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{{Pathnav|バカ人物志|[[バカ人物志/中国|中国]]|[[武将伝/中国|武将伝]]|name=三国}}
==薔薇色の未来==
==魏の武将==
#着ている服が皆全身タイツ+手袋とブーツ。
===夏侯惇===
#*顔以外の部分が全て衣類等で覆われている。
#曹操に仕えた武将。
#*夏だろうが冬だろうが常に全身タイツ。
#*曹操の挙兵当初から常に一緒に行動していた。
#*もちろん単なるタイツではなく様々なハイテクが盛り込まれている。
#*曹操の従兄弟だったらしい。
#いろんな用途で使われるロボット。
#隻眼だったので「盲夏侯」と呼ばれた。
#*人権が与えられているというとんでもないケースも。
#*片眼を戦場で射られ、矢を引き抜いたら眼球ごと抜けてしまい、それを食った……という勇ましい伝説があるが、なんぼなんでも作り話だろう。
#*あまりに精巧すぎて人間との区別がつかないことも。
#**横山三国志では作者曰く「別に食わせなくてもいいじゃん」ということで食べる描写はなかった。
#緑はほとんど見られない。
#***演義では一応、「親から授かったこの身を無駄にしてなるものか」と叫んで食ったことになってるけどね。
#*もしくは、都市部なのにほとんど森。
#*本人は相当気にしてたらしく、このあだ名を嫌い、鏡で自分の顔を見る度に怒ってその鏡を割ってしまったと言う。
#*公園は空中に造られている。
#三国志演義では数々の戦争で武功を挙げた猛将になっているが、夏侯惇が参戦したと正史に載っているのは2回だけ。しかも両方とも負け戦。
#空飛ぶ車。
#*武功では劣っていても治水事業などで功績を挙げていたりもして、曹操が無能な人間を高位につけるわけがないので、本来は軍政家だったのかもしれない。
#*地上を走る車はエアカー。
#*基本的に曹操の近くにいたため、記述が省かれてるだけだろう。
#**走り出す時に「キュイイイーーーン」という音がする。
#最近は理想的なナンバー2として描かれることが多い。
#**もしくは[http://www.rr-ken.net/R4/Mashine/ASSOLUTO/vulcano.htm 反重力エンジンなるもの]
#*尋常じゃない程でかいエアバスが音も無く飛んでいる。
#*もはや電気自動車が当たり前。ガソリン・ディーゼルといった内燃機関の車は製造が禁止されている。
#*一家に1台も当たり前。
#夜になると空に向かってサーチライト。
#建物が丸っこい。
#*建物がねじれている。
#*[[ドラえもん]]に出てくる「キャンピングカプセル」みたいな形状の建物が至る所に建っている。
#*雲より高い超々々高層ビル。
#**高さも面積も巨大なビルの中に住宅・オフィス・商業施設・娯楽施設・学校・公園・医療機関・行政機関・その他もろもろが全て収められており、ビルから一歩も出なくても生活できる。
#**[[Wikipedia:ja:東京バベルタワー|東京バベルタワー]]級の超・超高層ビルも乱立している。
#建物の間をチューブが結んでいる。
#*そこらじゅうに動く歩道がある。
#*大阪のどこかのビルのように中ほどを高速道路が貫いているビルも当たり前。
#'''メタリック'''。
#*道路までメタリック塗装。
#大事なメッセージは立体映像で伝えられる。
#月面都市と水中都市がある。
#*宇宙空間にはスペースコロニーの様な居住スペースも。
#**最近の作品では軌道エレベーターも。
#*地底も恐ろしいくらい開発されている。
#*南極都市も。
#**南極条約・・・何それおいしいの?
#タイムマシーン(のようなもの)がある。
#学校ではテレビに映った先生が授業をし、机に埋め込まれたテレビが教科書がわり。
#*それでもなぜかみんな学校に'''通う'''。
#**小学生であっても、スクーターのような乗り物(浮遊している)で通学する。
#***『21エモン』では学校がすべてネット配信になってたぞ。主人公は学校さぼって家業の手伝いしてるから、授業は'''ビデオテープ'''に録画してあとで見てる。
#****アニメではエモン普通に通ってたけど
#*黒板の代わりに巨大な画面が教室の前に設置されている。
#*小学校や中学校でも教室の席が階段状になっている。
#**やたらに教室が巨大。
#ロケットが飛行機のように使われており、誰でも宇宙旅行が出来る。
#*[[|月面]]旅行なんて当たり前。[[火星]]旅行も実現済み。
#**下手をすれば[[銀河系]]全部が観光エリア。
#***ワープ航法もごく当たり前に使われている。
#**「[[クレヨンしんちゃん|月一周旅行とは 今でいえば埼玉一周ツアーのようなものである]]」
#*勿論重たい宇宙服に身を包む必要などなく、普段着で宇宙に旅立てる。
#寝るときは「ベッカムカプセル」みたいなカプセルに入る。
#全体的に青っぽい。
#宇宙人が普通に地球で暮らしている。
#*宇宙版の国際連合みたいなものが存在し、宇宙平和についての議論が日々繰り広げられている。
#各家庭のテレビは勿論「立体テレビ」。
#*液晶から立体映像が出てるのはまだ古典的。下の円盤から空気をスクリーンに立体映像が出るものもある。
#部屋の壁にはさまざまな機械が埋め込まれている。
#*アームの様なものが壁から出てきて、コップや必要な書類を手元まで持って来てくれる。
#*壁に付いているボタンを押せば、その下の電子レンジみたいな部分から出来立て料理が出て来る。
#気軽に空を飛べる道具が存在する。(某タ●コプターの様な)
#*機械が故障して転落しても反重力による安全装置があるので、地面に叩きつけられる事はない。
#*もちろん当然のようにバイクもスケボーも飛ぶ。
#**航空法に関しては全く触れられない。
#特殊なヘッドフォンを付ければ、動物との会話も可能。
#*植物との会話も可能。宇宙人との会話も可能。
#鉄道は全てリニアモーターカー。通勤電車もリニア。
#*電車内には薄型テレビが設置されている。
#*通勤はしない。テレワークが発達しているか、そもそも働かなくてもよくなっているか。
#*そこらじゅうにモノレールが走っている。
#人々は歩かず、必ず何らかの乗り物に乗っている。
#*歩く歩道がどこの道路にも備わっている。
#[[混成グループ歌手ファン#Dreams Come Trueファン|ブレーキランプ5回点滅]]。
#*昔はヘルメット5回ぶつけてたらしい。
#紙媒体が完全に消滅、書籍はすべて電子書籍。
#*これも立体。
#*ノートなども全て電子機器。
#*くしゃみすれば飛んでいきそうなマイクロチップに何テラバイトもの情報が詰まっている。
#地球連合があって、星間国家になっている。
#*日本州とかアメリカ州とか、国家が「州」扱いされている。たぶん全世界共通語もしくは万能翻訳機ができているんだろう。
#**成立の過程で相当な紛糾があったと思われるが、その辺は描写されない。
#最近の作品だとそこらじゅうに風車と太陽光パネルが立ち並ぶ。あ、これは[[ベタな未来予想の法則#緑色の未来|緑色の未来]]でもあるね。
#虚空にモニターやキーボードが浮かび、それを押すことでネットワークに接続できる。
#*今でいうスマホみたいな電子端末が小型化(ポケベルサイズ)されてこの機能が付いている場合も。
#『[[#セピア色の未来|セピア色の未来]]』とも被るけど、腕時計型のパソコンや携帯がある。
#料理がどんなへたくそでも簡単に作れるようなシステムがある。
#*最高レベルまで発達すると「錠剤一個」とか「ガスを吸うだけ」とかになる。もはや歯と顎の必要性とはなんなのか…。
#空に浮かぶ飛行船でこのページの右側や一番下のような広告がされている。ポルノグラフティの歌のようだ。
#東京の[[臨海副都心|臨海部]]が大規模開発され、埋立地に24番目の新しい区ができている。
#都会(日本の場合「[[東京ジャイアニズム|≒東京]]」)と田舎の格差が凄まじいことになっている。
#*日本国民には東京で便利な暮らしをしている人と、田舎で自給自足の暮らしをしている人のいずれかしかいない。
#*茅葺き屋根の旧家の畳敷きの一室に最新鋭のコンピュータがドーンと置いてあったりする。しかし(その年代における)現代的な部分はそこだけで、あとは20世紀と変わらない生活をしている。
#核融合炉が普通に使われている。
#プリキュアやガッチャマンみたいに、ボタン一つで光に包まれて着替えが出来るシステムが普通に常備されている。
#日本において、人名はカタカナで表記することになっている。
#電話も固定・携帯を問わず全てテレビ電話(勿論立体映像つき)。
#超超音速旅客機が当たり前のように運行している。
#重力コントロール技術は当たり前のように機能している。
#天候は自在にコントロールされる。
#貧困や差別は昔話。
#人間の平均寿命が100歳を超えている。
<!--最後に-->
#ここまで何もかも便利になると、いったい人々は何の仕事をして給料を得ているのだろう?
#*ベーシックインカムみたいに、どこか共産主義的な部分が入ってくるんだろうか。
#**もしくは生きている事だけでも価値がある、とか。


