方言
方言の分布
なおす
物を片付けたりすることを「なおす」という。
- 確認済みの県:福岡・香川・鹿児島・長崎・大阪・兵庫・滋賀・山口・熊本・佐賀・大分・奈良・福井・和歌山
はよしね
「早よしね!」=「早くしなさい」
- 確認済みの県:石川、福井、岡山
- 石川、福井では「はよしねま」とも言うらしい(はよ島根とは言わない。)
- お年寄りには「はよしねぇ」と優しく言い、いつも遅くなる子には「はよしねま!」と急かす。
- 石川、福井では「はよしねま」とも言うらしい(はよ島根とは言わない。)
はよせぇ
「早よせぇ!」=「早くしなさい」
- 確認済みの県:兵庫・香川・新潟・愛知・千葉・東京・栃木
- 兵庫県北部日本海側では「はよしねー」
- 京都府北部日本海側では「はよしにゃー」
標準語に訳せない方言
- 北東北以北:「しばれる」=とても寒いでは済まされない痛みを伴う寒さ。
- 東北:「いずい」=場所によって用途がちがうが、「眼がゴロゴロする」や、「服が着ずれてる」など、幅の広い身体的不快感。
- 青森:「あずまし」=英語のcomfortableにやや近い意味。
- 栃木:「いじやける」=いらいらと不機嫌とまではいかないが、どこか気持ちやりようのないやきもきした感じ。
- 茨城:「いしけー」=栃木の「いじやける」に同じ。いらいら・じりじり・やきもき・かったるいなどがブレンドされた微妙な不快感を表す。
- 「せこい」の方が意味的には近い。が、上記も間違いではない。
- 北海道&関西:「わや」=(意味範囲が広かった気が。地元民様詳細求む。)-> 北海道ではどうしょもなく修復不可能な状況を指す。例:交通事故現場、雪下ろしに失敗して自分が埋まった場合、自分の部屋の中とか。->関西もほぼ同義。「滅茶苦茶」に弱気な詠嘆が加わり、その先にあきらめを伴う。用例「わやんなってしもた」「そら、わややな」
- 「わやくちゃ」とかも言いませんか?
- 中部、中国、四国の一部でも使う。「とても」という意味で使うところもある。
- 長野(&山梨):「ずく」=根性とか根気とかやる気、何かに対する粘り気?の様な物を表す。「ずくなし」で「怠け者、怠ける、面倒くさがる」に近い意味。
- FM長野の大岩さんの番組で「ずく」は、「(~をしようとする)その気」と意味づけられた。
- 岩手でも「ずく」は使ってます。「度胸」とか「意気込み」くらいの意味かな?
- 山梨:「てっ!」(「て~っ!」)感嘆。感動したときや感銘を受けたとき、ひどく驚いたときなどに使われる。
- 富山: 「はがやしい」=腹立たしい、いらいらする、ややこしい、の3つの意味合いで使われる。音便化として「はんぎゃしい」もある。
- 滋賀: 「なまずけない」=怠けている、不精である、めんどくさがりである、というニュアンスの形容動詞。「ほんななまずけないことしてんとき!」などと使う。安土桃山時代には標準語だった言葉らしい。
- 奈良: 「おとろしい」=面倒くさい、ダルイなど
- 「いかい」大きい でかいイカ いかいいか
- 富士山近辺? 山口辺り?
- 鳥取:「たいぎー」=「だるい」「しんどい」「面倒くさい」などと似たものらしいがそれよりももっと違うニュアンスが含まれているんだと県民に熱く語られました。
- 千葉(特に九十九里沿い):「え゛」=発音(イントネーション)によって意味が変わる。人を呼ぶ時、びっくりした時、悲しむ時、喜ぶ時、怒る時、等々。女性の場合「よ」が使われる場合もあります。(千葉に限らず漁師が使う言葉と聞いた事もあります)
- 佐賀(有明海側?):「むぞがぁ」=慈しむ、愛おしい、可愛がる。そんなニュアンスの言葉。佐賀在住の佐賀人で50代以上の人ならよく理解できる言葉。
- 愛媛(南予):「がいな」=すごい。場所によっては「ガイア」。
- 香川:「むつごい」=食べているとすぐ飽きる、こってりした感じ。「このケーキむつごいわあ」、等と使う。
- 青森:「~さる」=動詞の語尾につけ、「自分の意思はあまり含まれておらず、偶然そうなっている状況や受身」を表すときに使う。他県の人には理解してもらえないことが多いが、動詞の語尾に「~さる」がつくとつかないでは、意味のニュアンスに大きな違いが出る。
- 例:図書館に行かさる(図書館に偶然立ち寄る)、洗濯物が干ささっている(干されることは洗濯物の本意ではないが、状況として干されている)
- 秋田でも言います。偶然そうなるという感じで、~してしまった、とも違う微妙かつ絶妙な言い回し。「言わさったんだもん」
- 静岡: 「がらいか」=「わざとする」の反対。
- 新潟:「やめる」=内科的な痛みを指す。(「病める」か?)
