高校野球/2010年代

2020年1月16日 (木) 14:55時点における>シャミ子による版 (→‎関連項目)
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2000年代

2000年夏

  1. 智弁和歌山が打力で圧倒した大会。
    • どれだけ点を取られても打って取り返す、そんな超攻撃的野球だった。
    • ジョックロックが魔曲と化した。
      • 特に柳川との準々決勝は凄かった。強打の智弁和歌山相手に血豆を潰しながら粘投した香月投手も見事だった。
        • この年の準々決勝は全試合が1点差、白熱した試合ばかりだった。
  2. 背番号1じゃない背番号一桁の選手がピッチャーで活躍するチームが多かった。

2001年春

  1. 21世紀最初の甲子園となったこの年から「21世紀枠」が新設された。
    • そしてその21世紀枠で出場した宜野座がベスト4。
  2. 21世紀枠新設のため記念大会でもないのに34校出場。
    • 翌年から関東と近畿の枠が1枠ずつ減らされる。

2001年夏

  1. 日南学園の寺原隼人のスピードに注目が集まった。
  2. 日大三が強力打線で初優勝。
    • 前年の智弁和歌山が記録したチーム打率記録を上回る強力打線だった。
    • 近江が滋賀県勢初の決勝進出。三本の矢と呼ばれた継投策が上手くハマっていた。

2002年夏

  1. 日韓ワールドカップのため予選の注目度が低かった年。
  2. あの松井五打席連続敬遠からちょうど10年後に明徳義塾が初優勝した。
    • しかし明徳義塾が決勝に進出できたのはこの大会だけ。
  3. 四国勢が全てベスト8に残った。
  4. 1,2年生だけのチームがベスト8に残った。
    • そしてその学校の選手が夏の大会1000号ホームランを放った。
  5. 智弁学園と智弁和歌山の智弁対決があったのもこの大会。
  6. なんと22安打を放ったチームが9安打しか放っていないチームに敗れるというまさかの試合があった。
  7. 地方大会には歴代最多の4163校が参加。

2003年春

  1. この年から「希望枠」と「神宮枠」が新設された。
    • 希望枠は2008年で廃止になる。
  2. 東洋大姫路-花咲徳栄が1969年夏の決勝戦以来34年ぶり、15回制になって初の引き分け再試合になった。
    • そして史上初の引き分け再試合も延長戦。
      • 延長10回ワイルドピッチで東洋大姫路がサヨナラ勝ちした瞬間の写真がウケてAA化された。

2003年夏

  1. 大会前に勇退を表明していた常総学院の木内監督が有終の美の優勝。
    • しかし2008年に一度まさかの復帰。
  2. 番狂わせと雨による順延が多かった年。
    • ベスト8の顔ぶれが常総学院と東北以外前評判の低かったとこばかり。
    • この年から準々決勝が2日に分けて開催されるはずだったが相次ぐ順延により1日で実施。
  3. 倉敷工-駒大苫小牧で駒大苫小牧が8-0とリードしていながら降雨ノーゲームで得点が無効となり、再試合は駒大苫小牧が2-5で負けてしまう悲劇が発生。
    • しかしその翌年から…
  4. 2020年時点で都立高が夏の甲子園に出た最後の大会。
  5. この大会からベンチ入りの選手が18人に。

2004年春

  1. 済美が創部2年で初出場初優勝。”やればできるは魔法の合言葉”というフレーズが一番似合う大会だった。
    • 初戦以外は全て1点差を制しての勝利。特に準々決勝では、優勝候補の東北相手に9回2アウトから逆転サヨナラ3ランで勝利。これで勢いに乗った。
  2. 雨の影響で決勝戦が史上初のナイターに。
  3. 山形県勢が甲子園で初めてベスト8に進出。
    • それも含めて東北の学校が3校ベスト8に残った。みんな準々決勝で負けたが。
      • 東北は勝てたよな…。まさか9回に4点差をひっくり返されるとは。
  4. 愛工大名電が執拗にバントで攻めた。おかげでバント成功という意味の”ナイスメイデン”という語句まで誕生した。
  5. ダルビッシュ有がノーヒットノーランを達成。これが甲子園での平成最後のノーヒットノーランとなった。

