国鉄の蒸気機関車

2013年8月31日 (土) 00:13時点における119.26.131.21 (トーク)による版 (→‎D50形(9900形))
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<国鉄の車両

  • 新規項目追加の際は動輪数が若いもの→形式番号が4桁のもの→アルファベット表記が使われているものの順で形式番号が若い順に入れてください。

動輪数3

8620形

8630号機
  1. 愛称はハチロク。レビン/トレノではない。
    • もちろん、インテル入ってない。
      • ATS-SKの車上装置を搭載してるのでIntelは入ってるかも……
    • 峠のハチロクといえば40代までならレビン/トレノ、団塊の世代以降なら花輪線の8620形か?
  2. 大正生まれの、おそらく現在JRに車籍の残っている(静態ではない)最古の機関車。
    • さすがにガタがきているので、今工場で修理中らしい。
      • 静態保存に移行する予定だったが、奇跡的にも日立製作所で製造された当時の図面が見つかったんだとか。
        • 復活を望む声が高かったのも理由かと。
    • もともとは肥薩線の峠に程近い矢岳駅構内のSL展示館に静態保存されていたもの。でも「峠のハチロク」と呼ばれることはないはず・・・
      • こっちのハチロクは出力はその後の大型機に比べれば小さいが、設計上空転することがなかったので、山岳線で喜ばれる場合も多かったとか。
    • 鉄道そのものが保存物である保存鉄道ではもっと古い物も存在するが、一般の鉄道線上を営業運転できる機関車に限れば世界最古ではないかと思う。
  3. 09年4月25日から週末中心で「SL人吉」として走ります。是非ご乗車ください。(by JR九州)
  4. 動態保存車:58654(JR九州)

C11形

64号機
  1. D51などに比べれば小さな機関車。
    • と、思われているが、実はそれほど小さな機関車ではなかったりする。タンク機=小形は、その後のC12形以降のイメージによる誤解。
    • もともと快速列車用のカマでもあった。
  2. こち亀でビールを燃料に暴走した。
    • ちなみに、そのC11が保存された店の名前は「シーイレブン」である。
  3. 大井川鉄道に227号機が現役バリバリ走ってる。
    • 特急の定期運用に就いてたことだってあるんだゾ。
      • 確か…20系客車時代の寝台特急<さくら>・佐世保編成牽いてたねぇ…。
        • 主牽引機はDD51形だったのだが、当時佐世保駅構内での機回しが困難だったためC11を最後尾に連結して、到着後引き上げの回送列車を牽引させていた。
  4. 東日本管内でよく見るのは真岡鐵道所有のものか。
    • JR東管内を連れ回されている。ならいっそC11をもう1機東所有で復活させろよと…
    • あのレンタルでC12も含めた保守費を相殺させているとか・・・。
      • 只見線のSL復活で真面目にJR東でC11の自社保存を行おうとしたが、その仙台支社が現状で十分という判断で今も頻繁にレンタルしまくっている。
  5. 静態保存で日本中に大量にあり、さらに動態保存機は最多の5両で、日本人にとってはD51やC62と並んで馴染み深い機関車かも。
    • 動態保存は、JR北に2両、真岡(JR東)に1両、大井川に2両。ちなみに、新橋駅前に静態保存されたC11は、恐らく日本で一番知られた静態保存の蒸気機関車でもある(新橋駅SL広場)。
  6. 動態保存車:171/207(JR北海道)、325(真岡鉄道)、190/227(大井川鉄道)

C50形

103号機
  1. 実は製造初年はC51(18900)より後。
    • それどころかC53よりも後。
  2. 8620を近代化させ何でも出来る万能型にしたつもりが、逆に中途半端になり使い勝手が悪くなってしまった。
    • でも気にせず最終的に154両も作ってしまった。
  3. KATO製の日本初のNゲージは、この車両とオハ31だった。
  4. 簡単に120km/hを越したらしい。

C51形(18900形)

239号機
  1. C50より先に開発された機関車
  2. 主要幹線で使うことを目的に開発された
  3. 東海道・山陽本線の特急燕を牽引する際、横浜~名古屋ノンストップ運転の為に、補助炭水車を連結していた。
  4. お召し列車牽引機としては、EF58 61に匹敵するほど牽いているとか。
  5. 晩年は地方の幹線で活躍していた。
  6. この機関車のお陰で改軌論争が一旦終わる。

C53形

  1. 国鉄が開発した唯一の3気筒の蒸気機関車
  2. 背伸びして複雑な3気筒を採用したが、Link機構の精度や設計そのものが良くなく、発車できない事件が稀に起こった
    • 廃車後、炭水車はカバーをつけて糖蜜専用のタンク車に改造された。おそらく日本のタンク車史上随一の珍車。
    • 2つ上の理由で、一回もお召し列車を牽引することが出来なかった。(C51が牽引)
  3. 130km/h以上で走行したことがあるらしい。

