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==分割ページ==
*[[新潟の言葉/単語編|単語の噂]]
==新潟弁全般の噂==
#他県人からはなまってると思われがちのようだが、若者は全くといっていいぐらいなまっていない。
#*ゆえに、祖母祖父が兄弟や友達と話しているのを聞いても何を言っているのかわからない。
#*旧新潟市域は方言の廃れっぷりが特に顕著ですよね。
#**嘗ての方言撲滅運動の著しい効果を上げたところ=開明的な地域、ともいえるんだろうが、恐ろしい…
#下手をすると町単位で方言が違う。
#*同じ下越でも、新潟市と新発田市では話し方が違う。阿賀野川を挟むことが一つの要因かもしれない。
#**また村上市も新潟市と話し方が違う。町単位で方言が違うのは事実。
#**見附市は北谷地区に実家があるけど、同市内の新潟(新潟市ではない)から来たという人の口から聞いたこともない単語を聞いたことがある。
#かつて、マンガや深夜ラジオで、新潟弁全体がネタにされていた。
#今すぐ使える新潟弁というCDが発売されている。[[新潟放送|BSNラジオ]]番組キンラジのコーナーとして放送されていた。文法編と日常編の2枚があり、一枚1,500円。
#*ある時ツタヤのレンタルCDコーナー覗いたらこのCDが置いてあって、全てレンタル中だったのにはビビった。
#*続編も出ている。
#「魚沼ことば」「魚沼ことば2」「魚沼ことば3」「新潟ことば」が出版され県内で販売されている。イラストとともにわかりやすく魚沼・新潟の方言を解説している。
#地元のお年寄りには方言で返すのが礼儀だと思っている。
#*県外出身者には、これが困る。標準語で話すと、途端に不機嫌になるので。
#「トラットリア・オラ・ハラクチェ(Trattoria ora Haracuce)」というレストランがある。イタリア人には通じなくても、新潟県民なら理解できる。
#全国放送で話される新潟弁は似て非なるもの。鰻の蒲焼を頼んだらなぜか蛇の蒲焼が出るくらいに。
#*県内ローカルの主に使われる言葉も昔からの新潟弁と基本的に別物。放送局で企画された「新潟テレビ弁」「新潟ラジオ弁」と言うほうが正確。
#**「なんなん」「~してん?」「(相手の事を)自分」辺りは西日本的だということで、新潟市以外でも既に広く使われているにもかかわらず出ない。同じように「っけ」「っけん」古く言う場合「すけ」以外の理由を表す言葉(「っけに(けに)」「さけ」、伝統的敬語の「さかい」)も出ない。
<!--#**東京が進んだ地域と見せかける意図を持ったプロパガンダといえる。-->
#60代以下くらいから子音優勢の傾向があり、それが70代以上の世代にはとても早口に聞こえるようで、良く聞き返される。(2012年現在)
#一昔前の東日本(北日本・西関東)的な富山弁(薬売りなどの関係もある)に比べれば、一昔前の越後弁は北陸(加賀を除く)以上に全体的に関西的だった。今でも年配の富山東部人が新潟へ行くと都市部以外のイントネーションや一部の言い回し・方言が岐阜や石川以上に似ていて驚くことがある(イントネーションに関しては中越や下越、方言に関しては上越)。
#新潟が「だすけ」だとすると、石川や関西は「やさけぇ」。長野や富山では一切使わない。
#*「さけ」は新潟にもある。後、富山は知らないが、長野では使わないというのは嘘。むかしは北信や中信で「けん」「さけ」「さかい」あたりが使われてた。


==地域別の噂==
[[ファイル:鬼怒テクノ通りの入口にある道路標識.jpeg|thumb]]
#無駄に広大な新潟県内には様々な方言があり、下越・中越・上越で同じ県内とは思えないほどに方言が異なる。
#*多様性はやはり隣接県が多いことと、広い県域が原因らしい。特に米山と阿賀野川は境界なんだとか。
#**阿賀野川は北奥羽方言(日本海側東北)南奥羽方言(新潟では阿賀町)と東海東山方言(中部の東寄り)の境界。同じ県の中に地方の境界がある。
#新潟日報(が配布した小冊子)によれば、新潟の方言は大きく分けて7つに分かれるらしい。(括弧内はここでの節名)
##岩船・北蒲原系、東蒲原系(阿賀北・新潟市)
##中越北部系(長岡周辺・県央)
##中越南部系(魚沼)
##西越系、西端越系(上越)
##佐渡(佐渡)
#*極論すれば、岩船・北蒲原は「山形弁」(庄内+置賜)、東蒲原は「会津弁」、魚沼は「群馬弁」、西越は「長野弁」、西端越は「富山弁」、そして佐渡弁は「能登弁」である。
#*中越北部こそが新潟弁の中心、で間違いないだろう。
#*新潟市あたりは「所属に議論のある方言」だ。それも標準語化で原型がわからなくなっている。
#*加藤正信先生の区画説ですね。多分これ以上のものは出ないでしょう…
#*海沿い川沿いの平野部は水運の通商路の影響で近畿の影響のある語彙が残ったようだ。
#*ちなみに最近伝播について興味深いことを老人からお伺いしたのでひとつ。昔は一年ごとに京都の本願寺から真宗の各町村に偉い坊さんがこられて、ありがたい話を逗留して聞かせていたそうな。その際いい言葉やいい礼儀作法みたいのも教えていったそうである。1、20年前の最近まで来てたところもあったらしい。
===新潟市・県央とその近傍の言葉の噂===
#新潟市中心部の若者は標準語に近い。
#*ただ、他の市の人から見ると、男が女言葉を使っているように聞こえるらしい。「~らわ」とか。
#(長岡弁が新潟弁の代表とする意見に対して)
#*蒲原弁がいわゆる新潟弁では?
#*どちらも正しい。上越・魚沼・阿賀北を除いた真ん中の地域が新潟弁らしい新潟弁と言えよう。それなりに多様性はあるけど外側から見れば似たようなもの。北・東・西の要素がブレンドされている。
#*古町付近は天領になる前は長岡藩だったこともあるので元々は共通点が多かったらしい。
#*沼垂は新発田藩だったので若干そちらの影響もあるけど・・・・
#「やらいやー(いやだなぁの意)」など、その抑揚が他の地域の人には不思議に聞こえるらしい。沖縄?と聞かれたり
# 旧新潟市域とそのほかの地域の違いは西国的特徴の濃さ。県央地域に近づくにつれ西日本風の語彙が増える。
#*県央には「何言ってんだ」を「何こいてけつかる」や、「具合が悪い」を「あんべわりぃ」(あんばいが悪い)など、西日本由来と思われる言い回しが存在。
#*昔は新潟の方が影響濃かったでしょうね。
# 良く聞くと年寄りは「菓子」を「かし」ではなく「くわぁし」といっている。二文字の単語も発音が頭上がりで「く↑つ」「ふ↑く」「さ↑ど」。語尾にも「~だで」とか「~だど」なんていう[[長野の言葉|あちさん]]の言葉も使ってる。用例「なら、くわぁし食べらん'''だら'''か(や)?」等々。県内でもここら以外では地蔵堂ぐらいでしか聞かない(三条と見附のあいだ)
#「くゎ」は古語の名残らしい。(「お菓子を食べさせて」は「くゎし くゎして」) この発音は日本海側に点々と残っていたらしく、島根出身の故竹下首相は「こっくゎい(国会)」と言っていたような。(ちなみに小泉八雲「怪談」の英題は「KWAIDAN」)
#*新潟市でも標準語との違いが分かりずらいためか、よく聞くと60代以降の人がしばしば使ってる
#伝統的な表現では実は断定に「だ」以外に「や」も使ってる。この辺から長岡付近にかけて。
#*「やのう(よのう、とも)」の形を主に使う。更に今のお年寄りのそのまたお年寄り世代は「じゃ」も使っていたらしい。
#昔の加茂市は関西訛りがあって、京都風のアクセントであったらしい。100歳くらい世代まではその名残が残っていたという。
#県央は土方とか工場勤めの若い世代は結構方言(ウ音便とか、数を数える際「なんぼ」を使うてる、など)が残ってる。縦社会のおかげか?
#*逆に新潟市は方言を恥ずかしい・汚い言葉と捉える風潮があり、排除しようとする流れと、新潟のラジオ局あたりで使われてる、東日本性を強めた新潟弁の変形を使う傾向があると思う。


