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==道路交通==
{{Pathnav|標識}}
#歩行者信号機に表示される人物が赤が近くなると走り出す。
#*大阪人的な気質ですな。
#**多分それは大阪人的な気質ではない。
#**信号は目安に過ぎない。
#* ほとんどすべての歩行者信号にカウントダウン機能がついている。しかし、[[大阪]]の「赤が青に変わるまで何秒」ではなく「青が赤に変わるまで何秒」というカウントダウンである。
#交通マナーは一般的にあまりよろしくない。道路は完全に自動車・バイク優先。
#*横断歩道を渡っているときに右折してきた車(またはスクーター)の運転手と目が合うと、笑顔で軽く手を挙げてアクセルを踏み込んでくる。慣れないとマジ轢かれるので注意。
#*「~かもしれない」でなく、「~だろう」が正義。等速で歩けばおおむね前後をすり抜けてくれる。ある意味お互いを信頼している?
#**日本の「道路交通法」みたいなのは関係ないやね。互いのアイコミュニケーションが大事w
#*台湾に行ったときに、事故が起きた場合、車と歩行者では車の方に分があると聞いた。実際、夜中に飲み屋とかが挟んでる小道をありえんスピードでタクシーが突っ切っていた。
#「裕隆」という日産系列の自動車会社があり、町中いたる所で裕隆製の日産車を見かける。
#*セドリックベースの車を製造していた。
#*その名も「裕隆牌勝利型」
#*現在はティアナを製造。
#*ブルーバードのCMナレーションがオール日本語[http://www.youtube.com/watch?v=LVNHREPSdhE][http://www.youtube.com/watch?v=FTtGPvbz33Q]
#トヨタ、三菱、マツダ、ホンダとあらゆる日本車を見る。全体の7?8割くらいは日本車。
#*ちなみにトヨタは「豊田」、ホンダは「本田」。マツダはなぜか「馬自達」と書く。トラックは三菱がやたら多い(色はほとんど青)
#**マツダは日本名ファミリア=「イサムゲンキ」、トリビュート=「オシャレ」等おもしろいネーミングの車がある。テレビのCMでは最後に「シンハツバイ」のナレーションが入るのがお約束。
#***[http://jp.youtube.com/watch?v=8JlJGf_w8aE]
#*去年旅行に行ってきた友人曰く「Fordと三菱ばっかり」らしい。
#*現地のトヨタ車(コロナ)のリアに「Ⅰ Love 日本」&「日の丸」のステッカーが貼ってあった。なんかうれしかった。
#ホンダから技術供与を受けた台湾のオートバイメーカー(KYMCO社)は、本田宗一郎に「日本と同じものがつくれる様になりました! 是非見にきて下さい!」と送ったことで有名。現在も「世界のHONDAの技術が今も我が社の製品に生きている」と喧伝している。
#*KYMCO製のスクーターは日本でも輸入バイクショップで入手可。50ccクラス最強と噂されるスピードと馬力が一部マニアの間でウケているとか。安い・速い・丈夫と三拍子揃っているが、スピードメーターが若干いいかげんなのが南国気質(笑)。
#**AutoGageという台湾で製造している自動車用の後付け計器メーカーがある。国内の物に比べてお値段が手頃。
#**静岡市清水区の某バイク屋の店長曰く:「今や、日本の原付は乗っても面白くない。乗って面白い原付といえば、何たって台湾の原付です!」
#*一方韓国は「もう日本と同じ物が作れるようになった。もう来なくて良い」と言った。
#**そこで本田宗一郎さんブチギレですよ。
#**作れてない……日本と同じものどころか、'''台湾と同じもの'''さえ作れてない[http://www.kymco.co.jp/index_00.html]よ韓国。
#*ヨーロッパ二輪車界ではKYMCOのシェアはNo.2。ここでもKYMCO社は「HONDAの技術を受け継ぐKYMCOのバイクは、HONDA製と同様の品質と耐久性を備えています」とPRしている。HONDAから一切クレームがつかないので、実際同様のクオリティーだと思われる。
#**2ストエンジンに限って言えば、既にホンダを抜いていると思われる(ホンダは2スト苦手)。
#*もう装備品一つ一つが、「日本をまねた」というより「直接遺伝子を共有した」というレベル。台湾恐るべし。
#**高速鉄道も部品だけ日本から買って自前で開発できるんじゃないのか!?
#道がでこぼこしている。(道に面したお店がそれぞれ店の前の道を整備するため)
#*多くの歩道はその道に面したお店が自分の土地を提供しているらしい(だから、それぞれの店が歩道を整備するためにぼこぼこになる)。
#自転車の生産量では世界第1位。
#スクーター大国。独立メーカーの他に、日本のメーカーの製品も委託生産している。([[ヤマハ発動機|ヤマハ]]・[[スズキ]])
#*原付1種クラスは国産のようなリミッターが無い。
#*しかも何でもかんでもそのスクーターに乗せて移動する。大量の食材と子供3人をスクーター(!)に乗せて道を疾走する主婦を見た時は正直「ヤバくないか…」と思ったものだが特に珍しいものではないらしい。しかも警察も時に気にしてない様子。