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地域別
方言 目次 | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北海道 | 青森 | |||||||||||||||||
秋田 | 岩手 | |||||||||||||||||
山形 | 宮城 | |||||||||||||||||
山 口 |
島根 | 鳥取 | 兵 庫 |
京 都 |
福井 | 石 川 |
富 山 |
新潟 | 福島 | |||||||||
佐賀 | 福岡 | 広島 | 岡山 | 滋 賀 |
長野 | 群馬 | 栃木 | 茨 城 | ||||||||||
長崎 | 熊 本 |
大分 | 大 阪 |
奈 良 |
岐 阜 |
埼玉 | ||||||||||||
宮崎 | 愛媛 | 香川 | 三 重 |
山梨 | 東京 | 千 葉 | ||||||||||||
鹿児島 | 高知 | 徳島 | 和歌山 | 愛知 | 静岡 | 神奈川 | ||||||||||||
沖縄 |
北海道
- ※東北・北陸等と共通の方言が多く存在します。
- 「なげる」=「捨てる」
- 例)ちょっとゴミなげてくるわ
- 「(手袋などを)はく」=「はめる」
- (挨拶全般)「おはようございました」
- 過去形にしてより丁寧に表現する。特に道東方面に多い(?)
- 「おばんでした」って言ってたな
- 「こわい」=「疲れた、(体調)具合が悪い」
- 「まて(まてい)」=丁寧であるさま(真丁寧の転訛)
- 例)こんなにまてに仕事すると時間かかるべ
- 「はんかくさい」=間が抜けているさま、格好が悪いさま
- 「なまら」=とても、すごく
- 「つっぺ」=栓、詰め物
- 「ちょす」=触る、いじる(転じてからかう等の意味にも用いる)
- 「したっけ」=そうしたら
- 例)タバコ買ったんだけどさ、したっけさ、お釣り多かったのよ
- 「したっけ」=さようなら
- 「じょっぴん」=かぎっていうのは北海道だけ?
- 「ねまる」=座る。老齢の方しか使わなくなってきた
- 「まかす」=こぼす
- 「かやす」=ひっくり返す
- 「しゃっこい」=冷たい(冷やっこいの転訛)。アイスクリームや氷菓等を「しゃっこいの」などと云ったりもする
- 「ばくる」=交換する、取り替える
- 「あったら」=あんな、あのような
- 例)あったらもの、知らん(あんな奴は知らん)
- 「だはんこく」「ごんぼほる」=駄々をこねる
- 「あずましい」=落ち着く、収まりがいい(逆の場合は「あずましくない」)
- 「おだつ」=調子に乗る、図に乗る
- 「はっちゃきこく」=奮闘する、頑張る(「はっちゃきになる」などともいう)
- 「汽車」=鉄道全般。電気気道車もディーゼル気道車も蒸気機関も「汽車」
- 「あめる」=食べ物が傷む、腐る
- 「まぜる」 = 仲間に入れる
秋田
- 「ねねねー」=「(もう)寝なければならない」
- 「ばしこき」=嘘つき
- 「かましてけれ」=かき混ぜて頂戴。
- 「イヂゴじゅぐれでら」=イチゴが熟しています。
- 「みんじゃ」=台所
- 「ままざめ」=食事の用意
- 「んだびょんなー」=「そうなんだろうねー」
- 「とっぴんぱらりのぷー」=昔話の締めくくりの言葉(「おしまい」「めでたしめでたし」的な言葉)
- 「へんじぇど」=「せいせいと」「のびのびと」
- 「だんじゃぐ」=乱暴な様
岩手
- 「どんどはりゃ」=「だったとさ」
- 「あべ」=「行く」
- 「ねまる」=「座る」
- 「しょす」=「恥ずかしい」
- 「おだず」=「ふざける」
- 「なったき(する)」=「いい気になっている」
- 「なったき」は通じる土地が飛び地のように分布している不思議な言葉。また世代でも通じる・通じないがある。
- 「はあ」=「もう」
- 嘆息、感嘆ではない。「おら、はあもう行がれね(=私はもう行けません)」と使う。
- 「きゃっぽ(する)」「かっぽ」=「靴の中に水が入る(ために気持ち悪い)」
- 「きゃっぽ」等は岩手県南~宮城県北のごく一部で使われている。
宮城
- 「かっちゃく」=掻く
- 「ふっちゃく」=裂く
- 「おだつ」=ふざける、いたずらする
- 「かばねやみ」=仮病、横着
- 「やろっこ」=男の子
- 「うるかす」=(カレーを食べた後の皿等を)水に漬けておく
- 「いずい」=身体的な違和感があって気持ちが悪い
- 「ぬだばる」=腹ばいになる、だらしなく横になる
- 「しずねぇ」=うるさい、騒がしい
