ベタな高速バスの法則

2009年5月12日 (火) 22:05時点における60.62.187.148 (トーク)による版 (→‎夜行高速バス)
ナビゲーションに移動 検索に移動

ここでは募集型企画旅行として催行される格安の都市間バス(いわゆる会員制バス・ツアーバス)は除き、一般乗合旅客自動車運送事業に分類されるもの、すなわち路線バスとして運行される高速バスについて記します。ツアーバスについてはベタなツアーバスの法則を参照のこと。

共通法則

  1. 高速バス同士やツアーバスとの競争が激しくなったため、サービスを落としてでも運賃を下げる動きが熾烈化。
    • 逆に他のバスよりも運賃が高い代わりに設備を豪華にし、差別化と高収益率を目指す路線も現れている。
    • 当然、他の交通機関にも影響は及んでおり、それは2枚きっぷ(JR九州)とか寝台急行「銀河」の廃止などの形で現れている。
  2. 高速道路上にバスストップがあるのはいいが、そこからの公共交通機関はほぼ皆無。
    • それゆえ利用が低迷し、遂に使用停止になったところも多い(特に急行が廃止となった名神に多い)。
      • 名神の急行便の廃止はJR西日本の新快速米原延長と大増発も大きな原因。
    • 例外は東名江田、東名本宿京都深草など。これらは渋滞回避や裏ルートとして用いられることが結構ある。
      • 中央道の伊那谷区間も結構客が待ってる。客用駐車場が充実してるから。
    • あの冷暖房無しの過酷な条件下で待つのは結構辛い。特に真夏・真冬は地獄。
      • 昼行便ならまだいいが、夜行便だと治安もかなり問題。深夜に止まる所とか、本当に誰か使うの?って思うこともある。
    • SAやPAの中に設置されてる所もある。これなら暇つぶしにも困らず快適。
  3. 起点と終点のBCだけは豪華で、中間の停留所は基本的にしょぼい。高速道のバスストップはまだましで、一般道に路線バスと同じ標識が立っているだけの場合も。
    • 乗り換えの為に設けられたバス停でも、設備が整っているとは言いがたいところは結構ある。これが鉄道駅との違いか。
    • 路線によっては昼夜行問わず、起終点だったり大都市のメインとなる乗降場でも、路上に標識があるだけの所もある。その理由は乗客が少ないか経費節約のためかのいずれか。
  4. 市販の時刻表に乗っている運賃だけを見ていては、割高な印象を受ける。
    • 実際には、バス会社の営業所・パンフやHPだけで公開されている割引運賃があることが多い。時刻表には学割の制度があることすら掲載されていない。
    • 後にも書いたが、営業戦略の変化に時刻表が対応できていないといえる。
  5. 実際にはツアーバスであるのに、昨今は路線バスでなくても「高速を使うバス」ゆえ「高速バス」として広告されているのもあって、紛らわしくなっている。
    • このページの広告がその一例。
  6. 割引制度が乱立しまくり。もはや通常料金が存在しない。
    • 5日前までに購入して30%引きという路線がある。飛行機じゃ5日前なんて早割とは言わねぇぞ。
      • 東京・名古屋なら3日前(早売3)、東京・大阪の超得割青春だと前日(早売1)なんてのもある。もう早割ではなくて、航空機の特割と同じ。
        • 東京・名古屋間の東名ハイウェイで導入された早売1とか、便限定なのでその色合いがなお強くなっている。
        • とある会社では、のんびりゆったり当日に購入しても約27%引きの「40枚綴り回数券」なんてのもある。
  7. JRのバスの場合、鉄道駅や旅行会社のみどりの窓口で買うのがかつては普通だったが、いまはネットなどを用いた直販体制へ切り替え中。
    • 割引も直販の時のみ適用されることが多い。
  8. ツアーバスとの運賃差は至便性と安全を買うものだと感じている。
    • 後者に関してはそうともいえなくなっているのが悲しいところ。
  9. 途中のバス停は定刻より遅れて通過することが多いが、終点だけはなぜか定刻より早く着く。
  10. 愛称がある場合は地名が入ることが多い。中でも特にベタなのは高速(地名)号。出せばキリが無い。

