旧サイトにて「イタリア君」名義で活動していた者です。

Now On Construction. 利用者ページについては、追々作成予定です。

サンドボックス

もし日本がシンガポールのような教育制度だったら

  • シンガポールでは、以下のような教育制度となっているが、これが日本でも行われたらどうなるだろうか?
    • このページのパクリにインスパイアされて作りました。
  • もちろん、完全にシンガポールと一致させてはおらず、現状の日本の教育制度をある程度取り入れています。

前提条件

初等教育
  • 保育園・幼稚園は史実と同じで、前者は1歳から6歳まで、後者は3歳から6歳まで。
  • 小学校も史実と同じ6年間。ただし、6年次末期に前期中等教育適性検査(PSLE)を受験する。当試験の相対的な成績により以下のように振り分けされる。
PSLE相対成績と進学先コース
相対成績 進学先コース 備考
上位15%以内 中高一貫特進コース
上位15-60% 選抜コース
上位60-67% 選抜コースor普通科 左記の2コースから希望するコースを選択
上位67-74% 普通科
上位74-77% 普通科or職業科 左記の2コースから希望するコースを選択
上位77-92% 職業科 各教科が基準点以上であること
それ以下or
得点が基準未満
不合格 来年再受験もしくは専門学校を経て就職
中学校
  • 中学校は上記のように振り分けられたコースへ進学する。
    • なお、PSLE成績は指導要録として共有され、一部教科が好成績ならばその教科に限り上位コースでの受講ができたり、下記の全国統一試験とは別に試験に合格すれば上位コースへの転籍が可能。
    • 各生徒はコースに応じて後期中等教育適性検査予備試験(GCE-N)、後期中等教育適性検査(GCE-O)を受験し、結果により振り分けられる。
    • 進路別比率は必要に応じて追記お願いします。
中学校コース別の標準在籍年数・上位クラスへの転籍・進路
コース 標準在籍年数 上位クラスへの転籍要件 進路
中高一貫特進コース 3年 自動的に普通科高等学校へ進学
選抜コース 3年 2年次で希望者は試験を受験し
合格者は3年次から中高一貫特進コースへ転籍
(3年次・GCE-Oの結果に応じて)
高等学校、高等専門学校進学、就職
普通科 3or4年 1,2年次で希望者は試験を受験し
合格者は次の学年から選抜コースへ転籍
(3年次・GCE-Nの結果に応じて)
職業科高等学校、高等専門学校進学、就職
普通科4年次(後期中等教育準備コース)進級

(4年次・GCE-Oの結果に応じて)
高等学校、高等専門学校進学、就職
職業科 3年 1年次で希望者は試験を受験し
合格者は2年次から普通科へ転籍

またはGCE-Nの結果に応じて
普通科4年次編入
(3年次・GCE-Nの結果に応じて)
職業科高等学校、高等専門学校進学、就職
または普通科4年次編入
後期中等教育
  • 中高一貫特進コースの生徒は普通科高等学校へ、それ以外はGCE-NやGCE-Oの結果に応じて振り分けられた学校へ進学する。
  • 高等教育進学にあたっては高等教育適性検査(GCE-A)を受験する。
  • 進路別比率は必要に応じて追記お願いします。
後期中等教育の種類と標準在籍年数・進路
学校種類 標準在籍年数 進路 備考
普通科高等学校 3年or4年 (最終学年・GCE-Aの結果に応じて)
大学進学、高等専門学校4年次編入、就職
4年制は最終学年で高等教育準備コース
(3年制の一部も高等教育準備コースあり)
職業科高等学校 3年 個別試験の結果により
高等専門学校4年次編入、就職
主に職業に直結した科目編成
(例:工業・商業・農業・水産・看護)
専門科高等学校 3年 個別試験の結果により
高等専門学校4年次編入、就職
美術科、体育科などを深く学ぶ
高等専門学校 5年 個別試験の結果により
大学3年次編入、就職
高等教育
  • 大学学士課程は標準在籍年限は4年だが、飛び級により3年での卒業も可能。
    • 小学生の約3割が将来ここにたどり着く。
  • 大学院修士課程は標準在籍年限は2年だが、飛び級により1年での卒業も可能。
  • 大学院修士課程は標準在籍年限は3年だが、飛び級により2年での卒業も可能。

全般

  1. 「特進コース」はともかく「選抜コース」は上位6割以上がそちらに行くので、むしろこちらが通常ルートで普通科は学習状況に問題のある生徒に補習をするところと思われるようになる。
    • 3年間の復習を中心に行い、時間が余れば高等学校の内容も扱いついていけるようにする。
  2. PSLE対象教科は客観的評価がしにくい実技教科や英語(現状レクリエーション的な活動が主のため)は外される。
  3. PSLE不合格者は毎年出るのだが、彼らのために留年させ、1年間PSLE/前期中等教育準備クラスを開講する小学校も出る。
    • というか絶対評価で合格者を出すのではなく相対評価で約8%が不合格になるため、毎年不合格者を出すというのはどうなのか、という批判が出る。
  4. PSLEは地域ごとに行いうことになる。従って地域によって各コースのPSLE基準点が変わってくる。
    • GCE-N及びGCE-Oも同様に地域ごとに行うため、こちらも基準点に差が出る。
  5. 私立はカネや実績になる特進コースと選抜コースしか作らず、合格基準点も高めに設定する。
  6. 約10%は2コースを選択できるが、よほどのこと(学習上の問題や家業)がない限り上位クラスを選ぶものと思われる。
  7. 小学校の時点から中学受験するような形になるため、クラブ活動はなかったかも。また中学校以降も部活動などはない。
  8. 中学校で上位コースに転籍することはできるが、就職もしくは職業科学校へ振り分けられやすいため、普通科高等学校の数は少ない代わり職業科高等学校が多くなっていた。
    • 従って産業・生産性重視の教育になり、産業に直結しない専門科高等学校はあまり多くはない。
    • 企業立高等学校(卒業後その企業へ優先的に入社可能orその企業での実習を含む)も目立っていた。
  9. 普通科高等学校の一部は高等教育準備コースがあるが、分野が細かく分かれる高等教育には触れず、高校の内容の復習や試験対策を中心に行う。
  10. 4年制学校は史実と同様、定時制が中心になる。
  11. 史実ではあまり目立たない編入ルートがよく知られるようになり、中学校で成績が振るわなかった者の再チャレンジや準備コースとして職業科高等学校や高等専門学校が使われるようになる。