素晴らしき将棋棋士の世界
2018年8月17日 (金) 00:48時点における>Yamatowikiによる版 (→瀬川晶司)
- 「将棋指しは個性的な人(=変人)が多い」と言われるが、元からの将棋ファン以外には認識されていないものも多いはず。
- よってここでは、プロ・アマ問わず、将棋棋士にまつわるエピソードを並べてみる。
- 面白エピソードはもちろん、スゴイものももちろん可。
- 一応百科事典項目なので、ネタは遠慮してください。ただし既に広く知られているものについてはネタでも可。
- 記載は、節別に氏名の50音順とします。
- 棋士名に段位やタイトル名は原則不要。
- 氏名のリンク先は、ウィキペディアの項目名。
- 存在しない場合は無理にリンクにしなくても良い。
- 他の百科事典項目と同様、書き換えや記事の並び替え可。
全般
- 意外な事に見た目は紳士然として、インタビューなどの受け答えも普通であることが多い。
- がそこは勝負師、仲の良い記者や仲間内だと「寝坊しなければ勝てる」とか「(将棋盤の前に)座れば勝てる」とライバル意識むき出し。
- ほとんどは小学生になるかならないかの頃からしのぎを削ってきた人たちなので勝負師気質は当然と言える。
- 逆に「将棋以外の事は知らない」という人も多いため、奇人伝説が生まれる。
- 自動車の運転免許は持っていない棋士が多い。理由は「運転中に将棋の事を考えると危険だから」。
- 将棋以外、チェスや囲碁、カードゲームなども強い人が多い。
- で将棋以外のゲームでも「感想戦」を行う。
- あとなぜか公に語られないが、棋士は大体麻雀もやるし、強い。
- 棋士同士は、ライバルであると同時に同じ志を持つ仲間でもある。
- 特に同年代同士の場合、仲が良いことが多い。
- まず将棋の話では、一般人とは合わない(一般人の方が、棋士が何を言っているのかわからない)のも原因と思われる。
- まさに「強敵」と書いて「とも」と読む関係である。
- 過去の棋譜は全て暗記しているのが当たり前。
- 将棋漫画で、実際のプロ棋士同士の棋譜が使われたりすると「◯◯九段と△△八段の××戦」と瞬時にわかるらしい。
- 暗譜も当然で、さらに多面指しも当然できる。
- 「プロ棋士なら誰でも次の一手は瞬時に浮かぶ」「長考するのは、2手のうち、どちらを指そうか迷っているだけ」
- 加藤一二三のセリフだが、プロ棋士は誰でもそうらしい。
- 金銭感覚は概してゆるく、飲み会などでは先輩が全額奢るのがデフォ。
- 「次の対局で勝って取り戻す」という心理が働くらしい。
あ行
井上慶太
- 記念碑的な対局が多い。
- 七冠独占した羽生善治に初めて黒星をつけた。
- 藤井聡太六段に唯一の黒星をつけた。
- 藤井猛に、藤井システムで初めての白星をつけられた。
- 棋界きっての阪神タイガースファン。
- 阪神タイガースの選手にアマチュア免状を渡す際には、レプリカユニフォームを着て渡す。
糸谷哲郎
- いとだに てつろう
- プロ棋士になったのちに阪大に入学・卒業している。
- 大学に進学する棋士は少なくないが、国立大学に入学したのは珍しい。
- ご丁寧にも、その阪大では将棋部に所属。ちなみにこの人、プロ棋士です。
- さらに大学院修士課程も修了している。
- 大学に進学する棋士は少なくないが、国立大学に入学したのは珍しい。
- スイーツ好きな棋士は少なくないが、その中でもとくにスイーツ好きとして有名。
- タイトル戦の解説ではおやつの解説(食レポ)も行う。
- 駄菓子バーにいたところ、テレビのロケにつかまり、一般人の顔をしてインタビューに応じた。
- ポケモンカードの大会にゲスト参加し、初めてポケカをやったにもかかわらず優勝。限定100枚のプレミアムカードを獲得した。
- ニックネームは、以前は「怪物」(または「怪物くん」)、現在は「ダニー」または「ダニー先生」。
- 前者は糸谷がデビューした頃、橋本崇載との対局で、橋本が「強すぎる。怪物だ!」と叫んだ事から。
- 後者は名前の「いとだに」から。
- 奨励会時代、よくネット将棋を指していたが、その頃にプロデビュー間もない渡辺明に眼を付けられて一方的に負かされていた。
- 渡辺いわく「糸谷狩り」。
- しかし徐々に力関係は拮抗し、しまいには再度渡辺いわく「むしろ強敵になった」。
- 早見え早指しの棋風で、相手が指した直後に指すのが標準。
- あのひふみんをして「一番の早指し」と言わせしめた。
- NHK杯で渡辺明と対局した際は早指し合戦になり、感想戦含めても放送の尺が大幅に余った。
- そして特別番組(過去のNHK杯の再放送)が編成された。
か行
片上大輔
- 史上初の東大卒棋士。
- 「棋士になれなかったから東大に行った」とはよく言われるが、この場合はどうなのだろうか。
- 激戦といわれる三段リーグを16勝2敗で通過した。
- 史上初の外国籍女流棋士カロリーナ・ステチェンカの師匠でもある。
金井恒太
- かない こうた
- ニックネームが「将棋界の貴公子」
- 誰に対しても穏やかな物腰で応対し、解説でも丁寧な対応を見せる。
- 妹弟子の飯野愛(師匠の娘でもある)いわく「怒っているところを一度も見たことがない」
- 特技はピアノ演奏。
- 第3期叡王戦決勝のPVではその腕前を披露している。
- 尊敬する棋士に郷田真隆を上げ、棋風も強く影響を受けている。
- 降級点を喫するなど一時期不振を極めた原因に「郷田真隆が結婚したこと」と言われたほど心酔している。
- 第3期叡王戦では前評判を覆して決勝に進出するも、高見泰地の前に4タテを食らった。
- 降級点を喫した経験のある棋士が番勝負に登場するのは多分初。
- ロシアワールドカップ時点での日本代表のFIFAランキングと、順位戦の通し順位が同じ61位ということで一部に地味に注目された[1]。
木村一基
- なぜか対局に和服を着て行くと勝てず「将棋界の七不思議」と言われる。
- 将棋界の七不思議はその都度変わり、かつ必ず7個あるとは限らない。
- 達成されたことで消えたものもある。
- 将棋界の七不思議はその都度変わり、かつ必ず7個あるとは限らない。
- 奥さんが将棋連盟の現役職員であるため、秘密の給料やその額、勝敗などは全て筒抜け。
- とにかく受ける棋風のため、ついたあだ名が「千駄ヶ谷の受け師」。
- 漫画「ハチワンダイバー」の登場人物・中静そよの異名「アキバの受け師」のパロディ。
- 安定した勝率を誇り、あだ名がまんま「勝率くん」。
- 2013年度から2016年度まですべて0.550以上で、2017年度までの通算勝率は0.637。
- 念のために言っておくが、猛者ぞろいのプロ棋士の中では0.500でもすごい事なのである。
- ただし2017年度は0.471。一体どうした。
- 2013年度から2016年度まですべて0.550以上で、2017年度までの通算勝率は0.637。
- タイトル戦には弱く「これに勝てばタイトル」という対局では8戦全敗。もちろん無冠。
- タイトル挑戦回数6回は無冠では森下卓と並び最多タイ。
- 解説で笑いを取れるので「解説名人」と呼ばれる。
- 無冠の木村にとっては複雑なあだ名である。
窪田義行
- 順位戦での浮き沈みが激しすぎ、とんでもない記録を作っている。
- C級2組で降級点2点となった翌期に昇級。
- C級1組で再び降級点がつくも解消し、昇級。
- B級2組で三度降級点がつくが解消。
- 対局スタイルが独特。
- 対局場に大量の荷物を持ち込む。
- NHKのスタジオに空気清浄機を持ち込んだことがある。
- 「将棋の渡辺くん」では「空気から整えていく環境派」と書かれた。
- 駒の並べ方も独特。
- 「王将→金将→銀将→桂馬→歩兵→香車→角行→飛車」の順に並べる伊藤流を採用している。
- 大多数の棋士は「王将→金将→銀将→桂馬→香車→角行→飛車→歩兵」の順に並べる大橋流。
- 対局開始と同時にジャケットを脱ぐ。
- 「初手脱衣」と言われる。
- 対局に勝利すると記録係に500円を渡す。
- 500円玉を持っていない場合、お釣りを請求する。
- 対局場に大量の荷物を持ち込む。
- 日本将棋連盟登山部の活動にも大量の荷物を持って参加した。
- 登頂時にはもちろん山頂で将棋。棋士の性というやつらしい。
- ニコ生の「詰将棋カラオケ選手権」ではライオンズのユニフォームに身を包み、河島英五の「野風増」を熱唱。MVPを獲得した。
