそうな人に、送る必要の無い挑戦状叩きつけて主家を減封させたKYな家老」の話なんだが、そこをどこまでごまかすつもりなんだろう。
    • そもそもこの人は過大評価されすぎ。後世の美化された逸話を元に、ドラマが作られてるから必然的にそうなってしまう。
    • 確かに120万石という経済力があったからこそ、家康に物を言えたのは事実だろうけどね。でもこの人を題材にした小説は意外と多く、通な現代人からは予てから評価が高いのも事実。上杉鷹山はこの人の実績を参考にして藩政改革を進めたといわれている。
  5. 石田三成のカツラが落ち武者みたいで気になる。
  6. 「感染列島」の妻夫木が直江兼続に見えてくる。
  7. 放映中にもかかわらず急に妹から姉になった長澤まさみ。
    • そもそも幸村の姉妹という時点で既にgdg(ry
    • 長澤まさみ=くの一という固定観念が(3年前も女忍び、あの時は色仕掛け系…)
    • 初音の役所が原作と明らかに違いすぎる。後述の通り信長がはまりすぎて、多く出さないともったいないとでも思ったか?
      • 初音は原作では信長を嫌っていたが、あの本能寺の変は何故?
  8. 吉川晃司の信長役には予想外だと思っている。
    • でも案外はまってると思う。少なくとも「武田信玄」や「信長」の時よりはいい。
    • 激しさや猛々しさに満ち溢れているという感じではなく、静謐な中に恐ろしさを持った冷徹な人物として描かれていると思う。
    • こちらでは下戸のイメージが強かった信長が兼続とワインを飲み交わすシーンには違和感を感じた。
      • さらに「置き時計」、ある番組で「複雑な機械は修理できない」という理由で信長が宣教師からの献上を断ったエピソードを紹介していたのだが…、
    • 魔王めいた雰囲気があって結構気に入っていたりする。兼続と初対面のシーンでは主人公を食うほどのインパクトが感じられただけに。
    • 最初の頃はなかなかはまっていて期待度も高かったのだが、中盤以降は安土城の自室でワインを飲み耽っているだけのシーンばかりが目立っていたのは残念で他ならない。描き方次第ではいくらでも見せ場を作れたと思うのだが・・・・・。
  9. 主人公の兼続がいなかったとはいえ、手取川の描写があっさりしてたのはあんまりだ。(by石川県出身者)
    • 謙信の最大の見せ場だったのに…。
  10. 与六「わしはこんな所、来とうはなかった!」。「わしは本当にこんな所、来とうはなかった!」。
    • 結局、一番得をしたのはこの少年であった。
  11. んちじん」という、タイトルのイントネーションが気にかかるのは私だけか?
  12. 御館の乱に一月以上もかけながら、あまりにもしょぼい幕切れには脱力してしまった。
    • 越後全体を巻き込んだ大乱なのに、一体あれのどこが乱なのだとも言いたくなるほどだった。
    • そういえば、上杉憲政が出てこなかったな。
  13. 原作にあった雪崩のエピソードがドラマにはない。いいのか火坂氏。
  14. 山形市は最上義光の扱い方にハラハラ。こちら放映時では大悪人にされてしまった為。
    • 結局本ドラマでは存在自体スルーされてしまいましたが。
  15. 演出が、koeiの決戦を制作した片岡敬司なので、戦場のシーンはCGが多い。関ヶ原とか、どんな感じになるのだろうか・・・
  16. コミック版も発売された。
  17. 時代劇に向かないようなメンツが多い中でも、相武紗季の演技には特に苦笑。
    • あれじゃ「コスプレ」もいいところ(汗
  18. 今の所、本庄繁長ら「揚北衆」は存在をスルーされている。そのことで一部の戦国ファンが憤激している、らしい。
    • 御館の乱以後の越後の情勢に大きく関わる新発田重家のスルーぶり(ドラマでは名前のみの登場)は酷すぎるとしか思えなかった。
  19. 五大老時代の小早川隆景が出てくる珍しい作品。
  20. 本能寺爆発は義経の御堂ドッカーンをも凌駕する歴代大河屈指の爆笑シーン。
  21. 渡辺謙氏の演じた政宗を信仰する世代は、松田Jr.の政宗に違和感を抱く。
    • 皮肉にもその渡辺謙の娘「杏」が今回の愛姫役に。
  22. 家康の描き方ははっきり言って最悪以外の何物でもない。
    • ドラマ的にはラスボスのようなポジションなのにあれでは小悪党にしか見えない。
  23. 何かと兼続の敵側で暗躍している遠山康光の存在意義がわからない。
    • 史実では御館の乱において主君景虎と共に自害したはずなのに、本ドラマでは何時の間にか徳川の重臣に。あたかも南光坊天海や金地院崇伝のポジションを取ってしまったかのようだ。
    • 結局兼続との決着もつかないままフェードアウトしてしまった・・・・・。
  24. 親子二代揃って、縁側で座ったまま往生を遂げる兼続一家。
  25. 大河ドラマになったきっかけは、トリビアの泉で「愛の兜をかぶった武将がいる」ということが紹介されたから。
  26. 通称「信子無双」こと宮本信子のナレーションでスルーされたりカットされまくった合戦や歴史的事件がなんと多い事か。
    • 直江の一世一代の見せ場である長谷堂城の戦いが一瞬で終わったのには呆然とした。
  27. ファンの間ではあまりにもひどく、そして滅茶苦茶だったので最下位決定戦として天地人vs武蔵の論争が一部である。
    • 一部では「不人気なので早々に打ち切って坂の上の雲を前倒しで放映した、と囁かれる始末(真偽のほどは明らかではない、が…)