==暗黒の未来==
===張遼===
#荒野が広がっている。
#曹操に使えた武将で、元は呂布の配下。
#*なぜかいつも風が吹いている。
#*呂布とともに処刑されそうになった時、関羽が彼の命乞いをしたため、命を助けられることとなった。
#*地面は赤っぽい。
#主に呉との戦で活躍し、呉では泣く子も黙ると恐れられた。
#*一面砂漠で、風と共にタンブルウィードが転がる。
#演義では矢が刺さった傷が元で死んだことになっているが、実際は普通に病死だったらしい。
#そこかしこにクレーターがある。
#*横山三国志における矢の刺さった場所が・・・。
#汚染されていて水が飲めない。
#おそらく魏最強の将軍。
#*海は酸で真っ赤に。
#*呂布の配下時代は、劉備攻めの先陣を務めて散々に蹴散らし(関羽と張飛がいたはずなんだが・・・)、劉備は命からがら曹操の元に逃げ込んだ。
#大半は環境破壊がテーマ。
#*呉の合肥攻めでは少ない軍勢で孫権の本陣まで攻め込んで将軍数名を討ち取った。
#*核戦争後の世界。
#**この場合は反戦もテーマになっている。
#**もしくは原発事故で放射性物質が飛散している。
#廃墟がほったらかしのまま。
#*科学文明を否定して山の中や廃墟で生活するグループがいる。
#有名な建造物(例:自由の女神)が砂漠にうずもれている。
#人類は宇宙服みたいなのを着ないと地上で生活できない。
#*ボロボロの布きれを纏った白骨死体や、牛や馬の骨が転がっている。
#*日常生活の場は地下。
#わずかな資源を求めて今以上に醜い争いが。
#*石油はすでに枯渇している。
#*21世紀以降の未来なのに、石油に変わる再生可能エネルギー(太陽光発電、風力発電など)が実用化されていない。
#空には黒紫色の雲が漂っている。
#*時々雷が落ちたりすることも。
#*太陽はまったく見えない。青空という概念は、年寄りが僅かに記憶している程度。
#生態系の頂点に立つのは巨大化した昆虫。
#*ライオンや虎といった猛獣でさえ歯が立たない。
#廃墟のビル群が崩れ落ちそうに建っている。
#*駅には列車が無造作に止められ,窓ガラスが割れている。
#各都市がポリス化している。
#*ガラスのドームで覆われた都市の周りにスラムが広がる。
#*もちろん、都市の出入りは厳しく管理されている。
#*大災害や核戦争などを命からがら生き延びた僅かな人達が築いたもの。
#基本的なものは現在と特に変わらないのだが、レーザーガンなど殺傷能力があるアイテムだけは進歩が見られる。
#*それ所か劣化している節も見受けられる。
#核戦争で滅亡後ファンタジックな世界に
#*原始人(もしくは現代水準以下の文明の人々)しかいない。
#**物語終盤でその事実が判明し、ストーリーが一気に核心に向かっていく。
#*中世ヨーロッパみたいな世界だ。
#マッチョデブの軍団が暴れている。
#*軍団の髪型はモヒカン。
#**合言葉は「ヒャッハー!!」
#一見上記のバラ色の未来的なユートピアに見えて、実は無機質なルールに支配された[[ベタなディストピア作品の法則|ディストピア]]な場合もある。
#*極度の管理社会。
#カニバリズムが到来。
#冷徹な人間が世を統治する。
#*粛清など日常茶飯事。時には虐殺も。
#*庶民は襤褸切れを着せられ、ロクに食事も与えられず地獄のような労働をさせられている。
#*人身売買もごく普通に行われている。
#現代ではおなじみの物が忘れ去られている。
#*オーパーツ扱いされる。
#地殻変動が発生し、文明社会は原型を留めていないほど破壊される。
#一度[[#薔薇色の未来|薔薇色の未来]]が実現したが、その後深刻な環境破壊or戦争が起きてこうなったという設定の場合もある。
#警察が無いため悪人が暴れ放題。もしくは警察があっても悪人とグルになってる。
#ロボットが人間を奴隷化している。
#*頂点に立つのはどでかいスーパーコンピューター。
#想定された時点で実在している国家は全て崩壊済。
#*しかし、[[ナチスドイツ|こんな]][[ソビエト|感じの]][[北朝鮮|国々]]を思わせる政府があったりする。