久保利明
- ニックネームは「捌きのアーティスト」
- 振り飛車で駒捌きを重視する棋風からそう呼ばれる。
- 順位戦A級からB級1組に陥落したと同時に進行していた棋王、王将のタイトルも失冠。
- タイトルを複数持ったままA級から陥落した棋士は久保が初めて。
- 当時は周りの棋士から命の心配をされるほどの状態だったらしい。
- 叡王戦で開始時間を間違え不戦敗になったことがある。
- 不戦敗が確定するまで(対局開始予定時刻から1時間)、対戦相手の豊島将之が待っている姿がずっとニコ生の画面に映っていた。
- なお豊島とは2018年3月に王将戦、名人戦プレーオフで合計4局対局することになり、王将は防衛したが、名人挑戦はならなかった。
- 不戦敗が確定するまで(対局開始予定時刻から1時間)、対戦相手の豊島将之が待っている姿がずっとニコ生の画面に映っていた。
- 小中学校の同級生にNHKアナウンサーの高瀬耕造がいる。
- そのため、高瀬の出演する番組で将棋を取り上げる際に、解説として出演することがある。
郷田真隆
- 将棋史上唯一四段でタイトル(王位)を獲得した棋士。
- 現行の昇段規定ではタイトル挑戦で五段(竜王挑戦なら七段)、タイトル獲得で七段(竜王獲得なら八段)となるため不可能。
- 奨励会は6級でスタートしたが、不振で7級に降格した経験がある。
- 正統派の棋風は「格調高い」と言われることも多い。
- 趣味はプロレス観戦。
さ行
佐々木大地
- 三段リーグ次点2回による昇段後1年以内でC級2組昇格を決めた。
- 2018年時点で唯一の記録。
- とにかく義理堅い。
- 師匠の深浦康市がA級降級の危機にあった最終局、解説のオファーを断って現地に向かった。
- そして深浦が勝利し、六者プレーオフが実現した。
- ただし、AbemaTVの現地中継でAbemaのスタッフジャンパーを着て登場した。
- 叡王戦第1局では会場の名古屋城まで高見泰地の応援にやってきた。
- 高見が勝利し、叡王獲得への第一歩を記した。
- ただし、ニコ生の中継で高見の作戦をバラした。
- 師匠の深浦康市がA級降級の危機にあった最終局、解説のオファーを断って現地に向かった。
佐々木勇気
- 通称「青いの」。
- 将棋連盟のフットサル大会に日本代表のユニフォームを着て参加。
- 攻めるだけで守りに参加しなかったので渡辺明から「そこの青いの、守れ!」と言われた。
- 藤井聡太に初黒星をつけた。
- 対局が決まってから藤井聡太の対局を見学して対局場の雰囲気を体験するなど、周到な準備をはかっての勝利だった。
- 生まれたのはジュネーブ。
- 当時フランスにいた両親が、出産費用の安いジュネーブの病院で出産した。
- 対局時の食事では必ず餅を追加する。
- 「力うどん、餅追加」をオーダーするほど。
- この人かどうかは定かでないが、勘定をピッタリにするためにオプションを頼むことはあるらしい。
- 力うどん950円+追加の餅50円、でピッタリ1,000円とか。
- この人かどうかは定かでないが、勘定をピッタリにするためにオプションを頼むことはあるらしい。
- 「力うどん、餅追加」をオーダーするほど。
佐藤天彦
- あだ名は「貴族」。ファッションにこだわりがある。
- 金をつぎ込みずぎて、光熱費の支払いができなくなったことがあるくらい。
- 名人戦の賞金でヨーロッパから高級家具を大量に仕入れた。
- 「婦人画報」の将棋特集でお宅訪問を受け、各界に衝撃を与えた。
- タイトル戦の和服もグラデーションが入っていたり、アザラシ柄の羽織を着用したりする。
- 投了前にはリップクリームを塗ってから投了する。
- 三段リーグ次点2回による昇段を唯一断った男。
- 結果的に名人にまで上り詰めたのだから、本当に強ければ遠回りは問題ないという典型であろう。
- 三段リーグ次点2回を断った場合は「次点1回」の扱いとなるため、権利は保留できず、もう一回次点(3位)を取るか、まっとうに2位以内に入らなければ四段には上がれない。
- そして四段昇段後の棋士総会で自己紹介した際に師匠の中田功のことを「コーヤン」呼びし、他棋士に衝撃を与えた。
- 結果的に名人にまで上り詰めたのだから、本当に強ければ遠回りは問題ないという典型であろう。
佐藤紳哉
- キャッチフレーズは本人曰く、”砂糖のように甘い言葉で深夜に君を寝かさない”。
- 一体何の仕事のキャッチフレーズだろう?
- ニコ生に解説者として出演した際、幼稚園児のコスプレをしたり、セーラー服を着たりとやりたい放題。
- 「ある将棋棋士がキャラクターを作ろうとして頑張りすぎている事件」として「爆笑 大日本アカン警察」でネタにされた。
- NHK杯戦前のインタビューで、対局相手(豊島将之)について尋ねられたが、格上の豊島を呼び捨てにした挙句、格闘技のマイクパフォーマンスよろしく挑発するコメントを出した事がある。
- 「豊島? 強いよね。序盤中盤終盤隙がないと思うよ。だけど、オレは負けないよ」
- 「えー、こまた…駒たちが躍動する俺の将棋をみなさんに見せたいね」
- 期待を裏切らず、対局ではキッチリ負けている。
- 投了の時に被り物を外して「脱帽」のジェスチャーをしたが、そこはNHK。投了場面は撮り直しとなった。
- しかもマイクパフォーマンスでやや噛んだため、いまだにネタにされる。
- NHK杯戦前のインタビューで、対局相手(豊島将之)について尋ねられたが、格上の豊島を呼び捨てにした挙句、格闘技のマイクパフォーマンスよろしく挑発するコメントを出した事がある。
- ブログを更新しているつもりで、間違って一週間知人女性に電子メールを送り続け「あなたのことは、まるで興味ないので毎日長文のメールを送るのはやめてください。気持ち悪い」と返信された。
- その後誤解が解け、なんやかんや(※細かい事情は不明)でその女性と付き合う事になった。
- さらに意味不明な事に、それを自らブログで書いた事を最後にブログの更新を中止し、今でもそのままになっている[2]。
- その後、佐藤は結婚したが、相手はこの女性ではない。
- その後誤解が解け、なんやかんや(※細かい事情は不明)でその女性と付き合う事になった。
佐藤康光
- メガネが似ているという理由で「桃屋の人」(=故・三木のり平)と呼ばれる。
- 若いころは女性にモテたということで「モテ光」と呼ばれた。
- 愛妻家として有名で、「好きな食べ物は?」という問いに「妻の手料理」と答えるほど。
- 対局に集中しすぎ、間違えて女子トイレに入りかかる。
- 同じく対局室の入り口と押入れを何度も間違える。
- 当然周囲から「ドラえもんか!」と突っ込まれる。
- 同じく対局室の入り口と押入れを何度も間違える。
- メガネをかけたまま泳ぎ、案の定メガネをさらわれる。
- 特技は将棋と同じくらいの経歴を持つヴァイオリン演奏。
- 好物は納豆。
- 朝食がパンでもパンに乗せるほど。
- 本人曰く「納豆はデザート」
- 対局の出前で餅追加が流行っていたころ、「冷やし中華に餅追加」をオーダーしたことがある。
- 結果は「餅が冷え、悪手」だった。
- 対局時の昼食で、自分で出前を注文したのをすっかり忘れ、外食に行ってしまった事がある。
- 「対局時はおやつ位しか楽しみがない」渡辺明のおやつを食べてしまった事がある。
- もっともこれは運んできて間違えた仲居さんのせいでもあるが。
- 免許取りたての頃、谷川王将に挑戦する羽生善治(当時6冠)を応援するため、森内を連れて日光までドライブに行った。
- 当人はいろは坂を越えて奥日光の会場まで行くつもりだったが、冬タイヤの装備なしということで身の危険を感じた森内に止められ、日光からタクシーで移動。
- 対局終了後、用事があって早く帰る羽生を乗せ、首都高で恐怖のドライブ(車線を頻繁にかえる、周囲をトラックに囲まれるなど)を繰り広げた。
- それが免許取って初めての夜間ドライブかつ高速道路走行だったことを知らされた羽生と森内は、家に帰るまで生きた心地がしなかった。
- それ以降、羽生が佐藤の車に乗ったことはない。
- なお後に泥酔した村山聖が乗り、後部座席で嘔吐した。
島朗
- 現在まで続く、棋界における研究会の創始者。
- それまで「棋士は独学で学ぶ」という常識を覆し、羽生善治・佐藤康光・森内俊之を誘って共同で将棋を研究した。
- 当時その3人は、羽生がプロなり立て、佐藤と森内は奨励会員だった。
