もし数が別の位取り記数法だったら

2019年6月1日 (土) 19:46時点における211.1.70.206 (トーク)による版 (→‎数学)
ナビゲーションに移動 検索に移動

人間の指の数が片手5本、両手10本であることから一般的に十進法が使われてますが、もし別の位取り記数法だったら?

二進法

  1. 数字は「0」と「1」しかない。
    • 数詞は二の累乗数以外には一しか存在しない。三や五など、奇数の数詞は存在しないだろう。
      • 三は「二一」、五は「四一」、六も「四二」…。
    • 「0か1か」「白か黒か」「ONかOFFか」「開か閉か」といった、全てを2で割り切り、3以上を蔑視する価値観が蔓延する。
  2. すぐに桁が繰り上がってしまい、大きな数は数字で書くのも大変になるので数が使われなくなる可能性も。
    • 現実的に運用するために八進数と併用するとか。
      • いや十六進法と併用される。史実のプログラミング技術のように。
    • 日常生活も不便に。「1ヶ月は11110日」だの「1年は1100ヶ月」だの書かれても、何の事かさっぱり解らない。
      • 桁数を数えるのも二進法で数えなければならない。上の「11110」は、「1」が「100」個続いて「0」が「1」個、となる。
      • 例えば、十進法の「2001年11月30日」は、「11111010001年1011月11110日」という表記に。十進法の2001は二進法では十一桁で、「八二一桁(=十一桁)もやってられない!」という不満も噴き出すだろう。
  3. 割り算も困難に。奇数分割すら困難で、六(三の二倍)や十(五の二倍)で割るなんて想像もつかない。
    • 加減算も困難に。上記の十進法「2001-25=1976」だって、直ぐに計算しろなんて無理だろう。
    • 2でしか割り切れないので、1/3や1/5といった奇数分割は全て不可能。1/3は1÷11=0.0101…となり、1/5も1÷101=0.0011…となって割り切れない。六や十も「奇数で割り切れる偶数」だから1を割り切れない。
    • 3-nと5-nが両方とも割り切れない上に、循環節も長い。3の冪数では1/9は6桁、1/27Aは18A桁、1/81Aは54A桁。5の冪数では1/25Aは20A桁、1/125Aは100A桁になる。
    • 3が「11」なので、「1/11の純情な感情」という曲も出されていた。読み方は勿論、「"二一"分の一の純情な感情」。
  4. 「八紘」や「三十六景」といった名数も存在しない。書くにしても、さほど大きくない数なのに「1000宝菜」やら「100100景」と書かれて、大きな数だと錯覚してしまう。
  5. そろばんは、梁のない1段構成。各桁に一珠が1個。

六進法

全般

  1. 数字は「0」から「5」までの六個だけで、六が10となり、「6」から「9」までの数字は存在しない。
    • 6という数字が存在しないので、「666」という迷信が発生しない。なお、十進法の666は、六進法では3030となる。
  2. 七から十一までの数詞は、「六に一から五までの数詞を加算」した名称になる。
    • 七は「六一」、八は「六二」、九は「六三」、十は「六四」、十一は「六五」。
      • 「九の四倍は三十六」は、「六三の四倍は溟」という命数法になる。
      • 「ロクヨン」とは十のことで、六十四は「イチヨンヨン」(64A=1446)と呼ばれる。従って、史実の「Nintendo 64」は「Nintendo 144」という名称になる。
      • 「七転び八起き」は「六一転び六二起き」、「九尾の狐」は「六三尾の狐」と呼ばれていた。
      • 「九州」ではなく、「鎮西」と呼ばれていた。
    • 七から十一までの数詞は、英語だとsixを語尾に付けた数詞になり、独語だとsechsを語尾に付けた数詞になる。
      • 英語だと、七がonesix、八がtwensix、九がthirsix、十がfoursix、十一がfifsixになる。
        • 語尾はsix→siexになって、七がonesiex、八がtwensiex、九がthirsiex、十がfoursiex、十一がfifsiexになっているかも。
      • 独語だと、七がeinsechs、八がzweisechs、九がdreisechs、十がviersechs、十一がfünfsechsになる。
      • ラテン語だと、七がunsix、八がduosix、九がtresix、十がquattuorsix、十一がquinsixになる。(語尾に-sixが付く)
  3. 数値を設定する際に、「五と十に邪魔される」なんて事はあり得ない。六が10なので、四の倍数は困難でも、三の倍数で設定することは容易になる。
    • 「二の冪数(八や十六)に邪魔される」なんて事もあり得ない。八(12=23)と九(13=32)も同じ待遇で、九個で設定される事もかなり多かっただろう。
    • 三(3)と六(10)と九(13)で個数設定される例が多数になり、数列も個数設定もスムーズになっていた。逆に、五(5)と十(14)は、「目に見えて判る、相性の悪い不便な奴」として軽視される。
  4. 桁の繰り上がりが速く、三十六で100、二百十六で1000、千二百九十六で10000になる。
  5. 「10が素数の二倍」で四で割り切れない点は十進法と同じだが、三と五のポジションが逆転する。
    • 小数では、1÷3は割り切れるが、1÷5が割り切れない。
    • 1は14(十)でも割り切れない。五分割は1/5=0.1111…、十分割は1/14=0.03333…になる。
    • 「(1/3)×3=1=0.9999…」という詭弁が横行しない代わりに、「(1/5)×5=1=0.5555…」という詭弁が横行する。
    • 「1/5の純情な感情」という曲が出されていた。
    • 「3×5」の数と同格(ため)を張る数は、三十五(十進法35、六進法55)ではなく三六三(六進法33、十進法21)。なお、「3×5」の数は、「十五」ではなく「二六三」と呼ばれる。
      • 十進法の0.15は「二分の三」「三六二分の三」だが、六進法の0.23は「二分の五」「十二分の五」になる。仲間の冪数も、十進法が1/4になる25(=52)だけに対して、六進法は1/4になる13(=32)と3/4になる43(=33)の二つになる。
  6. 2と3が約数に含まれるので、3でも10(六)でも13(九)でも割り切れる。三分割は1/3=0.2で、六分割は1/10=0.1で、九分割は1/13=0.04となる。
    • 八分割(1÷23)は1/12=0.043、二十七分割(1÷33)も1/43=0.012で割り切れる。
    • 2/3も割り切れて0.4になり、無限小数0.6666…にはならない。
    • 1/3とは逆に、3/5が0.3333…になって割り切れない小数になる。
      • 0.3333…を丸める場合は、二桁なら0.33(十進分数で21/36=7/12)、三桁なら0.332(十進分数で128/216=16/27)となる。
  7. chakuwikiに、「もし六四進法(=十進法)だったら」という題目が登場していた。書かれている内容は、「5+5=10」の外に、六進法とは真逆の、不便で住みたくない現実世界。
    • 「片手で五本、両手で六四本だから六四進法なんて、愚者のやることだ」と後指を指されるのは確実。
    • その他のN進法の掲示板でも、「5なんて端っこのくせに生意気だ」「1/3が0.3333…、1/13が0.1111…、1/43が0.037…なんて、死んでも住みたくない」「244が100かよ、待ってられない」という意見も載っているだろう。

数学

  1. 両手の指数えも、十(5 + 5)までじゃなくて三十五(5×6 + 5 = 35)まで数える方法が一般的になっていた。
    • 両手で「一の位」と「六分の一の位」、「六分の一の位」と「三十六分の一の位」が計算できるので、小数の計算も両手で容易にできる。しかも、1/6が0.1だから、1/2=0.3、1/3=0.2、1/4=0.13、1/9=0.04で、必要な分数がすんなり割り切れて、とても便利になる。
    • 当然、三十五は「五六五」という呼び方になる。
    • 両手と両足を合わせた指数えも、二十(5×4)までじゃなくて千二百九十五(六進法5555=二十進法34F=十進法1295)まで、という発想も思い衝くだろう。「右足で三十六の位」「左足で二百十六の位」というように。
    • 幼児たちや少年たちは、両手で六進法の指数えで「桁上がり」「二分割と三分割」「小数」をスラスラ学べることになる。
      • カウントも分割も楽なので、小数の概念が、史実よりもっと早い時期に発達していた。
    • 14(六四=十)からカウントダウンなんてありえない。カウントダウンの開始数は、100(滄)、55(五六五)、20(二六)、15(六五)、10(六)、5(五)のどれかが主流。
  2. ローマ数字は、一以外には六の累乗数しかない。
    • 数字は、I(1)、V(6)、X(36A)、L(216A)、C(1296A)、D(7776A)、M(46656A)となる。
      • 加算則は、6の倍数に4を加えた数(6m+4)までに適用される。例:IIII(4)、VIIII(146=10A)、VVVVIII(436=27A)。
      • 減算則は、6の倍数から1を減らした数(6m-1)に適用される。例:IV(5)、IVV(11A)、VX(506=30A)、XLVXIV(5556=215A=(180+30+5)A)、CLLLVXIIII(130546=1978A)。
        • 減算則が使われず、そのまま5はIIIII、506=30AはVVVVVになっていたかも。
      • ラテン語で六の累乗数を意味する数詞は、decem(史実では十)が36A、centum(史実では百)が216A、mille(史実では千)が1296A、sex milia(史実では六千)が7776A、decem milia(史実では一万)が46656Aとなる。寧ろ、Xはそのまま36Aだが、Cが216A、Mが1296A、Lが7776A、Dが46656Aになるのでは。
        • C=216AとM=1296Aを適用した場合には、前述の130546=1978AはMCCCVXIIIIとなる。
        • 三十六分率が「パーディセム」、二百十六分率が「パーセント」、千二百九十六分率が「パーミル」になっていただろう。
    • 四以後の時計の表示は、IIII(4)、IV(5)、V(6)、VI(7)、VII(8)、VIII(9)、VIIII(10A)、IVV(11A)、VV(12A)となる。半周と1周がVで、1/4周と3/4周がIIIなので、かなり見やすくなる。
    • このように、ローマ数字も単純な六進法なら、カウントも分割も楽になり、少ない種類で多数を表現できるようになっていた。ローマ人が「もう片手は桁上がり、六の位」を思い衝いていれば…。
    • 三桁も四桁も五桁も判りやすくなっていた。三桁だと、64A=1446はXVVVVIIII、81A=2136はXXVIII、100A=2446はXXVVVVIIIIになる。四桁だと、500A=21526はCXVVVVVII、1000A=43446はCCCCXXXVVVVIIII、1944A=130006はMCCC、2000A=131326はMCCCXVVVIIになる。7776A=1000006以降も、十進法の81×99=8019即ち1010436もLCVVVVIIIになる。
  3. 十進法の999は、六進法だと4343で語呂番になる。
    • 六進法では101が十進法の37なので、303が十進法の111、5555が十進法の1295=64-1になる。999Aも55556も、37A=1016の倍数なのは同じ。
  4. 十も14と表記され、「六に四を加えた数」程度の価値しか無い。
  5. 画線法は、3区切りと6区切りの計二種類が用いられる。
    • 3で区切る場合は「H」が用いられる。この方法では、3は"H"、4は"H|"、5は"H||"、6(106)は"HH"、8(126)は"HH||"、9(136)は"HHH"となる。
    • 6で区切る場合は、「縦線4本を横線2本が貫く」で6とする方法や、「口の中に×」で6とする方法が用いられる。
      • 「縦線4本を横線2本が貫く」で106=6とする場合、1006=36Aや10006=216Aを丸で囲んで、100006=1296Aまで数える方法も採られているだろう。
  6. 六分率も使用されている。全体は言うまでもなく「六割」または「六分」。
  7. 1/3が割り切れるので、三者同等や「1/3:2/3」のフレーズも用いられる。
    • 「1/3:2/3」は「二分四分」。三者同等は「二分二分二分」か「三者二分」。
    • 1/3では、「盗人にも1/3の理」という意味で「盗人にも二分の理」となる。
    • 2/3では、「2/3が開花した」という意味で「四分咲き」となる。
    • 髪型は2/3と1/3で「四二分け」。
      • 「二四分け」の方が言いやすいかも。
    • 「四公六民」は「二公四民」となる。
  8. 小数化すると割り切れない分数が少なくて便利な代わり、算数の時間は繰り上がりと繰り下がりの計算に多くの時間が割かれる。
    • 「三で割ったら割り切れないんじゃないか?」って悩む児童は皆無になる。
    • 軽量で、1/2も1/3も割り切れるから、算数嫌いがかなり減っていただろう。
  9. 十(六進法で14)も百(六進法で244)も3で割り切れる。14÷3=3.2となり、244÷3=53.2(十進表記:33と1/3)となる。
    • 当然、八(126)も十六(246)も六十四(1446)も二百五十六(11046)も、全て3で割り切れる。12÷3=2.4となり、24÷3=5.2となり、144÷3=33.2となり、1104÷3=221.2となる。
  10. 二分割の末尾には3が付く。
    • 1/2=0.3、1/4=0.13、3/4=0.43、1/12(八分の一)=0.043、5/12(八分の五)=0.343となる。
    • 100のm/4は九の倍数となる。順番に、13=九、30=十八、43=二十七、100=三十六。
      • 九や二十七など3の累乗数が、十進法みたいに蔑視される事はない。寧ろ真逆で重視される。これは、100÷4=32=13(九)、100×(3/4)=33=43(二十七)となる上に、「1÷3の累乗数」が割り切れる小数になるため。
        • 13、43、130(十進法で54)、430(十進法で162)なども、「四分割で切りの好い数」になる。例えば、13000(十進法で1944)は、十進法世界の25000のような扱いになる。(六進法では13000×4=100000となる。これを十進法に換算すると1944×4=7776)
        • 数値を千前後に丸める場合、冪数の10000(十進法で1296)以外だと、5000(十進法で1080=1296の5/6)や4300(十進法で972=1296の3/4)に丸める例も起こるだろう。一方、4400(十二進法で700、十進法で1008)に丸める例は、これらに比べると少なくなる。
    • 2と3の冪指数が同じなので、割り算の「水膨れ」は軽くなる。
      • 太陽年は六進法で1405.1241513日になるが、この十進分数31/128(六進分数51/332)に当たる六進小数0.1241513の分母は67=279936A(=100000006)で、1/128Aの小数も0.0014043で分子は37=2187Aに過ぎない。対する十進法は、57÷37=2421875÷2187≒1107A倍の水膨れになる。
        • 上記の訂正。正しくは:57÷37=(78125÷2187)A≒36A倍=1006
        • 七桁の数字では、1223224(224、十進数で216=65536)と1241513(51×311、十進数で31×37=67797)が頻繁に登場するだろう。
  11. 三十六分率(滄分率)は三で割り切れるので、確率1/3も33.3333…パーセントみたいな無限小数にならず、20パーヴァスト(十進表記で12パーヴァスト)となって割り切れる。税率1/9(六進表記で1/13)も11.1111…パーセントにならず、4パーヴァストになって割り切れる。
    • 逆に、三十六は五で割り切れないので、確率1/5が11.1111…パーヴァストとなって割り切れない。
    • 「十分の幾つ」は、概数が「四六三(=二十七)分の幾つ」となる数が多いので、「四六三分の幾つ」「m/33」「m/43」として呼称・表記される例が多数になる。
      • 例:十進小数の「70パーセント」「0.7」は、六進小数では「41.2(三十六分率)」や「0.412」(十進分数で152/216=19/27)に置き換えられる。これは、十進小数で0.700→19/27の概数が0.703703…→六進小数で0.412(十進分数で152/216)となるため。
      • 「十分の六」(=五分の三、六進小数で0.3333…)と「十分の七」(六進小数で0.4111…)は、「四六三分の幾つ」ではなく、統めて「六分の四」(=三分の二、六進小数で0.4)に丸められる例も発生する。
    • 三十六分率は寧ろ「パーディセム」か「パーニフ」(per nif)という呼称になっていそう。
  12. 一方で、「10000円を3人で分ける」「10000円を9人(136人)で分ける」といった三分割・六分割・九分割は楽になる。計算例:「10000円を3人で分けたら1人2000円(十進表記:1296÷3=432)」「10000円を13人で分けたら1人400円(十進表記:1296÷9=144)」。
  13. 十万(100000A)に設定される数値は46656A(10000006=66)に設定され、百万(1000000A)に設定される数値は1679616A(1000000006=68)に設定される。
  14. そろばんは、各桁の上段に1個(三珠)、下段に2個(一珠)。
  15. 乗算の九九は勿論「五五」で、「五五・四六一」。
    • 「が」が付くのは積が二六までとなる。例:「二四が六二(12)」「三三が六三(13)」「三四が二六(20)」「三五・二六三(23)」「五二が六四(14)」「五四・三六二(32)」。
    • 特に二と三には、「冪数五五」まで登場しているかも。例:「二の二乗は四」「二の三乗は六二」「二の四乗は二六四」「三の二乗は六三」「三の三乗は四六三」「三の四乗は二滄六三 (34=2136=81A)」。
    • 二桁五五の最大値は「15×15=321」になるが、頻繁に使われる「13」は単独で二桁五五が使用されているかも。用例:「六三が一は六三(13)」「六三が二は三六(30)」、「六三が三は四六三(43)」、「六三が四は滄(100)」。
  16. 小学生向けに出される「暗記する小数」は、二等分と三等分が含まれる六等分(0.1=1/6=1/10、0.2=1/3、0.3=1/2、0.4=2/3)、22の四等分(0.13=1/4、0.43=3/4)、32の九等分(0.04=1/9=1/13、0.12=2/9=2/13 … 0.52=8/9=12/13)の、計三種類が出される。
    • 応用編では、23の八等分(0.043=1/8=1/12)や、33の二十七等分(0.012=1/27A=1/43)も出されているだろう。
  17. 無理数の表記は、円周率は3.05033005…になり、2の平方根は1.225245314…になる。
    • 円周率の日は、3月5日になっていた。
    • 2の平方根の語呂合わせは、「ひとに にごに よごさん ひとよ」。

