ドネツク

ドネツク人民共和国の噂編集

  1. ウクライナ東部の黒海に面した地域。独立状態にあるが国際的には未承認。
    • 厳密には、内海のアゾフ海沿岸。ケルチ海峡、ポスポラス海峡と2カ所も他国領海を通過しなければ、地中海に出ることはできない。
  2. 世界有数の炭鉱地帯。ソビエト時代から重工業が発展していた。
    ドネツク2015年発行記念切手・炭鉱労働者の日
  3. ウクライナ政変のあおりで、ロシアの支援を得て独立宣言を行った。
    • 元々ロシア系住民が多く、親ロシア感情が強い。
    • ただし、ロシアは支援はするが、アブハジアのように国家承認しているわけではない。
      • そしてロシアもクリミアのように併合したがっている訳でもない(と思われる)。
        • クリミア併合の頃は「ロシアはドネツクからオデッサを経て沿ドニエストルまで全部併合しようとしている」なんて噂が(主に旧西側諸国で)飛び交った。
  4. ウクライナ行政区のドネツィク州にあるが、州全域を実効支配しているわけではない。
    • 約3割程度と言われる。ただし州都のドネツィクは支配区域。
    • 「ドネツィク」はウクライナ語、「ドネツク」はロシア語読み。この「国」の公用語はロシア語なので「ドネツク」と読まれる。
  5. もちろん、主張する領土はドネツィク州全体。
  6. ウクライナ側では、ドネツィク市を奪われたため、州都を北部のクラマトルスクに移転している。
  7. ソビエト時代には、スターリン州という名前だった。州都の名前はスターリノ。
  8. 2014年の独立宣言後、独自の通貨と切手を発行。
    • 郵便事業はドンバス郵便という公営会社が経営している。
      • この会社は隣のルガンスクの郵便も手がけている。
    • ここの切手はすべて、セルフ糊のシール型である。
  9. 略称はDPR(Donetsk People’s Republic)。なんか、DDRDPRKを連想させる。
    • 今時「人民共和国」ってのもどうなんだ。
    • そのくせ、国章は帝政ロシア風。
  10. ルガンスクと国家共同体「ノヴォロシア人民共和国連邦」を結成。
    • ノヴォロシアとは、親ロシアならぬ新ロシアいう意味。正直な国名というか…
      • 帝政ロシアがあの地域を征服した時に「新しいロシア」と呼んだのが由来。当時はあの地域に「ウクライナ」という意識はなかった。
    • それどころか最近は「マロロシア(小ロシア)」という名前で、ウクライナ全体を伺う姿勢を露わにしている。
      • これには、さすがに同盟国のロシアもルガンスクも鼻白んでいる。
      • プーチン大統領談「そこまであからさまに本音をぶちまけたら、さすがの俺も取り繕いきれないじゃないか。先走りやがって!」