2004年夏

  1. 駒大苫小牧が北海道勢初優勝。白河の関を飛び越え津軽海峡まで越えてしまった。
    • 東北勢初優勝なるかと注目された大会で北海道に先を越されるというまさかの結末。
      • そして未だ全国唯一東北だけ甲子園優勝は果たせていない。
  2. 北海道の星駒大苫小牧と、選抜王者済美の決勝戦の打撃戦は印象に残る名勝負の1つにあげられる。
  3. アテネオリンピックと同時期の開催ながら、駒大苫小牧の活躍のおかげで高校野球も盛り上がった。
  4. ダルビッシュ、涌井、前田健太と球界を代表するピッチャーが出場した大会。
    • ダルビッシュが最後の打者で三振に倒れて笑顔を見せたシーンは高校野球の歴史に残る名シーンだと思う。
  5. モリシが盛大にやらかした大会。相手に満塁策を取られて抑えられた直後のイニングで、満塁策でお返しをしてそれで打たれて負けるってさ…。
  6. 東北の学校が春に続いて逆転サヨナラ3ランで敗れた。東北勢はこういうところでの勝負弱さがあるよな…。

2005年春

  1. 愛工大名電が前年準優勝の悔しさを払拭し初優勝。
  2. 創部3年目の神村学園が準優勝。前年の済美のような快進撃を見せた。
  3. 雨の影響で初日が開会式しか行われなかった。

2005年夏

  1. 開幕2日前に明徳義塾が不祥事でまさかの出場辞退。
    • 当時戦後最長だった7年連続出場が途切れる。
    • 夏の甲子園の出場辞退は戦後初と話題になった。
  2. 駒大苫小牧が57年ぶりの夏の選手権連覇。しかし大会後に駒大苫小牧にまで不祥事が発覚した。
    • 準々決勝が1-6からの逆転、準決勝は大阪桐蔭との事実上の決勝戦を制しての優勝だった。
  3. 平田良介(現中日)が清原和博に並ぶ1試合3HRを放った。
    • 浜風さえなければ3打席目のライトフェンス直撃の2塁打もスタンドインしていて史上初の4打席連続HR達成となっていたかも。

2006年春

  1. 駒大苫小牧が不祥事で出場辞退という波乱の幕開け。
  2. 八重山商工が石垣島の学校として初の甲子園出場。優勝した横浜相手にあと一歩のところまで追いつめた。
    • 初戦では逆転タイムリーを打たれたのに相手選手のベース踏み忘れによって幻になる珍事も。
  3. 斎藤佑樹はこの大会でも延長15回引き分け再試合を経験した。
    • 再試合で勝利した後、甲子園球場に雪が舞うというドラマチックな結末。
  4. 日本文理が新潟県勢としてセンバツ初勝利。
    • 高校野球弱小と呼ばれた新潟勢の快進撃がここから始まったと思う。現にその3年後日本文理が夏の大会で準優勝する。
  5. 長崎県勢として初の決勝進出を果たした清峰相手に21-0で勝った横浜高校…。
    • 準決勝で前田健太擁するPL学園が勝っていたら、決勝で横浜vsPLになっていた。

2006年夏

  1. 早稲田実の斎藤佑樹が「ハンカチ王子」の愛称で大ブレイク。
  2. 1969年夏の松山商-三沢以来37年ぶりの決勝戦引き分け再試合。
    • 再試合で早稲田実が駒大苫小牧の3連覇を阻止し初優勝。
  3. 他にも準々決勝の智弁和歌山-帝京など名勝負が続出し、2000年代最大の神大会と言われている。
  4. 日大山形が延長13回逆転サヨナラ勝ちで山形県勢初のベスト8。47都道府県最後となる初のベスト8だった。
  5. 4季連続出場の関西が3季連続の終盤逆転負け(2005年春もサヨナラ負けだった)。まさに悲劇のチーム。
  6. 昭和生まれが出場した最後の大会である。
  7. 斉藤君と田中君しか興味が無い世間がうざい。
    • 2007年は中田君(大阪桐蔭)。・・・が、負けた!グッジョブ金光大阪!
      • 2017年は清宮君(早稲田実業)・・・が、負けた!グッジョブ東海大菅生!
    • 真のマニアは夏の大会に出てこなかった増渕君(鷲宮→ヤクルト)こそ一番の大物だと思っている。
  8. 「日本最南端」の八重山商工が出たとき、何故か感動した。
    • 八重山商工OBの大嶺祐太投手はロッテに入りました。
    • 沖縄本島以外の離島が出た事でも感動した。
    • 「空を見上げました。沖縄の空にも繋がっています」の実況が忘れられない。
  9. 最後は斎藤佑樹が田中将大を三振に抑えて優勝を決めたっていうのもドラマチックだよなぁ。
  10. 誰も挙げていないけど、鹿児島工の活躍も凄かった。特に代打の神様今吉君とか。

