ページ「栃木の学業」と「鉄道車両の座席」の間の差分

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>宇都宮次郎
 
 
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*[[高校の通称/栃木]]
==クロスシート==
==栃木の学業==
===全般===
#「修学旅行発祥の地」だけど、誰も知らない。
#鉄道車両における座席の方式のひとつ。
#*旧制宇都宮中学校(現・県立宇都宮高校)の生徒が、東京・上野で行われた博覧会へ見学に行ったのが最初と言われている
#*座席が窓・壁と垂直に向いており、車窓を見るのに適している。
#**ためしに卒業生(2005年卒)に聞いてみたら「え、そうなの!?」と言われた。卒業生ですら知らないらしい…
#*ロングシートに比べると周囲の目が気にならないのも利点。一般に電車内で飲食をするのはマナー違反とされているが、クロスシートの車両では例外的に許される。
#**むしろ卒業生の話のタネは同高校庭内を鉄道が突っ切っていることや、数少なくなった公立男子校であることくらい。
#**それは隣客の理解と同意があった場合に限る。特に通路側。
#校歌の歌詞さりげなく[[筑波山]](@[[茨城]])を織り込む。
#*有料列車=クロスシートのイメージが強いが、大昔の1等車は現在のロングシートのほうが近かったらしい。
#*足利の場合、筑波山のかわりに赤城山(@[[群馬]])が折り込まれる事が多い。
#**足を投げ出せるため。現在のロングシートは通勤型なのでイメージが湧きにくいが、周囲に人が立たないとなると足元のスペースは相当広い。
#**宇都宮は日光の男体山が多いようだが、黒磯辺りは那須岳?
#***一方、クロスシートは座席定員を増やせるので、着席定員の多いことが望ましい有料列車に多く採用。上記の快適性も理由としてはあるのだろうが。
#昔ながらの[[栃木]]県民にとっては、東京の有名私立大学よりも宇都宮大学の方が高学歴。
#最近はそれほどでもなくなったが、関西地方はJR・私鉄とも(乗車券だけで乗れる)優等列車の主役。
#*実際、農学部の研究室はかなり高度らしいが、高等農林の伝統かな
#*逆に関東では、乗車券だけで乗れるクロスシートの車両はわずか。
#*ちなみに「栃木大学」は存在しない。県名の同名大学がないのは栃木と石川だけ。
#**[[JR東日本E217系電車|E217系]]、[[JR東日本E231系電車|E231系]]、[[JR東日本E233系電車|E233系]]、[[JR東日本E531系電車|E531系]]の端部など。そしていずれも'''石のように硬い'''。
<!--#**ついに栃木だけになった…。-->
#***最近は東北地方や新潟地区でも一部クロスシートの車両が投入されるようになったが、一時期は東北の閑散地域に平気で[[JR東日本701系電車|オールロング通勤車]]を入れまくる暴挙に出たこともあった。
#宇都宮高校は2006年の公立校での東大合格者数が全国二位。
#車窓が楽しめて快適ということもあり、[[鉄道ファン|この方々]]の評判は非常によい。
#*地元ではそんじょそこらの大卒より宇高卒の方が高学歴。←そんなこと誰も言ってない。
#**いや、宇高出て県内にいるとマザコンか貧乏人と見なされる傾向が強い。
#***だから宇高の落ちこぼれは宇大を回避して群馬大や茨城大、{{日東駒専}}に進む傾向が強い。現に今の栃木県知事、[[宇都宮市]]長共に宇高出身者を破って当選している。宇都宮市内では二番手である宇都宮東高校ネットワークの方が強い
#***ちなみに現知事は宇都宮工業高校→日大理工二部、宇都宮市長は宇都宮南高校→[[明治大学]]
#****HPによると宇都宮市長も二部(夜間)のようだね。←どこにも記載されてない
#進学校(国立大大量合格高):宇都宮・栃木・大田原・真岡・宇都宮東・宇都宮女子・栃木女子
#*宇女の進学実績はなぜか宇高・栃高・大高・真高(以上男子校)に負ける。女子のほうがまじめという印象が強いが。
#**宇高・宇女高生の学力は別格。栃高・栃女はともかく、大高・真高を同じグループとして見てはいけない。300点ちょいで合格できる場合もあるんだから。宇北あたりのが、よっぽど学力あるよ。
#**地域柄、国公立大合格者数ばかりが目立ってしまうが、このご時世、地方の低倍率国公立大合格にさしたる意味があるとは思えない。試しに、大高生の合格した国公立大の内訳を見てみましょう。今の生徒や保護者の目はシビアだから、弘前とか、はこだて未来とかで人数稼いでもねぇ・・・。
#*足利&足利女子がこの欄に登場しないのは、学業優秀な生徒を群馬県立にとられているため。多くは太田&太田女子、あと桐生、館林&館林女子にまでとられているらしい。
#**足利の人は自分が栃木県人だなんて思ってないからね。「県民の歌」の存在知っている人少ないと思う。
#*石橋も。←石橋は入学偏差値が高いだけで実績はボロボロ
#男子校、女子校が多いのも特徴のひとつ
#*前の県知事が栃木県立高校の共学化を推進しようとしたとき、宇女高の同窓会長から「知事と差し違えてでも共学化は阻止する」と言われたことはある意味伝説。基本的に女子校の方が地元に残る率が高いせいか女子校出身者のネットワークが教育関係中心に根強い。別学維持県でも珍しい傾向だと思う。
#県民の多くが知らない私学の超進学校が那須にあるんです。那須高原海城高校。全寮制。宇高よりすごいと思う。他、作新学院・佐野日大・宇短大付・国学院栃木もトップクラスはかなりの進学実績がある。宇高宇女高だけが進学校だと思ったら大間違い。←廃校決定しました
#*那須高原海城の進学実績からすると中堅県立以下では?医学・歯学系が少数居るだけなのに何がそんなに凄いのか?要は金持ちのご子息専門一貫校かな。
#*とはいっても、やっぱり私立は県立に落ちた人の滑り止めでしかないわけである。
#*進学実績見たが、6年監禁された結果がこれって悲しくないか?
#佐野日大が甲子園に出てもほとんど応援しない。栃木出身の選手がほとんどいないため。
#*国学院栃木も似たり寄ったり。
#*文星芸大附属も人気薄。宇都宮学園時代は人気あったけど校名変更したら・・・。
#*全国のマスコミは作新の出場を願う。新聞売れる・視聴率取れる・球場にお客増えるなど経済効果あり。特番組むのは作新くらい。
#*おそらく唯一甲子園に出場しても県民がちゃんと応援する私立は白鴎大足利くらいでは?理由は、市内の優秀な選手を[[群馬|隣の県]]にある桐生第一に取られているから。
#この県には市立の高校&大学がない。
#*東京だってありませんけど。
#**「全国で唯一」とは書いてない気がする。ちなみに県立大学もない。
#県立高校を目指す受験生&その保護者は「下野模試」の結果を非常に気にする。
#宇都宮短期大学附属高等学校には高校初のコンビニがある。
#*しかし小さい。
#*店長が怖い。理不尽にキレるのでいつも生徒とバトルしている。