国語

  1. 5は、十進法の9や十二進法のBと同じ扱いになる。
    • 「九十九点九九九九…パーセント」は、「五六五点五五五五…パーヴァスト」という呼び方になる。
    • 銀河鉄道も「銀河鉄道555」になっていた。
  2. 十二から三十五までの数詞も、十二は「二六」、十三は「二六一」、二十は「三六二」、三十は「五六」というように、「M×6 + R」という形式の命数法になる。
    • 十二から三十までの六の倍数は、英語だと接尾辞"-ix"を付けた数詞となり、独語だと接尾辞"-sig"を付けた数詞となる。
    • 十進法の5と10(A)と同じく、3と10(6)が絶対化されているかも。
    • 十二は「二六」「20」と表記されるので、端数扱いされない。
      • 十二月が「二六月」「20月」になるので、「年末なのに端数」「一から四までの全てで割り切れるのに、端数扱い」という違和感が発生しない。
    • 三陸沿岸では、十八日(=三六日=三陸日)に何かの観光イベントが開かれていた。毎月か特定月かは問わない。
      • 日常規模として、毎月三六日に安売りや朝市が実施されているかも。
    • 「"二十四"時間テレビ」ではなく、「"四六"時間テレビ」と呼ばれている。
    • 「三・一五」は「大震災」で、「三・二三」が「大量逮捕」を意味する出来事になっていた。これは、十進法の2001年3月11日が「13151年3月15日」になり、十進法の1928年3月15日が「12532年3月23日」になるため。
  3. 逆に、「列挙する」という発想を持っていれば、3が「二つに一つが加わる中立」、4が「二つの対立」、5が「二つの対立に属しない中立」、10(6)が「初めての奇数×偶数で、三つ組が二つ、二つ組が三つ」という数の性格が理解でき、絶対化はされないだろう。
  4. 216年単位は「宙年紀」、1296年単位が「millennium(ミレニアム)」「岑年紀」と呼ばれる。
  5. 「五万とある」は、「五岳もある」「五岑もある」(500006=6480A=65×(5/6))というフレーズに変わる。十進法の50000と異なり、六進法の50000は212×213(十進法で80×81)の長方形数で、24(=246=16A)でも34(=2136=81A)でも5でも割り切れる優れ者。
    • 同じ用法で、「ウソ800」「偽八百」は、「ウソ5000」「偽五宙」になっていた。十進法で意訳すると、「ウソ800」は「ウソ800/1000」「十分の八が偽」に対して、「ウソ5000」は「ウソ1080/1296」で「六分の五が偽」という発想。
      • 八百は六進法で3412となるが、それでも桁数が十進法より多いので「偽吐き」の規模が上昇する。
  6. 「八」という漢字が存在しないので、名古屋市の市章は違うものとなっていた。
    • 「九」という数詞も存在しない。よって、「3年B組金八先生」も「八」の部分が別の名称になり、坂本九は「坂本久」になっていた。
      • 「100÷4=13」なので、九(13)は独立系の数詞になっている可能性が有る。
    • 「八」ではなく、「四」が「あちこち」を意味する数として用いられていた。例:「四方美人」「四紘一宇」「一か四か」
  7. 六進法を説明する例として、サイコロなど六面体が使用される。
    • 十進法の「十指に入る」の同義語として、六進法では「六面に入る」というフレーズが使用されている。
      • 「全面完備」を意味する「六全」や、「余分なほどに充分」を意味する「六二分」(意訳すると「八分」)というフレーズも使用されている。
    • 二進法・八進法・十六進法など「二の冪数進法」の信奉者が、「立方体の欠陥は、面が10個(=六個)しか無いことだ」と六進法を嫌悪していた。
    • 半分小数を付けた次元も、「2.5次元」じゃなくて「2.3次元」になっていた。このため、小数次元は「立方体の面のうち、どれかが足りない」という判りやすい表記になっていた。
      • 「2.5次元」とは、「あと少しで3次元」という意味になっていた。
    • サイコロは、六の目が「0」の目になっていた。0の目は特別に「白い円形」で、1から5までの目は普通に「塗り潰しの円形」。
  8. 六の倍数でも、二六(十進命数法の十二)だけは独立系の数詞になっているかも。
    • 二十が十を重ねて「廿」の一字になってるのと同じで、十二も六を重ねて「袞」(音読み:こん)の一字になっている。
  9. 2は「1/3」、3は「半分」、4は「2/3」というイメージが濃厚になる。従って、2と3の両方とも、小さくて便利な「切りの好い数」になっていた。
    • 百四十四は、十二進法では100で「完全」の代名詞だが、六進法では400なので価値が「2/3」に下がる。ただし、三分割をやる際には、200(十進法で72)、400(十進法で144)、2000(十進法で432)、4000(十進法で864)などが「三分割で切りの好い数」として重視される。
    • 10÷2=3になるので、50や500よりも、30や300の方が「切りの好い数」になる。従って、30(十八。十進法で18)や300(百八。十進法で108)が切りの好い数として用いられ、後述の通り「300(百八)に丸める」事も度々起こる。
    • トリオが現実以上に多く、重視されていただろう。
    • 十進法の「四捨五入」は、六進法では「二捨三入」となる。六進法での「四捨五入」は、「4/6(=2/3)はそのままで、5/6は切り上げ」という意味になる。
  10. 数字が必要最小限なので、「十中八九」というような複数の数字を重ねた語は使用されない。「十中八九」は「六中五」、「腹八分目」は「腹五分目」というフレーズになる。
  11. 互角すなわち二者同等は「三分三分」で、一寸の虫は「一寸の虫にも三分の魂」。
  12. 陸と六が同じ発音なので、六の冪数は陸海空から連想される要素に因んだ字になる。考えられる例として、3610(6の2乗)は「浩」(広い←海)、21610(6の3乗)は「宙」、129610(6の4乗)は「岑」(峰←高い陸)だろうか。777610(6の5乗)は「六岑」というように「6×(6の4乗)」式の命数法になる。
    • 3610には「滄」(広い←海。「滄海」という熟語もある)が充てられそう。
      • 三十六に充てられる字だと、「海」の同義字で「溟」もある{用例:北溟(=北の海)、溟浪(=海の波)}。陸=六に対して海=溟で、「溟」の字には「六」が含まれてるから、「溟」の方がより似つかわしいだろう。
        • 「溟」だと「冥」(=死後の世界)が入っているから縁起が悪い。それなら「洋」とか、既出で「海のような」という意味の「滄」の方が好い。
    • 三桁規模だと、六十は「滄四六」(1406)、百は「二滄四六四」(2446)という命数法になる。
      • 三十六に「溟」を充てて大字を使った場合、十進命数法の「陸拾」は六進命数法で「壱溟肆陸」(1406)となる。同じく、二百七十は大字を使うと「壱宙壱溟参陸」(11306)で、大字を使わないと「宙溟三六」となる。
    • 六の累乗数を意味する英単語だと、三十六がvast、二百十六がeaves(宇=屋根、軒)、千二百九十六はloft、辺りか。
    • 777610(6の5乗)は「六岑」だが、4665610(6の6乗)以後は3乗区切りで数詞が作られる。4665610(6の6乗)は「埜」(林野)、1007万769610(6の9乗)は「稠」(茂る)、21億7678万233610(6の12乗)は「究」(極み)か。
      • 特に一埜(46656A=66)は「10の10乗」として盛大に盛り上がる。用例:「入場者数が一埜人を突破」「一埜ゲット」など。
      • 27万9936A(6の7乗)は「六埜」、167万9616A(6の8乗)は「滄埜」という命数法になる。
      • 21億7678万2336(612、六進表記で1020)だと「窟」(岩屋)、4701億8498万4576(615、六進表記で1023)だと「洪」が充てられるかも。
        • 地球の人口も、13143年(2007A年)で3窟人(六進数で3,000,000,000,000人=十進数で65億3034万7008人)を突破、13200年(2016A年)で3,200,000,000,000人(3窟200蔚人、三窟二滄蔚人。十進数で72億5594万1120人)と概算される。
      • 「稠」だと読みが「兆」や「宙」と重なるのでは?「茂る」という字義なら「蔚」はどうだろうか?
      • 「万」の付く語彙は、規模によって異なる。単なる四乗規模では「岳」が付くが、一万に近い規模では「埜」が付いていた。
        • 単なる四乗規模(10000=1296A)の例:岳国博覧会、岳華鏡、準備岳端、海宙山岳
          • 鶴亀も、「鶴は宙年、亀は岳年」(=鶴は216A年、亀は1296A年)。
        • 一万に近い規模(1000000=46656A)の例:埜能、埜民、埜葉集、埜古不易、蔚埜長者、岳客埜来
    • 千二百九十六(64)に充てられる字は、「岑」の類義語で「岳」もありそう。
  13. 小学1年生の算数の時間は、「1000(=216A)までの数」を覚える事になる。
    • 工程は、「六(10=6)までの数」「滄(100=36A)までの数」「宙(1000=216A)までの数」の三段階に分かれる。
    • 桝形式の数覚えは、宙(216A)を六分割して滄(36A)ごとに数える。桝も、「三滄(300=108A)まで」「四滄(400=144A)まで」というように分かれる。
  14. 四桁規模だと、三百六十(1周)は1400、七百二十(2周)は3200、千八十(3周)は5000になる。
    • 十二進法では七百二十(50012)が「あれ?5倍したんだっけ?」になるが、六進法では千八十(50006)が「あれ?5倍したんだっけ?」になる。角度の学習で、「3年で5000日」「3周は5000度」という表記を見て、「あれ?5倍したんだっけ?」と錯覚する者も続出するだろう。
    • デジタル時計の表示が三桁に。例えば、十進法の11時40分は「15時104分」になってしまう。
    • しかし、6が「10」なので、12が「20」、30が「50」、9が「13」、45が「113」になり、時計が見やすくなる。これは、文字盤の一の位が3なら、六十分数も一の位が3で一致するため。
      • 十進法の「30×6=180」「45×6=270」は、六進法では「50×10=500」「113×10=1130」になる。よって、「六を5回で50分(= 三十分)、50の六倍が500度(= 百八十度)」「13の文字盤=113分=1130度」となり、時計と角度の位置関係が解りやすくなる。
  15. 三十六が「多数」の代名詞になる。
    • 兵法三十六計以外にも、六進分類法が色んな分野で実施されていた。
    • 十進法でも「富嶽三十六景」や「三十六歌仙」のように、三十六と百が「(奇数の2乗)×(2の2乗)」として同じ使われ方をしているが、六進法でも同様。「富嶽浩景」や「浩歌仙」というように呼ばれている。
    • 当然、三十六分率も存在する。前記の「三十六=滄=vast」に則れば、「滄分率」「パーヴァスト」という名称になる。
    • 十進法36=六進法100、十進法100=六進法244なので、百は三十六とは逆で「騒ぐに値しない平凡な数」になっていた。
      • 逆に、八十一、九十九、八千十九、九千八百一など、九の倍数(それも三の冪指数が多い数)が厚遇されていた。十進法81=六進法213、十進法99=六進法243、十進法8019=六進法101043、十進法9801=六進法113213というように、九の倍数は下二桁が「13」「30」「43」「00」のどれか、八十一の倍数で奇数は下四桁が「0213」「1043」「1513」「2343」「3213」「4043」「4513」「5343」の八種類なので、非常に判りやすい。
        • 八十一の倍数が十六種類、十六の倍数も八十一種類(64÷34=24、十進法で1296÷81=16、六進法だと10000÷213=24)なので、「九九・八十一」は十六の倍数の暗記法になっていた。例:「24の倍数を10000まで列挙しなさい」(十進意訳:16の倍数を1296まで列挙しなさい)。また、「十六(24)の倍数の見分け方」「八十一(213)の倍数の見分け方」は下四桁を見れば判るので、中学受験などでもよく出されていただろう。
        • 九十九は243と表記され、十進法の275みたいな扱いになる。
  16. 数の分類用語として、「二で割り切れる数」を意味する「偶数」、「二で割り切れない数」を意味する「奇数」の他に、「三で割り切れる数」を意味する「鼎数」、「三で割り切れない数」を意味する「衍数」(えんすう。溢れた数、広げた数)も用いられる。
    • 「単偶数」「複偶数」という語は、史実通り使用されている。この他にも、六で割り切れる数は「鼎偶数」、三で割り切れるが二で割り切れない数は「鼎奇数」と呼ばれている。
      • 「一の位が0なら鼎偶数」「一の位が3なら鼎奇数」と呼ばれている。
  17. 「滄」を用いたフレーズも多数。滄点満点、滄回記念、滄人一首etc。
    • 滄人一首は、言うまでもなく三十六人一組で実施される。
    • 100÷2=30(三六)なので、フレーズにおいて、「五十」は「三六」になる。例:「三六歩滄歩」「明日の滄より今日の三六」
  18. 五十(六進法だと122、滄二六二)区切りはなく、四十八(六進法だと120、滄二六)区切りになっていた。
    • 五十音は「滄二六音」、四十八手は「滄二六手」、赤目四十八滝は「赤目滄二六滝」、消防隊のいろは四十八組は「いろは滄二六組」になっていた。
    • 百二十(十進法120)の位置を四十八(六進法120)が担っていた。用例:「滄二六パーニフ」(類義語が十進法の「百二十パーセント」)
      • 同じく、百五十(十進法150)の位置を五十四(六進法130)が担っていた。
        • 百五十は六進法では410なので、その六つ前の百四十四(六進法400)の方が格上になる。
          • 桁上がりの構造も、「十五の十倍で150」「十五の百倍で1500」ではなく、「四六一の六倍で410」「四六一の滄倍で4100 (*41006は十進命数法だと九百)」。
        • テレビ東京は、開局55A周年ではなく、開局130周年=54A周年の記念行事を開いていた。ロゴも、「130」を変形させた物になっていた。
    • AKB48も「AKB120」で、読み方は"AKB one nif twix"。
  19. 千日前ではなく、三年の日数である「五宙日前」(50006=1080A)になっていた。(※十進法の「360×3=1080」は、六進法だと「1400×3=5000」。)

外国語

  1. 英語だと、十二はtwix、十八はthrix、二十四はfourix、三十はfifixとなる。一の位を付けた数詞も、十三はtwix-one(216)、二十はthrix-two(322)、二十七はfourix-three(436)となる。
    • 二者互角を意味する語は、fifty-fifty (五十vs五十)ではなく、thrix-thrix (三六vs三六)。
  2. ラテン語では216がcentumに、1296がmilleになるので、216年が"centennium"で、「世紀」となる108年は"tridecennium"(三十六年の三倍)や"semicentennium"(二百十六年の半分)と呼ばれている。
    • 派生語で、648年が"semimillennium"と呼ばれる。従って、第二次世界大戦の真っ只中である西暦1944年(1296の1倍半)は、"bloody semimillennium"(流血の半岑年)と呼ばれていた。
      • milleの派生語であるmillionは、勿論46656A。以降も、billionは1007万7696A(69)、trillionは21億7678万2336A(612、六進表記で1020)となっていた。
        • 10000000=279936Aが"six million"で、100000000=167万9616Aは"nif million"となる。
  3. 英語で六の冪数は、36Aはnif(nineとfourの合成、或いはンドム語より借用)かnof("nine of four"の短縮)、216Aはcusind(cubeとsixとthousandの合成)、1296Aはsyriad(sixとmyriadの合成)、7776Aはsix syriadだろう。
    • 十進2000=六進13132は"one syriad three cusind one nif thrix-two"、十進3456=六進24000は"two syriad four cusind"、十進10000=六進114144は"onesix syriad four cusind one nif fourix-four"という命数法になっていた。
    • 西暦の年数は、上二桁と下三桁に分けて呼ばれていた。例:2000A年=13132年は"thirsix one nif thrix-two"となる。
      • 空位が生じる場合は、cusind(二百十六)で区切って呼ばれる。例えば、VEデーに当たる十進表記の「1945年5月8日」=六進表記の「13001年5月12日」は、"twensixth May, thirsix cusind one"という呼び方になる。
  4. ラテン語だと七がunsix(unus + sex)、八がduosix(duo + sex)になるので、SeptemberからDecemberまでの語は存在しない。
    • September以降の月も、MayやJuneやJanuaryのように神々に因んだ呼称になっていた。