2007年春

  1. この年から出場する選手が全員平成生まれになった。
    • そのことが開会式の実況や選手宣誓でも言われた。
  2. まさかの東海勢のワンツーフィニッシュ。
    • ちなみに同時期に開催された世界フィギュアスケート選手権でも愛知県出身の日本選手、安藤美姫と浅田真央がワンツーフィニッシュ。
  3. 中田翔(現日本ハム)がゴジラ松井以来の2打席連続HRを放った。
  4. 甲子園にイタチが乱入した。

2007年夏

  1. 特待生問題で予選の開幕前は大荒れ。
  2. 佐賀北のがばい旋風で佐賀県が大盛り上がり。
    • そして決勝戦で8回裏の奇跡の逆転満塁ホームランで佐賀北が優勝した。
    • 佐賀代表が開幕戦に登場、決勝戦で満塁ホームランと1994年夏のデジャヴができすぎている。
  3. 鳥取の境のトリプル悪送球が2ちゃんねるで大受けとなった。
  4. 興南vs文星芸大付の試合は前の試合が延長戦続きになった影響で20時42分に試合終了。これは記録が残っている中で大会史上最も遅い時間に試合が終了した。

2008年春

  1. この年から内野席がリニューアルし、ファールエリアが狭くなった。
  2. 21世紀枠がこの大会より3校に。そしていずれも初戦突破する。
  3. 沖縄尚学が2度目の優勝。初優勝した時のエースが監督として母校を指揮してそして優勝するドラマみたいな優勝だった。
  4. 投手戦がめちゃくちゃ多かった印象。

2008年夏

  1. 北京オリンピックの影響で印象が薄い大会だった。
  2. ビッグイニングが多い大会だったな。特に常葉菊川と智弁和歌山。
    • 智弁和歌山は1イニング3HRという離れ業をやってのけた。
  3. 満塁ホームランばかり出る大会に。なんと9番打者にも満塁ホームランが出るとは…。
  4. 近年の決勝戦では異例のワンサイドゲームだった。
    • 大阪桐蔭が強かったのもあるし常葉菊川はエースが故障してたってのはあるけど、17-0って…。
      • ちなみに準優勝した常葉菊川の監督は元プロ野球選手。元プロの選手が指揮を執るのは夏の甲子園では初めてのことだった。
  5. 選抜優勝の沖縄尚学を倒した浦添商は本当に強かったな。
  6. 46年ぶり出場の慶應義塾がベスト8進出。高校野球では珍しい長髪の選手が多いことでも話題に。

2009年春

  1. 今村猛、菊池雄星と好投手ばかりが目立った大会。
    • 開幕戦はド派手な試合だったなぁ…。延長戦で11-10って。どうなるかと思ったけど結果的に投手が目立ったな。
      • その開幕戦では誤審も発生。誤審のせいで負けなかったのはよかったが…。
  2. 19個も三振を奪ったのに敗れたり、9回までノーヒットに抑えながらも打線の援護がなく延長10回に初ヒットを打たれ敗れたりと、悲劇的負け方が多かったような気が。
  3. 21世紀枠の利府がベスト4進出。しかしベンチ入り選手がブログで対戦校を侮辱し炎上してしまう。
  4. 箕島が久しぶりに選抜出場。ベスト8に進出した。