===阿賀北の言葉の噂===
==通行規制==
#新潟市のある下越地方でも、村上方面のお年寄りの言葉は[[東北弁]]に近い。ゆえに新潟市中心部の若者が高校入学して地元以外の人間の会話を聞いた時にかなり驚くことがある。
===通行止め===
#*長岡出身です。新潟市の言葉は知っていましたが、[[阿賀野川]]を渡ったらはっきりイントネーションが変わったのには驚きました。
#自動車や原動機付自転車は勿論、自転車や歩行者にも適用される'''最強の標識'''。
#*新潟市以外は本当にすごい。五泉や阿賀野より北は完全に東北。
#*別名、'''全面通行止め'''。
#五泉市(旧村松町西部除く)は旧中蒲原郡でアクセントは外輪東京式(普通の越後弁と同じ)だが、発音は阿賀北弁(東北弁)そのもの。
#多くは工事中の道路や自然災害・事故の際に一時的に設置される。
#阿賀町(東蒲原郡)は旧会津領のため会津弁混じり。阿賀北一般がどちらかというと北東北系の発音(じーじー弁)なのに対しこっちは完全に南東北(ずーずー弁)。
#常設のものであれば'''激レア標識の一つ'''。
#*鼻濁音の発音もある。一方で会津側が無アクセントなのに対しこちらは下越の阿賀野川沿いアクセント境界地帯に入る。
#*山道や海岸の行き止まり、廃道、降雨量や積雪量が一定基準値以上になった場合の規制くらい。
#*東蒲原も阿賀北と同じ北奥羽式ですよ。要するに語彙や文法は南奥羽方言と共通なのに対して、アクセントだけは北奥羽式なのが特徴である。
#特殊な使い方として、「○○を除く」の補助標識で、特別に許可された一部の車両のみ通行を許可している場合がある。
#三面(みおもて)の方言はとりわけ特徴的。アクセントが特殊らしい。
#*例として[[バス事業#BRTの噂|バス専用道路(BRT)]]や湾岸の埋立地、[[しまなみ海道]]の原付道などがあげられる。
#近接する山形県小国町も米沢弁よりは阿賀北弁の系統に近い。
#古くは[[新潟市/北区]]もこの地域に属したが、旧豊栄市を含めかなり前から新潟市内一般への同化が進行していたとも。地元紙の発行する百科事典がそう言うのだから間違いないだろう…
#阿賀町(文法も完全な南東北系)以外は文法的には意外と[[西日本]]的なところがある。北前船による西国との結びつきや、より近くは佐渡などの影響があるのでは?なお、西国的特徴は新潟市・県央・長岡・柏崎にもある程度見られる。
#*阿賀北は北奥羽方言でしょ。西の影響も蒲原より濃い部分がある。南奥羽方言(山形内陸・福島)とは別モン。


===長岡市とその近傍の言葉の噂===
===車両通行止め===
#長岡など中越地方の方言が、いわゆる新潟弁。(ただ、一概には定義できない)
#車両に該当するものは全て通行禁止。
#*長岡は三河の譜代大名(牧野氏)が赴任してきて江戸時代は士族(三河人)と農工商民(地元民)との交流が限られていたので、士族は三河弁を地元民は越後弁をそれぞれ話していた。
#*ただし自転車、原動機付自転車、自動二輪車はエンジンを止めて手押しで通るのはOK。
#*それが明治維新以降は一応、四民平等になったため両者の交流が増え、越後弁に三河弁が混流した。
#実質的な効力は「歩行者専用」と同じ。
#*だから長岡市民は少し変わった新潟弁を話している。例えば、この頁の下の方で紹介されている「腹くっちぇえ」は、長岡辺りで使用される語で三河弁が元になっているらしい。(四十代、新潟市生まれ)
#設置されるのはだいたい狭い道か高規格のバイパス道路である。
#中越地方(長岡近辺)では言葉の終わりに「が〜」をつけて発音する長岡弁(通称がーがー弁)を多様している。
#*前者は補助標識で自転車や小型特殊自動車などを規制対象から除外することもある。
#*一番使われる長岡弁は「そいが〜」
#*逆に後者では補助標識で「軽車両・原付」のように規制対象を限定する。
#三条近在では相手のしたことを丁寧にに言う場合「…しなる」「…しなった」と使うが、長岡近在では「…しはる」「…しはった」と関西風になる。旧『刈谷田村』(現在の三条市栄・長岡市中ノ島の刈谷田川の河口近くにあった村)あたりが分かれ目のようだ。
#駅前ロータリーだと一般車の乗り入れを制限する目的で「タクシー(路線バス)を除く」の補助標識を追加している場合がある。
#~だっけ(新潟弁)→~だけん(長岡弁)、せっちん→せんちん…等々、新潟と長岡では促音と撥音が入れ替わる傾向
#車椅子や乳母車は歩行者扱いなので対象外である。
#すけときどきさけ。お年寄りは面白い
#中越北部(含む県央)での否定は ~ん のほうが若干優勢かと感じる。~ねぇはどちらかというと新潟弁でよく使う印象
#日報さんでは長岡弁はそのまま乗らず新潟弁に翻訳される


===魚沼の言葉の噂===
===二輪の自動車以外の自動車通行止め===
#「エ」が「イ」と発音されることが多い(by魚沼方面)
#四輪以上が規制対象だと思われているが、三輪自動車も対象である。
#*年配の方でも「キイ(≒キエ)」「ハツイ(≒ハツエ)」「タイコ(≒タエコ)」という名前の人が多く見かけられる。出生時、役所でどのような手続きが行われたのか・・・
#*通常は小型特殊自動車も規制対象に含まれる。
#**「イミ」とかも「エミ」のつもりだったんだろう。発音どおり登録しちゃったわけか。
#多くは踏切や生活道路などの狭い道に設置されている。
#下越の阿賀町(東蒲原郡)とともに、西日本の影響が希薄であり、こちらは[[関東]]([[群馬/北毛]])や[[長野/北信]]の言葉につながる点が多い。
#農業用道路だと補助標識で小型特殊自動車や軽自動車を除外していることもある。
#*長岡市に「よう言うた」のような関西・北陸風の言い回しがあるのに対し、すぐ南の小千谷市では「よく言った」が普通。
#*くれぐれも軽車両(エンジンが無い車両)と軽自動車(ナンバープレートが黄色の自動車)を混同しないように。


===上越の言葉の噂===
===大型貨物自動車等通行止め===
#北陸寄りの上越地方では、微妙に関西弁のイントネーションが混じってくる。
#大型貨物(所謂トラック)だけで無く、大型特殊自動車(工事用の重機やクレーン、除雪車など)や特定中型貨物自動車も規制される。
#*内陸-海沿い-上越市北西部(桑取・名立)-[[糸魚川市]]東部(能生)-中部(市街地)-西部(青海)-親不知-富山県境(市振・玉の木・上路)の順に[[長野の言葉|長野弁]]から[[富山の言葉|富山弁]]へと移行する感じ。中越以東にある発音の訛りは少ない。
#補助標識で指定された数値(t)以上の積載量の貨物自動車が通行できない'''特定の最大積載量以上の貨物自動車等通行止め'''というのもあるよ。
#*糸魚川だと「居る」を「いる」でなく「おる」と言うね。
#上越地方は城下町で人の流れが多かったため方言はそんなに多くない。ただしアクセントの違いなどはある。
#糸魚川市は東からの上越市(さらに越後一般や長野北部)、西からの富山の他、南から北安曇さらに[[松本市]]の影響も受ける複雑な地域。
#*[[もし皇太子妃が小和田雅子でなかったら#徳川(現・松方)冬子|この方]]の[[Wikipedia:ja:徳川宗賢|パパ]]が、[[ベルギー]]出身の[[神父・牧師|神父]]や[[名古屋市]]出身の[[Wikipedia:ja:柴田武|仲間の言語学者]]とつるんで徹底的な現地調査研究を行なったほどである。