単位

  1. 様々な分野で、十進法や十二進法では「二桁が当たり前」の事(十進表記で99以下や143以下)が、「三桁が当たり前」の世界になる。また、二十進法で「三桁が当たり前」の事(十進表記で400から7999まで)は、「四桁、五桁が当たり前」の世界になる。
    • 前述の通り、デジタル時計や年齢表記は三桁になる。二桁が55(=35A)までなので、背番号も三桁が当たり前になっているだろう。
  2. 倍増は、十進表記で6倍がヘキサ、36倍がデカ、216倍がヘクト、1296倍がキロ、46656倍(66、六進表記で1010)がメガ、1007万7696倍(69)がギガ、21億7678万2336倍(612、六進表記で1020)がテラになる。百万に近い167万9616(68)は合成語でデカメガとなる。
    • 分割は、1/6がセキシ(sexi)、1/36がデシ、1/216がセンチ、1/1296がミリ、1/46656(6-6、六進表記で10-10)がマイクロ、1/1007万7696倍(6-9)がナノ、1/21億7678万2336(6-12、六進表記で10-20)がピコになる。
    • 1キロメートルは1296Aキロメートル=10000キロメートルになっていた。従って、1/3メートルは2000(=432A)ミリメートル、1/4メートルは1300(=324A)ミリメートル、1/6(=1/10)メートルは1000(=216A)ミリメートルとなる。以降も、1/16A(=1/24)メートルが213(=81A)ミリメートル、1/81A(=1/213)メートルが24(=16A)ミリメートル、になっていた。このように、2と3の冪指数が同じだから、十進法とは真逆で分割も楽になっていたはず。
      • 上記の訂正。正しくは「1キロメートルは1296Aメートル=10000メートル」
    • 4701億8498万4576A(十進表記615、六進表記1023)はペタ、1/4701億8498万4576A(十進表記6-15、六進表記10-23)はフェムトになる。
    • 167万9616A倍は「デカメガ」以外に「ダブルキロ」、2兆8211億0990万7456A倍(十進表記616、六進表記1024)は「ヘキサペタ」以外に「カドラプルキロ」もありそう。
  3. コードは「4444」や「3322」といった四桁になっていた。これは、十進法の216から1295まで(三桁の大多数)が四桁にになるため。
  4. 十進法での手法を見れば、百に近い数じゃなくて、そのまま六の冪乗で単位が作られて、63年=216A年が「世紀」になるのではなかろうか?この場合、216A年=10006年が「世紀」(centennium)で、62年=36A年=1006年は「世継」(decennium)、6年=106年はそのまま「六年紀」(sexennium)となり、1944A年は9世紀の最後(六進表記:13000年は13世紀の最後)になる。
    • 世紀の細分単位には、1/4を意味する「クォーター」(quarter:四半期)より、1/6を意味する「セクスタンス」(sextans:六分期)が用いられているかも。十進法での「1975年=20世紀の第3クォーターが終わる」に対して、こちら六進法では「13100年=14世紀の第1セクスタンスが終わる」(十進意訳:1980年=10世紀の第1セクスタンスが終わる)というように用いられる。
      • 「d分」「d半」という用法なら、25A年が「四半世紀」に対して、36A年=1006年は「六分世紀」「1/6世紀」と呼ばれる。派生語も、72A年=2006年は「三分世紀」「1/3世紀」、108A年=3006年が「半世紀」、144A年=4006年は「二三分世紀」「2/3世紀」になる。
      • 1980A年=13100年は、「m回」という用法なら「滄三六一世継」(十進意訳:55世継、三十六年紀を55回)、帯分数の用法なら「六三世紀と一世継」と呼ばれる。
    • 一世継(1006年=36A年)を三分割か四分割して、二六年(=十二年)を三回、六三年(=九年)を四回として数える発想が出されているかも。この場合、二六年は「三分世継」、六三年は「四分世継」などと呼ばれている。
      • 戦後Y年談話は、206年(=十二年=二六年)単位で発表され、1006年(=三十六年=滄年)ごとに大きな節目になっていた。
        • 冷戦後だと、13121年(1993A年、戦後120年)、13141年(2005A年、戦後140年)、13201年(2017A年、戦後200年(戦後二滄年))に談話が発表された。よって、13123年=1995A年の村山談話ではなく、13121年=1993A年に細川談話が発表された。
        • 或いは、306(=十八年=三六年)が入るように、136年(=九年=六三年)単位で発表されていた。(※六進法の13, 30, 43, 00区切り=十進法の25, 50, 75, 00区切りに相当)
          • この場合は、13114年(1990A年、戦後113年)、13131年(1999A年、戦後130年(戦後滄三六年))、13144年(2008A年、戦後143年)、13201年(2017A年、戦後200年(戦後二滄年))に談話が発表された。この場合は、13114年の海部談話、13131年の小渕談話、13144年の麻生談話、13201年の安倍談話となる。
    • 1世紀が二百十六年、13001年が14世紀の始まり(十進意訳:1945年が10世紀の始まり)になるので、「21」を付ける団体は存在しない。
      • みなとみらいやレオパレスは「21」を付けず、モー娘。の曲に「恋愛レボリューション21」は存在しない。
      • 「21エモン」ではなく、「132エモン」になっていた。舞台は、三十六年紀で13200年代(2016A年~2051A年)。
      • 逆に、第二次世界大戦の直前・直後に作られた団体は、「14」を付けていたかも。
        • 「20世紀FOX」「21世紀FOX」は存在せず、初めから「14世紀FOX」のまま。
      • 戦後復興が「新世紀」と呼ばれていた。
    • 三十六周年(1006周年)を記念する「滄年祭」「一世継祭」も実施されていた。
      • TDLであれば、13203年(2019A年)に開業100周年のイベントが実施されることになる。
      • 歴史的出来事でも、七十二周年(200周年)や百八周年(300周年)など、三十六年単位で記念行事が開かれていた。
        • 東日本大震災の発生年は「明治400年」となる。(西暦2011A年=明治144A年=明治4006年)従って、「東日本大震災は明治400年の呪い」という都市伝説が広まっていた。
    • 13120年11月4日(十進数で1992年7月4日)には、アメリカ建国1世紀祭が開催された。時の大統領は父ブッシュ。(*十進数の1776+216=1992は、六進数で12120+1000=13120)
  5. 端数処理では、百に丸められる数値は百八(3006)に丸められ、三百に丸まられる数値は二百八十八(12006)に丸められる。
    • 三百に近い数値だと、寧ろ三百二十四(13006)では。(六進法だと10000の1/4が1300=324Aなので。)
  6. 十進法で千(1000A)個、十二進法で千七百二十八(1000C=1728A)個で設定される数値は、千二百九十六(100006=1296A)個で設定される。
    • 同じく、十進法で一万(10000A)個、二十進法で八千(1000K=8000A)個で設定される数値は、七千七百七十六(1000006=7776A)個で設定される。
  7. 1キロバイトは千二十四(六進法だと4424)バイトとなるが、こちらは千二百九十六(六進法の10000)に最も近い2の累乗数が千二十四となるため。基本的な倍数接頭辞も、K(キロ)は千二百九十六倍となる。
    • 十進表記の210=1024は、六進表記では214=4424となる。一方、六進表記では210=144=64Aとなり、310=3213=729Aとなる。
  8. 通貨は、「6の累乗数」と「6の累乗数の3倍」で発行される。
    • 硬貨は1円、3円、6円(10円)、18円(30円)、36円(100円)、108円(300円)、216円(1000円)、648円(300円)の計8種類。紙幣は1296円(10000円)、3888円(30000円)、7776円(100000円)、23328円(300000円)の計4種類が使用される。
    • 札束を薄くするために46656円(1000000円)紙幣も発行されるが、六乗数の価値は十進法(百万)の約1/22、十二進法(十進表記で298万5984)の1/64に過ぎない。
      • 寧ろ逆で、六乗数の価値は百万(1000000A=332333446)や298万5984A(1000000C=1440000006)よりもずっと上じゃないか?零が六個で1000000=1010になって、二でも三でも六回割れるんだから。十二進法の1000000なんて「1.44倍(十進仮分数で64/36=16/9)も余計なんだよ!」とすら思うかもしれない。
    • 30000円札(3888A円札)と100000円札(7776A円札)の発行は、1957A年=13021年以降。根拠となった130216年当時の大卒の初任給は、140000円=12960A円が通例。300000円札(23328A円札)と1000000円札(46656A円札)の発行は、1984A年=13104年以降。
      • 夏目漱石や野口英世が10000円札(1296A円札)、新渡戸稲造や樋口一葉が30000円札(3888A円札)、福沢諭吉が100000円札(7776A円札)の肖像画になっていた。
    • 国家予算など、兆レベルでは十七桁が当たり前になる。これは、十進表記で616=2兆8211億0990万7456(六進表記だと1024=1,0000,0000,0000,0000)になるため。
    • 宝籤のキャッチフレーズ金額は一蔚円(10,0000,00006=1007,7696A)になっていた。
    • 25セント(100Aの1/4)ではなく、9ディース=13ディース(1006=36Aの1/4。36Aがdecem → dece)や54Aセント=130セント(10006=216Aの1/4)の硬貨が発行されていた。
  9. 冪数が三百万前後で来る十二進法(六乗数が298万5984)や二十進法(五乗数が320万)の場合と同じく、こちらも政令指定都市などの百万妄想は発生しない。
    • 百万に近い数だと、839808(67×3=68÷2。六進法で30000000)が目安の数字になっていた。
    • 史実の「百万円クイズハンター」は、68=1679616A円で「滄埜円クイズハンター」になっていた。
      • 「加賀百万石」ではなく、「加賀滄埜石」になっていた。
      • 十進数で意訳すると、「加賀100万石」は「加賀167万9616石」で、「100万円クイズハンター」は「167万9616円クイズハンター」。六進数で素因数分解すると、100000000=1104×50213=212×312 (=十進数:256×6561=28×38)になる。
        • 「2の冪数」信者のプログラマーが「1104は2の12乗で切りが好い」に対抗して、3分割の支持者が「50213も3の12乗で切りが好いだろ!」と唱えていた。
    • 人口統計や入場者数も、六の冪数がキリ番になっていた。即ち、7776A人(=100000人)、六進メガの46656A人(=1000000人)、279936A人(=10000000人)、1679616A人(=100000000人)がキリ番になっていた。
      • 人口466560A人(=14000000人)前後の市町村が、そのまま存続していた。
      • 「六埜人都市」(10000000人)と呼ばれる例は、東日本では盛岡、郡山、秋田、西日本では高松など。
    • 単なる六乗レベルなので、「百万ドルの夜景」ではなく、六の六乗で「埜ドルの夜景」になっていた。
  10. 年齢や年数の区切りも、六の倍数で設定されていた。
    • 六年に一回は勿論、三年に一回のイベント(トリエンナーレ)が史実より多かった。

生活

  1. 年齢表記も36歳が「100歳」になるので、「そんなに年取ったっけ?」と錯覚する者もいるだろう。
    • 逆に、100歳=36A歳を過ぎたら「年取った」と感じる人々もいるのでは。110歳=42A歳、120歳=48A歳なら尚更。
  2. 一週間は六日になる。
  3. 郵便番号も四桁(0を含めて1296個)になり、細分化番号も当初三桁(0を含めて216個)から五桁に増えていた。
    • 倍数接頭辞は、四乗までは単独だが、六乗以後は三乗ごとに設定される。
  4. 干支は、十二支と十干を並列した六十種類ではなく、六支と六四干(現実の十干)を並列した三十種類になる。
  5. メーターは、三十六分の一の位までが常用となる。例えば、十進表記の「235と2/9」kmは、「1031.12」kmとなる(2/9は六進小数で0.12=0.04×2)。
    • 一方で、道路の距離標は、六分の一の位までしか出ない。例:十進表記の「266と2/3」km →「1122.4」km。
  6. 1世紀は108年(六進法で300年;三滄年)となる。
    • 1944年が18世紀の最後(六進表記:13000年が30世紀の最後)、1998年は19世紀のど真ん中(六進表記:13130年が31世紀のど真ん中)。
      • 1944年は9世紀の最後(六進表記:13000年=13世紀の最後)では?
      • 十進表記の「1944年6月6日」は「13000年10月10日」になり、見栄えが好くて文字通りの「Dデー」「決戦に相応しい日」になっていた。
    • 1943年が「12555年」と表記され、十進法の「1999年」と同じ「キリ番一つ前」の扱いを受けていた。
    • 某大予言の指す年月も「12555年の11の月」(十進表記:1943年の7の月)となる。
  7. 十進表記の「1979年10月26日」は、六進表記で「13055年14月42日」になる。
  8. 恐怖の大王は、9・11テロ(十進表記で2001年)ではなくて原爆投下(六進表記で13001年)。
    • 十進表記の「2001年9月11日」は、六進表記で「13133年13月15日」になる。
    • 史実の9・11に相当するテロ事件は、十進表記で2001年5月7日(六進表記で13133年5月11日)に発生し、「5・11テロ」と呼ばれていた。
    • 史実で「3・11」と呼ばれる原発震災は六進表記で「13151年3月15日」となるため、2001年のテロと2011年の原発震災が同列視される事はない。
    • 十進表記で「1945年8月6日」となる広島原爆投下の日付は、「13001年12月10日」となる。一方、十進表記の「12月10日」は、六進表記で「20月14日」となる。
      • 「12月10日」は、三億円事件やノーベルの命日ではなく、原爆投下の日付として知られていた。なお、三億円事件が起こった十進表記の「1968年12月10日」は、六進表記で「13040年20月14日」となる。ノーベルの命日である十進表記の「1896年12月10日」は、六進表記で「12440年20月14日」となる。
        • 三億に最も近い「六の冪数×m」は 500,0000,0000(十進表記で3億0233万0880)なので、「五六稠円事件」と呼ばれていた。
          • 或いは、六の六五乗で「滄蔚円事件」と呼ばれていた。(六進数1015=100,000,000,000=十進数3億6279万7056=611
      • 米軍の爆撃機も、「B-29」ではなく「B-45」という通称になっていた。(十進法29=六進法45なので)
  9. グレゴリオ暦の例外平年は、432年に3回、108(3006)で割り切れて432(20006)で割り切れない西暦年となる。従って、1728年(120006年、246世紀末=16世紀末)や2160年(140006年=326世紀末=20世紀末)は閏年だが、1944年(130006年)や2052年(133006年)は平年となる。
      • 後述の通り、1世紀は63=216年だろうから、1728年は8世紀(126世紀)の最後で、2160年は10世紀(146)の最後になるのでは。
    • 単位別に、二百十六の位が偶数で下三桁が000→世紀末閏年。二百十六の位が奇数で下三桁が000→世“紀”末平年。下三桁が300→世“継”末平年。
  10. 成人年齢も十八歳(六進法で30歳)で、高度成長期の定年も五十四歳(六進法で130歳)になっていた。
    • 十進法の「18禁」も「30禁」になっていた。
      • 当然、「十八禁」じゃなくて「三六禁」と呼ばれている。
  11. 「人生八十年」(十進法で80年)ではなく、「人生二滄年」(六進法で200年。人生七十二年)というフレーズが用いられていた。
    • 様々な計画も、「○○の十年」ではなく、「○○の六年」で設定されていた。
      • 家電の保証期間も、三年、六年、六三年(=九年)…というように三の倍数になっていた。
        • ケーズデンキの宣伝文句も、「三年、六年、六三年」。
      • 国勢調査も六年に一回で、成人や定年の外の年齢設定も六の倍数。
    • 十進法100年=六進法244年のスパンなんて出されない。六進法244年の近くで出されるとしたら、十進法108年=六進法300年のスパン。
  12. 摂氏温度計は、36A℃=1006℃、72A℃=2006℃、216A℃=10006℃のどれかになっていた。
  13. コンピューターの年表示は、略式だと少なくとも下三桁が表示される。
    • 2016年に「13200年問題」が発生し、その結果として西暦年数も五桁に変更される。
    • 十進法の2000は六進法で13132なので、西暦2000A年=131326年は平凡な年になっていた。
      • 当然、ミレニアム騒ぎも発生せず、「2000」に肖った名称も付けられない。
    • 下三桁が000になる数は二百十六の倍数なので、年数表示で問題になる年は131326年=2000A年じゃなくて130006年=1944A年。
  14. 「三十」(30A)が「五六」(506)になるので、スーパーマーケットの「Xの付く日に安売り」は六種類で月に五回となる。
    • 50円も「五円」なので、当然3で割り切れる。50円÷3=14円(六四円=十円)となる。
  15. 労働法制の36協定は「100条協定」「滄条協定」、地方自治法の百条委員会は「244条委員会」と呼ばれていた。
  16. 定規は、20デシメートル(十進意訳で12デシメートル)、30デシメートル(十進意訳で18デシメートル)、100デシメートル(十進意訳で36デシメートル)の三種類が多数販売されていた。
    • 「分数定規」は、三十六分割で製造されていた。枠組みは上から、(1)三十六分割、(2)三の十二倍で100、(3)六の六倍で100、(4)二の十八倍で100、(5)三十六分割、の計五段構成で、上段目盛が六の倍数(六分割に対応:0,10,20,30,40,50,100)と九の倍数(四分割に対応:0,13,30,43,100)、下段目盛が四の倍数(九分割に対応:0,4,12,20,24,32,40,44,52,100)になっていた。
  17. ボールペンは、1/7776Aメートル(=6-5、六進法で0.00001メートル)を基準に製造されていた。
    • 十進法0.5ミリは1/1944Aメートル(六進法では0.00004メートル)に、十進法0.7ミリは1/1296Aメートル(六進法では0.00010メートル)に置き換わっていた。
      • 十進法0.7ミリは5/7776A(六進小数で0.00005メートル、十進小数だと0.000643…メートル)では。
  18. 一般道路の制限速度は、六進20km/h (十進12km/h)間隔で設定されていた。
    • 十進40km/h→六進100km/h (十進36km/h)、十進50km/h→六進120km/h (十進48km/h)、十進60km/h→そのまま六進140km/h、十進70km/h→六進200km/h (十進72km/h)、十進80km/h→220km/h (十進84km/h)になっていた。
    • 高速道路の距離確認看板も、100m(十進36m)間隔で設置されていた。
  19. 国道番号は、300号線(十進数で108号線)までが空番になり、史実の101号線が301号線(十進数で109号線)になっていた。即ち、十進数に8を加えて六進数に直した番号になっていた。例:112号線→320号線、208号線→1000号線、302号線→1234号線。
  20. 視力検査は、0.1から2.0までの二十段階じゃなくて、0.1から2.0までの二六(=十二)段階か、0.1から3.0までの三六(=十八)段階になっていた。

文化

  1. 「仮面ライダーファイズ」のコードに「555」は用いられず、代わりに「444」が用いられていた。
    • 前述の通り、十進法の216~1295までが四桁になるので、コードも四桁に。「4422」とか、「5533」とかがありそう。
  2. 妖怪ウォッチのケータの年齢設定も、少年期が「15歳の小学5年生」(=11A歳)、壮年期が「105歳」(=41A歳)と表記される。
  3. 十進法の1995は六進法で13123なので、「Windows 95」は「Windows 123」になっていた。
    • 固定電話の番号も五桁(0を含めて7776個)になり、ケータイやスマホの番号も「頭四桁-五桁-五桁」になる。
      • 自動車のナンバープレートも同じく五桁で、0から55555までの7776A種類。
  4. 「101回目のプロポーズ」は、十進換算で「37回目のプロポーズ」になる。
  5. 「こち亀」は72巻(六進法で200巻)で完結していた。
  6. 戦隊シリーズでは、「特命戦隊ゴーバスターズ」が「第100作」(十進法で第36作)の記念作として盛り上がっていた。
  7. 鉄腕アトムの生誕年は、西暦2019年(六進法で13203年)か2055年(六進法で13303年)のどれか。
  8. ドラえもんの生誕年は、史実通り西暦2112年(六進法で13440年)か2168年(六進法で14012年)のどれか。
    • 史実通り2112A年=134406年で設定された場合、2004A年=131406年に「ドラえもん生誕まであと300年(=108A年)」のイベントが実施された。
  9. 十進法の2592が「20000」でキリ番になるので、西暦1932年=皇紀2592年には「紀元二岑年」のイベントが開かれた。
    • 「零戦」も、皇紀2600A年=200126年ではなく、皇紀200006年=2592A年が由来。
    • 「皇紀20000年」に因んで、「二岳」(or二岑)を付けた施設も建設された。
    • 日本帝国軍の兵器に付けられる年号は、皇紀の下三桁になっていた。
      • 「三八式」ではなく「五一三式」(皇紀155136年=西暦1905A年)、「九九式」ではなく「零一一式」(皇紀200116年=西暦1939A年)になっていた。
  10. 百円ショップではなく、三滄円ショップ(=百八円ショップ)が流行する。
  11. 2ちゃんねるのスレッド数も1296個。
  12. 漢字練習帳の千字文は、864字の「四宙字文」(40006)、1080字の「五宙字文」(50006)、1296字の「岑字文」(100006)のどれかになっていた。
  13. 鉄腕アトムも46656A馬力で「一埜馬力」、ピカチュウも46656Aボルトで「一埜ボルト」、クイズダービーも46656A点で薬玉祝賀になっていた。
    • 100000だけど「十万」じゃなくて「七千七百七十六=六岳」なんて設定もありそう。
  14. 千(1000A=43446)ではなく千二百九十六(1296A=100006)が冪数になるので、「スナックワールド」のチャップや「パズドラ」の明石大河も「岳倍返し」「岳枚返し」(それぞれ十進法換算で1296倍返し、1296枚返し)になっていた。
  15. 十二が「二六」という数詞で20になるので、十二点(=二六点)満点のゲームやテレビ番組も多数制作された。
    • 「欽ちゃんの仮装大賞」は二六点(=十二点、206点)満点で、及第点は六三点(=九点、136点)になっていた。
  16. パチンコのラッキーナンバーは3333(十進法の777=六進法でも3333でゾロ目)になっていた。
  17. 「ベストN」や「ワーストN」といった順位も、六件が主流になっていた。
    • 歌番組も、「ザ・ベストテン」はではなく、「ザ・ベストシックス」になっていた。
      • 特別版は、十二件まで延長されていた。この場合は、「ザ・ベストトゥイックス」(the best twix)といった呼称になる。
    • 「アド街」の順位列挙は三十件だが、「十を三回」ではなく、「六を五回」の構成になっていた。
  18. 漫画の単行本では、36A巻(六進法で100巻)の突破が、一つの指標になっていた。

