ページ「もし全ての県の名称が県庁所在地の郡名が由来だったら」と「もし蘭学が誕生しなかったら」の間の差分

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県の名前は都市名と郡名で二つの由来がありますが(一部例外あり)、仮に全ての県名が郡名由来だったら?
#日本は西洋の情報をほとんど知ることができないまま、黒船を迎えることになる。
*県庁所在地の所属郡名に方角が付属している場合、「東西南北上中下」は外してよいことにする。
#西洋のことを知らないまま条約交渉に入った結果、西洋諸国に騙されまくって圧倒的に不利な条約を結ばされる。
#宮城県、石川県並の地味な県名だらけになっていた。
#*小笠原、琉球、千島、樺太はアメリカ、イギリス、ロシアなどの領土にされてしまう。
#*[[神奈川|久良岐]]県、[[島根|八部]]県、[[広島|沼田]]県、那珂県…地味すぎる。
#尊皇攘夷運動は単なるテロリズムとなってしまい、明治維新も起こらない。
#*「津軽県」なんて、[[青森/南部|南部]]の人が許してくれないだろう。
#医学の進歩は無いに等しかった。蘭学といえば、西洋医学と密接に繋がるため。
#*「更科県」はいいかも。
#*杉田玄白の名著「解体新書(ターヘル・アナトミア)」は存在しない。よって、人体に関する知識が無いままだった。
#**長野市は上水内郡らしい。つまり「水内県」。
#*緒方洪庵の適塾も、福沢諭吉の蘭学塾も存在しない。よって、[[大阪大学]][[慶應義塾大学]]はなかった。
#*安倍県静岡市と清水市の合併は「安倍」「庵原」のどちらを新市名にするかで揉めた結果、'''あべ市'''になる。
#*箕作阮甫が蘭学者になることもない。よって、箕作家が学者一族として隆盛を極めることもなかった。
#*蒲原県新潟市も合併の際市名で揉めることになる。
#*信夫県福島市。飯坂町、湯野村の合併では現在以上に仲が悪かったであろう。
#温泉県(愛媛県)のせいで、温泉旅行が湯治なのか温泉県への旅行なのか分からなくなる。
#*この場合、単に「温泉旅行」といったら道後温泉に行くことになるのだろうか。
#**どこかの県がおんせん県を名乗ろうものなら抗議していた。
#大分県、鹿児島県はどっちにしろ存在。
#*佐賀県、宮崎県も同じく。
#*千葉もな。
#*愛知亦同
#東京23区は、軒並み「東京」を頭につける。豊島都東京千代田区、東京中央区みたいに。
#*[[もし今でも東京市があったら|東京市が現存している]]可能性もある。
#*日本の首都は豊島。豊島府と豊島市が合併して豊島都になる。現・豊島区は巣鴨区か。
#*それを言うなら「豊島府東京市」だろう。他県でも郡名と市名は異なるのに「豊島市」なんてある訳ない。
#**もし'''東京'''市を廃止して'''豊島'''都になってしまうと'''東京'''が地図から消えてしまうため、都制が採用されなかった可能性が高い。
#*マジレスすると江戸は武蔵国豊島郡と下総国葛飾郡の間に挟まれたどこの郡にも属さない中洲だったから郡名は存在しない。今の都庁がある西新宿は豊島郡だが、明治時代に府庁があった丸の内は豊島郡ではないため「豊島府」にはなり得ない。
#大阪府は「西成府」もしくは「東成府」になっていた。
#*「西成府」の場合だと、現実の大阪市西成区は「勝間区」もしくは「花園区」になっている。「東成府」の場合だと、現実の大阪市東成区は「深江区」もしくは「今里区」になっている。
#*「大阪のトップが2人いる」と言われる状況にはならなかった。大阪のトップはあくまで大阪市長であって、西成府知事とは棲み分けができていた。
#熊本市は「飽田県」あるいは「託麻県」になっていた。
#*そして、「飽託郡」ができることも無かった……であろう。
#**八束郡とかもあるし、普通に合併してたんじゃないだろうか…
#*熊本は飽田郡らしい。しかし秋田も秋田郡。「あきたけん」が2つ存在することに…
#**野原しんのすけの両親はどちらも「あきたけん」出身に。
#**「飽田」の読みが「あくた」に変えられていたかもしれない。
#京都府は愛宕府か葛野府か?いずれにしろイメージが湧かない。
#*マジレスすると京都は国郡制の体系が確定する前から既に都だったから郡名は存在しない。郡名の根拠とされる延喜式(927年)は平安遷都(794年)より後だから当然ながら洛中の郡名は載っていない。
#**それは洛中の話。洛外は昭和に入るまで愛宕郡と葛野郡だった。
#栃木は栃木市の所属する郡から「都賀県」になる。
#*宇都宮市だと「河内県」。関西から紛らわしいとの声が。
#**その後、大阪市域が特別自治市になったら大阪府残部(県庁所在地:東大阪市〔旧・中河内郡〕)が河内県を名乗ろうとして余計に混乱する。
#埼玉県は「足立県」になるのか?
#*岩槻編入で晴れて「埼玉県」を名乗れる。
#*そもそも「埼玉県」は岩槻に県庁があった頃に郡名由来でつけられた県名だから、この世界線でも「埼玉県」なはず。
#[[徳島]]は改名されることはなかった。
#*改名されなかったというより[[高知|土佐県]]から分離しても名東県のままだったと言うのが正しい。
#*[[名古屋市/名東区|名東区]]は別の区名になっていた。
#**ルール通りなら名方県。
#*[[2ちゃんねる|某匿名掲示板]]では「みょんどん」とイジられるのが定番ネタ。
#結局九州で史実と名前が違った県は[[長崎|彼杵県]]と[[福岡|那珂県]]と[[熊本|飽田県]]だけ。
#[[群馬]]は「勢多県」となるところだろうが元をたどれば東群馬郡だったのでそのままだった。
#*同じ例として、[[岡山]]は「御津県」だろうが、元は御野郡だったので「御野県」。
#*[[鳥取]]も「岩美県」ではなく「邑美県」。
#「あ」から始まる県が大量発生。愛知、秋田、飽田、[[福井|足羽]]、足立、[[岐阜|厚見]][[三重|安濃]]、安倍…
#県ではない北海道、東京都、京都府、大阪府はそのままだった。
#*ただし東京23区、京都市、大阪市は特別区となり、他の地域は別の県になっていた。
#**東京都は多摩地域は県庁所在地が八王子の多摩県となる。
#**京都府は丹波・丹後地域は県庁所在地が舞鶴の加佐県、山城地域は県庁所在地が宇治の宇治県となる。
#**大阪府は摂津地域は県庁所在地が池田の豊島県、和泉・河内地域は県庁所在地が堺の大鳥県となる。
#**いや、北海道も札幌市が特別区となりそれ以外の地域が2つか3つに分割されて県庁所在地の郡名を冠した県となる。
#***流石に札幌市以外の北海道を1つの県とするのは面積が膨大になるため2県から3県に分割しなければならないだろう。