2009年夏

  1. 決勝戦、6点差の9回2アウトランナーなしから1点差まで追い上げる粘り。
    • 「日本文理の夏はまだ終わらない」は高校野球史上最大級の名実況となった。
      • ただしABC。NHKがこんなフレーズ言うわけない(アテネ五輪の体操除く)。
    • とはいえ10年くらい経った現在でもこの試合が名勝負ランキングの上位に来るのは違和感を覚える人もいる。
  2. 史上初の2試合連続降雨ノーゲームがあった。
  3. 関西学院が70年ぶりの出場。これは2020年時点で史上最長ブランクらしい。
  4. 新型インフルエンザが流行り、その影響を受けるチームも。
  5. この大会は東海勢が揃って活躍した大会だった。中京大中京は優勝、県岐阜商は45年ぶりのベスト8、三重は三重県勢11年ぶりの夏1勝、常葉橘は初出場でベスト16。2000年代で一番東海勢が輝いてた大会だったと思う。

2010年代

2010年春

  1. 前年春夏連続出場しながら一度も勝てなかった興南が初優勝。
    • 前年は島袋投手のワンマンチームっていう感じがあったが、この年は投打ともにレベルアップして強かったな。多分歴代の沖縄のチームの中でナンバーワンのチームだと思う。
  2. 雨の影響で順延が多かった。
    • その影響で準々決勝が1日4試合に。
  3. 大会最多安打タイ記録が2人も出た。
  4. この大会より、緑色のラバーで隠されていた外野フェンスの企業広告が表示されるように。
  5. 「末代までの恥」事件が起きたのもこの大会。

2010年夏

  1. 興南が史上6校目の春夏連覇で沖縄県勢夏の甲子園初優勝。
    • 投打ともに圧倒的な力を見せての優勝だった。 
  2. 全体的に大差のつく試合が多かったな。特に開幕戦とか。
    • 早稲田実業が去年の優勝校中京大中京に21-6で勝ったのもその一つ。
      • とにかく打が目立った大会。その割にホームランの数が少なかったのは意外だったが。
  3. 仙台育英がミラクルを起こしまくった。
    • まず初戦9回2アウトでセンターフライで試合終了かという場面でセンターが落球し逆転。裏の守りであわや逆転サヨナラかという左中間への大飛球をレフトがダイビングキャッチして勝利。次の試合でも延長12回3時間を超えるゲームを制し、3回戦でも優勝した興南相手に最後まで食い下がった。
      • 因みにその左中間への大飛球を打ったのは、後に阪神に入団する糸原だった。
  4. 15年ぶりに東京対決があった。今回も東東京が勝った。
  5. 新潟明訓が去年の日本文理に続いてベスト8入り。新潟が弱いという時代は終わった、そんな気がする。

2011年春

  1. 震災の影響で開催が危ぶまれた大会。
  2. 高校野球ファンならよく考える。もしこの大会が中止になっていたらその後の高校野球の歴史はどう変わっていたか。
    • 基本的な情報として、まず東海大相模の優勝回数が1回減っていた、九州国際大付はまだ春夏通じてベスト4以上進出がなかったとかだが、おそらく九州国際大付はその後強豪になることなく低迷し、創志学園は未だに1度も甲子園に出場できてないのではないだろうか?
      • 佐渡島から初の甲子園出場も幻になっていた。
  3. 延長戦なし、主な逆転劇なし、ナイターなし、鳴り物なし、サヨナラゲームも1試合だけ。名勝負ファンにとっては中止になっても同じだった大会。
  4. 商業高校が出場しなかった。これは春夏通じて史上初の出来事だった。
  5. 1イニング3HRに、1試合2本の満塁ホームランが飛び出すなど、投手が目立つ選抜大会にしては珍しい打力が目立った大会だった。