- 「がおる」=驚く
福島
- 「がおる」=体調が悪い(ので寝る)
- 「こわい」=疲れた
- 「おちる」=(乗り物から)降りる。標準語の「落ちる」は「おっこちる」。
- 「かすかだり」=お調子者
- 応用編「かすばっかかだってんでね」=「調子に乗ってるんじゃないよ」
- 「くっちぃ」 = (おなかが)いっぱい
- 「うるかす」 = (米などを)水につけて水分を含ませる
- 「おちゃめんこ」=おままごと
- 「なげる」=捨てる
- 「ずねぇばっこ」=太いう●ち
- 「ばっこむぐし」=う●こもらし
- 「おんつぁげす」=会津における最大級の侮蔑文句。ただ単に「おんつぁ」ということもある。
- 「あいべ」=はやく来なさい
- 「ぴっつ」=十円ハゲ
- 「ほいど」=乞食
栃木
- 「すく」=敷く、こと。「布団すくよ」
- 「かんます」=かき混ぜる
- 「うら」=後ろ。
- 「ひやす」=水に浸すこと。「お茶碗ひやしといてね。」
- 「くらねぇ」=「大丈夫だよ」の意。
千葉
- 「つった」=言った
- 「したっけ」=そしたら 「たっけ」とも言われる。
- 「じゃびる」=にじむ 他地方にもあるもよう
- 「~だべぁ」=他地方だと「~だべ」だが、九十九里に近い方になると「ぁ」が入る
- 「つっぷす」=突き刺す もしくは 横になる事
- 「おっぺす」=押す
- 「~たいよ」=「~しなよ」 例:「ウチに来たいよ」=「ウチに来なよ」 「早く金返したいよ」=「早く金返しなよ」
山形
- 「もっけだの(もっけです)」=ありがとう・すみません系
- やばち=庄内地方(遊佐町あたり)でぬれた事を現す。
- ○○もいで=摘みとって
- やちゃくちゃねぇ。=どうしようもない←(間違ってたら訂正して下さい)
新潟
- 「かける」 = 「指名する」
- 新潟県の学生が進学とか転校とかで他県に行った時、始めてこれが方言だと知る。また、他県から来た学生は、始めは違和感を覚えるものの、長く県内にいるといつのまにか標準語だと思い込んでしまう。僕がそうでした。
- 「よろしかったでしょうか」 = 「よろしいでしょうか」
- なんで過去形なのでしょうか?
- シチュエーションを問わず「ごめんくださいました」というのが最も敬意を表した挨拶。
- 親しい間柄なら、親や目上の人のことも「おまえ」「おめぇ」。ちょっと他人行儀になると「おまえさん」「おめぇさん」。
- 複数形は「おめえった」。
- 「あそこ」を「あっこ」「あこ」。
- 語尾は「がー」。イントネーションによっては疑問形になる。
- ↑長岡を中心とした地域。
富山
- 北陸弁のイントネーションは関西系
- 厳密には各県・県の地域(富山は呉東と呉西、石川は加賀と能登)ごとに違う。
- 確かに呉東では北陸の他地方で一般的なゆすり音調が弱い。これを「イントネーションの違い」と言っていいかも知れない。
- しかし個々の単語のアクセントは県内では違いが少ない。この点では石川における加賀内部、能登内部の相違よりも少ないくらいである。
- 最も標準語の影響の濃淡で新たな違いが発生している可能性は否定できない。
- 厳密には各県・県の地域(富山は呉東と呉西、石川は加賀と能登)ごとに違う。
- 方言は呉東と呉西で違ってくる。 どちらかがもう一方の言葉を聞いてもわからない事がある。
- 氷見は能登の影響もあり高岡以南ともまた違う。魚津以東(以北)の下新川も特徴的。
- 小矢部川流域(旧西砺波郡)には金沢弁と似た語法がより多く使われる。
- 「~まい」の意味が富山市を境に逆になる。
- 西の「~まい」は東では「~まいけ」
- 五箇山には古い言葉が残り、他と比べて違いが多い。但し発音は綺麗。
- 他県出身の人を「旅の人」と呼ぶ。死んだあとでもそう言われ続ける。 ドラクエ的。
- 「おちんちんかく(=正座をする)」という衝撃的(!)な方言が呉東地方に存在する。
- TV等でネタとして紹介される事があるが、近年日常的に使用している人はあまり見受けられない。
- 柴田理恵が「大なまり亭」で連発して毒気に当てられたw
- 活用形として、騒ぐ子供は大人に「ちんとしとられ!」と注意される。
- 「段違い」は「だんこちんこ」と言う。
- 「ちぐはぐ」のことを「ちんこはんこ」とも言う。
- 語源は「鎮座する」の「ちん」
- TV等でネタとして紹介される事があるが、近年日常的に使用している人はあまり見受けられない。
- 「くじ引き」を「つまんこ」というのも衝撃的。
- 「おちん~」と違ってTVのネタにならないのは放送できないから?