==台湾高速鉄道==
[[ファイル:鬼怒テクノ通りの入口にある道路標識.jpeg|thumb]]
*参考[[wikipedia:ja:台湾高速鉄道]]・[http://slashdot.jp/articles/05/11/23/0712223.shtml]・[http://www2.explore.ne.jp/news/article.php?id=5461&r=sh]
#日本の[[新幹線]]を導入した良識ある国柄。が、とある理由で中々開通しなかった。
#*2007年1月5日開通。
#**良かった……延期スパイラルがこのまま続くのが本当に怖かった……
<!--#*[[wikipedia:ja:台湾高速鉄道|台灣高速鐵路]]開業-->
#*日本の新幹線技術が入った「台湾新幹線」。現在、台北-左営間で営業中。
#**しかし、不況の煽りを受けてがらがららしい。
#当初は欧州システムを基準に進められたため、分岐器はドイツ製、列車無線と運転士はフランス製、車輌などは日本製という、日欧混在システムとなっている。
#*無線と運転士が心配だな~
#*「技術性能・安全性は世界一との評価の高い日本の最新式新幹線を使用しています!」てのをPRしてた。
#*と言いつつドイツ製のポイントがしょっちゅう故障するし、何より地震対策が進んでいるから新幹線が逆転受注されたのに肝心のユレダスが採用されてなかったりする。
#**こと分岐器に関しては「ドイツの技術は世界イチィィィィィィィ!」ではないらしい。シュトロハイムがあの世で泣いてそうだ。
#*ソフトを担当したフランスの規格に合わないのが一因である。
#*「ソフトはフランス製」「ハードは日本製」という訳のわからん状況で日本の技術者は苦労している。
#*遅れた理由は韓国の手抜き工事や、中国の密貿易グループの妨害や、欧州の横槍が原因である。
#**手抜き工事が発生により、韓国は台湾の建設界及び入札から永久追放。
#前記のように他の国々からも技術や資本が入ってきたにもかかわらず、開業式に飾られたのは青天白日滿地紅旗と日の丸だけだった。
#*[[中華人民共和国|何処かの国]]とは偉い違いだ。
#駅や設備は日本そっくりだけど外国製車両の台鉄。車両は日本と全く同じだけどそれ以外は欧州基準な高鉄・・・
#*自動改札はフランス製。そのおかげで乗車券を通す方向・向きが固定され、間違えて立ち往生する人が後を絶たず。
#**在来線のは日本同様の磁気券(投入の方向も向きも問わない)なのに……
#窓の一部はハンマーが設置してあり、非常時は叩き割って外に脱出するようになっている。
#*優先席設置や、車内ドアの半自動化など日本と若干の変化がある。
#車内放送は[[中国語|普通語]]・台湾語・客家語・[[英語]]と多様だが、[[日本語]]は無し。[[九州新幹線]]は中国語あるのに・・・
#何故か[[アンサイクロペディア]]では東京まで通っていた。
#[[九州新幹線]]から[[沖縄]]経由で、この台湾高鉄まで直通運転させたい。
#実は、日本でいう私鉄である。
#*というわけで、国鉄である在来線とは競合関係にある。
#*全ての区間が、日本で言う東京・熱海、米原・新大阪、小倉・博多間のような状態にあるといって過言ではない。
#**台北・台中間では、高速鉄道開業後に在来線の自強号へ太魯閣が投入された。
#この新幹線の開通で航空路は大打撃を受けた。


==台湾国鉄==
==通行規制==
[[Image:Taiwan kyakusha.jpg|thumb|2009年現在もこのような列車が存在(最後部扉なし・乗降扉手動式)]]
===通行止め===
#台湾国鉄の在来線にも日本型車両が登場。ベースは[[九州旅客鉄道|JR九州]]885系。
#自動車や原動機付自転車は勿論、自転車や歩行者にも適用される'''最強の標識'''。
#[[東海旅客鉄道|JR東海]]313系ベースの通勤電車も登場。
#*別名、'''全面通行止め'''。
#*[http://jp.youtube.com/watch?v=1YA9_kcdbkg&feature=related その電車の車内では日本の発車メロディが流れる。]
#多くは工事中の道路や自然災害・事故の際に一時的に設置される。
#**おお!See You Againか
#常設のものであれば'''激レア標識の一つ'''。
#***びっくりした・・・。
#*山道や海岸の行き止まり、廃道、降雨量や積雪量が一定基準値以上になった場合の規制くらい。
#*ていうかあの外観のどこが313系?
#特殊な使い方として、「○○を除く」の補助標識で、特別に許可された一部の車両のみ通行を許可している場合がある。
#*この電車を模した駅弁スタンドが樹林駅にある。
#*例として[[バス事業#BRTの噂|バス専用道路(BRT)]]や湾岸の埋立地、[[しまなみ海道]]の原付道などがあげられる。
#台湾の在来線は日本の鉄道と雰囲気がとてもよく似ている為、日本の[[鉄道ファン|テツ]]にも結構人気らしい。
#*つりかけ駆動式の有料特急があるらしい。
#車両の製造元が米国・英国・イタリア・南アフリカ・韓国・日本とバラエティに富んでいるが、それは同時に国際社会における台湾の立場の不安定さを示している。
#*かつてはインド製の客車を保有していた。「インド車」と呼ばれて割と最近まで現役だった。
#日本とシステムが酷似しているため(ほとんど日本が敷設したんだから当然だが)、電化工事も日本が行うことが有力視されていたが、ちょうど日中国交締結交渉がなされている頃だったので断念した。
#*その代わりに英国が工事を行った。
#**おかげで保安システムなどにトラブルが多発したらしい。英国も日本や台湾ほど多数の列車を運転し、線路の近くにまで家が立ち並ぶような国ではないため。
#冷房があるかないかで運賃に差があったことも。
#未だに旧型客車が現存(2009年)。全廃は2010年の予定。
#*当然ながら冷房なし、手動扉。それも日本製。