==セピア色の未来==
==蜀の武将==
*およそ1960~80年代頃のSF著作物に登場する21世紀(希に22世紀以降)の世界観のイメージで。
===関羽===
#携帯がない。あっても大きくて通話機能のみ。
#蜀の劉備に仕えた武将。
#*「携帯電話」と呼ばれている物が、固定電話位の大きさだったりする。
#*義兄弟だが、「[[シスター・プリンセスファン|お兄ちゃん大好き]](おっさん声)」とか言ったりしない。
#*一方で腕時計型テレビとひと昔のトランシーバーの様な通信機はある。両者を合わせる発想はないようで。
#智勇兼備の名将で、主君への忠義は絶大だった。
#**つ『[[ウルトラシリーズ/昭和#ウルトラセブン|ウルトラセブン]]』
#結構気難しいタイプだったようで、部下や領民は可愛がるが、同僚や目上の人物、他国の人々とはたびたび衝突したようだ。
#*携帯型通信端末はトランシーバーがデフォ。
#*そのため、本来は味方であるはずの呉や、後方支援の味方まで敵に回してしまい、結局はそれが命取りになった。
#**しかしそちらにはテレビモニタが内蔵されており、通信相手の顔が表示される。
#*呉「関羽殿、お宅の娘を嫁がせてくれ。我らと婚戚関係になって同盟を確固たるものにしよう」→関羽「犬に娘をやれるか!」→呉「犬だと…忘れんぞ」
#*黒電話風のデザイン。
#*後方支援「しまった、関羽への支援が足りない。怒らせると怖いし、感謝されたことないし、プライド高いし……よし、支援要請自体をなかったことにしよう」
#**未だに電電公社が存続している。
#死後、神様になった。
#**携帯電話なのに電話交換士を必要とする
#*なぜか武の神様ではなく、商人の守り神になった。しかも皇帝はおろか王にもなってないのに、「関帝」と名付けられた。
#*ポケットベルが現役
#**約束を必ず守る信義固さで、商取引に大事な信用の象徴→商売の神様となった。
#*電子メールなどない代わりに「国際郵便輸送用ロケット」などというものが存在している。
#**また敵中にあっても揺るがない忠誠で、後世の皇帝に「関羽を神として祭れば、ウチの部下も忠誠を尽くすだろう」と思われ、その後の皇帝に「ならば朕は『候』を贈り『関候』とするぞ」「それを倒した我が帝国は候より上の『関王』だな」「ならウチは更に『関帝』だ」「さ、更に上となると『皇』しかない…けど自分と同格では忠誠じゃないぢゃん」となった。
#21世紀以降なのに[[ソビエト]]連邦が健在。
#異様に嫉妬深いタイプでもあった。特に劉備の寵愛に関しては、自分をしのぐヤツが出現するのを絶対に許さなかった。
#*火の鳥?
#*馬超、黄忠などに対してもものすごい敵愾心を燃やした。
#**大体1980年代頃までのSF作品はそうでしょう。
#**馬超が劉備陣営に加わった時は、わざわざ諸葛亮に荊州から手紙を出して「馬超と俺とどっちが上だ?」と問い合わせた。諸葛亮はおっかなびっくり「張飛とどっこいどっこいというところ、ヒゲ殿にはとてもかないません」と機嫌をとった。
#**だが待ってほしい。ソ連が'''復活'''したりとか…w
#**黄忠を後将軍に任命する時も、諸葛亮はまだびびっていて、「同格の将軍にするなんて、雲長さんが怒りますよお」と劉備に訴えたが、劉備は「ワシがよく言い聞かせるから」と断行。案の定関羽は激怒し、「あんな老いぼれと同格なんて辛抱できん!」と荒れまくった。
#***バリントン・ベイリーの作品に「ソヴィヤ」というソ連かロシアかどっち?な国が出てくる。「日露宇宙戦争」も…
#映画祭。
#**もちろんドイツも分断状態。
#実は劉備より年上という説が有力。
#***朝鮮半島もな(まあ、北朝鮮なんか日本の作品には名前すら出てこないことも多いが)。
#ヒゲ。何といってもヒゲ。
#***そして忘れられる[[イエメン]]…。
#*これを敵の首に巻きつけて絞殺することもあった。
#*冷戦は前提条件。
#*専用のヒゲケースを持っていて、寝るときは痛まないようにヒゲをしまって寝ていた。
#大砲で人間を宇宙に送り出してしまう。
#*ヒゲがピンっと立つことによって、敵の来襲を察知できた。しかし味方の裏切りは察知できなかった。
#*戦艦や列車で飛んでいくよりはまだマシ。
#値の計測は全てタコメーター。
#*アナログ針のメーターって言いたいのか? 何の回転数を計るのさw
#*オシログラフもお忘れなく。
#*数字の表示ではニキシー管が現役。
#テレビモニターが壁に埋め込まれている。
#*未だにテレビモニターはブラウン管でチャンネルのつまみが付いている。
#*繁華街には巨大なブラウン管のテレビが設置されている。オーロラビジョンなんてありえない。
#**何か事件が起こると、そのテレビに群がる人々。
#*テレビ電話の画面までブラウン管(電話の横に小型のブラウン管テレビがおいてあるだけ)。
#**しかも画面の映像はモノクロだったりする。
#コンピューターは万能の機械だが、持ち歩きできるサイズではない。
#*しかもアウトプットは穴の開いた紙テープ。
#*PCらしき物はキーボードでひたすら文字を打ち込む作業に使われるだけ。
#**勿論インターネットなどというものは存在しないので、情報収集には使えない。
#**マウスが存在しない。ノートPCなんて夢のまた夢。
#***『銀英伝』のアニメで、キルヒアイスが使っていたノートPCはとても素敵でしたよ?
#****あれはソ連崩壊あたりのアニメだからノートPCはかろうじて存在する。
#*パンチカードもいまだ現役。
#*モニターは白黒表示。GUIはなく全てCUI。
#**CUI以前のドット式キャラクターディスプレイも現役。
#*原始的な音声合成「キンキュウジタイハッセイ」
#*日本語は未だに漢字表示・入力ができず、ハンカクカタカナかRoma-ji。
#*稼働中はやたらピポピポ言ってうるさい。
#*記憶媒体もオープンリールが主流。カセットテープですらない。
#*印刷には金属活字が使われる。
#*コンピューターは難しい処理をするものであって、処理時間が速くなっているわけではない。
#**処理中の間は、ピコピコ音と格子状のモニタが点滅しっぱなしで、処理が終了すると「チーン!」と音が鳴る。
#交通マシンは、なぜか蒸気機関。しかも19世紀デザイン。
#*もしくは原子力で動く流線型の乗物。
#**何処となくデザインが[[新幹線0系電車|0系]]に似ている場合も。
#**むしろ[[名鉄特急の車両#7000系|これ]]に近いかも。
#***広島支社では何も変わらなかった・・・
#*大都市の主な交通手段は“モノレール”。
#**東京を題材にした絵だとその下の道路を都電が普通に走っていることもある。
#滑稽な動きをする召使いロボットがいる。しかもラリーちゃん的役回り。
#*出てくるロボットが先行者やスターウォーズコンビみたいなヤツばっか。
#ビルの形が紡錘型だったり凸凹だったり。
#*エンパイアステートビルとかクライスラービルみたいなデザインね。
#**むしろ[[:画像:CocoonTower.JPG|モード学園のビル]]。
#反重力装置とか、人が搭乗して戦うロボットとかハイテクノロジーが存在する世界でも、電話がコードレスでなかったりテープレコーダーだったりと生活面はローテク
#*21世紀なのに、まだレコードで音楽を聴くのがデフォルトだったりする。
#**なぜかアナログ盤レコードに映像が記録されている。どう考えても原理的に不可能。
#***[[wikipedia:ja:ボイジャーのゴールデンレコード|白黒の静止画なら何とか入れられるみたいだけど]]、さすがにカラー動画は…。
#*電話は黒電話タイプの物がデフォルト。しかしその黒電話にテレビ電話機能が搭載されていたりする。
#*超光速スターシップのブリッジでは、通信装置に真空管が燦然と輝いている(ハミルトンのスペオペによく登場する)。
#未来人の服装が銀色の全身タイツみたいなヤツ。
#*銀ピカ+全身タイツだと、未来的というより宇宙的なアイテムのような気がする。
#**ヒーロー物とか、舞台が地上だと普通の生地が多い。
#車のデザインが昭和のまま。
#*勿論カーナビなどという便利な物は存在しない。
#**むしろ完全自律走行。ハンドルを握りもしない。目的地を言うだけ。
#*50’sのアメ車のようなデザインがまさに未来感覚。
#宇宙食みたいなご飯を地球でも食べている。
#*そのせいで顎が退化したとか歯が脆くなったとか、そういう問題があちこちで語られる。
#機械仕掛けで動く物に使われるエネルギー源は、とりあえず何でも原子力。
#*原子力が万能扱い。
#**事故のリスクなど一切考慮されていない。
#*一般交通機関でも多々使われていたり。列車、飛行機、バス etc.
#*もしくは原子力に代わり、太陽光や風力発電が当たり前のように家庭でも普及している。
#大体西暦2005年~2015年位の未来が舞台。
#*そしてその時代以降を生きる人たちに嘲笑の的にされてしまう。
#**ただし、そういった作品は作中の年代が過ぎ去った時、純粋にテーマが見直され再評価される。
#***結構間違っていない所もあるから評価できる(鉄腕アトムを読んでみればわかる)。
#*あとジョージオーウェルの1984年とか。その後、ヴァンヘイレンはキーボードがやたらピコピコうるさいアルバムを出した。村上春樹は1番染色体の長腕が以下略。そういえば2010年は、木星がなんだか大変なことになるはずですよね?
#乗り物の名前は、高速oo、原子力oo、ジェットooなど。
#*家にある本には、原子力飛行艇ってのが載ってた。
#上記のようなローテクな物とは逆に、無駄にハイテク化されている物も多々ある。
#*しょーもない所だけロボットアームとかでオートメーション化されている。
#娯楽はすごろくやトランプ、かるた等。コンピューターゲームはなく、あったとしても白黒で単純な画面。携帯型ゲームなんか誰も持ってない。
#赤系の配色を多く使う。
#リニアを導入したのは[[日本国有鉄道|国鉄]]だ。
#*「[[リニア中央新幹線|中央新幹線]]」ではなく「第二東海道新幹線」となっている。
#[[パンアメリカン航空|パンナム]]は絶賛盛業中。
#*超音速旅客機や宇宙船も飛ばしている。
#日本人でも名前は欧米っぽい。
#*「タロウ・ヤマダ」式表記。
#*あるいは「ダニエル佐藤」のように日系人っぽい名前が日本国内でも当たり前に。
#史実では姿を消したランドマークが廃墟となって朽ち果てている。
#*例:東京→旧日劇、ニューヨーク→WTCのツインタワー
#軍などで使用される武器が玩具みたいな外見の光線銃。
#資源もエネルギーも無尽蔵にあるのが前提。
#ベーリング海峡ダムなどの超巨大な土木工事が実現している。
#大都市も地方都市も同じようなビルが林立した街並みになっている。
#国連が万能すぎる。


