ベタな成人式の法則
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毎年1月に各地で行われるベタな成人式。
ベタな成人式
- 出身中学校別に自然に分かれる。または主催者側が意図的に分ける。
- 中学卒業後にその地域に転入してきた人が、話に溶け込めずに孤独になる。
- 中学時代いじめられていた新成人は当然欠席。引っ越し等で全然知らない奴ばかりの方が逆に出席しやすい。
- 中学卒業以来久しぶりに会う元同級生もいるが、顔や体格が大きく変わっていて一瞬誰だかわからなくなる。
- 式の終了後、二次会として中学校ごとに同窓会を開く。大学の卒業式と謝恩会のように定番のセットになっている。
- それぞれの小中学校で新成人を受け持った先生達が遊びに来ている。
- コロナ感染拡大全盛期だった2021年頃は、出身小中学校の地区ごとに午前の部・午後の部に分けて開催した自治体が見られた。
- 大学受験の浪人生にとっては、憂鬱を隠す苦難が待ち受ける。
- 田舎ではお盆や正月に開催する事も。
- 雪国はゴールデンウィークの辺りか夏に時期をずらす
- 自分の県(北日本)では成人式の夏開催を批判する投書が新聞に載った。「成人式はカレンダー通り1月にすべきだ」という内容だった。
- 最近は会社単位で前もってやることもある。業種によっては忙しい時期にぶつかるため。
- 会社によっては成人式の日が仕事ということがあるので、社内で成人式を行う所もある。(鉄道会社など)
- はとバスガイドさんたちの成人式は、とくによくTVのニュースで取り上げられる。
- コンビニのバイトも含め「連休中で休みにくいので出席出来なかった」というエピソードもよく聞かれる。
- 田舎の成人式はヤンキーだらけ
- 優等生は都会の大学に流出し、しかも試験の時期と重なったり、授業が始まっていたりとかで軒並み出席率が低い
- 田舎に行けば行くほど治安の悪い地域が多く、荒れるニュースが他人事じゃなくなる。
- そして地元がそういうニュースになってしまうと複雑。歳の近い世代なら尚更。
- 大した事ないだろうとスルーしたら、その後の同窓会で1人だけ私服でショックを受ける(実話)。
- 10代後半の人は、この時期になると「もうすぐだな」と思って、成人式の様子が映ったニュースを見ている。
- さらに顔が広い人の場合、「その時は久しぶりに昔の友達に会うから、沢山の人に声かけられそう」と思う。
- さらに19歳(遅生まれ)の人は、「いよいよ来年だな」と思って、来年の成人式を想像する。
- このころになると、百貨店、呉服専門店、さらには貸衣装やさんから、わんさかと晴れ着の販売や貸し出しの案内DMが届く。
- 歳の近い先輩からお話を聞いて、尚更自分の学年が迎えるのを楽しみにする。
- 反対に21歳以上の人は「あれから○年か〜」と自分の代の時を懐かしみながら、成人式関連のニュースを見る。
- 後輩の成人式の写真をSNSで見て自分の代の時を思い出す。
- さらに40歳(新年度に41歳になる)の人は「2度目の成人式か〜」と言う。
- 自分より年下の世代で更に歳が離れていくと、テレビのニュースでの21年前の世相ネタを懐かしみつつ、自分の年齢を実感させられて切なくなる。
- 特に1月15日に成人式をやった世代は1月の第2月曜に移った世代が羨ましくなる。
- 余談ながら前者と後者では若者時代の文化も大きく異なる(ちょうどポスト団塊ジュニア世代がその境界にあたる)。
- 成人の日が移ってから関西の場合十日戎と重なることも多くなった。
- そうなったきっかけは阪神・淡路大震災(1月17日)だったりもする。
- 1月15日が成人式だった時代は新成人が学齢方式ではなく単純に1月15日の時点で20歳、という人が対象だった。
- 「あの時代に生まれた赤ちゃんが新成人世代か〜」と時代の流れを感じさせられる。
- 特に1月15日に成人式をやった世代は1月の第2月曜に移った世代が羨ましくなる。
- 自治体新聞(『広報』など)の2月号は、ほぼ必ず表紙に成人式の写真が載る。
- また、その新聞の最初は、市長と新成人の対談が載る。
- 式で舞台に立って挨拶した新成人代表と市長の座談会が載る。
- 一緒に迎えた同級生だけでなく歳の近い先輩後輩も含め、自分の知り合いが載ると嬉しい。
- また、その新聞の最初は、市長と新成人の対談が載る。
- 有名人のインタビューで決まって出る単語は「酒」。
- 「タバコ」はイメージ悪くなるせいか滅多に聞かれない。
- 「馬券」はたまに聞かれる。
- この日だけ小学校に着物姿で人が集まっているのを何故だろう?と子供ながらに思っていたのを覚えている。
- 48グループの新成人メンバーが神田明神に集まる。
- ヲタはその集まった顔ぶれを見て当たり年か外れ年かを判断する。