===在来線の優等列車===
===車両通行止め===
#列車名は「自強号」・「莒光号」・「復興号」など、韓国と同じようにスローガン的なのが多い。
#車両に該当するものは全て通行禁止。
#*開発独裁時代を経験している国だとどうしても似てくる。
#*ただし自転車、原動機付自転車、自動二輪車はエンジンを止めて手押しで通るのはOK。
#今は無いが、昔は寝台車もあった。
#実質的な効力は「歩行者専用」と同じ。
#台湾東部の路線は西部の路線とつながるまで762mm軌間だったが、そんな軌道でぶっ飛ばしていたものだから大変怖かったと言う。
#設置されるのはだいたい狭い道か高規格のバイパス道路である。
#*この東部線にも寝台列車があった。
#*前者は補助標識で自転車や小型特殊自動車などを規制対象から除外することもある。
#**ナローゲージの寝台車ってスゲーな。
#*逆に後者では補助標識で「軽車両・原付」のように規制対象を限定する。
#「自強号」はプッシュプルの韓国ロテム製E1000型が主流だったが、トラブル頻発のために韓国企業の入札禁止措置に発展、最終的に日本製車両の導入へ繋がった。
#駅前ロータリーだと一般車の乗り入れを制限する目的で「タクシー(路線バス)を除く」の補助標識を追加している場合がある。
#*一緒に入札から追放された南アフリカ企業のことも忘れないであげてください。E1000は両端の機関車が南アフリカ製で、ロテムは中間の客車のみを製造しました。
#車椅子や乳母車は歩行者扱いなので対象外である。
#**最初の通勤電車EMU400も南アフリカ製だったはず。
#**自強号の車両は黎明期よりイギリス、南アフリカ、イタリア、韓国製といろいろ試されてきたが、いずれも故障が多発して遅延や運休の原因となっていた。
#「莒光号」は客車列車が多い。GE製の機関車も多く投入されている。
#*自動扉は採用されているが、駅に着く少し前から開く。
#日本のように運賃に加えて料金を取る制度ではなく、列車単位に距離制運賃が定められているため、優等列車でも短距離利用が結構ある。
#*松山・台北・板橋間に至っては種別を問わず共通運賃が採用されている。
#高速鉄道と在来線の運営会社が別のせいもあってか、高速鉄道開業でも日本みたいに在来線列車の廃止は無い。なお韓国は同一運営だったが削減ですんだ。
#*韓国で在来線特急が廃止できないのはKTXがバカ高い上に故障多発(台湾新幹線の「故障多発」なんてレベルではない)であてにならない為。
#**航空機と比較すればバカ高いわけでもないんだけどね。むしろ安い。
#*韓国で優等列車の完全廃止が無い他の理由として、高速バスシェアの高さも上げられる。航空機のシェアをKTXは確かに奪ったが、値段重視の高速バスには太刀打ちできないため。
#**因みにこの点は台湾も同じだったりする。
#「復興号」は今や絶滅危惧種。「普快車」と共に近く「区間車」にのまれ消える予定。
#*因みに復興号の運賃は区間車(電車)と同じである。しかし「普快車」同様に扉は手動。
#**「復興号」がついに定期運用が宜蘭~花蓮間1往復だけに…。
#***超☆準急「復興号」が台北~台東間に週末限定の1往復できた。「自強号」も抜かれる、運賃は「復興号」のまま。


==航空==
===二輪の自動車以外の自動車通行止め===
*[[チャイナエアライン]]
#四輪以上が規制対象だと思われているが、三輪自動車も対象である。
*[[エバー航空]]
#*通常は小型特殊自動車も規制対象に含まれる。
#高速鉄道が発展していなかったゆえ、国内輸送でもしばらく前まで航空機が浸透しており、6つも航空会社があった。
#多くは踏切や生活道路などの狭い道に設置されている。
#*台湾高速鉄道開業以前、台北~高雄の航空路線利用客数は世界2位だった(1位は東京~札幌)。
#農業用道路だと補助標識で小型特殊自動車や軽自動車を除外していることもある。
#しかし原油高騰と台湾高速鉄道の開業は打撃になり、遠東などは運行を停止した。
#*くれぐれも軽車両(エンジンが無い車両)と軽自動車(ナンバープレートが黄色の自動車)を混同しないように。
#*台北-台中の廃止等、整理は進んでおり、西部幹線側の航空路線は全て消える可能性が高くなっている。
#国内の航空網は高鉄開業でほぼ壊滅状態に追い込まれたため(残るは東部幹線方面と金門等への離島便)、今は大陸方面への輸送に注力するようになっている。
#*いわゆる「両岸直航」。共に相手を公式政府として認めていないのでこういう名前になる。
#*数年前まで台湾から中国へは香港か韓国・日本を経由する必要があったことを考えると、えらい変わりようである。


[[Category:台湾|こうつう]]
===大型貨物自動車等通行止め===
[[Category:各国の交通事情|たいわん]]
#大型貨物(所謂トラック)だけで無く、大型特殊自動車(工事用の重機やクレーン、除雪車など)や特定中型貨物自動車も規制される。
#補助標識で指定された数値(t)以上の積載量の貨物自動車が通行できない'''特定の最大積載量以上の貨物自動車等通行止め'''というのもあるよ。
 
===大型乗用自動車等通行止め===
#所謂バスが規制対象である。
#*大型乗用だけで無く、特定中型乗用自動車(マイクロバスなど)も規制対象に含まれる。
#よく見る補助標識は「マイクロ(バス)を除く」。
#*あと「路線バスを除く」。
#多くは大型貨物との組合せ標識で規制されるため、これ単独で見かけることは少ない。
 
===二輪の自動車・原動機付自転車通行止め===
#主な設置理由は「二輪の通行が危険なため」または「暴走族の排除」である。
#*前車は急カーブが多い道路やバイパス道路に多い。
#**バイパス道路だと原付や排気量125cc以下のものだけを規制対象としていることが多い。
#*後者は工業地帯や住宅街に多い。
#**こちらは逆に126cc以上のみを規制対象としていることが多い。
 
===自転車以外の軽車両通行止め===
#デザインは大八車(所謂リヤカー)がモチーフである。
#馬車、牛車、人力車、荷車、タンデム車なども規制対象に含まれる。
#多くの場合、自転車との組合せ標識で規制されるため、これ単独の規制標識は'''激レア'''である。
 
===自転車通行止め===
#これの対極にあたる「自転車(及び歩行者)専用」とは異なり、タンデム車も規制対象に含まれる。
#自動車専用道路では無いバイパス道路に設置されていることが多い。
#*他にも立体交差式の道路のアンダーパスや陸橋の部分などにも設置されていることが多い。
#*あとは自転車の走行が危険な坂道など。
#これ単独のものは大八車との組合せ標識よりはレア度が高いが、単独大八車よりはレア度が低い。
#*自転車が単独で通行止めになっている場合、そもそも馬車や人力車などの存在が無視されていることが多い。
#有料バイパスだと自転車に歩道を通行してもらうために、車道限定で自転車通行止めにしている場合がある。
 
===車両(組合せ)通行止め===
#よく見る組合せは「二輪の自動車以外の自動車と二輪の自動車・原動機付自転車」、「大型貨物自動車等と大型乗用自動車等」、そして「自転車以外の軽車両と自転車」である。
#ごく稀に「大型貨物と二輪」や「二輪と自転車」のような組合せを見ることもある。
 