- 「おはぎ」は「はんごろし」。(西部・東部で使用については差あり)
- 普通の餅は「みな○○し」?
- ごはんのつぶし具合では? 粗めにつぶすと「はんごろし」、よく潰すと「みなごろし」
- 掻餅(かいもち)という立派な言葉も存在する。
- 「かーか か かーか?」(母さんこれは蚊ですか?)
- 「このコピー機、使ってもいいですか?」「なーんつかえんよ」この場合の「つかえん」は“~しても構わない”の意。間違わないように。
- 「だいて!」とは、例えば、試合に「出して!」つまり、「出場させてください!」ということ。
- 本当に「抱いて」ほしいときは、「うだいて!」という。これを柴田理恵はなかなか思い出せなかった。
- 給料は「あたる」もの。運の悪い人はずっとただ働き。
- 東京で「お土産あたったー」と言うと変だと思われる。
- 石川県も同じ。
- ↑方言とは知らず「ボーナスいくら当たった?」と聞いたら「お前ボーナスを宝くじにつぎ込んだのか?」と言われた。 by在埼玉北陸人
- 「気の毒な」は「ありがとう」の意味。これは石川・福井も同じ。この他周辺部には甲信越と同じ「ごっつぁんです」もある
- 模造紙のことを「ガンピ」という。むしろ「模造紙」という単語を知らない。
- ガンピは「雁皮」ジャマイカ?
- タイヘイ紙(太平?)と言っていた。(富山市)
- おばちゃんが自分の体験談を披露するときは「あんた、ワシ○○した思われよ~」(あなた、私が○○したことを想像してみてください)で始まる。
- おばちゃんは命令形の語尾に「はー」をつける。ex.「食べられま、はー」
- おばあちゃんだとさらに「なもなも」がついたりする。南無阿弥陀仏の意味か?
- 「なもなも」「な~も」は否定を表していた気がする
- 「かまたなもなもなにしょかね!」と、おばあちゃんによく叱られたもんだ。
- おばあちゃんだとさらに「なもなも」がついたりする。南無阿弥陀仏の意味か?
- 辛くない「めんたいこ」は富山では「もみじこ」と呼ぶ。他県人には通じない。他県では「めんたいこ」。富山では辛いのはすべて「めんたいこ」または「辛しめんたいこ」
- 「もみじこ」は石川県から入った言葉と思われる
- そもそも辛くないのは標準語では「たらこ」では?それとも、生食の場合は「めんたい(こ)」(=九州方言)が一般化しているのか?
- うちの祖母は子供を怒るときに「ダラでダラでゴマふいとる!」と言う。誰に聞いてもこの言葉を使用している富山人を知らない。これは富山特有の言い回しなのだろうか?それともうちのおばあちゃんだけか?