坂の上の雲(2009-2011)

  1. 久しぶりの戦国・幕末以外の年代。でも短い。
  2. 正直、連合艦隊をちゃんと描けるのか不安しかない。
    • 司馬遼太郎氏が生前、大河ドラマ化を許諾しなかった理由はそこにあるらしい。
    • お決まりCGで乗り切ってご覧にいれまする。bynhk
  3. 上の「天地人」の出来があまりにも酷すぎるが故に放送終了をさらに前倒しにしてこちらの放送期間を増やして欲しいと思う事がしばしばである。
    • 某週刊誌によれば、飲み会続きで出演者の体力が持たないのでは?とも取り沙汰されているようだが、真偽のほどは?
  4. 当たり前だが「崖の上」ではない。
    • 某漫画では、坂の上の田村麻呂という一発ネタがあった。
  5. この前日台離間工作がバレて大変なことになったが、今回はそこんとこ大丈夫だろうか。
  6. このところのnhkの姿勢から言って、司馬さんの本意がちゃんと伝えられるかどうか実に心許ない。
    • 「朝鮮や中国に及ぼした迷惑」ばかり強調されたりして。
    • 日露戦争が日本側からの侵略だみたいなスタンスだったら怒るぞ、ほんまに……
      • 「自虐的」なNHKならやりかねない。というか、戦前日本を肯定するような放送はありえない。
  7. どうやら3部作で、2部は2010年、3部は2011年に放送するのだとか。
  8. 児玉源太郎役に高橋英樹、山本権兵衛役に石坂浩二…ちょっとイメージが合致しない…。

2010年代の作品

龍馬伝(2010)

  1. また幕末…。
  2. 北大路欣也には龍馬役で出てほしい
    • 31歳で死ぬ役なのに……
      • 今回の「篤姫」でも「勝海舟」役で出ているが、ちょっと無理している感は否定できないかも?
    • 佐野泰臣氏や阪本浩之氏はどうだろう?
      • 前者なら姉君は星野真里さんが妥当か?
        • おりょう役は柴咲コウで!
          • 坂本龍馬准教授と組んで殺人事件で起こった超常現象を解明するんですね、わかります。
    • 龍馬=福山雅治氏に決定らしい。
      • それでも死亡時の竜馬よりも年上。
      • チイ兄ちゃんが龍馬を演じる。あんちゃんも新選組!(2004)で龍馬役で出演している。
  3. 三菱の祖・岩崎弥太郎の視点から龍馬を描くらしい。
    • とすると本宮ひろ志の「猛き黄金の国」みたいになりそうですな。
  4. 篤姫ではスルーされた乃至はあっさりとしか描かれなかった幕末の事件や事象はきちんとフォローされるのだろうか。
  5. この人たちが気にしていた武田鉄矢氏の配役は勝海舟に決まったようだ。
    • 博多なまりの勝海舟っすか……
  6. 岩崎弥太郎に香川照之氏…、って玉木宏現象か?
  7. 大泉洋・・・。
  8. 第一話で初めてOPを見たときドラゴンボールかと思った。

江~姫たちの戦国~(2011)

  1. 主役は秀忠正室。
    • その名前について物議を醸し出しそうな予感。
      • 「お江」とするか「お江与」とするか、という意味?
        • 「お江」は「近江出身の姫」という意味(美濃生まれだった信長正室の「お濃」と同様)らしいので、本名かどうかわからない。「お江与」の出典はなんだっけ?
  2. 主演女優候補は観月ありさ、水野裕子、仲間由紀恵あたりか?
    • 小池栄子もあり得るかも?
    • 秀忠役は出川哲朗か、上島竜兵にやらせてみたい。
      • 後者なら家康は西田敏行氏か?
        • 渡哲也氏でもおかしくない。
      • 秀忠=六角精児氏でも面白そうだ。
    • 天地人の兼続=妻夫木聡・お船=常盤貴子夫妻を秀忠・お江夫妻にしても十分ハマりそうに思えるが。
    • 上戸彩、長澤まさみ、井上真央、上野樹里あたりでは?
      • 上野はどちらかというと千姫っぽい。
    • 小沢真珠や柴本幸でも面白いかも?
    • 松たか子もあり得る。
  3. 脚本家は篤姫と同じ人でしかもオリジナルストーリー。
    • 2匹目のドジョウ狙いとしか思えない。
    • 篤姫を思うと合戦シーンや政治的な動向が相当あっさりしたものかスルーされるものが出てくるように思われる。
  4. 激しい性格の人だったという見方が多いが、順応性が高く穏やかな性格(ただし姉を見殺しにするなど冷淡な一面も)だったという永井路子説も捨てがたい。どっちで来るだろう?
  5. 保科正之大河化運動をした人にとっては色んな意味でがっかり。
    • 浮気がばれそうになって子供の居なかった保科正光(正之の義父)に押し付けてるから。
    • お江与の没する年齢から酒井忠清が出てくるのは絶望的…おそらく知恵伊豆もモブだろう。
  6. 秀吉は大河の常連から演じていない人間に絞れば柳葉敏郎氏が適役か?
    • とすれば、柴田勝家には哀川翔氏をぶつけると面白いかも?
      • むしろ柴田勝家は高橋英樹氏に演じてもらいたい。
    • 秀吉役は堺正章氏でもおかしくない。

関連項目