===危険物積載車両通行止め===
#爆発物・毒物・劇物などを積載した車両(タンクローリーなど)の通行が禁止される。
#長さ5km以上の長大トンネルや水底トンネル以外にはほぼ設置されない標識である。
#*高速道路や有料バイパスではよく見かけるが、それ以外の一般道路では'''激レア'''の部類に入る。
 
===大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止===
#[[首都高速道路]]や東京高速道路(KK線)の入口などでよく見かける標識。
#*[[第三京浜道路・横浜新道#横浜新道の噂|横浜新道]]や[[中日本高速道路#小田原厚木道路|小田原厚木道路]]では補助標識で「20歳未満」と「免許交付から3年未満の運転者」に対象を限定して二人乗りを規制している。
#[[東京]]都内、[[神奈川]]県内では比較的よく見かけるが、それ以外の道府県では'''激レア'''である。
#自専道、高速道路ではこの標識が無くても条件によっては二人乗りが禁止される。
#*横浜新道や小田厚は法令的には自専道では無く一般有料道路であるため、自専道並みの規制にするためにこの標識が設置されている。
#一度は廃止された標識だが、高速道路や自専道でのバイクの二人乗りが解禁されたために復活した。
#*急カーブが多いなどの理由でオートバイの二人乗りが危険と判断された路線に設置される。
 
===歩行者通行止め===
#歩行者の通行は厳禁。
#*[[自動車専用道路]]以外の、歩行者の通行が危険と判断された道路に設置される。
#*これを無視して大怪我したり命を落としてしまった場合、'''冗談抜きで保険が適用されない可能性がある'''ので、絶対守ること。
#主に高架のバイパス道路の入口に設置される。
#*出口にも「車両進入禁止」とセットで設置されていることがある。
#立体交差式の道路のアンダーパスや陸橋の部分、歩道が無いトンネルなどでもよく見かける。
#これがある場合、だいたい自転車などの軽車両も規制されていることが多い。
#*ごく稀に歩行者は通行禁止だけど自転車は通れるという道路もあるが、その場合は降りて手押しで進むのはダメ。
#*原付や排気量125cc以下の二輪、小型特殊なども規制対象になることがある。
#デザインは「歩行者横断禁止」に似ている。
#私道には滅多に設置されない。
#*百貨店やショッピングモールなどの立体駐車場の入口にはこの標識とは別に企業独自のマークや文字を使用して歩行者の通行を禁止していることが多い。
 
===タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め===
#名前こそ「○○通行止め」だが、デザイン的には「○○専用」である。
#特定の豪雪地帯のみに設置されている。
#大雪が予想される場合のみに適用される。
#*普段はカバーで隠されているため、標識を拝むのは非常に難易度が高い。
 
===歩行者専用===
#主に歩行者天国の商店街などに設置される。
#これがあった場合、歩行者のみが堂々と通行できる。
#*実質的な効力は「車両通行止め」と同じ。
#補助標識で「自転車を除く」「軽車両を除く」と書かれていない場合、自転車を乗って通行するのはNG。
#*ただし降りて押して進むのは歩行者扱いになるのでOK。
#補助標識で「自転車を除く」と書かれていた場合、実質的な効力は「自転車及び歩行者専用」と同じになる。
#*が、歩行者優先であることがより強調される。
#デザインは父親(成人男性)と娘(女の子)がモチーフと言われている。
 
===自転車及び歩行者専用===
#主にサイクリングロードに設置される標識である。
#補助標識で時間帯を限定して通学路・生活道路に設置されることも多い。
#*主に通勤・通学の需要が高い朝と夕方が規制対象になる。
#ここで言う自転車とは普通自転車のことを指すため、タンデム車(2人乗り以上の自転車)は通行できない。
#*タンデム車は「自転車以外の軽車両」に該当する。
#デフォルトだと左上に歩行者が、右下に自転車が描かれている。
#*近年は鏡像(裏返し)バージョンもある。
#「管理用車両を除く」はよく見る補助標識。
#*許可車、指定車、居住者用車両も対象から除外されることが多い。
#サイクリングロードや歩道ではこの標識が、生活道路やアーケード街では「歩行者専用」(自転車を除く)が使われることが多い。
 
===自転車専用===
#自転車のみが通行できることを示す標識。
#歩行者は通行禁止。
#*自転車を押して進むのもNG。
#多くのサイクリングロードではこの標識では無く上の「自転車及び歩行者専用」が設置されるため、レア度の高い標識の一つになっている。
#都市部だと歩行者と自転車を分離する目的で、歩道の左側に「歩行車専用」を、右側に「自転車専用」を設置することもある。
#都市部だと「タンデム車を除く」の補助標識で、タンデム車も通れるようにしている場合もある。
 
===自動車専用===
#高速自動車国道を含む[[自動車専用道路]]の入口に設置される標識。
#*場合によっては出口に「車両進入禁止」とセットで設置されていることも。(車両進入禁止だけでは歩行者の誤進入を禁止できないため)
#この標識がある場合、歩行者、軽車両(自転車を含む)、125cc以下の二輪車の通行が禁止される。
#*また、126cc以上の二輪車に関しては「20歳未満」または「免許交付から3年未満の運転者」の二人乗りが禁止される。
#*他にも駐停車禁止の効力も発生する。
#補助標識に「[[高速道路|高速自動車国道]]」がある場合と無い場合とで若干意味合いが異なる。
#*高速自動車国道では小型特殊自動車や牽引自動車の通行禁止が追加される。
#[[法令]]で自専道に指定されていないバイパスはこの標識では無く、歩行者通行止めや自転車通行止め(、場合によっては二輪通行止め)などのお団子で規制するのが普通。
#*一般的には自専道の標識は有料道路、通行止めお団子は無料のイメージが強い。
#**ただ自専道の標識があっても無料で通れたり、逆に通行止めお団子でも有料の場合があるので、一概に断定することはできない。
#*栃木だと通行止めお団子によって歩行者、自転車・軽車両、125cc以下の二輪、小型特殊、ミニカーを規制しているバイパスもあるが、正直かなり分かりにくいので自専の標識に変えても良いと思う…。
#**ミニカーまで律儀に補助標識に書くのが栃木クオリティである。
 