==緑色の未来==
===張飛===
*現代エコロジストの思い浮かべる未来を予測してみる。
#関羽と同じく、蜀の劉備に仕えた武将で、劉備、関羽と義兄弟になった。
#発電方法は太陽光と風力が基本。
#武勇は蜀軍の中でもトップクラスで、智略もあったようだ。
#*しかも太陽光と風力の決定的な欠陥には全く触れない。
#*でも[[コーエーテクモゲームス|コーエー]]のゲーム・三国志シリーズでは、知力が異様に低くなっている。
#*島ほどもある太陽光発電プラントと洋上潮汐力発電プラントが大量に存在する。
#関羽とは逆に、同僚や目上の人物からの受けは良かったが、部下や領民には厳しかったようだ。
#*人工衛星から送電される。
#*関羽と同じく、それが命取りとなり、部下に寝首を掻かれてしまった。
#*ソーラーパネルがメンテナンスフリーで半永久的に持ちこたえる。ので、長期的に見れば電気代がとても得になる。
#*劉備から「おめえさんは手下を殺しすぎらあ。しかも殴ったヤツを平気で自分の側に置いてるってえじゃねえか。危ねえよそりゃあ」と忠告されたが、聞かなかったらしい。
#*日本などでは立地地域の環境に配慮した地熱発電所が大活躍。
#**それどころか、「いや兄貴、俺だって考えちゃあいるんだぜ。ぶん殴る手下は身寄りが少ないヤツにしてるんだ。そうすりゃ下手うって殺しちまっても、後で仇を討たれる心配はないからよお」と答えたとも言う。本当だとしたら実はとんでもなくイヤなヤツである。
#「人類の持続可能性or地球環境への罪」で国連軍が出動
#**案の定、虐待した部下たちに殺された。劉備は張飛の副官から報告が来たことを聞いただけで、<BR>「あちゃあ~、益徳が死んじまったか~orz」と落胆したそうな。
#「ゴミ」という概念が消滅している。
#死後は、三国志の人物ではNo.1の人気者になり、京劇などでは主人公になったりと大忙し。
#*生ゴミは全て土に帰る。
#『はるひ』ではない。
#*プラスチックは全て石油に戻される。
#*[[涼宮ハルヒファン|宇宙人や未来人、超能力者に興味があったわけではない]]
#環境省の許可がないと、予算も通らない。
#得意技は燕返し。
#環境保護が行き過ぎて基本的人権が大きく損なわれる。
#現在の重慶では、張飛が酒の当てにしていたという料理が現存しているらしい。
#全人類が菜食主義者。
#*動物が動物を殺すのは許されるが、人間が動物を殺すのは許されない。
#**人間だって動物なのにぃ~!
#**何故か動物が進化して大型化したりする。
#***恐竜らしき生物が存在したりする。
#あらゆる化学物質の合成は禁止される。
#*使っていいのは天然の成分のみ。
#*人々の着る服は天然素材で作られる。
#**何故か、弥生人が着ているような半裸に近い服装になる。
#…あんまり「[[ベタな未来予想の法則#薔薇色の未来|薔薇色の未来]]」と変わらない気がしてきた。
#*ここまで徹底していると、薔薇色とも言い難いような気もする。良い方向に行けば良いが。
#排気ガスを出すエンジンは使えないので、空飛ぶ乗り物と言うと、メーヴェのように主に風を掴んで飛ぶ乗り物となる。
#建物がツタ植物のようなものでおおわれている。
#*建物という概念がなく、人々の住居は洞窟や木のうろなどの天然の状態を利用して作られる。


==関連項目==
===趙雲===
*[[未来]]
#公孫瓉から蜀の劉備に乗り換えて活躍した武将。
*[[ベタな未来人キャラの法則]]
#三国志演義を読むと、けっこう見せ場が多くて、関羽・張飛に次ぐ地位に居たように見えるが、実は意外と重用されていない。
*[[ベタな予言の法則]]
#*乱戦の中から阿斗を救ったとか、孫氏(孫権の妹で劉備の妻)が里に帰る時に阿斗を連れ出したのを奪回したとかいうのは作り話だし。
*[[俺の予言]]
#**阿斗を救ったのは事実。というか正史の本文にはそれしか功績らしいものは見当たらなかったりする…
*[[ベタなポストアポカリプス作品の法則]]
#*益州攻略戦や夷陵の戦いなど、劉備にとって重要な戦争にはほとんど置いてきぼりをくらっていたし。
#*「五虎将軍」に加えられたというのも「演義」の創作で、実際には、馬超と黄忠が関羽・張飛と同格の将軍に任命された時に外されていたし。
#**馬超は涼州軍団を率いており、黄忠は荊州勢のまとめ役みたいな立場だったので幹部に取り立てざるを得なかったが、趙雲は個人的就職だったので選に漏れたのだろう。
#**実のところ、魏延よりも地位は低かったという説もあるし…
#劉備が関羽の復讐戦に猛り立った時、ただひとり冷静な意見を述べて反対した。
#*この辺のクールさが、情に走りがちな劉備陣営ではやや異質な感じだったのかも。
#**そもそも出兵に反対したという事自体、信憑性が低いけどね。
#三国志演義で脚色された部分を見ても、将としての活躍というより、個人的な武勇伝ばかり。たぶん軍勢を進退させる能力はあんまり無かったと思われる。
#*実際には劉禅の警護役みたいな立場だったように感じられるんだが、どうかな。趙雲が死んだ時に劉禅が大変心のこもった弔辞を送っているのは確かなようなので。
#昔見た実写映画(タイトル忘れた)では、馬上でバク転してた。
#某ゲームのおかげで美青年という印象が日本では植え付けられたが、劉備達よりも年上だったらしい。
#*漢中攻略戦の際、敵将が趙雲と聞いた曹操が「あの老いぼれ、まだ生きていたのか?」と述べたそうな。
#*中国で老将というと彼のことを指すとか。


[[Category:ベタの法則/フィクション|みらいよそう]]
===馬超===
[[Category:未来|へたなみらいよそう]]
#蜀の五虎大将の一人として知られるが、元は西涼に割拠していた群雄である。
#演義では処刑された父・馬騰の仇討ちで兵を挙げるが、正史では逆に彼が兵を挙げたことで馬騰が処刑されている。
#CV:服巻浩司
#おっかし~なかぶとをか~ぶる~♪<!--(わかる人にはわかるネタ)-->
 
 
===黄忠===
#荊州平定後に劉備の配下となった武将。
#演義では五虎大将の一人。正史では関羽、張飛、馬超と同格の将軍に任命される。
#老将として知られており、現在でも老いてますます意気盛んな人を彼になぞらえて「老黄忠」と言うとか。
#弓の名手だったらしい。
 
===魏延===
#蜀の将軍で、劉備には絶賛されたが、諸葛亮とは反りが合わなかった。
#*劉備に絶賛されたからこそ、諸葛亮に疎まれたんだろう。
#諸葛亮の死後、実権を握ろうとして、楊儀と争い処刑された。
#*要は、蜀の荊州閥の勢力争いに敗れただけ。
#後世の扱いはひどい。
#*演義では完全に悪者扱い。
#*実力ある将軍だったのに・・・・・・。
#*墓をぶっ壊されてその上に線路を敷かれているらしい。
#魏との国境に近い漢中の太守を劉備から任され、大過なく治める。実は行政能力もけっこうあった。
#*最前線の司令官兼行政官として、魏の攻略法を考案し練り上げていたと思われる。その結果が長安への電撃侵攻作戦だったが、諸葛亮に一蹴される。そりゃ腐るわな。
#**後世にも、諸葛亮の言い分に理があったと認める人が多いが、魏延の作戦が通っていたらどうなっていただろうか。
#***実はこの作戦の記述は『魏略』によるもので、信憑性は低い。彼がこの作戦を本当に提案したのかは疑わしい。
#***仮にも漢を名乗る政権が長安を奪取すると言うことは、諸侯が雪崩を打って寝返る可能性もなきにしもあらずということか?
#困った人を放っておけない、情に厚い人間だったらしい。魏延金だけに。
 
===楊儀===
#蜀の武将というより文官。だが文官の項目がないので、ここにした。
#魏延の喧嘩相手として有名。
#*だが蜀建国の頃に上司の劉巴に逆らって左遷されている辺り、よく人と衝突するタイプだったようだ。
#魏延との対比で、魏延が劉備に、楊儀が諸葛亮に抜擢されたと思われがちだが、実は彼も劉備が抜擢した武将だ。
#*しかもかなりの高評価だったようだ。
#**ちなみに最初は関羽に仕えていたが、関羽の推薦で劉備の直臣になったという経歴がある。関羽からも認められていたようだ。
#***関羽がもてあまして劉備に押しつけたんだと思ってた。
#軍事には素人だったが、事務官としてはチートだったらしい。
#*軍事チートと事務官チートの対立。孔明も頭を悩ませるわけだ。
#最期は『魏に仕えていたらここまで落ちぶれなかっただろう』と不満を言った『'''として'''』、逮捕、投獄され『自殺』した。
#*楊儀が容疑者になってしまった。
 