- 自分より格下と組むのも異例なら、師匠もバラバラでこれまた異例。
- 若手を見る島朗の眼が確かだった、という事である。
- そもそも師匠と将棋を指すのは、入門の時と奨励会退会の時。それ以外は敵同士となって対決するのが常識。
- なお「島研」の名前は米長邦雄が使って流行らせた名前。島自身はこの会には名前を付けていなかった。
- この辺りはさすが「元将棋連盟会長」である。
- それまで「棋士は独学で学ぶ」という常識を覆し、羽生善治・佐藤康光・森内俊之を誘って共同で将棋を研究した。
- パソコンを使った棋譜データ管理・分析のはしりでもある。
- 島自身、将棋界の古いしきたりに嫌気が差していた。
- 某名人は、自らの地位をかさに着て対局にとにかく注文(わがまま)を付けることで悪名高かったとか。
- そんなのO山くらいしか思いつかないのだが。
- 某名人は、自らの地位をかさに着て対局にとにかく注文(わがまま)を付けることで悪名高かったとか。
- 実は初代竜王でもある。
- つまり、島研のメンバーは全員竜王獲得経験がある。
瀬川晶司
- 年齢制限によって奨励会を三段で脱落し、サラリーマン生活を経験しながら特例でプロ棋士になった異色の棋士。
- そもそもプロ棋士を志望したのが小学6年と遅かった。
- 奨励会脱落後は、将棋自体を辞めるつもりだったが、将棋の楽しさを再認識し、アマチュアの強豪として頭角を現す。
- アマチュア棋士でありながら、プロ棋士相手に17勝6敗の成績を挙げ、友人の勧めもあってプロ編入の嘆願書を連盟に提出。
- 編入試験は、前例はすでにあった(後述)ものの、当時連盟のルールにはなかったので、全棋士に賛否を問い、賛成129、反対52でフリークラス編入試験の実施が認められた。
- 連盟推薦で試験官となった6人の棋士(内、女流1、三段1)と対戦し、3勝すれば合格という条件の中、2005年11月6日までに3勝(2敗)を挙げてプロ編入。当時の年齢は35歳。
- 第一局の試験は(フリークラス編入を放棄してプロ棋士になった)佐藤天彦だったが、これは偶然でなく、連盟の配慮によるもの。
- ただし「10年以内に順位戦C級2組に参加できなければ引退」という条件が付けられた。
- その後2009年5月に直近35局の勝率が6割5分7厘(23勝12敗)となり「良い所取りで、連続30局以上の勝率が6割5分以上」の昇級規定を満たしてC級2組に昇格した。年齢は39歳。
- その後フリークラス編入試験は制度化され、後に今泉健司がこの制度でプロ棋士になっている。
- 正確に書くと、今泉健司は三段リーグを年齢制限で退会後、三段リーグ編入試験で再度三段になっていた事がある。
- しかし三段リーグ編入試験では、三段リーグ在籍を最大4期までしか認めていないため、4期以内で昇段条件を満たさなければならず、再度脱落した。
- 3度目のプロ挑戦でこの制度を利用し、めでたく四段になってプロ入り(フリークラス)。年齢41歳。
- 2016年にC級2組に昇格、年齢43歳。
- 正確に書くと、今泉健司は三段リーグを年齢制限で退会後、三段リーグ編入試験で再度三段になっていた事がある。
- なお編入試験自体は、1944年に元真剣師(賭け将棋師)の花村元司が受けてプロ棋士になっている。
- 奨励会制度ができてからは瀬川が初。
- その軌跡をまとめた「泣き虫しょったんの奇跡」は映画化もされている。
- なお、この時の将棋連盟会長が米長邦雄でなかったら実現しなかったかもしれない。
た行
高橋道雄
- 「『けいおん!』に出会って人生が変わった」棋士。
- ニコ生の解説では、将棋そっちのけで「けいおん!」に対する熱き思いを語る。
- NHKの解説ですらその手のコメントをする。
- 1960年生まれながら棋界屈指のサブカル好き。
- アニメ・漫画・特撮・映画・アイドル・海外ドラマに興味がある。
- 興味の対象はその都度変わる。
- アニメにはまる前はアイドル好きで、AKB48のファンだった。
- 総選挙でも投票し、2014年の総選挙ではゲストで呼ばれた。
- 惜しまれながら2015年にAKB48ファンを引退。
高見泰地
- プロの観る将。
- ニコ生、AbemaTVなどの将棋番組をくまなくチェックしている。
- 解説も観る将を重視したトークに定評がある。
- 同い年の三枚堂達也、八代弥とは友でありライバル。
- 六段昇段は三枚堂、棋戦優勝は八代に先を越されたが、タイトル獲得は彼らより先となった。
- 増田康宏と似ていることで有名。
- 二人並んでいるところを素で間違える女流棋士が存在するくらい似ている。
- 顔認識AIを用いて検証したところ、非常に高い同一性を示した。[3]
谷川浩司
- 将棋を始めたきっかけは、谷川浩司が5歳の頃、兄との兄弟喧嘩が絶えなかったため、父親が「将棋を指していればおとなしいだろう」と安易に考えたため。
- その結果、将棋の勝ち負けをめぐって余計にケンカが多くなった。
- そのお兄さんは東大に進み、アマチュア棋士の強豪として鳴らした。
- あの羽生善治がプロデビュー間もない頃、お兄さんは平手で羽生に勝っている。
- 王座戦で福崎文吾と対戦した際、タイトル戦に慣れてなかったために、飲み物もおやつも用意していなかった福崎があえいでいるのを見て「これをどうぞ」とお茶を差し出した事がある。
- これで元気が回復した福崎は、谷川浩司に勝って王座を獲得。この一件で「敵に塩を贈った」と言われる。
- 当の福崎は「弱った相手に勝っても仕方がない。『しっかりせえよ』『ちゃんと元気にかかってこいよ』というチャンピオン(谷川)の本当の強さを感じました。」と述べている。
- エビやカニが苦手。
- ある対局において、棋士を含む関係者のメニューが「芝海老のカレーライス」だった。
- 谷川はピラフに注文を変更したが、このピラフにもエビがどっさり入っていた。
- 将棋界にはもう一人谷川(指導棋士:谷川勝敏)がおり、紛らわしいので谷川勝敏のあだ名は「男前の方の谷川さん」。
- では谷川浩司は何と?谷川勝敏が関西だから良いようなものの……。
- 二人とも関西所属ですが…
- ちなみに女流棋士の谷川治恵のことを「弱い方の谷川さん」と呼ぶことがある。
- では谷川浩司は何と?谷川勝敏が関西だから良いようなものの……。
豊島将之
- 平成生まれ初のプロ棋士。
- 9歳で奨励会に入会し、「初の小学生プロ棋士か?」とも言われたが、初段と三段リーグで苦労しプロになったのは高校2年。
- 「序盤、中盤、終盤、隙がない」棋風。
- と、NHK杯で佐藤紳哉から評された。
- とにかくタイトルに縁がない。
- 2018年6月現在4回挑戦するもいまだにタイトルなし。
- 「将棋界の七不思議」にリストアップされている。
- 2018年度、既に2タイトルでの挑戦が確定しており、獲得できなかった場合森下卓、木村一基の持つ6回に並ぶ。
- ニコ生解説として参加した叡王戦第1戦前夜祭では「どっちを応援しますか?」の質問に対し「どっちも応援しません!」と回答。
- そして福崎文吾に「とよぴー、正解!」と評価?された。
- なお、豊島は本戦1回戦で後に叡王となる高見泰地に敗れている。
- 2018年3月には順位戦(持ち時間6時間)、順位戦プレーオフ(持ち時間6時間)、王将戦番勝負(二日制:持ち時間8時間)の計7局を半月の間に行う一人耐久レースを繰り広げ、王将奪還、名人戦挑戦権獲得の双方を成し遂げることができなかった。
- 5回目となる2018年の棋聖戦で悲願の初タイトル。これにより「8タイトルを8人で分け合う」という状況になった。
- 2018年6月現在4回挑戦するもいまだにタイトルなし。
- 2018年に初タイトル獲得の際、地元・東海地方のメディアは羽生のタイトル通算100期達成でなく、むしろ阻止した豊島を応援。いわく「しょう様、羽生に勝つ」。
な行
永瀬拓矢
- 将棋に対するストイックな姿勢からついたあだ名が「軍曹」
- 「将棋は努力すれば努力するだけ強くなる」がモットー。
- 「1日10時間将棋の研究に費やせば強くなれる」との持論を持っている。
- 鈴木大介と指導対局を行うことが決まり、鈴木から複数の候補日を上げられたところ「全部お願いします」と返した。
- 佐々木勇気とは一時期毎週のごとく研究会を行っていた。
- 「将棋は努力すれば努力するだけ強くなる」がモットー。
- あるインタビューでの回答。
- Q:あなたにとって将棋とは?