==逆走禁止系統==
===一方通行===
#逆走禁止の道路の入口に設置される標識。
#*逆に出口には「車両進入禁止」が設置されるため、この標識はほぼ車両進入禁止とセットと思って良い。
#車両(自転車を含む)は矢印で指定された方向のみ進むことが出来る。
#よく見かける補助標識は「自動車(二輪を除く)や「自転車を除く」など。
 
===自転車一方通行===
#'''激レア標識'''の一つ。
#都市部の歩道やサイクリングロードでの自転車の逆走を禁止するために設置される。
 
===車両進入禁止===
#歩行者以外はその場所からその道路に入ってはいけません。
#*「自転車を除く」などの補助標識が無ければ自転車もこのルールを守らなければならない。忘れがちな点なので要注意。
#そこから入れないという意味では「車両通行止め」と同じだが、車両進入禁止は一方通行の出口側のみに設置される(つまり入口からは普通に入れるけど逆走はダメ)のに対し、車両通行止めはその道路自体の通行が禁止されているという点が異なる。
#市街地の狭い道でよく見かける標識。
#*逆方向から来た車との鉢合わせを防ぐため。
#高速道路やバイパスの合流部分でも、逆走を禁止する目的で設置されていたりする。
#*また、出口部分にはこの標識と共に「歩行者通行止め」も設置されていることがある。(車両進入禁止だけだと歩行者の誤進入を禁止できないため)
 
==指定方向外進行禁止==
#標識で示された矢印以外の方向に進んではいけません。
#「自転車(または軽車両)を除く」の補助標識が無ければ、自転車も守らなければならない標識の一つ。
#交差点や合流地点でよく見かける。
#斜め方向の矢印は特殊な使われ方をしている。
#*中央分離帯の端っこに左下矢印の標識がある場合があるが、これは標識より左側を走行しなさいと言う意味である。
#*道路左側の路肩だと稀に右下矢印も見かける。
 
==駐停車系統==
===駐車禁止===
#都会、田舎を問わず、全国的に当たり前に見かける標識の一つ。
#斜線を左上から引っ張っている。
#*漫画だと右上から引っ張ったマークを見かけることがあるが、これは間違い。
#規制は必ずしも終日とは限らない。
#*上側に時間帯が書かれていることが多いが、補助標識の場合もある。
 
===駐停車禁止===
#駐車禁止の完全上位互換。
#自専道以外のバイパス道路に設置されていることが多い。
#市街地の幹線道路だと時間帯を限定したり、「乗降を除く」の補助標識があったりすることも。
#自専道ではこの標識が無くても自動的に駐車・停車が禁止される。
 
==速度規制==
===最高速度===
#この標識に示された数字より大きい速度(km/h)で走行してはいけません。
#*とはいえ実際にはプラス10くらいまでは許容範囲と言われることが多い。
#この標識が無い場合、高速自動車国道は100キロ(大型貨物、牽引、三輪は80キロ)、それ以外(自動車専用道路を含む)は60キロ(原付は30キロ)が最高速度となる。
#*自専道だと「高速道路では無いこと」を強調するためにあえて60の標識を設置したり、逆に高速自動車国道並みにするために100キロや80キロの標識を設置することもある。
#高速道路やバイパスだと、大雨などの悪天候や渋滞に対応するために、LEDの可変式の標識が多い。
#補助標識によって車種を限定することもあるが、一般道では'''激レア'''である。
#*自専道では高速自動車国道並みの最高速度にするために、車種毎に100キロと80キロを並べて設置していることがある。
#**逆に言えば自専道で100が単独で設置されていた場合、高速自動車国道では80までしか出せない大型貨物等も100で走行できることになってしまう…。
#最近は無料のバイパス道路でも70や80を見かけるようになった。
#*ただ自専道以外のバイパスに80が設置された事例は今のところ[[栃木]]以外には存在しない。
#90はまず見ない。
#10刻みが一般的だが、私道では稀に5刻みも見かける。
 
===最低速度===
#上記の「最高速度」に似ているが、数字の下にアンダーバーがある。
#こちらは逆に、標識で示された数値未満の速度(km/h)で走行してはいけない。
#自動車専用道路以外では'''激レア標識'''である。
#*また、高速自動車国道ではデフォルトで50キロの最低速度が設定されているため、まず設置されない。
#主な設置理由は、自専道の規制を高速自動車国道並みにするためである。
#*だから最高速度100キロの標識とセットであることが多い。
#運転教本や下敷きでは30キロの最低速度標識をよく見かけるが、実際にあるのはほぼ全てが50キロである。
 
===徐行===
#とにかくゆっくり走行しなければならない。
#*最高速度は10〜15キロ程度?
#公道には少なく、むしろ私道に多い。
#*具体的は設置場所は、ショッピングセンターの駐車場などである。
#稀に外国人でも分かるように「SLOW」の文字が併記されていることも。
 
==一時停止==
#正式名称が「止まれ」だと勘違いしている人が多い。
#信号機のある交差点にはこれは設置されない。(赤点滅しか無い場合を除く)
#本来は自転車も守るべき標識なのだが、守られないことも多いため、最近では「自転車も止まれ」の補助標識があることも。
#最近は「止まれ」と「STOP」を併記している標識もある。
 
==追越しのための右側部分はみ出し通行禁止==
#黄色いセンターラインとほぼセットで設置される標識。
#*多くは片側1車線の対面通行の道路である。
#世間一般的にはこの標識が追い越し禁止だと思われがちだが、実は「追越(し)禁止」の補助標識があった場合のみが正式な追越し禁止である。
#*とはいえ前方が四輪車であれば必然的に追い越しが不可能になるが…。
 
==歩行者横断禁止==
#都市部の交通量の多い道路やバイパス道路でよく見かける。
#横断歩道や歩道橋、地下道があるはずなので、面倒臭がらずに迂回しましょう。
#最近では子供にも分かりやすいように「横断禁止」では無く「わたるな」の文字が書かれているものもある。
 