C54形

  1. 国鉄形蒸気機関車の中で輸入機と派生機を除いて唯一保存車が無いかわいそうな車両。
  2. 「54機関車の呪い」はこの機関車から始まった…。

C55形

  1. 門鉄デフの似合うハンサムな奴。
  2. 流線型は人気なのか黒歴史なのか?
    • マニアは流線型解除後が一番ハンサムと言う。

C56形

高原のポニー♪
  1. 戦時中一部がタイに行った。終戦後もタイ国鉄で使用されていた。
    • タイ帰りの1両は大井川鐵道に、もう1両が靖国神社で保存されている。
      • 大井川の44号機は一度キャブ屋根の形状以外は国鉄時代に戻されたが、現在再びタイ仕様になっている。
        • でもまた戻ったw。
  2. 地方ローカル線の長い距離を走らせるため、小型機のC12に炭水車を付けた。
    • 末期は長野に多く配置されていた。
  3. バック運転時の視界確保のため炭水車を斜め切りにしたらしいが、従輪も取っ払ったため、バック運転時の脱線が多発。そのせいか、「北びわこ号」の運行は片道だけになってしまった。
  4. 動態保存車:44(大井川鉄道)、160(JR西日本)

C57形

まだ動く180号機
  1. 日本で動けるものは2両だけ。
    • むしろ2両いる。D51ですら本線走行ができる状態のものは1両しかないのに。
      • ちなみに最多はC11で、何と5両も。
  2. 180号機は30年静態保存していたものを再利用。
    • 新潟県新津市立新津第一小学校の生徒が欠かさず手入れしてきた賜物である。
      • 新潟県新津市立新津第一小学校の生徒達に惜しみないGJを送りたい。
        • 更に現役時代でも、新津のC57の中では1、2位を争う最好調機だったとか。ちなみに同僚の1号機はその反対だったと言われる。
  3. 愛称は「貴婦人」。
    • ズングリムックリでもなく、たくましい系でもないバランスとれたスタイルだから。
    • 「貴婦人」と呼ぶのは初期型だけという主張もある。準戦時型以降のばかでっかい蒸気ドームが不評らしい。
      • 主張ではなく、もともと貴婦人は1次・2次形の愛称だった。なので、C57180は貴婦人ではない
    • 「貴婦人」か…なんだか皺の中に人生のあれこれを刻み込んだ素敵なおばあちゃんに見えてきたよ。
  4. 山口線で頑張る1号機の煙突に付いてた(今でも付いてる?)集煙装置は、鉄道ファンから大不評。
    • 長工式集煙装置。現役時代C571には装着されていなかったが、復活運転で取り付けられた。但し鉄道ファンから大不評というわけではなく、一部のファンには不評(人気もある)。たまに外されることも。
      • 現在は外される期間の方が多くなり、付けられている期間を超すことも珍しくはない。
  5. 播但線では、重量級の貨物列車から、小運転列車まで、オールマイティにこなしていた。
    • 重量級貨物列車では3重連もあった。
  6. 動態保存車:1(JR西日本)、180(JR東日本)
  7. 1号機は波乱の人生を送ってきた。米軍機の機銃掃射、脱線転覆事故、京阪100周年記念号事故、阪神淡路大震災…
    • 戦後のボイラー交換で調子が変わりやすくなり、日によって運転しやすくなったりしにくくなったりしたようだ。
    • 脱線転覆事故の時は廃車も考えられたが、当時の新津機関区長の英断で復活することが出来た。
      • 京阪100周年記念号事故で窮地に陥ったが、当時の国鉄総裁の英断で「SLやまぐち号」として再度走りだした。
      • 大震災では検査中だった車体が大きく損傷。今は亡き鷹取工場の力で甦った。
    • 1号機。生まれて75年を過ぎたが、今後も頑張ってほしい。

