実用英語技能検定

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実用英語技能検定の噂

  1. 略称は「英検(えいけん)」
  2. 英検の略称はみんなが知っているけど、正式名称を知る者は多くはない。
    • 漢検は日本漢字能力検定、文検は日本語文章能力検定、数検は実用数学技能検定と文理で正式名称の派閥が分かれてる
  3. 英検は大学受験の参考書の出版で有名な旺文社との関係が密接である。
    • 実際、英検と旺文社の住所は同一であり、英検のビルと旺文社のビルはくっついている。
    • それゆえ、英検に合格したい人は、旺文社の書籍を用いるとよい。
      • 特に、過去問題集のほかにパス単や予想問題ドリル。特に、ヒアリングとかが苦手で語彙で点を稼がなければならぬ者は、パス単はストーカーのように何回も何回も繰り返して反復練習をしながら語彙力を増強させなければならない。
        • ただし、普通に高校受験や大学受験を目指し英語の偏差値が60以上ある者は、特に英検®の対策を行わなくても、高校受験レベルでは3級まで、大学受験レベルでは2級程度までは合格できる。
  4. なぜか、トフルのことを「米国の英検」とか「アメリカの英検」とかいう人はそう多くはないけど、米国の英検としたほうが理解しやすいと思われる。
  5. 英検のレべルは、難しいほうから、一級、準一級、二級、準二級、三級、四級、ならびに五級となっているが、英検の成立当初は、一級と二級と三級の三段階しかなかった。
    • 英検の成立からまもなくして、四級ができた。
      • その後、一級と二級とのあいだの差が激しすぎるという事で、昭和62年に待望の準一級と五級ができた。それから、平成6年に準二級ができた。
  6. 英検での聞き取り試験のことは、最初はヒリングといわれ、その後ヒアリングとなり、たぶん平成6年ごろに現在のようにリスニングと表記されるようになった。
    • ヒアリングからリスニングへの呼称の変更は、たぶん米国の英検の会社であるETSが、トフルとかでずっとリスニングと称し続けている事から影響されたのではないかと思われる。
  7. 英検の出題傾向は、当初は流石旺文社というか我が国の大学受験に毛の生えたような感じであったが、次第にだんだんとトフルとか米国の英検の影響を受けるようになってきている。
  8. しかし英険は正直1級とかまで取る必要性があまりない、大検を取る際英語の科目が免除されるのも準2級だし、どちらかと言うとTOEFLを取った方が留学や語学の学習の為には大いに役に立つ。
    • 英検合格のためだけを目的とする英語学習者は、なかなか英検に合格するのは難しい。それよりも、大学受験や高校受験を目的として英語を学習していたら、いつの間にか英検の●級レベルになっていて、英検は過去問をやっただけで受かるというのが定石。
      • 一級は大学受験というより英語ヲタにならないと仕事にならない社会人向け。あと、一級よりもトフルやGREのほうが受験料が高い。
        • 1級の受験者は医師とか外務省の人とか結構すごい人たちが受験している(ソースは某英検1級対策の予備校の受講生たちの所属が書かれてあるホームページ)。
  9. 英検は、文部科学省が後援しているというが、その意味というか実質的な内容を知る者はなかなかいない。
    • 旺文社が出版している英検®対策用の単語集であるパス単を1級から5級までしらべたけど、tattooという単語は書いていなかった。おそらく、文部科学省としてはtattooのような下らない英単語はあまり覚えてほしくはないのではないか。しかし、多くの温泉や日帰り温泉とかで入れ墨のことをtatooなどとスペルミスしている施設が少なくないので、tattooという単語もきちんと英検®や高校受験や大学受験で出題して受験生に覚えさせないと温泉業者がtatooなどとスペルミスして恥をかくことになりかねない。
  10. 取ったから何が変わるという訳でもない。
    • 2級持ってると大学のAO入試かなんかで英語の点数が満点になることがあるくらいだろうか
      • 上智の心理学科などは英検の2級に合格すると推薦の対象になるので、英検に合格していると受験でいろいろとメリットがある♪
    • 外国人を相手に接客応対することがある仕事だと、2級以上保有を証明すれば資格手当が付くこともある。
    • まあ、所詮民間試験だからね…。もっとも、国家試験でも名称独占資格(業務独占資格じゃないよ)や情報処理技術者試験、各種技能士などは大概だけど…。
  11. なお、英検では1級と準1級では英文法を直接問う問題はない(ただし、英作文や二次試験の英会話でそれとなく英文法が正しいか否かは見られている)。さらに、古臭いトフル(PBT)では文法問題はあるが、新しいトフル(iBT)でも文法問題は廃止された。