- 疑問系は「○○け~?」
- 例:「元気ですか?」→「元気け~?」
- 石川県も同じ。
- 少し文章はは異なるが、疑問系として、新潟に近い東部には「○○しとら~?」もある。
- 西部では「○○しとんが?」となる。
- 小さい頃「だるまさんが転んだ」が「氷見に鰯が捕れた」だったゾ
- 富山弁は別名ちゃーちゃー弁。
- 「~ちゃ」を常用する富山県民女子(小杉出身)がいて、大学のサークル内の愛称は「ラムちゃん」だった。 by北陸人&都内大学卒の男
- 「きときと」は新鮮という意味で、主に氷見ブリなどの魚に対して使われる。
- 「だら」はバカという意味。「だらか」は、関西で「アホちゃうか」に相当。
- アホンダラのダラが語源と思われる。
- 「お腹が痛い」の意は、東部では「ういー」、西部では「ものい」。
- 相手に「家に遊びにこられ~」というと、相手は「来る来る」と返事をする。
- 富山県の方言はそんな感じながいちゃ。
石川
- 「もみじこ」=「たらこ」
- 「だら」=「馬鹿」
- 例)「だらなこと言うとんなま」=「馬鹿なことを言うんじゃない」
- 「何(なん)しとらん」は疑問形。=「何してるんですか?」
- 「何(なに)しとんが」も疑問形。=「何してるんですか?」
- 「じまんらしい」=「生意気な」(主に子供に対して使う)
- 「きときと」=「鮮度がいい」「新鮮」
- 「かきやま」=「おかき」(米菓)
- 「いいじー」=「いいなー」
- 「はしかい」=「頭がいい」
- 「はがいしい」=「悔しい」
- 「きんかんなまなま」=(道などが)「雪が凍って滑りやすい状態」
- 「いじっかしい」=「ウザい」
- 「ほおる」=「捨てる」
- 語尾が汚い
- 「~が?」疑問形 例)「来んが?」=「来ないの?」
- 「~げん」=「~の」 例)「行かんげん」=「行かないの」
- 「~ねんろ?」=「~なんでしょ?」 例)「そうねんろ?」=「そうなんでしょ?」
- 「~がいね」=「~じゃない」 例)「言ったがいね」=「言ったじゃない」
- 歌詞で「1題目(だいめ)、2題目(だいめ)」=「1番目、2番目」の意。小学校のときから使われており、方言と知らずに使ってる人も多い。他県の人には全く意味が通じないで愕然とする。
滋賀
近江弁
- 「やんす」=「はる」
- 「しゃんす」=「してはる」
- 「来ゃんす」=「来はる」
- 湖北地方(長浜市、米原市、伊香郡、東浅井郡)だけが使う助動詞。湖北以外の滋賀県民はカルチャーショックを受ける。
- 用例:
- 「お客さんが寝てやんす」
- 「親戚が家に来ゃんた」
- 「継母が意地悪しゃんす」
- 「いぬ」
- もちろん犬ではなく、漢字に直すと「去ぬ」。漢字のとおり、「帰る」「去る」と云う意味を持つ。古語辞典にも登場する、由緒正しい言葉。つい数十年前までは京阪神でも使われていた。最近は滋賀でも死語になりつつある。
- 大阪南部でもまだ通じます。けんかの時など。
- 兵庫西播でも使います。「いんでもとう」=「去んでしまっている」=「終わっている」。流行についていけてない人に、「うわー、いんでしもてるやん」。
- 用例:「とっとと去ね!」=「さっさと立ち去れ!」
- もちろん犬ではなく、漢字に直すと「去ぬ」。漢字のとおり、「帰る」「去る」と云う意味を持つ。古語辞典にも登場する、由緒正しい言葉。つい数十年前までは京阪神でも使われていた。最近は滋賀でも死語になりつつある。
参考サイト:長浜の方言
- 強調表現として、同じ言葉を三度繰り返すというのも聞いたことがあります。
京都
名詞
- 「ろーじ」=「路地」
- 「どんつき」=「つきあたり」
- 「べべ」=「着物」
- 「おこぼ」=「ぽっくり/こっぽり(下駄)」
- 「うち」=「わたし(女性のみ)」
- 「げんじ」=「くわがたむし」
- 「あぶらむし」=「ごきぶり」
- 「にぬき」=「ゆでたまご」
- 「かしわ」=「鶏肉」
- 「まむし」=「鰻の蒲焼き」
- 「たぬき」=「お揚げさん入りあんかけ蕎麦(←諸説あり)」
- 「お揚げさん」=「油揚げ、揚げ豆腐」
- 「お焼き」=「焼き豆腐」
- 「おとふ」=「豆腐」
- 「おしょゆ」=「醤油」
- 「おうす」=「薄茶」
- 「ぐじ」=「甘鯛」