C58形

1号機
  1. C形だが幹線旅客用ではない。亜幹線~ローカル線で、D51やC59では大き過ぎるがC56では手に余る、という部分をカバーするための中型機関車。
    • 戦後、電化が進み始めた頃、ローカル線での下働きをしていた、その世代にとっては馴染み深いはずの機関車。
      • 暖房装置の無い交流電気機関車の牽引する列車に、専用の暖房車(蒸気ボイラー車)が不足した為替わりに連結されるという屈辱的な運用もあった。が、この頃の交流電気機関車は運用を開始したばかりですぐ故障したので、そのまま代替暖房車のC58形が救援機に転身することが多かった。
    • だが、地味ゆえに保存機が少ないというのは、他の車種にもよくある(EF10とかEF61とか)パターン。
      • ゆえにパレオエクスプレス用にC58 363号を選んだ秩父鉄道とさいたまさいたまには惜しみないGJを送りたい。
  2. 秩父鉄道で復活した当初は車体に変な英語が入っていて評判が悪かった。
    • 愛称名を入れただけなのに「変な英語」呼ばわりされるとは…
  3. 山陽本線が事故で不通になった際に、151系特急を牽引して赤穂線を運行したのはこの機関車だったりする。
  4. 秩父の363号は2012年8月に車両基地内で脱線、修理中。
    • 2013年4月、無事復活しました。
  5. 盛岡で保存されていたC58 239号機が復活決定!「SL銀河鉄道」として、釜石線を中心に東北を走る模様。
    • 客車はJR北から買い取ったキハ141(デザイナーによりリニューアル予定)。陸中大橋辺りの急勾配を超えるために協調運転をするとか。
  6. 動態保存車:363(秩父鉄道・修理中)、239(JR東日本・2013年冬以降復活予定)

C59形

  1. 地味ながら各地幹線で特急から普通にまで使われた高性能機。通が挙げる名機に数えられることもある。
  2. 後期型から燃焼室が標準装備になる。
  3. この機関車の従台車を二組にして、2C2のハドソン型に改造したのが、C60形である。
  4. 蒸気機関車として一番バランスがとれた形をしていると思う。C62はなんか太っている。
  5. 技術鉄からの受けはあまりよろしくない。

C60形

  1. 現在では、仙台市内に1号機が静態保存されているのみ。

C61形

2号機
  1. 祝!20号機復活決定。
    • C61のために客車も復活と言う力の入れよう。
      • 京都の梅小路蒸気機関車館で動態保存されている2号機のことも忘れないで下さい。
  2. C60とC62に挟まれてやや地味かも。
    • でも、東北本線の仙台-青森間では、特急「はつかり」や寝台特急「はくつる」(いずれもデビュー直後)の牽引機として、また、鹿児島本線でも、寝台特急「はやぶさ」などの牽引機として活躍したことは、賞賛に値する。
      • 「はつかり」や「はくつる」などの盛岡-青森間では、十三本木峠越えのために、C60形を前部補機として連結していた。
  3. 奥羽本線の秋田-青森間でも活躍していた。急行「日本海」などを牽引した時期もある。
  4. 現役時代の最後は日豊本線。最後の1両は、1974年まで活躍していた。
  5. 動態保存車:2(梅小路)、20(JR東日本)

C62形

2号機
  1. 銀河鉄道999の機関車。
    • ちなみにC62 50というのは実在しない。
      • C62は49号まであるので、999が実現したとしたら(そしてそれまでに新たにC62が作られなければ)それはC62 50号になる。ある意味リアル。
      • なお、原作と劇場版が48、TV版のみ50。
        • 松本零二が平機関区の48号機のプレートを持っていたかららしい。
        • 実は原作にも50号機はゲスト出演していたりする。
        • 現役時代、48号機は数あるC62の中でも最好調機だったとも言われている。
  2. スワローエンジェル2号機は梅小路で動態保存されているが、本線上での復活を夢見る人も多い。
    • C62-2は国鉄の象徴、延いては時代の象徴。再び東海道本線を走る姿なんて見られたら多分泣く。リアルタイムの世代ではないけど。
      • 一応、車籍はあるしボイラーも最近修理したので、後は本格的な整備さえすれば本線運転は不可能ではないという状態。
  3. 3号機は2号機と重連で急行ニセコを牽引し、JR化後に函館本線で復活したが早々と引退してしまった。
    • 理由は内部でのいざこざ。復活させたグループが最初の全般検査の費用を賄えられず、JR北海道も非協力的であったために、結局8年の伝説に終わってしまった。
  4. 映画「Allways 三丁目の夕日」でも、青森からの集団就職列車を常磐線で牽引する機関車として登場する。
  5. 特急「つばめ」「はと」「かもめ」ばかりでなく、ブルートレインも牽引している。特に、最後の定期蒸機牽引寝台特急「ゆうづる」は有名である。
  6. 意外な事に、最後までお召し列車牽引は実現しなかったが、露払い列車として牽引した事ならある。
  7. 29号機は宮原に居たC62の中で一番故障が少なく、乗務員からも好評だった機関車の一両で、ステンレスの装飾を施していた。
  8. 東山動植物園で眠っていた17号機が金城埠頭へ。
  9. 高速走行時の音はSLの音じゃないと思うくらいすごい音。