- A:生きる目的をくれるもの。
- 勝利に対する貪欲さも人一倍。
- 不利とあらば先手番でも千日手を辞さない(むしろ常用する)
- 電王戦では相手ソフトのバグ(不成で誤動作する)を見抜き、実際にそのバグを突いた形で勝利。
- ただし、そのバグを使わなくても勝利できる手筋だった。
- いわゆる「将棋めし」に対しても一途。
- 対局時はスポーツドリンクを大量に持ち込む。
- 昼食は握り盛り合わせ(さび抜き)が定番。
- タイトル戦ではおやつや食事にバナナを必ずつける。
- 将棋年鑑のアンケートの質問項目で…
- Q:世の中で一番怖いものは何ですか?
- A:この世からバナナがなくなること。
- 将棋年鑑のアンケートの質問項目で…
中村太地
- ニックネームは「(新)東の王子」
- 阿久津正悦の結婚と王座タイトル獲得を期に継承されたとされている。
- 早稲田大学政治経済学部卒。
- 大学時代は論文で奨学金をもらうほど優秀な成績。
- 早稲田実業から進学しており、同級生に斎藤佑樹がいる。
- NHKのニュース番組でコメンテーターをつとめていたことがある。
- そしてコメンテーターとして羽生善治と対談している。
は行
橋本崇載
- はしもと たかのり
- NHK杯の対局の際「金髪のパンチパーマに紫色のワイシャツ」という斬新なファッションで話題をさらった。
- 奇抜な出で立ちは、ホストやヤンキーに喩えられることもあるが、人柄は見た目とは異なり、温和で礼儀正しく謙虚な時期もあった(過去形)。
- 「カメラ目線」が多かった事でも話題をさらった。
- 事前に何もやらなかった対局では、解説の渡辺明に「何か普通でしたね」と言われてしまう始末。
- 同じくNHK杯において、よせばいいのに羽生善治との対局前、佐藤紳哉のインタビューのパロディを完全コピーして披露。
- 「羽生さん?強いよね。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。だけどオイラ負けないよ」
- 「えー駒たっ・・・駒たちが躍動するオイラの将棋を皆さんに見せたいね」
- さすがに羽生善治を呼び捨てにはできなかった模様。
- 同じくNHK杯において、二歩の反則で負けたことがある。
- 現役のプロ棋士であるにもかかわらず、芸能事務所と契約してバラエティ番組などにも出演している。
- しかし将棋界では、将棋の普及にも熱心で有望な若手株……らしい。
- ただし自分が指さない手や流行の線型には無頓着で研究しない。
- 髪型をしょっちゅう変えることで知られており、髪型が変わる度にネット住民の間でネタにされている。
- 奇抜な髪型等をするようになったきっかけは、デパートでの将棋大会を見た女子高生が「眼鏡をかけたおたく風出場者が多い」と述べたことに対して「マジやべぇ」と危機感を抱いたこと。
- 将棋の普及に熱心なのは確からしく、SHOGI-BAR(将棋バー)という店を経営していたことがある(2017年5月28日閉店)。
- NHKの「将棋講座」に出演した際、「夏をイメージして」聞き手役の中村桃子が浴衣姿で出演したのに対し、橋本は浮き輪を持って出演。
- NHKも寛大になったものだ。
- 竜王戦において5連続昇級を果たしたが、全て昇級決定戦(敗者復活戦)での達成だった(別名:裏街道)。
畠山成幸
- はたけやま なるゆき
- 史上唯一の双子プロ棋士の兄。
- さらに四段昇段も同日。(三段リーグ二位通過)
- いくら双子とはいえ、一回に2名しか通過できない三段リーグで同時通過は異例中の異例。というか奇跡。
- さらに四段昇段も同日。(三段リーグ二位通過)
- 棋風は受け将棋。
- 棋界のダジャレ王豊川孝弘が駒が成るときに「畠山成る」と使う。
畠山鎮
- はたけやま まもる
- 史上唯一の双子プロ棋士の弟。
- さらに四段昇段も同日。(三段リーグ一位通過)
- 棋風は攻め将棋。
- 名前をもじって「マモルは攻める」と言われる。
- 奨励会幹事をやっていたころ、当時奨励会員だった糸谷哲郎を厳しく指導。現在も事あるごとに糸谷の名前を出す。
- 奨励会員の頃、連盟既定で将棋以外のアルバイトが禁止されているにも関わらず、コンビニ店員をしていたことがある。
- 辞めようと思ったが、やむにやまれぬ事情ができて、四段2ヶ月前まで勤務。
羽生善治
- デビュー当時はあまりの強さに「ハブにはマングースでなければ勝てない」と言われたほどだった。
- 当時は「ハブ対マングース」という動物同士の対決が見世物として流行していた。
- 書くまでもなく、動物虐待になるため、近年は全く行われていない。
- 動物の方の勝率はハブ3:7マングース。当然負けた方は死ぬ。
- 当時は「ハブ対マングース」という動物同士の対決が見世物として流行していた。
- 対局相手が悪手を指すと露骨に嫌そうな顔をする。された相手は負けを確信する。
- 並みの棋士なら喜ぶところである。
- 対局後の感想戦において、自らの負けパターンまで説明する。
- 「羽生は自分の勝ち負けでなく、将棋界全体の底上げを考えている」と言われる。
- 何気にイケメン。奥さんは元アイドルの畠田理恵。
- チェスでも日本はおろか世界トップレベルの実力を持ち、棋戦の合間を縫って海外で対戦していたりする。
- 寝癖で知られ、連盟の公式中継サイトでも「羽生の入室は8時52分、後頭部に見事な寝癖がついている。」と書かれたほど。[5]
- 携帯電話を持たず、代わりにテレフォンカードを持っている。
- 羽生善治は、棋士仲間でも特別な存在。
- 10歳の頃からのライバル・森内俊之は「同じ時代に将棋ができて良かった」。
- 悲劇の天才棋士・故村山聖は、もの凄い負けず嫌いで有名だったが、羽生に負けたときは「がんばって昇級してください」。
- また、上京する時には「羽生さんと一緒の空気を吸いたい」。
- 村山が亡くなる直前、仕事でたまたま広島(村山の地元)に来ていた羽生に、村山本人の強い希望で会いに行った。
- 渡辺明は「羽生がいなければもっとタイトルを獲れたのではないか?」との質問に対し
- 「3~4は。ただ羽生さんがいなければ(羽生の棋譜の)勉強ができないので」と答えている。
- 他にも羽生信者は棋界に多数いる。
- 子供の頃、巨人ファンであるにも関わらず、母親が「探しやすいから」という理由で広島東洋カープの帽子をかぶらされていた。
- それであちこちの少年将棋大会で連戦連勝したので、当時の通り名は「赤い帽子の少年」または「恐怖の赤ヘル」。
- 実は初めてタイトルを獲って以降、一度もタイトルホルダーから陥落したことがないらしい…?