- 「きずし」=「酢鯖」
- 「おぶ/ぶぶ」=「お茶」
- 「どぼづけ」=「ぬか漬け(特に夏に重石を乗せずにつくるもの)」
- 「おばんざい」=「日常の食事のおかず」
- 「ごはんたべ」=「外食にいくこと(花街の言葉)」
- 「ぼん」=「ぼうや/男の子」
- 例:「ぼんはいくつ?」=「ぼうやは何歳なの?」
- 「ぼん/ぼんぼん」=「お坊ちゃん(多くは揶揄をこめて)」
- 「ええし」=「金持ち/良家」
- 例:「ええしのぼんやからなあ。」=「いい家のお坊ちゃんだからねえ。」
- 「でぼちん」=「おでこ/額」
- 「でんぼ」=「おでき/腫れ物」
- 「めいぼ」=「ものもらい(病)」
- 「おまん」=「饅頭(食)」
- 「おそそ」=「女性器」
- 「おいど」=「お尻」
- 「おっしょはん」=「お師匠さん」
- 例:京舞のおっしょはんがおでっさんのおいどを物差しで叩きながら「おそそ、お締め!」
- 例:男「え、ここか」 女「あ、あかんて、そこおいどやし」 男「ほなら、こっちか。ここやろ。ねぶったるわ。ここ何て言うんや。言うてみ。」 女「おそ… もう、いけずやわあ。うちそんなん、よう言わん。」
- 「おでっさん」=「お弟子さん」
- 外来語に丁寧の「お」は付かないので、「おデッサン(美術)」は間違い。
- 「おじゅっさん」=「ご住職」
- 「おしゃも」←「しゃもじ」=「杓子」
- 「おたま」=「玉杓子」
- 「もん」=「物、者」
- 例:「食べもん」=「食べ物」
- 例:「笑いもん」=「笑い者」
- 例外:「どらえもん」=「ドラえもん」≠「ドラえ者」
- 「とこ」=「所」
- 「ねき」=「すぐそば」
- 「祗園さん」=「八坂神社」
- 例:「祗園さんのねきに、お店あるやろ。」「ああ、石段のとこやな。」
- 「おにっさん」=「西本願寺」
- 「おひがっさん」=「東本願寺」
- 「ひっちょう」=「七条」
- 「はっちょう」=「八条」
動詞
- 「笑かす(わらかす)」=「笑わせる」
- 「しまう/なおす」=「かたづける」
- 「ほかす」=「捨てる」
- 「ねぶる」=「舐める」
- 「おいない」=「来なさい」
- 例:「ちょっとこっち、おいない。」=「ちょっとこっちへ来なさい。」
- 「よばれる」=「ごちそうになる」
- 「淅す(かす)」=「(お米を)とぐ」
- 「よそう」=「(食べ物を碗などに)いれる/つぐ」
- 例:「おかずもできたし、ご飯よそといてくれる?」=「おかずもできたし、ご飯をお茶碗についでおいてくれる?」
形容詞/形容動詞/副詞
- 「いけず」=「いじわる(いわゆる「意地悪」とは少し違うが)」
- 「えげつない」=「ひどい」
- 「しんどい」=「疲れた/つらい」
- 「せわしない」=「落ち着きのない」
- 例:「さっきから貧乏ゆすりばっかりして、せわしないなあ」
- 「どんくさい/どん」=「動作がにぶい、不器用だ。手際が悪い。」
- 例:「あんた、どんくさいな。」=「あなた、不器用だね。」
- 例:「えらいどんなことですんまへんなあ。」=「たいへん手際の悪いことで申し訳ありません。」
- 「かなん」=「いやだ/困る」
- 例:「あんた、また汚して来たん。もう、かなんなあ。」=「また汚して来たの。もう困るわあ。」
- 「あかん」=「だめだ」
- 「ほんま」=「本当」
- 「しょうもない」=「くだらない、つまらない」
- 「はんなり」=上品で明るい様
- 例:「はんなりしたええ柄どすな」=「上品で明るい良い柄ですね」
- 「まったり」=とろりとまろやかで濃い味覚
- 例:「まったりしてますなあ」=「とろりと濃い味ですね」
- 「えづくろしい」=下品で派手。不快なほどごちゃごちゃしている。
- 例:「なんやそのえづくろしいかっこは」=「何ですか、その下品で派手な服装は。」
- 「辛気くさい(しんきくさい)」=「うっとうしい/じれったい」
- 例:「もう、のろのろと。何してんの。辛気くさいなあ。」
- 「じゃまくさい」=「面倒くさい」
- 例:「ちゃんとなおしといてや。」「じゃまくさいなあ。」=「きちんと片付けておいてね。」「面倒くさいなあ。」
- 「もっさい」=「質の悪い/趣味の悪い/安物の」
- 「なんやお前の車、またエンストしてんのか。もっさいの。」