スポーツ

  1. 一桁の数詞が少ないので、スポーツなどの数字系娯楽は、十進法での現実より弱くなっていたかもしれない。
    • 1チームに七人や九人のスポーツが増え、最大でも十一人。1チームが偶数人(八人や十人)のスポーツも増えていた。
      • ラグビーは十一人(156人)、サッカーは九人(136人)になっていたかもしれない。
        • もしサッカーが九人制になっていた場合、サッカーの1チームがthirsiex(サーシークス)と呼ばれ、サポーター番号は14(六四人目=十人目の選手)になっていた。九が独立系数詞でnineになっていた場合は、そのままnineと呼ばれる。
        • ラグビーの1チームが十一人=六五人の場合、控えを含めた1チームの入場人数は、十六人=二六四人(15+5=24)になっていた。この場合も、1チームの通称はfifsiex(フィフシークス)となる。
    • UNOのカードは九種類×四色=計三十六枚で、0から5までの六つの数字と、「❐」「∅」「⇔」の三つを合わせた九種類になっていた。
  2. 3で割り切れるので、1/9や1/27など三分割のグループでは、打率1/3が「2割」、十進法「4割打者」の近似値は打率4/9の「2割4分」(十進意訳:16/36。十進小数:0.4444…)となる。また、十進法「3割打者」に当たる3÷14(十進表記:3÷10)に近い打率16/54は「1割4分4厘」(十進意訳:64/216、十進小数:0.296296…)となるが、十進法「4割打者」に当たる4÷14(十進表記:4÷10)は六進小数だと0.2222…となって割り切れない。
    • 十進法「3割打者」は、打率1/3の「2割打者」になっているのでは。
      • 六進小数では3/14(十分の三)=0.1444…になるから、寧ろ二百十六分率(宙分率)を使って、「打率1割4分4厘」「打率が二十七分の八」って出しそう。(※六進小数0.144=十進分数64/216=8/27)
        • 数詞も、「打率が二十七分の八」は「打率が四六三分の六二」という言い方になる。既約分数の呼び方も、0.144=12/43(四六三分の六二)、0.513=11/12(六二分の六一)、0.53=15/20(二六分の六五)となる。
    • 半数が「3割」で、以降は16/27は「3割3分2厘」(=128/216)、2/3は「4割」、3/4は「4割3分」(=27/36)、7/9は「4割4分」(=28/36)、7/8は「5割1分3厘」(=189/216)、11/12は「5割3分」(=33/36)という言い方になる。
  3. 36は8で割り切れないので、野球の打率は三十六分率(滄分率)と二百十六分率(宙分率)になる。
    • 1割が1/6、1分が1/36、1厘が1/216になる。但し、別の単位が使用されている可能性も有る。
    • 1/4や1/8などの二分割のグループでは、十進法の「2割5分」に当たる打率1/4は「1割3分」(十進意訳:9/36=1/4)、十進法の「3割7分5厘」に当たる打率3/8は「2割1分3厘」(十進意訳:81/216=3/8)となる。
  4. 野球以外にも、将棋など様々な分野で六進法による勝率計算が実施されていた。しかも、勝率計算がサイコロと同じになるので、勝負事に相応しい数字感覚も養われていた。
    • 打率や勝率といった「八分割」なら二百十六分率(宙分率)が使用されるが、鉄道の勾配など「千八十(=三周)に近い数値」なら千二百九十六分率(岑分率)が使用される。千二百九十六分率(岑分率)では、十六分割(二分割を四回)と八十一分割(三分割を四回)の両方が可能になる。
  5. 陸上競技の混合競技は三の倍数で設定され、六種競技(10)、六三種競技(九種競技、13)、二六種競技(十二種競技、20)となる。延ばす場合は十八までで、二六三種競技(十五種競技、23)と三六種競技(十八種競技、30)が加わる。
  6. 十進法の36が六進法で100になるので、背番号が三桁の選手がザラにいた。
    • 野球だと、イチローは123で、松井秀喜は131。
  7. クォータータイム(1/4で休憩)よりも、サードタイム(1/3で休憩)を設けるスポーツが増えていた。
  8. 「N本安打」は、1296A本=10000本が大きな目印になっていた。従って、2592A本=20000本や3888A本=30000本の突破で記念祝賀が実施されていた。
    • イチローの日米通算安打は32115本(十進法で4367本)となる。
  9. Jリーグの歴代記念ゴールは、1、1000(=216A)、3000(=648A)の順にカウントされ、以降は3000(=648A)の倍数でカウントされていた。
    • 当然、盛り上がるのは10000(=1296A)や100000(=7776A)といった六の冪数。
  10. 試合時間は、サッカーは113分=45A分ハーフのままだが、ラグビーは100分=36A分ハーフになっていた。
  11. テニスの得点は、1回で二六点(20点=12A点)になっていた。
    • 得点の数詞も、love(0)→twix(20=二六)→fourix(40=四六)→nif(100=滄=36A)の順に増えていた。
  12. サッカーWCは、フランス大会が13130年(=1998A年)で、日韓大会が13134年(=2002A)。
    • 当然、フランス大会の表記は「13130 FIFA World Cup」や「FRANCE 130」。

八進法

全般

  1. 数字の「8」と「9」がなくなり、現実の8が10になる。
  2. 約数に1以外の奇数が含まれないので、小数に直すと割り切れない分数が多数発生する。
    • 「1/3」も「1/5」も割り切れない。
      • 三分割は1÷3=0.2525…、五分割は1÷5=0.1463…、九分割は1÷11=0.070707…となる。
      • 偶数も、六(2×3)や十(2×5)みたいに奇数で割り切れたらダメ。六分割は1÷6=0.1252525…、十分割は1÷12=0.063146314…となる。
      • 「10(八)は3でも5でも割り切れない不便な数字」「奇数で割れる六進法や八二進法(十進法)の方がマシだ」という怨嗟の声が多数湧き上がる。
        • 同じく、「2分割の繰り返ししかできない八進法より、4でも奇数でも割り切れる八四進法(十二進法)や二八四進法(二十進法)の方が理に適っている」という声も湧き上がる。
      • 「三で割ったら割り切れないんじゃないか?」に加えて「五で割っても割り切れないんじゃないか?」って悩む児童が増加する。
  3. 10(八)の素因数分解は23で、素因数は2だけ。正に「2でしか割り切れない」世界になり、「3でしか割り切れない」九進法も顔負けの世界になる。
    • あらゆる単位が、八や六十四といった二の累乗数で作られる。
    • デシも「八分の一」(2-3)、センチも「六十四分の一」(2-6)、ミリも「五百十二分の一」(2-9。八進法なら2-11)になる。
      • 「八分の一」はオクティ(octi)では。
    • 2でしか割り切れないので、単位分数は2の累乗数を除いて全て無限小数になる。1/512A(八進法で1/1000)の次は1/1024A(八進法で1/2000)が来るまで全て割り切れない。六進法や十二進法なら有限小数になる1/576Aも1/729Aも1/972Aもダメ、十進法や二十進法なら有限小数になる1/625Aも1/800Aも1/1000Aもダメ。
    • 六進法(素因数が2と3)や十進法(素因数が2と5)よりも不便な世界になるのは必至。
      • 六進法や十進法なら、八(=23、126、8)と九(=32、136、9)は均等な待遇になり、1/4も1/8も有限小数になる(1/4は、六進法だと0.13で十進法だと0.25)。しかし、八進法は、1/3も1/5も割り切れないのに加えて、八(10)でぶった切られるので、何かを九(11)で設定しようとすると八に邪魔される。
    • 冪数分率も、六十四分率や五百十二分率になる。当然、1/2、1/4、1/8といった2分割の繰り返ししかできない。
  4. 命数法は、九は「八一」(11)、十は「八二」(12)、十一は「八三」(13)、十六は「二八」(20)、十七は「二八一」(21)となる。
  5. 八の倍数は、十六が「二八」、二十四が「三八」(30)、五十六は「七八」(70)。二十六も「三八二」(32)、六十も「七八四」(74)となる。

学問

  1. 漢数字の「八」もなくなるとすれば、末広がりの数字はなくなり、縁起のいい数字はラッキーセブンの7だけになる。
    • 「八」は桁の基数だから、一字で存在するはず。勿論、64(八進法で100)と512(八進法で1000)も、一字の漢字になっている。
    • 「久」と発音が同じ「9」が存在しないので、坂本九は別の名前になっていた。
  2. 九九から「八の段」と「九の段」がなくなり、81個から49個(八進法では61個)に減る。
    • 現実では一番覚えにくい七の段が九の段みたいになって覚えやすくなる。
    • 一番難しいのは「五の段」になるだろう。
    • もちろん九九じゃなくて「七七」。
  3. そろばんは、2本の梁を持つ3段構成。各桁の上段に1個(四珠)、中段に1個(二珠)、下段に1個(一珠)。

単位

  1. 時間を表す「六十進法」は多分存在しない(十二進法と十進法を組み合わせた進法なので)。
    • 1分は64秒、1時間は64分(八進法ならともに100)になっていただろう。
    • 1分は48秒、1時間は48分(八進法ならともに40)もありうる。
      • 32じゃなくて?
        • 60が「10と6の倍数」だから、八進法になったときは8×6で48、という意味なんじゃないかな。3とか6とか12でも割り切れて便利、ということで。
    • 1日は・・・割り切れないので1秒の長さが変わるかもしれない。
      • というか、1日の分割数が変わるだけだろう。「時(hour)」ですら細かい時間の単位だったものをさらに細かくしたものが「分(minute=原義は「瞬間」)」、それすらも細かくしたものが「秒(second minute→省略形がsecond)」なので。
    • 干支みたいに、八位と六位を組み合わて二十四にしたり、八位と十位を組み合わせて四十にする組み合わせ記数法が作られる。
    • 六十は八で割り切れないので、干支みたいに八位と十五位を組み合わせて百二十(三と五と八のどれでも割り切れる最小値が百二十)にする組み合わせ記数法が作られる。

スポーツ

  1. トーナメントを組むときかなり楽になる。
    • 参加者数が最も左の位が1・2・4であとは0の数の場合(つまり10・20・40・100…、現実の8・16・32・64…にあたる)、不戦勝なしで全チームの優勝までの試合数が同じになる。
    • 現実の16は20、英語でツウェンティ。
      • 八の倍数は、"eight"をもじって"-ey"や"-ney"が付く数詞になる。例えば、十六(八進命数法だと「二八」)は"tweney"、二十四(八進命数法だと「三八」)は"thirney"、三十二(四八)は"forey"…となる。
    • なのでベスト4(ベストフォー)、ベスト8(ベストエイト)までは英語なのに、ベスト16(べすとじゅうろく)からいきなり日本語になることはなかった。
  2. 「9」がなくなるので、病院で避けられる数字は「4」だけになる。
  3. 野球やサッカーで2桁得点の試合が増える。
    • 2002年のワールドカップでサウジアラビアは21世紀初の2桁失点を喫していた。
      • 1世紀は128年(八進法で200年)になっていた。よって、西暦2002年は16世紀(八進法:3722年は20世紀)の半ば過ぎで、2048年(八進法で4000年)が世紀末。
        • 8の2乗で64年(八進法で100年)が1世紀になっているのでは。この場合、西暦2002年は32世紀(八進法:3722年は40世紀)となる。
  4. 高校野球の地方予選では3桁得点の試合も僅かに増える。
    • 現実では東奥義塾-深浦だけだが、もう2~3試合ほどある。
  5. サッカーは基本40分(八進法では50分)ハーフか48分(八進法では60分)ハーフになっていた。
    • 野球も8イニング(八進法では10イニング)になっていたかもしれない。
      • 野球には「三の冪数」(9=32)規則も無く、「二の冪数」(8=23)規則になっていた。即ち、1チームも8人で、4アウトでチェンジ。その他にも、九(八進命数法だと「八一」)は奇数だから蔑視の的になる。
  6. 夏季オリンピックは末尾が0と4の年に開催される。
    • ワールドカップと冬季オリンピックは末尾が2と6の年に開催される。

九進法

  1. 数字は「0」から「8」までで、九が「10」となり、「9」の字が存在しない。
    • 十は「11」、十一は「12」で、以後も十八が「20」、八十一が「100」、七百二十九が「1000」となる。小数も、1/9が「1/10」、1/81Aが「1/100」となる。
    • 命数法も、十が「九一」(11)、十一が「九二」(12)、十二が「九三」(13)、十八が「二九」(20)、十九が「二九一」(21)、二十四が「二九六」(26)となる。 
    • 九の倍数は、十八が「二九」、二十七が「三九」(30)、七十二が「八九」(80)となる。三十も「三九三」(33)、六十四も「七九一」(71)となる。
    • 八十一(92、81A、2136)、七百二十九(93、729A、32136)、六千五百六十一(94、6561A、502136)など、九の累乗数が単独の数詞になる。
    • 英語でも、九の倍数は"nine"をもじって"-ine"が付く数詞になる。
      • 十八(二九)は"twine"、二十七(三九)は"thrine"、三十六(四九)は"forine"、四十五(五九)は"fifine"、五十四(六九)は"sixine"、六十三(七九)は"sevenine"、七十二(八九)は"eightine"となる。
      • 一の位を加えた数詞も、二十四(二九六)も"twine-six"、五十(五九五)も"fifine-five"、六十四(七九一)も"sevenine-one"となる。
  2. 10(九)の因数は3だけで、偶数が含まれない。
    • 10(九)の素因数分解は32で、「3でしか割り切れない」世界になる。
      • 「1/2」「1/4」「1/6」「1/8」も割り切れない。「2でしか割り切れない」八進法や十六進法と同じく、小数に直すと割り切れない分数が多数発生する。
        • 二分割は1÷2=0.4444…、四分割は1÷4=0.2222…、八分割は1÷8=0.1111…となる。
      • 三の倍数も、六(2×3)や十二(22×3。九進法で13)や十五(3×5。九進法で16)みたいに、3以外の因数が含まれたらダメ。六分割は0.1252525…、十二分割は0.06666…、十五分割は0.05353…となる。
      • 「二で割ったら割り切れないんじゃないか?」「四で割っても割り切れないんじゃないか?」って悩む児童が多数現れる。
      • 3でしか割り切れないので、単位分数は3の累乗数を除いて全て無限小数になる。1/9(九進法で/10)の次は1/27A(九進法で1/30)、1/81A(九進法で1/100)、1/243A(九進法で1/300)、1/729A(九進法で1000)となり、1/729Aの次は1/2187Aが来るまで全て割り切れない。
    • スポーツでは、ハーフタイム(1/2)が作られず、サードタイム(1/3)が作られる。
      • サッカーは基本54分(九進法で60分)で、18分(九進法で20分)サードになる。
      • ラグビーも基本81分(九進法で100分)で、27分(九進法で30分)サードになる。
  3. 九九は「八八」になり、「八八・七九一」と呼ばれる。
    • 覚え易い段は、「三の段」と「六の段」といった三の倍数。
  4. 単位系も、全て九や八十一といった三の累乗数で作られる。
    • 1時間は81分(九進法で100分)、1分も81秒(九進法で100秒)となる。
    • 冪数分率も、八十一分率や七百二十九分率が使用される。