- 毎年何らかのタイトルを獲っていると言えば聞こえはいいが、将棋界のギャラの半分を持っていくとも。
- 実は2か月ほど空白がある(竜王を失った1990年11月~棋王を獲得した91年3月)。
深浦康市
- 順位戦では不運続きなことで有名。
- 9勝1敗で頭ハネ食らうこと2回。
- A級で4勝5敗の成績を上げたのに頭ハネ食らってB級1組に降格したこと2回。
- タイトルホルダーなのに初めてB級1組に降格。
- これらの多くで命拾いをしたのが三浦弘行である。
- あだ名は「地球代表」
- 元々は2ch(当時)のスレで「将棋星人が侵攻して全てを将棋で決めるとなった場合、羽生と深浦どっちがふさわしいか(大意)」という羽生派の挑発文句だったのだが、2018年現在は「叡王戦で羽生、藤井聡太を撃破し、六者プレーオフを実現させた深浦こそが地球代表」という認識に代わってきた。
- 「タイトル戦の間は相手のことをずっと考えるので、恋愛に似ている」と発言したことから「恋愛流」と言われることもある。
- 棋界きってのサッカーファンで、将棋連盟サッカー部の初代部長。現在も弟子の佐々木大地らとともに活動している。
福崎文吾
- ふくさき ぶんご
- 「勝負師のオーラが微塵んも感じられない」と言われ、実際に一般人と間違われる事多数。
- 対局の時間になっても現れないので探したところ、入り口で見学者と勘違いしたガードマンに止められてロビーに座っていた。
- 将棋会館に入ろうとしたら、藤井聡太のグッズ販売の整理券を渡された。
- 関西将棋会館で奨励会員を相手に教師役で、持ち時間10秒の10秒将棋を指し「5、6、7、8、早く指さなー10やでー」「これで5番僕の勝ちね」などと騒いでいたところ……。
- 道場整理のアルバイトの学生に「お客さん、もうちょっと静かに将棋を指してください」と注意される。
- 福崎も福崎で、怒りもせず「うわあーごめんなさい」とその場をしのいで、アルバイトがいなくなるとまた騒ぐ
- 道場整理のアルバイトの学生に「お客さん、もうちょっと静かに将棋を指してください」と注意される。
- 名人戦の立会人として棋士の正装(和服姿)で来たにもかかわらず、大盤解説会場に入るときに係員に止められた。
- 奥さんに「クーラーを買ってきて」と頼まれ、何をどう間違ったのか、クーラーではなく、パソコンゲームを買ってきた。
- 最近もゲームのやりすぎでご飯を作ってもらえないことがある。
- なお、奥さんは元女流棋士で結婚当時は「棋士と結婚したのではなく、好きな人がたまたま棋士だったんです」と惚気ていたのだが…
- ゲームはゲーセン・ファミコンからスマホゲームまでSLG中心になんでもやっており、ついにはニコ生で若手棋士とゲームを語ったりDARK SOULSの実況をやるなど、ゲーマーとしての活動も盛んになっている。
- 最近もゲームのやりすぎでご飯を作ってもらえないことがある。
- 自転車に「モナリザ号」と名付けている。
- 研究会に来たにも関わらず、将棋を指さずに「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を1時間歌って帰る。
- 対局の時、自分の方が先手なのにいきなり考え始める。
- 意味不明だが「対局開始時のルーティーン(黙祷)ではないか?」と言われている。
- 谷川浩司が福崎の将棋を称して「彼と将棋を指すと感覚を破壊される」と発言したことがある。
- 変幻自在の指し手は「妖刀」と呼ばれることもある。
- 今でこそ「関西弁でしゃべるおもろいおっちゃん」だが、昔は盤外でも威圧感を漂わせていたらしい。
- 大盤解説では真っ当な手を指さず、二歩や王手放置などの反則手順の解説を行う。
- 二歩→「1秒で取ったら大丈夫」「三歩にしたら反則やない」
- 王手放置→「成ってもええんやけど、あえて成らないのが武士の情け」
- 場が温まってきたきたところでちゃんとした手を指し「僕もプロだからね!」というところまでがセットである。
- 新聞のインタビューに応じた際「ご自身の棋士人生についてお聞かせください」と聞かれて「これといってお話しするようなことはないんですよ。僕は棋士になれただけで満足で…。」と大真面目に回答。
- 当然記者は食い下がるが、さらに本人曰く「プロ棋士になるにはものすごいエネルギーが必要。だからプロになった時点でもう9割方満足、僕の半生はほぼ完結したんです。」とやはり本音だったらしい。
- タイトル獲得歴があり、段位も九段なのにA級に在位した事がない。
- 王座を獲得したものの、1期で羽生に奪われた。
- その後羽生は19連勝し、福崎は「前王座19連覇中」と言われ、本人もネタにした。
- 羽生から渡辺明がタイトルを奪った際には「名誉前々王座」の称号に。
藤井猛
- 5chでは絶大な人気を誇り、関連スレの数では羽生善治に匹敵する。
- 壮絶な逆転負けを喫することから5chでの通り名は「終盤のファンタジスタ」。
- 勝勢から劣勢に転じる一手のことは「ファンタ」と呼ばれる。
- 将棋の解説で「よくわかんない」「なんとなく気持ち悪い」といった、テキトーな発言を連発。
- 定跡講座の最後の締めの言葉で「自分独自の手を自由に指せば良い」。定跡講座なのに……。
- いわゆる「画伯」で、中学校の美術の時間にモデルにした女子生徒に泣かれた事がある。
- 藤井聡太とは、藤井猛の方が当然先輩であるにも関わらず、同姓であることから間違われるので「元祖藤井」を名乗っている。
- マイナビが実施した「好きな棋士ランキング」で、羽生に次いで2位を獲得[6]。
- ただし同率2位で菅井竜也がいる。
- 羽生世代の一人として上げられるが、プロ棋士になったのは羽生が竜王位を獲得した後。
- そのため振り飛車に特化し、当時主流だった居飛車穴熊を打破する戦略として「藤井システム」を開発。序盤戦に革命を起こした。
- それまで序盤戦は淡々と駒組をすすめ、時には棋士同士で雑談(盤外戦の一種)もあったという。
- そのため振り飛車に特化し、当時主流だった居飛車穴熊を打破する戦略として「藤井システム」を開発。序盤戦に革命を起こした。
ま行
牧野光則
- 四段昇段時に、昇段者が寄稿することになっている「将棋世界」誌に、なんと詩を寄稿。
- 通常は謝辞及び挨拶や将棋観について寄稿する人が多いが、それらには一切触れず。
- 300手越えの長手数の対局を二度も経験している。
- 2018年に中尾敏之と対局した時は負ければ引退に近づくという境遇の相手と戦後最長となる420手の末に持将棋(引き分け)となった。指し直し局では勝利。
- デビュー時と現在の容姿があまりにも違うため、ネットで「一体何があった?」と言われる。
増田康宏
- コンピューターでの棋譜研究の中で、将棋の常識に対し否定的な発言で物議をかもしている。
- 「矢倉は終わりました」と将棋の基本戦術の一つ矢倉囲いを否定。
- 「駒の使い方が難しい」のが理由。
- 近年は「終わったは言い過ぎでした」とトーンダウンしている。
- 「将棋初心者に勧める戦術」として「雁木囲い」と「角換わり」を推奨する。
- 「駒の使い方が難しい」のが理由。
- 「本音を言うことはないから」と感想戦も否定。
- 「矢倉は終わりました」と将棋の基本戦術の一つ矢倉囲いを否定。
- 高見泰地と外見が似ている。
- 二人並んでいるところを素で間違える女流棋士が存在するくらい似ている。
- 顔認識AIを用いて検証したところ、非常に高い同一性を示した。[7]
丸山忠久
- 棋士仲間との付き合いがほぼ研究会のみで私生活は謎に包まれている。
- 棋士仲間だけでなく、連盟職員もプライベートは知らないらしい。
- 中川大輔と一緒に200kmのサイクリングをする話をしたことがあるが、実現したかは不明。
- 棋士仲間だけでなく、連盟職員もプライベートは知らないらしい。
- 口数が少なく、駒を指すときも音を立てないので「音無流」と呼ばれる。
- 優勢になってからも勝ちを急がず、相手の手を殺す方針を貫く。
- 「激辛流」あるいは「友達を無くす戦い方」と言われる。
- しかし相手の攻めをつぶすことに徹するあまり「攻めれば勝てる」局面をみすみす見逃し、負けてしまう事も。
- 対局時の食事も謎に包まれており、朝食に「ふぐちり鍋」、夕食に「ステーキ」を注文したことがある。
- ちなみに対局時の夕食は、極度の緊張で軽いもので済ます棋士が多い。
- 対局中に頭頂部に「冷えピタ」を貼る。
- 3枚貼ったこともあり、観戦したファンから「丸山さんの冷えピタが気になって対局に集中できない」と言われた。
- 突如アイドルと結婚して周囲驚愕。
- 対局中の食事のメニューやおやつが固定しており、しかも健啖家(大食い)。
- 三浦弘行が将棋ソフトの不正使用疑惑を受けたとき、疑惑をかけられた4局のうちの2局で対局者だった。
- その疑惑を否定し「連盟の対応には賛同しかねる」。
- コンピュータの棋譜との一致率を根拠とされた事については「コンピューターに支配されるなんてまっぴらごめんだ」と一貫して疑惑を否定した。
三浦弘行
- お笑いコンビ・フットボールアワーの岩尾望に似ているというだけで、探偵!ナイトスクープの中で紹介されたことがある。
- 他人の結婚式に列席するも、ずっと詰将棋を解いていた。
- 空調の温度をめぐって加藤一二三と無言のバトル。両者とも一手ごとに温度を上げ下げ。
- とにかく寒がりで、冬場の対局ではセーターとひざ掛けが必需品。
- 冬の対局で、既にストーブが入っていたにも関わらず、もう一台ストーブを入れるように依頼し、相手に「暑い」と言われて下げられたことがある。
- この時の対戦相手も加藤一二三。温度がらみでこの二者の相性は良くない。
- 冬の対局で、既にストーブが入っていたにも関わらず、もう一台ストーブを入れるように依頼し、相手に「暑い」と言われて下げられたことがある。
- とにかく寒がりで、冬場の対局ではセーターとひざ掛けが必需品。
- 対局時にはお湯の入った魔法瓶とインスタントコーヒーを持参し、将棋会館の湯飲みでコーヒーを入れて飲む。
- 対局の時に巾着袋からゼナを取り出し、対局相手を笑わせた。ちなみに相手は羽生善治。
- 解説者の仕事で、解説することを忘れて自分の世界に浸ってしまう。
- タイトル獲得は棋聖1期だけだが、当時7冠独占だった羽生善治から奪取したものである。
宮田敦史
- ドラえもんに関する造詣が深く、同じくドラえもん通を自称する瀬川晶司と「ドラえもんクイズ対決」を行った事がある。
- 「太鼓の達人」の達人で、行きつけの店(もちろんゲーセン)ではマスターと呼ばれる。
- 詰将棋を説く能力に優れ、詰将棋解答選手権に5回優勝している(2018年現在)
森内俊之
- 羽生世代で「羽生キラー」と呼ばれる羽生の最大のライバル。
- 名人位をとったのは羽生より後だが、永世名人は先に取っている。
- クイズが趣味。
- それが半端でなく、テレビのクイズ番組で優勝したことがある。
- 賞品は「フランス旅行」だったが、名人戦の日程と重なっていて行けなかった。
- 出演前には効率的なパネルの取り方について、羽生、佐藤康光を巻き込んで研究した。
- 大学の学祭のクイズ研の大会に一版客として参加。ちゃっかり準優勝してママチャリをゲット。
- それが半端でなく、テレビのクイズ番組で優勝したことがある。
- バックギャモンの世界大会に出場し、4位の記録を残している。
- 好物はカレー。
- ファンと一緒にカレーを食べるイベントが企画されたことがある。
- タイトル戦2日目の昼食は必ずカレーを注文する。
- 自分が好きと言うこともあるが「カレーにはずれはない」ことも理由。
- なお、佐藤天彦もこのパターンを踏襲している。
- 実は母方の祖父も棋士。
- しかし誕生前に亡くなっている。
やらわ行
屋敷伸之
- 史上最年少、かつ四段昇段から史上最速でタイトルを獲得した。
- 獲得したのは棋聖。当時棋聖戦は年2期制で、半年前にも挑戦したが敗れている。
- C級2組は1期抜けしたが、C級1組から14年間上がれなかったため「七不思議」に数えられていた。
- A級昇格したのは2011年3月11日(東日本大震災の日)。単なる偶然なのか?
