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==夜行列車の噂== | |||
[[画像:EF81-98Cassiopeia01.png|frame|寝台特急「カシオペア」([[関東の駅/東京23区#尾久駅の噂|尾久駅]]にて)]] | |||
* | #かつて、寝台特急は「走るホテル」と称賛された。 | ||
#*今思えば、大方は食事に不自由し、バスどころか降車後のシャワーもなし、アーリーチェックインやレイトチェックアウト不可能など、どこが「ホテル」なんだかさっぱり分からない。 | |||
#*ホテルとして素直に見れば、豪華列車と呼ばれるカシオペアですら[[札幌駅|札幌]]到着が朝9時前で早すぎる。チェックインおよびチェックアウト時刻が妥当なのはトワイライトエクスプレスぐらいであろう。 | |||
#**ダイヤ改正でカシオペアの札幌到着は9時半に。少しはマシかな。 | |||
#*[[上野駅|上野]]発[[北陸の駅#金沢駅の噂|金沢]]行きの北陸だと、夜10時発で朝6時半くらいに到着だったかな中途半端な | |||
#**一時期の下り「北陸」は東金沢まで回送された後でも8:00AMまでのレイトチェックアウトサービスをしていた。それでも追い出されるのが結構早いわけだが、ビジネス用途と考えれば納得いく。 | |||
#*ほとんどの家庭にエアコンすらなかった時代に冷暖房完備の寝台列車、特に個室寝台はホテルのように映ったのだ。 | |||
#**その頃はほとんどの列車に食堂車も連結していたしね。 | |||
#*食堂車は「走る高級レストラン」。 | |||
#*寝台料金も、大体その時代のビジネスホテルの料金と同等に設定されていたらしい。三段式B寝台がいちばん低価格帯のビジネスホテル、という感じ。 | |||
#**ビジネスホテルの宿泊料が価格破壊でどんどん安くなっているのに、寝台料金を値下げせず据え置いたのも、衰退の要因のひとつだろう。 | |||
#**1976年の国鉄運賃50%値上げがなかったらここまでの衰退はなかっただろう。 | |||
#そして今では[[日本]]国内では絶滅寸前に。[[北海道]]内夜行列車とか乗っておけばよかった。 | |||
#*案外、日本最後の夜行列車は、[[品川駅|品川]]⇔天理(毎月下り25日上り26日運転)を往復する「おぢば号」になるかもしれない。 | |||
#*2011年1月26日天理発をもって運転中止になったそうです。 | |||
#某氏によれば[[JR]]が意図的に衰退させたのだとか…、 | |||
#*下手に設備投資して乗客が増えれば、[[新幹線]]の客を奪われるのを嫌ったとのことだが、どこまで本当か…。 | |||
#**でも今の新幹線の設備が貧弱すぎて・・・ビュッフェもない。 | |||
#*意図的な衰退説はさておき、所要時間と諸経費(人件費など)をふまえると、無くしたくなるのはある意味人情。9割5分の人間が旅情よりも時短を求めた結果だし。 | |||
#格差社会の象徴。 | |||
#*ブルジョア向け(トワイライト・カシオペア・北斗星etc.)と、貧民向け(ムーンライト系)とで、見事に二極化がされている。 | |||
#**その貧民向け(ムーンライト系)も大幅に縮小された。いつまで残れるのやら。 | |||
#*中間層は絶滅寸前。頑張っているのは「北陸」のようにトクトクきっぷの使える路線。やはり料金がネック。 | |||
#**そして2010春「北陸」「能登」は姿を消した。 | |||
#昔は社交場、今は修羅場。 | |||
#寝台列車は夜行バスより熟睡できる…、ただし外の景色を気にしなければ。 | |||
#*それと対向の線路を走る貨物列車の音もね。あれの騒音は目覚ましレベル。 | |||
#*走行中は意外とよく眠れる。むしろ長時間停車中に眼が醒める。 | |||
#長距離列車なので、沿線のどこかでトラブルがあると臨機応変にコースを変える事がある。 | |||
#*上野発の北斗星・カシオペアなんかは、[[常磐線]]経由で[[仙台駅|仙台]]へ向かったり、[[奥羽本線]]経由で[[東北の駅/青森#青森駅の噂|青森]]に向かったりする事がある。 | |||
#*だが最近はなにかしらのトラブルがあると真っ先に運休になることがある。う回候補の路線には何も起きていなくてもである。 | |||