===姜維===
#諸葛亮が晩年に見出した蜀の武将。
#末期の蜀軍を支え、しばしば魏に侵攻しようとした。
#*ずっと侵攻したがっていたのを、蒋琬や費褘に抑えられていたというのが実情。費褘が暗殺された途端に活発に軍事行動を始めた。
#*このため、三国志演義の読者からは人気が高いが、実際には姜維の連年の軍事行動で蜀の財政が著しく疲弊し、滅亡を早めたとも言える。
#**これが魏の狡猾な計略で、'''死間'''として姜維を送り込んでいたとか言うのだったら、びびるがなぁ。
#*後主・劉禅とその周辺に嫌われたのは主にそのせいで、宦官・黄皓の讒言があったためではない。
#*とはいえ、涼州方面に軍事拠点を作られてしまうと蜀が終わってしまうという現実があったわけで、北伐は別に私利私欲で行われたわけではない。
#*実際、蜀の存在意義は「魏を倒して漢を復興させる」だから魏への侵攻は間違いではなかったが、内政が整わない状態で侵攻していたのが問題だった。
#魏の鍾会が攻め込んでくるとかなわず降参。口ほどにもないヤツである。
#*あんまりだというので、後世の人は「鍾会に降ったのは計略で、機を見て鍾会を倒し、劉禅を救い出して蜀を再建するつもりだったのだ」ということにしたが、ほどなく殺されているため、そんなつもりがあったかどうかはわからない。たぶん作り話。
#*× 鍾会が攻めてきたので降参  ○鍾会と対峙中に'''首都の劉禅が降参'''
#*ちなみに降伏後に鐘会と手を組んで反逆を試みたが、どさくさに紛れて兵士に切り刻まれて殺されてしまった。
#生'''姜'''の繊'''維'''。
#*生'''姜'''の'''維'''新とも言う。
#死後に腹を切り裂いたら、肝が一升ほどの大きさって・・・。人間ちゃうやろ。妖怪か何かか。
 
==呉の武将==
===周瑜===
#孫策・孫権に仕えた武将。
#*孫策とは幼馴染みで、しかも相聟(嫁さん同士が姉妹)。
#*孫策の臨終の時、張昭と共に孫権を託される。
#赤壁の戦いで大活躍。
#*三国志演義ではしばしば諸葛亮に煮え湯を飲まされるが、実際にはほぼ単独で曹操軍を撃退した。
#劉備を全く信用してなかった。
#*そもそも周瑜と接触した時点での劉備は、ほとんど信用されるに足る履歴を持っていなかったのだから、それもやむを得ない。信用した魯粛のほうが奇特な人と言える。
#三国時代の'''リア王'''。
#*本人も「美周郎」とあだ名されたほどのイケメン。
#**「イケてる周サマ!」というところ。
#**しかも若かった。享年なんと37。
#*嫁の「小橋」も名だたる美人。
#**曹操が呉を攻めたのは「小橋」と孫策未亡人「大橋」の美人姉妹を得るためだったというような噂が流れたほど。
#*音楽にも堪能。
#**食事の時など、流れている音楽に間違いがあると、振り返って演奏者を睨みつけた。
#***宴会で酔っ払っていても。人はビビっていたそうな。
#*リア充でもあった。「爆発しろ」と思われていたかどうかは知らないが。
#ゲームとかでは、軍師扱いが多いが、どちらかというと将軍だろう。確かに頭脳明晰ではあるが。
#関西弁は似合わなさそう。「天はこの世に周瑜を生んどきながら、なんで諸葛亮も生んだんや!?」
#*実際には諸葛亮に会ったこともないし、存在も知らなかったらしい。劉備からの使者として名前くらいは聞いたかもしれないが。
#**諸葛瑾の親族程度の認識はあったんじゃないかな。弟というのまでは知らないまでも。
#***諸葛亮は赤壁前に外交官として孫権に会っているので、面識ぐらいはあるだろう。
#****周瑜が孫権のところに召還される前に諸葛亮は帰国していたと思われる。その後の荊州争奪の折りも、諸葛亮が大戦略を立てているとは周瑜は全く気づいていなかった。というか、周瑜は劉備自身を自分より格下に見ていたので、劉備の家来にまで興味を持ったとは考えられない。
#*****関羽、張飛は高く評価していた。劉備に美女をあてがって骨抜きにして、関羽、張飛を自分の部下に引き抜こうとしていたし。ただし孔明は全く気にしてなかった。
#[[大豆]]を発酵させて搾った液体。
#周瑜黄巾賊。
 
===魯粛===
#孫権に仕えた武将。
#演義などの影響で、頼りなげな文官のイメージがあるが、実際は武官で、頭脳明晰で果断な人物だった。
#*まだ呉に仕える前、周瑜が彼の家を訪問したとき、家にあった蔵のうち半分をそのままプレゼントした。
#*当時荊州に駐留していた関羽の元に単身乗り込み、領土(荊州南部)を奪い取ってみせた。
#**このとき関羽はぐうの音も出なかったという。
#**戦わずに勝つという孫子の兵法をまさに体現した人物。
#*赤壁の戦いの前に、孫権をおどかしたあたりもなかなかの骨っぽさ。
#**「ワイはええんでっせ。曹操に降伏しても、まあぼちぼちの身分で取り立てられると思いますわ。でもあんさんはどないでっか? もともと大した家柄でもなし、どないして身ィ立てる気やねん」<BR>これを聞いて孫権は慄え上がり、曹操との対決を決意したと言う。
#惜しむらくは、寿命には恵まれなかった。享年46。あと20年長生きしたら、どうなっただろうか。
#*息子の魯淑が、魯粛死後ほぼ一年後生まれだというのを逆算すると、'''腹上死'''していたのかもしれないとかなんとか。
#金持ちのボンボン。親族から変人呼ばわりされるほどのボンボン気質。
 
===賀斉===
#演義には登場しない、呉最強の将軍。
#*異民族討伐が主な任務だったので、演義では出番がなかった。
#いつも少ない兵力で出陣し、勝利を収めた。
#*異民族の中には、彼の名を聞いただけで震え上がる者も。
#合肥では、魏最強の張遼とぶつかり合い、張遼に奪われた大将旗を奪い返すという戦功を挙げる。
#*この時の張遼のチートな強さを考えれば、賀斉もどんだけ強いんだと。
#*その直後に孫権に説教。
#**賀斉「おめえは戦下手なんだからもう少し自重汁。」
#**孫権は「ごめんなさい」と平謝りだった。
#派手好きで、鎧や盾、戦艦などにも派手な装飾を施していたという。
 
===呂蒙===
#孫権に仕えた武将。
#無学だったが、孫権に薦められて書物を読むようになり、いっぱしの軍略家となる。
#*最初「忙しくて本なんぞ読んでられまへんわ」と逃げようとしたが、孫権はしつこく、「忙しいちゅーたらワイのほうがよっぽど忙しいわ。それでもワイはいつも本を手元に置くようにしとるんやで。何も学者になれゆーとるんやない、騙された思て読んでみ」と薦めた。しかも推薦図書まで何冊も挙げた。
#*そんなわけでたぶん最初はいやいや本を読み始めたと思われるが、だんだん面白くなったらしい。
#*この時期「呉下の阿蒙」の逸話を残す。
#**たまたま魯粛と話す機会があり、呂蒙が急に賢くなっていたので驚いた魯粛が「いやはや、呉の街の蒙ちゃんとはもう呼べんなあ」と慨嘆。
#**「男ゆうもんはな、3日顔合わせんかったら、眼ン玉見開いてよ~く見とかんとあかんで」と逆に魯粛に説教。
#***頑張ったのはわかるが、この上から目線はなんなんだ。
#関羽を打ち破る。
#*本人は意外と病弱で、関羽を破って間もなく病死。人々はみんな「関羽様のたたりじゃあ」と大騒ぎ。
#**呂蒙の霊「ちゃうわ! わしゃその前から病気やったんや! 信じてくれ~!」
 
===陸遜===
#孫権に仕えた武将。
#関羽の仇討に燃える蜀軍の迎撃の指揮を執った。
#*はやる諸将を抑えて時を待ち、敵軍の戦線が延びきり疲労の色が濃くなった機を見逃さず一気呵成に責め立て、劉備を白帝城に追い込んだ。
#長年に渡り呉に尽くしたが、後継者争いに巻き込まれて憤死。
#*蓄財などは感心がなく、死亡時に何の財産もなかったらしい。
 