===佐渡の言葉の噂===
===大型乗用自動車等通行止め===
#しかも佐渡は京都訛り。
#所謂バスが規制対象である。
#方言に微妙な関西なまりがある。
#*大型乗用だけで無く、特定中型乗用自動車(マイクロバスなど)も規制対象に含まれる。
#*江戸時代に北前船だかの航路で[[大阪市|大坂]](当時はこう書いた)との交易があったためだと思います。うちの地元の豪商が交易で佐渡にもいってたそうです。(大阪人より)
#よく見る補助標識は「マイクロ(バス)を除く」。
#**西廻り航路ですね。
#*あと「路線バスを除く」。
#*普段は標準語だが怒らせると「何すんねん糞野郎がぁ!!」と何故か関西っぽく怒られる。
#多くは大型貨物との組合せ標識で規制されるため、これ単独で見かけることは少ない。
#*それって南のほう(小佐渡)じゃない? あまり関西なまりの方言って聞いたことない。(加茂線沿線住民)
#*一応[[富山]]や能登以西と同じ北陸弁の一種(大きなくくりでは関西系)というのが定説です。関西との直接交渉もあったようですね。<br/>但し越後本土や江戸・東京との交流もあり、両者の特徴が混じった中間的な特徴を持っています。最近は標準語の影響が強いようですね。
#*修学旅行が関西だからじゃないですか?
#*!
#だ行「だぢづでど」を「らりるれろ」にしてる場合が多い。
#ラムちゃんみたいな喋り方っちゃ♪
#*それはもちろん作者の故郷だからだっちゃ。
#**ネタ殺しで悪いですけど、作者の出身地は新潟市中央区ですいね。<!--あえて蒲原弁-->
#仲間に入れてもらうときは「おしえて」という。「野球おしえてー」と子供がやって来ても「なんだこいつ野球知らねえのかよ」と思ってはいけない。
#「しょうしねえ」=みっともない、みずぼらしい。実家にヨレた服を着て帰るといつも母に言われる。
#「しょーべぇ(商売)」は仕事全般に使う。「畑にしょーべぇしに行った(畑仕事に行った)」
#「いとしげ」はかわいいのほかに「小さい」の意味でも使う。「いとしげなサザエとってくんなっちゃ(小さいサザエは取るな)」
#小木半島には、逆説をあらわす博多弁「ばってん」が使われていた地域がある。
#佐渡の人に「道具んならず」「ふんたかまつ」と言われたら、あなたは使えない人というレッテルを張られたことになる。気をつけましょう。
#「へちこーぜぇ」=余計なこと、おせっかい。基本は動詞だが、「このへちこーぜぇが(=このおせっかい野郎)」というように名詞的用法もある。
#「べりこき」=ごますり野郎、おべんちゃらを言う人。「べり」単体でおべっかという意味もあるので「あいつはべりばっか言いやがる」という使い方もある。
#「たがく」=持ち上げる。「箱が重てーてたがえんっちゃ」(箱が重くて持ち上げられない)。
#「ガメ」=子供。転じてミソッカスなどの意味にもなる。
#「やぼ」=とても。英語で言うVery、新潟弁で言う「ばっか」と同意。「(佐渡弁)おめーやぼにええ服きとるっちゃなあ」=(新潟弁)ばっかええ服着とるねっか=(英語)Oh,your dress is very nice.
#*単体で感嘆詞的に使うこともある。「そりゃーやぼらなあ」(それはひどい)。