#シャワーカード。 | |||
#*文字通りのテレカ式プリペイドカード。これを購入するとシャワー室が使える。タイムリミットは凡そ「6分00秒」。お湯を出すと残り時間が減り続け、お湯を止めると残り時間のカウントも止まる。つまり残り時間があるうちに全てを済ませないといけない。ただスリリングな様で案外余るらしい。 | |||
#北斗星・カシオペア・トワイライトエクスプレスには専用塗装の牽引車がいる。[[画像:EF510-510-Hokutosei00.jpg|thumb|160px|北斗星を牽引するカシ釜]] | |||
#*3つ全てに共通する機関車が[[国鉄の車両/電気機関車#EF81形|EF81]]。EF81には北斗星色・カシオペア色・トワイライトエクスプレス色と、それぞれに塗り替えられた車両が何編成かある。ファンの間では通称「星釜」「カシ釜」「トワ釜」などと呼ばれる。 | |||
#**EF81の置き換えを目的とした[[東日本旅客鉄道/車両形式別#EF510形|EF510(500番台)]]は、始めから北斗星色・カシオペア色で誕生した。 | |||
#*[[北海道の駅#函館駅の噂|函館]]から牽引するJR北海道の[[国鉄の車両#DD51形|DD51]]は北斗星色のみ。間の[[青函トンネル]]([[津軽海峡線]])を担当する[[国鉄の車両/電気機関車#ED79形|ED79]]はどの列車の色にも塗り替えられなかった。 | |||
#**その代わり、海峡用にドラえもん塗装なんて<s>奇天烈</s>個性的なものになったりした。 | |||
#*個人的にはEF510みたいに牽引車の塗装を客車に合わせる(同じ色にする)のはあんまり好きじゃない。もう見られない組み合わせもあるけど、星釜(EF81)×カシオペア、カシ釜(EF81)×北斗星、トワ釜×日本海、ローピン×トワイライト、なんて組み合わせが好きだった。 | |||
#*もちろんこの塗装車以外の機関車が引っ張る事もあるし、この塗装車が貨物など別の運用に充てられる事もあります、念の為。 | |||
#都会なら車窓が面白いが、当たり前だが田舎なら夜間の車窓は真っ暗で絶望的。ちゃんとした寝台車じゃなくて完全に消灯されてない場合はなおさら。 | |||
#寝台特急の客車はいつも同じ編成ではなく、その都度その都度で車両を微妙に組み替える事がある。 | |||
#遅刻常習犯。 | |||
#下りが普通の急行で上りが寝台列車になる変わった列車があった。列車名も上下で異なる。 | |||
#*「変わった」どころではない。月光型こと583系は、昼は座席車・夜は寝台車として使い回せるよう設計された車輌だった。一時期はそこらじゅうを走り回っていた。 | |||
#かつては、寝台車を連結した夜行普通列車もあった。 | |||
#*寝台は当然指定が必要なので、列車指定のため普通列車にもかかわらず「はやたま」などの愛称が付けられていた。 | |||
#よく殺人事件が発生する。 | |||
#*高橋英樹や愛川欽也が捜査にあたる。 | |||
#寝台車に乗るためには寝台料金の他に特急料金や急行料金を払わなければならないという理不尽なことになっているので、高すぎて利用者が離れたとしか思えない。それで、わずかながら寝台料金不要の「準寝台」みたいな車輌を連結した列車もある。 | |||
#*すでに廃止されたが、「あかつき」「なは」などに連結されていた'''レガートシート'''。夜行高速バスに対抗し、独立三列リクライニング座席になっていた。 | |||
#**「はまなす」の'''ドリームカー'''もレガートシート並みにリクライニングは深いが、四列なので横がちょっと窮屈。 | |||
#*「サンライズ」の'''ノビノビ座席'''ならびに「はまなす」の'''カーペットカー'''。青函連絡船にあったような床席で、横になれるのはありがたいが、セキュリティには少々難あり。 | |||
#**こういうのは船にはよくありますね。 | |||
#*「あけぼの」の'''ゴロンとシート'''。実は普通の開放型B寝台だが、浴衣や寝具が無い。カーテンが閉まるので着替えができるし、エアコンのおかげで寒くもないし、特に不便を感じない。非常にお得感がある。 | |||