十二進法

全般

  1. 「9」のあとに新しい数字が2つできて現実の12が10になる。
    • アラビア数字では、Aが十、Bが十一、50が六十、100が百四十四。0.1は十進数の「1/12」で、0.01は十進数の「1/144」。
    • 電卓やレジの数字ボタンも十二個になる。配列は、上から「0,1,2」「3,4,5」「6,7,8」「9,A,B」の四段構成。レジの「00」だの「万」だのあり得ない。
      • 逆に、最下段が「0,1,2」で最上段が「9,A,B」になっているかも。
    • 「12×12=144」は、十進法の「14×14=196」になる。又、六進法の「12×12=144」は、「8×8=54」になる。
  2. 「十二進法」ではなく、一字で「打進法」とよばれている。
    • 十干を用いて「乙進法」という呼び方もありそう。(九=9、十=A、甲=B、乙=10、乙一=11…)
  3. 六進法とは異なり、三(3)と六(6)の力は相対化され、絶対化はされない。
    • 基本的な数え方は、3の倍数で3→6→9→10(十二)だけではなく、4の倍数で4→8→10(十二)もある。
  4. 画線法は、5を意味する「正」ではなく、3を意味する「H」が多用される。なお、Hの横線は、縦線からはみ出す表記になる。
      • 1は"|"、2は"||" 3は"H"、4は"H|"、5は"H||"、6は"HH"、9は"HHH"、A(10A)は"HHH|"、B(11A)は"HHH||"、10C(12A)は"HHHH"となる。
    • H以外には、「口の中に×」を十二画で書く方法もある。これは、点4個+外郭線4本+対角線4本で12本とする。
  5. 小数に直すと循環小数になって割り切れない分数はかなり減る。
    • 「1/3」も「1/4」も「1/6」も「1/9」も割り切れる。
    • 1/3=0.4、1/4=0.3、1/6=0.2、1/9=0.14となる。
    • 10÷3が割り切れて、10÷4も「整数として」割り切れるので、算数嫌いはかなり減っていただろう。
    • ただし「1/7」や円周率は割り切れないまま。
      • 「1/B」(十一分の一)も割り切れないまま。
      • 円周率は十二進法では3.184809…となるので、円周率の日は3月20A日(十二進法で3月18日)になっていた。
    • 1/3や1/9が割り切れるのは六進法と同じだが、3の冪数の扱いは六進法よりは低い。
      • 二十七分割(3-3)は1/23=0.054、八十一分割(3-4)は1/69=0.0194、七百二十九分割(3-6)は1/509=0.002454となる。分子が六進数の二乗、分母が六進数の分子×分母の数値(例:3-4は0.00246=0.0194C、十進数換算で六進法が16/1296:十二進法が256/20736)に膨れるので、二十七分割以降の利便は六進法に敗ける。
  6. 逆に現実では割り切れる「1/5」が割り切れない。
    • 「1/A」(十分の一)も割り切れない。十進法では「三」が割り切れない数の代表だが、十二進法では「五」が割り切れない数の代表になる。1÷5=0.249724972…となるため。
  7. 二分割を繰り返すと、1/2は0.6(十進法の0.5)、1/4は0.3(十進法の0.25)、1/8は0.16(十進法の0.125)、1/16は0.09(十進法の0.0625)となる。この外、3/4は0.9(十進法の0.75)、5/8は0.76(十進法の0.625)となる。
    • 例えば、11.25時間は「B.3時間」、28.625度は「24.76度」と表記される。
    • 追加訂正。「1/16は0.09」の所、正しくは「1/16(十二進法では1/14)は0.09」。
    • 八分割と二十七分割を対比すると、5/8は十二進法が0.76(十進分数90/144)で六進法が0.343(十進分数135/216)だが、(16/27)Aは十二進法は0.714(十進分数1024/1728)だが六進法は0.332(十進分数128/216)となり、六進法は分母が三桁で同等だが、十二進法は分母の差が十二倍になる。
  8. 124が20736、125が24万8832、126が298万5984になるので、指数や累乗数の価値は、十進法の2倍(4乗時)、2倍半(5乗時)、3倍(6乗時)に上がる。
    • 従って、十万(十二進法で49A54、A5)の価値は2/5に下がり、百万(十二進法で402854、A6)の価値は1/3に下がる。

数学

  1. ローマ数字は、一、三、十二、三十六、十二の累乗数、十二の累乗数の三倍で作られる。つまり、三で一旦繰り上げ、十二で完全繰り上げの二段階(三倍→四倍→三倍→四倍の循環)となる。
    • 主なローマ数字は、I(1)、H(3)、X(12A=10C)、V(36A=30C)、C(144A=100C)、L(432A=300C)、M(1728A=1000C)、D(5184A=3000C)となる。
    • 九までの数は加算則で、H(3)、HII(5)、HHII(8)、HHH(9)となる。十二以上の数も、XHHH(19C=21A)、XXHH(26C=30A)、CCVV(260C=360A)、VXX(50C=60A)、LCC(500C=720A)、MCCHI(1204C=2020A)となる。
    • 減算則が適用される数は十と十一で、IIX(A=10A)、IX(B=11A)となる。十二以後も同じで、XIIX(1AC=22A)、VXIX(4BC=59A)、XXC(A0C=120A)、CM(B00C=1584A)、CHIMP(B14C=1600A)、DMMXCIIX(50BAC=8782A=(8640+0+132+10)A)となる。
    • ラテン語数詞も、centumは144A、milleは1728Aになる。
      • ミレニアムの宴は、1728年に実施された。よって、1728年の日本は徳川時代なので、ミレニアムは無関係。
  2. 九九に「十の段」と「十一の段」(もちろん十二進法では別の数字だが)ができる。
    • 覚えるのは現実より何倍も大変。「七の段」だけでなく「五の段」「九の段」「十の段」も難しい。
      • 九の段:九二乙六(9×2=1612 。「九二・十八」)、九五三乙九(9×5=3912 。「九五・四十五」)、九十七乙六(9×A=7612 。「九の十倍・九十」)…。
        • より明確に、「九九・六乙九」(9×9=6912)。
    • 十の段:十二乙八or十二打八(A×2=1812。「十×二は二十」)、十六五乙or十六五打(A×6=5012。「十×六は六十」)、十十八乙四or十十八打四(A×A=8412。「十×十は百」)…。
    • 九の段は、一の位が9→6→3→0→9で循環するので、むしろ覚えやすいかも。三の段(一の位が3→6→9→0→3で循環する)とは逆の循環になるし。
    • 「十一の段」は現実の「九の段」のようになる。
      • 「九九」ではなく、「十一十一」に相当する語が存在する。
      • 十一の段(甲の段):甲九八乙三(B×9=8312 。十進法の11×9=99)、甲十九乙二(B×A=9212 。十進法の11×10=110)、甲甲十乙一(B×B=A112 。十進法の11×11=121)。
    • 「九九」「99」ではなく、「甲甲」「BB」と呼ばれている。
      • 「B×B=A1」「甲甲・十乙一」の読み方は、「かんかん・じゅうおついち」や「びいびい・えいしいいち」となる。その他の読み方も、「6×A=50」「六十・五乙」は「ろくじゅう・ごおつ」「ろくじゅう・ごしい」となり、「9×9=69」「九九・六乙九」は「くく・ろくおつきゅう」「くく・ろくしいきゅう」となる。
  3. 上記のように「割り切れない小数」が減った結果、小学校2~3年生の算数は分数と小数の時間が減り、九九の時間が増える。
  4. 円の八分割のイメージも変わっている。十進法では、九十の倍数の整数第一位が「0」、二で割り切れない四十五の倍数の整数第一位が「5」だが;十二進法では、四で割り切れない九十の倍数の整数第一位が「6」、二で割り切れない四十五の倍数の整数第一位は「3」か「9」になる。(四十五の倍数の十二進表記:39、76、B3、130、169、1A6、223、260)
    • 前記の四十五の倍数の十二進表記を七百二十(=二周)まで延ばすと、39(4510=1/8周)、76(9010=四半周)、B3(13510=3/8周)、130(18010=半周)、169、1A6、223、260(36010=一周)、299、316、353、390、409、446、483、500(72010=二周)となる。
      • 角度の学習で、「2年で500日」「2周は500度」という表記を見て、「あれ?5倍したんだっけ?」と錯覚する者も続出するだろう。
  5. 全体値が100度(十進表記で144度)なのか260度(十進表記で360度)なのかで、割合が全く異なる。例えば、76度(十進表記で90度)や60度(十進表記で72度)や16度(十進表記で18度)は;全体値が100だと、76は「5/8」で60は「半分」で16は「1/8」になるが;全体値が260だと、76は「1/4」で60は「1/5」で16は「1/20 (十二進表記では1/18)」になる。
    • 144を全体値とする例として、摂氏温度計は、十進表記の37.5℃は「46℃」、十進表記の62.5℃は「76℃」になる。
    • 断りがない限り、100度(14410度)は五分の二、76度(9010度)は四分の一、60度(7210度)は五分の一、16度(1810度)は二十分の一という「260度=36010度が全体値」になる。摂氏温度計のような「100度=14410度が全体値」の場合は、「摂氏16度」「60°C」というようにどの単位の度なのかを明記せねばならない。
  6. そろばんは、三進法を補助的に用いて、一桁に「三の位」と「一の位」が交じる物になっていた。ただし、珠は「三の位」が三つと「一の位」が二つで構成されており、桁は九では繰り上がらず、十二で繰り上がる。
    • たぶん、2本の梁を持つ3段構成で、各桁の上段に1個(六珠)、中段に1個(三珠)、下段に2個(一珠)。
    • あるいは、同じく3段構成で、各桁の上段に2個(四珠)、中段に1個(二珠)、下段に1個(一珠)。

国語

  1. 十一を意味する漢字、十二を意味する漢字、百四十四を意味する漢字も存在する。
    • 仮定で、十一を「甲」、十二を「乙」とした場合、二十二は「乙十」、二十四は「二乙」、三十は「二乙六」という命数法になる。
    • 「百」が十進法の144(12の2乗)、「千」が十進法の1728(12の3乗)、「万」が十進法の20736(12の4乗)を意味する漢字になっているかも。
    • 十二は「打」、百四十四は「篓」(ろう。旧字体は「簍」)になっている可能性が高い。(実際に、1ダース=12個は「打」、1グロス=144個は「篓」という字が充てられているため。)
  2. 十六は「打四」、三十は「二打六」、四十五は「三打九」、六十は「五打」、九十は「七打六」、二百七十は「篓十打六」、三百六十は「二篓六打」、七百二十は「五篓」。
    • 「四十五の十六倍は七百二十」は、「三打九の打四倍は五篓」という命数法になっている。
  3. 十干を使わない方法だと、十一は「并」(大字は「浜」)、既出の十二は「打」(大字は「達」)かな。十二の累乗数だと、既出の144が「篓」、1728が「尭」(大字は「饒」)、20736が「荅」(大字は「塔」)、4億2998万1696(=128)が「矩」、8兆9161億0044万8256(=1212)が「溥」辺りか。
    • この命数法だと、十進法の2000に当たる十二進法の11A8は「尭篓十打八」(読み:ぎょうろうじゅうだはち)または「尭篓十乙八」となり、十進法の3886に当たる十二進法の22BAは「二尭二篓并打十」(読み:にぎょうにろうひんだじゅう)または「二尭二篓甲乙十」となる。
    • 20736(=124)は「泰」の方が相応しいだろう。20736は「一泰」、24万8832(=125)は「打泰」「乙泰」、298万5984(=126)は「篓泰」というように、4乗から7乗までは「12P×20736」という形式の命数法になる。
    • 「よろず」も、1万(=24×54=(16×625)A)ではなく、20736A(=28×34=(256×81)A)を意味する語になっていただろう。
  4. 十二分割の累乗数だと、「分」がそのまま1/12、「茎」が1/144、「毛」が1/1728辺りか。
  5. 寧ろ十二支が使われているかも。0が子、1が丑・・・みたいに。12は子。
    • 「丑子」「丑子子」みたいな複数字表記にはならないのでは?十進法の「10→十」「100→百」と同じく、十二と百四十四は一字で表されるはず。
  6. 百ではなく、百四十四が「多数」の代名詞になる。
    • 百四十四分率(パーグロス)や千七百二十八分率(パーグレートグロス)も作られる。
      • 9は、「4/3」以外に「1/16」というイメージも厚くなる。9/12=3/4(十二進法:9/10=3/4)で、9/144=1/16(十二進法:9/100=1/14)となるため。
  7. 四分法で、3=四半(1/4)、6=半(1/2)、9=三四半(3/4)のイメージが厚い。
    • 「1/4:3/4」を意味する語として、「三分九分」という語が使用されている。
    • 半袖と長袖の中間(長袖の3/4の寸法)の袖も、「九分袖」になっていた。
    • 「九死に一生を得る」ではなく、「九死に三生を得る」と「甲死に一生を得る」(意訳:十一が死んで一が生きる)というフレーズが使用される。十進法の「九死に一生を得る」の同義語が「甲死に一生を得る」で、「九死に三生を得る」は「3/4が死んで1/4が生きる」という意味になる。
  8. 十二は三で割れるので、4=三分の一(1/3)、8=三分の二(2/3)というイメージも厚くなる。
    • 「1/3:2/3」の代表例として、徳川時代の年貢の比率「四公六民」は、「四公八民」になっていた。
    • 逆に、十二は五では割り切れないので、5が2/5の近似値、7が3/5の近似値、A(十進法の10)が4/5の近似値として利用されているかも。
  9. 高確率を意味する語は、「十中八九」ではなく、「打中十甲」(十二の中、十か十一)になっていた。
    • 十干を使うなら「乙中十甲」(おっちゅうじゅっこう)、十干を使わないなら「打中十并」(だちゅうじゅっぴん)。
  10. 「1/2:1/2」を意味する語は、「五分五分」ではなく、「六分六分」。
    • 七三分けは存在せず、四分割の「九三分け」か、三分割の「八四分け」のどれかになっている。
  11. 「一周のパノラマ」を意味する「三十六景」という語が生まれなかった。
    • 三十六(360÷10=36)ではなく、三十(360÷12=30)が「一周のパノラマ」を意味する語になっている。ただし、「三十景」ではなく、「二打六景」という語で呼ばれている。
    • 「三十六景」は六進法に基づくフレーズだから、十進法だろうが十二進法だろうが「六の二乗もある景色」という意味のフレーズは存在してるだろう。十二進法だと、「三打景」や「三乙景」という言い方になる。十二や三十は「時間」の単位数だけど、六は「空間」の単位数だから。
  12. 「余分な程に充分」を意味する数は、十二ではなく、十五(十二進法の13)となる。これは、十二の四分の五(つまり一倍四半)が十五となるため。
    • 十進法での「十二分」に相当する語は、「十五分」という言い方に置き換わる。
    • 派生した数値も、100→144(十二進法で100、102。12の2乗)、120→180(十二進法で130、10×13。12の15倍)、144→225(十二進法で169、132。15の2乗)に、それぞれ置き換わる。
      • 「百二十パーセント」という比喩表現は、「百八十パーグロス」に置き換わる。より明確に、「篓三打パーグロス」という言い方になる。
  13. 「浪人」と「篓人」が発音が同じ「ろうにん」になるので、「百四十四人」と区別するため、「浪人」の方は別の呼称で呼ばれていたかも。
  14. 「百」ではなく、「篓」を用いたフレーズが多数存在する。
    • 篓貨店、篓花繚乱、篓家争鳴、篓鬼夜行、篓獣、篓点満点、篓葉箱、篓裂肉球etc…。
    • 「篓も承知、二篓(28810)も合点」「明日の篓より今日の六打(7210)」「六打歩篓歩」
    • 十二進法は「奇数の4倍」進法だから、冪数の乱発は六進法や十進法みたいな「単偶数」進法より少ないのでは?「3グロス(300C個=11CK個=432A個)は当たり前」でない限り、「篓」の使用率はさほど多くないような気がする。「乙も承知、二乙も合点」(十進意訳:12も承知、24も合点)、「明日の乙より今日の六」、「六歩乙歩」辺りになっていそう。
  15. 古代の漢字練習帳は、4字×250字の「千字文」ではなく、4字×216行の「六篓字文」(=八百六十四字文)が流通した。
    • 寧ろ、720字前後と1080字前後に分かれていそう。パターンとして、4字×180行の「五簍字文」(50012=72010)、4字×216行の「六簍字文」(60012=86410)、4字×270行の「七簍六打文」(76012=108010)、4字×288行の「八簍字文」(80012=115210)の、4つの中のどれかになる。
  16. 百万は「莫大」を意味するキリ番として扱われない。なお、百万に近くて数え易い「12の累乗の倍数」は、99万5328(十二進法で400000、4×105)で「四打泰」となる。
    • 百万人都市という妄想が発生しないので、政令指定都市も存在せず、百万人が目当ての市町村合併も発生しない。
    • 金沢の通称も「加賀百万石」ではなく、「加賀四打泰」に留まっていた。
  17. 二万(20000A)で丸められた数値は、二万七百三十六(10000C=20736A)に嵩上げされる。例えば、眼鏡チェーン店の弐萬圓堂は「壱泰圓堂」(十進意訳:20736A円堂)となり、「高速戦隊ターボレンジャー」の「暴魔百族、二万年の呪い」は「暴魔篓族、一泰年の呪い」(十進意訳:暴魔144A族、20736A年の呪い)となる。
  18. 十二は6と同じく2と3で割り切れるので、数の分類用語は、「2で割り切れるか否か」以外に、「3で割り切れるか否か」による語も作られ、派生語も多数に亘る。
    • 「2で割り切れるか否か」の用語は史実通り:(1)2で割り切れる数=偶数、(2)2で割り切れない数=奇数、(3)4で割り切れる数=複偶数、(4)2で割り切れるが、4では割り切れない数=単偶数、の計四種類。
    • 「3で割り切れるか否か」の用語:(1)3で割り切れる数=鼎数(ていすう。鼎の三本足が由来)、(2)3で割り切れない数=衍数(えんすう。溢れた数、広げた数)、(3)6で割り切れる数=鼎偶数、(4)3で割り切れるが、2では割り切れない数=鼎奇数、(5)9で割り切れる数=複鼎数(「3の2乗」で割り切れる数)、(6)3で割り切れるが、9では割り切れない数=単鼎数、の計六種類。
  19. 「尭」(1000C=1728A)を用いた語彙は、千(1000A)や1296A(100006)が当たり前の分野で使用される。同じく、「泰」(10000C=20736A)を用いた語彙は、7776A(1000006)、8000A(1000K)、1万(10000A)が当たり前の分野で使用される。
    • 「尭」を用いた語彙:「尭倍返し」「海尭山尭」「尭載一遇」など。
      • 派生語で、「尭倍返しの1/3」という意味で「四篓倍返し」(1000C÷3=400C倍=576A倍)なんていう語彙も登場しそう。
    • 「泰」を用いた語彙:「泰集」「泰歩計」「泰華鏡」「風邪は泰病の元」「泰国博覧会」など。