==文法の噂==
===二輪の自動車・原動機付自転車通行止め===
#語尾は「がー」。イントネーションによっては疑問形になる。
#主な設置理由は「二輪の通行が危険なため」または「暴走族の排除」である。
#*長岡を中心とした地域。
#*前車は急カーブが多い道路やバイパス道路に多い。
#*そいがー(そうですか) どいがー(どうですか)などなど。
#**バイパス道路だと原付や排気量125cc以下のものだけを規制対象としていることが多い。
#**新津だと「そういんだー」か「そういんのー」だな
#*後者は工業地帯や住宅街に多い。
#***新発田も「そんいんだー」とか「そうなん」という
#**こちらは逆に126cc以上のみを規制対象としていることが多い。
#*長岡弁と県内でも区別されてる。通称「がーがー弁」
#*アヒルのCMで言ってるね
#**長岡生まれ長岡育ちですが現在金沢在住です。で、金沢でも「ガー言葉」一般的に使われていました。よって、北陸語もしくは日本海語と思われます。
#**「がーがー弁」の南限は[[小松市]]。[[石川/加賀#加賀市の噂|加賀市]]や[[福井]]にはない。なお、濃度は格段に下がるものの越後側には対応する表現がある。但し[[新潟/佐渡|佐渡]]には皆無。
#***「越後の雁は食えないガンだ」…佐渡住民(出身者)が対岸の住民(この地域では「~がんだ」のように使うという)をからかう時の言い回し。これに対して越後人は「佐渡の茶は飲まれんチャ」と応酬する。
#*人や物を「がん」という。「あのがん(=あれ、あのもの、あの人)」など。
#**対象物を見下し気味に見ている場合は「あんげがん」「あんっつぁがん」とも。
#**「あん」「のん」ともいう。
#「よろしかったでしょうか」 = 「よろしいでしょうか」
#*なんで過去形なのでしょうか?
#**具体的に言うと、過去形というのは英語・日本語に関係なく、「話題・意識の対象が現在の自分から見て距離がある」ことを示すために使われます。
#***たとえば「Open the window.」を丁寧に言おうとすると、なぜ過去形の「Could you open the window?」になるのか。それは自分が話しかけている相手(対象)に対して、自分の意識が距離を置いているからです。
#***つまり話者はお願いしている相手に対して、メンチ切る(死語?)くらいの勢いで横柄に言っているのではなく、ちょっと遠くから遠慮がちに申し訳なさそうに言っているのです。
#***この状況はまさに、「話題・意識の対象が現在の自分から見て距離がある」ために、過去形での表現になるのです。
#***そこから考えると、最近の若い人が「1000円からでよろしかったですか?」と過去形で言うのは、そこまで相手に気を使わなければいけないほど、今の世の中が緊張している証拠とも取れるかもしれません。
#***昔から過去形で言っている新潟の人は、相手に対する気持ちが繊細なのか、あるいは新潟には怖い人が多いから自然とこのような言葉遣いになったのかはわかりませんが。
#****後述の「寝った」もそうだが、新潟弁の過去形表現には時間の継続・完了のニュアンスもある。
#「だすけ」、「だーすけ」という長岡弁があります。
#*「だから」という意味。
#**同義異音で「らっけ」「らーすけ」という中級技法もそんざいする。
#***お年寄りの言葉を聞いている限りでは語頭や「ん」の後がダ行、それ以外がラ行の音で発音されてるように思う。特に音として区別されていない。(見附民)
#**「らーすけそー」「だーすけそー」と使います。(十日町)
#**三条でも使う。また、「~だけど」 は 「~らろも」 と言う
#**「だすけ」「だっけ」は新津でも使います。
#*「だからねー」だと「だっけんねー」と使ってました(by十日町の隣)
#*「だすけそー」を強調すると「だーすけそー」になる。「だっけん」も使う。(魚沼)
#*「だすけ」「だーすけ」「らっけ」「らーすけ」「らろも」は聞き覚えあり。(by秋葉区16歳)
#*「〜すけ」は関西方言の「〜さかい」と同系。
#**「〜すけ」を更に略して「〜っけ」とも言う。
#***「もう帰るっけ」と言われても別にあなたに聞いている訳ではない。安心してほしい。
#*長岡弁ではないと思う。地元では「だっけ」を多用。(新発田)
#*「だすけえ」「らすけえ」「だすけん」「らすけん」に「に」を接続するのが基本かな。敬体になると「ですけん」なんてのも使う。(中越)
#*上にも少し書いたが、「~から」に置き換わる種類を調べてみた。
#**~けに系「けに」「けん」「けえ」。「っけ」もこれになる(~っけにが縮んで~っけとなった模様)
#**~さかい系「さかい」「さけ」、「すけ」もこれにあたる。「さけ」は「すけ」と聞き間違いが多いため「さけ」が埋没している気がする。
#***「さかい」はこれらの中でも特別な丁寧言葉らしい。そのため下の世代に知られていないというわけらしい。
#***他に「しけ」や上越周辺では「はけ」というのもある。ちなみにこれらバリエーションは京都の丹波地方からすであって、日本海側では伝わっていったらしい
#**他には「~だしゃ」「~やしゃ」みたいな言い回しもあるという話
#**阿賀野川以北では「すげ」「しげ」「さげ」「すけぇ」「しけぇ」という言葉が使われているとか
#語尾に、「こて」または「こって」が付く。(例:「そうじゃないよ」=「そうらねーこって」)
#*ある。(by秋葉区16歳)
#*さらに強調が進むと「~こってま」もある。(「君にきまってるじゃん」=「おめさんらこってま」)(西蒲原)
#同じ町の同じ一つの言葉でもいくつ種類がある。例「(標準)そんなの」が「そっけんが」→「そっつぁんが」にパワーアップする言葉がある。
#*みじょげ派とめじょげ派で対立が起こっている。
#*「そっつぁがん」「そんげがん」なら聞いたことありますね
#*「そっつぁがん」がパワーアップして「そっつぁらがん」もある。
#**「そんつぁらがん」は三条で使う。てっきり新潟全域だと思ってた。
#***「そんがん」「そんつぇがん」「そんげん」「そんが(ん)の」などいろいろ言い方ありますね。
#*「そんがながん」は燕~西蒲かな?三条ではあまり聞かなかった(使う人もいる)三条以北の信濃川右岸地域では聞いたことがありません。
#「を」の代わり(?)に「こと」を用いることがある。「それこと取ってー」「傘こと貸してもらったいや」(西蒲原)
#「やらんば」「しねーば」など、英語のhave to表現に相当する「ば」に特徴がある。(「なんでやらなくちゃなの?」=「なんでやらんばらんだー?」)(西蒲原)
#上にちなんで「やらない」「しない」という言い方に、関西系の表現「やらん」「せん」と東北系表現の「やんね」「しね」の両方が新潟にはあるように感じる。「やらなくては」は「やらんば」「やんねーば」、「しなくては」は「しんば」「しねーば」のどっちを使ってもあまり違和感がない。(西蒲原)
#*「んば」は標準語の「ねば」の子音が欠落した形。もちろん「ねば」のままでも使こう
#蚊なら「かぁ」、歯なら「はぁ」のように、母音が伸びる傾向にある。
#多くの地域で「ゆうた」とかのウ音便を使う
#*種類を調べてみた
#*「言うた」「買うた」「曲ごうた」「会おうた」「回ぉた(もぉた)」など、~ったが、~うた・~あた、に置き換わる形
#*「大きゅう」「久しゅう」など~きく・~しくが~きゅう・~しゅうに置き換わる形。
#*「熱(っ)う」「寒う」など、~いが、~うに置き換わる形。
#*「~しとう(又は~しとお)」「~しとん」など、~したく・~してる・~していたが置き換わる形。
#**これにはバリエーションがあり「~しっとっと・~しっとうと」は「していると」ウ音便化である。
#**「~してる」が「~しちょう」の置き換わるのもこれの一種になるかな?
#*「小んこう(ちんこう)」「でっこう」など~さく・~かくが置き換わった形
#*「はよ」「はよう」・「たこう」など、~やく・~よく・~かく・~わくが置き換わる形
#*「のうなる」など、無く・亡くが、のうに置き換わる形
#促しの表現にはに「しれ」とか「しろ」があるが「しよ(しょ、と小さくなる場合も)」「しよや」の形もある。
#*上の「~よや」はアニメネタ的には「ブレンパワード」のジョナサンが使った名言「死ねよやー!」と同じ使い回しになる。古い山の手言葉でもあり、演劇界の言葉としていまでも残っている。
#「する」「した」を「しゃあ」という
#丁寧言葉で標準語の「~なさる」に新潟弁で相当するのは「~なる」だが「~はる」「~なはる」もある。要するに使用頻度とかの差ぁあれど、全部伝わっていたらしい。
#*標準語では「しなされ」という促しの丁寧表現は新潟弁では「~しなせ」・上のナル・ハル系の敬語の他に「~しない」というモンがあるらしい。
#*新潟の敬語表現というと「らんる」敬語(標準語で言うと~してられる)も有名だが、「~いててや」、他にも「しょっててや」「~しゅうててや」「~よってや」「しったった」「しちょうて(しとうて・しっとうて)くらっしゃい」など言い回しがあり、一部「テヤ」敬語も流入してきてるのでは?(「しょっててや」は「しゃって」と同じ意味なので一般的には長岡周辺独自の「シャル」敬語として解釈されてるようだが)
#**新潟弁のテヤ敬語?で作文するとこんな感じ「あっこぉに、おまんさんじさぁいててやしぃ、まぁた何か悪(わ)さしとん、ねぁんだか」(あそこにあなたの家にお爺さんがいるから、また何か悪さしてるんじゃないの?)
#**ちなみに、テレビなどでほとんど触れられないが「~くらっしゃい」の「~しゃい」も新潟弁における丁寧なな言葉である。まぁ他の県にもある言い回しだが。
#「~よろう」「~よろん」「~よろる」、これらは関西弁の「~よる」の原型で同じ言い回しだが、あちらでは主に見下げた言い方で使うのに対し、新潟弁では良い言葉として解釈されていて謙譲語として使うようだ。
#*他に謙譲語というと「やんした(やした)」「ござれ」あたりがある。
#お年寄りにはやたら勿体ぶった、婉曲表現をする人がいるが、あれは丁寧にしゃべっている時の特徴らしい。
==発音の噂==
#ただしイントネーションには致命的欠陥があり、「後ろ」う↑しろ、「苺」い↑ちご、「卵」た↑まご、の様に発音してしまい何故か平らには発音出来ない。で、やっぱり田舎者ということになる。
#*いや、できますが(新潟市出身21歳)
#*「卵」を平坦に発音すると、かえって訛ってるように感じる。たま↑ごが標準じゃないですかね?(東京42歳)
#*その代わりにタ↑オルはたお↑るである。(特に亀田方面)
#*単語レベルの違いであって尾高や平板もきちんと区別できるし、茨城や栃木のようになんでも尻上がりにはならない。
#*「苺」や「卵」は共通語イントネーションを使っていると自負していた私ですが「カ↑ラシ(芥子)」や「ホ↑クロ(黒子)」が訛りだと知ってショック。
#*「後ろ」「役場」「苺」などは「越後」のイントネーションになるのだけれど、これに他の単語が付くと正しいイントネーションになる。 「後ろ前」「村役場」「苺ミルク」とか。(埼玉産の嫁に指摘されて初めて気がついた西蒲産48歳)
#イとエが混ざる(特に年配の人)。
#*「越後線の駅」を「イちごせんのイき」とネイティブっぽく発音できるようになると新潟弁使い中級者。
#**上越新幹線で「イちごゆざわ」と聞こえる場合は新潟の車掌さん。
#*「苺」と「越後」に発音上の差異はない。
#**実際には若干の差異はありますよ。「い」=い、「え」=イェと発音します。
#**燕のJAには、「越後のいちご」という、新潟人には非常に発音しづらい苺があります。
#**[[夢色パティシエールファン|夢パティ]]本放映当時、とある玩具店で孫と思しき女の子を連れていたおばあちゃんが一言、「ほら、んなの好きな'''越後'''ちゃんらいね」…。一瞬で全身の力が抜けた経験がある。
#***念のため標準語訳:「ほら、お前の好きな'''いちご'''ちゃんだよ」
#***「いい」を伝統的には「えい」と言ってるのも関係してるそうだが、これは私の周りでは「いとえ」の混ざった特有の音で言ってないので、関西から伝わったのがそのまま残った可能性があると思う。
#*難しいのは「英語」。「イェーゴ」と発音します。パソコンで“iigo”と入力し、変換できずに苦しむお年寄りは多い。
#*「ゐ(wi)」の音のなごりともいわれる。新潟弁の語尾によく付けられる「れ」も所や人によっては「うぇ(we)」でこれもわ行の音のなごりと思う。
#*「エ」の発音一つ取っても、「&#101;」と「&#603;」が混ざっているような感じがする。
#**例:三条の郷土料理「ひこぜん」→年配の人の発音を強調して書くと「ひこ'''ざぇ'''ん」という風に聞こえる。
#埼玉や群馬同様に鼻濁音が発音できない。
#*阿賀北([[福島]]や[[山形]]に近い、特に阿賀町)や糸魚川市([[富山]]や[[長野/北安曇]]に近い)では発音できる人が多い。
#*三国峠越えで群馬の言葉が影響したか?(特に信濃川水系の魚沼・中越・県央・新潟市)