==作新学院==
===回転式リクライニングシート===
#いい意味でも悪い意味でも全国超有名校。県外では宇都宮高校よりもかなり有名。
#特急列車等でおなじみの座席。
#日本一のマンモス校。東大に行くピンから底辺高レベルのキリまでの全ての生徒を受け入れている。なにせ、先生同士で顔がわからないほど教職員の数も多い。
#座席の向きを変える際は、足元のペダルを踏むなどして座席そのものを回転させる。進行方向を向いて座れるほか、前後の席と向かい合わせにすることもできる。
#*それは作新が望んでることではなくて栃木の環境のせいだね。私立高校の全てが名前書けば普通通れるどころか中学で上位なら余裕の授業料免除がとれる。要は、難関な公立高校に落ちたやつらもゴミ高校落ちのやつも全てそこに行く。ほかにも栃木ではたとえ大学でも浪人することはかなりの恥と考えられてるし、県外の高校を受験する文化もない。
#*この構造のため、座席そのものの設備には制約が少ない。リクライニングやテーブルなどは主にこのタイプにつけられる。
#**ンな事はないよ。県南地区だと例えば茨城の古河一高や下館一高、埼玉の高校に進学する奴もいるし、県東だと上記のように群馬県立や太田高校とかに進学する奴も居るし、県北だと福島県の白河の高校へ・・・って奴もいるからね。他県高偏差値の私学に留学するって奴は見ないけど、それはわざわざ私学に留学せんでも、宇高&宇女で十分に東大を狙えるって側面が強いからであって。<!--そういう意味では、貧乏人がトンビを産んだ時に、優しい県かもしれない。-->
#**最近は充電用コンセントとかもあるね。
#看板の硬式野球部が近年低迷。しかし甲子園等全国大会に栃木県最多出場(18回)、唯一の甲子園等全国大会優勝校(3回)。甲子園春夏連続優勝の名門。
#新幹線の座席は3列+2列。
#*マスコミ紹介では必ずといっていいほど「あの作新学院」と紹介される。
#*普通車のみだが。
#*関東大会も県最多出場39回で関東制覇7回の県最多優勝。
#**3人がけ席だと、ひじ掛けの取り合い戦争が勃発する。
#**県最多出場は42回に。
#***ふつう両端から埋まっていくので、真ん中に座ろうとするとすでに ひじ掛けが取られていることが多い。
#*2010年初開催の1年生大会は初代王者に。
#****そのせいかは知らないが、中央の座席は両端より若干幅が広いらしい。
#**2011年夏の甲子園ベスト4・国体ベスト8・秋の関東大会準優勝。名門復活。
#***[[新幹線の車両#E4系|Max]]は別。
#*軟式野球は全国最多優勝。無敵状態。
#*全国大会出場は21回。
#なんてったって江川。ドカベンの対戦高校のモデルの一つで江川をモデルにした投手もいる。
#*とは、言うものの江川は作新では甲子園で優勝したことがない。優勝経験投手はロッテの元監督 八木沢荘六。
#**八木沢荘六は選抜の優勝投手だったが、その年の夏は甲子園で八木沢が赤痢にかかり出場禁止となったため、控えの加藤斌が全試合投げ抜き優勝投手となっている。春夏連覇校で優勝投手が異なるのは甲子園史上唯一作新のみ。
#*江川・・・確かにすごいピッチャーでホームランバッターだった。でも既に過去の人だ。
#**未だに甲子園・関東大会・県大会などでの記録は破られていない。史上最高のピッチャーであることは間違いない。
#***ドカベンの山田太郎は作新のキャッチャー小倉がモデル。その他白新高校、江川学院など作新を創造するものばかり。
#同窓会ネットワークが幅広く団結力があり、創設者の血筋の某F氏の選挙活動での結束力には毎度関心させられる。
#*その組織力を持っても1回負けたことがある・・・。
#*今回(2009年衆院選)も負けちゃったね・・・。
#**次は意地でも勝つだろうね。
#江川以外でも、ズラボクサーの小口や競輪の神山雄一郎なんかも有名。あと江川のときのキャッチャーが小泉チルドレンで衆議院議員だよ。船田元さんも超有名だし。
#*神山は競輪のトップを極めた人なのに、県内の知名度は恐ろしく低い。なぜだ。
#*でもその船田さん、出身高校は作新学院ではなく県立宇都宮高だったりする。
#**政界失楽園騒ぎで今でも生徒も含め陰口を言われるのはちょっと可哀想すぎる。
#**船田さんに限らずだが、作新の中等部で優秀な成績の生徒は、前述の事情もあって、県立の宇都宮とか宇都宮女子、栃木、栃木女子などに進学してしまう。この辺りは、中高一貫校の方が優秀であるという概念が強い南関東とは一線を画す。
#*ザ・たっちのどちらかは、作新OBらしい。
#作新って普通科の生徒のレベルは問題外に低いのだけど。授業中にオナってる生徒がいる高校ってどうよ。
#*その昔は、授業中に窓から抜けだして、屋根を伝って歩いて校外の喫茶店に出掛けたツワモノもいらっしゃいますた。w
#大阪のタクシーのおっちゃんが歌いました。♪「作新の風、吹き起こせ、われらが愛の学園に!」♪知っているのには驚いた。
#黒乃奈々絵さんが作新学院出身なのは意外と知られていない?学校見学へ行った時に職員が紹介したそうですが…?
#*情報科学部美術デザイン科の見学に行くと、本人のメッセージ映像を見ることが出来る
#*地味に文星芸術大学付属高校には対抗意識があるらしい。美大進学でもライバルになるのか
#低迷の硬式野球部をよそに、軟式野球部は平成20年の全国大会で優勝。全国制覇7回は、史上最多。ちなみにこのチーム公式戦無敗。
#かつて花園の常連だったラグビー部も近年低迷。
#硬式野球部が2009年夏甲子園に復活。春季夏季県大会を連覇。軟式野球部は同年全国大会で優勝。2連覇達成。野球の名門作新が復活。
#野球の作新が県民の誇り。
#全国区の企業への就職はいいね。但し面接で野球の話ができれば。
#*卒業生があちらこちらにいるからね。
#*こんな時代就職が良いのは有利。伝統校ならでは。
#最近は男子バレー部が活躍してるね。春高バレー3年連続。
#高等部は男子の駅伝にも貢献した。見事栃木県チームが初優勝した2011年の都道府県対抗男子駅伝では、監督・選手ともにここの高等部の生徒やOB(後に順大駅伝チームマネージャーをへて県代表監督)が活躍した。
#2011年夏の甲子園ベスト4に進出すると宇都宮は盛り上った。
#文化系では演劇部が有名。2000年、2004年、2009年と全国高校演劇大会に出場。2004年には栃木県勢で唯一の全国制覇を達成している。