==その他の武将==
===呂布===
#三国志の武将の中でも、武勇は随一。
#*演義ではアンタッチャブルな強さ。実際個人でも強かったのだろうが、騎馬民族の部隊を率いていたからとも。
#裏切り者の代名詞的な存在。
#*本人は裏切っているつもりはなかったかもしれない。
#**丁原「あいつは乱暴者で悪いヤツだって董太師に言われただ。だから首をとってやっただ」
#**董卓「あいつは帝を苦しめるひどいヤツだって王司徒が言ってただ。だからこらしめてやっただ」
#**袁術「身内を全部殺した董卓をおらが討ってやったのに、ちっともありがたがらねえで冷たかっただ。だから出てきてやっただ」
#**袁紹「なんでおらを殺そうとするだ。こんなヤツのとこには居たくねえだ」
#**劉備「おらがこんなに良くしてやっただに、ちょこまか動き回っておらを陥れようとするだ。ちょっくらお灸を据えてやるだ」
#***劉備が袁術の配下の紀霊に攻められた際、仲裁に入って、「おらは戦うのは嫌えだ。人を仲良くさしてやんのが好きなんだ」と言ったのは、案外本音だった可能性もある。
#その格好から、[[ゴキブリ]]と言われることも。
#イケメンだったらしい。
#曹操に敗れて捕まった時、「あんたの歩兵とおらの騎兵がありゃあ天下無敵だべ。これでまあ、天下は定まったってもんだ」と本気で言った。曹操もけっこうその気になりかけたが、傍らに居た劉備が水を差したので結局処刑。
#*呂布はこの時はじめて劉備に嫌われていたことに気づいたのであった。
#**「こんの、大耳野郎! 裏切ってばかりいんのはおらでねえ、おめえでねえか!」というのが、呂布の絶望を込めた最後の言葉。
#赤菟という最高級の名馬に乗っていた。
#*「人中に呂奉先あり、馬中に赤菟あり」と称えられた。
#*演義では呂布の死後、曹操から関羽に贈られたことになっているが、正史にはそんな記述は無い。それに呂布が死んだ頃には、赤菟もかなり高齢だったはず。
#**関羽が呂布未亡人を欲しがったという話もある。後世の人々は、なんとなく呂布から関羽へいろんなものが引き継がれたイメージを持ったのかもしれない。
#中国での評判は散々。裏切りはともかく、義父を2度も殺しているのが痛すぎる。(儒教的な意味で)
 
[[Category:バカ人物志/中国|ふしようてんさんこく]]
[[Category:三国志|ふしよう]]

2016年1月26日 (火) 15:10時点における版

魏の武将

夏侯惇

  1. 曹操に仕えた武将。
    • 曹操の挙兵当初から常に一緒に行動していた。
    • 曹操の従兄弟だったらしい。
  2. 隻眼だったので「盲夏侯」と呼ばれた。
    • 片眼を戦場で射られ、矢を引き抜いたら眼球ごと抜けてしまい、それを食った……という勇ましい伝説があるが、なんぼなんでも作り話だろう。
      • 横山三国志では作者曰く「別に食わせなくてもいいじゃん」ということで食べる描写はなかった。
        • 演義では一応、「親から授かったこの身を無駄にしてなるものか」と叫んで食ったことになってるけどね。
    • 本人は相当気にしてたらしく、このあだ名を嫌い、鏡で自分の顔を見る度に怒ってその鏡を割ってしまったと言う。
  3. 三国志演義では数々の戦争で武功を挙げた猛将になっているが、夏侯惇が参戦したと正史に載っているのは2回だけ。しかも両方とも負け戦。
    • 武功では劣っていても治水事業などで功績を挙げていたりもして、曹操が無能な人間を高位につけるわけがないので、本来は軍政家だったのかもしれない。
    • 基本的に曹操の近くにいたため、記述が省かれてるだけだろう。
  4. 最近は理想的なナンバー2として描かれることが多い。

張遼

  1. 曹操に使えた武将で、元は呂布の配下。
    • 呂布とともに処刑されそうになった時、関羽が彼の命乞いをしたため、命を助けられることとなった。
  2. 主に呉との戦で活躍し、呉では泣く子も黙ると恐れられた。
  3. 演義では矢が刺さった傷が元で死んだことになっているが、実際は普通に病死だったらしい。
    • 横山三国志における矢の刺さった場所が・・・。
  4. おそらく魏最強の将軍。
    • 呂布の配下時代は、劉備攻めの先陣を務めて散々に蹴散らし(関羽と張飛がいたはずなんだが・・・)、劉備は命からがら曹操の元に逃げ込んだ。
    • 呉の合肥攻めでは少ない軍勢で孫権の本陣まで攻め込んで将軍数名を討ち取った。

蜀の武将

関羽

  1. 蜀の劉備に仕えた武将。
  2. 智勇兼備の名将で、主君への忠義は絶大だった。
  3. 結構気難しいタイプだったようで、部下や領民は可愛がるが、同僚や目上の人物、他国の人々とはたびたび衝突したようだ。
    • そのため、本来は味方であるはずの呉や、後方支援の味方まで敵に回してしまい、結局はそれが命取りになった。
    • 呉「関羽殿、お宅の娘を嫁がせてくれ。我らと婚戚関係になって同盟を確固たるものにしよう」→関羽「犬に娘をやれるか!」→呉「犬だと…忘れんぞ」
    • 後方支援「しまった、関羽への支援が足りない。怒らせると怖いし、感謝されたことないし、プライド高いし……よし、支援要請自体をなかったことにしよう」
  4. 死後、神様になった。
    • なぜか武の神様ではなく、商人の守り神になった。しかも皇帝はおろか王にもなってないのに、「関帝」と名付けられた。
      • 約束を必ず守る信義固さで、商取引に大事な信用の象徴→商売の神様となった。
      • また敵中にあっても揺るがない忠誠で、後世の皇帝に「関羽を神として祭れば、ウチの部下も忠誠を尽くすだろう」と思われ、その後の皇帝に「ならば朕は『候』を贈り『関候』とするぞ」「それを倒した我が帝国は候より上の『関王』だな」「ならウチは更に『関帝』だ」「さ、更に上となると『皇』しかない…けど自分と同格では忠誠じゃないぢゃん」となった。
  5. 異様に嫉妬深いタイプでもあった。特に劉備の寵愛に関しては、自分をしのぐヤツが出現するのを絶対に許さなかった。
    • 馬超、黄忠などに対してもものすごい敵愾心を燃やした。
      • 馬超が劉備陣営に加わった時は、わざわざ諸葛亮に荊州から手紙を出して「馬超と俺とどっちが上だ?」と問い合わせた。諸葛亮はおっかなびっくり「張飛とどっこいどっこいというところ、ヒゲ殿にはとてもかないません」と機嫌をとった。
      • 黄忠を後将軍に任命する時も、諸葛亮はまだびびっていて、「同格の将軍にするなんて、雲長さんが怒りますよお」と劉備に訴えたが、劉備は「ワシがよく言い聞かせるから」と断行。案の定関羽は激怒し、「あんな老いぼれと同格なんて辛抱できん!」と荒れまくった。
  6. 映画祭。
  7. 実は劉備より年上という説が有力。
  8. ヒゲ。何といってもヒゲ。
    • これを敵の首に巻きつけて絞殺することもあった。
    • 専用のヒゲケースを持っていて、寝るときは痛まないようにヒゲをしまって寝ていた。
    • ヒゲがピンっと立つことによって、敵の来襲を察知できた。しかし味方の裏切りは察知できなかった。

張飛

  1. 関羽と同じく、蜀の劉備に仕えた武将で、劉備、関羽と義兄弟になった。
  2. 武勇は蜀軍の中でもトップクラスで、智略もあったようだ。
    • でもコーエーのゲーム・三国志シリーズでは、知力が異様に低くなっている。
  3. 関羽とは逆に、同僚や目上の人物からの受けは良かったが、部下や領民には厳しかったようだ。
    • 関羽と同じく、それが命取りとなり、部下に寝首を掻かれてしまった。
    • 劉備から「おめえさんは手下を殺しすぎらあ。しかも殴ったヤツを平気で自分の側に置いてるってえじゃねえか。危ねえよそりゃあ」と忠告されたが、聞かなかったらしい。
      • それどころか、「いや兄貴、俺だって考えちゃあいるんだぜ。ぶん殴る手下は身寄りが少ないヤツにしてるんだ。そうすりゃ下手うって殺しちまっても、後で仇を討たれる心配はないからよお」と答えたとも言う。本当だとしたら実はとんでもなくイヤなヤツである。
      • 案の定、虐待した部下たちに殺された。劉備は張飛の副官から報告が来たことを聞いただけで、
        「あちゃあ~、益徳が死んじまったか~orz」と落胆したそうな。
  4. 死後は、三国志の人物ではNo.1の人気者になり、京劇などでは主人公になったりと大忙し。
  5. 『はるひ』ではない。
  6. 得意技は燕返し。
  7. 現在の重慶では、張飛が酒の当てにしていたという料理が現存しているらしい。