#**いっそのこと現行の開放型B寝台は全部これにしてしまうことを推奨する。個室でない寝台車でいまの料金を取るのは暴利だ。どうしても浴衣や毛布が欲しい人には有料で貸し出せば良い。無駄な洗濯代も省ける。 | |||
== | ==列車別== | ||
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== | ==関連項目== | ||
* | *[[国鉄の車両]] | ||
[[ | *[[国鉄の車両/電気機関車]] | ||
*[[国鉄583系電車]] | |||
*[[夜行列車の新設・改正]]([[勝手にダイヤ改正]]) | |||
**[[寝台列車の新設・改正]] | |||
*[[ジョイフルトレイン]] | |||
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[[Category:鉄道]] | |||
[[Category:日本国有鉄道]] | |||
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2012年11月23日 (金) 23:33時点における版
夜行列車の噂
- かつて、寝台特急は「走るホテル」と称賛された。
- 今思えば、大方は食事に不自由し、バスどころか降車後のシャワーもなし、アーリーチェックインやレイトチェックアウト不可能など、どこが「ホテル」なんだかさっぱり分からない。
- ホテルとして素直に見れば、豪華列車と呼ばれるカシオペアですら札幌到着が朝9時前で早すぎる。チェックインおよびチェックアウト時刻が妥当なのはトワイライトエクスプレスぐらいであろう。
- ダイヤ改正でカシオペアの札幌到着は9時半に。少しはマシかな。
- 上野発金沢行きの北陸だと、夜10時発で朝6時半くらいに到着だったかな中途半端な
- 一時期の下り「北陸」は東金沢まで回送された後でも8:00AMまでのレイトチェックアウトサービスをしていた。それでも追い出されるのが結構早いわけだが、ビジネス用途と考えれば納得いく。
- ほとんどの家庭にエアコンすらなかった時代に冷暖房完備の寝台列車、特に個室寝台はホテルのように映ったのだ。
- その頃はほとんどの列車に食堂車も連結していたしね。
- 食堂車は「走る高級レストラン」。
- 寝台料金も、大体その時代のビジネスホテルの料金と同等に設定されていたらしい。三段式B寝台がいちばん低価格帯のビジネスホテル、という感じ。
- ビジネスホテルの宿泊料が価格破壊でどんどん安くなっているのに、寝台料金を値下げせず据え置いたのも、衰退の要因のひとつだろう。
- 1976年の国鉄運賃50%値上げがなかったらここまでの衰退はなかっただろう。
- そして今では日本国内では絶滅寸前に。北海道内夜行列車とか乗っておけばよかった。
- 案外、日本最後の夜行列車は、品川⇔天理(毎月下り25日上り26日運転)を往復する「おぢば号」になるかもしれない。
- 2011年1月26日天理発をもって運転中止になったそうです。
- 某氏によればJRが意図的に衰退させたのだとか…、
- 下手に設備投資して乗客が増えれば、新幹線の客を奪われるのを嫌ったとのことだが、どこまで本当か…。
- でも今の新幹線の設備が貧弱すぎて・・・ビュッフェもない。
- 意図的な衰退説はさておき、所要時間と諸経費(人件費など)をふまえると、無くしたくなるのはある意味人情。9割5分の人間が旅情よりも時短を求めた結果だし。
- 下手に設備投資して乗客が増えれば、新幹線の客を奪われるのを嫌ったとのことだが、どこまで本当か…。
- 格差社会の象徴。
- ブルジョア向け(トワイライト・カシオペア・北斗星etc.)と、貧民向け(ムーンライト系)とで、見事に二極化がされている。
- その貧民向け(ムーンライト系)も大幅に縮小された。いつまで残れるのやら。
- 中間層は絶滅寸前。頑張っているのは「北陸」のようにトクトクきっぷの使える路線。やはり料金がネック。
- そして2010春「北陸」「能登」は姿を消した。
- ブルジョア向け(トワイライト・カシオペア・北斗星etc.)と、貧民向け(ムーンライト系)とで、見事に二極化がされている。
- 昔は社交場、今は修羅場。
- 寝台列車は夜行バスより熟睡できる…、ただし外の景色を気にしなければ。
- それと対向の線路を走る貨物列車の音もね。あれの騒音は目覚ましレベル。