[[category:栃木|かくきよう]]
===固定クロスシート===
[[category:都道府県別の学業|とちき]]
====ボックスシート====
#国鉄の近郊型電車の標準型。
#*JR東日本のクロスシートもこれが標準。座り心地は'''お察しください'''。
#**むしろ転換クロスは頑なに導入しない。
#足元が窮屈
#*4人がけ席が一般的だが、4人で座ると足が伸ばせないのはもちろん、身動きをとるのも大変。
#**そのため、窓側に一人、その向かい側の通路側に一人……の要領で埋まっていく。
#かの[[国鉄583系電車|581系・583系]]も、座席自体はこのタイプだった。仮にも特急型なので、背もたれは少し傾斜がついていて、座り心地も良かったが。
#*それでも特急車はすでに回転式リクライニングシートが主流だったため、昼間の特急運用時は遜色が出てしまう。少なからず、引退時期を早める原因になった。
#構造が簡易的であるため、クロスシートの中では価格が安いらしい。
#*そのためローカル線や3セク車両のクロスシートもこれが多い。JR東日本が'''岩盤風'''ボックス席ばかり作るのは、たぶん単なる経費節減。
#JR東のボックス席は、片持ち式というタイプのため、土台らしい土台がない。足元はとてもすっきりしている。
#*千葉に転属した209はクハだけボックス席に改造されたが、これは片持ち式にならなかった。さすがに209の<s>プレハブ</s>軽量車体には耐えられないのだろうか。
#**というより、後付けができないのでは? E217のボックスシートは片持ち式だった気がするし。
#*通路側には支えが何もないので、座っているとぶっ壊れないか不安になる。
#背もたれが直角に近い。
#*上でもたびたび叩かれているJR東日本標準のボックス席は、完全に直角。それで椅子自体も硬いときたら……。
#*JR東海の[[JR東海313系電車|313系]]のボックスシートタイプの場合、JR東ほど極端な直角ではないし、座席も柔らかい。
#**もっとも、JR東海はロングシートも含めて座席は柔らかめである。
#**名古屋地区は5000番台の転換クロスが快適すぎて客のハードルが高い。3000番台のボックスが来ると怪訝な顔になる。
#*山陰の[[JR西日本の車両/形式別#キハ121・126系|キハ121・126系]]のボックス席は、'''JR東日本並みの直角座席'''になった。まぁ座席はJR東に比べれば柔らかいほうだが。
#JR東日本が「長距離でご利用されるお客様」に配慮して導入される座席の一つ。
#JR四国7000系などではボックスシートの対面にロングシートという配置が見られるが、これは互いの視線が合うので配置としては望ましくない。
#近鉄には4ドアオールボックスシートの車両が存在したが、やはり窮屈ですぐに無くなった。
 
====集団見合い式シート====
#その名の通り、全ての座席が中央を向いているタイプ。
#採用例は少ない。その中の代表例は[[JR東日本719系電車|719系]]だろうか。
#*ましてや'''特急型車両'''の[[JR東日本253系電車|253系]]で採用されていたことは完全な黒歴史になっている。
#**空港特急ということもあり、欧米に多い4人掛けクロスシートを採用したが、不評だったので'''半分の座席の向きを変えて'''対応。結果、こんな独特な配置に。
#***その後、後継の[[JR東日本の車両/形式別/特急形#E259系|E259系]]が導入されて普通車は実質グレードアップしたが、グリーン車はあからさまにグレードダウンした。
#****それでもご乗車の際は'''A特急料金'''と'''名指しの高額グリーン料金'''をお支払いください。
#*海外だとKTXの普通車の座席がこれ。やはり評判は悪い。
#**こちらも後継のKTX山川では通常の回転式リクライニングシートが導入され快適になった。
#着席定員の半分は進行方向と逆側を向いて座ることになる。
#*……と言うと聞こえが悪いが、ボックスシートでもそれは同様。むしろ、ほとんど2人掛けなのでボックスシートよりも快適だったりする。
#[[磐越西線|磐西]]の会津若松以南でよく出会う。
#*719系のこと。磐越西線に限らず、[[東北本線]]など東北地方の交流電化区間で幅広く活躍している。
#**それはそうなのだが、磐越西線以外だと圧倒的に701系が多いので。
#253系が引退した現在、残る採用例は719系だけ。しかし、[[JR東日本E721系電車|E721系]]の再増備でこれも余命宣告が出た。[[長野電鉄|長電]]まで253系に乗りに行けば話は別だが、集団見合い式も先は長くない。
 
====集団離反式シート====
#集団見合い式とは逆に全ての座席が車端部に向くタイプ。
#有名なのは[[名鉄の車両/形式別#6000系|名鉄6000系]]。
#*中途半端なのか、多くはロングシート化されている。
#*[[新幹線0系電車|新幹線0系]]や[[新幹線200系電車|200系]]が1980年代にリクライニングシートを導入した時のシートがこれだった。
#*山陽5000系の固定クロスシート車もこれ。
#*[http://www.agui.net/imglog/met/img-box/img20080918020943.jpg 6000系のそれは]あまりにも窮屈で1.5人座席だとかバスシートだとか散々言われてロング化改造の憂き目にあった。
#**後年登場した6500系以降の座席はいくらか大型化し改善されたものの、SR車の転換クロスに追加料金なしで乗れる名鉄利用者のハートは掴めなかった。
#**名鉄は一時期クロス至上主義でこんな車両創ったり通勤地獄の問題そっちのけでパノラマカー増産とかしてたため、その反発で利用者の間ではロング派が増えた。ファンの間でもSR以下の窮屈クロスくらいならロングの方がマシと言う意見もちらほら。
#仁川空港鉄道の直通列車はこのタイプ。KTXが不評だったからか…。
 