[[Category:新潟|ことは]]
===自転車以外の軽車両通行止め===
[[Category:方言|にいかた]]
#デザインは大八車(所謂リヤカー)がモチーフである。
[[Category:東北弁|にいかた]]
#馬車、牛車、人力車、荷車、タンデム車なども規制対象に含まれる。
#多くの場合、自転車との組合せ標識で規制されるため、これ単独の規制標識は'''激レア'''である。
 
===自転車通行止め===
#これの対極にあたる「自転車(及び歩行者)専用」とは異なり、タンデム車も規制対象に含まれる。
#自動車専用道路では無いバイパス道路に設置されていることが多い。
#*他にも立体交差式の道路のアンダーパスや陸橋の部分などにも設置されていることが多い。
#*あとは自転車の走行が危険な坂道など。
#これ単独のものは大八車との組合せ標識よりはレア度が高いが、単独大八車よりはレア度が低い。
#*自転車が単独で通行止めになっている場合、そもそも馬車や人力車などの存在が無視されていることが多い。
#有料バイパスだと自転車に歩道を通行してもらうために、車道限定で自転車通行止めにしている場合がある。
 
===車両(組合せ)通行止め===
#よく見る組合せは「二輪の自動車以外の自動車と二輪の自動車・原動機付自転車」、「大型貨物自動車等と大型乗用自動車等」、そして「自転車以外の軽車両と自転車」である。
#ごく稀に「大型貨物と二輪」や「二輪と自転車」のような組合せを見ることもある。
 
===危険物積載車両通行止め===
#爆発物・毒物・劇物などを積載した車両(タンクローリーなど)の通行が禁止される。
#長さ5km以上の長大トンネルや水底トンネル以外にはほぼ設置されない標識である。
#*高速道路や有料バイパスではよく見かけるが、それ以外の一般道路では'''激レア'''の部類に入る。
 
===大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止===
#[[首都高速道路]]や東京高速道路(KK線)の入口などでよく見かける標識。
#*[[第三京浜道路・横浜新道#横浜新道の噂|横浜新道]]や[[中日本高速道路#小田原厚木道路|小田原厚木道路]]では補助標識で「20歳未満」と「免許交付から3年未満の運転者」に対象を限定して二人乗りを規制している。
#[[東京]]都内、[[神奈川]]県内では比較的よく見かけるが、それ以外の道府県では'''激レア'''である。
#自専道、高速道路ではこの標識が無くても条件によっては二人乗りが禁止される。
#*横浜新道や小田厚は法令的には自専道では無く一般有料道路であるため、自専道並みの規制にするためにこの標識が設置されている。
#一度は廃止された標識だが、高速道路や自専道でのバイクの二人乗りが解禁されたために復活した。
#*急カーブが多いなどの理由でオートバイの二人乗りが危険と判断された路線に設置される。
 
===歩行者通行止め===
#歩行者の通行は厳禁。
#*[[自動車専用道路]]以外の、歩行者の通行が危険と判断された道路に設置される。
#*これを無視して大怪我したり命を落としてしまった場合、'''冗談抜きで保険が適用されない可能性がある'''ので、絶対守ること。
#主に高架のバイパス道路の入口に設置される。
#*出口にも「車両進入禁止」とセットで設置されていることがある。
#立体交差式の道路のアンダーパスや陸橋の部分、歩道が無いトンネルなどでもよく見かける。
#これがある場合、だいたい自転車などの軽車両も規制されていることが多い。
#*ごく稀に歩行者は通行禁止だけど自転車は通れるという道路もあるが、その場合は降りて手押しで進むのはダメ。
#*原付や排気量125cc以下の二輪、小型特殊なども規制対象になることがある。
#デザインは「歩行者横断禁止」に似ている。
#私道には滅多に設置されない。
#*百貨店やショッピングモールなどの立体駐車場の入口にはこの標識とは別に企業独自のマークや文字を使用して歩行者の通行を禁止していることが多い。
 
===タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め===
#名前こそ「○○通行止め」だが、デザイン的には「○○専用」である。
#特定の豪雪地帯のみに設置されている。
#大雪が予想される場合のみに適用される。
#*普段はカバーで隠されているため、標識を拝むのは非常に難易度が高い。
 
===歩行者専用===
#主に歩行者天国の商店街などに設置される。
#これがあった場合、歩行者のみが堂々と通行できる。
#*実質的な効力は「車両通行止め」と同じ。
#補助標識で「自転車を除く」「軽車両を除く」と書かれていない場合、自転車を乗って通行するのはNG。
#*ただし降りて押して進むのは歩行者扱いになるのでOK。
#補助標識で「自転車を除く」と書かれていた場合、実質的な効力は「自転車及び歩行者専用」と同じになる。
#*が、歩行者優先であることがより強調される。
#デザインは父親(成人男性)と娘(女の子)がモチーフと言われている。
 
===自転車及び歩行者専用===
#主にサイクリングロードに設置される標識である。
#補助標識で時間帯を限定して通学路・生活道路に設置されることも多い。
#*主に通勤・通学の需要が高い朝と夕方が規制対象になる。
#ここで言う自転車とは普通自転車のことを指すため、タンデム車(2人乗り以上の自転車)は通行できない。
#*タンデム車は「自転車以外の軽車両」に該当する。
#デフォルトだと左上に歩行者が、右下に自転車が描かれている。
#*近年は鏡像(裏返し)バージョンもある。
#「管理用車両を除く」はよく見る補助標識。
#*許可車、指定車、居住者用車両も対象から除外されることが多い。
#サイクリングロードや歩道ではこの標識が、生活道路やアーケード街では「歩行者専用」(自転車を除く)が使われることが多い。
 
===自転車専用===
#自転車のみが通行できることを示す標識。
#歩行者は通行禁止。
#*自転車を押して進むのもNG。
#多くのサイクリングロードではこの標識では無く上の「自転車及び歩行者専用」が設置されるため、レア度の高い標識の一つになっている。
#都市部だと歩行者と自転車を分離する目的で、歩道の左側に「歩行車専用」を、右側に「自転車専用」を設置することもある。
#都市部だと「タンデム車を除く」の補助標識で、タンデム車も通れるようにしている場合もある。
 
===自動車専用===
#高速自動車国道を含む[[自動車専用道路]]の入口に設置される標識。
#*場合によっては出口に「車両進入禁止」とセットで設置されていることも。(車両進入禁止だけでは歩行者の誤進入を禁止できないため)
#この標識がある場合、歩行者、軽車両(自転車を含む)、125cc以下の二輪車の通行が禁止される。
#*また、126cc以上の二輪車に関しては「20歳未満」または「免許交付から3年未満の運転者」の二人乗りが禁止される。
#*他にも駐停車禁止の効力も発生する。
#補助標識に「[[高速道路|高速自動車国道]]」がある場合と無い場合とで若干意味合いが異なる。
#*高速自動車国道では小型特殊自動車や牽引自動車の通行禁止が追加される。
#[[法令]]で自専道に指定されていないバイパスはこの標識では無く、歩行者通行止めや自転車通行止め(、場合によっては二輪通行止め)などのお団子で規制するのが普通。
#*一般的には自専道の標識は有料道路、通行止めお団子は無料のイメージが強い。
#**ただ自専道の標識があっても無料で通れたり、逆に通行止めお団子でも有料の場合があるので、一概に断定することはできない。
#*栃木だと通行止めお団子によって歩行者、自転車・軽車両、125cc以下の二輪、小型特殊、ミニカーを規制しているバイパスもあるが、正直かなり分かりにくいので自専の標識に変えても良いと思う…。
#**ミニカーまで律儀に補助標識に書くのが栃木クオリティである。
 
