ベトナム語

ベトナム語の噂編集

  1. 挨拶はイタリア語と同様、『やあ』にも『バイバイ』にも使える「チャオ」。
    • 普通は、丁寧にシン・チャオか、人称代名詞をつけるが。
  2. 響きが中国語っぽい。
    • 声調言語だから。
      • 広東語はさらに似ている模様。例、1、2、3・・・(広:ヤッ、イー、サン・・・、越:ニャッ、ニー、タム・・・)。
        • でも普通は越「モッ、ハイ、バー」。
          • モッハイバーは数を数えるときで、ニャッニータムは漢数字を読むときですね。
            • この点は日本語や韓国語(イルイサム、ハナトゥルセ)と似ている。要するに音読みと訓読み。
  3. 大学で教えるのはだいたい北方言。
    • だけど在日ベトナム人は大体南からのボートピープルで、北の発音が嫌い。
  4. 越語とも書かれるが、読みは「えちご」ではなく「えつご」。
  5. 発音が難しい。
    • BやĐの発音がすごい。練習の際、音量を調整するのが難しいのでうるさいし、練習しすぎると、窒息しそうになる。
      • でも、普通に「バ」、「ダ」で通じる(笑)。
    • クメール語もそうだが、SVOで孤立語で後置修飾なので文法的にはシンプル。そのかわり発音が大変。
      • 漢字文化、SVO、孤立語、声調ありだが前置修飾の中国語とは語族が異なる。かなり語彙も借用しているが。
        • 逆に声調がないし語彙もタイ語やサンスクリットから借用する傾向が強いクメール語とはモンクメール語派という共通の語派を形成している。
  6. Japaneseを「ザパニーズ」というのは、実は韓国人ではなくベトナム人韓国語ではZ→Jなので「ジャパニージュ」。

声調の噂編集

  1. 6つと言われるが、南では1つ脱落。
  2. 中国語をやっていれば簡単かも。ピンイン:ベトナム語だと、ā:a, á:á, ă:ả, à:àが大体一緒か。あと、軽声a:ạといったところ。中国語にない特徴的なã(アッー)の音が、南にはない。
  3. ベトナム人同士のチャットでは声調記号を省略する。タイピングが面倒なので。
  4. 会話で声調を無視する(というか、外国人ができない)と、中部の方言のように聞こえるかも。

文字の噂編集

  1. クォック・グー
    • ローマ字のことをそう呼ぶけど、漢字で書くと実は「国語」。だから、「チュノム」のように、「チュ」クォックグーといったほうが「字国語」だから正しい。
    • ăやâはaに声調記号がついたわけではない。ơなども同様で、発音自体が別の母音。
      • それらにさらに声調が組み合わすから、見かけが複雑でぐちゃぐちゃになる。
        • ấとãは、筆記やフォントによっては区別がつかなくなってしまう。
        • 大文字になるとすでに頭が表示不可能。
    • ăは、aの単音であるが、アルファベットのăの読み方は、á(口を開いて上昇アーと伸ばす)だから学習者を大変こんがらせる。
      • つまりアルファベットの2文字目からやる気をなくすことになる。
    • 無駄なつづりが多い。
      • Fの代わりに必ずPHとする。フィルムはベトナム訛りでPhim(フィム)。"phach vu"の発音はファックユー。
      • F、J、W、Zを追加しようかという動きが最近あった。
  2. チュノム
    • チュの「・・・(チュノムを書いたらエラーで、以下の文章がすべて消えてしまいました!皆さん、チャクウィキではチュノムは書かないように気をつけましょう)
    • チュの字は「宇-一+字」(表示禁止)です。ベトナム語の音が「宇-一」(チュー)で、意味が「字」。
      • ちなみに日本語の宇宙の「宇」は「チュー」ではなく「ウ」と読む。
    • いまだにベトナムで漢字が使われていると思っている日本人もいる。
      • ベトナムの看板などで見かけるのは簡体字の中国語。
    • 繁体字の看板もある。稀にだがアクセント的な目的で漢字も使われる。

南北の違いの噂編集

  1. 発音
    • 一言でいうと北はズーズー弁、南は猫語。
    • 北(標準語)の方が簡単?
      • 頭子音は簡単。rもgiもdもすべてザ行で済む。
        • だから、ハノイ人はベトナム語の綴りを忘れやすい。
      • chとtrも一緒だな。
        • だから、英語を話すとき、tree(チー)、train(チェイン)となる。
      • 末子音は南より複雑。
        • 北ではanhはアンではなく必ずアイン。だからアイーン(´Д`_)弁とも呼ばれる。
        • それにongなど、オン「ム」と口をつぐまなければならないから面倒。
    • ベトナム人にとっても一番真似をしにくいのは中部方言。
  2. 語彙(北/南)
    • 春巻き:nem rán/chả giò
    • 味の素:mì chính/bột ngọt 
      • でも、どちらでも通じるのはAjinomoto
    • プリン:bánh caramen/bánh flan
      • あ!Fを使う語もあるじゃん。

語彙編集

  1. タイド:態度
  2. クワンリ:管理(ちなみに、日本語の旧仮名遣いはクワンリ)
  3. ヴェッナム:越南(旧、ヱツナム)
  4. ヌックマム:しょっつる、ナンプラーと同じ。
    • ニョクマム:山岡士郎が香港でベトナム系難民からもらう貴重な調味料。
      • 実際に、ベトナムから香港に亡命したのは中国系。だからニョクマムは持っていない。
  5. ガー:駅(仏gare)
  6. カロー:人参(仏carotte)
  7. ショコラ:チョコ(仏chocolat)
  8. カフェ:練乳入りコーヒー
  9. オシン:家政婦さん
  10. ホンダガール:立ちんぼ
    • ホンダはバイク一般のこと。
  11. バーバパパ:サイゴンビール
  12. チンポコ:鳩
    • チンポコチャン:白い鳩
    • チンポコナイ:この鳩
    • チンコンチンポコ:九羽の鳩
    • バイバイチンポコ:七羽の鳩を罠にかける
    • チンポコチャイロイ:鳩が走ってしまった
  13. チューイー:注意
    • ちなみに韓国語はチュウィ、中国語はジュウイーである。
  14. リューイー:留意
    • ちなみに中国語はリウイー、韓国語はユウィだが、頭音法則がない北朝鮮ではリュウィだ。