==原動機付自転車の右折方法==
===二段階===
#通常は2車線以下の交差点で二段階右折が必要な場合に設置される。
#*3車線以上の交差点であればこの標識が無くても二段階右折しなければならないが、守られていない場合は注意喚起のために意図的に設置されることがある。
#小回り(二段階右折禁止)に比べてレア度はかなり高い。
 
===小回り===
#3車線以上の交差点で二段階右折を禁止するために設置される。
#*2車線以下の交差点ではこの標識が無くても小回り右折が原則となる。
#この標識がある交差点では、原付も51cc以上のオートバイや他の自動車と同じ方法で右折できる。
 
==関連項目==
*[[運転免許証]]
 
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2021年12月14日 (火) 11:04時点における版

鬼怒テクノ通りの入口にある道路標識.jpeg

通行規制

通行止め

  1. 自動車や原動機付自転車は勿論、自転車や歩行者にも適用される最強の標識
    • 別名、全面通行止め
  2. 多くは工事中の道路や自然災害・事故の際に一時的に設置される。
  3. 常設のものであれば激レア標識の一つ
    • 山道や海岸の行き止まり、廃道、降雨量や積雪量が一定基準値以上になった場合の規制くらい。
  4. 特殊な使い方として、「○○を除く」の補助標識で、特別に許可された一部の車両のみ通行を許可している場合がある。

車両通行止め

  1. 車両に該当するものは全て通行禁止。
    • ただし自転車、原動機付自転車、自動二輪車はエンジンを止めて手押しで通るのはOK。
  2. 実質的な効力は「歩行者専用」と同じ。
  3. 設置されるのはだいたい狭い道か高規格のバイパス道路である。
    • 前者は補助標識で自転車や小型特殊自動車などを規制対象から除外することもある。
    • 逆に後者では補助標識で「軽車両・原付」のように規制対象を限定する。
  4. 駅前ロータリーだと一般車の乗り入れを制限する目的で「タクシー(路線バス)を除く」の補助標識を追加している場合がある。
  5. 車椅子や乳母車は歩行者扱いなので対象外である。

二輪の自動車以外の自動車通行止め

  1. 四輪以上が規制対象だと思われているが、三輪自動車も対象である。
    • 通常は小型特殊自動車も規制対象に含まれる。
  2. 多くは踏切や生活道路などの狭い道に設置されている。
  3. 農業用道路だと補助標識で小型特殊自動車や軽自動車を除外していることもある。
    • くれぐれも軽車両(エンジンが無い車両)と軽自動車(ナンバープレートが黄色の自動車)を混同しないように。

大型貨物自動車等通行止め

  1. 大型貨物(所謂トラック)だけで無く、大型特殊自動車(工事用の重機やクレーン、除雪車など)や特定中型貨物自動車も規制される。
  2. 補助標識で指定された数値(t)以上の積載量の貨物自動車が通行できない特定の最大積載量以上の貨物自動車等通行止めというのもあるよ。

大型乗用自動車等通行止め

  1. 所謂バスが規制対象である。
    • 大型乗用だけで無く、特定中型乗用自動車(マイクロバスなど)も規制対象に含まれる。
  2. よく見る補助標識は「マイクロ(バス)を除く」。
    • あと「路線バスを除く」。
  3. 多くは大型貨物との組合せ標識で規制されるため、これ単独で見かけることは少ない。

二輪の自動車・原動機付自転車通行止め

  1. 主な設置理由は「二輪の通行が危険なため」または「暴走族の排除」である。
    • 前車は急カーブが多い道路やバイパス道路に多い。
      • バイパス道路だと原付や排気量125cc以下のものだけを規制対象としていることが多い。
    • 後者は工業地帯や住宅街に多い。
      • こちらは逆に126cc以上のみを規制対象としていることが多い。

自転車以外の軽車両通行止め

  1. デザインは大八車(所謂リヤカー)がモチーフである。
  2. 馬車、牛車、人力車、荷車、タンデム車なども規制対象に含まれる。
  3. 多くの場合、自転車との組合せ標識で規制されるため、これ単独の規制標識は激レアである。

自転車通行止め

  1. これの対極にあたる「自転車(及び歩行者)専用」とは異なり、タンデム車も規制対象に含まれる。
  2. 自動車専用道路では無いバイパス道路に設置されていることが多い。
    • 他にも立体交差式の道路のアンダーパスや陸橋の部分などにも設置されていることが多い。
    • あとは自転車の走行が危険な坂道など。
  3. これ単独のものは大八車との組合せ標識よりはレア度が高いが、単独大八車よりはレア度が低い。
    • 自転車が単独で通行止めになっている場合、そもそも馬車や人力車などの存在が無視されていることが多い。
  4. 有料バイパスだと自転車に歩道を通行してもらうために、車道限定で自転車通行止めにしている場合がある。

車両(組合せ)通行止め

  1. よく見る組合せは「二輪の自動車以外の自動車と二輪の自動車・原動機付自転車」、「大型貨物自動車等と大型乗用自動車等」、そして「自転車以外の軽車両と自転車」である。
  2. ごく稀に「大型貨物と二輪」や「二輪と自転車」のような組合せを見ることもある。

危険物積載車両通行止め

  1. 爆発物・毒物・劇物などを積載した車両(タンクローリーなど)の通行が禁止される。
  2. 長さ5km以上の長大トンネルや水底トンネル以外にはほぼ設置されない標識である。
    • 高速道路や有料バイパスではよく見かけるが、それ以外の一般道路では激レアの部類に入る。

大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止

  1. 首都高速道路や東京高速道路(KK線)の入口などでよく見かける標識。
    • 横浜新道小田原厚木道路では補助標識で「20歳未満」と「免許交付から3年未満の運転者」に対象を限定して二人乗りを規制している。
  2. 東京都内、神奈川県内では比較的よく見かけるが、それ以外の道府県では激レアである。
  3. 自専道、高速道路ではこの標識が無くても条件によっては二人乗りが禁止される。
    • 横浜新道や小田厚は法令的には自専道では無く一般有料道路であるため、自専道並みの規制にするためにこの標識が設置されている。
  4. 一度は廃止された標識だが、高速道路や自専道でのバイクの二人乗りが解禁されたために復活した。
    • 急カーブが多いなどの理由でオートバイの二人乗りが危険と判断された路線に設置される。