    • ゆえに、実用英語での英文法の知識は大学受験や2級程度でよく、1級だからといってあらたに難しい文法を勉強することはないし文法的にマニアックな事柄が問われるということはなく、1級や準1級の何が難しいかと言えば、語彙、すなわち英単語や熟語をたくさん暗記する必要がある。
      • すなわち、英単語の暗記などはわざわざ公教育で勉強する必要はなく独学で勉強することができるため、↑に上智の心理の推薦とかって書いてあるが、せっかく約4年間勉強するならば外英よりも心理のほうがはるかに有意義であると思われる。
      • ぶっちゃけ、日本国内にいてインバウンド旅行客に関わるくらいの仕事であれば2級レベルで足りる。
  12. 基本的にマーク解答がほとんどだが、記述解答(英作文)があることも。昔は1,準1級のみだったが、最近3級まで広がった模様。
    • こことスピーキングだけ部分点評価がある。それ以外の選択式問題は1点(All or nothing)。
  13. 4,5級は面接がないが、スピーキング能力を知りたい人のために同レベルの専用のテストが別にある(必須ではなく、従来のマーク式試験で4,5級を得ることはできる)。ヘッドセットと対応環境を整備して自宅での受験になる。
    • 試験会場と異なりパソコンの整備をしてくれる人はいないので、突然のトラブルを予防するようにしておこう(簡単なところだとバッテリー残量、Windowsアップデート時間、推奨環境の確認)。また、Windows10からはマイクが内蔵化されたため、外付けヘッドセットよりノイズが入る可能性があるので注意すること。ボイスレコーダーがインストールされているので正常に録音できるか確認しておこう。
  14. 今までは年3回のペーパーテストしかなかったが、テストセンターを使用してのCBTテストが新しくできた(英検S-CBT)。こちらは毎週土日開催で、従来筆記合格者のみの参加だったスピーキング含め4技能を1日で行う。とはいえ、従来のペーパーテスト形式がなくなるわけではない。また、1級は対象外。
    • CBT試験は従来の試験より1000円程度安くなるが、スピーキングはコンピューターに録音する形式で1問当たりに制限時間があるため、言いたいことを思いついても時間切れで容赦なく次の問題に進む(面接形式のように最後まで待ってくれない)。ただし、時間途中でスキップボタンが出てくるので、これ以上言いたいことがない場合は時間切れを待たずに次に進むことができる。
      • スピーキングテストは、一部の解答をボタン操作で代替する場合もある。特にYes/Noの質問。ここでの解答によって次の質問が変わる。
    • 従来の試験と同様、スピーキングは他3技能とは別枠で採点のため、ここだけ不合格なら一定期間1次試験免除で受験可能。ただし、この場合2次試験はCBTでなく従来の面接試験(年3回)となる。
    • 公式サイトには「パソコンの操作ができる方」とあるが、やるのはログイン・スクロール(問題閲覧)操作くらい。このページを見れていれば問題ない。ちなみに、コンピューターに入力するのはスピーキング音声のみ。それ以外はパソコンは問題閲覧にしか使わず(問題用紙が電子化するだけ)、解答は従来通り紙に記入する形式。
  15. 英検IBAという、合否判定なしの実力判定テストがある。こちらは5段階に分かれている。団体向けのアセスメントテストで、個人受験はできない。
    • A-Eに分かれており、それぞれ英検の各級に対応している。
  16. リスニングにおいて、1トーク当たりの設問数は高校(最大3問ほど)・大学入試(最大3-5問)と比べて少なめ。基本的に1音声につき1問だけ割り振られるが、準1級以上は1トークに2問割り振られるパートがある。その代わり一定級以上は各トークは1回しか再生されない(入試は2回が普通)。
  17. リスニング音源の説明パート(試験の説明など)と問題パートの間に、なぜかピー音(自主規制のアレ)が鳴る。
  18. 1963年に第1回試験が実施された歴史のある公的検定試験だが、実は最古の検定試験ではない。(最古の公的検定試験は1954年から実施されている日商簿記検定である。)
  19. CBT方式(英検S-CBT)を導入しており、こちらは各地のテストセンターで毎週開催される。ただし従来のペーパーベースの試験も年3回開催されており好きな方を選べる。