==逆走禁止系統==
===一方通行===
#逆走禁止の道路の入口に設置される標識。
#*逆に出口には「車両進入禁止」が設置されるため、この標識はほぼ車両進入禁止とセットと思って良い。
#車両(自転車を含む)は矢印で指定された方向のみ進むことが出来る。
#よく見かける補助標識は「自動車(二輪を除く)や「自転車を除く」など。
 
===自転車一方通行===
#'''激レア標識'''の一つ。
#都市部の歩道やサイクリングロードでの自転車の逆走を禁止するために設置される。
 
===車両進入禁止===
#歩行者以外はその場所からその道路に入ってはいけません。
#*「自転車を除く」などの補助標識が無ければ自転車もこのルールを守らなければならない。忘れがちな点なので要注意。
#そこから入れないという意味では「車両通行止め」と同じだが、車両進入禁止は一方通行の出口側のみに設置される(つまり入口からは普通に入れるけど逆走はダメ)のに対し、車両通行止めはその道路自体の通行が禁止されているという点が異なる。
#市街地の狭い道でよく見かける標識。
#*逆方向から来た車との鉢合わせを防ぐため。
#高速道路やバイパスの合流部分でも、逆走を禁止する目的で設置されていたりする。
#*また、出口部分にはこの標識と共に「歩行者通行止め」も設置されていることがある。(車両進入禁止だけだと歩行者の誤進入を禁止できないため)
 
==指定方向外進行禁止==
#標識で示された矢印以外の方向に進んではいけません。
#「自転車(または軽車両)を除く」の補助標識が無ければ、自転車も守らなければならない標識の一つ。
#交差点や合流地点でよく見かける。
#斜め方向の矢印は特殊な使われ方をしている。
#*中央分離帯の端っこに左下矢印の標識がある場合があるが、これは標識より左側を走行しなさいと言う意味である。
#*道路左側の路肩だと稀に右下矢印も見かける。
 
==駐停車系統==
===駐車禁止===
#都会、田舎を問わず、全国的に当たり前に見かける標識の一つ。
#斜線を左上から引っ張っている。
#*漫画だと右上から引っ張ったマークを見かけることがあるが、これは間違い。
#規制は必ずしも終日とは限らない。
#*上側に時間帯が書かれていることが多いが、補助標識の場合もある。
 
===駐停車禁止===
#駐車禁止の完全上位互換。
#自専道以外のバイパス道路に設置されていることが多い。
#市街地の幹線道路だと時間帯を限定したり、「乗降を除く」の補助標識があったりすることも。
#自専道ではこの標識が無くても自動的に駐車・停車が禁止される。
 
==速度規制==
===最高速度===
#この標識に示された数字より大きい速度(km/h)で走行してはいけません。
#*とはいえ実際にはプラス10くらいまでは許容範囲と言われることが多い。
#この標識が無い場合、高速自動車国道は100キロ(大型貨物、牽引、三輪は80キロ)、それ以外(自動車専用道路を含む)は60キロ(原付は30キロ)が最高速度となる。
#*自専道だと「高速道路では無いこと」を強調するためにあえて60の標識を設置したり、逆に高速自動車国道並みにするために100キロや80キロの標識を設置することもある。
#高速道路やバイパスだと、大雨などの悪天候や渋滞に対応するために、LEDの可変式の標識が多い。
#補助標識によって車種を限定することもあるが、一般道では'''激レア'''である。
#*自専道では高速自動車国道並みの最高速度にするために、車種毎に100キロと80キロを並べて設置していることがある。
#**逆に言えば自専道で100が単独で設置されていた場合、高速自動車国道では80までしか出せない大型貨物等も100で走行できることになってしまう…。
#最近は無料のバイパス道路でも70や80を見かけるようになった。
#*ただ自専道以外のバイパスに80が設置された事例は今のところ[[栃木]]以外には存在しない。
#90はまず見ない。
#10刻みが一般的だが、私道では稀に5刻みも見かける。
 
===最低速度===
#上記の「最高速度」に似ているが、数字の下にアンダーバーがある。
#こちらは逆に、標識で示された数値未満の速度(km/h)で走行してはいけない。
#自動車専用道路以外では'''激レア標識'''である。
#*また、高速自動車国道ではデフォルトで50キロの最低速度が設定されているため、まず設置されない。
#主な設置理由は、自専道の規制を高速自動車国道並みにするためである。
#*だから最高速度100キロの標識とセットであることが多い。
#運転教本や下敷きでは30キロの最低速度標識をよく見かけるが、実際にあるのはほぼ全てが50キロである。
 
===徐行===
#とにかくゆっくり走行しなければならない。
#*最高速度は10〜15キロ程度?
#公道には少なく、むしろ私道に多い。
#*具体的は設置場所は、ショッピングセンターの駐車場などである。
#稀に外国人でも分かるように「SLOW」の文字が併記されていることも。
 
==一時停止==
#正式名称が「止まれ」だと勘違いしている人が多い。
#信号機のある交差点にはこれは設置されない。(赤点滅しか無い場合を除く)
#本来は自転車も守るべき標識なのだが、守られないことも多いため、最近では「自転車も止まれ」の補助標識があることも。
#最近は「止まれ」と「STOP」を併記している標識もある。
 
==追越しのための右側部分はみ出し通行禁止==
#黄色いセンターラインとほぼセットで設置される標識。
#*多くは片側1車線の対面通行の道路である。
#世間一般的にはこの標識が追い越し禁止だと思われがちだが、実は「追越(し)禁止」の補助標識があった場合のみが正式な追越し禁止である。
#*とはいえ前方が四輪車であれば必然的に追い越しが不可能になるが…。
 
==歩行者横断禁止==
#都市部の交通量の多い道路やバイパス道路でよく見かける。
#横断歩道や歩道橋、地下道があるはずなので、面倒臭がらずに迂回しましょう。
#最近では子供にも分かりやすいように「横断禁止」では無く「わたるな」の文字が書かれているものもある。
 
==原動機付自転車の右折方法==
===二段階===
#通常は2車線以下の交差点で二段階右折が必要な場合に設置される。
#*3車線以上の交差点であればこの標識が無くても二段階右折しなければならないが、守られていない場合は注意喚起のために意図的に設置されることがある。
#小回り(二段階右折禁止)に比べてレア度はかなり高い。
 
===小回り===
#3車線以上の交差点で二段階右折を禁止するために設置される。
#*2車線以下の交差点ではこの標識が無くても小回り右折が原則となる。
#この標識がある交差点では、原付も51cc以上のオートバイや他の自動車と同じ方法で右折できる。
 
==関連項目==
*[[運転免許証]]
 
{{交通}}
{{デフォルトソート:とうろひようしききせい}}
[[Category:道路]]

2021年12月14日 (火) 11:04時点における版

鬼怒テクノ通りの入口にある道路標識.jpeg

通行規制

通行止め

  1. 自動車や原動機付自転車は勿論、自転車や歩行者にも適用される最強の標識
    • 別名、全面通行止め
  2. 多くは工事中の道路や自然災害・事故の際に一時的に設置される。
  3. 常設のものであれば激レア標識の一つ
    • 山道や海岸の行き止まり、廃道、降雨量や積雪量が一定基準値以上になった場合の規制くらい。
  4. 特殊な使い方として、「○○を除く」の補助標識で、特別に許可された一部の車両のみ通行を許可している場合がある。

車両通行止め

  1. 車両に該当するものは全て通行禁止。
    • ただし自転車、原動機付自転車、自動二輪車はエンジンを止めて手押しで通るのはOK。
  2. 実質的な効力は「歩行者専用」と同じ。
  3. 設置されるのはだいたい狭い道か高規格のバイパス道路である。
    • 前者は補助標識で自転車や小型特殊自動車などを規制対象から除外することもある。
    • 逆に後者では補助標識で「軽車両・原付」のように規制対象を限定する。
  4. 駅前ロータリーだと一般車の乗り入れを制限する目的で「タクシー(路線バス)を除く」の補助標識を追加している場合がある。
  5. 車椅子や乳母車は歩行者扱いなので対象外である。