====転換クロスシート====
#関西を中心に西日本でおなじみ。逆に、東日本ではびっくりするほど なじみがない。
#*JR東日本が導入していないから。[[京浜急行電鉄|京急]]は伝統的に転クロ車を導入していたが、それも確実に勢力を弱めている。
#**実はJR東日本もE217系で転換クロスシートを採用する案があったが、「混雑緩和を優先させたいから」と没になった。
#**国鉄引き継ぎ車では185系をはじめ、165・169系やキハ58系の一部で転換クロスシートに改造した車両が存在したが、前者では座席交換により、後者では廃車となったため、現存しない。
#**京急が転クロを入れたのは2100からで、伝統でもなんでもない。2代目600まではボックス主体のセミクロス、2000は集団見合い式のボックスシート、3代目600は可動式ボックスシート。2代目1000は車端部のボックスのみなので、採用例は2100が現状最初で最後。
#*「東日本」という括りであればJR北海道の[[JR北海道の車両#721系|721系]]もあるが、これも第一線からは退いてしまった。
#座席の向きを変えるときは、背もたれを前後に動かす。
#鉄ヲタはこの手の座席を採用した車両を大絶賛する。主な例は[[JR西日本223系電車|これ]]であり[[京急の車両/形式別#2100形|これ]]である。
#*長距離の移動は転換クロスが快適だから。なので東海道本線の静岡地区は転クロ化してほしいと思っているし、701系は東北旅行の敵だとすら思っている。
#**静岡地区が目の敵にされるのは隣の名古屋地区では転クロ車がバンバン走ってるのに…という事もある。
#今でこそ「運賃のみで乗れる座席」として定着しているが、以前は'''特別料金を払って乗るものだった'''ことは公然の秘密である。
#*[[国鉄185系電車|これ]]のこと。現在はリクライニングシートに改造されているが、[[国鉄117系電車|117系]]っぽい風貌も相まって しばしば'''有料新快速'''と呼ばれる。
#*ましてや[[新幹線0系電車|'''夢の超特急''']]だって初期は転換クロスシートだった。
#**それを言うなら[[新幹線200系電車|200系新幹線]]の初期車なんてボックスシ(ry)
#**0系の転クロは国鉄末期に在来線の車両に転用された。
#*同じ座席が採用されたキハ66系には急行運用があった。
#*だから最初から転クロ車を無料開放していた名鉄は有料化するにあたってモケットをリッチにすることくらいしかできなかった。利用者サイドから見れば着席確保目的の料金であって座席の質を求めて払う金ではなかった。
#JR東は首都圏・郊外問わずクロスシートと言えば硬いボックスシートなのに対し、JR西は大阪近郊以外でも転換クロスシートが主流。
#*これが鉄ヲタのJR西贔屓を増やす要因のひとつ。だが実態はアーバンネットワークの車両と部品・設計を共通化するためである。
#**JR西日本の近郊型車両は223系がベースなので、電化方式や需要に合わせて派生版・発展版を大量生産している。発想はJR東の走るんですと変わらないが、こちらは滅多に叩かれない。
#***ちゃっかり国鉄型の車両(113系など)も転換クロスシートに改造している。当然、座席は223系のそれと同型。
#****じゃあJR西日本管内を旅行すればずっと転換クロスでいられるかと言えばそうではなく、[[国鉄の電車#105系|105系]]や[[JR西日本の車両/形式別#キハ120形|キハ120形]]といったオールロングシートの方々による罠もばっちり用意されている。
#*****しかし阪和線や広島地区を見ればオールロングシートは数を減らしつつある。
#***この件で西があまり叩かれないのは、曲がりなりにも投資コスパと品質の両立を感じられるからでは?それ自体は褒められて然りだろ。逆に東は、とにかく投資コスパありき故に末端サービスをケチる姿勢が、露骨に椅子に現れてるからヘイトを買いやすい訳で。鉄ヲタ目線が偏ってるからって、逆目線だけ採ればいい的な論調はちょっと承服できないよ。
#座席としては価格が高いらしい。
#JR西日本ばかりが話題に出るが、中部以西の私鉄の多くや[[九州旅客鉄道|JR九州]]、[[北海道旅客鉄道|JR北海道]]なども転換クロスシート車両を保有しており、全国的には結構普及している。
#*しかしJR九州やJR北海道では転換クロスシートは減らしつつある。
 
== クロス&ロング ==
#クロスもロングもある(なる)座席形態。
#*鉄道ファン同士の論戦でクロス派とロング派の仲裁で提案されるが双方から却下される。座席論争では悪平等扱い。
 
=== セミクロスシート ===
#ドア付近など一部がロングシートで残りがクロスシートになっている形式。そのパターンは様々。
#*基本パターンはドア付近がロングで中間がクロス。
#**名古屋地区だと「ドア付近に客が溜まる法則」が発動してドア周辺は激混みなのにクロスシートに空席がある、なんてことが起きる。
#*ドア付近限定パターンだとロング座席は2人掛けか3人掛け程度。
#**(キハ110のような)2ドアの地方向け気動車だと、端部に7人掛けくらいのロングシートがあって、中央部にボックスシートというような場合もある。
#*基本ロングシートだがトイレ前だけクロスというパターンも。
#**トイレ前と言う立地だがクロス派にとってはオアシス同然。この車両が来ると席取り合戦が起きる。
#***クロス派がトイレ入る客をガン見しないようにという配慮。
#最初はオールクロスで登場した車両が増備でこれになった場合、事業者は車内の混雑を気にしている。
#*セミクロスで登場した車両が増備でロングシートになった場合も同様。事業者内でも理想はクロスだが現実はロング…という葛藤があるだろうなあと。
#クロス側の座席形態が何であろうとロングとの境の席だけは固定式。
#*名鉄SR車など境も転換式の場合もあるが赤の他人が座るロング側と向き合うと何だか気まずくなる。
#端っこだけボックスシートの車両を含めてよいなら東急や東京メトロも保有していた。
 
