もしフィンランドが共産化していたら

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アジア

イラン

  1. イスラム革命の代わりに共産主義革命が起こっていた。
    • イスラム原理主義にならず、今でも男性は髭無し、女性はベール無しが多かった。
    • イラン革命を社会主義者が主導していたらというほうが正しい気がする。(シーア派社会主義を主張する人はいたので。)
    • 展開次第ではホメイニはパリで生涯を終えていた。
  2. 1960年代初頭にキューバのように超親米のパフラヴィー政権から共産化していた。
    • この場合、現実通りアメリカとは国交が無く、ロシアや反米親日のキューバと同盟関係にある。
    • モサッデクが政権を握り、石油国有化とソ連に接近した1950年代あたりもあり得る。
  3. 現在でも共産主義の場合、オバマ政権下の2015年にキューバ同様に国交回復するが、トランプ政権になり、再びイランとは距離を置くようになった。
  4. 憲法ではシーア派社会主義が謳われている。
  5. 反米国家であることには変わらない。
  6. イラン・イラク戦争ではソ連はイラクではなくイランを支援。
    • イラク側にアメリカがついていたので米ソ代理戦争の様相を呈していた。
  7. ソ連崩壊後の1990年代に自由選挙が行われるが、その際にイスラム強硬派が勝利→史実と同じような体制に。

インドネシア

  1. 48年9月にインドネシア共産党によってインドネシア・ソビエト共和国が存続した形。
  2. 政府に批判的な人物はボルネオの密林行き。残留日本兵も大半がそこで死ぬことに。
  3. 日本軍の占領統治がこれでもかと悪く言い東南アジア最大の反日国家になっていたかもしれない。
  4. 当時反共だから占領できたようなものなので、西パプアやティモール紛争が米ソの代理戦争状態になり史実以上に大規模になる。

インド

  1. ネパール・ブータン・シッキムでは共産ゲリラに悩まされていた。
  2. ポンディシェリーなどのフランス領の地域では無理やりにでも残留派を多数にする住民投票が行われ、それを根拠にフランスの統治が続いていたかも。
    • 商館区も強引に改めて境界を確定させて統治強化に乗り出していただろう。
    • ゴアなどのポルトガル領も同様の行為を行い統治を正当化させた。
    • 返還が実現した場合(おそらく冷戦終結後)、香港やマカオのような一国二制度になっていた。
  3. 東パキスタン(バングラデシュ)独立は共産インドによる陰謀と決めつけられ潰されたかもしれない。
  4. いわゆるカースト制度は否定されるが、クシャトリヤ(貴族)やバラモン(司祭)では弾圧されたかも。
    • ヒンディー式社会主義と称する独自の思想を打ち出していたかもしれない。
      • 北朝鮮と同じ様にマルクス・レーニン主義を発展させた独自の思想を作ってた。
  5. 世界最大の民主主義国家はインドではなくなる。
    • アメリカが世界最大の民主主義国家になってたか。
  6. パキスタンの反共色がさらに強くなっていた。
    • あるいは「ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立も社会主義なら乗り越えられる」としてパキスタン自体が成立していない可能性も。
      • この場合、バングラデシュもインド領のまま。
  7. それでも中国とは対立していそう。
    • そうなったらソ連と同盟を組む。

韓国

サウジアラビア

  1. 史実とは違い反米になってた。
    • その代わりソ連とは友好。
      • 今でも社会主義だったとしてもロシアとの関係が深かった。
  2. マルクス・レーニン主義にイスラム式の要素を加えた感じの思想だった可能性もある。
  3. 「サウジアラビア」とは「サウード家の(統治する)アラビア」という意味なので、国名が変わっている可能性が高い。
    • 候補としては「アラブ連邦人民共和国」など。
  4. 周辺の湾岸アラブ諸国も共産化するか、それを防ぐためにアメリカがテコ入れしている。
  5. イランも反共・親米色が強くなり、おそらく帝政のまま

アフリカ

エチオピア(1920年代)