    • CBT方式で受験した場合、本来2次試験で行われるスピーキング能力測定も同日に行われる。面接ではなく事前録画された面接官の映像を見てマイクに吹き込む形。一部の設問(特にYes/Noで答えるもの)は発話せず画面上のボタンを選択するもので、それによって次の質問が変わってくる。ただし面接形式だと考える時間や話す時間に融通が利くが、CBT方式のスピーキングは設問ごとに制限時間が厳密に設定されており時間経過で容赦なく次の設問へ遷移する。なお早く答え終わったときは同じくボタンで次の設問へ遷移できる。
    • スピーキングのみ不合格の場合は従来の面接形式での再受験となる。
    • ちなみにこれは日商簿記検定(1級を除く)も同じである。
  20. 昔は設問ごとの素点方式で採点(マーク式だと1問1点、英作文で15点程度・部分点あり)だったが、独自のスコアで評価するようになった。
  21. 2次試験の面接は、入室し簡単な挨拶→簡単な自己紹介→お題の文章受け取り・スコアカード受け渡し→本文を黙読ののち音読→面接官からの設問5問に解答→文章カードを返却して終了
    • 設問には文章内容にまつわるものと自身の考えを答えさせるものがある。
    • 態度も評価される。入室時はノックと"May I come in?"を忘れずに。また終了時は"Have a nice day"を言うとなおよし。
  22. かつては結果票に偏差値も書かれていた。
  23. 1次試験の解答用紙は表面が受験者登録欄、裏が解答用紙。2次試験だと表面に受験者情報登録欄と採点欄がある。
  24. 合否判定なしの団体専用テストがある。これもいくつかのランクに分かれており各級に対応する。
  25. 英検3級が通用するのは高校入試まで。就職活動で履歴書に「英検3級合格」などと書くのは非常にまずい。
    • 高校に入りたてのバイトでならまだしも、大学受験や就職活動の履歴書などに英検3級合格などと書いたら、呆れられてかえってマイナス評価になったり、「準2級以上取れなかったの?」などと変に突っ込まれて余計な圧迫面接に発展して不利になってしまったりする可能性が非常に高い。
      • もし仮に貴方が採用担当者だったとして、高校生以上の人間に「私は義務教育卒業レベルの英語が出来ます!」なんて言われて喜んで頷けるだろうか?そういう事である。
        • 同じ3級でも日商簿記検定3級は社会人(プロ)向けの経理の試験なので3級でも意外と評価される(ただしそれでも大きなメリットを得る・大手の経理を狙うのであれば2級以上がほしいところ)が、英検の3級以下は完全に学生向け、それも義務教育(一般常識)レベルである。
    • また、高校入試でも進学校や国際系の学科を目指す場合は準2級以上が欲しいところ。
  26. 履歴書に書いても恥をかかない最低ラインの級は、高校生・高卒社会人なら準2級、大学生・大卒社会人なら2級と言われている。
  27. 1級の合格者は、全国通訳案内士試験の科目免除制度を利用することができる。
  28. TOEIC(後述)の台頭で相対的に地位が低下したとも言われるが、実は総合的な英語力を測る試験としては英検のほうが優れている。
    • TOEICではリスニングとリーディングのみ受けて、スピーキングとライティングは受けない(この逆パターンもアリ)ということができるが、英検では4技能全てをクリアしなければならないからである。
  29. 世間一般では2級を難関資格と見做す意見は少ないが、英検2級は英語の授業コマ数が多い普通科の自称進学校(偏差値60程度)のレベルであり、自称進学校ですらないような偏差値50程度またはそれ未満の高校だと、英検2級に合格できる者はだいぶ限られている。
    • ましてや工業・商業・農業高校など高卒でちゃっちゃと就職させる為の学科なんかだと、卒業に必要な最低限の授業コマ数しか無いため、学校の授業だけで英検2級に合格するのはほぼ不可能(相当な自主勉強が必要になる)。
      • そもそも実業系の高校には(普通科に比べて)英語(に限らず勉強全般)が苦手な者が多いため、準2級でも合格できれば(あくまでその学校内では)そこそこ優秀な部類だと思う。
    • 大学生でも入学試験で英語を使わなかった場合や、Fランの場合は英検2級に合格できない者も少なくない。
    • 逆に偏差値70クラスの進学校の生徒にとってはレベルが低いのも事実ではある。
    • 英検2級はその辺の国家資格より合格するのが難しい。
    • 正直、英検2級の合格に必要な勉強量は宅建基本情報技術者、日商簿記2級あたりより多いと思う。その割に社会的評価は低いのでコスパは悪いなーって思う。
  30. 多くの公的検定が軒並みオワコンになりつつある中で、英検は日商簿記検定と並んで未だに勢いのある数少ない検定試験だと言われている。
    • 正直、文科省系の検定だと社会的評価が高いと言えるのは英検と全経の簿記能力検定(日商簿記とは別物)くらいであり、それ以外はどうでも良いって感じ…。

関連項目