=== デュアルシート ===
#ロングシートとクロスシートを転換できる座席。90度座席を回転させることで双方の転換を可能にしている。
#*このため進行方向の転換は回転式。リクライニング機能は通常ついていない。
#*ただし、乗客がロング⇔クロスの転換を行うことはできない(クロスシート時の回転はできるが)。
#最近、私鉄を中心に各社で導入が進んでいるが、呼び名は多様で'''まったく統一されていない'''。
#*一般的には「デュアルシート」のはずだが、同タイプの先駆けとなった[[近畿日本鉄道|近鉄]]は「L/Cカー」、JR東日本[[仙石線]]は「2wayシート」と呼ぶ。「マルチシート」を使用する場合もある。
#登場当初は、ラッシュ時に使いやすいロングシート車・昼間の快適性に定評のあるクロスシート車の両方をいいとこ取りしたものだったが、関東に普及したあたりから事情が変わってきた。
#*通勤ライナーとしての導入が関東ではブーム。昼間はロングシートバージョンで普通運用に就き、ラッシュ時はクロスシートタイプとなって座席定員制の通勤ライナーに充当する。要するに座席の用途が関西と'''真逆'''。
#**関東ではクロスシートがそれほど一般的でないため、デュアルシートのクロスシートで料金を取ってもそれなりに成功している。
#**なんと地方3セクの[[しなの鉄道]](SR1系)でも導入。やはりオール指定の快速に使用される。
#短所は、ロングシートとしては着席定員が減ってしまうこと、クロスシートでは乗降ドア付近のシートピッチが'''異常に狭い'''こと。
#*いずれも座席を回転させるという特性上、仕方ない。
#*関東では座席定員制列車として使用するのが一般的なのでそれほど問題はないが、それでも乗降ドア付近の席は明らかな“ハズレ席”。
#**[[東武東上線]]のライナーが大成功したので[[西武鉄道]]がパクッて似たようなライナーを走らせ始めたが、定員制ではなく座席指定制を採用したため、座席指定の結果ハズレ席が当たることも。
#***「Sトレイン」ね。あれは同じ路線を有料特急が走っている事情もあって、事故レベルの失敗なんじゃないだろうか……。
#****たしかに料金・行先・設備ともに中途半端な存在ではある。
#****なんだかんだで利用者数は増えてきた模様。
#関東私鉄がこぞって導入するので、有料ライナー専用の座席になってしまった感じがある。
#*いっぽうの近鉄や仙石線では、今後 導入することがあるかどうか……。
#**車両の製造コストが高いらしいので、通勤ライナーのように特別料金を徴収することが前提でないと上手くいかないのかもしれない。
#**近鉄も奈良線運用ではロング状態に固定されている事が多い。特に阪神直通の快速急行。
#***阪神直通快急でも早朝の尼崎発はたまにクロスであるがロング車との混結の時は100%ロング。
#普及したのは最近だが、開発構想は国鉄時代からあった。
#*当初は通勤型車両の座席をクロス化していたため座り心地は良くなかった。
#ロングシート状態でも、立ち席スペースの広さは通常のロングシートよりは狭い。
 
==ロングシート==
#鉄道車両における座席の方式のひとつ。
#窓・壁に背を向けて座る、長いすタイプ。
#クロスシートに比べて着席定員は少ないものの、通路幅を広く取れるので、立席を含めた全体の定員は多い。このため、利用者の多い都市部の通勤電車を中心に広く採用されている。
#*とは言っても、都市部にしか使用されないわけではない。都市部で使用された車両を地方へ回した際はもちろんだが、ローカル運用だと分かっていながらオールロングシートで製造する例もある([[JR東日本701系電車|701系]]や[[JR西日本の車両/形式別#キハ120形|キハ120形]]など)。
#**構造が簡素で、コストが安いため。[[青春18きっぷファン|18きっぱー]]のために車両を作っているわけじゃあるまいし、閑散線区に高価なクロスシート車なんて作れない。
#***701系に関しては、仙台周辺などを中心にラッシュ時はそれなりに混むので重宝されている。都市部以外でも、車内が広くなったことや、時代遅れの客車列車を駆逐したことで地元から喜ばれてるらしい。
#**ただあまりのコストダウンの末に「板に布貼っただけの座席」みたいなのも…。あれは流石にコスト「だけ」を考えたとしか言えない
#***例:りんかい線70-000形、日立A-train系統、近鉄シリーズ21
#***ソウルメトロだと布すら貼ってない車両もあるから日本はまだマシ…。(あっちは防火のためだけど)
#****海外ではそんなのはザラにある。
#関東地方ではJR・私鉄問わずロングシートが主流。クロスシートはJRや一部の私鉄がわずかに導入しているのみ。
#中部地方以西ではクロスシートしか来ない思われがちだが、実際はそんなことない。なんだかんだでロングシートも結構来る。私鉄も最近はロング車が増えた。
#*都市部の各駅停車系統はロングシート。
#*[[国鉄103系電車|103系]]や[[国鉄の電車#105系|105系]]が意外と幅を利かせているので、予想外のところでロングが来ることもある。
#**このあいだ[[紀勢本線]]に乗ったら、亀山から紀伊田辺までずっとロングシートだった。途中で乗り換えが複数ある上、新宮では会社まで変わるのに。
#[[鉄道ファン]]、特に[[青春18きっぷファン|18きっぱー]]からは目の敵にされている。
#*701系が高確率で来る東北地方、静岡地区の[[東海道本線]]など。
#*大都市圏以外で長時間乗るのにクロスシートをロングシートに変えた場合は即座に目の敵にされる。
#**中央東線の211系が正にその例。115系の時は必ずクロスシートだったのに、オールロングも入るようになった。
#**下手すると、その会社が「劣化した」・「毒された」と言われ、酷いものだと後者の場合はその文言の前に「東に」と付く始末。
#荷物電車を旅客用に改造した[[国鉄の電車#123系|クモハ123系]]は2ドア車でありながらオールロングシート。車両の端から端まで伸びるロングシートは圧巻である。
#*通称'''スーパーロングシート'''。
#*四国の54や32も同様に2ドアでありながらロングシート。
#*[[南海電気鉄道|南海]]のズームカーも2ドアロング。ただ南海は車端部のみクロスシートになってる事が多い。
#*マイナーどころだと[[札幌市交通局|札幌市営地下鉄]]にも2ドアのロングシートがあった。こちらは1両あたりの長さが短いのと、ホームドア設置の関係で4ドア車に統一され全滅。
#地方の人間にとってこれで都会の仲間入りだと感じさせる車両。(例・E501系)
#首都圏の[[国鉄113系電車|113系]]並びに[[国鉄115系電車|115系]]でもトイレ付近を除いてオールロングシートに改造された電車が数割程度存在していた。
#国によっては上級クラスの座席と見なされることがある。その理由は「足を遠慮なく伸ばせるから」。
 
==関連項目==
*[[相席になりたくない法則]]
 