==つまりこうなる==
[[カテゴリ:歴史のif検討委員会 江戸時代史|らんかく]]
#青森県→津軽県
#岩手県→そのまま
#宮城県→そのまま
#秋田県→そのまま
#山形県→村山県
#福島県→信夫県
#茨城県→そのまま
#栃木県→河内県
#群馬県→そのまま
#埼玉県→足立県
#千葉県→そのまま
#神奈川県→久良岐県
#新潟県→蒲原県
#富山県→新川県
#石川県→そのまま
#福井県→足羽県
#山梨県→そのまま
#長野県→水内県
#岐阜県→厚見県
#静岡県→安倍県
#愛知県→そのまま
#三重県→安濃県
#滋賀県→そのまま
#兵庫県→八部県
#奈良県→添上県
#和歌山県→名草県
#鳥取県→邑美県
#島根県→そのまま
#岡山県→御野県
#広島県→安芸県
#山口県→吉敷県
#徳島県→名東県
#香川県→そのまま
#愛媛県→温泉県
#高知県→土佐県
#福岡県→那珂県
#佐賀県→そのまま
#長崎県→彼杵県
#熊本県→飽田県
#大分県→そのまま
#宮崎県→そのまま
#鹿児島県→そのまま
#沖縄県→島尻県
 
==関連項目==
*[[もし全ての県の名称が県庁所在地名が由来だったら]]
[[カテゴリ:歴史のif検討委員会 地方史|けんめいがぐんめいゆらい]]

2022年2月4日 (金) 21:32時点における版

  1. 日本は西洋の情報をほとんど知ることができないまま、黒船を迎えることになる。
  2. 西洋のことを知らないまま条約交渉に入った結果、西洋諸国に騙されまくって圧倒的に不利な条約を結ばされる。
    • 小笠原、琉球、千島、樺太はアメリカ、イギリス、ロシアなどの領土にされてしまう。
  3. 尊皇攘夷運動は単なるテロリズムとなってしまい、明治維新も起こらない。
  4. 医学の進歩は無いに等しかった。蘭学といえば、西洋医学と密接に繋がるため。
    • 杉田玄白の名著「解体新書(ターヘル・アナトミア)」は存在しない。よって、人体に関する知識が無いままだった。
    • 緒方洪庵の適塾も、福沢諭吉の蘭学塾も存在しない。よって、大阪大学慶應義塾大学はなかった。
    • 箕作阮甫が蘭学者になることもない。よって、箕作家が学者一族として隆盛を極めることもなかった。