- 「直接対決で勝ったほうが昇級」という一番の最中に地震発生。
- A級昇格したのは2011年3月11日(東日本大震災の日)。単なる偶然なのか?
- 趣味は競艇。
- ボートレース選手会の外部理事まで務めた。
- 「忍者屋敷」の二つ名を持つ変幻自在の天才肌。
- かつては「将棋の研究は(競艇検討のために買う)スポーツ新聞の詰将棋を解くだけ」と豪語していた。
山崎隆之
- 西の名門と言われる森信雄門下で、村山聖同様師匠の下で中学時代を過ごした。
- しかし、山崎の「将棋しか考えていない態度」に森がキレ(阪神大震災で他の弟子が亡くなっている)、その後は広島に戻ることになった。
- 実はこの話には、さらに事情があって……。
- 震災で森の自宅自体が被害を受けて住めなくなった。
- 亡くなった弟子は、森が福岡から神戸に呼び寄せて被災したため、森が後悔していた。
- 実はこの話には、さらに事情があって……。
- しかし、山崎の「将棋しか考えていない態度」に森がキレ(阪神大震災で他の弟子が亡くなっている)、その後は広島に戻ることになった。
- 名人戦のテレビ中継で聞き手の矢内恵理子に「次がこの手でなかったら、矢内さんのこと諦めます」と告白した
- 後に矢内が結婚した際、タイトル戦の前夜祭で「諦めます!」と花束を渡した。
渡辺明
- ニックネームが「魔太郎」。由来は藤子不二夫Aの漫画「魔太郎がくる!!」の主人公から。
- ちなみに本人公認。
- 大の馬好き。
- 「自分にも周囲の人にも厳しいが、馬にはひたすら優しい」と言われる。
- 将来の夢は「馬主になること」。
- きっかけは「ダビスタ」で、本物の馬にも興味を持つようになったことから。
- 小学生の頃、毎日曜、コンビニで競馬新聞を買っていた。
- そのコンビニの店員からは「お父さんのお使い?えらいね~」と言われた。
- 小学生の頃、毎日曜、コンビニで競馬新聞を買っていた。
- 現在の活躍の割に奨励会時代が長かったが、理由は「ダビスタ」と「パワプロ」に熱中しすぎたから。
- 奨励会2級で足踏みしたが、本人は「マスコミに天才だと言われてマナーや態度を気にしなくなったから」と分析している。
- プロ棋士の書いた本に「棋士に必要なのは、勉強・マナー・才能だ」に書いてあったのを見て、再度マナーや態度に気を付けるようになった結果、再び勝ちだしたらしい。
- 虫が大の苦手。
- 虫に出くわすと第一人者の威厳は微塵もなくなるという。
- 「地震、雷、虫、奥さんの中で最も怖い順番は?また対局に影響はありますか?」と聞かれて「虫 > 地震 > 雷 > 奥さん」。「虫は対局に影響がでる」らしい。
- 将棋界屈指のリア充で、19歳で結婚して20歳の時に子供ができた。
- デキ婚で奥さんは4歳年上。これは奥さんの玉の輿狙いかも。
- 結婚式、新婚旅行、婚約指輪、結婚指輪全部なし。若いのに入籍のみの超ジミ婚。
- おまけに結婚記念日(入籍日)が2月29日なので、結婚記念日は4年に1度しか来ない。
- ちなみにこれは偶然ではなく「結婚記念日を祝うのがめんどくさいから」。
- 奥さんは後に旧姓名の伊奈めぐみ名義で漫画家デビュー。作品は「将棋の渡辺くん」。
- タイトルからわかるように、ネタは他ならぬ渡辺明。
- 内容はフィクションでなく、全て実話。他の棋士のエピソードも満載。
- その中で「(賞金が高い)竜王戦に賭けている」と疑われているが、渡辺明本人は否定している。
- 奥さんの絵では顔のパーツが極端に下に偏って描かれる。
- この漫画を読んでから、改めて渡辺明の写真を見ると「漫画よりパーツがまともじゃん」と思えてくる。
- ちなみに最もデフォルメされた絵では、将棋の駒の形にメガネだけ。
- タイトルからわかるように、ネタは他ならぬ渡辺明。
- 奥さんいわく「担当さんの方が絵が上手い」。担当さんの絵は単行本3巻のおまけで見られる。
- 奥さんの兄はプロ棋士の伊奈祐介、その妻(義姉)は囲碁棋士の佃亜紀子。
- 奥さんも面白い人で、NHKの「リソウの夫婦」への出演依頼があった際「うちは理想の夫婦ではないから」と断ろうとした。
- 結局「リソウの夫婦」には出演。
- 奥さんはブログで「結婚を、旦那は惰性、私は妥協だと思っています。」
- ところで巻末にある「※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・出来事などとは、一切関係ありません。」は何かのギャグか?