昼行高速バス

  1. 元祖である名神東名のような「沿線をくまなくカバーする形=正に路線バス的」なバスは、もはや少数派となっている。
    • 殆どが拠点間輸送専門である。
  2. 同一地域同士は乗下車不可のクローズドア制度があるのが基本。
    • しかし京都市の京都深草・京都駅間のように、例外はある。
  3. 通常の路線バスより、椅子や照明が豪華。
  4. 田舎の路線だと、乗車専用・降車専用のバス停がある。
  5. 利用者専用の駐車場が整備されている。
    • 路線によってはこっちの方が利用者が多い。
      • 今や車社会の土地に設けられた路線が繁盛するための必須要件。
    • 1日無料から500円が相場かな?
    • インターの手前にあるのがデフォ。
  6. 発車直後の車内放送の前に、簡単な曲がかかる。
    • ディスプレーにこれからの行程が表示される。
  7. 大型連休や帰省時期の場合は、2時間3時間の延着はアタリマエ。
    • 普通の平日でも、首都高を通る路線だと大変。
  8. 始発からインターまで結構ちょくちょく停まって客を拾っていくので、高速乗るまで結構時間がかかる。
    • 例を挙げれば高松・松山線の場合、高速のICへ入るまでに思いっきり迂回しているように見えるが。
  9. 車両は日野セレガがデフォ
    • 距離が短いと街中で見かける路線バスに毛が生えた車を使うところがある。
    • 福島じゃ乗り入れ先含めエアロクイーンだらけなんですが・・・。
    • 空港線だとエアロ系バスの圧勝

夜行高速バス

  1. 3列シートがデフォ。
    • 4列の場合は4割引ぐらいにディスカウントされる。
      • 「青春ドリームXX号」のことか?
      • ただし学割が青春ドリーム号には効かないので、早売適用外の場合は青春と学割適用の普通便では運賃の差が数百円もないことがある。青春の名はぼったくりの口実か?
    • 明らかに豪華。
    • 繁忙期に続行便に乗せられたら…合掌。
      • 私も通常運賃で4列に乗せられた経験あり。そん時はこれが普通なのかと思っていたが。
        • その場合は500円程度返金されると思うが。
    • 4列が通常のツアーバスとは、この辺が差異。4列の便同士で比較した場合、閑散期における割引運賃の適用や繁忙期のツアーバス値上げを考慮すれば、もはや差は思ったほどなくなっていたりする。
  2. フットレスト付。
    • スリッパも。
  3. 途中のSAでの休憩で、結構人が降りるのに驚く。
    • 寝られない人は暇つぶしに動く。私も東名間で2回の休憩があって2回とも降りました。
  4. 使い慣れている人はアイマスク・耳栓・空気枕を常備している。
  5. 運転席と客席の間にカーテンが敷かれる。
  6. おしぼりや飲み物のサービスが付く。
    • コーヒーとかは飲み放題になってるのも。
    • それでも昨今は、上にもあったとおり縮小化が進展中。
  7. 東京~大阪便の場合、三ヶ日IC近くの駐車場で乗務員交代。
    • 三ヶ日にJRバス関東の営業所がある。ここで交代して、西日本JRバスなのに運転士は関東とか、バスは関東なのに運転士は西日本とかという例もある。
      • 同じ東京~大阪便でも中央道経由だと伊那辺りで乗務員交代。
  8. トイレがあるのも半ば常識化している。
    • 東京・大阪間では、あるかないかは露骨に運賃に現れる。
  9. 車両は三菱エアロクイーンがデフォ
    • 利用率の高い路線では三菱エアロキングなどが使われている。
      • 最近はいすゞガーラ/日野セレガにシフトしている
  10. この番組でよく使われてる。

関連項目