動輪数4

9600形

9633号機
  1. 地味だけど何気に長生き。
    • ハチロク同様使い勝手が良かったとか。
      • 国鉄最後の現役蒸気機関車は実はこの形式。(追分機関区の入換用)
        • 晩年は入れ替え作業と石炭列車以外殆ど使われなかったが、逆にそれが定位置となり終焉を遅らせることになった。
    • のろくて重量級なので旅客列車牽引は殆ど行わなかった。
      • それゆえ、現役時代とは正反対に復活SLとしては論外に位置されており、動態復元はされていない。
        • ただし最近では真岡鉄道が圧縮空気式で1両復活させている。しかもレアなことに右運転台車。
  2. TOMIXのトラウマ。

D50形(9900形)

  1. 「デゴマル」のあだ名で知られる。
  2. 大正生まれだが、活躍はD51より地味だった。

D51形

大宮工の静態保存車(準鉄道記念物)
ナメクジ1号機
  1. 「デゴイチ」のあだ名で知られる。
    • 「デイチ」じゃない?
  2. 非鉄の人の間での知名度が一番高い。
    • 鉄じゃなくてもデゴイチといえばほぼ通じる。
      • ただし9600やD50、D51はおろかどう見たって間違えようのないはずのC12まで「デゴイチ」と呼ぶ一般人もいる。
        • この辺りが一般人と鉄の境目になる。
  3. 何と1,115両も製造された。この両数は史上最多。
    • ナメクジ、標準型、準戦時型、戦時型と多彩。
    • 本来は貨物牽引。末期はナンデモカンデモ牽引。
      • 山岳地域の勾配路線では、急行をはじめとする旅客列車も牽引した。羽越本線などのような平坦路線でも、旅客列車を牽引する機会が多かった。
  4. 機関車トーマスの長編「Hero of the Rails」にも登場した。13シーズン(日本未放送)ではレギュラーになるらしい。炭水車には「51」のナンバーが描かれている。
    • 空焚き禍でそのままフェードアウトの可能性も出てきた。
    • なぜかソドー島の森林の廃線に放置されていた。サハリン鉄道の仕業か!?
    • しかもなぜか江戸時代を走っていたw。
    • 「伝説の英雄(ヒロ)」として2010年に日本で公開される。そして京阪に出現した。
  5. 198執念の復活。
    • 498じゃなくて? ってか、198はC61に改造(と言う名のボイラ供出)されているのでとっくに存在しないはずなんだけど……
      • 間違えた!!
      • と、凄まじい偶然か、この198号→C61 26号も特筆するカマ!
        • と言うのは、C61の種車になったのは状態の悪い1000番台の戦時型がほとんどで、それより前の若番車から改造されたのは33両中の7両だけ。198号はその中で2番目に若く、煙突と蒸気ドームが一体化していない「標準型D51」では最若番。もし静態保存されていたら、20号じゃなくてこっちが復活していたかもしれない……
  6. JR東日本仕様のは、ATS-Pを搭載している。
  7. 各地の交通公園とか交通資料館等の敷地内に大概居るカマ。
  8. 特急つばめが関西本線と草津線を迂回する事になった時、亀山~柘植の牽引機関車に抜擢されたこともある。
  9. 動態保存車:200(梅小路)、498(JR東日本)

D52形

72号機
  1. 正真正銘国鉄最強の蒸機だが、最初から最後まで地味な存在だった。
    • 罐がとてもでかく、インパクトがある。
  2. 大出力を生かしてセノハチの補機としても使われていた。
  3. C62の改造元。こっちは有名。
  4. 最初から戦時設計として登場した。
    • 除煙板や炭水車の一部が木でできていた。

D60形

  1. D50を亜幹線にも入れられるように改造した。

D61形

  1. D51をローカル線用に改造(軸重軽減)して誕生。
  2. 今の路線の状況からは信じられないが、何と留萠本線系専用(羽幌線含む)だった。
    • 当時は沿線の炭鉱も元気だったからだろう。

D62形

  1. C62は有名だがD62は地味。
  2. D52を亜幹線にも入れられるように改造した。

動輪数5

E10形

  1. 日本最大のタンク機。
  2. 勾配線区用に造られたが、いろいろ欠点があって持て余され、最後の運用区間は平坦な北陸本線米原~田村間だった。
  3. JR東日本の新幹線の車両形式ではない。
  4. アリイ(現マイクロエース)の1/50スケールSLプラモデルのラインアップに加わっていたことがある。
  5. 大井川鉄道ではこの形式の電気機関車が存在しているので、紛らわしい。

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