趙雲

  1. 公孫瓉から蜀の劉備に乗り換えて活躍した武将。
  2. 三国志演義を読むと、けっこう見せ場が多くて、関羽・張飛に次ぐ地位に居たように見えるが、実は意外と重用されていない。
    • 乱戦の中から阿斗を救ったとか、孫氏(孫権の妹で劉備の妻)が里に帰る時に阿斗を連れ出したのを奪回したとかいうのは作り話だし。
      • 阿斗を救ったのは事実。というか正史の本文にはそれしか功績らしいものは見当たらなかったりする…
    • 益州攻略戦や夷陵の戦いなど、劉備にとって重要な戦争にはほとんど置いてきぼりをくらっていたし。
    • 「五虎将軍」に加えられたというのも「演義」の創作で、実際には、馬超と黄忠が関羽・張飛と同格の将軍に任命された時に外されていたし。
      • 馬超は涼州軍団を率いており、黄忠は荊州勢のまとめ役みたいな立場だったので幹部に取り立てざるを得なかったが、趙雲は個人的就職だったので選に漏れたのだろう。
      • 実のところ、魏延よりも地位は低かったという説もあるし…
  3. 劉備が関羽の復讐戦に猛り立った時、ただひとり冷静な意見を述べて反対した。
    • この辺のクールさが、情に走りがちな劉備陣営ではやや異質な感じだったのかも。
      • そもそも出兵に反対したという事自体、信憑性が低いけどね。
  4. 三国志演義で脚色された部分を見ても、将としての活躍というより、個人的な武勇伝ばかり。たぶん軍勢を進退させる能力はあんまり無かったと思われる。
    • 実際には劉禅の警護役みたいな立場だったように感じられるんだが、どうかな。趙雲が死んだ時に劉禅が大変心のこもった弔辞を送っているのは確かなようなので。
  5. 昔見た実写映画(タイトル忘れた)では、馬上でバク転してた。
  6. 某ゲームのおかげで美青年という印象が日本では植え付けられたが、劉備達よりも年上だったらしい。
    • 漢中攻略戦の際、敵将が趙雲と聞いた曹操が「あの老いぼれ、まだ生きていたのか?」と述べたそうな。
    • 中国で老将というと彼のことを指すとか。

馬超

  1. 蜀の五虎大将の一人として知られるが、元は西涼に割拠していた群雄である。
  2. 演義では処刑された父・馬騰の仇討ちで兵を挙げるが、正史では逆に彼が兵を挙げたことで馬騰が処刑されている。
  3. CV:服巻浩司
  4. おっかし~なかぶとをか~ぶる~♪


黄忠

  1. 荊州平定後に劉備の配下となった武将。
  2. 演義では五虎大将の一人。正史では関羽、張飛、馬超と同格の将軍に任命される。
  3. 老将として知られており、現在でも老いてますます意気盛んな人を彼になぞらえて「老黄忠」と言うとか。
  4. 弓の名手だったらしい。

魏延

  1. 蜀の将軍で、劉備には絶賛されたが、諸葛亮とは反りが合わなかった。
    • 劉備に絶賛されたからこそ、諸葛亮に疎まれたんだろう。
  2. 諸葛亮の死後、実権を握ろうとして、楊儀と争い処刑された。
    • 要は、蜀の荊州閥の勢力争いに敗れただけ。
  3. 後世の扱いはひどい。
    • 演義では完全に悪者扱い。
    • 実力ある将軍だったのに・・・・・・。
    • 墓をぶっ壊されてその上に線路を敷かれているらしい。
  4. 魏との国境に近い漢中の太守を劉備から任され、大過なく治める。実は行政能力もけっこうあった。
    • 最前線の司令官兼行政官として、魏の攻略法を考案し練り上げていたと思われる。その結果が長安への電撃侵攻作戦だったが、諸葛亮に一蹴される。そりゃ腐るわな。
      • 後世にも、諸葛亮の言い分に理があったと認める人が多いが、魏延の作戦が通っていたらどうなっていただろうか。
        • 実はこの作戦の記述は『魏略』によるもので、信憑性は低い。彼がこの作戦を本当に提案したのかは疑わしい。
        • 仮にも漢を名乗る政権が長安を奪取すると言うことは、諸侯が雪崩を打って寝返る可能性もなきにしもあらずということか?
  5. 困った人を放っておけない、情に厚い人間だったらしい。魏延金だけに。

楊儀

  1. 蜀の武将というより文官。だが文官の項目がないので、ここにした。
  2. 魏延の喧嘩相手として有名。
    • だが蜀建国の頃に上司の劉巴に逆らって左遷されている辺り、よく人と衝突するタイプだったようだ。
  3. 魏延との対比で、魏延が劉備に、楊儀が諸葛亮に抜擢されたと思われがちだが、実は彼も劉備が抜擢した武将だ。
    • しかもかなりの高評価だったようだ。
      • ちなみに最初は関羽に仕えていたが、関羽の推薦で劉備の直臣になったという経歴がある。関羽からも認められていたようだ。
        • 関羽がもてあまして劉備に押しつけたんだと思ってた。
  4. 軍事には素人だったが、事務官としてはチートだったらしい。
    • 軍事チートと事務官チートの対立。孔明も頭を悩ませるわけだ。
  5. 最期は『魏に仕えていたらここまで落ちぶれなかっただろう』と不満を言った『として』、逮捕、投獄され『自殺』した。
    • 楊儀が容疑者になってしまった。

姜維

  1. 諸葛亮が晩年に見出した蜀の武将。
  2. 末期の蜀軍を支え、しばしば魏に侵攻しようとした。
    • ずっと侵攻したがっていたのを、蒋琬や費褘に抑えられていたというのが実情。費褘が暗殺された途端に活発に軍事行動を始めた。
    • このため、三国志演義の読者からは人気が高いが、実際には姜維の連年の軍事行動で蜀の財政が著しく疲弊し、滅亡を早めたとも言える。
      • これが魏の狡猾な計略で、死間として姜維を送り込んでいたとか言うのだったら、びびるがなぁ。
    • 後主・劉禅とその周辺に嫌われたのは主にそのせいで、宦官・黄皓の讒言があったためではない。
    • とはいえ、涼州方面に軍事拠点を作られてしまうと蜀が終わってしまうという現実があったわけで、北伐は別に私利私欲で行われたわけではない。
    • 実際、蜀の存在意義は「魏を倒して漢を復興させる」だから魏への侵攻は間違いではなかったが、内政が整わない状態で侵攻していたのが問題だった。
  3. 魏の鍾会が攻め込んでくるとかなわず降参。口ほどにもないヤツである。
    • あんまりだというので、後世の人は「鍾会に降ったのは計略で、機を見て鍾会を倒し、劉禅を救い出して蜀を再建するつもりだったのだ」ということにしたが、ほどなく殺されているため、そんなつもりがあったかどうかはわからない。たぶん作り話。
    • × 鍾会が攻めてきたので降参  ○鍾会と対峙中に首都の劉禅が降参
    • ちなみに降伏後に鐘会と手を組んで反逆を試みたが、どさくさに紛れて兵士に切り刻まれて殺されてしまった。
  4. の繊
    • 新とも言う。
  5. 死後に腹を切り裂いたら、肝が一升ほどの大きさって・・・。人間ちゃうやろ。妖怪か何かか。

