佐賀の言葉
2014年5月27日 (火) 23:21時点における>Aによる版 (佐賀弁追加)
- 佐賀弁を始めて聞く人なら誰もが「こいつケンカ売ってんのか?」と思うほど乱暴な言葉遣いである。
- 佐賀弁の古典的な喧嘩の売り言葉は「わーが、よろいすっごとうったたくじゃー」→訳「てめぇー、よろけるようになるほどぶん殴るぞ」
- 小さいつ"っ"である促音がやたらと多いから。博多弁と異なる部分の一つ。
- 擬音語・擬態語を佐賀では3回ワンセット(普通は2回)。 (例)「雨のザーザーザーて降りよる。」「煙がモワモワモワ」
- 「どん3のもり」は使い方を間違っています。
- 「やーらしか」=「かわいらしい」「愛らしい」の意。とてもかわいらしい時は、「こやーらしか」と言う。
他県で使うと変な顔をされる。 - 「〜っちゅー」「〜かにゃー」(西部地域) = それぞれちょっと使い方が異なることはあるが、だいたい疑問文の語尾につける。
- 例)「今日晴るっちゅー?」「今日晴るっかにゃー?」(今日晴れるかなぁ?)など。
- 「がばい」=「とても」
- ×「がばいばあちゃん」
- 「がばい」はそれほどメジャーではない。佐賀人が使うメジャーな強調表現は「こー」若しくは「くぅー」。「とても恥ずかしい」は「くぅーちゃーがつか」、「商品の質がとても悪い」は「こーおろいか」という風に表現する。
- 補足:「がばい」=「すごい」ではなく「すごく」って意味でよく使います。 すごくって意味なんで・・・「がばいばあちゃん」は「すごいばあちゃん」ではなく「すごくばあちゃん」 「がばい佐賀」は「すごい佐賀」ではなく「すごく佐賀」って意味です。使い方間違ってるよ。
- 「にゅー」=「寝よう」の意。他にも同じような変化をする言葉で、「たびゅー(食べよう)」「しゅー(しよう)」などがある。どんな法則があるかは・・・分かりません。
- 「とぜんなか」=「暇だ」「寂しい」の意。「徒然草」の徒然の読みからきてるかも。
- 徒然なしゃ手欲しがいしよっ=暇でちょっかいを出している。
- 北部九州方面(佐賀に限らず)は防人の子孫が多いから、京都方面の方言が変化した言葉が多いのかも??(個人的意見です)
- 「なーい」 = 今では殆ど使う人もない、「はーい」の意・・・人の居ない店先で「すいませーん、たばこくださーい」っていうと、奥から「なーい」と返事がある。
- 「はらかいた」=「怒る」もしくは「怒った」
- 「ちゃーがつか」=「恥ずかしい」
- 「ぞーのきぃーやーた」=「はらわた煮えくり返るほど怒った」
- 普通に「ぞーのわく」と言う表現は消え去ったのだろうか?
- 「ぐらいきた」=「がっかりした」・・・ちと意味合いが違うかもしれない、微妙なニュアンス??
- 「気が遠くなった」が近いかもしれない。
- 「きちゃんばらつか」=「汚い」
- 汚れの程度で使い分ける。きたなか(汚い)<きたんなか(汚らしい)<きたんばらしか(物凄く汚い)となる。
- 「くらすっぞ」=「殴るぞ」
- 「バカやなかつね」=「バカじゃないの」
- 古典的な佐賀弁では「ふうけとりゃせんかい」。
- 「うんぎゃ」=「おまえ」「おまえが」・・・「うんぎゃ馬鹿じゃなかな?くらすっぞ!!」=「おまえ馬鹿じゃないの?殴るぞ!!」・・・の意味
- 「きききいー?」「きききー!」は、福岡では「来ることができる(?)」だけらしいのだが、佐賀ではそれ以外に「食うことができる(?)」、「着ることができる(?)」、「切ることができる(?)」があり、会話の流れでどれに該当しているか理解でき、使うことができる。
- 標準語に翻訳不可能な接頭辞"ちん"、"つん"の使用がある。 例:ちん逃げた。ちん切れた。つん負けた。つん抜かった。つん寝た。
- また佐賀人は「出る」の頭に「ひっと」を付けずにはいられない。例えば「ズボンからシャツが出てるよ」は「ズボンからシャツのひっと出とっよ」となる。
- この言葉のニュアンスは九州の限られた者のみ知る。
- 「うっかんげる」物が壊れるの意味。
- なおバラバラに壊れることを「ばらいすっ」という。
- 「ねまる」腐るの意味。夏暑い時に体がダレる時にも使う。ねまる=腐ると言う事で、暑くてこの言葉を発している佐賀人はゾンビなので、皆にげろー!
- 佐賀人の別れの挨拶は「そいぎんた」
- 「そいぎー」とか「そいぎね~」(女子用?)をよく使ってました。
- 反りが合わないなど自分にとってマイナス要因のある相手を「いひゅうもん」と呼びたがる。
- 動詞の後には必ず小さい「つ」を挟まないと発音できない。
- 「どっぺくっ」って、標準語にするとどんな意味になると思いますか?