2011年夏

  1. 震災の影響による電力不足が懸念され、初日と決勝を除いて第1試合が8時開始、決勝戦が午前中に行われた。
  2. 能代商が秋田県勢として14年ぶりの1勝を果たした。
    • 3回戦のでは中継プレーで2度のサヨナラ負けを防ぐ好プレーもあったし、昨年0-15での敗戦を払拭する活躍だった。
  3. 好投手が多かった印象。特に速球派投手が多かったな。
    • これが大きかったのか、延長戦が8試合と歴代最多。如水館に至っては3試合連続延長戦を制してベスト8に進出した。
    • だが優勝したのは全試合で2桁安打と打力で圧倒した日大三だった。
  4. 関東の強豪校が関西の学校に相次いで9回に逆転されて負けることが多かったな。
    • 帝京は八幡商に逆転満塁ホームランを打たれて、横浜は智弁学園に9回2アウトから8点取られて逆転負けを喫した。ちなみにこれが奈良勢にとって甲子園で12度目の対戦にして初めて神奈川勢に勝った試合だった。
  5. 習志野の美爆音応援が一気に全国に知れ渡ったのもこの大会からだったような気がする。
    • 戦い方も凄かった。初戦では満塁からのトリプルスチールを決め、その勢いに乗ってベスト8入り。
  6. 関西がベスト4入りしたが、準決勝で優勝した日大三に敗戦。これで出場した大会では3回連続で優勝したチームに敗れたことに。
  7. 光星学院が準優勝したのに、その後不祥事が発覚。
    • 準優勝返上とかはなかったが、そこから光星学院は3季連続準優勝することに。優勝するチャンスは十分あったのに…。
  8. 大谷翔平が甲子園デビューした大会。

2012年春

  1. 初日からいきなり藤浪晋太郎vs大谷翔平で盛り上がる。
    • その対決を制した藤浪晋太郎擁する大阪桐蔭が選抜初優勝。
  2. 通信制の高校が甲子園初出場したのもこの大会。
  3. 誤審のせいで勝敗を左右する試合が多かった印象。
  4. 震災で津波の被害を大きく受けた石巻工が出場。選抜で準優勝経験がある神村学園相手に堂々とした試合を演じた。
  5. 延長戦は2試合だけ。2試合とも鳴門の試合だった。

2012年夏

  1. AKB48の曲が入場行進曲に。
  2. 史上初めて春と夏の決勝カードが同一になった。
    • 春とは違い大阪桐蔭が圧倒して春夏連覇を果たした。
  3. 松井祐樹が1試合22奪三振という今後恐らく塗り替えられることのないであろう大記録を作った。
    • その後も奪三振数を積み上げて、板東英二の大会通算奪三振記録を更新するか、というところまで来たが惜しくも準々決勝で敗戦。
  4. 先頭打者ホームランが異様に多かった。
    • それもあってかこの大会のホームラン数は56本。これは当時歴代2位の記録だった。
  5. ルールブックの盲点の再現があったのもこの大会。
  6. 雷雨の影響で2時間以上中断した試合があった。
  7. 閉会式の高野連会長の発言が物議をかもした。確かに大谷翔平は見たかったけれども…。

2013年春

  1. この年だけ「東北絆枠」導入。
    • しかし選出されたのは被災地とは言い難い山形中央。
    • その後2018年春の90回記念大会は東北が1枠増枠になり、東北絆枠が継続した形に。
  2. 史上初の21世紀枠対決が実現。しかも試合時間1時間16分というとてつもなくスピーディーな試合に。
  3. いつもやらかすモリシが珍しくやらかさず、そのまま優勝監督に。
  4. 安楽智大が1試合で232球を投げたことが国内外で問題視されてしまう。
    • 安楽は結局決勝までの5試合をほぼ一人で投げ、その結果決勝戦ではメッタ打ちにされてしまった。
  5. 森ルール(ラフプレー禁止)の適用第1号がなんとその当事者森友哉擁する大阪桐蔭だった。
    • この行為により、3季連続優勝の夢が潰えた。
  6. 盛岡大付が春夏通じて10回目の出場にしてついに甲子園初勝利を挙げた。

2013年夏

  1. いろんな学校のブラスバンドがあまちゃんを演奏。
    • その挙げ句、準優勝の延岡学園は決勝まで進出したのにあまちゃんしか印象に残ってない学校に。
      • 確かにあまちゃんのイメージは強かったが、準々決勝の幻のダブルプレーからの連続三振も凄かった。
  2. 花巻東のサイン盗みが物議を醸す。
    • それだけでなく千葉選手のカット打法も問題に。
  3. この大会から準々決勝が1日4試合開催に戻り、翌日に休養日が設定された。
    • この時は4試合とも1点差ゲーム。うち2試合は延長サヨナラだった。
  4. 奈良から天理・智弁学園・郡山以外の学校が出るとは思わなかった。
    • 和歌山もそれまで8連覇中だった智弁和歌山が敗れ、箕島が29年ぶりに復活した。
  5. 強豪同士が早いうちに当たってしまった結果、準決勝の時点で優勝未経験の学校ばかりに。
    • 結果、前橋育英が初出場初優勝の快挙を成し遂げた。
      • 東北勢が2校残り今年こそ東北に栄冠が、と思っていたが準決勝で全て消えた。
  6. この大会より2回戦以降の対戦相手が抽選方式によって決まることに。
  7. 関西勢が不振。その結果春夏通じてベスト8に関西勢がいない異様な事態となった。