- 新成人世代のヲタが同学年のメンバーを思い出し、当たり年だと誇りに思うが、外れ年だと他の学年が羨ましくなる。
- 新成人世代の中心メンバーが記者からの取材で自らの学年に代名詞を命名する。(例・1995年度生まれの48グループ「遅咲き世代」)
- 乃木坂46も乃木神社 (東京都港区) で成人式を行うみたい。
- 自分が新成人でなくても、兄弟姉妹が成人式を迎えたことをSNSで報告するメンバーも見かける。
- ヲタはその集まった顔ぶれを見て当たり年か外れ年かを判断する。
- 何故この方を選んだのか?と聞きたくなるような芸能人がゲストで来る。
- 地元に縁のある方ならともかく…。
- 何故か雪が降る。
- というか雪が降りやすい時期なので雪が降るとそれが印象に残ってしまう。
- 例としては1992年度生まれが迎えた2013年は全国的な大雪の中での成人式だった。
- 学校などの行事を自然災害とともに迎えたなどの不運をネタにされがちな学年だったが、この大雪の中での成人式はむしろ良い意味でネタにすべきだと思う(書いた自分も92年生まれ)
- 例としては1992年度生まれが迎えた2013年は全国的な大雪の中での成人式だった。
- というか雪が降りやすい時期なので雪が降るとそれが印象に残ってしまう。
- 現在はこの日にサッカー高校選手権の決勝が開催されているので、そっちが気がかりな人もいるかも。
- 1月最初の放送の「サザエさん」で波平さんやサザエさんが街中で新成人を見て、未来のカツオやワカメを想像する。
- ワカメが女性の新成人の袴姿に反応する。
- 当日限定で新成人の学年限定で割引・無料にする店もよく見る。
- 例としてはマクドナルドでビッグマックが新成人の学年限定で無料だった。
- 式から帰宅後、両親に「今まで育ててくれてありがとうございました」と感謝の言葉を述べる。
- 二十歳の誕生日同様、家族がご馳走を用意してくれている家庭も多い。
- 目立ちたがりは舞台に出るわけだが、その舞台に出れるのはごく一握りだけ。
- どこかでオーディションでもやっているのだろうか?募集が自治体の広報誌にでも出ているのだろうか?
- 2023年から成人年齢が18歳に引き下げられたが、多くの自治体で成人式は20歳のまま。18歳だと大学受験や就職活動の真っ最中で参加できないケースが出てくるらしい。
- そのため、名称も「二十歳のつどい」とかに改められるケースが多くなった。
- 同年に限り新成人は2002・2003・2004年度生まれの3学年が対象になった。
- NHK調べでは18歳も招待の対象者とした自治体は日本全国で3カ所だけ。また、対象とするにしても上記のとおり受験等が現在進行形である当事者への配慮から時期がずらされている。
- 成人式の後、通っていた小学校に行き、校庭を掘り起こし、埋めてあったタイムカプセルを開封する。
- 前述のように、同窓会を開く。
- 大相撲だとちょうど初場所開催中だから力士などは成人式に出席できない。代わりに所属部屋からお祝いされる。
- 十両以上だとテレビに映るから、新成人の力士は実況のアナウンサーから「○○関は今日が成人式です」とのコメントが出る。
- 一種の社内成人式だろう。
- 平成までは毎年成人式を開催できてきたが、令和になると開催できないケースが出てきた(2020・21年の新型コロナウイルス感染症や2024年の能登半島地震)。
- 高卒でプロ入りした野球選手も、地元に帰省して成人式に出席した様子を球団のSNSやスポーツニュースで紹介される。
- その選手が活躍して有名になると、今度は地元の成人式に「地元出身の有名人代表」としてお祝いのビデオメッセージを送る側になっていたりする。
ベタな服装
- 来る人みんな、服装が似たり寄ったり。没個性。
- だが、突出して個性的な一団もいる。
- 着ぐるみ姿で来た人とか。
- コスプレも含め、テレビの取材が来た時のためのウケ狙い。
- 白い紋付なんかを着てくるヤツは大抵目立ちたがり。
- 最近じゃタキシードで成人式に出る人もいるそうな。
- 先述のグループ単位の成人式を行う女性アイドルにも、タキシードで男装した子がいたらしい。
- 最近じゃタキシードで成人式に出る人もいるそうな。
- それと男の場合は和服となるとヤンキー率が一気に上昇。女だとそんなことないが。
- この日の朝は美容室が女子の髪結いでてんてこまい。
- 髪結いの前に振り袖の着付けがあります。あと、髪を結ったあと、和服に合うようなメイクやネイルをやっているところもあります。
- 女子だとほぼ全員振袖。
- 既婚者はどうすればいいだろう?
- 厳密に言えば「振袖=未婚の女性」と言うのは間違い
- スーツ(洋装)だと思う。
- お盆に成人式が行われる場合は女子はほぼ全員浴衣。
- 人によっては結婚式同様、当日よりも前撮りで張り切ってしまう子も少なからずいる。
- 既婚者はどうすればいいだろう?