歩行者通行止め

  1. 歩行者の通行は厳禁。
    • 自動車専用道路以外の、歩行者の通行が危険と判断された道路に設置される。
    • これを無視して大怪我したり命を落としてしまった場合、冗談抜きで保険が適用されない可能性があるので、絶対守ること。
  2. 主に高架のバイパス道路の入口に設置される。
    • 出口にも「車両進入禁止」とセットで設置されていることがある。
  3. 立体交差式の道路のアンダーパスや陸橋の部分、歩道が無いトンネルなどでもよく見かける。
  4. これがある場合、だいたい自転車などの軽車両も規制されていることが多い。
    • ごく稀に歩行者は通行禁止だけど自転車は通れるという道路もあるが、その場合は降りて手押しで進むのはダメ。
    • 原付や排気量125cc以下の二輪、小型特殊なども規制対象になることがある。
  5. デザインは「歩行者横断禁止」に似ている。
  6. 私道には滅多に設置されない。
    • 百貨店やショッピングモールなどの立体駐車場の入口にはこの標識とは別に企業独自のマークや文字を使用して歩行者の通行を禁止していることが多い。

タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め

  1. 名前こそ「○○通行止め」だが、デザイン的には「○○専用」である。
  2. 特定の豪雪地帯のみに設置されている。
  3. 大雪が予想される場合のみに適用される。
    • 普段はカバーで隠されているため、標識を拝むのは非常に難易度が高い。

歩行者専用

  1. 主に歩行者天国の商店街などに設置される。
  2. これがあった場合、歩行者のみが堂々と通行できる。
    • 実質的な効力は「車両通行止め」と同じ。
  3. 補助標識で「自転車を除く」「軽車両を除く」と書かれていない場合、自転車を乗って通行するのはNG。
    • ただし降りて押して進むのは歩行者扱いになるのでOK。
  4. 補助標識で「自転車を除く」と書かれていた場合、実質的な効力は「自転車及び歩行者専用」と同じになる。
    • が、歩行者優先であることがより強調される。
  5. デザインは父親(成人男性)と娘(女の子)がモチーフと言われている。

自転車及び歩行者専用

  1. 主にサイクリングロードに設置される標識である。
  2. 補助標識で時間帯を限定して通学路・生活道路に設置されることも多い。
    • 主に通勤・通学の需要が高い朝と夕方が規制対象になる。
  3. ここで言う自転車とは普通自転車のことを指すため、タンデム車(2人乗り以上の自転車)は通行できない。
    • タンデム車は「自転車以外の軽車両」に該当する。
  4. デフォルトだと左上に歩行者が、右下に自転車が描かれている。
    • 近年は鏡像(裏返し)バージョンもある。
  5. 「管理用車両を除く」はよく見る補助標識。
    • 許可車、指定車、居住者用車両も対象から除外されることが多い。
  6. サイクリングロードや歩道ではこの標識が、生活道路やアーケード街では「歩行者専用」(自転車を除く)が使われることが多い。

自転車専用

  1. 自転車のみが通行できることを示す標識。
  2. 歩行者は通行禁止。
    • 自転車を押して進むのもNG。
  3. 多くのサイクリングロードではこの標識では無く上の「自転車及び歩行者専用」が設置されるため、レア度の高い標識の一つになっている。
  4. 都市部だと歩行者と自転車を分離する目的で、歩道の左側に「歩行車専用」を、右側に「自転車専用」を設置することもある。
  5. 都市部だと「タンデム車を除く」の補助標識で、タンデム車も通れるようにしている場合もある。

自動車専用

  1. 高速自動車国道を含む自動車専用道路の入口に設置される標識。
    • 場合によっては出口に「車両進入禁止」とセットで設置されていることも。(車両進入禁止だけでは歩行者の誤進入を禁止できないため)
  2. この標識がある場合、歩行者、軽車両(自転車を含む)、125cc以下の二輪車の通行が禁止される。
    • また、126cc以上の二輪車に関しては「20歳未満」または「免許交付から3年未満の運転者」の二人乗りが禁止される。
    • 他にも駐停車禁止の効力も発生する。
  3. 補助標識に「高速自動車国道」がある場合と無い場合とで若干意味合いが異なる。
    • 高速自動車国道では小型特殊自動車や牽引自動車の通行禁止が追加される。
  4. 法令で自専道に指定されていないバイパスはこの標識では無く、歩行者通行止めや自転車通行止め(、場合によっては二輪通行止め)などのお団子で規制するのが普通。
    • 一般的には自専道の標識は有料道路、通行止めお団子は無料のイメージが強い。
      • ただ自専道の標識があっても無料で通れたり、逆に通行止めお団子でも有料の場合があるので、一概に断定することはできない。
    • 栃木だと通行止めお団子によって歩行者、自転車・軽車両、125cc以下の二輪、小型特殊、ミニカーを規制しているバイパスもあるが、正直かなり分かりにくいので自専の標識に変えても良いと思う…。
      • ミニカーまで律儀に補助標識に書くのが栃木クオリティである。

逆走禁止系統

一方通行

  1. 逆走禁止の道路の入口に設置される標識。
    • 逆に出口には「車両進入禁止」が設置されるため、この標識はほぼ車両進入禁止とセットと思って良い。
  2. 車両(自転車を含む)は矢印で指定された方向のみ進むことが出来る。
  3. よく見かける補助標識は「自動車(二輪を除く)や「自転車を除く」など。

自転車一方通行

  1. 激レア標識の一つ。
  2. 都市部の歩道やサイクリングロードでの自転車の逆走を禁止するために設置される。

車両進入禁止

  1. 歩行者以外はその場所からその道路に入ってはいけません。
    • 「自転車を除く」などの補助標識が無ければ自転車もこのルールを守らなければならない。忘れがちな点なので要注意。
  2. そこから入れないという意味では「車両通行止め」と同じだが、車両進入禁止は一方通行の出口側のみに設置される(つまり入口からは普通に入れるけど逆走はダメ)のに対し、車両通行止めはその道路自体の通行が禁止されているという点が異なる。
  3. 市街地の狭い道でよく見かける標識。
    • 逆方向から来た車との鉢合わせを防ぐため。
  4. 高速道路やバイパスの合流部分でも、逆走を禁止する目的で設置されていたりする。
    • また、出口部分にはこの標識と共に「歩行者通行止め」も設置されていることがある。(車両進入禁止だけだと歩行者の誤進入を禁止できないため)