外国語

  1. 現実で12を表す「ダース」って言葉は存在しただろうか?
  2. "twelve"という単語が存在せず、十二は"dozen"、百四十四は"gross"と呼ばれている。
    • 英語では、十三から二十三までの数詞は、語尾に"dozeen"を付けた単語になる(ten→teenがdozen→dozeen)。
      • 十三は"thirteen"ではなく"onedozeen"、十四は"fourteen"ではなく"twendozeen"、十五は"fifteen"ではなく"thirdozeen"、二十は"eightdozeen"、二十一は"ninedozeen"、二十二は"tendozeen"、二十三は"eledozeen"となる。
    • 同じく、二十四(12の2倍)から百三十二(12の11倍)までの十二の倍数を意味する数詞は、語尾に"dozy"を付けた単語になる(ten→tyがdozen→dozy)。「N分の一」と序数詞も、語尾の"tieth"が"dozieth"になる。
      • 二十四は"twedozy"、三十六は"thirdozy"、六十は"fifdozy"、百八は"ninedozy"、百二十は"tendozy"、百三十二は"eledozy"、第六十や六十分の一は"fifdozieth"、第百二十や百二十分の一は"tendozieth"となる。
      • 四十五は"thirdozy-nine"(十進法だと3×12+9で45)、百八十九は"one gross thirdozy-nine"(十二進法で139。十進法だと144+45で189)という呼称になる。
  3. 独語も同じで、十二は"zwölf"だが、十三以後も十二進法の命数法で、百四十四は"gros"と呼ばれている。(※"gros"の原義「大きい」は"groß")
    • 独語で、十三から二十三までの数詞は、語尾に"zwölf"を付けて「N+1210)」を意味する語になる。
      • 十三は"dreizehn"ではなく"einzwölf"、十四は"vierzehn"ではなく"zweizwölf"、十五は"fünfzehn"ではなく"dreizwölf"、二十は"achtzwölf、"、二十一は"neunzwölf"、二十二は"zehnzwölf"、二十三は"elfzwölf"となる。
    • 同じく、二十四(12の2倍)から百三十二(12の11倍)までの十二の倍数を意味する数詞は、語尾に"zwölig"を付けた単語になる(zehn→zigがzwölf→zwölig)。「N分の一」と序数詞も、語尾の"zigste"がzwöligste"になる。
    • 二十四は"zweizwölig"、三十六は"dreißölig、六十は"fünfzwölig、百八は"neunzwölig"、百二十は"zehnzwölig"、百三十二は"elfzwölig"、第六十や六十分の一は"fünfzwöligste"(十二進法で50ste)、第百二十や百二十分の一は"zehnzwöligste"(A0ste)となる。
    • 四十五は"neun-und-dreißölig"(39)、百八十九は"ein-gros-neun-und-dreißölig"(139。十進法だと(144+45=189)10)、九十は"sechs-und-siebzwölig"(76)、第九十や九十分の一は"sechs-und-siebzwöligste"(76ste)となる。
  4. 十進法下の「ダース」(12個、一の位が0にならない)の代わりに、1ヶ月の日数に因んで「30個」(十二進法では26個、一の位が0にならない)を意味する単位が作られていた。
  5. 「30個」を意味する単位で、考えられる名称は「mensum」(ラテン語で「暦の月」を意味する「mensis」が由来)辺りか。
    • この場合、6010を意味する"five dozen" "fifdozy"(5倍の12)は"two mensum"(2倍の30)で言い換え可能で、36010も"dozen mensum"(12倍の30)で言い換え可能。
    • 302で「900個」を意味する単位も存在。
  6. 12個(3の4倍)と30個(2×3×5)の外にも、20個(5の4倍)を意味する「スコア」(十二進法では18個)も存在する。
    • 12(1012)に近いなら、寧ろ20(1812)の方が便利だろう。20個の「スコア」の上にも、202=400個の「マス」(mass, 原義は「塊」)と、203=8000個の「大マス」「グレートマス」が来る。なお、1大マス(8000個)は5大グロス(8640個)にも近い。{※12は4と3の隣同士を制えてるのが強みだが、20も同じく4と5の隣同士を制えてるのが強み。30は3と5の間の4を飛ばしてるのが弱み。}

単位

  1. こちらも「六十進法」はなく、1分は48秒、1時間は48分(十二進法ならともに40)になっていただろう。
    • 「五で割り切れる」性質を考えたら、六十進法は存在するはず。そもそも六十進法は三十と十二の最小公倍数(十進法:360÷30=12。十二進法:260÷26=10)だし、時間の単位の常連である三十は、四では割り切れないが、三と五では割り切れるから。
      • 六十進法の補助として十二進法が使用される。十二進法では50が六十なので、例えば10時間30分は「A:26」と表示され、一周や一時間が五分割される例がザラに発生する。
        • 時計の文字盤を四分割すると、全十二個だと3、6、9、10となるが、全六十個だと13、26、39、50となる。
        • 六十進法を十二進法に直す場合、五を掛けて十二で割ることになる。(60と144を通分すると720で、720÷12=60となるため。)
        • 一周を五分割すると、全体値が六十なら10(1210)、20、30、40、50(6010)となり、全体値が三百六十なら60(7210)、100、160、200、260(36010)となる。
  2. 百四十四分率に先んじて、十二分率が使用されているかも。
  3. 分率の記号は、打分率(十二分率)が「○/●」か「○/×」、篓分率(百四十四分率)が%、千七百二十八分率が‰になっていた。
    • 5/8を意味する円グラフの225°や百分率の62.5%は、打分率では7.6(○/●)か7.6(○/×)、篓分率では76%と表示されていた。{*(7.6/10)12=(7.5/12)10 , (76/100)12=(90/144)10 , いずれも5/8}
    • 百四十四分率(篓分率)の記号は、「per gross」を縮めた「pg」や「p/g」、或いは分母をgにした「○/g」のどれかになる。派生した千七百二十八分率(尭分率)の記号は、gを二つ重ねて「pgg」「p/gg」「○/gg」のどれかになる。
  4. 百四十四を八分割して「今日の降水確率は一打六パーグロス(=18/144=1/8)」とか、十二分割して「今日の降水確率は八打パーグロス(=96/144=2/3)」といったフレーズも飛び交っているだろう。
    • 144は3では割り切れるが5では割り切れないので;33.3333…%は40pg(四打パーグロス。十進表記で48pg)になって割り切れる。しかし、20%が24.9724…pg(二打四パーグロス。十進表記で丸めると29pg)になって割り切れない。
    • 「一割」「十分の一」「10/100」に相当する割合は、その近似値である「九分の一」「16/144」に相当する割合に置き換わる。
    • 「99.9999…」は「BB.BBBB…」に置き換わる。同じく、「九十九点九九九九…」も、「甲乙甲点甲甲甲甲…」や「并打并点并并并并…」というように「百四十三(十一倍の十二 + 十一)点十一、十一、十一、十一…」という言い方に置き換わる。
      • 「甲乙甲点甲甲甲甲…」の場合、甲の読み「かん」と重ねて鐘を鳴らすパフォーマンスも披露されていた。
  5. 1/144以上だと、1/nに約分できる数で、①1/144(十二進法で1/100、0.01)、②1/108(十二進法で1/90、0.014。史実の1/100に相当)、③1/72(=2/144。十二進法で1/60、0.02)、④1/48(=3/144。十二進法で1/40、0.03)、⑤1/36(=4/144。十二進法で1/30、0.04。史実の1/35に相当)、⑥1/24(=6/144。十二進法で1/20、0.06)の計6種類が存在する。
    • 1/144未満だと、⑦1/360(十二進法で1/260。史実の1/350に相当)、⑧1/540(十二進法で1/390。史実の1/500に相当)、⑨1/720(十二進法で1/500。史実の1/700に相当)の計3種類が存在する。もし1/720より小さい単位が作られる場合には、1/1080(十二進法で1/760。十進法の1/1000に相当する割合)が作られる。
  6. 三百六十は「一周」というより「(144の)2倍半」、三十六は「(360の)1/10」ではなく「(144の)1/4」、七百二十は「(360の)2倍」ではなく「(144の)5倍」というイメージが浸透している。
  7. 前述の通り、摂氏温度計は、氷点が0℃で、沸点が144℃(十二進表記で100℃)。
    • 十進表記と置き換えると、6.2510℃→912℃、12.510℃→1810℃=1612℃、2510℃→3610℃=3012℃に相当する。
    • 「100℃」の数値が一倍半に上がる(百→百四十四)ので、電気魔法瓶の温度目盛りは6℃×24段階に増え、一の位は6か0のどれかになる。例えば、百度沸点の95℃→百四十四度沸点のB6℃(13810℃)、百度沸点の80℃→百四十四度沸点の96℃(11410℃)に、それぞれ置き換わる。
  8. 通貨は、1円硬貨(120)、12円硬貨(121)、144円硬貨(122)、1728円紙幣(123)、20736円紙幣(124)が使用される。
    • 補助貨幣の単位は、12の累乗数の6倍。即ち、6円硬貨(6×120)、72円硬貨(6×121)、864円硬貨(6×122)、10368円紙幣(6×123)。
      • 12÷4=3で、12の累乗数の3倍になっている可能性も。この場合は、3円硬貨(3×120)、36円硬貨(3×121)、432円硬貨(3×122)、5184円紙幣(3×123)。
        • より明確に、3円、30円(36A円)、300円(432A円)、3000円(5184A円)。十二の冪数は1円、10円(12A円)、100円(144A円)、1000円(1728A円)、10000円(20736A円)。
    • 米国の1ドルも144セント(100Cセント)になる。補助硬貨も、1セント、3セント、12セント(10Cセント)、36セント(30Cセント)、72セント(60Cセント)が発行される。

生活

  1. 日本の消費税の税率は、3/144(小数で0.0312=1/48)→ 6/144(小数で0.0612=1/24)→ 9/144(小数で0.0912=1/16)の順に変遷した。
    • 寧ろ1/36(小数で0.0412=4/144=1/36)で初期設定された。(※3%≒1/33.3333…に最も近い数値が1/36で、十進小数に換算して2.7777…。1/48だと2%になってしまう。)よって、順番に、1/36(0.0412=4/144。2.7777…%)→ 2/36(0.0812=8/144=1/18。5.5555…%)→ 3/36(0.1012=12/144=1/12。8.3333…%)→ 4/36(0.1412=16/144=1/9。11.1111…%)で変遷した。
  2. 1900年(十二進数で1124年)や2000年(十二進数で11A8年)ではなく、1872年(十二進数で1100年)や2016年(十二進数で1200年)に節目のイベントが開かれた。
  3. 2016年に、コンピューターの「1200年問題」が発生した。
    • ミレニアムは1728年(=1000C年)になるので、2016年(=1200C年)は0が下二桁だけとなり、「Y2K」みたいな略称では呼ばれない。
  4. グレゴリオ暦の例外平年は、400年に3回ではなく、432年に3回すなわち144年に1回となる。このため、西暦年で144の倍数は例外なく平年となる。
    • 勿論、1世紀は144年(十二進法で100年)で、根拠となる432年も十二進法で300年。
      • 機械的に12の累乗を「世紀」に適用した場合、世紀の長さが、ほぼ3世代半からほぼ5世代に延びる。個人レベルとなる30年弱(30と28の間を取って29年が目安)で換算すると、3世代半は100年前後、4世代は116年前後、4世代半は130年前後、5世代は144年前後が相場なので、他のN進法よりも格段に長くなる。
  5. 1872年が13世紀の最後、2016年が14世紀の最後。
  6. 日本の国道番号は、101号が十進法の145号に相当する番号になる。よって、国道番号は十進数に44を足して十二進数に変換した番号になる。例えば、国道122号は、166を十二進数にした「国道11A号」になる。
  7. 最小値は62208円(124×3、30000C円、3泰)。以後は12万4416円(60000C円、6泰)、24万8832円(100000C円、10泰)、37万3248円(160000C円、16泰)、49万7664円(200000C円、20泰)、62万2080円(260000C円、26泰)まで続く。もしかしたら74万6496円(300000C円、30泰)まで続くかもしれない。
  8. 「横取り40萬」に相当する金額は、37万3248円(16泰)で「横取り乙六泰」「横取り16泰」と呼ばれる。
  9. 小数第一位が「十二分の一の位」、整数第二位が「十二の位」になるので、y年mヶ月の計算が容易になる。
    • 整数第二位がy年、整数第一位がmヶ月での計算も容易になる。
      • 例:2.6×3=7.6 (十進法:2年6ヶ月×3=7年6ヶ月)。1200.B-2.6=11BA.5 (十進法:2016年11月-2年6ヶ月=2014年5月)。76×3=1A6 (十進法:7年6ヶ月×3=22年6ヶ月。90ヶ月×3=270ヶ月)。
    • 十進法の「2016年10月15日」は、十二進法では「1200年A月13日」と表記される。
    • 十月が「A月」、十一月が「B月」、十二月が「10月」、六の倍数は一の位が6か0(十二は10、三十は26)になるので、カレンダーへの違和感は弱くなるだろう。
      • 「いい夫婦の日」は1月22日(十進法だと1月26日)。
      • 日付も、例えば十進法の1996年9月23日は「11A4年9月1B日」、2014年12月20日は「11BA年10月18日」となる。このように、年末が「10月」で、閏年となる四の倍数は一の位が4, 8, 0のどれかになる。
  10. ボタン式電話の文字盤は、十二個の数字と三つの文字で、計十五個になっていた。配置は縦五列×横三列。
    • 数字はA(十)とB(十一)が加わり、文字は*と♯の外に♭が加わる。
    • ボタン式が登場する前のダイヤル式電話(数字十二個)の順番も、8→9→A→B→0 になっていた。
  11. アメリカの緊急電話はB11、日本の消防と救急車の緊急電話は11Bになっていた。
    • 1973年のクーデターと2001年のテロは、11月13日(十二進法でB月11日)に発生した。
      • 1973年のクーデターが「チリのB/11」や「B/11クーデター」、2001年のテロが「アメリカのB/11」「B/11テロ」と呼ばれていた。なお、十二進法では、1973年11月13日は「1185年B月11日」で、2001年11月13日は「11A9年B月11日」。
      • 2011年の原発震災は、呼ばれるとしても「3/B」か「30B」。従って、2001年のテロと2011年の原発震災が列んで呼ばれる事はない。
  12. 人口指標も、20736や298万5984といった12の累乗数で設定される事になる。
    • 小都市の人口指標として、20736人(一泰人。十二進法で10000人)が目安にされ、五桁では「M×20736人」が目安になる事が多い。例えば、62208人(十二進法では30000人)は「三泰人都市」などと呼ばれる。
    • 一万人に近い「12の累乗の倍数」では、10368人(六尭人。十二進法で6000人)が目安にされる。
  13. 地図の縮尺も、1/20736(1/124)や1/248832(1/125)など十二の累乗が基本数値になる。
    • 分母が1/20736未満だと、1/2000は1/1728(1/123)に、1/2500は1/3456(1/123×2)に、1/5000は1/5184(1/123×3)に、1/10000は1/10368(1/123×6)に、1/15000は1/15552(1/123×9)に、それぞれ置き換わる。
      • これらを十二進表記にすると、1/1000(1/1728十進)、1/2000(1/3456十進)、1/3000(1/5184十進)、1/6000(1/10368十進)、1/9000(1/15552十進)となる。
    • 分母が1/20736以上だと、1/25000が1/20736(1/124)に、1/5万は1/62208(1/124×3、十二進表記で1/30000)に、1/10万は1/124416(1/124×6)に、1/20万は1/248832(1/125)に、1/30万は1/311040(1/124×15、十二進表記で1/130000)に、1/40万は1/373248(1/124×18、十二進表記で1/160000)に、それぞれ置き換わる。
      • 同じく、十二進表記で1/10000(1/20736十進)、1/60000(1/124416十進)、1/100000(1/248832十進)。
  14. ボールペンの直径は、1/10368メートル(十二進法では0.0002メートル)を基準に製造されている。
    • 0.5ミリは6/10368メートル(=1/1728。十二進法では0.0010メートル)に、0.7ミリは8/10368メートル(=1/1296。十二進法では0.0014メートル)に置き換わる。なお、6/10368メートルは、二十進法版に相当する4/8000メートルより径が厚い(6/10368>4/8000を約分すると1/1728>1/2000)。
  15. 西暦1940年に皇紀2600年のイベントは開かれず、西暦1932年に皇紀2592年(十二進法で皇紀1600年)のイベントが開かれた。
    • 当然、「紀元は一堯六簍年、ああ三堯泰の胸は鳴る」というフレーズになる。「三堯泰」という数は、一億に近い12の累乗数の倍数が、3×127で1億0749万5424になるため。
    • 第一次東京五輪の招致目標は、西暦1940年(十二進法で西暦1158年)ではなく、西暦1932年(十二進法で西暦1150年)になっていた。
  16. 30は十二進法で26になるので、一世代=三十年の分割は、「十年を三回」ではなく「六年を五回」に分ける方法が多数になっていた。
    • 何かの年齢の設定は、6の倍数が多数になっていた。
      • 成人年齢も18歳(十二進法で16歳)になっていた。
      • 高度成長期は54歳(十二進法で46歳)定年が主流になっていた。
        • 定年の設定は6の倍数になる。小さい方から順に、54歳(4612歳)→60歳(5012歳)→66歳(5612歳)→72歳(6012歳)となる。
    • 自治体から国連に至るまで、「○○の十年」ではなく「○○の六年」で行動計画を作成・実行していた。
  17. 高速道路のキロポストは、小数第一位が2種類で、整数が3種類の計5種類。小数第一位は、m/4である「0.3」「0.6」「0.9」が他の小数とは別。整数は、36の倍数が大型(十進法の50kmポストに相当)、36で割り切れない12の倍数が中型、12の倍数以外の整数は小型。
  18. 自動車ナンバープレートは、0を除いて20735(十二進法でBBBB)種類に増える。