2014年春

  1. 入場行進曲は2年ぶりにAKB48だった。
  2. 延長戦やサヨナラゲームが多かった大会。
    • 6年ぶりに引き分け再試合もあった。
  3. 龍谷大平安が選抜38回目の出場にして初優勝。
    • 決勝は履正社との史上初の京阪対決に。
  4. 池田、駒大苫小牧と甲子園を一世風靡した高校が復活したのもこの大会。
    • この他都立高として初めての選抜出場となった小山台や、奄美諸島の学校として甲子園初出場となった大島も出場。
      • その大島は初戦で優勝した京都の龍谷大平安に、さらに大島と同じ鹿児島からアベック出場した神村学園は2回戦で平安と同じく京都からアベック出場した福知山成美に大敗。この年の選抜大会での京都対鹿児島の総得失点数は28-2…。

2014年夏

  1. いきなり台風接近で開会式が2日順延された。
    • 大会前半はほとんどの日にちで4試合(または3試合)のうちのどこかで雨が降っていた印象。
  2. いきなり開幕戦で選抜王者龍谷大平安が敗れる波乱の展開。
    • 相手は埼玉の春日部共栄。ちなみに龍谷大平安は翌年の春にも同じ埼玉の浦和学院に敗れ春連覇を逃している。
  3. 地方大会決勝で逆転劇が多かった流れからか、大会を通じて逆転劇が結構多かった印象。
    • 地方大会決勝で0-8から逆転した星稜をはじめ、大会史上最大の8点差をひっくり返した大垣日大、逆転サヨナラ2ランで夏を終わらせなかった日本文理、優勝した大阪桐蔭も初戦は0-4からの逆転勝ちだった。
  4. 東海大四西嶋投手の超スローボールに機動破壊の健大高崎がこの大会を盛り上げた。
    • 健大高崎の大量点差での盗塁が物議をかもすことに。高校野球は一発勝負なんだから別にどれだけ点差があっても盗塁しても構わないと思うのだが…。
  5. 敦賀気比が3試合連続で2桁得点を挙げるなど打力で圧倒した。
    • その敦賀気比に準決勝で打ち勝った大阪桐蔭が2年ぶりの優勝。
      • ところがその決勝では大阪のチームなのに、県勢として59年ぶりの決勝進出で盛り上がる三重の影響でアウェー状態に。
    • 敦賀気比をはじめとして北信越勢は全て初戦突破。東北勢も秋田を除いて全て初戦突破。北国のチームが健闘した大会だった。
  6. 明徳義塾と大阪桐蔭が3年連続で対戦した。12年は大阪桐蔭が、13年は明徳義塾が勝ったが、今回は大阪桐蔭が前年のリベンジを果たした。

2015年春

  1. 決勝が福井vs北海道になるなんて誰が想像しただろうか。
    • 準決勝での史上初2打席連続満塁ホームランを放った松本選手の活躍で昨夏負けた大阪桐蔭にリベンジした敦賀気比が勢いそのままに初優勝。
    • 敦賀気比はある程度来るだろうなとは思っていたが東海大四は予想外過ぎた。
  2. 松山東が2020年時点で大会史上最長ブランクの82年ぶりの出場。
  3. 西日本勢にとっては散々な大会だった。中国勢、九州勢は全て初戦敗退、四国勢も健闘した松山東以外は微妙な結果に。近畿勢で唯一ベスト4入りした大阪桐蔭も大会期間中に裏金問題が発覚してしまう。
    • この年の西日本勢はあまり良くなかったな。夏の甲子園でもベスト4入りした学校が1つもなかったし。
  4. 延長戦はわずか1試合。サヨナラゲームもわずか1試合と劇的な試合が多かった前年よりもかなり減った。