二輪の自動車以外の自動車通行止め

  1. 四輪以上が規制対象だと思われているが、三輪自動車も対象である。
    • 通常は小型特殊自動車も規制対象に含まれる。
  2. 多くは踏切や生活道路などの狭い道に設置されている。
  3. 農業用道路だと補助標識で小型特殊自動車や軽自動車を除外していることもある。
    • くれぐれも軽車両(エンジンが無い車両)と軽自動車(ナンバープレートが黄色の自動車)を混同しないように。

大型貨物自動車等通行止め

  1. 大型貨物(所謂トラック)だけで無く、大型特殊自動車(工事用の重機やクレーン、除雪車など)や特定中型貨物自動車も規制される。
  2. 補助標識で指定された数値(t)以上の積載量の貨物自動車が通行できない特定の最大積載量以上の貨物自動車等通行止めというのもあるよ。

大型乗用自動車等通行止め

  1. 所謂バスが規制対象である。
    • 大型乗用だけで無く、特定中型乗用自動車(マイクロバスなど)も規制対象に含まれる。
  2. よく見る補助標識は「マイクロ(バス)を除く」。
    • あと「路線バスを除く」。
  3. 多くは大型貨物との組合せ標識で規制されるため、これ単独で見かけることは少ない。

二輪の自動車・原動機付自転車通行止め

  1. 主な設置理由は「二輪の通行が危険なため」または「暴走族の排除」である。
    • 前車は急カーブが多い道路やバイパス道路に多い。
      • バイパス道路だと原付や排気量125cc以下のものだけを規制対象としていることが多い。
    • 後者は工業地帯や住宅街に多い。
      • こちらは逆に126cc以上のみを規制対象としていることが多い。

自転車以外の軽車両通行止め

  1. デザインは大八車(所謂リヤカー)がモチーフである。
  2. 馬車、牛車、人力車、荷車、タンデム車なども規制対象に含まれる。
  3. 多くの場合、自転車との組合せ標識で規制されるため、これ単独の規制標識は激レアである。

自転車通行止め

  1. これの対極にあたる「自転車(及び歩行者)専用」とは異なり、タンデム車も規制対象に含まれる。
  2. 自動車専用道路では無いバイパス道路に設置されていることが多い。
    • 他にも立体交差式の道路のアンダーパスや陸橋の部分などにも設置されていることが多い。
    • あとは自転車の走行が危険な坂道など。
  3. これ単独のものは大八車との組合せ標識よりはレア度が高いが、単独大八車よりはレア度が低い。
    • 自転車が単独で通行止めになっている場合、そもそも馬車や人力車などの存在が無視されていることが多い。
  4. 有料バイパスだと自転車に歩道を通行してもらうために、車道限定で自転車通行止めにしている場合がある。

車両(組合せ)通行止め

  1. よく見る組合せは「二輪の自動車以外の自動車と二輪の自動車・原動機付自転車」、「大型貨物自動車等と大型乗用自動車等」、そして「自転車以外の軽車両と自転車」である。
  2. ごく稀に「大型貨物と二輪」や「二輪と自転車」のような組合せを見ることもある。

危険物積載車両通行止め

  1. 爆発物・毒物・劇物などを積載した車両(タンクローリーなど)の通行が禁止される。
  2. 長さ5km以上の長大トンネルや水底トンネル以外にはほぼ設置されない標識である。
    • 高速道路や有料バイパスではよく見かけるが、それ以外の一般道路では激レアの部類に入る。

大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止

  1. 首都高速道路や東京高速道路(KK線)の入口などでよく見かける標識。
    • 横浜新道小田原厚木道路では補助標識で「20歳未満」と「免許交付から3年未満の運転者」に対象を限定して二人乗りを規制している。
  2. 東京都内、神奈川県内では比較的よく見かけるが、それ以外の道府県では激レアである。
  3. 自専道、高速道路ではこの標識が無くても条件によっては二人乗りが禁止される。
    • 横浜新道や小田厚は法令的には自専道では無く一般有料道路であるため、自専道並みの規制にするためにこの標識が設置されている。
  4. 一度は廃止された標識だが、高速道路や自専道でのバイクの二人乗りが解禁されたために復活した。
    • 急カーブが多いなどの理由でオートバイの二人乗りが危険と判断された路線に設置される。

歩行者通行止め

  1. 歩行者の通行は厳禁。
    • 自動車専用道路以外の、歩行者の通行が危険と判断された道路に設置される。
    • これを無視して大怪我したり命を落としてしまった場合、冗談抜きで保険が適用されない可能性があるので、絶対守ること。
  2. 主に高架のバイパス道路の入口に設置される。
    • 出口にも「車両進入禁止」とセットで設置されていることがある。
  3. 立体交差式の道路のアンダーパスや陸橋の部分、歩道が無いトンネルなどでもよく見かける。
  4. これがある場合、だいたい自転車などの軽車両も規制されていることが多い。
    • ごく稀に歩行者は通行禁止だけど自転車は通れるという道路もあるが、その場合は降りて手押しで進むのはダメ。
    • 原付や排気量125cc以下の二輪、小型特殊なども規制対象になることがある。
  5. デザインは「歩行者横断禁止」に似ている。
  6. 私道には滅多に設置されない。
    • 百貨店やショッピングモールなどの立体駐車場の入口にはこの標識とは別に企業独自のマークや文字を使用して歩行者の通行を禁止していることが多い。

タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め

  1. 名前こそ「○○通行止め」だが、デザイン的には「○○専用」である。
  2. 特定の豪雪地帯のみに設置されている。
  3. 大雪が予想される場合のみに適用される。
    • 普段はカバーで隠されているため、標識を拝むのは非常に難易度が高い。

歩行者専用

  1. 主に歩行者天国の商店街などに設置される。
  2. これがあった場合、歩行者のみが堂々と通行できる。
    • 実質的な効力は「車両通行止め」と同じ。
  3. 補助標識で「自転車を除く」「軽車両を除く」と書かれていない場合、自転車を乗って通行するのはNG。
    • ただし降りて押して進むのは歩行者扱いになるのでOK。
  4. 補助標識で「自転車を除く」と書かれていた場合、実質的な効力は「自転車及び歩行者専用」と同じになる。
    • が、歩行者優先であることがより強調される。
  5. デザインは父親(成人男性)と娘(女の子)がモチーフと言われている。

自転車及び歩行者専用

  1. 主にサイクリングロードに設置される標識である。
  2. 補助標識で時間帯を限定して通学路・生活道路に設置されることも多い。
    • 主に通勤・通学の需要が高い朝と夕方が規制対象になる。
  3. ここで言う自転車とは普通自転車のことを指すため、タンデム車(2人乗り以上の自転車)は通行できない。
    • タンデム車は「自転車以外の軽車両」に該当する。
  4. デフォルトだと左上に歩行者が、右下に自転車が描かれている。
    • 近年は鏡像(裏返し)バージョンもある。
  5. 「管理用車両を除く」はよく見る補助標識。
    • 許可車、指定車、居住者用車両も対象から除外されることが多い。
  6. サイクリングロードや歩道ではこの標識が、生活道路やアーケード街では「歩行者専用」(自転車を除く)が使われることが多い。

自転車専用

  1. 自転車のみが通行できることを示す標識。
  2. 歩行者は通行禁止。
    • 自転車を押して進むのもNG。
  3. 多くのサイクリングロードではこの標識では無く上の「自転車及び歩行者専用」が設置されるため、レア度の高い標識の一つになっている。
  4. 都市部だと歩行者と自転車を分離する目的で、歩道の左側に「歩行車専用」を、右側に「自転車専用」を設置することもある。
  5. 都市部だと「タンデム車を除く」の補助標識で、タンデム車も通れるようにしている場合もある。