文化

  1. 54が六十四になるので、「Nintendo 64」は「Nintendo 54」となり、「ゴヨン」が通称になる。
  2. お笑いデュオの「ナインティナイン」(十進法の99)は、「イレダズィイレヴン」(十二進法のBB、十進法の143)という組名になっていた。
  3. 十二点満点のゲームやテレビ番組も放送されていた。
    • 「欽ちゃんの仮装大賞」は、3の4倍で十二点(十二進法で10点)が満点で、9点が及第点になる。
      • 得点表示の点灯が遅くなるので、「合格するのかな?」という焦燥感が現実以上に強くなっていた。
  4. 「九点は九第点」といったフレーズも使用されているだろう。
  5. 「パズドラ」も1210コンボが満点。当然、9コンボ→Aコンボ→Bコンボ→10コンボ、の順で上がる。
  6. プラモデルも史実通り1/144(十二進法で1/100、0.01)が基準値となる。しかし、1/144より小さい値は、十二進法(144点満点)から度数法(360点満点)に変わる。
  7. ドラえもんの生誕年は、2112年(十二進法で1280年)か2124年(十二進法で1290年)のどれか。2112年=128012年の場合は「15世紀(1312世紀)の2/3」で、2124年=129012年の場合は「15世紀(1312世紀)の3/4」が由来。
  8. 鉄腕アトムの生誕年は、2019年(十二進法で1203年)になっていた。
  9. 戦隊シリーズの放送年は、十進法下での史実とかなり異なっていた。また、十二は五で割り切れないが四と三では割り切れるので、五人組は少なく、四人組が多く、六人組もあったろう。
  10. 「救急戦隊」の放送年は1199C年=1989A年で「ゴーゴーシックス」(六人組)になっていた。「未来戦隊タイムレンジャー」の放送年は1200C年=2016A年で四人組になっていた。災魔一族が登場する戦隊の放送年は11BBC年=2015A年。
  11. 歌詞やラジオ・テレビの番組も、百人ではなく、百四十四人(=篓人)で一統めになっていた。
    • 「友達百人できるかな」ではなく「友達篓人できるかな」、「クイズ百人に聞きました」ではなく「クイズ篓人に聞きました」になっていた。
  12. 「クイズ篓人に聞きました」のトラベルチャンスは、72点(6012点)以上が及第点。「但し、五乙甲点(5B12点=71点)以下ですと、どなたも行けません。」も常套句になっていた。
  13. 「クイズ世界はショーバイショーバイ」のミリオンスロットは、24万8832(125、100000C、乙泰)の半分である12万4416(124×6、60000C、六泰)の倍数で設定される。
  14. ラストスロットは、通常版が149万2992円(600000C円、60泰)で、特別版が126で298万5984円(1000000C円、100泰、篓泰)となる。
  15. 「ザ・ベストテン」に相当する歌番組は、十二人の「ザ・ベストダース」か、八人の「ザ・ベストエイト」になっていた。
    • 「ザ・ベストダース」にした場合、一人当たりの持ち時間がかなり縮まっていた。
    • 歌番組のみならず、「ベストN」や「ワーストN」は、3の倍数で組まれる例が多数になる。
      • ベストスリー、ベストシックス(六人。ベストファイブ(五人)に相当)、ベストナイン(九人。ベストテン(十人)は寧ろこちらの価値)、ベストダース、ベストサーダジーン(1312人=十五人)、最多網羅がベストシックスダジーン(1612人=十八人)。
  16. 「クイズダービー」の薬玉得点は24万8832点(十二進法で100000点)になっていた。
    • 最低賭け点は864点(十二進法で600点)で、薬玉得点の1/36となる鉄板賭け点は6912点(十二進法で4000点)。最低賭け点と鉄板賭け点の差は8倍になる。
      • 「はらたいらに四尭点(=6912点)」が「鉄板」を意味するフレーズになる。
    • 倍率は、第7問までが1倍から12倍(表示は10倍)までで、最後の第8問は24倍(表示は20倍)まで増える。
  17. 2ちゃんねるのスレッドは、1728(十二進法で1000)個まで収録する。

スポーツ

  1. ユニフォームの背番号では、 8 と B の混同を避けるため、B は左に横線二本を出張らせた形になる。
  2. 背番号も2個ズレて、十進法の10は「A」、十進法の13は「11」、十進法の22は「1A」になる。
    • サッカーのナショナルチーム(日本以外も含む)では:名波浩・中村俊輔・香川真司は「A」。三浦カズや鈴木隆行は「B」。岡野雅行や中村憲剛は「12」。長谷部誠や安英学は「15」。洪明甫は「18」。
    • 野球では:松坂大輔は「16」。佐々木主浩は「1A」。稲尾和久は「20」。
  3. 五種競技、七種競技、十種競技は存在しない。その代わり、三の倍数で三種競技、六種競技、九種競技、十二種競技が存在する。
    • 三の倍数と四の倍数の、両方ともあり得ただろう。三の倍数なら六種競技(6)、九種競技(9)、乙種競技(十二種競技、10)がメインで、延ばす場合は十八までで乙三種競技(十五種競技、13)、乙六種競技(十八種競技、16)。四の倍数なら四種競技(4)、八種競技(8)、乙種競技(十二種競技、10)がメインで、延ばす場合は二十までで乙四種競技(十六種競技、14)、乙八種競技(二十種競技、18)となる。
  4. 野球やサッカーで2桁得点の試合が減る。
    • サッカーでは現実より稀になる。
    • サッカーのレギュラーの背番号は、言うまでもなく1からBまでの一桁。
  5. ラグビーやバスケでも3桁得点の試合が減る。野球では3桁はまずありえない。
    • ラグビーのトライは6点(12÷2)になる。他の得点方法は変わらず、トライ後の得点は2点、罰ゴールやドロップゴールは3点のまま。
  6. サッカーは48分(十二進法では40分)ハーフになっていた。
    • 高校サッカーなど学生の大会は36分(十二進法では30分)ハーフ
  7. 144は8で割り切れるので、野球の打率も百四十四分率になる。
    • 1割は1/12、1分も1/144になる。「割」「分」とは別の単位(例:1/144が前述の「茎」)が使用されている可能性もあるが。
    • 例えば、「3割7分5厘」は、「4割6分」(十二進表記:46/100。十進意訳:54/144)と表記される。
    • 3,6,9でも割り切れるので、「4割打者」は打率1/3の打者を意味する。これは、十二進法の4/10=十進法の4/12=1/3となるため。
    • 「3割打者」は打率1/4(十進法の「2割5分」)の打者を意味する。こちらも、十二進法の3/10=十進法の3/12=1/4となるため。
    • 5や10では割り切れないので、十進法の「4割打者」は、「5割打者」と呼ばれる。これは、十二進法で4÷A(十進法の4÷10)が0.4972…となり、双方を十進表記の度数法で通分すると144/360(十進法で割り切れる4/10)と150/360(十二進法で割り切れる(5/10)12=(5/12)10)で近似するため。
    • 144は27で割り切れない(144A=100C=24×32)ので、27で割り切れる216(216A=10006=23×33)を用いる六進法に比べると、精度が落ちるのは否めない。その代わり、一桁で3分割と4分割の両方が可能なので、4分割は頻繁に用いられる。
  8. 夏季五輪は、西暦で一の位が0, 4, 8の年に開催される。一方、サッカーWCと冬季五輪は、一の位が2, 6, Aの年に開催される。

十六進法

  1. 八進法と大体同じだが、数字を覚えるのが大変になりそう。
    • 現実的に運用するために四進数と併用するとか。
  2. 九九は「十五の段」まであるのだろうか?
    • 「九九」「99」ではなく、「戊戊」「FF」と呼ばれる。「十進表記の15×15=225」「十六進表記のF×F=E1」は、「戊戊・丁己一」(ぼぼ・ていきいち)と呼ばれる。
  3. 機械での数字の表示が面倒
  4. コンピュータ関連の仕事や勉強をするのが少し楽になる。
  5. 約数に奇数が無いので、1/3も1/5も割り切れない。
    • 1÷3は0.5555…だし、1÷5も0.3333…になってしまう。
    • 10(十六)が素因数分解すると24なので、八進法(108=23)と同じく「2でしか割り切れない」世界になる。
  6. 10は十六(1610)で、100は二百五十六(25610)で、1000は四千九十六(409610)。
    • 十六や二百五十六が多数の代名詞になる。
      • 「一を聞いて十六を知る」「二百五十六貨店」で数える単語やフレーズになる。
        • その表記は間違ってないか?
      • 試験も二百五十六点満点が多数になる。
    • 二百五十五は「FF」「戊己戊」(15×161 + 15)という命数法で、「限りなく確実」という意味の数になる。
      • 二百五十五とその小数を指して、「FF.FFFF…」や「戊己戊点戊戊戊戊…」といったフレーズも使用される。
  7. そろばんは、八進法のものをもう1段増やした形。
  8. あらゆる単位が16の倍数か16の累乗数で設定され、48(3016)や80(5016)や96(6016)や144(9016)といった「16の倍数でも、素因数分解すると奇数が含まれる数」は単位にならない。
    • 16個を意味する単位、256個を意味する単位、4096個を意味する単位も作られる。
    • 時間の単位も、1日は16時間で、以下の単位も1/16日(16-1)が1時間、1/64時間が1分、1/64分=1/4096時間(64-2分=16-3時間)が1秒となる。秒の下には、1/256秒(=16-2秒)の単位が作られる。
    • 1周も256度。その下の単位も同じく、1/64度が1分、1/64分すなわち1/4096度が1秒となる。
    • 貨幣は十六の冪数で設定され、補助通貨は「十六の冪数の四倍」となる。このため、発行される通貨は全て四の冪数になる。
      • 円通貨は、1円、4円、16円(10円)、64円(40円)、256円(100円)、1024円(400円)、4096円(1000円)、16384円(4000円)、65536円(10000円)の9種類の配列となる。紙幣は1024円(400円)以降。
    • 冪数分率も、十六分率、二百五十六分率、四千九十六分率になっていた。当然、1/4や1/8や1/16Aといった二分割の繰り返ししかできない。
    • 1世紀は256A年=100G年になる。
    • 2ちゃんねるのスレッド数は1024A個=400G個。
  9. 政府や団体などの様々な計画が、「○○の八年」で設定されていた。
    • 家電の保証期間も、四年か八年。
    • 何かの年齢の設定は、八の倍数が多数になっていた。
      • 成人年齢も、16A歳(10G歳)か24歳(18G歳)になっていた。
      • 定年の設定は、八の倍数か四の倍数になっていた。高度成長期は56A歳(十六進法で38歳)定年が主流で、56A歳(38G歳)→60A歳(3CG歳)→64歳(40G歳)となっていた。
  10. 10(十六)の素因数が2だけなので、「二の冪数」妄想が発生していた。
    • 万以降だと、65536A妄想(十六進表記で10000=210、十進表記で216)や1048576A妄想(十六進表記で100000=214、十進表記で220)が発生していた。
      • 百万前後の冪数が100000G=1048576Aで百万にかなり近いので、政令指定都市などの百万妄想も存在していた。