- 一緒に参加する同級生のみならず、電車や街中も含め振袖姿の女性に見惚れる男性多し。
- 一部自治体では「簡素化」や「華美になる」などの理由で女子の振袖着用を禁止しているところもある。
- 実際に式典への参列や式場への入場を拒否された例がある。
- だが、突出して個性的な一団もいる。
- 成人式が始まった頃だが男子のうち学生は学生服だった。
- 基本的に大学の入学・卒業式に準じる。
ベタな荒れ模様
- 必ずどこかで「荒れる人」が出現して、夕方のニュースで報道される。
- とりあえず那覇市は100%登場。
- 那覇市を報道するのは日テレだけ。これは沖縄には日テレ系がない=放送しても地元から苦情が来ないから。
- あとは北九州市も。
- 荒れなくても報道されるのは横浜市や浦安市。理由は言わずもがな。
- 分かっている人は、その時間帯はテレビを消している。
- あら捜し大好きな日本マスコミが本性をあらわにする時期である。
- と言うか最早マスコミ恰好の餌。
- 荒れた新成人を止めた新成人の話はちっとも出てこない。
- そして、未成年が当日の受付をして式があれるのを防いだ話は翌朝の新聞を飾る。
- ここで在京マスコミの東京ジャイアニズムの本性が丸出しになる。荒れる成人式を取り上げるのは決まって地方ばかり。
- そして東京は素晴らしいとホルホルする。気持ち悪い。
- その東京マスコミも、地方出身者の集まりで東京人は少ないだろ
- 阿蘇市長が何を歌ったかも話題になる。
- この人、多分市長退任後も呼ばれ続けるんだろうな。
- とりあえず那覇市は100%登場。
- 夕方のニュース番組で荒れる新成人を晒し挙げると同時に21年前の世相も振り返る。
- 自分らの世代のことは棚に上げて、若年世代のバッシング。素晴らしいですね。
- 報道の事でBPOに意見を言う古い世代はわりと若年世代に同情的。
- 荒れるのを期待してカメラを持ち込むマスコミと、その期待にこたえる新成人。見事な需要と供給の関係は当分崩れそうにない。
- BPOにも「マスコミが一番荒れさせているんじゃないか!!」「結局わざと真面目な新成人無視して暴れた連中ばっか映してんじゃないか!!」などと同様の内容の苦情が来る。(世代は問わず)
- そろそろテレビ局の人間にも式が荒れた世代が登場する頃。人の事、言えんのかよ…って苦情がきそう…
- テレビ局の人間には若い世代も含めて、荒れた成人式を経験した人は殆どいない。大体成人式で荒れるのはDQN高校を中退するような奴が多く住んでいるようなガラの悪い地域。
- テレビ見ていると荒れている新成人を怒鳴りつける首長がいたりする。
- 自分の時ではなかったが、何年か後の成人式で式場のあまりのうるささに市長が思わず怒鳴ったそうだ。
- こうした新成人の言動にキレるのは首長だけでなく来賓もいる。
- ある教授は成人式の講演を頼まれたが、新成人は講演を聞かないで私語に夢中だったため、「これは新成人でなく新生児だ!」と怒鳴ったそうだ。
- あまりの荒れようにある市の市長は「成人式廃止」を打ち出したが、成人式で利益を得ている呉服店や美容院などの団体から「廃止は困る」と陳情された。
- 自分らの世代のことは棚に上げて、若年世代のバッシング。素晴らしいですね。
- 歩いててもコンビニ前とかで袴姿で2:1で一方的に暴力を振るっているのを観た事がある。小学校低学年の事なので恐かった。
- はっちゃけた参加者がマスコミにインタビューされて「明日からはちゃんとやります」なんて事をのたまう。
- 明日からちゃんとやれる奴は、そもそも今日という日に馬鹿なことはしないものである。
- ちなみに、“今までちゃんとしていなかったのだから明日からもちゃんとやるな”、などという「命令」「指示」は誰もしていない。
- 明日からちゃんとやれる奴は、そもそも今日という日に馬鹿なことはしないものである。
- 最早「成人」にふさわしい式典といえるのは、自治体が行う成人式よりも、むしろ入社式の方ではないかと思う。
- 昭和の頃は成人式の時点で既に働いていた人が多いのに対し今はまだ学生という人も多いので。
- 今は30歳が成人、とも言いたくもなる。
- かつてはワイドショーなどで今年新成人を迎える芸能人が取り上げられていたが、少子化で人数が減りしかもブレイクの年齢が年々遅くなっているためか最近はあまり聞かなくなったように思う。取り上げられても昔ほど大物はいなくなっている。
- 年配の人にとっては今どきの若者を批判する格好の口実の一つとなっている。「だから今どきの若いもんは……」
- 荒れる成人式が問題になり始めたころ、「成人式が荒れるのは若者に人権を認める戦後民主主義が悪い。強権主義、権威主義体制だったらこんな事態にはならなかった(意訳)」なんて事を宣った新聞があってだな…。