  1. 1924年以前の共産化なら、ソ連に次いで世界2番目の共産国、1924年以降のそれなら、ソ連、モンゴルに次いで世界3番目の共産国になっていた。
    • この時点で帝政が廃止されているので、エチオピア皇室と日本人女性の結婚が検討されることはなかった。
    • この当時のモンゴルが世界中に独立を認められていなかった事から、1924年以前・以後を問わず、世界に認められた世界2番目の共産国になっていた。
  2. 第二次エチオピア戦争は起きたかどうか…
    • 史実通り起きた場合でも、ソ連やコミンテルンの支援を受けたエチオピアが勝っていた。
      • この場合、ソ連とイタリアなどの枢軸国の仲が史実より悪くなり、ソ連は第二次世界大戦では枢軸国寄りにならず、日ソ中立条約や独ソ不可侵条約が結ばれることはなかった。
    • 史実通りイタリアが毒ガスを使っても、ソ連の支援を受けたエチオピアが、ソ連から供給された毒ガスを使っていた。
    • 場合によってはこの戦争にソ連が参戦・介入していたかもしれない。
    • よってこの地図でもエチオピアはヨーロッパ列強に植民地されていないことを示す灰色で塗られていた。
    • ソ連とイタリアの代理戦争となっていた。
  3. 第二次世界大戦後は東側陣営の一員として、ソ連と中国に対し、均等な外交を取っていた。
    • ソ連からの食料支援があったため、1980年代の飢餓は起きなかった。
      • ロシア式の食事も同時に普及してた。
  4. ソ連崩壊前後に民主化を果たし、共産主義は放棄され、資本主義に移行していた。
    • だがこの時に混乱が起こり、下手したら史実の1980年代並の飢餓が起こっていたかも。
    • 場合によってはこの時に帝政復古していた。
    • 場合によっては旧ソ連のベラルーシやカザフスタンやウズベキスタンのような社会主義ではない独裁体制が続いていた。
      • 独裁的な考えの大統領による政治が行われてた。
  5. 2018年現在ではボツワナやモーリシャス並のアフリカの優等生となっている。
    • 鉄道や道路や教育や医療などのインフラは共産主義時代にソ連の支援で整備された。
      • そのため、ロシアとの関係はかなり良好。
      • 中央アジア諸国やモンゴルとの関係も深い。
      • 中国とも関係が良く、現実のカザフスタンのような外交政策を取っている。
      • と言う訳で旧ソ連の国や一部の共産圏とは友好的だった。
    • 日本とエチオピアを結ぶ航空便も現実より早く就航。
  6. 国旗は緑・黄・赤の横三色旗の真ん中に赤い星が描かれていた。
    • 共産主義放棄と同時に赤い星を取り除き、緑・黄・赤の横三色旗に戻るか、現実同様にソロモンの紋章が描かれていた。
  7. 国名は「エチオピア人民共和国」あたりになっていた。
    • 共産主義放棄後は「エチオピア共和国」になっていた。
      • あるいは連邦制を導入し、現実通り、「エチオピア連邦民主共和国」になっていた。
  8. アディスアベバにはソ連様式の建物が多く建てられていた。
    • レーニンやエチオピアを共産化させた人の銅像もあったが、共産主義放棄時に撤去された。
    • やけに深い地下鉄も走っている。
      • ロシアや北朝鮮の地下鉄の様な雰囲気の地下鉄が未だに走ってた。
    • ロシア風の建築物があった。
  9. 場合によっては、アムハラ語などのエチオピアの公用語はキリル文字表記になっていた。
    • この場合、共産主義放棄後にアムハラ文字の復活が検討されていた。
    • ソ連のすぐ隣のモンゴルならともかくソ連から遠く離れたエチオピアでキリル文字はさすがに不自然。
  10. エチオピア人の宇宙飛行士はソ連から旅立っていた。

ヨーロッパ

ギリシャ

  1. ヨーロッパ文化発祥の地なので、西側にとっての文化的損失は大きかった。
  2. オリンピックにも影響があったかもしれない。
  3. トルコが共産化されなかった場合、共産ギリシャとの関係がさらに悪化。
  4. キプロスは社会主義陣営と資本主義陣営による分断国家になっていたかもしれない。
    • この場合、北キプロスはトルコのみならず多くの西側諸国に承認されていた。
      • トルコ系キプロス人のみならず、反共派のギリシャ人も北キプロスに亡命という形で居住する。
  5. ギリシャも冷戦時代から「東欧」の一員と見做されていた。