自動車専用

  1. 高速自動車国道を含む自動車専用道路の入口に設置される標識。
    • 場合によっては出口に「車両進入禁止」とセットで設置されていることも。(車両進入禁止だけでは歩行者の誤進入を禁止できないため)
  2. この標識がある場合、歩行者、軽車両(自転車を含む)、125cc以下の二輪車の通行が禁止される。
    • また、126cc以上の二輪車に関しては「20歳未満」または「免許交付から3年未満の運転者」の二人乗りが禁止される。
    • 他にも駐停車禁止の効力も発生する。
  3. 補助標識に「高速自動車国道」がある場合と無い場合とで若干意味合いが異なる。
    • 高速自動車国道では小型特殊自動車や牽引自動車の通行禁止が追加される。
  4. 法令で自専道に指定されていないバイパスはこの標識では無く、歩行者通行止めや自転車通行止め(、場合によっては二輪通行止め)などのお団子で規制するのが普通。
    • 一般的には自専道の標識は有料道路、通行止めお団子は無料のイメージが強い。
      • ただ自専道の標識があっても無料で通れたり、逆に通行止めお団子でも有料の場合があるので、一概に断定することはできない。
    • 栃木だと通行止めお団子によって歩行者、自転車・軽車両、125cc以下の二輪、小型特殊、ミニカーを規制しているバイパスもあるが、正直かなり分かりにくいので自専の標識に変えても良いと思う…。
      • ミニカーまで律儀に補助標識に書くのが栃木クオリティである。

逆走禁止系統

一方通行

  1. 逆走禁止の道路の入口に設置される標識。
    • 逆に出口には「車両進入禁止」が設置されるため、この標識はほぼ車両進入禁止とセットと思って良い。
  2. 車両(自転車を含む)は矢印で指定された方向のみ進むことが出来る。
  3. よく見かける補助標識は「自動車(二輪を除く)や「自転車を除く」など。

自転車一方通行

  1. 激レア標識の一つ。
  2. 都市部の歩道やサイクリングロードでの自転車の逆走を禁止するために設置される。

車両進入禁止

  1. 歩行者以外はその場所からその道路に入ってはいけません。
    • 「自転車を除く」などの補助標識が無ければ自転車もこのルールを守らなければならない。忘れがちな点なので要注意。
  2. そこから入れないという意味では「車両通行止め」と同じだが、車両進入禁止は一方通行の出口側のみに設置される(つまり入口からは普通に入れるけど逆走はダメ)のに対し、車両通行止めはその道路自体の通行が禁止されているという点が異なる。
  3. 市街地の狭い道でよく見かける標識。
    • 逆方向から来た車との鉢合わせを防ぐため。
  4. 高速道路やバイパスの合流部分でも、逆走を禁止する目的で設置されていたりする。
    • また、出口部分にはこの標識と共に「歩行者通行止め」も設置されていることがある。(車両進入禁止だけだと歩行者の誤進入を禁止できないため)

指定方向外進行禁止

  1. 標識で示された矢印以外の方向に進んではいけません。
  2. 「自転車(または軽車両)を除く」の補助標識が無ければ、自転車も守らなければならない標識の一つ。
  3. 交差点や合流地点でよく見かける。
  4. 斜め方向の矢印は特殊な使われ方をしている。
    • 中央分離帯の端っこに左下矢印の標識がある場合があるが、これは標識より左側を走行しなさいと言う意味である。
    • 道路左側の路肩だと稀に右下矢印も見かける。

駐停車系統

駐車禁止

  1. 都会、田舎を問わず、全国的に当たり前に見かける標識の一つ。
  2. 斜線を左上から引っ張っている。
    • 漫画だと右上から引っ張ったマークを見かけることがあるが、これは間違い。
  3. 規制は必ずしも終日とは限らない。
    • 上側に時間帯が書かれていることが多いが、補助標識の場合もある。

駐停車禁止

  1. 駐車禁止の完全上位互換。
  2. 自専道以外のバイパス道路に設置されていることが多い。
  3. 市街地の幹線道路だと時間帯を限定したり、「乗降を除く」の補助標識があったりすることも。
  4. 自専道ではこの標識が無くても自動的に駐車・停車が禁止される。

速度規制

最高速度

  1. この標識に示された数字より大きい速度(km/h)で走行してはいけません。
    • とはいえ実際にはプラス10くらいまでは許容範囲と言われることが多い。
  2. この標識が無い場合、高速自動車国道は100キロ(大型貨物、牽引、三輪は80キロ)、それ以外(自動車専用道路を含む)は60キロ(原付は30キロ)が最高速度となる。
    • 自専道だと「高速道路では無いこと」を強調するためにあえて60の標識を設置したり、逆に高速自動車国道並みにするために100キロや80キロの標識を設置することもある。
  3. 高速道路やバイパスだと、大雨などの悪天候や渋滞に対応するために、LEDの可変式の標識が多い。
  4. 補助標識によって車種を限定することもあるが、一般道では激レアである。
    • 自専道では高速自動車国道並みの最高速度にするために、車種毎に100キロと80キロを並べて設置していることがある。
      • 逆に言えば自専道で100が単独で設置されていた場合、高速自動車国道では80までしか出せない大型貨物等も100で走行できることになってしまう…。
  5. 最近は無料のバイパス道路でも70や80を見かけるようになった。
    • ただ自専道以外のバイパスに80が設置された事例は今のところ栃木以外には存在しない。
  6. 90はまず見ない。
  7. 10刻みが一般的だが、私道では稀に5刻みも見かける。

最低速度

  1. 上記の「最高速度」に似ているが、数字の下にアンダーバーがある。
  2. こちらは逆に、標識で示された数値未満の速度(km/h)で走行してはいけない。
  3. 自動車専用道路以外では激レア標識である。
    • また、高速自動車国道ではデフォルトで50キロの最低速度が設定されているため、まず設置されない。
  4. 主な設置理由は、自専道の規制を高速自動車国道並みにするためである。
    • だから最高速度100キロの標識とセットであることが多い。
  5. 運転教本や下敷きでは30キロの最低速度標識をよく見かけるが、実際にあるのはほぼ全てが50キロである。

徐行

  1. とにかくゆっくり走行しなければならない。
    • 最高速度は10〜15キロ程度?
  2. 公道には少なく、むしろ私道に多い。
    • 具体的は設置場所は、ショッピングセンターの駐車場などである。
  3. 稀に外国人でも分かるように「SLOW」の文字が併記されていることも。

一時停止

  1. 正式名称が「止まれ」だと勘違いしている人が多い。
  2. 信号機のある交差点にはこれは設置されない。(赤点滅しか無い場合を除く)
  3. 本来は自転車も守るべき標識なのだが、守られないことも多いため、最近では「自転車も止まれ」の補助標識があることも。
  4. 最近は「止まれ」と「STOP」を併記している標識もある。

追越しのための右側部分はみ出し通行禁止

  1. 黄色いセンターラインとほぼセットで設置される標識。
    • 多くは片側1車線の対面通行の道路である。
  2. 世間一般的にはこの標識が追い越し禁止だと思われがちだが、実は「追越(し)禁止」の補助標識があった場合のみが正式な追越し禁止である。
    • とはいえ前方が四輪車であれば必然的に追い越しが不可能になるが…。

歩行者横断禁止

  1. 都市部の交通量の多い道路やバイパス道路でよく見かける。
  2. 横断歩道や歩道橋、地下道があるはずなので、面倒臭がらずに迂回しましょう。
  3. 最近では子供にも分かりやすいように「横断禁止」では無く「わたるな」の文字が書かれているものもある。

原動機付自転車の右折方法

二段階

  1. 通常は2車線以下の交差点で二段階右折が必要な場合に設置される。
    • 3車線以上の交差点であればこの標識が無くても二段階右折しなければならないが、守られていない場合は注意喚起のために意図的に設置されることがある。
  2. 小回り(二段階右折禁止)に比べてレア度はかなり高い。

小回り

  1. 3車線以上の交差点で二段階右折を禁止するために設置される。
    • 2車線以下の交差点ではこの標識が無くても小回り右折が原則となる。
  2. この標識がある交差点では、原付も51cc以上のオートバイや他の自動車と同じ方法で右折できる。

関連項目

 交通
鉄道 路面電車 船舶 バス(バス事業) 航空 自動車 乗り物
交通機関 運転免許証(種類別) THE 道 軽自動車 福祉仕様車
オートバイ 緊急車両 建設機械

標識 道路標識/種類別 道路標識/規制標識
道路施設 資格試験/交通系