- 「むさい」=「小汚い」
- 「安けない」=「安っぽい」
- 「けったいな」=「妙な/変な」
- 例:「ほら見てみ。けったいな人が安けないべべ着てるで。」=「見てご覧。変わった人がいかにも安っぽい着物を着ているよ。」
- 「ぬくい/ぬくたい」=「暖かい」
- 「てれこ」=「反対/逆/入れ違い」
- 例:「なんやちょうど出かけはりましたか。てれこになってしまいましたな。」
- 「あんじょう」=「上手に/うまく」
- 「いっこも」=「全く/ちっとも」
- 「せんど/せんぐり」=「何度も」
- 「じゅんさいな」=「いいかげんな」
- 「かいらしい」=「かわいらしい/かわいい」
- 「ええ」=「良い」
- 形容詞の語幹のみで「感動」「詠嘆」を表す。
- 例:「おおさぶ!」=「ああ寒い!」(「さむい」は「さぶい」と発音する)
- 形容詞の連用形は「う」の音便形になる。
- 「良う」=「良く」
- 例:「良う食べるなあ」=「良く食べるね」
- 「良う」=「良く」
助詞/助動詞/間投詞など
- 「(名詞/形容動詞)+や。」=「〜だ。」
- 例:「きれいやなあ。」=「きれいだね。」
- 「(名詞/形容動詞)+どす。」=「〜です。」
- 例:「どすどすけどどうどす?」=「短刀ですけれど、いかがですか?」
- 「(形容動詞の語幹)+おす。」=形容詞の丁寧形
- 例:「美しおす」=「美しうございます」
- 「おす」=「あります」
- 例:「おすおす?/おす。」=「お酢あります?/はいあります。」
- 「(五段、下一段、カ変の一部、サ変の一部の動詞の未然形)+へん。」=「〜しない。」
- 例:「笑わへん。」=「笑わない。」
- 例:「せぇへん。」=「しない。」
- 「(上一段、カ変、サ変の一部の動詞の連用形)+ひん。」=「〜しない。」
- 例:「起きひん。」=「起きない。」
- 例:「しぃひん。」=「しない。」
- 例:「来ぃひん。」=「来ない。」
- 「(動詞の連用形)+まへん。」=「〜しません。」
- 例:「笑いまへん。」=「笑いません。」
- 「おへん」=「ありません」
- 「(動詞の未然形)+しまへん。」=「〜しません。」
- 例:「笑わしまへん。」=「笑いません。」
- 「(動詞の連用形)+よし。」=「〜したらいいよ。 〜したらどう?」
- 例:「ご飯食べよし。」=「ご飯食べたらどう?」
- 「お+(動詞の語幹)+やす。」=「〜なさい。」
- 例:「お食べやす」=「お食べなさい」
- 例:「おやすみやす」=「おやすみなさい」
- 例:「おかえりやす」=「おかえりなさい」
- 例:「お越しやす/お出でやす」=「いらっしゃいませ」
- 「おやかまっさんどした」=「お騒がせ致しました」
- 「おまっとうさん」=「お待たせしました」
- 「へえ」=「はい」
- 例:「へえ、そうどす。」=「はい、そうです。」
- 「ほな」=「それでは」
- 「さいなら」=「さようなら」
- 例:「ほな、さいなら」=「では、さようなら」
- 「おおきに」=「ありがとう」
- 「たいへんありがとう」の「たいへん」が京都(近畿圏?)では「おおきに」となり、後ろの「ありがとう」が省略された形。
- 「はばかりさん」=「ごくろうさま/お世話様でした」
- 「おおきにはばかりさんどした。」=「ありがとう、お手間かけました。」
兵庫
神戸
- 「○○しとう」=「○○している」
- 特に明石地方でよく見られる。(西宮、三宮と比べて)
- ほんまそれ→同意するときに使う。
- 「ダボ」→「バカ」等と同義の相手を罵倒する言葉。非常に汚い言葉である。
大阪
- 「しこる」= 「ほたえる、騒ぐ」
- あまり通じませんが、年配者はこういう意味で使います。が、若者は別の意味でとらえるため、中学の時に教師が生徒に「しこるな!」と注意したとき、教室は爆笑の渦に。
- 「ほかす」= 「捨てる」
- 「なおす」= 「片付ける」
- おばちゃんとかが子供に、「ちゃんとなおしとかんかったら、おもちゃ捨てるで!」って言って片付けるように仕向ける。
- 「ほな」= 「それでは」「それじゃ」
- 別れ際に、「ほな!」って言えば、別れの挨拶になります。「ほな行くわ」って言えば、「それでは行きますね」って意味。