(西)ドイツ

フィンランド

  1. フィンランド人民共和国が成立し、ソ連の衛星国に。
    • 「フィンランド化」という用語の意味が「完全な赤化」になる。政治学者たちは代替用語の選定に苦慮する。
      • 「日本化」とかか?
      • 代わりにスウェーデンが史実のフィンランドのように自由主義を維持しつつ親ソ連の外交政策を取った可能性もある。この場合「スウェーデン化」と呼ばれている。
    • もちろん、ワルシャワ条約機構に加盟している。
    • 実際にあった政権の名前から考えると「フィンランド民主共和国」か「フィンランド社会主義労働者共和国」だと思う。
    • 国旗は現実のフィンランド国旗のクロス部分に社会主義の紋章が描かれていた。民主化すると紋章部分は消滅。
    • ソ連の衛星国なので、もちろんソ連からスパイが派遣されていた。
    • 政権を批判する言論の自由ない統制社会になっていた。
  2. 「フィンランディア」は演奏禁止に。
    • 作曲者のシベリウスはアメリカに亡命していた。
    • 民主化後、解禁される。
      • というか、民主化運動の過程でその象徴として各地で歌われる。
  3. フィンランド航空の旅客機はほとんどがソ連製の機材になっていた。
    • モスクワへの乗り入れ開始が史実より早まった。
    • 共産主義時代は国営企業であった。
    • 日本への乗り入れは冷戦終結後になってからになっていた。
      • 運が悪いとマレブ・ハンガリー航空のように日本定期乗り入れの機会を逃していたかもしれない。
  4. 他の東欧諸国同様89年前後には民主化。
    • そして史実通りEU加盟国になる。
    • 民主化を祝う式典では、前述の「フィンランディア」が盛大に演奏される。
    • 民主化以降は経済が急速に発展。
  5. 冷戦終了後のフィンランドの反露感情がポーランドバルト三国並みに凄まじいものになっていた。
  6. ムーミンはソ連で言うチェブラーシカやチェコスロバキアで言うクルテクのような官製アニメになっていた。
    • もしくは作者のトーベ・ヤンソンはスウェーデンかアメリカに亡命していた。
      • そのためムーミンはスウェーデンかアメリカの作品になっていた。
    • 彼女がスウェーデン語話者であることを考えると亡命している可能性のほうが高い。
  7. ノキアやマリメッコなどが有名になることもなかった。
  8. 宗教が否定されるので、サンタクロースが世界的に有名になることもなかった。
    • サンタクロースは戦前から有名では?
    • 多分サンタクロースの故郷はカナダグリーンランドに改竄されていた。
  9. 史実において冬戦争で奪われた土地が、今でもフィンランド領だった。
    • その土地の人々にとっては共産化していた方が結果良かったのかも…
  10. オットー・クーシネンが「フィンランドに共産主義をもたらした偉大な人物」として称えられ、各地に銅像などが設置された。
    • 民主化後は権威が失墜し、あちこちで銅像が倒される。
    • それでも「社会主義時代は生活が保障されていたからよかった」と懐かしむお年寄りが少なからず出てくるだろう。
  11. 国営企業の工業レベルは東側でもトップクラスになっていた。
    • その為、同じく優等生だった東ドイツとは仲がいい。
  12. フィンランドで盛んに信仰されているキリスト教は共産化時代はもちろん否定され、信仰が禁止される。
    • 民主化と同時に復活。
    • むしろ史実の東ドイツのように「表面上は信教の自由を保障していたが裏では侵害し放題」という感じだったのでは。
  13. フィンランドの飯のまずさの悪評はなお拍車をかけていた。
  14. フィンランドは国旗にスカンジナビア十字を使う国で唯一の共産国だった。
  15. 政治・経済の状況次第ではスウェーデンやノルウェーに亡命しようとして途中で遭難する人が続出していた。
  16. 1952年のオリンピックがヘルシンキで開催できたかどうか怪しい。
    • 多分西側のどこかの国の都市で開催されたと思う。
  17. オーランド諸島のスウェーデン系住民は西側のスパイとみなされ壮絶な迫害を受けた。
    • その結果反フィンランド感情が高まり、民主化後スウェーデンへの編入を求める声が強くなった(実際に編入されたかは不明)。
  18. ひょっとしたらフィンランド語の表記もキリル文字化されていたかもしれない。
    • 民主化後はラテン文字表記に戻された。
    • ソ連に併合されたエストニア等はキリル文字化しなかったことを考えるとラテン文字のままだったと思われる。
  19. スカンジナビア三国も共産化したかも

ポルトガル

  1. スペインとは史実以上に対立してた。
  2. ブラジルも自動的に共産化した

スカンジナビア三国

  1. 「スカンジナビア民主共和国」が成立しソ連の衛星国に。

北アメリカ

アメリカ

  1. アメリカで社会主義革命が起き民主主義がアメリカで貼れた結果こうなる。
  2. ソ連とは史実とは違い明らかに友好的だった。
  3. 冷戦が終わった
    • キューバとも友好的だった。

プエルトリコ

  1. 共産主義勢力が独立運動を起こし、アメリカから独立。
    • 独立後はキューバと兄弟国家のような関係になる。
    • アメリカが拒否権を行使するため国連加盟が困難になる。

メキシコ

  1. キューバ革命に触発されて革命が起きていればあり得たかも。
  2. トランプ政権になる前からアメリカとの国境に壁が築かれることに。
    • しかもメキシコ主導で築かれる。
  3. ラテンアメリカ諸国の赤化がさらに進む。
    • ニカラグア、ベネズエラあたりも共産化していた。
  4. トロツキーの運命はどうなっていたのだろうか・・・

南アメリカ

ブラジル

  1. ポルトガルが共産化していたらあり得た。