- 当の奥さんが「95%は本当」と言っているのだが。
- 創作を加えようとすると、渡辺本人から「僕はそんな事してない。言ってない。」とダメ出しされるらしい。
- 当の奥さんが「95%は本当」と言っているのだが。
- デキ婚で奥さんは4歳年上。これは奥さんの玉の輿狙いかも。
- ニコ生の将棋の中継にこっそりコメントで参加し、自らが予測した手を解説者に否定されると、ムキになってその先の手を延々とコメントする。
- 蔵書は漫画が1200冊以上。一方で将棋関係の本は数えるほどしか持ってない。
- 「人生の半分は漫画で学んだ」とは本人の弁。
- 世界の事は「キャプテン翼」で、国内の事は桃鉄で学んだらしい。
- 将棋の研究は、基本的にパソコンとネットで行っている。
- 「人生の半分は漫画で学んだ」とは本人の弁。
- 徹底した合理主義者
- 感覚派でなく、理論派で、対局の前には最近の流行や、相手の棋譜を徹底的に研究する。
- 小学生の時「順調にいけば中学3年でプロになれるが、高校受験と重なって大変だから」と自ら考えて中高一貫校に進学。
- 藤井聡太も同じような理由で中高一貫校に進んでいるが、これは藤井自身でなく、両親が考えたもの。
- 中高一貫校出身の将棋棋士はかなり多い。
- ちなみに兄弟子の宮田敦史と同じ学校を選んでいる。
- 藤井聡太も同じような理由で中高一貫校に進んでいるが、これは藤井自身でなく、両親が考えたもの。
- 対局室に持ち込む時計は、腕時計でも懐中時計でもなく、デジタル電波時計。正確なのが気に入っているとか。
- 対局の時は頻繁に靴の着脱を行うので、サイズが大きい靴を買う。
- で靴売り場の店員とサイズを巡って毎回バトルを行っている。
- 最も力が入る対戦は準決勝。理由は「準決勝に勝てば(決勝に負けても)名前が残るし賞金もでる」から。
- 漫画家との対談があるときには数日掛けてその漫画家の作品を読んで「予習」する。
- 「対局中はおやつ位しか楽しみがない」と発言。
- しかし食べにくかったり、着物が汚れるものは注文せず、かつ味がわかっているものを注文する。
- 味がわかっているものを注文する理由は「期待して外れると対局に影響するから」。
- 佐藤康光との対局の際、おやつを運んできた仲居さんが、おやつを逆においてしまって大変な事に(おやつ取り違え事件)。
- 佐藤の方は特に気にすることもなく、渡辺が注文したモンブランを食べたという。
- 第30期竜王戦でも羽生善治との対局でおやつを取り違える事があったが、その際は主催側が気づいて後から正しいものを持ってきた。
- 先に運ばれたものは、両者おかしいと思いつつ食べてしまった。
- しかし食べにくかったり、着物が汚れるものは注文せず、かつ味がわかっているものを注文する。
- 将棋ファンなら誰でも知っているが、一般の知名度は決して高くない。
- 新幹線の移動などで将棋ファンからサインや写真をねだられるが……。
- それを見た将棋ファンでない人たちは「芸能人がいるらしい」「佐野史郎似の人?」という反応。つまりわかってもらえない。
- 犬のぬいぐるみが好きで、自宅に100個以上持っている。
- 個々のぬいぐるみに名前とキャラを付け、自分で声まであてる徹底ぶり。
- それを知るファンから「スケートの羽生結弦選手のように、対局室に持って行かないんですか?」と聞かれて「汚れるから外には持っていかない」。
- 一方、本物の犬は苦手。
- 嫌いな理由は、子供の頃、犬に追いかけられて靴を持っていかれたから。
- 棋士アンケートで「好きな動物」の欄に「犬のぬいぐるみ」と書こうとして奥さんに全力で止められ、結局強制的に「犬」に訂正された。
- 本物の犬が苦手なのに「犬」と「犬のぬいぐるみ」の区別は怪しい。
- 現在の奥さんと付き合っていた頃、渡辺が「犬を飼っている」と言ったが、それは「犬のぬいぐるみ」だった。
- 同じくファンに「対局の朝、奥さんがぬいぐるみを持って家出したらどうしますか?」と聞かれて「仕方がないので対局に行き、そのあとぬいぐるみだけでも取り戻しに行きます」。
- つまり優先順位は、対局 >> ぬいぐるみ > 奥さん。
- 自宅の洗濯機が壊れた時、奥さんと共に家電量販店に行き、機種の選定で悩んでいたが…。
- 店員に「この機種はぬいぐるみも洗えます」と言われて即決。
- 服には全く無頓着で自分で買ったことがなく、渡辺が20歳の時、それを聞いた中川大輔に「100万円持って新宿に来い」と呼び出され、スーツやカバンなど一式まとめて購入させられた。
- 衣類系は一人で買い物に行けない。本人曰く「若者が多くて騒がしいところは苦手」。これを自分が20歳の頃から言っていたらしい。
- 自分がかけているメガネのブランドを知らず、ネットでファンに教えてもらった。
- 中学生の頃、将棋の対局で足の肉離れを起こしたことがある。
- 高校の運動会では、徒競走で腕がつった。
- 渡辺明の両親は穏やかで、渡辺いわく「叱られた事がない」「将棋も褒めて伸ばすタイプだった」。
- が、渡辺自身は将棋で自分の息子に強くあたってしまい、息子さんは将棋嫌いに。
- 息子さんがサッカーをしており、保護者には持ち回りで世話役が回ってくるため、サッカー公式審判員4級の資格を持っている。
- 審判の道具はレンタル可だが、渡辺にしては珍しく、自分で一式購入。
- 2017年に更新を忘れて失効。
- 竜王戦の防衛戦で3連敗の後4連勝で勝ち「3連敗の後4連勝で勝った棋士はいない」という七不思議を達成して消した。この時の相手は羽生善治。
- さらに「勝った方が初代永世竜王」のかかった一戦でもあった。
- 羽生善治を強く意識している。
- 自宅近所の公園で羽生の声が聞こえたので「え?こんな所に羽生さん!」と驚いたら羽生が声をあてたゲームを子供がプレイしていた。
- タイトル獲得通算20期達成を祝われたが「5倍の人(羽生)もいるので」と発言
- モーニング娘。のファンで、特に石川梨華推しだった。
- 「若者が多くて騒がしいところは苦手」の割にコンサートには行けたらしい。
- 正月には、奥さんと兄・義姉の4人で大富豪をするのが恒例。
- 4日で297回するとか。
- 同じ棋士の伊奈祐介とは大富豪の感想戦もする。
渡辺正和
- アマチュア棋戦で優勝後、「初段編入試験」で奨励会入りした今のところ唯一の人物。
- 奥さんは21歳年上の競技かるた永世クイーン。結婚の際に苗字を吉田から改姓した。
- テレビ番組でも取り上げられたことがある。
退役棋士
女流棋士
- 現役・引退を問わない。ただし数が増えたら分離検討
安食総子
- あじき ふさこ
- ニコ生やAbemaTVでの聞き手によく出てくる。
- ほんわかした雰囲気とアニメ声に定評がある。
- かつては「妖精を見たことがある」など不思議ちゃん発言を繰り返していた。
飯野愛
- 父は元棋士の飯野健二。
- 女流棋士になることを決意したのは17歳の時。
- 父親と一緒に仕事をしたいというのが動機の一つであった。
- 基本12時間睡眠しないといけない体質。
- 用事などがない日は午前中ずっと寝ている。
- 夕方まで起きてこないので、姪が心配して部屋までやってきたことがある。
伊奈川愛菓
- いながわ まなか
- 医師免許を持つ女流棋士。
- 大学時代は医学部の勉強や国家試験でほとんど対局できず、「隠れキャラ」と呼ばれていた。
- 名前が知られるようになったのは棋戦ではなく、ニコ生の人狼ゲーム企画。
- 羽生善治の大ファンで、ニコ生で共演した際には緊張のあまり話ができない状態になっていた。
香川愛生
- かがわ まなお
- 15歳で女流棋士となった。
- 高校生の頃はメガネにショートカットだったが、立命館大学入学後にイメチェン。
- 雑誌グラビアなどでは「将棋界のまゆゆ」と呼ばれる。
- しかし、ニックネームは「番長」
- 女流王将を2期獲得。
- 2期目の防衛戦2局目と3局目の間に、竜王戦第1局をハワイで行う糸谷哲郎を応援するために他の関西所属棋士とともにハワイへ向かった。
- 日本周辺では台風が猛威を振るっており帰国が危ぶまれたが、無事第3局に間に合い、防衛を果たした。
- 2期目の防衛戦2局目と3局目の間に、竜王戦第1局をハワイで行う糸谷哲郎を応援するために他の関西所属棋士とともにハワイへ向かった。
- 上記のようなこともあり、糸谷哲郎とコンビ扱いされることが多い。
- そのトークは「番長と徒弟」「夫婦漫才」と呼ばれる。
- サービス精神も旺盛。
- 「りゅうおうのおしごと!」の空銀子のコスプレで話題をさらった[9]。
- しかも依頼されたわけでなく、完全プライベート。
- 原作者の白鳥士郎は喜び、自らもなぜか意味不明なコスプレで返した。
カロリーナ・ステチェンスカ
- 男女通じて日本将棋連盟初の外国人プロ棋士。ポーランド人。