- 「どっぺいきた」なら「食べ過ぎた」または「油っぽかった」
- 「どっぺくっ」×間違い。「どっぺいくっ」または「どっぺーくっ」が正解
- 「うんにゃ」=否定の意味で「いいや」
- 強く否定する場合は「いんにゃ」になる。
- 中学校の生活指導の先生の説教でキツイ佐賀弁を習得。
- 標準語の「ほら」にあたる言葉が「だー」。例:「ほら、見せてみなさい」が「だー、見してみんしゃい」となる。
- 標準語では「嫌い」「大嫌い」の表現(後は大を重ねてゆくのみ)しかないが、佐賀弁では「好かん」(嫌い)、「くぅー好かん」(大嫌い)、「ふーしゃが好かん」(最大級に嫌い)の3段階に表現する。
- 「ふーしゃが好かん」×間違い。「風貌(いでたち)さえ好きじゃない」という言葉からきてるから「ふうしゃが好かん」が正解
- 爪で引っ掻かくことを「かっしゃぐ」という。例文:猫に引っ掻かれたは「猫にかっしゃがれた」。
- 曲がったり、歪みまっくているさまを「よんごひんご」と表現する。
- 例:「こん家、柱のよんごひんごしとっ」=この家、柱が歪みまっくっている。
- 取るに足らないことを「蝿」=「ひゃー」で表現する。
- 億劫な状態のことを「ふゆーか」という。
- 手持ち無沙汰で手をそわそわ動かすことを「手まぜ」という。
- ん?これ方言だったのか・・・
- 「どうにかなってしまった」は「どがんじゃいいちのーた」という。例:「痛いっ、腰がどうにかなってしまった。」=「あ痛ーす、腰のどがんじゃいいちのーた。」
- 三日坊主のことを「しいやけどい」と言う。
- とんこづく=調子に乗る
- あいは何んばとんこづきよっかい?。=あいつは何を調子に乗っているんだ?。
- 弱虫や臆病者の事を「ひーたれ」という。
- 肝試しで途中で戻ってきたり、泣いたりすると「ひーたれ」と馬鹿にされる。
- てきぱきの反対語「てれんぱれん」がある。
- 「みたんなか」=見っとも無い、不細工な。
- 人の顔を指してこれを言うとブスの意味になる。
- 「右手をご覧ください田ん中でございます、左手をご覧ください田ん中でございます、真ん中をご覧くださいみたんなかでございます」とうちのかーちゃんはよく冗談で言ってた、諫早の人だけども
- 以前サガテレビのCMで見たような記憶がある。そのCMでは「田中」という名札をつけた(どう見てもブサイクな)バスガイドが「右手を~・・左手を~・・」と言って、「私は田中です。三つあわせて『みたんなか』といいます。」というのがオチだった(と思う)。ちなみに何のCMだったかは覚えてない。
- 「右手をご覧ください田ん中でございます、左手をご覧ください田ん中でございます、真ん中をご覧くださいみたんなかでございます」とうちのかーちゃんはよく冗談で言ってた、諫早の人だけども
- 長崎の一部でも「みたんなか」と言うが、「みっともない」の意味だけ。「ブサイク」の意味では使わない。
- 人の顔を指してこれを言うとブスの意味になる。
- 「屁ぶる」=「おならをこく」 例:「お前屁ぶったろ!!」(若者向け)
- 「しょちゃー」野菜などが萎びた様子をいう。転じて元気がない人にも使う。「そがん、しょちゃーってして、どがんしたこ?」訳「そんなに、元気なくして、どうしたの?」
- 「ざっとなか」仕事などがきつい、あるいはうまくいかない時に発する佐賀人の決まり文句。
- 「こりゃ~ ざっとなかばい!」
- 手抜きしたり、いい加減にする事を「役目すまし」という。
- 「宿題ば役目すましにすっぎでけん!」
- 持って行くこと、盗むことを「持って走る」という。
- 「自転車ばそがんとこに置いとくぎ、持って走らるっばい」。=自転車をそんな所に置いていたら、盗まれるよ。
- 物が傷むことを「そでる」という。
- 「いいよ」=「よかよ」。
- 「これ」=「こい」。
- 「こいでよかー?」訳「これでいいー?」
- 「めんたん」=「目玉」さらに「めんこんたん」という言い方もある。「きんたん」は言わずもがな・・・
- 「ぞうたん」=「冗談」決して「象タン」という萌え言葉ではない。
- 「やぐらしい」は「せからしい」という意味の方言…ただし少なくとも東部では若者に使われてるのを聞いたことがない。
- 「あんじゃいもん」で兄貴のこと。漢字で書けば「兄者者」だろうか。これもやっぱり少なくとも東部では若者に使われてるのを聞いたことがない。
- 「きつい」は体が疲労している状態を意味する。佐賀に限らず九州には勘違いしてる人が多いが、標準語の「きつい」は仕事や運動などがハードであることを意味する。
- 「あげまき」有明海に生息する食用二枚貝。その身の姿形から胴長短足の人を指す言葉としても使われる。「あん人はあげまきねー」=「あの人は胴長短足ねー」
- 「いちまき・いっちょまき」は自分に都合がいい理屈の事。いちまきは「一巻き」つまり巻物の事。
使用例:「あん人はわがいちまきばっかい言うて話にならん!」=「あの人は自分に都合が良いことばっかり言って話にならない!」