指定方向外進行禁止

  1. 標識で示された矢印以外の方向に進んではいけません。
  2. 「自転車(または軽車両)を除く」の補助標識が無ければ、自転車も守らなければならない標識の一つ。
  3. 交差点や合流地点でよく見かける。
  4. 斜め方向の矢印は特殊な使われ方をしている。
    • 中央分離帯の端っこに左下矢印の標識がある場合があるが、これは標識より左側を走行しなさいと言う意味である。
    • 道路左側の路肩だと稀に右下矢印も見かける。

駐停車系統

駐車禁止

  1. 都会、田舎を問わず、全国的に当たり前に見かける標識の一つ。
  2. 斜線を左上から引っ張っている。
    • 漫画だと右上から引っ張ったマークを見かけることがあるが、これは間違い。
  3. 規制は必ずしも終日とは限らない。
    • 上側に時間帯が書かれていることが多いが、補助標識の場合もある。

駐停車禁止

  1. 駐車禁止の完全上位互換。
  2. 自専道以外のバイパス道路に設置されていることが多い。
  3. 市街地の幹線道路だと時間帯を限定したり、「乗降を除く」の補助標識があったりすることも。
  4. 自専道ではこの標識が無くても自動的に駐車・停車が禁止される。

速度規制

最高速度

  1. この標識に示された数字より大きい速度(km/h)で走行してはいけません。
    • とはいえ実際にはプラス10くらいまでは許容範囲と言われることが多い。
  2. この標識が無い場合、高速自動車国道は100キロ(大型貨物、牽引、三輪は80キロ)、それ以外(自動車専用道路を含む)は60キロ(原付は30キロ)が最高速度となる。
    • 自専道だと「高速道路では無いこと」を強調するためにあえて60の標識を設置したり、逆に高速自動車国道並みにするために100キロや80キロの標識を設置することもある。
  3. 高速道路やバイパスだと、大雨などの悪天候や渋滞に対応するために、LEDの可変式の標識が多い。
  4. 補助標識によって車種を限定することもあるが、一般道では激レアである。
    • 自専道では高速自動車国道並みの最高速度にするために、車種毎に100キロと80キロを並べて設置していることがある。
      • 逆に言えば自専道で100が単独で設置されていた場合、高速自動車国道では80までしか出せない大型貨物等も100で走行できることになってしまう…。
  5. 最近は無料のバイパス道路でも70や80を見かけるようになった。
    • ただ自専道以外のバイパスに80が設置された事例は今のところ栃木以外には存在しない。
  6. 90はまず見ない。
  7. 10刻みが一般的だが、私道では稀に5刻みも見かける。

最低速度

  1. 上記の「最高速度」に似ているが、数字の下にアンダーバーがある。
  2. こちらは逆に、標識で示された数値未満の速度(km/h)で走行してはいけない。
  3. 自動車専用道路以外では激レア標識である。
    • また、高速自動車国道ではデフォルトで50キロの最低速度が設定されているため、まず設置されない。
  4. 主な設置理由は、自専道の規制を高速自動車国道並みにするためである。
    • だから最高速度100キロの標識とセットであることが多い。
  5. 運転教本や下敷きでは30キロの最低速度標識をよく見かけるが、実際にあるのはほぼ全てが50キロである。

徐行

  1. とにかくゆっくり走行しなければならない。
    • 最高速度は10〜15キロ程度?
  2. 公道には少なく、むしろ私道に多い。
    • 具体的は設置場所は、ショッピングセンターの駐車場などである。
  3. 稀に外国人でも分かるように「SLOW」の文字が併記されていることも。

一時停止

  1. 正式名称が「止まれ」だと勘違いしている人が多い。
  2. 信号機のある交差点にはこれは設置されない。(赤点滅しか無い場合を除く)
  3. 本来は自転車も守るべき標識なのだが、守られないことも多いため、最近では「自転車も止まれ」の補助標識があることも。
  4. 最近は「止まれ」と「STOP」を併記している標識もある。

追越しのための右側部分はみ出し通行禁止

  1. 黄色いセンターラインとほぼセットで設置される標識。
    • 多くは片側1車線の対面通行の道路である。
  2. 世間一般的にはこの標識が追い越し禁止だと思われがちだが、実は「追越(し)禁止」の補助標識があった場合のみが正式な追越し禁止である。
    • とはいえ前方が四輪車であれば必然的に追い越しが不可能になるが…。

歩行者横断禁止

  1. 都市部の交通量の多い道路やバイパス道路でよく見かける。
  2. 横断歩道や歩道橋、地下道があるはずなので、面倒臭がらずに迂回しましょう。
  3. 最近では子供にも分かりやすいように「横断禁止」では無く「わたるな」の文字が書かれているものもある。

原動機付自転車の右折方法

二段階

  1. 通常は2車線以下の交差点で二段階右折が必要な場合に設置される。
    • 3車線以上の交差点であればこの標識が無くても二段階右折しなければならないが、守られていない場合は注意喚起のために意図的に設置されることがある。
  2. 小回り(二段階右折禁止)に比べてレア度はかなり高い。

小回り

  1. 3車線以上の交差点で二段階右折を禁止するために設置される。
    • 2車線以下の交差点ではこの標識が無くても小回り右折が原則となる。
  2. この標識がある交差点では、原付も51cc以上のオートバイや他の自動車と同じ方法で右折できる。

関連項目

 交通
鉄道 路面電車 船舶 バス(バス事業) 航空 自動車 乗り物
交通機関 運転免許証(種類別) THE 道 軽自動車 福祉仕様車
オートバイ 緊急車両 建設機械

標識 道路標識/種類別 道路標識/規制標識
道路施設 資格試験/交通系