- 漫画のNARUTO-ナルト-の中で、将棋がチェスと違って取った駒を使えるのを不思議に思って将棋に興味を持った。
- 将棋の対局はネット、道具は自作した。
- 研修会には一度落ちたが、2度目の挑戦でめでたく入会。その後来日(2013年)
竹部さゆり
- 奨励会時代は矢内恵理子、千葉涼子と三人で「奨励会三人娘」と呼ばれていた。
- 一時期丸刈りにしており、他の棋士から恐れられていた。
- 渡辺明の奨励会入会試験で試験官として対局し、お互い超早指しで10分で投了。当時の奨励会幹事の棋士から大目玉を食らった。
- 男性含めた棋士の中でも毒舌ぶりはトップクラス。
- 矢内恵理子がtwitterで「眠いです」と書いていたのに対し、「永眠してください」とリプライ。
- アウトデラックスに出演した際に「これでも三倍に薄めている」と発言。
- 炎上を「ネットキャンプファイアー」と発言。
- 「男性に求めるものは?」の質問に対し「ATMの機能」と回答。
- 竹俣紅とコラボ色紙を作成するイベントで「殺」と書いて渡す。
- それに対し「菌」と返す竹俣紅もさすがだと思う。
- ブログで「売られたケンカは高値で買い取り」と発言。
- ニコ生スタッフのことを「竹部さゆり処理班のみなさん」と発言。
- AbemaTVで聞き手をするときは、メガネをかけて毒舌を若干封印している模様。
- 矢内恵理子がtwitterで「眠いです」と書いていたのに対し、「永眠してください」とリプライ。
- 電王戦のイベントをやっていたニコファーレに一般客として参加していたところ…
- 取材に来ていたマスコミ各社からインタビューされる。
- 抽選会で景品が当たる。
- 以上、すべて関係者ということでお断りすることとなった。
竹俣紅
- たけまた べに
- 女流の中でも下位段者(女流初段)ながら、メディアへの露出が多く、知名度が高い。
- 芸能プロダクションと契約している。
- 早稲田大学に通う、現役のJD(2018年現在)。
- 東大文IIIも受験したが落ちた。
- 趣味が盆栽。
- 「盆栽世界」の連載も持っている。
長谷川優貴
- 藤井聡太もかすむスピード昇段の持ち主。
- アマチュア時代にマイナビ女子オープンで本戦入りしていたため、女流2級でプロ入り。
- 初対局(マイナビ女子オープン)で持将棋(引き分け再対局)で勝利し、ベスト4入り(女流初段昇段)。
- そのまま挑戦者になり女流二段に昇段。
- この間わずか4戦(全勝)
- さすがにタイトル奪取はならなかった。
林葉直子
- 女流棋士の認知度を高めた功労者。アイドル女流棋士の先駆け。
- 小学生でプロ棋士(米長邦雄)に内弟子入りし、中学生で女流王将を奪取して話題を呼んだ。
- その後女流王将で10連覇。女流では無敵の強さを誇った。
- 男性プロ棋士との対局で、おそらく最初に勝ったのもこの人(非公式戦)。
- 対局時の服装はセーラー服で、これも話題をさらった理由の一つ。
- プロ棋士と不倫した挙句、関係が悪化すると、その相手からストーカー行為を受け、さらに相手から「不倫の事実をマスコミにばらす」と脅迫を受けた。
- その相手は永世名人位まで獲得した第一人者。詳しくはネットで。
- 親も親で生活を、娘の林葉の収入に頼る状態になっていたため、精神的に追い詰められて奇行に走るようになり「プッツン棋士」とまで言われた。
- リアル雛鶴あい。
- むしろ空銀子では。
- というか色々混ざってるんだと思う。続きは「りゅうおうのおしごと!ファン」にて。
- むしろ空銀子では。
藤田綾
- 小学生で女流棋士になった。
- 11歳6か月でのデビューは現在でも破られていない。
- やはりセンスはすごいものがあり、時に誰も気づかない詰み筋を発見して驚かされることがある
- これだけデビューが早いと昇段も早いのが通例だが、そうではなかった。
- 初段までは順調に昇段したものの、そこで伸び悩み二段に昇段したのは初段昇段から15年後。
- ちなみに初段から二段に昇段するには公式棋戦で60勝上げる必要がある。
- 初段までは順調に昇段したものの、そこで伸び悩み二段に昇段したのは初段昇段から15年後。
- スプラトゥーンのマニアであることを公言しており、棋戦勝利の翌日「自分へのご褒美」ということで、スプラトゥーン三昧な一日を過ごしたことがある。
- AbemaTVの一日紹介のコーナーで取り上げられ、twitterのトレンドになった。
- 挙句にニコ生でスプラトゥーンのゲーム実況が企画された。
- 棋界きっての「画伯」としても有名で、ニコ生では専用のスケッチブックが用意されている。
山口恵梨子
- ニックネームは「攻める大和撫子」
- 攻め将棋の多い女流棋士でも特に攻めに特化した棋風に定評がある。
- 攻めすぎて王手飛車取りの手筋を踏んでしまうことが多く、ニコ生では王手飛車取りのことを「山口定跡」と呼ぶ。
- 聞き手としても解説を攻めまくる。
- 同じく攻めまくる木村一基とのコンビは一つの芸となっている。
アマチュア棋士
小池重明
- こいけ じゅうめい
- 人生がそのままドラマか映画にできそうな波乱万丈の人生を歩んだ伝説の天才棋士(真剣師<賭け将棋師>)。
- 執筆時点(2018年6月)で映画やドラマにはなっていないが、小池の事は何度か書籍化されている。
- 真剣師はプロと言えなくもないが、この項目でのプロ棋士の定義は「将棋連盟が認めたプロ棋士」なのでアマチュア棋士に入れる。
- まず両親からしてすごい。
- 父親 - 定職は持たず、傷痍軍人のふりをして街頭で物乞いし、その金で博打を打っていた。
- その父親から「男なら博打の一つも憶えておけ」と言われ、博打の一つとして将棋を始める。
- 母親 - 娼婦。しかも「職場」は自宅。
- 旦那には内緒で行っており、小池は見張り役で、見張り料を母親からもらっていた。
- 父親 - 定職は持たず、傷痍軍人のふりをして街頭で物乞いし、その金で博打を打っていた。
- 「将棋で生計を立てたい」と高校を中退して名古屋から上京。
- 当初はまっとうにプロ棋士を目指していた。
- 上野にある将棋センターの住み込み従業員として働きながら、プロ棋士になるために将棋の腕を磨く。
- 22歳の頃にプロを目指して松田茂役に弟子入り。
- ここら辺まではギリギリまともなのだが……。
- 素行が悪化。
- 夜遊びを覚え、キャバレーのホステスに入れあげた挙句、勤務先の金を着服して解雇されると同時に松田にも破門を食らう。
- 一旦名古屋に戻る。
- プロ棋士をあきらめた小池は名古屋に戻り、葬祭業を営む会社にアルバイトとして勤務。
- この頃結婚。
- 相手は14歳年上の未亡人。
- この頃結婚。
- プロ棋士をあきらめた小池は名古屋に戻り、葬祭業を営む会社にアルバイトとして勤務。
- 再上京、真剣師へ。
- トラック運転手として運送会社に勤務、真面目に勤める。
- 初めてもうけた子供が出産後数日で亡くなり、その精神的ショックから会社を辞めて賭け将棋にのめりこむように。
- 新宿の将棋道場で、賭け将棋で連戦連勝、間もなくして「新宿の殺し屋」の異名を持つ凄腕の真剣師となる。
- 「日本一の真剣師」の座を賭けて、当時日本最強の真剣師と評されていた大阪の加賀敬治と対戦して2日間で7勝7敗と譲らず、加賀に「もう一度やったら勝てる自信がない」と言わせた。
- この戦いは、通天閣の将棋道場で行われたため「通天閣の死闘」と呼ばれる。
- しかし家庭を顧みなかったため、私生活では夫人と離婚、酒におぼれるすさんだ生活を送るようになる。
- アマチュア将棋界へ。
- 知人から「賭け将棋ではないが、勝てば賞金が出る」と言われてアマチュア大会に出場、
- 1980年から2年連続アマ名人のタイトルを獲得。
- この時、記録員として当時小学生の羽生善治が観ていた。いわく「生き様と同じで将棋も型破り。でも強かった。」
- 小池の将棋は一見デタラメだったが、序盤で相手に攻めるだけ攻めさせて持ち時間を遣わせ、早指しに持ち込んで相手のミスを誘う、というものだった。
- もちろんその序盤の攻めを受けきれなければ負けるので、強いのは確かだった模様。
- しかしまたもキャバレーの女に入れあげて横領事件を起こす。
- この時、記録員として当時小学生の羽生善治が観ていた。いわく「生き様と同じで将棋も型破り。でも強かった。」
- プロとの対局でも好成績を挙げて、プロ編入の話が出るようになる。
- プロ棋士編入申請却下。
- 皮肉な事に有名になったために、過去の女性関係や、横領などの行為が問題視され、編入の話は将棋連盟から却下された。
- プロ入りを熱望していた小池は大きなショックを受け、およそ2年の間将棋界から身を退き、肉体労働などで生計を立てていた。
- さらに皮肉な事に、真剣師としては有名になりすぎたために、相手がおらず、かつ小池が現れると借金取りやヤ◯ザが押し掛けてくるために、道場によっては出禁となった。