[[Category:鉄道|させき]]

2021年5月7日 (金) 13:15時点における版

クロスシート

全般

  1. 鉄道車両における座席の方式のひとつ。
    • 座席が窓・壁と垂直に向いており、車窓を見るのに適している。
    • ロングシートに比べると周囲の目が気にならないのも利点。一般に電車内で飲食をするのはマナー違反とされているが、クロスシートの車両では例外的に許される。
      • それは隣客の理解と同意があった場合に限る。特に通路側。
    • 有料列車=クロスシートのイメージが強いが、大昔の1等車は現在のロングシートのほうが近かったらしい。
      • 足を投げ出せるため。現在のロングシートは通勤型なのでイメージが湧きにくいが、周囲に人が立たないとなると足元のスペースは相当広い。
        • 一方、クロスシートは座席定員を増やせるので、着席定員の多いことが望ましい有料列車に多く採用。上記の快適性も理由としてはあるのだろうが。
  2. 最近はそれほどでもなくなったが、関西地方はJR・私鉄とも(乗車券だけで乗れる)優等列車の主役。
    • 逆に関東では、乗車券だけで乗れるクロスシートの車両はわずか。
      • E217系E231系E233系E531系の端部など。そしていずれも石のように硬い
        • 最近は東北地方や新潟地区でも一部クロスシートの車両が投入されるようになったが、一時期は東北の閑散地域に平気でオールロング通勤車を入れまくる暴挙に出たこともあった。
  3. 車窓が楽しめて快適ということもあり、この方々の評判は非常によい。

回転式リクライニングシート

  1. 特急列車等でおなじみの座席。
  2. 座席の向きを変える際は、足元のペダルを踏むなどして座席そのものを回転させる。進行方向を向いて座れるほか、前後の席と向かい合わせにすることもできる。
    • この構造のため、座席そのものの設備には制約が少ない。リクライニングやテーブルなどは主にこのタイプにつけられる。
      • 最近は充電用コンセントとかもあるね。
  3. 新幹線の座席は3列+2列。
    • 普通車のみだが。
      • 3人がけ席だと、ひじ掛けの取り合い戦争が勃発する。
        • ふつう両端から埋まっていくので、真ん中に座ろうとするとすでに ひじ掛けが取られていることが多い。
          • そのせいかは知らないが、中央の座席は両端より若干幅が広いらしい。
        • Maxは別。

固定クロスシート

ボックスシート

  1. 国鉄の近郊型電車の標準型。
    • JR東日本のクロスシートもこれが標準。座り心地はお察しください
      • むしろ転換クロスは頑なに導入しない。
  2. 足元が窮屈
    • 4人がけ席が一般的だが、4人で座ると足が伸ばせないのはもちろん、身動きをとるのも大変。
      • そのため、窓側に一人、その向かい側の通路側に一人……の要領で埋まっていく。
  3. かの581系・583系も、座席自体はこのタイプだった。仮にも特急型なので、背もたれは少し傾斜がついていて、座り心地も良かったが。
    • それでも特急車はすでに回転式リクライニングシートが主流だったため、昼間の特急運用時は遜色が出てしまう。少なからず、引退時期を早める原因になった。
  4. 構造が簡易的であるため、クロスシートの中では価格が安いらしい。
    • そのためローカル線や3セク車両のクロスシートもこれが多い。JR東日本が岩盤風ボックス席ばかり作るのは、たぶん単なる経費節減。
  5. JR東のボックス席は、片持ち式というタイプのため、土台らしい土台がない。足元はとてもすっきりしている。
    • 千葉に転属した209はクハだけボックス席に改造されたが、これは片持ち式にならなかった。さすがに209のプレハブ軽量車体には耐えられないのだろうか。
      • というより、後付けができないのでは? E217のボックスシートは片持ち式だった気がするし。
    • 通路側には支えが何もないので、座っているとぶっ壊れないか不安になる。
  6. 背もたれが直角に近い。
    • 上でもたびたび叩かれているJR東日本標準のボックス席は、完全に直角。それで椅子自体も硬いときたら……。
    • JR東海の313系のボックスシートタイプの場合、JR東ほど極端な直角ではないし、座席も柔らかい。
      • もっとも、JR東海はロングシートも含めて座席は柔らかめである。
      • 名古屋地区は5000番台の転換クロスが快適すぎて客のハードルが高い。3000番台のボックスが来ると怪訝な顔になる。
    • 山陰のキハ121・126系のボックス席は、JR東日本並みの直角座席になった。まぁ座席はJR東に比べれば柔らかいほうだが。
  7. JR東日本が「長距離でご利用されるお客様」に配慮して導入される座席の一つ。
  8. JR四国7000系などではボックスシートの対面にロングシートという配置が見られるが、これは互いの視線が合うので配置としては望ましくない。
  9. 近鉄には4ドアオールボックスシートの車両が存在したが、やはり窮屈ですぐに無くなった。

集団見合い式シート

  1. その名の通り、全ての座席が中央を向いているタイプ。
  2. 採用例は少ない。その中の代表例は719系だろうか。
    • ましてや特急型車両253系で採用されていたことは完全な黒歴史になっている。
      • 空港特急ということもあり、欧米に多い4人掛けクロスシートを採用したが、不評だったので半分の座席の向きを変えて対応。結果、こんな独特な配置に。
        • その後、後継のE259系が導入されて普通車は実質グレードアップしたが、グリーン車はあからさまにグレードダウンした。
          • それでもご乗車の際はA特急料金名指しの高額グリーン料金をお支払いください。
    • 海外だとKTXの普通車の座席がこれ。やはり評判は悪い。
      • こちらも後継のKTX山川では通常の回転式リクライニングシートが導入され快適になった。
  3. 着席定員の半分は進行方向と逆側を向いて座ることになる。
    • ……と言うと聞こえが悪いが、ボックスシートでもそれは同様。むしろ、ほとんど2人掛けなのでボックスシートよりも快適だったりする。
  4. 磐西の会津若松以南でよく出会う。
    • 719系のこと。磐越西線に限らず、東北本線など東北地方の交流電化区間で幅広く活躍している。
      • それはそうなのだが、磐越西線以外だと圧倒的に701系が多いので。
  5. 253系が引退した現在、残る採用例は719系だけ。しかし、E721系の再増備でこれも余命宣告が出た。長電まで253系に乗りに行けば話は別だが、集団見合い式も先は長くない。