- 「ほしたら」=「それならば」「そうしたら」
- 「せや」=「そう」同意の時とかに使う 「せやねん」=「そうなんですよ」
- 「さいですか」=「そうですか」 「そうでっか」と言う場合もある。
- 「せやかさい」=「ですから~」「だから~」 「せやかさいに」=「ですからね」「だからね」
- 「せやさかい、怒りよったんですわ」=「だから怒ったんですよ」
- 「あかん」=「ダメ」「いけない」「NO」
- 「~してみぃ」=「~してみなさい」 「~してみぃよ」=「~してみなさいな」
- 「せぇへん」=「しない」 「せぇへんやん」=「しないですよ」
- 「よぉせん」=「できない」「したくない」東の人には「よぉ言わんわ」とかも通じない。
- 「いちびんな」=「調子に乗るな」「でしゃばるな」
島根
- 「なして」= 「なんで」「どうして」
- 「だんだん」=「ありがとう」
- 「そげそげ!」=「そうそう!」
- 「せつい」=「苦しい。息苦しい。」
岡山
- 「あんごう」=「馬鹿」
- 「メール」=(寺に)めえる=(寺に)参拝する。
広島
- 「鉛筆がチビる」=「鉛筆が小さくなる」
- 「テストがみやすかった」=「テストが簡単だった」
- 県外で試験を受けたいたいけな男子学生が友達と喋っていて試験官に「君来なさい」と言われた。
- 「たちまち」=「とりあえず」
- 広島独特の使い方なので、他県出身者に意味を取り違えられ困惑されることがある。
佐賀
- 「やーらしか」 = 「かわいらしい」「愛らしい」の意。とてもかわいらしい時は、「こやーらしか」と言う。
他県で使うと変な顔をされる。 - 「~っちゅー」「~かにゃー」(西部地域) = それぞれちょっと使い方が異なることはあるが、だいたい疑問文の語尾につける。
- 例)「今日晴るっちゅー?」「今日晴るっかにゃー?」(今日晴れるかなぁ?)など。
- 「がばい」 = 「とても」
- 「にゅー」 = 「寝よう」の意。他にも同じような変化をする言葉で、「たびゅー(食べよう)」「しゅー(しよう)」などがある。どんな法則があるかは・・・分かりません。
- 「とぜんなか」 = 「暇だ」「寂しい」の意。「徒然草」の徒然の読みからきてるかも。
- 「なーい」 = 今では殆ど使う人もない、「はーい」の意・・・人の居ない店先で「すいませーん、たばこくださーい」っていうと、奥から「なーい」と返事がある。
福岡
博多弁
- 「すーすーすう」=「スースーする」
- 「とととっとーと?」=「TOTOとってるの?」
- 「これ、とっとーと?」=「これ、とってあるの?いるの?」
- 「とっとーと」=「いるんだから、捨てないで」
- 上記4つは九州全域な気がします(鹿児島県民)
- ↑同感です(元佐賀県民)
- ↑確かに!(長崎県民)
- 上記4つは九州全域な気がします(鹿児島県民)
- 「いぼる」=「ぬかるんだ場所にはまる」
例)バリいぼり:重度のはまり
宮崎
- 「ちんめい」=「小さい」
- 「ちんこめい」=「ちんこが小さい」
- 「めいめいちゃん」=「ちいさいめいちゃんByTOTORO」
- 「いりしちぃっ!」=「(水しぶきが)冷たいっ!」
- 「てげすげぇ」=「とてもすごい」
鹿児島
- 「けーけけっけー」=「貝を買ってこい」
- 「やっせんぼ」= 「弱虫」
- 「うったくる」= 「殴る」
- 「けしめ」= 「死ね」
- 「はよ」=「早く」
- 「わっせ」=すごい、すげぇ
- ややすごいなーと思ったら、「わっせ」
- もっとすごい時は、「わっぜ」
- もっともっとすごい時は、「わっげ」
- かなりすごい時は「わっっっっっげ!」
- 「こけけ」=「ここに来い」
- 「どけけ?」=「どこ行くの?」
- 「てそい」=「面倒である」
- 「だからよ」=「そうだね、だよね」など同意を表す
- 「ラーフル」=黒板消しの事。オランダ語のぼろ布に由来。
沖縄
- 「あめりかー」=外国人。大正生まれレベルは「オランダー」
- 「あいすわーらー」=お冷。
- 「えんじんぶーぶー」=エンジンが壊れて動かない。
- エンジンが壊れて立ち往生しているバスの乗客が、何事かと飛んできた米兵に説明した言葉。
- 「やまとんちゅ」=「ないちゃー」=県外の人。昔はともかく、今はそれほど深い意味は無い。