2015年夏

  1. 優勝したのは東海大相模なのにマスコミは清宮やオコエばかり取り上げていたな。
    • 清宮幸太郎にとってはこれが最初で最後の夏の甲子園となった。
  2. この年の決勝は久々に優勝候補の本命同士の白熱した決勝戦だった。
    • 東海大相模がリードしつつも仙台育英が追いつき、仙台育英に流れが傾きつつある中で力投していた東海大相模のエース小笠原が決勝弾を放つ、ドラマのような展開だった。
      • 東海大相模は優勝した35年前と同じスコアの10-6で勝利した。
  3. 四国勢が全て初戦敗退。明徳義塾の夏の甲子園初戦突破記録もついにストップしてしまった。
    • とはいえ選抜優勝の敦賀気比相手に互角の戦いを見せた。その敦賀気比は次の試合で継投ミスによって負けてしまったが。
      • ちなみに試合終了後の校歌演奏の際、機械トラブルにより途中で流れなくなるハプニングもあった。
  4. 高校野球100年の年だからという理由で、第1回優勝校の京都二中の流れをくむ鳥羽の主将が選手宣誓を務めた。というか主催者側が指名した。
    • ちなみに始球式を務めたのは第1回大会に出場した早稲田実業のOB王貞治だった。
  5. 霞ヶ浦の呪いが解け悲願の初出場。が、初戦で霞ヶ浦と似たような境遇にあった広島新庄に敗れた。
  6. 高校で離ればなれになったシニア時代からの親友バッテリーが最後の夏に甲子園で対決する胸熱な試合もあった。

2016年春

  1. この年からバックネット裏は小中学生の球児たち専用のドリームシートになった。

2016年夏

  1. リオデジャネイロオリンピックと完全に被った大会。
  2. AKB48が甲子園の応援ソングに選ばれた。

2017年春

  1. 2試合連続で引き分け再試合のあった大会。
  2. 閉会式で高野連の副会長がやらかした。

2017年夏

  1. 2017年夏の高知代表は、明徳義塾でなく、梼原(ゆすはら)高校に出て欲しかった。
    • 総人口3600人の過疎の町の高校で、高校自体が統廃合の危機にあったが、町おこしで町を挙げて野球部の強化に取り組み、決勝で明徳に負けた。
    • 学校の標高が1500mのため「雲の上の球児」と呼ばれてメディアにも取り上げられた。
    • 野球用具やトレーニング器具は寄付で賄われている。また公立には珍しく、全寮制。
    • 同様に大阪代表も大阪桐蔭じゃなく大冠に出てほしかった。もし出ていたら激戦区大阪で1990年の渋谷以来27年ぶりの公立校出場で大きく盛り上がっていただろう。

2018年春

  1. なんと30年ぶりに選抜大会で満員通知が出た。

2018年夏

  1. 同大会から今まで無料だった外野席も500円が必要になった。高校野球人気が上がり混雑するようになったためらしい。
    • そのため、今までのようにふらりと外野スタンドに寄って観戦することができなくなったので賛否両論。
  2. この大会は記念大会ということで従来の北海道・東京に加え、埼玉・千葉・神奈川・愛知・大阪・兵庫、そして初めて福岡から2校が出場することに。
  3. 史上初のタイブレークが適用された試合が2試合もあった。そして逆転サヨナラ満塁ホームランが生まれた。
  4. 大阪桐蔭が史上初2度目の春夏連覇という偉業を成し遂げたのにも関わらず、金農フィーバーにかき消された。

2019年春

  1. 平成では最後のセンバツだった。
    • そのため行進曲が「世界に一つだけの花」と「どんなときも」という平成を代表する楽曲に。前年に続いてその前の年におけるヒット曲が採用されなかった。
  2. 決勝戦が東邦×習志野となり、習志野側の応援のブラスバンド演奏が大いに注目された。
    • 「美爆音」とも称された。
    • 対して東邦サイドには大阪桐蔭のブラスバンドが参戦。
    • 優勝したのは東邦だが、奇しくも平成最初のセンバツと同じだった。

2019年夏

  1. この大会から準決勝と決勝の間に休養日が設けられた。
  2. 履正社がついに甲子園で優勝した。

関連項目