集団離反式シート

  1. 集団見合い式とは逆に全ての座席が車端部に向くタイプ。
  2. 有名なのは名鉄6000系
    • 中途半端なのか、多くはロングシート化されている。
    • 新幹線0系200系が1980年代にリクライニングシートを導入した時のシートがこれだった。
    • 山陽5000系の固定クロスシート車もこれ。
    • 6000系のそれはあまりにも窮屈で1.5人座席だとかバスシートだとか散々言われてロング化改造の憂き目にあった。
      • 後年登場した6500系以降の座席はいくらか大型化し改善されたものの、SR車の転換クロスに追加料金なしで乗れる名鉄利用者のハートは掴めなかった。
      • 名鉄は一時期クロス至上主義でこんな車両創ったり通勤地獄の問題そっちのけでパノラマカー増産とかしてたため、その反発で利用者の間ではロング派が増えた。ファンの間でもSR以下の窮屈クロスくらいならロングの方がマシと言う意見もちらほら。
  3. 仁川空港鉄道の直通列車はこのタイプ。KTXが不評だったからか…。

転換クロスシート

  1. 関西を中心に西日本でおなじみ。逆に、東日本ではびっくりするほど なじみがない。
    • JR東日本が導入していないから。京急は伝統的に転クロ車を導入していたが、それも確実に勢力を弱めている。
      • 実はJR東日本もE217系で転換クロスシートを採用する案があったが、「混雑緩和を優先させたいから」と没になった。
      • 国鉄引き継ぎ車では185系をはじめ、165・169系やキハ58系の一部で転換クロスシートに改造した車両が存在したが、前者では座席交換により、後者では廃車となったため、現存しない。
      • 京急が転クロを入れたのは2100からで、伝統でもなんでもない。2代目600まではボックス主体のセミクロス、2000は集団見合い式のボックスシート、3代目600は可動式ボックスシート。2代目1000は車端部のボックスのみなので、採用例は2100が現状最初で最後。
    • 「東日本」という括りであればJR北海道の721系もあるが、これも第一線からは退いてしまった。
  2. 座席の向きを変えるときは、背もたれを前後に動かす。
  3. 鉄ヲタはこの手の座席を採用した車両を大絶賛する。主な例はこれでありこれである。
    • 長距離の移動は転換クロスが快適だから。なので東海道本線の静岡地区は転クロ化してほしいと思っているし、701系は東北旅行の敵だとすら思っている。
      • 静岡地区が目の敵にされるのは隣の名古屋地区では転クロ車がバンバン走ってるのに…という事もある。
  4. 今でこそ「運賃のみで乗れる座席」として定着しているが、以前は特別料金を払って乗るものだったことは公然の秘密である。
    • これのこと。現在はリクライニングシートに改造されているが、117系っぽい風貌も相まって しばしば有料新快速と呼ばれる。
    • ましてや夢の超特急だって初期は転換クロスシートだった。
      • それを言うなら200系新幹線の初期車なんてボックスシ(ry)
      • 0系の転クロは国鉄末期に在来線の車両に転用された。
    • 同じ座席が採用されたキハ66系には急行運用があった。
    • だから最初から転クロ車を無料開放していた名鉄は有料化するにあたってモケットをリッチにすることくらいしかできなかった。利用者サイドから見れば着席確保目的の料金であって座席の質を求めて払う金ではなかった。
  5. JR東は首都圏・郊外問わずクロスシートと言えば硬いボックスシートなのに対し、JR西は大阪近郊以外でも転換クロスシートが主流。
    • これが鉄ヲタのJR西贔屓を増やす要因のひとつ。だが実態はアーバンネットワークの車両と部品・設計を共通化するためである。
      • JR西日本の近郊型車両は223系がベースなので、電化方式や需要に合わせて派生版・発展版を大量生産している。発想はJR東の走るんですと変わらないが、こちらは滅多に叩かれない。
        • ちゃっかり国鉄型の車両(113系など)も転換クロスシートに改造している。当然、座席は223系のそれと同型。
          • じゃあJR西日本管内を旅行すればずっと転換クロスでいられるかと言えばそうではなく、105系キハ120形といったオールロングシートの方々による罠もばっちり用意されている。
            • しかし阪和線や広島地区を見ればオールロングシートは数を減らしつつある。
        • この件で西があまり叩かれないのは、曲がりなりにも投資コスパと品質の両立を感じられるからでは?それ自体は褒められて然りだろ。逆に東は、とにかく投資コスパありき故に末端サービスをケチる姿勢が、露骨に椅子に現れてるからヘイトを買いやすい訳で。鉄ヲタ目線が偏ってるからって、逆目線だけ採ればいい的な論調はちょっと承服できないよ。
  6. 座席としては価格が高いらしい。
  7. JR西日本ばかりが話題に出るが、中部以西の私鉄の多くやJR九州JR北海道なども転換クロスシート車両を保有しており、全国的には結構普及している。
    • しかしJR九州やJR北海道では転換クロスシートは減らしつつある。

クロス&ロング

  1. クロスもロングもある(なる)座席形態。
    • 鉄道ファン同士の論戦でクロス派とロング派の仲裁で提案されるが双方から却下される。座席論争では悪平等扱い。

セミクロスシート

  1. ドア付近など一部がロングシートで残りがクロスシートになっている形式。そのパターンは様々。
    • 基本パターンはドア付近がロングで中間がクロス。
      • 名古屋地区だと「ドア付近に客が溜まる法則」が発動してドア周辺は激混みなのにクロスシートに空席がある、なんてことが起きる。
    • ドア付近限定パターンだとロング座席は2人掛けか3人掛け程度。
      • (キハ110のような)2ドアの地方向け気動車だと、端部に7人掛けくらいのロングシートがあって、中央部にボックスシートというような場合もある。
    • 基本ロングシートだがトイレ前だけクロスというパターンも。
      • トイレ前と言う立地だがクロス派にとってはオアシス同然。この車両が来ると席取り合戦が起きる。
        • クロス派がトイレ入る客をガン見しないようにという配慮。
  2. 最初はオールクロスで登場した車両が増備でこれになった場合、事業者は車内の混雑を気にしている。
    • セミクロスで登場した車両が増備でロングシートになった場合も同様。事業者内でも理想はクロスだが現実はロング…という葛藤があるだろうなあと。
  3. クロス側の座席形態が何であろうとロングとの境の席だけは固定式。
    • 名鉄SR車など境も転換式の場合もあるが赤の他人が座るロング側と向き合うと何だか気まずくなる。
  4. 端っこだけボックスシートの車両を含めてよいなら東急や東京メトロも保有していた。