- 走行中は意外とよく眠れる。むしろ長時間停車中に眼が醒める。
- 長距離列車なので、沿線のどこかでトラブルがあると臨機応変にコースを変える事がある。
- シャワーカード。
- 文字通りのテレカ式プリペイドカード。これを購入するとシャワー室が使える。タイムリミットは凡そ「6分00秒」。お湯を出すと残り時間が減り続け、お湯を止めると残り時間のカウントも止まる。つまり残り時間があるうちに全てを済ませないといけない。ただスリリングな様で案外余るらしい。
- 北斗星・カシオペア・トワイライトエクスプレスには専用塗装の牽引車がいる。
- 3つ全てに共通する機関車がEF81。EF81には北斗星色・カシオペア色・トワイライトエクスプレス色と、それぞれに塗り替えられた車両が何編成かある。ファンの間では通称「星釜」「カシ釜」「トワ釜」などと呼ばれる。
- EF81の置き換えを目的としたEF510(500番台)は、始めから北斗星色・カシオペア色で誕生した。
- 函館から牽引するJR北海道のDD51は北斗星色のみ。間の青函トンネル(津軽海峡線)を担当するED79はどの列車の色にも塗り替えられなかった。
- その代わり、海峡用にドラえもん塗装なんて
奇天烈個性的なものになったりした。
- その代わり、海峡用にドラえもん塗装なんて
- 個人的にはEF510みたいに牽引車の塗装を客車に合わせる(同じ色にする)のはあんまり好きじゃない。もう見られない組み合わせもあるけど、星釜(EF81)×カシオペア、カシ釜(EF81)×北斗星、トワ釜×日本海、ローピン×トワイライト、なんて組み合わせが好きだった。
- もちろんこの塗装車以外の機関車が引っ張る事もあるし、この塗装車が貨物など別の運用に充てられる事もあります、念の為。
- 3つ全てに共通する機関車がEF81。EF81には北斗星色・カシオペア色・トワイライトエクスプレス色と、それぞれに塗り替えられた車両が何編成かある。ファンの間では通称「星釜」「カシ釜」「トワ釜」などと呼ばれる。
- 都会なら車窓が面白いが、当たり前だが田舎なら夜間の車窓は真っ暗で絶望的。ちゃんとした寝台車じゃなくて完全に消灯されてない場合はなおさら。
- 寝台特急の客車はいつも同じ編成ではなく、その都度その都度で車両を微妙に組み替える事がある。
- 遅刻常習犯。
- 下りが普通の急行で上りが寝台列車になる変わった列車があった。列車名も上下で異なる。
- 「変わった」どころではない。月光型こと583系は、昼は座席車・夜は寝台車として使い回せるよう設計された車輌だった。一時期はそこらじゅうを走り回っていた。
- かつては、寝台車を連結した夜行普通列車もあった。
- 寝台は当然指定が必要なので、列車指定のため普通列車にもかかわらず「はやたま」などの愛称が付けられていた。
- よく殺人事件が発生する。
- 高橋英樹や愛川欽也が捜査にあたる。
- 寝台車に乗るためには寝台料金の他に特急料金や急行料金を払わなければならないという理不尽なことになっているので、高すぎて利用者が離れたとしか思えない。それで、わずかながら寝台料金不要の「準寝台」みたいな車輌を連結した列車もある。
- すでに廃止されたが、「あかつき」「なは」などに連結されていたレガートシート。夜行高速バスに対抗し、独立三列リクライニング座席になっていた。
- 「はまなす」のドリームカーもレガートシート並みにリクライニングは深いが、四列なので横がちょっと窮屈。
- 「サンライズ」のノビノビ座席ならびに「はまなす」のカーペットカー。青函連絡船にあったような床席で、横になれるのはありがたいが、セキュリティには少々難あり。
- こういうのは船にはよくありますね。
- 「あけぼの」のゴロンとシート。実は普通の開放型B寝台だが、浴衣や寝具が無い。カーテンが閉まるので着替えができるし、エアコンのおかげで寒くもないし、特に不便を感じない。非常にお得感がある。
- いっそのこと現行の開放型B寝台は全部これにしてしまうことを推奨する。個室でない寝台車でいまの料金を取るのは暴利だ。どうしても浴衣や毛布が欲しい人には有料で貸し出せば良い。無駄な洗濯代も省ける。
- すでに廃止されたが、「あかつき」「なは」などに連結されていたレガートシート。夜行高速バスに対抗し、独立三列リクライニング座席になっていた。