呉の武将

周瑜

  1. 孫策・孫権に仕えた武将。
    • 孫策とは幼馴染みで、しかも相聟(嫁さん同士が姉妹)。
    • 孫策の臨終の時、張昭と共に孫権を託される。
  2. 赤壁の戦いで大活躍。
    • 三国志演義ではしばしば諸葛亮に煮え湯を飲まされるが、実際にはほぼ単独で曹操軍を撃退した。
  3. 劉備を全く信用してなかった。
    • そもそも周瑜と接触した時点での劉備は、ほとんど信用されるに足る履歴を持っていなかったのだから、それもやむを得ない。信用した魯粛のほうが奇特な人と言える。
  4. 三国時代のリア王
    • 本人も「美周郎」とあだ名されたほどのイケメン。
      • 「イケてる周サマ!」というところ。
      • しかも若かった。享年なんと37。
    • 嫁の「小橋」も名だたる美人。
      • 曹操が呉を攻めたのは「小橋」と孫策未亡人「大橋」の美人姉妹を得るためだったというような噂が流れたほど。
    • 音楽にも堪能。
      • 食事の時など、流れている音楽に間違いがあると、振り返って演奏者を睨みつけた。
        • 宴会で酔っ払っていても。人はビビっていたそうな。
    • リア充でもあった。「爆発しろ」と思われていたかどうかは知らないが。
  5. ゲームとかでは、軍師扱いが多いが、どちらかというと将軍だろう。確かに頭脳明晰ではあるが。
  6. 関西弁は似合わなさそう。「天はこの世に周瑜を生んどきながら、なんで諸葛亮も生んだんや!?」
    • 実際には諸葛亮に会ったこともないし、存在も知らなかったらしい。劉備からの使者として名前くらいは聞いたかもしれないが。
      • 諸葛瑾の親族程度の認識はあったんじゃないかな。弟というのまでは知らないまでも。
        • 諸葛亮は赤壁前に外交官として孫権に会っているので、面識ぐらいはあるだろう。
          • 周瑜が孫権のところに召還される前に諸葛亮は帰国していたと思われる。その後の荊州争奪の折りも、諸葛亮が大戦略を立てているとは周瑜は全く気づいていなかった。というか、周瑜は劉備自身を自分より格下に見ていたので、劉備の家来にまで興味を持ったとは考えられない。
            • 関羽、張飛は高く評価していた。劉備に美女をあてがって骨抜きにして、関羽、張飛を自分の部下に引き抜こうとしていたし。ただし孔明は全く気にしてなかった。
  7. 大豆を発酵させて搾った液体。
  8. 周瑜黄巾賊。

魯粛

  1. 孫権に仕えた武将。
  2. 演義などの影響で、頼りなげな文官のイメージがあるが、実際は武官で、頭脳明晰で果断な人物だった。
    • まだ呉に仕える前、周瑜が彼の家を訪問したとき、家にあった蔵のうち半分をそのままプレゼントした。
    • 当時荊州に駐留していた関羽の元に単身乗り込み、領土(荊州南部)を奪い取ってみせた。
      • このとき関羽はぐうの音も出なかったという。
      • 戦わずに勝つという孫子の兵法をまさに体現した人物。
    • 赤壁の戦いの前に、孫権をおどかしたあたりもなかなかの骨っぽさ。
      • 「ワイはええんでっせ。曹操に降伏しても、まあぼちぼちの身分で取り立てられると思いますわ。でもあんさんはどないでっか? もともと大した家柄でもなし、どないして身ィ立てる気やねん」
        これを聞いて孫権は慄え上がり、曹操との対決を決意したと言う。
  3. 惜しむらくは、寿命には恵まれなかった。享年46。あと20年長生きしたら、どうなっただろうか。
    • 息子の魯淑が、魯粛死後ほぼ一年後生まれだというのを逆算すると、腹上死していたのかもしれないとかなんとか。
  4. 金持ちのボンボン。親族から変人呼ばわりされるほどのボンボン気質。

賀斉

  1. 演義には登場しない、呉最強の将軍。
    • 異民族討伐が主な任務だったので、演義では出番がなかった。
  2. いつも少ない兵力で出陣し、勝利を収めた。
    • 異民族の中には、彼の名を聞いただけで震え上がる者も。
  3. 合肥では、魏最強の張遼とぶつかり合い、張遼に奪われた大将旗を奪い返すという戦功を挙げる。
    • この時の張遼のチートな強さを考えれば、賀斉もどんだけ強いんだと。
    • その直後に孫権に説教。
      • 賀斉「おめえは戦下手なんだからもう少し自重汁。」
      • 孫権は「ごめんなさい」と平謝りだった。
  4. 派手好きで、鎧や盾、戦艦などにも派手な装飾を施していたという。

呂蒙

  1. 孫権に仕えた武将。
  2. 無学だったが、孫権に薦められて書物を読むようになり、いっぱしの軍略家となる。
    • 最初「忙しくて本なんぞ読んでられまへんわ」と逃げようとしたが、孫権はしつこく、「忙しいちゅーたらワイのほうがよっぽど忙しいわ。それでもワイはいつも本を手元に置くようにしとるんやで。何も学者になれゆーとるんやない、騙された思て読んでみ」と薦めた。しかも推薦図書まで何冊も挙げた。
    • そんなわけでたぶん最初はいやいや本を読み始めたと思われるが、だんだん面白くなったらしい。
    • この時期「呉下の阿蒙」の逸話を残す。
      • たまたま魯粛と話す機会があり、呂蒙が急に賢くなっていたので驚いた魯粛が「いやはや、呉の街の蒙ちゃんとはもう呼べんなあ」と慨嘆。
      • 「男ゆうもんはな、3日顔合わせんかったら、眼ン玉見開いてよ~く見とかんとあかんで」と逆に魯粛に説教。
        • 頑張ったのはわかるが、この上から目線はなんなんだ。
  3. 関羽を打ち破る。
    • 本人は意外と病弱で、関羽を破って間もなく病死。人々はみんな「関羽様のたたりじゃあ」と大騒ぎ。
      • 呂蒙の霊「ちゃうわ! わしゃその前から病気やったんや! 信じてくれ~!」

陸遜

  1. 孫権に仕えた武将。
  2. 関羽の仇討に燃える蜀軍の迎撃の指揮を執った。
    • はやる諸将を抑えて時を待ち、敵軍の戦線が延びきり疲労の色が濃くなった機を見逃さず一気呵成に責め立て、劉備を白帝城に追い込んだ。
  3. 長年に渡り呉に尽くしたが、後継者争いに巻き込まれて憤死。
    • 蓄財などは感心がなく、死亡時に何の財産もなかったらしい。

その他の武将

呂布

  1. 三国志の武将の中でも、武勇は随一。
    • 演義ではアンタッチャブルな強さ。実際個人でも強かったのだろうが、騎馬民族の部隊を率いていたからとも。
  2. 裏切り者の代名詞的な存在。
    • 本人は裏切っているつもりはなかったかもしれない。
      • 丁原「あいつは乱暴者で悪いヤツだって董太師に言われただ。だから首をとってやっただ」
      • 董卓「あいつは帝を苦しめるひどいヤツだって王司徒が言ってただ。だからこらしめてやっただ」
      • 袁術「身内を全部殺した董卓をおらが討ってやったのに、ちっともありがたがらねえで冷たかっただ。だから出てきてやっただ」
      • 袁紹「なんでおらを殺そうとするだ。こんなヤツのとこには居たくねえだ」
      • 劉備「おらがこんなに良くしてやっただに、ちょこまか動き回っておらを陥れようとするだ。ちょっくらお灸を据えてやるだ」
        • 劉備が袁術の配下の紀霊に攻められた際、仲裁に入って、「おらは戦うのは嫌えだ。人を仲良くさしてやんのが好きなんだ」と言ったのは、案外本音だった可能性もある。
  3. その格好から、ゴキブリと言われることも。
  4. イケメンだったらしい。
  5. 曹操に敗れて捕まった時、「あんたの歩兵とおらの騎兵がありゃあ天下無敵だべ。これでまあ、天下は定まったってもんだ」と本気で言った。曹操もけっこうその気になりかけたが、傍らに居た劉備が水を差したので結局処刑。
    • 呂布はこの時はじめて劉備に嫌われていたことに気づいたのであった。
      • 「こんの、大耳野郎! 裏切ってばかりいんのはおらでねえ、おめえでねえか!」というのが、呂布の絶望を込めた最後の言葉。
  6. 赤菟という最高級の名馬に乗っていた。
    • 「人中に呂奉先あり、馬中に赤菟あり」と称えられた。
    • 演義では呂布の死後、曹操から関羽に贈られたことになっているが、正史にはそんな記述は無い。それに呂布が死んだ頃には、赤菟もかなり高齢だったはず。
      • 関羽が呂布未亡人を欲しがったという話もある。後世の人々は、なんとなく呂布から関羽へいろんなものが引き継がれたイメージを持ったのかもしれない。
  7. 中国での評判は散々。裏切りはともかく、義父を2度も殺しているのが痛すぎる。(儒教的な意味で)