デュアルシート

  1. ロングシートとクロスシートを転換できる座席。90度座席を回転させることで双方の転換を可能にしている。
    • このため進行方向の転換は回転式。リクライニング機能は通常ついていない。
    • ただし、乗客がロング⇔クロスの転換を行うことはできない(クロスシート時の回転はできるが)。
  2. 最近、私鉄を中心に各社で導入が進んでいるが、呼び名は多様でまったく統一されていない
    • 一般的には「デュアルシート」のはずだが、同タイプの先駆けとなった近鉄は「L/Cカー」、JR東日本仙石線は「2wayシート」と呼ぶ。「マルチシート」を使用する場合もある。
  3. 登場当初は、ラッシュ時に使いやすいロングシート車・昼間の快適性に定評のあるクロスシート車の両方をいいとこ取りしたものだったが、関東に普及したあたりから事情が変わってきた。
    • 通勤ライナーとしての導入が関東ではブーム。昼間はロングシートバージョンで普通運用に就き、ラッシュ時はクロスシートタイプとなって座席定員制の通勤ライナーに充当する。要するに座席の用途が関西と真逆
      • 関東ではクロスシートがそれほど一般的でないため、デュアルシートのクロスシートで料金を取ってもそれなりに成功している。
      • なんと地方3セクのしなの鉄道(SR1系)でも導入。やはりオール指定の快速に使用される。
  4. 短所は、ロングシートとしては着席定員が減ってしまうこと、クロスシートでは乗降ドア付近のシートピッチが異常に狭いこと。
    • いずれも座席を回転させるという特性上、仕方ない。
    • 関東では座席定員制列車として使用するのが一般的なのでそれほど問題はないが、それでも乗降ドア付近の席は明らかな“ハズレ席”。
      • 東武東上線のライナーが大成功したので西武鉄道がパクッて似たようなライナーを走らせ始めたが、定員制ではなく座席指定制を採用したため、座席指定の結果ハズレ席が当たることも。
        • 「Sトレイン」ね。あれは同じ路線を有料特急が走っている事情もあって、事故レベルの失敗なんじゃないだろうか……。
          • たしかに料金・行先・設備ともに中途半端な存在ではある。
          • なんだかんだで利用者数は増えてきた模様。
  5. 関東私鉄がこぞって導入するので、有料ライナー専用の座席になってしまった感じがある。
    • いっぽうの近鉄や仙石線では、今後 導入することがあるかどうか……。
      • 車両の製造コストが高いらしいので、通勤ライナーのように特別料金を徴収することが前提でないと上手くいかないのかもしれない。
      • 近鉄も奈良線運用ではロング状態に固定されている事が多い。特に阪神直通の快速急行。
        • 阪神直通快急でも早朝の尼崎発はたまにクロスであるがロング車との混結の時は100%ロング。
  6. 普及したのは最近だが、開発構想は国鉄時代からあった。
    • 当初は通勤型車両の座席をクロス化していたため座り心地は良くなかった。
  7. ロングシート状態でも、立ち席スペースの広さは通常のロングシートよりは狭い。

ロングシート

  1. 鉄道車両における座席の方式のひとつ。
  2. 窓・壁に背を向けて座る、長いすタイプ。
  3. クロスシートに比べて着席定員は少ないものの、通路幅を広く取れるので、立席を含めた全体の定員は多い。このため、利用者の多い都市部の通勤電車を中心に広く採用されている。
    • とは言っても、都市部にしか使用されないわけではない。都市部で使用された車両を地方へ回した際はもちろんだが、ローカル運用だと分かっていながらオールロングシートで製造する例もある(701系キハ120形など)。
      • 構造が簡素で、コストが安いため。18きっぱーのために車両を作っているわけじゃあるまいし、閑散線区に高価なクロスシート車なんて作れない。
        • 701系に関しては、仙台周辺などを中心にラッシュ時はそれなりに混むので重宝されている。都市部以外でも、車内が広くなったことや、時代遅れの客車列車を駆逐したことで地元から喜ばれてるらしい。
      • ただあまりのコストダウンの末に「板に布貼っただけの座席」みたいなのも…。あれは流石にコスト「だけ」を考えたとしか言えない
        • 例:りんかい線70-000形、日立A-train系統、近鉄シリーズ21
        • ソウルメトロだと布すら貼ってない車両もあるから日本はまだマシ…。(あっちは防火のためだけど)
          • 海外ではそんなのはザラにある。
  4. 関東地方ではJR・私鉄問わずロングシートが主流。クロスシートはJRや一部の私鉄がわずかに導入しているのみ。
  5. 中部地方以西ではクロスシートしか来ない思われがちだが、実際はそんなことない。なんだかんだでロングシートも結構来る。私鉄も最近はロング車が増えた。
    • 都市部の各駅停車系統はロングシート。
    • 103系105系が意外と幅を利かせているので、予想外のところでロングが来ることもある。
      • このあいだ紀勢本線に乗ったら、亀山から紀伊田辺までずっとロングシートだった。途中で乗り換えが複数ある上、新宮では会社まで変わるのに。
  6. 鉄道ファン、特に18きっぱーからは目の敵にされている。
    • 701系が高確率で来る東北地方、静岡地区の東海道本線など。
    • 大都市圏以外で長時間乗るのにクロスシートをロングシートに変えた場合は即座に目の敵にされる。
      • 中央東線の211系が正にその例。115系の時は必ずクロスシートだったのに、オールロングも入るようになった。
      • 下手すると、その会社が「劣化した」・「毒された」と言われ、酷いものだと後者の場合はその文言の前に「東に」と付く始末。
  7. 荷物電車を旅客用に改造したクモハ123系は2ドア車でありながらオールロングシート。車両の端から端まで伸びるロングシートは圧巻である。
    • 通称スーパーロングシート
    • 四国の54や32も同様に2ドアでありながらロングシート。
    • 南海のズームカーも2ドアロング。ただ南海は車端部のみクロスシートになってる事が多い。
    • マイナーどころだと札幌市営地下鉄にも2ドアのロングシートがあった。こちらは1両あたりの長さが短いのと、ホームドア設置の関係で4ドア車に統一され全滅。
  8. 地方の人間にとってこれで都会の仲間入りだと感じさせる車両。(例・E501系)
  9. 首都圏の113系並びに115系でもトイレ付近を除いてオールロングシートに改造された電車が数割程度存在していた。
  10. 国によっては上級クラスの座席と見なされることがある。その理由は「足を遠慮なく伸ばせるから」。

関連項目