二十進法

  1. 九九が十九十九になる。
    • 乗算表は「九九」「99」ではなく、「壬壬」「JJ」。
    • 「十進表記の19×19=361」「二十進表記のJ×J=I1」は、「壬壬・辛廿一」(読み:じんじん・しんねんいち、ぜいぜい・あいけいいち)と呼ばれる。廿=Kの読みについては、「けい」の他に「かる」(マヤ数詞より借用)もある。
    • 基本構造は十二進法(3×4=10)と同じで、こちらは五の倍数と四の倍数の循環を理解するのが要点になる。B(十一)やD(十三)などの素数段や素数倍は、近くにある四の倍数や五の倍数を把握すれば恐くない。
      • 戊(F、十五)の段は一の位がF→A→5→0で循環し、己(G、十六)の段は一の位がG→C→8→4→0で循環する。
      • 戊(F)の段の例:戊乙・九廿(F×C=90。十進換算で15×12=180)、己丙・九廿戊(F×D=9F。十進換算で15×13=195)。己(G)の段の例:己九・七廿四(G×9=74。十進換算で16×9=144)、己戊・乙廿(G×F=C0。十進換算で16×15=240)、己己・乙廿己(G×G=CG。十進換算で16×16=256)。
    • 十二進法に置き換えると、五の段は三の段、戊の段(F=十五の段)は九の段、辛の段(I=十八の段)は十の段、壬の段(J=十九の段)は甲の段(B=十一の段)のようになる。
  2. 計算が面倒になる。
    • 約数に四が含まれるので、四分割は楽になる。
      • 1/2=0.A、1/3=0.6D6D…、1/4=0.5、1/5=0.4となる。
    • 面倒どころか、四と五が約数に含まれている好影響は大きい。身近な世界でも「四人か五人で分ける」シーンはザラにあるから。
  3. 現在だと1,2,3,4,5,6,7,8,9,a,b,c,d,e,f,g,h,j,kとなりアルファベットの一部の暗記ができるようになる。
  4. 十から十九までの数字が一字になって、二十が10になる。
    • Aが十、Jが十九、25が四十五、50が百、100が四百、1000が八千。0.1は十進法の「1/20」、0.01は十進法の「1/400」、0.001は十進法の「1/8000」。
      • 時計の文字盤十二個は全て一桁(十進法の10がA、11がB、12がCとなるため)。
    • 二十は「廿」(大字は「念」)の一字表記。十一から十九までの各数を意味する漢字と、四百を意味する漢字、八千を意味する漢字も存在する。
      • 三十は「廿十」、四十は「二廿」、百四十四は「七廿四」という命数法になる。
      • 十一から十九までを十干に充てて、十一を「甲」、十九を「壬」とした場合、三十六は「廿己」、七十二は「三廿乙」という命数法になる。
        • 「甲」の読みは「かん」で、「恒」の読みが「こう」となる。
      • 当然、「廿」と「年」の発音も異なる。「廿」の音読みが「ねん」で、「年」の音読みは「ちぇん」になっていた。
      • 「二十進法」ではなく、漢字一字で「廿進法」と呼ばれていた。
      • 日本語の大和言葉でも、少なくとも十五は独立系の数詞で呼ばれていた。(史実でも、五は「いつ」、十は「とお」、廿は「はた」という独立系の数詞。)
    • 英語で「廿」を意味する語は、"twenty"ではなく"score"。
      • 英語で四百を意味する語に"mass"(塊)が、八千を意味する語に"great mass"が充てられているかも。{※英語で百四十四(=122)を意味する"gross"は「大きい」が原義で、英語のgreatや独語のgroßと同じ語源。}
        • 四百を意味する語に"mass"が充てられている場合、漢字音訳は「瑪」になるだろう。
      • 十三から十九までの数詞も、語尾にteenが付いた"N-teen"にはならず、elevenやdozenと同じ独立系の数詞になっていた。
      • 或いは、マヤ語から拝借して、202=四百は"bak"(バク)、203=八千は"pic"(ピク)になっているかも。この場合は、"bak"には「溥」(音読み:はく、ふ。字義:広い、普遍)が充てられるが、こちらの方が「四百」に似つかわしいだろう。
    • 五(5)と十(A)の力は相対化され、絶対ではなくなる。
      • 4の倍数は4→8→C(乙、十二)→G(己、十六)→10(廿)という順序になるので、8とCの間がA(十)でぶった切れる事はない。
        • 陸上競技の混種競技は、四の倍数で四種競技(4)、八種競技(8)、乙種競技(十二種競技、C)がメインになっていた。延ばす場合は二十までで、己種競技(十六種競技、G)、廿種競技(二十種競技、10)となる。
        • 四人組(カルテット)が現実以上に多かった。
          • 戦隊シリーズの構成には、四人組、五人組、「四人組に一人加わって五人組」といったパターンがよく登場していた。
      • 3の倍数も、3→6→9→C(乙、十二)→F(戊、十五)→I(辛、十八)という順序になり、I(十八)までは一続きで呼ばれる。
      • 部品の製造や裁断が、5ミリ→7ミリ→10ミリ→13ミリ→15ミリ→20ミリといった歪な寸法にはならない。4の倍数で4ミリ→8ミリ→Cミリ→Gミリ→10ミリで続く、或いは10(廿)ミリ以下なら3の倍数で3ミリ→6ミリ→9ミリ→Cミリ→Fミリ→Iミリで続く、という選択肢も生まれる。
      • 「仮面ライダー龍騎」のミラーワールド内時間制限は、7分56秒(二十進法で7分2G秒←8分直前)、9分55秒(二十進法で9分2F秒←A分直前)、11分54秒(二十進法でB分2E秒←C分直前)のどれかになる。つまり、5の倍数(A、Fなど)と4の倍数(8、Cなど)の両方が選択肢に登る。
    • ローマ数字は、一、五、廿、百、廿の累乗数、廿の累乗数の五倍で作られていた。即ち、マヤ数字と同じく、五で一旦繰り上げ、廿で完全繰り上げの二段階(五倍→四倍→五倍→四倍の循環)となる。
      • 主なローマ数字は、I(1)、V(5)、X(20A=10K)、L(100A=50K)、C(400A=100K)、D(2000A=500C)、M(8000A=1000K)となる。
      • 一桁は、「一の位」と「五の位」の和で表記される。例:VI(6)、VIIII(9)、VV(AK=10A)、VVII(CK=10C=12A)、LXXIIII(74K=100C=144A)、CCCCLXVIII(468K=1000C=1728A)、DCLXXXXVVII(69CK=2592A)、MMDDCLLLXVVVI(2BGGK=10000C=20736A
      • 減算則が適用される数は十八と十九になる(史実でのラテン語数詞も、十七までは加算則だが、十八と十九だけが"duodeviginti"や"undeviginti"という減算則である為)。VVVI(GK=16A)、VVVII(HK=17A)に対して、IIX(IK=18A)、IX(JK=19A)となる。廿以後の例:XXIIX(2IK=58A)、XXC(I0K=360A)、CCCCXCVIIII(4J9K=1989A)、CMLXXXVVVI(J8GK=7776A)。
    • 数字が多い代わりに「少ない桁で済ませる」性質が濃厚なので、十進法みたいな冪数の乱発は殆ど無い。
      • 「五十歩百歩」は「十歩廿歩」、「百も承知、二百も合点」は「廿も承知、二廿も合点」(十進意訳:20も承知、40も合点)となる。
      • 十進法の「101回目のプロポーズ」は、「31回目のプロポーズ」(十進換算で61回目)か「41回目のプロポーズ」(十進換算で81回目)か「51回目のプロポーズ」(十進換算で101回目)のどれかになる。
      • メーターも、小数一桁すなわち二十分の一の位までが多数になっていた。例えば、十進表記の「1146と3/4」は、「2H6.F」となる。
    • 5×4=10(廿)になるので、10は「多数」「完全」よりも「終点」というイメージが濃厚になる。
    • 数字の種類が増えるので、カードゲーム、背番号、電話番号などのヴァリエーションが様変わりする。
      • 緊急電話番号は、日本が11J、米国がJ11になっていた。
      • 一方、1973年のチリクーデターと2001年の同時多発テロは、11月21日(十二進法でB月11日)に発生した。二十進表記では、1973年11月21日は「4ID年B月11日」、2001年11月21日は「501年B月11日」となる。
    • 電卓やレジなどの数字ボタンは、横四個×縦五個で二十個の配列になる。配列は、上から「0,1,2,3」「4,5,6,7」「8,9,A,B」「C,D,E,F」「G,H,I,J」の五段構成。
  5. 桁の繰り上がり回数が少なくて済む。大きな数も少ない桁での表記が楽になる。
    • 八千(20の3乗)以後だと、十六万(20の4乗)、三百二十万(20の5乗)、六千四百万(20の6乗)。
      • 「百」が四百、「千」が八千、「万」が十六万、「億」が六千四百万を意味する字になっているかも。
      • 単位接頭辞の数も、現実の十進接頭辞(キロ、センチなど)より少なくなっている。
      • 20の累乗数を意味する数詞は、四百(202)が「瑪」、八千(203)が「恒」、以後は6400万(206)が「遙」、5120億(209)が「盈」(満ちる。読みは「いん」「にん」)、4096兆(2012)が「玄」かな。途中の十六万(204)は「廿恒」、三百二十万(205)は「瑪恒」というように、3乗から12乗までは、指数が3n+1は「廿◆」、指数が3n+2は「瑪◆」という形式になる。
        • 「時の旅人」(ドラえもん映画「のび太の日本誕生」主題歌)に登場するフレーズは、1番が「一遙年」、2番が「一恒年」、3番が「二瑪年」になっていた。
        • 郷ひろみの「二億四千万の瞳」は、「三遙乙瑪恒の瞳」(二十進表記:3C00000。十進意訳:72×320万で2億3040万)になっていた。
        • 四百に「溥」を充てる場合だと、三百二十万が「溥恒」、前述の例も「二溥年」や「三遙乙溥恒の瞳」という言い方になる。
    • 三百六十もI0で二桁表示になる。なお、二十進法では九十は4A、百八十は90、二百七十はDA。
    • 十進法の400から7999までが三桁、十進法の8000から159999までが四桁で済むので、六進法で「四桁と五桁が当たり前」(十進法の216から7775までが四桁から五桁)の事や、十進法で「四桁が当たり前」の事の4/5が、「三桁が当たり前」の世界になる。
      • 「二桁レベル」「三桁レベル」といった語も飛び交っている。
      • ナンバープレートは、0からJJJまでの8000A種類。
      • 固定電話の番号は三桁(0を含めて8000A個)になり、ケータイやスマホの番号も「0と二桁-三桁-三桁」になる。
        • より具体的に、固定電話の番号は0XXX-XX-XXXの桁数に、ケータイやスマホは0XX-XXX-XXXになっていた。
      • 十進法の2000年問題みたいな「桁を増やすための余計な手間」が発生しなかったかもしれない。
      • 郵便番号は、当初は「上三桁-下二桁」(XXX-XX)で、1998A年に「上三桁-下三桁」(XXX-XXX)に追加された。
  6. 通貨は、二十進法を基礎にして、五進法が補助的に使用される。
    • 一円玉、五円玉、二十円玉、百円玉、四百円玉or四百円札、二千円玉or二千円札、八千円札、四万円札、十六万円札、の計九種類か。
    • より判りやすく:1円硬貨(200)、20円硬貨(201)、400円硬貨(202)、8000円紙幣(203)、160000円紙幣(204)。
      • 補助貨幣は、20の累乗数の5倍。即ち、5円硬貨(5×200)、100円硬貨(5×201)、2000円紙幣(5×202)、40000円紙幣(5×203)。紙幣は2000円以降。
        • 当然、100円硬貨は「50円」「五念円」、2000円紙幣は「500円」「五瑪円」、8000円紙幣は「1000円」「壱恒円」という表記になる。(※紙幣なので、大字で「壱」「念」という表記になる。)
      • 四万円紙幣(二十進法だと5000円、五恒円)や十六万円紙幣(二十進法だと10000円、大字で「念恒円」)が発行されるので、札束はかなり減る。
      • 冷戦後の給与支給で頻出する紙幣は、五恒円(四万円)紙幣と一恒円(八千円)紙幣。
    • 「クイズ世界はショーバイショーバイ」のミリオンスロットは、16万円(二十進法では10000円)を基礎にして、4万(500020)、8万(A00020)、16万(1000020)、32万(2000020)、48万(3000020)、64万(4000020)、80万(5000020)の、計7種類になっていた。
      • 「横取り40万」に相当する金額は、48万(3000020)になっていた。
      • 通常版ではラストスロットで160万(A000020)が登場し、特別版では累乗キリ番の320万(10000020)が登場した。
      • 四万が「五恒」、八万が「十恒」、十六万が「廿恒」、四十八万が「三恒廿」、百六十万が「十廿恒」という命数法になるので、スロットの表示も二十進表記でそれぞれ「5恒」「A恒」「10恒」「30恒」「A0恒」となる。
    • 眼鏡店の弐萬圓堂は、「弐恒圓堂」(十進意訳:壱萬陸阡圓堂、16000円堂)という名称になっていた。
  7. サッカーは50分(二十進法では2A分)ハーフになっていた。学生のサッカー大会は、45分(二十進法では25分)ハーフか40分(二十進法では20分)ハーフ。
    • 背番号一桁が多数になる。例:岡野雅行や中村憲剛は「E」、長谷部誠や安英学は「H」、イバン・サモラーノは「I」(9×2=I)。
    • 背番号に拘りを持つ選手が、現実以上に多かったかもしれない。
  8. 四百が「多数」の代名詞になるが、十進法の百以上に「多数」の度合いが強い。
    • 対する百(二十進法では50。5×201)は、「多数」ではなく「(20の)五倍」か「(400の)四半」というイメージになる。
      • 400年(=10020年)を意味する長いスパンの単位が存在し、100年(=5020年)は「四半~」と呼ばれる。例えば、積もった歴史という意味で「積史」という語を充てた場合、400年が「一積史」、100年は「四半積史」と呼ばれる事になる。
      • 「世紀」は100年ではなく、4世代すなわち120年(二十進法では60年。30(=1A20)と20(=1020)の公倍数の一つ、かつ360の1/3で400の1/3にも近い)を指している可能性が高い。
      • 40×5=100(十進換算で80×5=400)になるので、80A年=40K年が1世紀、400A年=5世紀が1積史になっていたかもしれない。
        • 百に囚われず、人生を廿年単位で四分割して、「人生四廿年」(二十進法で40年。人生八十年) という発想が広まっていた。
    • 十二進法の場合と同じく、四百分率と八千分率が存在する。
      • 二十分率も使用されているかも。
        • 四で割り切れるので、5=四半(1/4)、A(十進法の10)=半(1/2)、F(十進法の15)=三四半(3/4)のイメージが厚い。
          • こちらも、「1/4:3/4」を意味する語として、「五分戊分」(「五:十五」という意味)が使用されている。
          • 半袖と長袖の中間(長袖の3/4の寸法)の袖は、「戊分袖」になっていた。
        • 7が2/3と4/3の両方の近似値として使用される事はない。三では割り切れないので、7は1/3の近似値のみ、D(十進法の13)が13/20(二十進法ではD/10)に加えて2/3の近似値として使用されている。
        • 「1/2:1/2」を意味する語は、勿論「十分十分」。
        • 「2/5:3/5」を意味するフレーズの例として、「四公六民」は、「八公乙民」(八:十二)になっていた。
        • 七三分けは、「戊五分け」(3/4:1/4)か「乙八分け」(3/5:2/5)か「丙七分け」(十三:七)のどれかになっていた。
        • 「二八そば」ではなく、「五戊そば」(四分割)か「四己そば」(五分割、四:十六)のどれかになっていた。
      • 十六の倍数である四百は144(十二進法の100。122)に近いイメージ、六十四の倍数である八千は10000(十進法の104)や1728(十二進法の1000。123)や10368(十二進法の6000。6×123)に近いイメージで扱われている。
      • %は百分率ではなく廿分率(ねんぶんりつ。二十分率)、‰は千分率ではなく四百分率を意味する記号になっていた。
        • 5/8を意味する円グラフの225°や百分率の62.5%は、廿分率で(C.A%)20と表示されていた。{(C.A/10)20=(12.5/20)10 , (CA/100)20=(250/400)10 , いずれも5/8}
        • 十二進法の場合と同じで、廿分率(二十分率)が「○/●」か「○/×」、瑪分率(四百分率)が%、八千分率が‰だろう。よって、上記の5/8を意味する比率は、C.A(○/●)、C.A(○/×)、CA%という表記だろう、
        • 四百分率を「パーマス」という語で呼ぶなら、「per mass」を縮めて「pm」「p/m」、或いは分母をmにした「○/m」のどれか。派生した八千分率(恒分率)の記号は、mを二つ重ねて「pmm」「p/mm」「○/mm」のどれか。この場合、「午後」は「pn」(post-noonの略)、午前は「an」(ante-noonの略)という略称になる。
          • 同じく、四百分率がマヤ語から拝借した「パーバク」なら、「per bak」を縮めて「p/b」という表記になる。
      • 400は8で割り切れるので、野球の打率も四百分率(瑪分率)になる。
        • 1割が1/20で1分が1/400として使用されるが、別の単位が使用される可能性も有る。
        • そのまま「割」「分」が使用された場合には、「3割5分」は「7割」(二十進表記:70/100。十進意訳:140/400)となり、「3割7分5厘」は、「7割A分」(十二進表記:7A/100。十進意訳:150/400)と表記される。
          • 二十進表記が7A/100で、十二進表記は46/100(十進意訳:54/144)では。
        • 100(400A)の因数に8、G(16A)、15(25A)が含まれるので、鉄道の勾配も四百分率(溥分率)が使用される。
      • 八千分率の使用は、十二進法の千七百二十八分率より五倍~六倍ほど細かい場合、例えば十進法で一万分率、十二進法で二万七百三十六分率が使用されるケースに限られる。
        • 六進法で言えば七千七百七十六分率のケース。
    • 四百は「多数」というより「極限」のイメージの方が強いような気がする。
    • 基本的に、「溥」(四百)を用いた語彙は「3グロス(300C=11CK=432A)が当たり前」の分野、「恒」(八千)を用いた語彙は「5大グロス(5000C=11C0K=8640A)が当たり前」の分野でよく使用される。
      • 「溥」を用いた語彙は、「溥花繚乱」「溥家争鳴」など、「数多の民」をイメージする発想で使われていそう。
      • 「恒」を用いた語彙は、「恒葉集」「恒歩計」「風邪は恒病の元」「恒国博覧会」など。
  9. 携帯のみならず、電話の番号ボタンの数は二十四個か二十五個になる。
    • 二十四個の場合、縦六列×横四列の配置で、最下段の四つには * や # の外に二つ文字が加わる。
  10. 20センチ(二十進法では10センチ)の定規も販売されている。なお、「センチ」ではなく、別の単位が使用されている可能性もある。(※1センチ=1/100メートル=4/400メートル)
    • この外には、20の3/5で12センチ(二十進法ではCセンチ)、20の3/4で15センチ(二十進法ではFセンチ)の定規も販売されている。
    • ボールペンの直径は、「1/10000メートル(=0.1ミリ)」を基準にしたサイズではなく、「1/8000メートル(=20-3メートル)」を基準に製造されている。
      • 0.5ミリは4/8000メートル(二十進法では0.004メートル)に、0.7ミリは5/8000メートル(二十進法では0.005メートル)に置き換わる。
    • 分数の計算を易しくする「分数定規」は、十二分割版(三分割と四分割が可能)と二十分割版(五分割と四分割が可能)の両方が作られた。
  11. LP盤レコードは、3分で120回転、約めて1分で40回転の設定で製造され、「20rpm」(二十進法では四十は20)と表示された。
    • 摂氏温度計も四百を縮めて、沸点は200度(二十進法でA0度)か120度(二十進法で60度)のどれかになっていた。
  12. フランス語の地位が史実より高くなっている。
  13. そろばんは、上の十二進法用のような凝ったものではなく、普通の2段構成で、各桁の上段の五珠を3個にした形。
    • マヤ数字みたいな感じか?「五の位」が三つと「一の位」が四つで、二十で繰り上がる仕組みで。
  14. 目の愛護デーは、8月8日か11月11日(二十進法でB月B日)のどれかになっていた。
  15. 消費税の税率は、1/40(小数で0.0A20=10/400=1/40)で初期設定された。以降は、2/40(0.1020=20/400=1/20)→ 3/40(0.1A20=30/400)→ 4/40(0.2020=40/400=1/10)の順で変遷した。
  16. 2000は二十進法で「500」となるため、西暦2000年は、「2×1000=2×103」ではなく、「5×400=5×202」の倍数キリ番として祝賀された。
    • グレゴリオ暦の例外平年は、史実通り400年に3回、100(5020)で割り切れて400(10020)で割り切れない西暦年となる。従って、二十進数で下二桁が50、A0、F0になる西暦年(例:1900年=二十進数で4F0年)が例外平年となり、二十進数で下二桁が00になる西暦年(例:2000年=二十進数で500年)は閏年のまま。
  17. 「千字文」に相当する古代の漢字練習帳は、4字×200字の「二瑪字文」(20020=80010)か、4字×300行の「三瑪字文」(30020=120010)のどれかになっていた。
  18. 「クイズダービー」の薬玉得点は、八万点(二十進法でA000点、十恒点)か十六万点(二十進法で10000点、廿恒点)になっていた。
    • 倍率モニターも、二十(10)を除いて一桁表示。
    • 薬玉得点はキリ番の十六万点(1000020点)。
      • 薬玉得点が十六万点なので、最高倍率は第7問までが十倍(表示はA倍)で収まり、最後の第8問が二十倍(表示は10倍)になる。
    • 賭け点は400の倍数で設定され、最低点が800点(20020点)。低倍率の鉄板点は4800点(C0020点)で、最低賭け点と鉄板賭け点の差は6倍になる。
      • 鉄板賭け点のフレーズは、「はらたいらに乙瑪点(4800点)」となる。
  19. 十進法で千(1000A)個、十二進法で千七百二十八(1000C=1728A)個で設定される数値は、千二百(300K=1200A)個か千六百(400K=1600A)のどれかになる。
    • 2ちゃんねるのスレッド数は1200個になっていた。
    • 「パズドラ」の明石大河は、「二天千枚返し」ではなく、「二天三溥枚返し」(300K枚=1200A枚)か「二天四溥枚返し」(400K枚=1600A枚) のどれかになっていた。
    • 「スナックワールド」のチャップも、「千倍返し」ではなく、「三溥倍返し」か「四溥倍返し」のどれかになっていた。
  20. 十進法で一万(10000A)に設定される数値は八千(1000K=8000A)に設定され、十万(100000A)に設定される数値は十六万(10000K=160000A)に設定され、百万(1000000A)に設定される数値は三百二十万(100000K=3200000A)に設定される。
    • 十二進法と同じく冪数が三百万前後で来る(十進表記で、126=298万5984、205=320万)ので、百万の価値は1/3に下がる。
      • 政令指定都市といった百万妄想も発生しない。
      • 十進法(2×5)より十二進法(4×3)の方が、換算の際に相性が好いかもしれない。例:1000C=468K=1728A、5000C=11C0K=8640A、10000C=2BGGK=20736A、80000C=10EE8K=165888A
    • 堀内孝雄の曲も、「君の瞳は1000ボルト」(十進意訳:君の瞳は8000ボルト。別表記:君の瞳は恒ボルト)になっていた。
    • 鉄腕アトムは160000A馬力で「廿恒馬力」、ピカチュウも160000Aボルトで「廿恒ボルト」、クイズダービーも前述の通り10000K点=160000A点で薬玉祝賀という風に、数値が十六万で設定されていた。
    • 人口指標も、8000Aや160000Aといった二十の冪数で設定される。
      • 目安となる数値は、冪数のm/4かm/5が頻出例になる。例えば、32000人(二十進法では4000人)は「四恒人都市」、40000人(二十進法では5000人)は「五恒人都市」、120000人(二十進法ではF000人)は「戊恒人都市」などと呼ばれる。
  21. 十月が「A月」、十一月が「B月」「甲月」、十二月が「C月」「乙月」、六十分が「30分」「三廿分」、三十の倍数は一の位がAか0のどれかになるので、六進法や十二進法と同じく、カレンダーへの違和感が弱まっていたかもしれない。
    • 十進表記の10時24分は「A時14分」、東日本大震災の発生時刻は「E時16分」、福島原発事故の発生時刻は「F時1G分」になっていた。
    • 十進表記の「1968年12月10日」は二十進表記で「4I8年C月A日」、十進表記の「1999年9月30日」は二十進表記で「4JJ年9月1A日」、十進表記の「2015年10月16日」は二十進表記で「50F年A月G日」になっていた。
    • 六十が「30」なので、六十四は「34」となり、史実の「Nintendo 64」は「Nintendo 34」になっていた。
  22. 廿点(二十点)満点のゲームやテレビ番組も、多数制作されていた。
    • 「パズドラ」は、十コンボ(Aコンボ)ではなく二十コンボ(二十進法で10コンボ、廿コンボ)が満点になっていた。
  23. 十進法の1995は二十進法で4JFなので、「Windows 95」は「Windows JF」になっていた。
  24. 鉄腕アトムの生誕年は、史実通り西暦2003年(二十進法で503年)になっていた。
  25. ドラえもんの生誕年は、西暦2092年(二十進法で54C年)か2112年(二十進法で55C年)のどれか。
  26. 夏季五輪は、西暦で一の位が0, 4, 8, C, Gの年に開催される。一方、サッカーWCと冬季五輪は、一の位が2, 6, A, E, Iの年に開催される。
  27. 陸上競技のトラックは400Aメートル=100Kメートルで、最長距離は8000Aメートル=1000Kメートルになっていた。
    • 長距離は、F00メートル(6000Aメートル)と1000メートル(8000Aメートル)の計二種類。
    • 中距離は、1A0(600A)、200(800A)、300(1200A)、400(1600A)、500(2000A)、800(3200A)、A00(4000A)の計七種類。
    • 短距離は100メートル(400Aメートル)以下。20(40A)、30(60A)、40(80A)、50(100A)、80(160A)、A0(200A)、F0(300A)、100(400A)の計八種類。